一夏「俺、束さんが好きなんだ」束「わたしもだよ、いっくん」(170)

的なヤツを誰か書いてくれ

数日前に見た千冬姉ルートの切ない束さんがツボすぎた
誰かの手でハッピーエンドを描いてくれ

>>1が書けばいいと思うの

>>3
書けるもんなら書いてるわ!
俺がこの数日どれだけ悶々とした日々を過ごしたと思ってんだちくしょう

あわよくば作者来てくれないかね

>>6
試しに書いてみてはどうだろう?

>>7
文章を構成する力が俺にはない
そして何より束さんのハッピーエンドが想像出来ないんだ…

まぁそんな思考だからこそ切ない束さんがツボったのかもな

最近友達がこの束ってキャラの真似してきてうざいんだけどなんとかならない?
男だからなおさら気持ち悪いんだよ

>>9
お前が千冬姉の真似しながら矯正してやれ

よし!

束「いっ……く…んっ……!」

>>15

あー・・・・まあ思いつかないこともないな
でも束さん、ちょっとキャラ掴み難いんだよな。これだけは気をつけておけって言う注意点教えてもらってもいい?

・箒の姉
・無駄にハイテンション
・天才、発明大好き、IS創設者
・自信家

あとなんかあった?
過去にいろんな国に追われてたよね?あれもっとkwsk教えてほしい。微妙にキャラ掴みにくいんだよな

>>20
箒一夏千冬以外どうでもいい
セシリアにひどいことを言ったとかもあるよ

とりあえず>>1が書いてみて、それで判断してやんよ

>>21
あー、そうだった。海水浴のときひどいこといってたよねthx
他にもできれば昔のこととか教えてほしい

すまぬ…
無責任なのは重々承知している
だが俺はハッピーエンドが見たいんだ…
俺にはそれが想像出来ないんだ…
だから頼んでんだよ

>>24
ハッピーエンドって誰が見てもハッピーエンドじゃないとダメ?
というか昔のこと調べてたけど、各国に終われてたぐらいしかわからないんだが他にもなんかあります?
箒とは再開する以前にもちょくちょく会ってたかな?いちいちレスしてスマン。キャラがおぼろげ過ぎてボロ出しそう

本日の俺得スレ発見

別に完全に崩壊してなきゃいいんじゃないかい?
俺が書いたときだって正直自信なんてないしな。あんなに反応返ってくるなんて全く思ってなかったんだぜ・・・
大体>>20-21くらいのでOKだろ

>>28
ちょっ、もしかして千冬姉ルートの人?

>>25さんお願いします
マジでお願いします

マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

最初に出てこないので注意
あと、個人的にハッピーエンドなんでそこも注意してください
20:00に投下しまする

書き溜めしてんの?
やっほーい全裸で待機してるわ



一夏「なあ、セシリアって好きな男いるのか?」

セシリア「え、あの……え? きゅ、急に、どうしてそんなことを?」

シャル「そ、そうだよ一夏。女の子に失礼だよ!」

一夏「好きな人がいるかどうか聞いただけで失礼なのか?」

シャル「女の子には色々あるの!」

セシリア「そ、そうですわ! 乙女には色々と込み入った事情が」

一夏「ああ、そうなのか。悪い。ちょっと気になっちゃったからさ」

シャル「気に」

セシリア「なる!?」

一夏「ああ」

セシリア「どどどどど、どうして気になるんですか!? そこのところをよければ詳しく」

シャル「そ、そうだね。僕も詳しく聞きたいなあ」

一夏「それは……ちょっと言えないけど」

セシリア「言えない!? それはどういうことです一夏さん! こ、こういうときは勇気を振り絞った方が吉と出る場合が多いと聞きますわ! わたくしはいつでも構いません!」

