姫「私はあなたが欲しい」(1000)
戦士「えっ、俺?」
勇者「!?」
姫「そう、あなたよ。あなたが勇者なのでしょう?」
勇者「いや、勇者は俺…」
戦士「はい!俺こそが勇者です!」
勇者「!?」
っていうのを風邪引いた俺の代わりに書いてくれないかなーって
姫「なんて強靭な肉体なのでしょう、美しいですわ……」
戦士「そうでしょう?はっはっはっ」
勇者「……」
姫「さて……私は、これから勇者様と二人きりで、ゆっくりとお話がしたいのです」
勇者「……あ、はい」
姫「申し訳ありませんが
勇者「はい、出ますはい」ガチャ
バタン
勇者(戦士め…)
回想
王様『お前が勇者か』
勇者『はい』
王様『モンスターがなんたらかんたら、国を救ってくれたら我が娘を嫁にやろう』
戦士『!!』
勇者『あ、あの美しい姫様を…?』
王様『そうだ、姫は強い男が好きでなんたらかんたら……というわけで頼んだぞ!』
勇者『は
戦士『はい!任せてください!』
勇者『!?』
勇者「思えば、あいつはあの時から姫様を狙って……」
勇者「くそっ!やっぱりあんな奴仲間にするんじゃなかった……」
姫『勇者様、素敵ですわ……』
戦士『はっはっはっ』
勇者「……見てろよ、絶対お前から姫様を奪ってやるからな!」
兵士A「あいつ、姫様の部屋の前で何独り言言ってんだ?」
兵士B「さ、さあ……勇者の仲間だし、追い返すのもなあ……」
「た、大変だー!モンスターが来たぞー!」
勇者「えっ!?も、モンスターだって!?」
勇者(巣も潰して、壊滅させたはずなのに……逃げていた奴らが逆襲しに来たか?)
勇者「……いい機会だ、一番強そうな奴を倒して姫様をあいつから奪ってやる!」
街の入口とかそのへん
モンスター「ギャー」ザシュ
騎士A「くっ……!数が多い…」
騎士B「モンスターは勇者がどうにかしたんじゃないのかよ、クソッ!」
騎士A「おい、お前!後ろッ!」
モンスター「オギャ」
騎士B「えっ……う、うわっ……」
ザシュ
騎士団長「無駄口を叩いている暇があるなら戦わんか!」
騎士A「だ、団長!」
騎士B「……」ガクガク
勇者(お、街の騎士団か……押されてるな……)
騎士団長「私はこいつらの大本を倒しに行く!ここは頼んだぞ!」
勇者「!!」
騎士A「は、はい!」
騎士B「で、でも、さすがに団長でも……」
騎士団長「いつまでもあんな勇者なんかに頼っていられるか!騎士団の誇りにかけて、なんたらかんたら」タタタ…
騎士B「団長…」
勇者(させるか!あいつらのボスは俺のもんだ!)タタッ
騎士団長「はっ!」ヒュッ
モンスター「オアー」ザシュ
勇者「どけオラ!」ブンブン
ズバズババ
モンスターたち「ギャース」
勇者(くっ……!早いな、あいつ……)
勇者(いや、早いっていうか)
モンスターたち「ギョギョギョー」わらわら
勇者(何で俺に敵が集中してるんだ?まさか、あの時顔を覚えられたのか……)
勇者「あぁ、くそっ!邪魔だっつの!」ブゥン
モンスター「ギョエー」ズバッ
で、色々あって
ボス「あんぎゃー」
ガキン!
騎士団長「くっ、強い…」
ボス「ぐおおお」ヒュッ
騎士団長「!! し、しまっ
ドゴッ
騎士団長「う゛っ!」ドシャッ
ボス「ぎょあー」ズンズン
騎士団長「う、うぅ……」
勇者(やっとの思いで来たら、あの団長っぽい人がやられかけていた)
勇者(んで、あれがボスか……あれを倒せば!)
ボス「があああ」ズンズン
騎士団長「くっ、くそっ……ここまでか……」
ザッ
勇者「オラッ!!」ブゥン
ズバシュ
ボス「!?」
騎士団長「!?」
勇者「ほッ!!」ブゥン
ボス「ギャアアアア!」ザシュウ
ドスン…
勇者「よっしゃ!勝った!」
勇者(これで姫様は俺のもんだ!)
騎士団長「……す、凄い…」
騎士団長「……」
騎士団長(あの、私を助けるように颯爽と参上した様……)
勇者「あぁ、あんた、大丈夫か?」
騎士団長(そして、あの巨大なモンスターを秒殺する強さ……)
勇者「おい、団長さん」
騎士団長(まるで……白馬の王子様……!馬に乗ってないけど)
勇者「……?」
ガシッ!
勇者「なッ!?」
騎士団長「け、けけけけけけけ!!けけけけけけけけ!!」
勇者「う、うわァー!!」
街への帰り道
騎士団長「そ、その……助太刀、感謝する……」
勇者「いや、別に」
勇者(助けた訳じゃないし)
騎士団長「貴方がいなければ、私は……」
勇者「ああはいはい、ところでその頭のでっかいの取らないの?暑いだろ?」
勇者(甲冑なんて、見てるだけでむさ苦しいぞ…)
騎士団長「えっ?あ、あぁ、そうだな……」カポッ
勇者「!?」
騎士団長「ふぅ……」
勇者(甲冑のせいで声が篭ってて分からなかったけど……こいつ、女だったのか!?)
勇者(しかも、姫様までは行かないけど……なかなか美人……)
勇者(でも、俺は姫様一筋だ!姫様の為なら何の其の!こんな女に揺らぐ俺じゃない!)
騎士団長「あ、と、ところで……」
勇者「え……な、何だ?」
勇者(とか言いつつ、早速意識してる俺って……)
騎士団長「その……貴方は、一体……?」
勇者「俺?」
騎士団長「はい!あの強さは、並大抵の人間じゃない…!ぜ、是非、貴方の名前を聞きたい!」
勇者「え、えーと……俺は、勇者って言うんだ…」
騎士団長「……え?勇者?」
勇者「ああ、勇者」
騎士団長「……あの、姫様に釣られてモンスター退治に行った?」
勇者「うん、そう……ってえっ!?」
勇者(俺らってそういう風になってたの!?)
騎士団長「……そうか、勇者か……そうか」
勇者「い、いや、姫様に釣られたっていうのは違うぞ!?」
勇者(って何弁明してんだよ俺!)
勇者「あれは、王様が提案した事で……それに今姫様は
騎士団長「もういい、聞いて損をした」
勇者「うっ……」
騎士団長(せっかく運命の人に出会えたと思ったのに、あんな女たらしだとは……くっ)
勇者(ま、まあいいさ……俺には街に帰ったら姫様がいるんだからな!)
そして街の入口とかそのへんのあたり
騎士A「モンスターが逃げたぞー!さすが勇者様だー!!」
騎士B「あんな数の敵を相手に、無傷だなんて!」
騎士C「おかげで街は救われました!ありがとうございます!」
姫「凄いです!凄いですわ、勇者様!」
戦士「はっはっはっ、こんな奴ら大したことありませんよ!」
姫「あぁ……なんと素敵な方なんでしょう……」
勇者(……ボスを倒して、有利にしたのは俺なのに…)
勇者「はぁ……でも、まだ諦めないぞ!」
騎士団長(あれは、姫様……?どうして姫様がこんな所に?それに、隣の大男は一体…?)
騎士A「あ、団長!ご無事でしたか!」
騎士団長「あ、あぁ……何とかな」
騎士B「その様子だと、大本は倒したようですね!流石です!」
騎士団長「あ、あぁ」
騎士C「ところで、さっきまで隣にいた薄汚れた男は誰ですか?」
騎士団長「……勇者だ」
騎士C「え?勇者?」
騎士B「勇者様なら、ずっとここで戦ってましたが…」
騎士団長「え?」
勇者(……またモンスターが街を襲って来るかもしれないから、城で待機しろ、か……)
勇者(『勇者の仲間』ってことで、城で最高の部屋に通されて、最高の食事が出されることになったけど……)
勇者(あいつは今頃、姫様と仲良くやってんだろうな……)
勇者「くそっ……!」
勇者(いっそあいつを殺……いやいや、そんな事したら姫様と一緒に居られなくなる…)
勇者(一体、どうすれば……)
一方その頃
姫「美味しいですわね、勇者様」
戦士「はっはっはっ、そうですね!」
姫「ところで、勇者様?」
戦士「はい、なんでしょう?」
姫「あなたの仲間の……あの薄汚い男は、モンスターが来ていた時に何をしていたのでしょうか?」
戦士「……えっ?」
姫「勇者様があんなにも戦っていたというのに、あの男は何をしていたのでしょうか?」
戦士「さ、さぁ……俺にも、さっぱりです」
戦士(俺が街の入口に来たとき、あいつは……)
そして、数日後
勇者(待遇は良くはあるけど……)
勇者(いつまでこんな所に閉じ込めておくつもりだよ……!)
勇者(何とかして、外に出られないもんかな……あ、そうだ)
ガチャッ
勇者「ねぇ、兵士さん」
兵士C「はっ、何でしょうか」
勇者「王様か姫様に、ここから外出出来るようにって言ってくれない?退屈なんだけ
兵士C「申し訳ございませんが、ここから一歩も出さぬように言われておりますので」
勇者「……そうか」
ここまで読んで俺が妄想した
勇者だけ閉じ込められる(戦士が命じた)→魔王の残党が攻めて来る→戦士「勇者help!」→勇者「騎士団長さん。僕が守ります」(キリッ
勇者(よし、着替え完了)
勇者(ちょっと強引だったかな……でも、こんなとこに閉じ込めるから悪いんだよ)
勇者「んじゃ、悪いけど留守番しててね」
兵士C「……」ボロッ
兵士D「どうぞ、お通り下さい」
勇者「ああ」
勇者(しかし、何という偶然……あの俺の部屋の前で警備してた兵士が、なかなかのお偉いさんだったなんて)
勇者(おかげで簡単に外に出れたぜ!仮にも『勇者の仲間』だから、王様も警戒してたのか?)
私怨
酒場
勇者「ぷはぁっ!」
勇者(やっぱり酒は良いなあ!城じゃ酒も出してくれないからな……)
勇者「おっちゃん、もう一杯!」
店主「はいよ!」
勇者「はぁ……幸せだ……」
「良い飲みっぷりだな」
勇者「え?あ、お、お前……」
騎士団長「城に幽閉されていたんじゃなかったのか、勇者様?」
勇者(ま、まずい……)
勇者「……ど、何処でそれを知ったんだ?」ガタッ
騎士団長「あぁ、騎士団長ともなると、そういう情報が流れて来るんだ」
勇者「……」
騎士団長「そんなに身構えないでくれ、貴方を王様に突き出そうだなんて思っていない」
勇者「……」
騎士団長「ただ、その……色々、話を聞きたいんだ」
勇者「…何の?」
騎士団長「そうだな……例えば、何で『勇者様』が二人も居るのか、とか」
勇者「!」
騎士団長「なるほど……今姫様の隣に居るのは、貴方の仲間なのか」
騎士団長「それで、姫様が勘違いして……仲間が裏切って……と」
勇者「まあ、そんな感じだな」
騎士団長「そして、あの場にいたのは……姫様を見返す為、か」
勇者「ああ、大きい手柄を立てれば……って思ったんだけど」
騎士団長「……そうか」
騎士団長(私を助けるために来たわけじゃないのはわかっていたが……)
騎士団長(こんなに健気で一途な人だったとは!……惚れ直したぞ)
勇者「それじゃ、そろそろ部屋に戻るわ」
騎士団長「あ、そ、そうか……」
勇者「団長さんと飲むの、結構楽しかったぞ。また一緒に飲めたらいいな」
騎士団長「!」
勇者「それじゃ、また」
騎士団長「ああ!ま、また!」
勇者「これ、王様に密告とかしないでね」
兵士C「は、ハイィ!」
姫「どうです?このゲーム、面白いでしょう?」
戦士「は、はい……」
姫「チェス、というらしいですよ?」
戦士「はあ……」
戦士(王様の命令で、姫様が16歳……一年後まで手を出せないなんて……)
姫「……楽しくないですか?」
戦士「い、いえ!楽しいですよ!」
姫「無理なさらなくても良いですのよ……?では、少し休憩しましょう」
戦士(まあ、幽閉よりはマシか……)
パンパンッ
ガチャッ
兵士A「はい」
姫「紅茶とお菓子を」
兵士A「はい、只今お持ちいた
「うわああああ!」
戦士「!?」
姫「な、何事ですの?」
兵士A「何だ、どうし……がッ!?」グシャッ
姫「ひっ!?」
戦士「なっ……」
ザワザワ…
勇者「部屋の外が騒がしいな……何かあったのか?」
ガチャッ
勇者「ねぇ、何の騒ぎ?」
兵士C「あっ、勇者様の……!その、地下の古井戸からモンスターが……!」
勇者「モンスター!?」
兵士C「は、はい!」
モンスター「ギガガ」ノソノソ
兵士C「うわ、出たぁ!!」
勇者「くそっ……まさか城の中になんて、警備はどうなってんだよ…」
勇者(いや、だけど……これは好都合!姫様の近くで活躍するチャンスだ!)
兵士C「ひっ……く、来るなぁ!!」
勇者「!」
モンスター「オヒョヒョヒョ」ノソノソ
ズバァッ
モンスター「ギエエエエ」
兵士C「え、あっ……」
勇者「しっかりしろよ、兵士だろ!?」
兵士C「あ、あ……」
モンスターたち「ヴァァァ」ぞろぞろ
勇者「うわっ……またか」
兵士C「う、うわぁぁぁ!」
モンスター「ギャース」ザクッ
戦士「はぁ、はぁ……随分多いな…」
姫「勇者様…!」
戦士「だ、大丈夫ですから、姫様は奥に!」
姫「で、でも……っ! 勇者様、後ろっ!!」
戦士「えっ!?」
ドスッ
戦士「うぐっ!?」
姫「ゆ、勇者様ぁっ!!」
ちょっくら休憩
すまん、寝落ちしてた
今休む連絡はしたから、もう少ししたら書きはじめる
ゴスッ
モンスター「グエッ」
戦士「だ、大丈夫!大丈夫ですから!隠れてて下さい!」
姫「何処が大丈夫なんですか!」
戦士「ほら、この通りピンピン……痛っ」
姫「無理なさらないで下さい、勇者様ぁ!」
モンスター「ダッフンダ」グワッ
姫「!! 勇者様ぁ!」
戦士「……! クッ…」ヒュッ
モンスター「グギャー」ブシャッ
戦士(流石に多すぎるって……どうなってるんだよ……)
勇者「ふっ!」ボウッ
モンスターたち「グエー」ドカーン
兵士C「す、凄い……魔法まで使えるなんて!ま、まるで勇者みたいだ……!」
勇者(くそっ、倒しても倒してもキリがない…)
モンスター「ギャー」ザシュッ
勇者「!?」
騎士団長「勇者ッ!無事か!?」
勇者「おお、団長さん!」
騎士団長「ここは私達に任せて、貴方は姫様を!」
勇者「あ、ああ!助かる!」タタタ
騎士団長「行くぞ、騎士団の力を見せるのだ!」
騎士たち「オオー!」
戦士「うぅ……」ボロッ
姫「勇者様っ!もう止めて!」
戦士「な、なぁに……こんなの、屁でも……」
モンスターたち「グゴゴ」わらわら
戦士「……!」
姫「わ、私と一緒に逃げましょう!ここには、万が一に備えて外への抜け道が……」
戦士「いえ、俺は戦います……姫様は逃げて
ガスッ
戦士「ぐおっ……」ドサッ
モンスター「ゲゲゲ」
姫「い、いやああああ!勇者様ぁぁぁっ!」
モンスター「フヒヒ」ノソノソ
姫「こ、来ないで…!嫌ぁ……」
勇者「オイ」ガシッ
モンスター「ゲゲッ?」
勇者「俺の姫様に触れん……なッ!」ゴキン!