シャル「な、何言ってるのセシリア! まるでそんな自分に」

セシリア「まるでも四角でもないですわ! 一夏さんはわたくしに好きな人がいるかどうか聞いたのですから!」

シャル「だからってそんな……何かの間違いだよね一夏? 僕は信じてるからね?」

一夏「……はあ……」

セシリア「溜息!? 溜息をつくほど思いつめていらっしゃるの? 一夏さん、心配はいりません。きっとその女性も一夏さんと同じように思ってらっしゃるはずです!」

一夏「そうかなあ……いや、そんなわけないよ」

セシリア「いえ! そうに決まってますわ! わたくしにはわかります。その方は一夏さんと同じように何年も想ってらっしゃるんです!」

シャル「うう、一夏ぁ、そうなの? 違うよね?」

一夏「シャルは、どうなんだ?」

セシリア「え!?」

シャル「え?」

一夏「好きなやつ、いるのか?」

シャル「え、ぼ、僕? う、うん、その、まあ、いいいいるんじゃないかな? いる、ような気がするよ」

セシリア「ちょっと!? どういうことですか! わたくしに聞いたのではなくて!?」

一夏「セシリアは教えてくれなかったじゃないか」

セシリア「います! いますわ! 好きな男性がいます!」

一夏「そうか、セシリアもいるのか……」

シャル「そ、その、一夏? 本当にどうしたの、急に」

一夏「うん、ちょっとな」

セシリア「ちょっと、ではわかりません! きちんとおっしゃっていただかないと!」

シャル「そういうこと聞くって事は、い、一夏にはいるの? 好きな人?」

一夏「……」

セシリア「……」

シャル「……」

一夏「…………うん」

セシリア「ええええ!? 誰!? いつから!? その方とは親しいんですの!?」

一夏「いや、そんなの言えないけど、さ」

シャル「な、何組かだけでも教えてくれないかな?」

一夏「……だめだ」

セシリア「なぜです!? ちょっとくらい! そ、その方が一夏さんにとっていい結果になるかもしれなくてよ!」

シャル「セシリア、落ち着きなよ」

セシリア「だって」

シャル「一夏、僕たちに聞いたんだからさ、少しぐらいヒントがほしいな? 僕たちもヒント教えてあげるから。それならいいでしょ? 交換条件」

一夏「…………だめ」

セシリア「なぜですの!?」

一夏「…………はあ」

セシリア「溜息じゃわかりません! どんな女性? どこの国の生まれ? いつも一夏さんとはどのように」

シャル「ちょっとセシリア! ……一夏、教えてくれたら僕たちも手助けできるかもしれないよ? ……それとも」

一夏「それとも?」

シャル「……この二人のどっちかだったりする?」

セシリア「……え」

一夏「…………」

シャル「……そうなの?」

セシリア「い、一夏さん」

一夏「…………はあ」

セシリア「それではわかりませんわ! はあ、ではなく、イエスかノーで答えてくださらないと!」

シャル「まあまあ……一夏、それならさ、僕たちに好きな人がいるか聞いたのは何でなの? それぐらいなら聞かせてもらえるよね?」

一夏「…………まあ、それぐらいなら」

セシリア「なぜなんです?」

一夏「俺たちさ、もう三年だろ?」

シャル「うん」

一夏「もうすぐ卒業だから、このままじゃダメだと思って」

セシリア「わたくしもそう思っておりましてよ!」

一夏「だから……女の子の気持ちが知りたかったんだ」

シャル「女の子の気持ち?」

一夏「……なあ、例えば女の子って何をプレゼントされたら嬉しい?」

セシリア「わ、わたくしなら好きな人にもらえるのなら何でも」

一夏「へえ、セシリアってもっと高価なものがほしいのかと思ってた」

セシリア「そ、そんなことありません! わたくしは……その、本当に気持ちがこもってるものなら、なんでも」

シャル「ぼ、僕もそうだな。好きな人にもらうものならなんでも嬉しいよ」

一夏「そうなのか……」

シャル「何かプレゼントする気なの?」

一夏「いや……そういうわけじゃないけど、でもそうだな。プレゼントか……」

シャル「……」

セシリア「……」

シャル「プレゼントをあげるわけじゃないけど、そういうときの心情が知りたい。もしくは知りたかった。それって」

セシリア「まず知り合いであるということは間違いなさそうですわね」

一夏「そんなのわからないじゃないか。全く会話したことない人かもしれないぞ?」

セシリア「ありえませんわ。なら、三年になった、などということを言う必要がありませんもの」

シャル「そうだね。と、なると必然的に親しい人物、ということになる」

一夏「す、鋭いなあ」

セシリア「鋭い、ということは当たっているということですわね……」

シャル「……仮にプレゼントをあげたことがあるという仮定をするとどうだろう? その人の反応が鈍かった、とか?」

セシリア「ありえますわ。そうなるとさらに人物が絞れますわね」

一夏「……いや、二人とも」

シャル「でも一夏と親しい人って多すぎない? まだこれだけじゃ」

セシリア「最近、仲がいい人、ということは考えられません? 一夏さんとよく行動を共にしている人とか」

シャル「……最近……。でも一夏と一番一緒にいるのって僕たちじゃない? 何をするにも一緒の気がする。あの三人はクラス違うし」

セシリア「というかわたくし、3年になってから三人とは全然会話していませんわ」

シャル「僕はラウラとは時々話してるよ? まあラウラとはクラスが遠すぎるから機会は減ったけどね」

セシリア「……ということは私たちのどちらか!?」

シャル「そ、そそそそうなのかな? でも、まだ決まったわけじゃ」

一夏「……二人とも」

セシリア「な、なんですの?」

シャル「い、一夏?」

一夏「そろそろ部屋に帰ってくれ」

セシリア「え!?」

シャル「ご、ごめん。気に障っちゃった?」

一夏「……」

セシリア「す、すいません」

シャル「無理に詮索しちゃってごめんね。悪気はなかったんだ」

一夏「……いや、いいんだ。別に怒ってない。ただ」

シャル「ただ?」

一夏「……色々考えたいんだ。もう日も少ないからさ」


バン


千冬「お前らは何をしている! 今何時だと思ってるんだ? さっさと部屋にもどれ!」

一夏「ほら、千冬姉も来たし」

シャル「あ、一夏!」

セシリア「一夏さん!」

千冬「とっとと帰れ! お前も何だ織斑! こんな時間にまた女を連れ込むんじゃない!」

一夏「す、すいません」

シャル「せ、先生、これは僕たちが」

セシリア「そうです! 私たちが押しかけてきたんですわ!」

千冬「そんなことは関係ない。ここは織斑の部屋だ。違うか? いいからさっさと帰れ。それとも私がつまみ出してやろうか?」

シャル「わ、わかりました」

セシリア「帰りますわ……」

スタスタスタ


セシリア「……しかしこれは」

シャル「うん一大事だね」

セシリア「……わたくしたち二人のどちらかだと思いますか?」

シャル「うーん……そう思いたいけど、どうもそんな感じじゃなかった気がする」

セシリア「ま、まだ決め付けるのは早いですわ!」

シャル「ぼ、僕だってそうだよ? でも……」

セシリア「……」

シャル「……」

セシリア「……」

シャル「……僕」

セシリア「え?」

シャル「初めて見た。一夏のあんな顔」

セシリア「……そうですわね」

シャル「三年間、ずっと一緒だったのにね。あの顔を見たのが初めてなんていうのはちょっと、悔しいな」

セシリア「もし一夏さんの好きな相手が自分だとしても、あんな顔にさせてしまっているのですから、それもまたやりきれない部分がありますわね」

シャル「……」

セシリア「……」

シャル「もし、さ」

セシリア「え?」

シャル「もし一夏の好きな人が、僕たちじゃなかったらどうする?」

セシリア「それは……考えたくないですわね」

シャル「じゃあ、僕、だったら?」

セシリア「…………」

シャル「僕は、もしセシリアが一夏の好きな人だったら、はいそうですかって言える自信、ないな」

セシリア「……わたくしは、もしシャルロットさんだったら、とかそういうことではなく」

シャル「……」

セシリア「わたくし以外の人でも最善を尽くしたいです。もちろん考えたくないことですが、それでも女であることを止めようとは思いませんわ」

シャル「……すごいね。セシリアは」

セシリア「別にその女性の邪魔をするということではありません。ただ、魅力的では居続けようと思うのです」

シャル「……」

セシリア「そうしないと、もしわたくしの魅力に一夏さんが気づいたとき胸を張れないじゃありませんか」

シャル「……そうだね」

セシリア「一夏さんを好きだ、という気持ちはその一夏さんが好きな方にも負けるつもりはありませんもの。例え、わたくしに向いていなくとも……」

シャル「一夏に迷惑だって言われたら?」

セシリア「それでも構いません。誰を好きでいるかはわたくしの自由ですもの」

シャル「報われなくても?」

セシリア「ええ」