姫「!! あなたは、勇者様のお仲間の……!」
勇者「姫様、私が来たからにはもう大丈夫ですよ」キリッ
勇者(よし、決まっ……)
姫「遅すぎますわ!!」
勇者「えっ」
姫「勇者様は、私の為に……あんなにボロボロになるまで戦っていたのに!」
勇者「いや、俺も戦っ
姫「今まで何していたんですの!?」
勇者「……す、すいません」
姫「勇者様、勇者様!」ユサユサ
戦士「う、うぅ……」
勇者「大丈夫、気絶してるだけですよ」
姫「……」ギロッ
勇者(もっと貴方が早く来ていればこんな風にはならなかったのに!……とか思われてんのかな)
ドガァァン!
勇者「!?」
姫「ひっ!?か、壁が…!」
ボス「ゲヒヒ……」ドスン…
姫「い、いやぁぁ……!もう、この世はお終いですわ……!」
勇者(今回のは、また一段と大きいな……!)
勇者「このっ!」ビュッ
ボス「ヒヒ……」ズバッ!
勇者(き、切っても切っても一向に怯まない……!)
ボス「ホッ!」ブンッ
勇者「あ、危なっ!」サッ
勇者(魔法はさっき使い切っちゃったし……どうする……?)
勇者「はっ!」ヒュンヒュン
ボス「フヒヒ…」ズバズバズバッ
シュウウウ…
勇者(……!傷が、治って……!)
勇者(ってことは、傷が治せないくらいの致命傷を与えれば……頭か、心臓か……?)
姫「は、早く倒しなさい!このままだと勇者様が……!」
勇者(俺だって早く倒そうと努力してるって!)
ボス「……フヒ」チラッ
姫「ひ、ひぃっ!?」
勇者(!! 狙いが、無防備な姫様に……!)
ボス「ヒヒヒヒ…!」ドスンドスン
姫「い、嫌ぁ……!お父様ぁ……」
勇者「この、こっち向け!!この!!」ブゥン
ブシュッ
ボス「ヒヒヒホホホ……」ドスンドスン
勇者「ッ……くそっ、こうなったら……」
姫「お父様ぁ……助けて、お父様ぁぁ……」
ボス「ゲヒッ!」ヒュッ
姫「あ……あぁ……」
勇者「姫様ッ!!」ドンッ
ザクッ!
姫「きゃっ!……えっ?あれ……」
ボス「……ヒヒヒッ!」
勇者「ぐッ……い、いっつう……」ボタボタ…
姫「……!!」
勇者(これで、敵の動きは封じた……あとは……この剣を、あそこに投げっ……)
勇者「オ……ラァッ!」ビュッ
ザクッ!
ボス「グ……グギャアアアア……ッ!」ドスゥン
姫「あ、貴方っ……!」
勇者「ゲホッ、ゲホッ……無事で良かった、姫様……」
姫「どうして、あんな無茶を……!」
勇者「そんなの、決まってるじゃないですか……姫様を守
ザッ
騎士団長「勇……ッ!?勇者ぁっ!!」
勇者(空気読め……)
騎士団長「大丈夫か、勇者……勇者ぁっ!!」
勇者「あ、ああ……だ、だいじょう……ぶだかか……ら……」
勇者(ああ、意識が……)
騎士団長「しっかりしろ、勇者ぁ!!」
姫「だ、誰かっ!!誰か来なさい!!このお方を……」
勇者(やっぱり慣れないな、これ)
王様「おお、死んでしまうとは情けない」
勇者「……王様、こんなとこに隠れてたんですか」
王様「な……何だ、何か文句でも」
勇者「いや、もっと見つかりにくい場所に隠れましょうよ……秘密の抜け道で外に行くとか」
王様「や、やかましい!」
勇者(一国の王が、自室のクローゼットに隠れるなんて……)
騎士団長「よ、良かった……死んでしまったのかと……」ポロポロ
勇者「はは、俺はそんなに柔じゃねえよ」
勇者(まあ、一回死んだけど)
姫「……あ、ありがとうございます」
勇者「いえいえ、姫様が無事で本当に良かった」
姫「……」
兵士C「カッコ良かったっすよ!尊敬します!俺も、貴方のように強くなります!」
勇者「あ、あぁ……」
勇者(無理そうだけどな)
次の日
勇者「……で、結局またこの部屋か」
勇者「あんだけの事したんだから、姫様を見返せたと思ったんだけどな……」
勇者「まあ、外出は許されるようになったし……」
勇者「またモンスターが出てきた時には、絶対に姫様を奪ってやる!」
戦士「……は?今、何と?」
姫「ですから……あなたは、勇者様じゃありません」
戦士「な、何言ってるんですか!俺が、俺こそが勇
姫「じゃあ、今ここで死んでみせなさい」
戦士「えっ?」
姫「勇者の証、その一。寿命が来ない限り、死なない」
姫「勇者の証、その二。魔法を使える」
姫「勇者の証、その三。人並み外れた身体能力」
戦士「……」
姫「というのを古い書物で読んだことがありますわ」
戦士「そ、そんなのでたらめじゃ
姫「いいえ。昨日の出来事で、その二つ……いえ、三つ全てを満たす人物が居ました」
戦士「……」
姫「とは言え、魔法については警備していた兵士の証言ですけれど」
姫「貴方は出せるのですか?魔法が」
姫「そして、三つめ。身体能力についてですが」
姫「貴方は、確かに普通の人よりは強かった」
戦士「で、でしょう!?」
姫「しかし、そのお方は貴方よりも何倍も早く、そして強かった」
戦士「……」
姫「さて……何か、言いたいことは?」
戦士「で、でも俺だって国を守ったんだから勇者に
パンパンッ!
兵士A「はい」
姫「勇者を騙ったこの不届き者を捕らえなさい!」
兵士A「はい、只今」ガシッ
戦士「は、離せ!」
酒場
騎士団長「勇者!」
勇者「ああ、団長さんか」
騎士団長「外に出られるようになったんだって?良かったじゃないか!」
勇者「ああ、おかげさまで」
騎士団長「ところで、知ってるか?」
勇者「ん?」
騎士団長「貴方のお仲間が、牢屋に入れられたらしい」
勇者「え?何で?」
騎士団長「勇者と偽り、姫様に近付いたからだそうだ」
勇者「……」
騎士団長「私は貴方から勇者じゃないという事を聞いていたが、姫様は一体どうやって……」
勇者「今日も楽しかったよ、ありがとな」
騎士団長「ああ、私もだ」
勇者「また明日も、よかったら一緒に飲もうぜ」
騎士団長「ああ」
勇者「ていうか、これから毎日酒に付き合ってくれないか?」
騎士団長「……え、えぇっ!?」
勇者「いくら外出が許されたって言っても、やっぱり一人じゃ退屈だしさ」
騎士団長「……」
勇者「……嫌か?」
騎士団長「い、いや、私なんかで良ければ……」
勇者「そうか、良かった!じゃあ、明日からよろしくな!」
騎士団長「……これから、毎日……会えるのか」
兵士D「あ、ゆ……勇者様」
勇者「えっ?」
兵士D「王様とお姫様がお呼びです。すぐ玉座の間に来るようにと」
勇者「あ、あぁ……」
勇者(『勇者様』……?戦士が捕われたっていうのは本当だったのか……)
勇者(そして、新しい勇者が俺……か)
勇者(元々勇者だし、間違っちゃいないけどさ)
兵士A「あ、勇者様!」
兵士B「こちらです、どうぞ」
勇者「あぁ、どうも」
勇者(ってことは、姫様が俺の嫁に……?)