シャル「……僕もそう思えるようになれるといいな」

セシリア「なれますわよ。もっと、自分を大切にするといいですわ」

シャル「うん……」

セシリア「でも」

シャル「でも?」

セシリア「それとこれとは別ですわね。一夏さんの好きな人が知りたいですわ」

シャル「……ふふ、そうだね」

セシリア「隣のクラスということはありません? たまに鈴さんのクラスに行ってるみたいですし」

シャル「鈴が一夏の好きな人ってこと? うーん、前に友達、ってはっきり言ってたからなあ」

セシリア「では箒さんとか」

シャル「それもなんか違う気がするんだよね」

セシリア「なぜです?」

シャル「だってこの前……」

………………………………

……………………

…………

見たことあるって言ってる人ごめん。
前に保守したネタにつなげるつもりだったんだけど、そんなにアレならやめとくよ
他の人に頼んでくれー。すみませんでした

何言ってるのかよくわかんない

書きたいけど時間無い……

期待させておいてここまでってのだけは勘弁してくれ…



            /|\    _, . :‐: : : : : : \___.ノ
            .ィ__〉|:ト\./: : : : : : : : : : : : : : : : : \
.            /  r::|:::|\/: : : : : |: :i : : : : : : : : : : : : : :\
           / o./::/:::ル': : : : : : :|: :{ : : : : i: : : : : : : : : : : \
.           |_  /::/::://: : : : : : : λ: :、 : : : |: : : ト: : ヽ: : : : : :ヽ
.           | し'///: :/ : : : : : {: ト: : ゝ: : :!:./|⌒i: :} : : : :| : ',
.          し.';/  {: :/: :/ {: : : |: |}从:〉 : : !ヽ: }ヽハ:!|: : : :|: : :',
              |:/: : {: :|: : :/|:l {\: : : i'´V-―z|:!: : : :!: : : ',.        /ヽ _
              |: : : :| : |: : :|:.:|.メ〉 \__i '" ̄ ̄|jノ: : :i! : : : ',     / // /、
               |: {: :/!: :|: : :Ⅳ .ィ:チ   ,.   '' "/:/: : /|: : : : ', { ヽ / // / /   私はいつまでも待ってるよ~ん♪
                  V|: :{ |: : : : :|ィ/      ′   l:/: : /: |:\: : 丶! レ // / /  __
                    |: :| |: : :\{ 、'' "       ノ /: /: : |: : :\: :ノ 、     〈//
                 V ト _{.:_;>.._   ̄   ∠ィ: : l: : :|: : : : _/   )    /
              ( \   丿: : : :: ヽ: : `i ーr---   |: : :|: : :|/い{   /     /
            \ \(\: : : : : : : 丶: | : : |       |: : :|: : :!ヽ ヽ)ヽ     /===ュ
                  \ \ \: : : : /λ|: : ノ      | : V: : |  \ うト=='" i  [_]
           ____〉 i   ヽ: /  (ハ: : { |) __  /ヽ:_: : /_//〉|      | |
        }――――  {    V  (| |: 丿|) 〉 `   〈:ヽ:)--~ヾ |      ,..イ\
          (二二二         _}   (| |}:!:|_|)/      ):〈\___ >r――イ、.丿: : ヽ
             /\___.ノ∧  X (:.:ノ /     ヽ/ } : :)∧::::ヽ |     |/}: : :\