王様「よく来た、勇者よ」
姫「……」
勇者「何の御用でしょう?」
王様「まあ、その……すまなかった、私とした事が勇者を間違えるとは」
勇者「いえ、気にしてませんよ」ニコッ
姫「……!」
王様「勇者を騙った罪人は、既に捕らえてある。後日処刑を執り行うつもりだ」
勇者「そうですか」
勇者(可哀相に、戦士……)
勇者「それで、どうして戦士が勇者じゃないと分かったんですか?」
王様「ああ、それはだな……」
勇者「三つの証、ですか」
王様「そうだ。全て、この書物に書いてある」
勇者「はぁ」
王様「不死、魔法、そして身体能力……お前は、この三つ全てを昨日のうちに証明した」
王様「しかし、我々が見たのは不死と身体能力のみ。魔法はごく一部の兵士しか見ていない」
勇者「つまり、ここで魔法を唱えてみせろと」
王様「そうだ。そこで魔法を唱えられたなら、お前を正式に勇者として迎えよう」
勇者「わかりました」
勇者「……」ボゥ
ざわ…ざわ…
姫「!」
王様「な、なんと……!火の玉が……」
勇者「どうです?これでお分かり頂けましたか?」
王様「ああ、十分分かった。お前を、勇者として迎え入れよう」
勇者「ありがとうございます」
王様「それでは、姫を
勇者「あ、ちょっと良いですか?」
王様「何だ?」
勇者「戦士なんですけど、あれでも一応仲間なんで許してあげてください」
王様「何だと!?勇者を騙った重罪人を許すなど……」
勇者「まあまあ落ち着いて落ち着いて……本人も、ほんの出来心だったと思うんで……」
王様「まあ、お前がそこまで言うなら見逃してやらなくもない」
勇者(よし!ここで優しさを見せて、姫様の評価を
姫「……甘いです」
勇者「えっ?」
姫「甘いですわ!いくら仲間とはいえ、そんな罪人を野放しにするなんて!」
勇者「いや、でも……」
姫「で、でもも何もありませんわ!私、こんな方と結婚したくなんかありません!」
勇者「えぇ……」
王様「コラ、やめないか!」
そして
勇者「……」
姫「……」
勇者(結局二人きりにされてしまった……)
勇者「……あのさ」
姫「!! な、何ですの?」
勇者「いや、戦士と居たときはどんな事してたのかなって」
姫「……!」
勇者「こんな部屋でずっと二人きりで、何してたのかなって
姫「……そんなの、忘れましたわ」
勇者「あ、あぁそう……」
勇者(会話が続かない)
真面目に好きすぎる♥
俺は騎士団長と姫のハーレムしか予想出来ない
…………
勇者(もう夜、か)
姫「……」
勇者(姫様も、一向に話す気配も動く気配もないし……団長さんに会いに行くか)スック
姫「!? な、何ですの!?」バッ
勇者「え? ちょっと出かけて来ようかと……」
勇者(何警戒してるんだよ……王様に16歳になるまで手を出すなって話、聞いてただろ…)
姫「そうでしたの……い、行くならさっさと行きなさい!」
勇者(何か軽く傷付くんだけど)
>>184
そんなタイトルのエロゲあったな
>>186
オレの妹の エロさが有頂天でとどまる事を知らない
これ?
勇者「お、いた」
騎士団長「……あ」
勇者「!? ど、どうしたんだ、その顔……」
騎士団長「……あぁ、気にしないでくれ……何でもないんだ」
勇者「何でも無くないだろ、何でそんなに目が
騎士団長「勇者、姫様との結婚が……決まったんだって?」
勇者「あ、あぁ……」
騎士団長「……良かったな、おめでとう」
勇者「……うん」
勇者(そんな泣きそうな顔で祝われてもなあ……)
>>190
飯食べたらちゃんと帰ってこいよ!
約束だからなっ////
妄想は妄想で
してほしい訳でもないし書き手の書いてるのを見てまた妄想膨らませるだけ
ぬるぽ
確かに悪かった
すまん
飯ゆっくり食べてて良いから、食いながら書き溜めしといてくれ
勇者「でもさ、正直違うんだよな……」
騎士団長「えっ?」
勇者「確かに、姫様と結婚する為に頑張ってたけど……望んでた物と違うっていうか」
勇者「姫様って、戦士と一緒に居たときは人目も気にせずベタベタしてたのに、俺にはそうでもないし」
勇者「逆に俺に反発するような発言したり……仕舞いには俺とは結婚したくないなんて言ったりさ」
騎士団長「……でも、憧れの姫様と結婚出来るんだろう?幸せじゃないか」
勇者「幸せ、なのか……?」
騎士団長「ああ、幸せだ」
勇者「俺は、団長さんとこうして酒飲んで駄弁る方が、今は幸せだけどな」
勇者(姫様と居るとつまらないし)
騎士団長「!?」ブフゥ
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!
勇者「それじゃ、今日はもう帰るよ」
騎士団長「……ああ、また明日」
勇者「またな」
騎士団長「……ゆ、勇者!」
勇者「ん?」
騎士団長「あ、あの、その…」
勇者「どうした?」
騎士団長「……いや、何でもない…また明日」
勇者「?」
騎士団長(勇者は、もう姫様の……)
勇者(何か、今日は終始いつもと違った気がするな……)
ガチャ
勇者「只今戻りま
姫「遅いですわ!!」
勇者「うおっ……」
姫「お夕飯も食べずに出かけて!一体何処に行って……くさっ、くさい!」
勇者「え、そう?」
姫「お酒臭いですわ、貴方!まさか、街の酒場に行ってたんですか!?」
勇者「そうだけど……」
姫「なんてこと……!将来、国の王になろうというお方が、そんな場所に……!」
勇者「……」
姫「良いですか、あんな所には二度と行ってはなりません!あんな汚らわし
勇者「うるさい」
姫「なっ……!」
勇者「俺が何処に行こうと自由だろ、好きにさせてくれ」
姫「くぅぅ……っ!ホンットに腹が立ちますわ、貴方は!!」
勇者「とりあえず、俺は寝るから」ガチャッ
姫「ちょっ……ど、何処へ行くのですか!」
勇者「自分の部屋」
姫「貴方の部屋は、ここですわ!」
勇者「えっ?でも、昨日までは
姫「前の部屋なら、既に片付けて鍵が掛かってますわ」
勇者「……」
姫「寝るのなら、この部屋で寝なさい!」
勇者「……はいはい」ゴロン
姫「ちょっと、何処で
勇者「この部屋で寝ればいいんなら、何処で寝ようと勝手だろ」
姫「くっ……風邪引いても知りませんわよ、ふん!」
チュンチュン
勇者「ん……朝か」パサッ
勇者「…あれ、……毛布?」
勇者(姫様が? いや、そんなまさか…)ムニュッ
勇者「あれ、何こ
姫「むにゃむにゃ……」
勇者「!?」
勇者(何でこいつが隣で寝てるんだよ!)
勇者(もう意味わからん……何考えてんだこいつは)
姫「……べ、別に一緒に寝たかったわけじゃありませんわ…」
勇者「はいはい」
姫「貴方が寒いだろうと思って……その…」
勇者「良いから朝ご飯食べろよ」
姫「い、言われなくても食べてますわよ!ふんっ!」
勇者(なんでそんなに刺刺しいんだよ、こいつは……)
勇者(戦士には、そんな事無かったのに……)
勇者(……もしかして、戦士と一緒に居すぎて戦士にベタ惚れしてんのか?)