一夏「シャル、ちょっと話があるんだ」

シャル「えっ?何かな?」

一夏「ここじゃなんだし部屋に来てくれ」

シャル(セシリアは呼んでないみたいだけど、今日の話の続きかな?)

一夏「とりあえず座ってくれ、お茶で良かったか?」

シャル「うん、ありがとう」

シャル「一夏、話って何かな?」

一夏「うん、今日の話の続きなんだけどな」

一夏「実はセシリアの事が好きなんだ」

シャル「」


というセシリアルートに変更で頼む

セシリアルートは無理だがスレタイ通りのなら22時半か23時にちょっと書く

前に描いたの見たことあった人は不快だったみたいでごめん
せっかく描いたので一時間あるみたいだから>>77が来るまで保守代わりに投下




束「やあやあやあ、今日もこの束さんに用かな、いっくん?」

一夏「あの、すいません。いつも呼び出しちゃって」

束「いいよん。いっくんならどこでもいつでも。それで? 今日はどんな御用かな?」

一夏「あー、えっとISの調子を見てもらおうと思って」

束「またー? 束さんの調整、そんなに御不満かなあ? 私以上に調整できる人なんていないと思うけど」

一夏「いや、そういうことじゃないんですけど」

束「ふーん、まあいいや。ちゃちゃっとやっちゃいましょーか。じゃあ展開してもらっていい?」

一夏「よ、よかったら、その前に何か飲みませんか? お茶か、ジュースか、お酒でも」

束「あらら、お酒とは大きく出たねえ。いっくんって今いくつだっけ?」

一夏「いや、それは」

束「それにねえ、束さんも忙しくってねえ。これでもさ、馬鹿な人たちが阿呆のようにちまちまちまちま変なことしてくるもんだから、色々やることがあってさ」

一夏「あー、そうですか。すいません」

束「へ? いや、ダメって意味じゃないよ。別にいいよ。むしろ束さん、喉が渇いちゃったよ」

一夏「……えっと、お茶でいいですか?」

束「いいねお茶。やっぱり日本人はお茶だよ。お茶って過小評価されてるきらいがあるけど、本当はかなりの飲み物で、ってああ、そう、いっくん」

一夏「なんですか」

束「箒ちゃん今、どんな感じ?」

一夏「どうって、普通ですけど。ISも調子いいみたいですし」

束「いやいやいやいや、そうじゃあなくて。いっくんさあ、またまたこのにくいねえ。それとも焦らし? そういうプレイなのかな?」

一夏「箒がどうかしたんですか」

束「ふっふー、そうきましたか、そうかなるほどね。まあちーちゃんから聞いてはいたけど、でもそんなにねえ」

一夏「え?」

束「うんうん。これもまあ、いい方向に働くかもしれないよね。むしろ束さん働きアリのように頑張っちゃうよ」

一夏「あの、お茶です」

束「おお! これがいっくんの淹れたお茶かあ、うん、いい匂いしてるねえ。まるで箒ちゃんのような」

一夏「箒の匂いってどんなですか。普通の緑茶ですよ」

束「あれ? あれれ? 箒ちゃんの匂いを嗅いだことないのいっくん。くんくんしたことないの? それならそういう機械を作ってあげるべきかなあ」

一夏「そ、それより、束さん」

束「え? なになに箒ちゃんがどれぐらい可愛いか教えてほしいって?」

一夏「束さんのほしいものってなんですか」

束「おおプレゼント作戦! でも相手間違えてない? 私じゃなく、箒――」


一夏「束さんのほしいものをプレゼントしたいです」


束「――へ」

一夏「ダメですか」