勇者(でも、姫様は戦士の処刑に賛成してたし……何が何だか……)
姫はとりあえず強けりゃいいのか
勇者「……」
姫「……」
勇者「……外、出ないのか?」
姫「出ても何もありませんわ」
勇者「いやあるだろ……いっぱい」
姫「貴方には楽しくても、私にはつまらないですわ」
勇者「……じゃあ、一緒に外行くか?」
姫「な、何でそうなるんです!?」
勇者「街には楽しい場所がいっぱいあるって教えてやるよ」
姫「け、結構です!」
勇者「じゃあ城の出口で待ってるから」
姫「……」
勇者「それで、結局来たのか……素直じゃない奴」
姫「う、うるさいですわ!貴方が待ってるなんて言うから……」
勇者「はいはい。ところでその服は?」
姫「あ……これは、お父様が姿を隠すために、と」
勇者「あぁ、確かに姫様が街に出たら大騒ぎになるな」
姫「それで、どさくさに紛れて暴漢や盗賊に誘拐でもされたら困るから、と言ってましたわ」
勇者「そんなことになるわけないだろ?俺がついてるんだから」
姫「……!」
勇者「ほら、行こうか」
姫「は、はい……」
今気付いたがスレタイまで辿り着いてないのな
姫「つ、疲れましたわ……」
勇者「……まだ城出て5分も経ってないぞ」
姫「疲れたものは疲れたんです!」
勇者「はぁ……ほら」スッ
姫「……何ですの?」
勇者「乗れよ、負ぶってやるから」
姫「なっ……そ、そんな事言って、どさくさに紛れて変な所を触るつもりじゃ」
勇者「そんなわけないだろ……」
姫「……さ、触ったらお父様に言い付けますわよ!?」
勇者「はいはい」
姫「……」ギュッ
勇者(おぶってから、姫様が一言も喋らなくなったな)
騎士団長「あ……ゆ、勇者!」
姫「!?」
勇者「お、団長さん」
騎士団長「偶然だな、こんな所で会えるなんて……」
勇者「そうだな、団長さんは騎士団の仕事中か?」
騎士団長「ああ、街の見回り中だ。それで勇者、その人は……」
勇者「あ、これは
姫「っ!」ボカッ
勇者「いてっ!な、殴るなよ!」
姫「~っ!!」ボカボカ
勇者「痛い、痛いって!」
騎士団長「……?」
結局戻ってきました
勇者「何急に暴れてんだよ……」
姫「……ふんっ!」
勇者(意味がわからん……)
姫「もういいです、疲れましたわ!私は寝ます!」
勇者「はいはい……じゃあ、俺はまた出掛けてくるから」ガチャッ
姫「……あの女の人とは」
勇者「ん?」
姫「あの女の人とは、どんな関係ですの……?」
勇者「どんなって……友達、だけど」
姫「……そうですか」
勇者「……?」バタン
姫(……そういえば、貴方が私を庇って死んでしまった時も、あの人は誰よりも……貴方の死を……)
勇者(何か空気が重いから出てきてしまった……)
勇者(今からあそこに行っても、団長さんはもう居ないだろうしなあ……)
勇者「……素振りでもするか」
王様「おお、勇者よ!良いところに!」
勇者「あ、王様。どうかしましたか?」
王様「実は、書庫の整理をしていたら懐かしい物が出てきてな」
勇者「本、ですか?」
王様「いや、これは……姫のアルバムだ」
勇者「アルバム?」
王様「そうだ。一緒に見ないか?」
勇者(姫様の昔か、見たい気もするな)
勇者「可愛いですね」
王様「そうだろうそうだろう!流石は我が娘だ!」
王様「小さい頃はおもらしがなんたらかんたら、何かあったらすぐ私に泣きついてなんたらかんたら」
勇者「……ゲフン! あ、この人は?」
王様「ああ、それは……私の妻だ」
勇者「この人が……」
王様「姫がまだ4歳の時に、病気で亡くなってな……」
勇者「そ、そうだったんですか……」
王様「そういえば、初めて彼女と出会ったのはなんたらかんたら……私はそこで手を引いてなんたらかんたら……」
勇者(なんか、こっちはこっちで色々重い…)
ガチャッ
男「只今戻りました」
姫「……」
男「あれ、姫様?」
姫「すぅ…」
男「本当に寝てるし……体力無いな、こいつ……」
姫「んぅ……」
男(はぁ、寝顔は可愛いのに……いや、普段から性格以外は可愛いけど…)
酒場
騎士団長「そうか、あれは姫様だったのか……」
勇者「ああ」
騎士団長「ということは……で、デートをしていたっていう事なのか……?」
勇者「まあ、そうなるな」
騎士団長「……羨ましい」ボソッ
勇者「え? ……うら?」
騎士団長「な、何でもない!」
勇者「? そうか」
騎士団長(はぁ……私も、勇者と二人でデートしたい……おぶられたい……)
勇者「……おい、涎出てるぞ」
ガチャ
勇者「只今戻
姫「また酒場に行ってたんですか?」
勇者「あ、起きたのか。そうだけど?」
姫「だから、あんな街の酒場になんて行ってはならないと前にも!」
勇者「だから、俺が何処行こうと勝手だろ?」
姫「むっ……」
勇者「……それじゃ、寝る
姫「し、心配なんですのよ、貴方が!!」
勇者「……えっ?」
姫「あ、あんな治安の悪い所に出掛けるなんて……」
勇者「……」ポカーン
姫「貴方に、万が一何かあったら……私は……」
勇者(今の台詞は、どう捕らえればいいんだ……?)
勇者(せっかくの勇者にいなくなられたら、国が困るとかそういう事か……?)
姫「と、とにかく!酒場にはもう行かないで下さい!」
勇者「……そうは言われてもな」
勇者(最近の楽しみが、その酒場で団長さんと話すことなのに……)
勇者(それを止めろって言われたら、正直苦痛でしかないんだけど……)
姫「……じゃあ、明日からは私も行きます!」
勇者「いや、それはダメだろ!お前は未成年なんだから!」
姫「そんなの関係ありませんわ!!」
勇者「関係大有りだから!!」
騎士団長は勇者の嫁
勇者「とにかく、これからも俺はあの酒場に通い続けるからな!」
姫「……ふん」
勇者「じゃあ、俺は寝るから」ゴロン
姫「また床で寝るつもりですの?」
勇者「ああ、そうだけど」
姫「そ、そんな硬くて寒い所より、このベッドの方が……」
勇者「いや、こっちの方がいい。あと毛布とかいらないから」
姫「……むっ」
勇者「ふあーぁ……それじゃ、おや
姫「わ、私と一緒に寝て欲しいんです!!」
勇者「えっ?」
勇者(何か今日はやけに積極的じゃないか、こいつ……)
勇者(な、何が狙いなのかさっぱりなんだけど……)
勇者「……そこまで言うなら、そっちで寝るけど」
姫「!! 本当ですか!?」パアッ
勇者「あ、ああ……」
勇者(笑顔は可愛いんだけどなあ……)
姫「へへっ……」モゾモゾ
勇者「…何笑ってるんだ?」
姫「わ、笑ってなんかないですわ!」
勇者(顔が笑ってるよ……)
チュンチュン
勇者「……朝か」
姫「むにゃむにゃ……」
勇者(……いくら王様から約束されてるからって、こいつは無防備過ぎるだろ…)
勇者(まあ、一応まだ子供なんだし襲う気にはなれないけど)
勇者「さて、起き……あれ?」
姫「んん……ふぅ……」ギュッ
勇者「あ、おい……起きてるのか?」
姫「んんん……!」
勇者「は、放せ……!」
…………
姫「……ぅ…?」パチッ
勇者「……あ」
姫「……」
勇者「……おはよう、姫さ
姫「きゃああああっ!!」ドンッ
勇者「うわっ!?」
姫「な、なななな何でっ……顔、顔が……あんなに……!」
勇者「……姫様が寝ぼけて抱き着いてきて、ああなっちゃったんですけど…」
姫「う、嘘よ! わ、私を襲うつもりだったんでしょう!?」
勇者「いえ、そんなつもりは……」
姫「へ、変態!! お父様に言い付けますから!!」
勇者「……ハァ」
朝食
勇者「……」チラッ
姫「……ふ、ふんっ!」
勇者(何か偉い誤解を招いたような……)
勇者(でも、本当の事を言っただけなんだけどな……)
姫「……もし」
勇者「ん?」
姫「もし、私があの時起きなかったら……」
勇者「…起きてなかったら?」
姫「……い、いえ!やっぱり何でもないです!」
勇者「そ、そうか……?」
勇者(根に持ちそうだな……)
勇者(そして今日も暇)
勇者「……なあ、今日も街を見に行かないか?」
姫「えっ? き、今日は遠慮しますわ……」
勇者「どうして?」
姫「その、昨日歩きすぎたみたいで両足が痛くて……」
勇者(たったあれだけの距離で筋肉痛かよ……)
勇者「じゃあ今日もおぶってあげますから」
姫「! そ、そんな事言って、変な所を触るための口実じゃないですわよね!?」
勇者「違う」
勇者「しっかり捕まってくれ」
姫「は、はい…」ギュッ
勇者「それじゃ、行こうか」
姫「……」ギュウ…
勇者(昨日、団長さんと会った場所に来てみたけど……)
勇者(やっぱりそう都合よくは行かないよな……)
姫「……ここって、昨日あの人と会った場所じゃないですか?」
勇者「えっ!?き、気のせいだろ」
勇者(なんか頭の中を読まれてたみたいで、咄嗟に嘘ついちゃったけど……まあいいか)
姫「……」
姫「……あの」
勇者「ん?」
姫「ずっとおぶってますけど……疲れませんの?」
勇者「全然。姫様、軽いしな」
姫「そ、そう……もし疲れたなら、下ろしても
勇者「足が痛いんだろ?無理しないでいいんだぞ」
姫「……貴方こそ、無理はしないで下さいね」
勇者「ああ」
そして夜
勇者「それじゃ、酒場に行ってくる」
姫「……はい、行ってらっしゃい」
勇者「あ、ああ」
勇者(あれ、今日は反対しないのか? 変なの……)
パンパンッ
兵士A「はい」
姫「護衛を用意して、二人」
兵士A「はい」
姫「……どうしてあの酒場に行きたがるのか、直にチェックしてあげますわ……!」
勇者「よ、団長さん」
騎士団長「勇者!待ってたぞ!」
勇者「あれ、まだ酒飲んでないのか?」
騎士団長「あ、あぁ……その、今日は勇者と一緒に飲み始めたくて……待っていたんだ」
勇者「そ、そうか……」
勇者「今日も姫様と街を散歩したんだけど、団長さんとは会えなかったな……今日は何してたんだ?」
騎士団長「ああ、今日は戦闘訓練を任されていて、見回りは副団長が担当していたんだ」
勇者「へぇ、そうだったのか」
騎士団長「……な、何だ? 私に会いたかったのか?」
勇者「うん、団長と駄弁るの楽しいしな」
騎士団長「……っ」カアアッ
勇者「はぁ、やっぱり酒は良いなあ……」
騎士団長「……」
勇者「こうして、団長さんと二人で飲む酒も格別だな!」
騎士団長「……ゆ、勇者っ!」ガタッ
勇者「えっ?」
騎士団長「そ、その……!」
勇者「な、何だ?」
騎士団長「明日っ!予定はっ!空いてるかっ!?」クワッ
勇者「うわっ! た、多分空いてるけど……」
騎士団長「じ、じゃあ……! 私と一緒に……その……」モジモジ
勇者(な、何だ何だ……?)
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内 __
02:00-04:00 20分以内 _□.--‐<´ヽ`、
04:00-09:00 40分以内 ,.-"`: :.|___\ ヽ、_ノ
09:00-16:00 15分以内 /: : : :,ヽ、\/l`ヽ、 \
16:00-19:00 10分以内 /::/: :〆、 ,×l/:l : l : ̄ヘ<
19:00-00:00 5分以内 |/|: :/● ●|_!_l_l=:-:‐i´
.,-、 |: :|@ @|::|=|: : : : l
保守時間の目安 (平日用) ;|!:::::::`ヽ、|!_ ⌒ _/:/ : : : : : l
00:00-02:00 15分以内 |!:::::::::::::::::∥r:‐t-t//::ヽ, : : : : : l
02:00-04:00 25分以内 ヾー──'‐(::|×|:::ト==l: : : : : : l
04:00-09:00 45分以内 ./: : : : :ノ:|×|:::|:::::::|: : : :l : : l
09:00-16:00 25分以内 /: :/: : :._}=ェ==|:::::::::ゝ、: :l : : :l
19:00-00:00 5分以内 /: :/,|/_/_/_/_/∧_l_lエ´ヘ、:l l: : : l
/: :/ゝ、/_/_/_/_/_l_l_ヘ_ヘ_ヘ,.ゝl : : :|
 ̄ .|:×|:×|  ̄ ̄
.ヽ_人_ノ
再開はだいたい七、八時
マダカナ?
ほ
勇者「一緒に街を見回り?」
騎士団長「あ、ああ!」
勇者「……面白そうだな、行くよ」
騎士団長「ほ、本当か!?」ガタッ
勇者「ほ、本当だぞ……」
勇者(……か、顔が近い…)
騎士団長「じゃあ明日の朝、街の入り口で待ち合わせよう!」
勇者「あ、ああ……」
騎士団長「や、約束したぞ?絶対来るんだぞ!?」
勇者「ああ……」
勇者(やっぱり団長さんって、綺麗な顔してるよな……)
キター
勇者(今日は団長さんがいつもよりも楽しそうだったな)
勇者(で、明日は朝から団長さんと街の見回りか……楽しみだな)
ガチャッ
勇者「只今戻りましたー」
姫「……」
勇者「あれ、そんなとこで突っ立って何してるんだ?」
姫「……」
勇者「おーい」
姫「……あの人は……」
勇者「ん?」
姫「あの女の人は、本当に貴方の……お友達なんですの……?」
勇者「えっ?」
姫「私という者がありながら……今まで毎晩あんな風に、私に内緒で会っていたんですの?」
勇者(こいつ、まさかついて来てたのか?)
勇者「そうだけど……別に内緒で会ってた訳じゃないぞ」
姫「私に、あの女の人に会いに行くと、今まで一言でも言った事がありますか!?」
勇者「……有ったような無かったような」
姫「いつもいつも、酒場に行くとしか言わずに!! 内緒と何が違うんですか!?」
勇者「そ、そんなに怒るなよ……悪かった」
姫「それに私は、この目で見ましたのよ……!」ジワッ
勇者「えっ、何をだ?」
姫「あ、貴方とあの人が……キスしてる所を……!」ポロポロ
勇者「……は?」
勇者「そんなことした覚えはないんだけど」
姫「でも私は見たんですもの!! 貴方がどう言い訳しようと、確とこの目でっ!!」
勇者「ほ、本当だって……してないから
姫「嘘ですわっ!! じゃあ何をしてたって言うんですか!!」
勇者「ただ話してただけだから落ち着
姫「嘘ですわ……嘘ですわっ!! 今回の件は、お父様に言い付けてやりますからっ!!」
勇者「おい、話を聞けって!」
姫「うわあああん!! お父様ぁぁぁ!!」
勇者(……手の付けようがない)
王様「若さとは、怖いものだな」
勇者「……はあ」
王様「私は、別に浮気をするなとは言わん」
勇者(それはダメだろ)
王様「あんなに美しい姫が隣に居るというのに、手を出すなと言われているのだ」
王様「それは情欲も溜まるであろう、仕方がない」
勇者(そういうわけじゃないです)
王様「だが、我が娘を泣かせるというのは……いくら相手が勇者様であろうと許すわけにはいかん」
勇者「……すいません」
王様「つまり、あれだ……もし我慢出来ぬのなら、もう手を出しても構わん!」
勇者「えっ!?」
王様「だから泣かせるのだけは止めてくれ、姫が可哀相だから」
勇者(良いのかそれで……)
勇者「只今戻りました」
姫「……あら、戻ってきましたの……そのまま牢屋でも何でも入っていれば良かったんですのに」
勇者「いや、本当に誤解なんだよ。いい加減機嫌治してくれよ」
姫「……ふん」
勇者「はぁ……」
勇者(じゃあ、今日はもう寝るか……明日は朝から団長さんと
姫「じゃあ、私にも……して下さい」
勇者「えっ? 何?」
姫「あの人にしたように、私にも……キスして下さい!!」
勇者「いやだからしてないって
姫「ほら!! やっぱりそうやってごまかして逃げるんですわ!!」
勇者「あ、ああもう……!」
姫「そんなにあの人が好きなら、もうあの人の所にむぐっ……」
朝
勇者「……はぁ」
勇者(昨晩は色々ありすぎてあんまり眠れなかった……)
勇者(で、街の入り口に来たけど……肝心の団長さんは?)
騎士団長「ゆ、勇者!」
勇者「あ、団長……さん?」
騎士団長「その、遅れてすまない!」
勇者「いや……大丈夫だけど、その服は……」
騎士団長「あ、こ、これは、私の母が無理矢理……!」
勇者「……」
騎士団長「や、やっぱり変だろう? 私がこんな……」
勇者「……いや、似合ってるぞ」
騎士団長「……へっ?」
勇者(甲冑姿以外の団長さんって初めて見たけど……やっぱり美人だな……)
勇者「って、それで見回りに行くのか?」
騎士団長「え? あ、あれはだな……その、実は嘘なんだ……」
勇者「えっ?」
騎士団長「その、本当は勇者と二人で……ゆっくり街を見て回りたいというか……」
騎士団長「ほ、ほら、私たちは夜に酒場でしか会えないから……昼から会いたいというか……」
勇者「そ、そうか……。とりあえず突っ立ってるのもなんだし、行くか?」
騎士団長「あ、ああ」
勇者(つまり、これって団長さんにデートに誘われたってことか……?)
勇者(いやまさか! こんなに綺麗な人が……)
勇者(団長さんは友達だ、友達……浮気なんかしたら、また姫様に何言われるか……)
騎士団長「な、なあ勇者、朝ご飯は食べてきたか?」
勇者「いや、まだ食べてないけど」
勇者(姫様が起きる前に出てきたし)
騎士団長「! じゃあ、ここに寄って食べていかないか!? 私が朝に良く行く店なんだ! 凄く美味しいんだぞ!」
勇者「へえ、そうなのか……じゃあ、行ってみるかな」
騎士団長「ああ、行こう! 今すぐ行こう!」グイッ
勇者「うお、団長さん! 引っ張ら……」
騎士団長「このフレンチトーストが私のオススメだ!」
勇者「そ、そうか……じゃあそれで」
騎士団長「店員さん、フレンチトーストを二つ頼む!」
店員「はーい」
ざわ…ざわ…
勇者(……何か騒がしいと思ったら、みんな団長さんに注目してるのか)
勇者(そりゃ、こんだけ綺麗なら気になるよな……)
騎士団長「……ゆ、勇者」
勇者「ん?」
騎士団長「さっきから私を見つめて、どうしたんだ……?」
勇者「いや、団長さんってやっぱり綺麗だなって思って」
騎士団長「……っ!」
勇者(あれ、俯いちゃったぞ……)
店員「お待たせしました、フレンチトーストです」
勇者「あ、どうも」
騎士団長「……」
勇者「だ、団長さん?」
騎士団長「へっ?」
勇者「ほら、料理が来たぞ?」
騎士団長「あ、き、来てたのか……」
勇者「……だ、大丈夫か? さっきからぼーっとしてるぞ?」
騎士団長「た、多分大丈夫だ……さ、さあ、食べよう」
店員「あと、こちらカップルの方にサービスで付けております、ハート型のパンケーキです」
勇者「えっ!?」
騎士団長「か、かっ……!?」
騎士団長「……」モグモグ
勇者(団長さん、全然喋らなくなっちゃったな……)
勇者(やっぱり俺とカップルに間違われたのは迷惑だったよな……)
勇者「ごめん、団長さん」
騎士団長「へっ!? な、何がだ?」
勇者「何かカップルと間違われちゃったみたいでさ……その、迷惑だっただろ?」
騎士団長「ぜ、全然そんな! むしろ私は……その、嬉しい……」
勇者「……えっ?」
騎士団長「ゆ、勇者は……迷惑だったか?」
勇者「全然迷惑じゃ……ないけど……」
騎士団長「それなら、良かった……」
勇者(迷惑じゃ……ない? むしろ嬉しい……?)
店員「ありがとうございましたー」
騎士団長「……お、美味しかったな、勇者!」
勇者「あ、ああ」
勇者(あんなこと言われると、正直……団長さんが俺の事を好きなんじゃっていう勘違いせざるを得ないような……)
勇者(まさかなあ……こんなに綺麗な人が……)
騎士団長「つ、次は……公園にでも行かないか?」
勇者「……わかった」
勇者(気のせいだ気のせい……調子に乗るなよ俺!)
騎士団長「……なあ、勇者さえ……嫌じゃなければ……」
勇者「ん?」
騎士団長「手を繋いでも……いい、か……?」
勇者「 」
騎士団長「……」
勇者「……」
勇者(まさか、勘違いでも何でもなくて……)
勇者(団長さんは、俺の事を?)
勇者(でも俺には姫様が……いや、まだ結婚も何もしてないけど……)
勇者(ていうか、これって浮気になるのか……?)
騎士団長「……幸せだ」
勇者「えっ?」
騎士団長「こうして、勇者と二人で……手を繋いで、歩けるなんて……幸せだ」
勇者「うっ……」
騎士団長「勇者は、幸せか?」
勇者「し、幸せだけど……」
勇者(罪悪感が凄い)
公園
騎士団長「あ……そこのベンチに座らないか?」
勇者「あ、ああ……」
騎士団長「……」
勇者「……」
騎士団長「……なあ、勇者?」
勇者「な、何だ?」
騎士団長「姫様とは……上手くいってるのか?」
勇者「……さあ、どうなんだろうな」
騎士団長「上手くいってないのか?」
勇者「自分でも良くわからん……あいつ、何をどう思ってるか全然わからないんだよな……」
騎士団長「……そうか」
勇者(あいつも、団長さんみたいに素直なら……団長さんはむしろ素直過ぎるけど)
騎士団長「……勇者」
勇者「ん?」
騎士団長「勇者は、私の事をどう思ってるんだ……?」
勇者「えっ、そ、それは……その……」
騎士団長「私は、勇者の事が……好きだ」
勇者「!!」
騎士団長「それこそ、姫様から今すぐ奪いたい程に」
勇者「……」
騎士団長「勇者が私を助けてくれた、あの時から……ずっと好きだった」
勇者「だ、団長さん……」
騎士団長「……勇者は、どうなんだ? 私の事が、好きか……?」
勇者(ぐ、ぐぐ……)
勇者(前々から狙っていて、やっと結婚も目前になった姫様と……)
勇者(偶然助けた事から付き合いが始まって、俺は友達だと思ってた団長さん……)
勇者(可愛いけど気難しい姫様と、美人で素直な団長さん……)
勇者(どっちかを選ばなきゃいけない、いけないけど……ぶっちゃけ選べるわけないだろ!)
勇者(姫様の悲しい顔も、騎士団長の悲しい顔も見たくないし……姫様は悲しまないかもしれないけど)
勇者(とりあえず、ここで好きだって答えたらダメな気がする……)
勇者(ど、どうすればいいんだ俺は……!)
騎士団長「……答えられないか?」
勇者「えっ? いや、その」
騎士団長「じゃあ、答えが出るまでずっと待ってるから……答えが出たら、教えてくれ」
騎士団長「今日じゃなくてもいい、明日でも明後日でも……」
騎士団長「待ってるから、ずっと」
勇者「……」
俺だったら王様になるんだしハーレム制度作るかな
騎士団長「さてと……もう昼だし、お昼を食べに行かないか?」
勇者「あ、あぁ……」
勇者(ずっと待ってる、か……出来るだけ早く、答えを出さないとな……)
騎士団長「あ、ち、ちょっと待った」
勇者「ん?」
騎士団長「その……あ、頭に虫が付いてるんだ! と、取ってあげるから、じっとしていてくれ……」
勇者「あ、あむっ」
騎士団長「……ん」
勇者「……美味しいな、このサラダ」
騎士団長「そ、そうだな!」
勇者(益々答えが出しづらく……)
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内 |∧∧
04:00-09:00 40分以内 |・ω・`)
09:00-16:00 15分以内 |o④o
16:00-19:00 10分以内 |―u'
19:00-00:00 5分以内
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内 | ∧∧
04:00-09:00 45分以内 |(´・ω・`)
09:00-16:00 25分以内 |o ヾ
16:00-19:00 15分以内 |―u' ④
19:00-00:00 5分以内
まあ落ちつけよ
ID:SHM9u0j00
こいつ自分のレス読み返した方がいいんでねーの?
保守間隔短いとすぐ1000なるぞ
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
何だかんだで街を一周してきました
騎士団長「今日は楽しかったぞ、勇者」
勇者「ああ、俺もだよ。ていうか、こんな所で大丈夫か? 何なら送ってくけど……」
騎士団長「だ、大丈夫だ。気持ちは嬉しいんだが、母に見つかると五月蝿いんだ……色んな意味で」
勇者「そ、そうか……」
騎士団長「それじゃ、また夜にでも酒場で会おう!」
勇者「ああ、分かった」
騎士団長「またな、勇者!」
勇者(さて、帰ったら姫様に何て言われるか……)
>>877
5分ってことないだろ
10分ぐらい平気じゃねーの
あと読みたいなら感想とか書いてないで保守だけしてろ
>>884
テンプレだから
てか目安だしな
別に5分以内に保守しないと落ちるって意味じゃないだろ
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内.
言い出しっぺが言うのもなんだけど>>1来たしこの話題やめようぜ
20分ぐらい平気だろうけど15分ぐらいで保守しとけ
>>894
やめようぜって言ってるのに悪いけどさ
その保守時間はない
15分以内って所だろ
真・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内 __
02:00-04:00 20分以内 _□.--‐<´ヽ`、
04:00-09:00 40分以内 ,.-"`: :.|___\ ヽ、_ノ
09:00-16:00 15分以内 /: : : :,ヽ、\/l`ヽ、 \
16:00-19:00 10分以内 /::/: :〆、 ,×l/:l : l : ̄ヘ<
19:00-00:00 5分以内 |/|: :/● ●|_!_l_l=:-:‐i´
.,-、 |: :|@ @|::|=|: : : : l
真・保守時間の目安 (平日用) ;|!:::::::`ヽ、|!_ ⌒ _/:/ : : : : : l
00:00-02:00 15分以内 |!:::::::::::::::::∥r:‐t-t//::ヽ, : : : : : l
02:00-04:00 25分以内 ヾー──'‐(::|×|:::ト==l: : : : : : l
04:00-09:00 45分以内 ./: : : : :ノ:|×|:::|:::::::|: : : :l : : l
09:00-16:00 25分以内 /: :/: : :._}=ェ==|:::::::::ゝ、: :l : : :l
19:00-00:00 5分以内 /: :/,|/_/_/_/_/∧_l_lエ´ヘ、:l l: : : l
/: :/ゝ、/_/_/_/_/_l_l_ヘ_ヘ_ヘ,.ゝl : : :|
 ̄ .|:×|:×|  ̄ ̄
.ヽ_人_ノ
はい
姫「私はあなたが欲しい」★2
パートスレ立てんなカス
2なんて付けなくていいんだよゴミクズ
>>907
え?
いいじゃん
お前ら読みたいんだろ?
ほら感謝の言葉言えよw
ハ _
___ ∥ヾ ハ
/ ヽ ∥::::|l ∥:||.
/ 聞 え | ||:::::::|| ||:::||
| こ ? | |{:::::∥. . .||:::||
| え | _」ゝ/'--―- 、|{::ノ!
| な 何 | / __ `'〈
| い ? ! /´ /´ ● __ ヽ
ヽ / / ゝ....ノ /´● i
` ー―< { ゝ- ′ |
厶-― r l> |
∠ヽ ゝ-― `r-ト、_,) |
レ^ヾ ヽ>' ̄ LL/ 、 /
.l ヾ:ヽ ` 、_ \\ '
l ヾ:ヽ ト`ー-r-;;y‐T^
| ヾ `ニニ「〈〉フ /∥. j
>>912
死ね
ほら、言えよw
ありがとうってw
ハ _
___ ∥ヾ ハ
/ ヽ ∥::::|l ∥:||.
/ 聞 え | ||:::::::|| ||:::||
| こ ? | |{:::::∥. . .||:::||
| え | _」ゝ/'--―- 、|{::ノ!
| な 何 | / __ `'〈
| い ? ! /´ /´ ● __ ヽ
ヽ / / ゝ....ノ /´● i
` ー―< { ゝ- ′ |
厶-― r l> |
∠ヽ ゝ-― `r-ト、_,) |
レ^ヾ ヽ>' ̄ LL/ 、 /
.l ヾ:ヽ ` 、_ \\ '
l ヾ:ヽ ト`ー-r-;;y‐T^
| ヾ `ニニ「〈〉フ /∥. j
気持ち悪いっすねーw
とかいいつつ続行を期待してるお前らw
まじできめぇんだよ
ほらよ
姫「私はあなたが欲しい」Part2
親切wwwwwwwwwねぇよばーか
VIPでSSなんてやってんじゃねぇよks
書くの遅くて本当に申し訳ない
もし次立てるんなら完結まで頑張って書いてみる
姫「私はあなたが欲しい」★2
馬鹿なんじゃね
2ch荒らすのって簡単なんだねw
ちょっとイジったらすぐムキになる馬鹿ばっかりでマジウケるw
お前らって簡単だよね
>>957
ちょっと次スレ立ててくれない?
>>960
姫「私はあなたが欲しい」★2
ほら使えよ
>>957
いや、全然あらしてないから
一人でもりあがんなよw
>>965
IDまでわざわざ変えて必死の弁論wwwwあわれwwwwwww
>>940は削除依頼出してきたから
自分で次スレ立ててくれ
>>969
別に義務じゃねーんだから好きに書かせてやれよ
姫「私はあなたが欲しい」★2
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] :2011/05/25(水) 20:58:38.38 ID:TZwcd41e0
数字入れると荒れるとわかっててなぜ入れる
わかってて入れてるんですけど^^;
>>971
書くのはかってだけどVIPでやんなっつってんだよksw
>>975
なんで?
>>1
SS速報で頼むわ。こっちより合いの手や感想は少なくなるけど
自分のペースでゆっくり書ける。
>>983
お前みたいな続き頼むよー><っていうレスがつけばつくほど
その楽しみを潰してやった!っていう快感が得られるわ
ほら、お前らもっと良い声だして鳴けよw
まじメシウマwうはw
埋め
姫「私はあなたが欲しい」★2
さあここでID:HLOVN2ueOを待つ作業の開始ですよーw
もう無理すんな
埋め
ニコ厨の
完 全 勝 利 !!
VIPなんてちょろいっすね^^v
埋め
そのVIPに居るのは誰だよ
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