束「いやあ、はは、なんで?」

一夏「その、だって、もうすぐ」

束「もうすぐ? 別に誕生日じゃないよ?」

一夏「それは知ってます。そうじゃなくて」

束「あー! わかった! なるほど! そうかあ、ふんふん、いいねいいね。そういう作戦ね」

一夏「え?」

束「なんでもいいんだよね?」

一夏「はい、いいですよ」

束「じゃあね――時間がほしいな」




一夏「これなんかどうかな?」

セシリア「うーん……いいとは思いますけれど、いまいちパッとしませんわね。固いというか」

一夏「固いって、時計ってどれもそんなもんだろ?」

セシリア「そうですが……そもそも女の方に腕時計というのが。他のものではだめなんですの?」

一夏「いや、別にいいんだけど俺が思いついたのが時計だったからさ」

セシリア「腕時計……」

一夏「セシリア。約束は守ってくれよ」

セシリア「もちろんです。詮索はしませんわ」

一夏「じゃあ、こっちのやつなんかどうかな?」

セシリア「……払えます? それ」

一夏「え? ……あー、無理だな」

セシリア「少しならお貸ししてもいいですが、一夏さんが嫌なのですわよね?」

一夏「ああ」

セシリア「じゃあ、この店はもう出ましょう。他の店の物のほうが安いかもしれませんわ。それにもっといいものがその間に思いつくかもしれませんし」

一夏「うーん。そうだな。出るか」


アリガトウゴザイマシタ


セシリア「……」

一夏「じゃあ、向こうの通りにアクセサリを扱ってる店がまだあったからそこに行こう。時計も少し合ったはずだし」

セシリア「……わかりましたわ」

一夏「……セシリア」

セシリア「何でしょう」

一夏「その、こっちから頼んでおいて相手の名前を教えないのは本当に悪いと思ってる。詮索しないでほしいってのも、付き合ってもらってるのにめちゃくちゃだよな。でも」

セシリア「別にそのことは……怒ってません」

一夏「一応、怒ってはいるんだな」

セシリア「当然ですわね」

一夏「……悪い」

セシリア「相手の名前などより、今回ばかりはわたくしを誘ってほしくなかったですわ」

一夏「どうして?」

セシリア「……一緒に行けば後悔するし一緒に行くということは、わたくしはそういうことなのだ、と思わせられるからです」

一夏「? よくわからないけど……無理ならかまわないって行くときも言ったろ?」

セシリア「それでもついていきたいと思ってしまったから仕方ありませんわ。それに腹も立ちますが、浮き足立ってもいますもの」

一夏「……今日のセシリアの言うことは難しいな」

セシリア「乙女心は複雑でしてよ」

一夏「はは、そっか。じゃあプレゼント買ったらセシリアの行きたいところに行こうぜ。俺、奢るからさ」

セシリア「期待していますわ」

一夏「えーっと、あったあった。この店だな」

セシリア「へえ、もっとごちゃごちゃしてる店かと思ってましたが素敵な雰囲気ですわね。大きくて落ち着くというか」

一夏「けどちょっと人が多いなあ」

セシリア「仕方ありませんわ。わたくしたちだけが買い物をするわけではありませんもの」

一夏「……へえ」

セシリア「なんです?」

一夏「いやいや……それじゃあ、ほら」

セシリア「え?」

一夏「手」

セシリア「手?」

一夏「つないでおくか? はぐれたら嫌だもんな」

セシリア「え、ええ、そ、そうですわね。はぐれたら大変ですものね」

一夏「だろ?」

キュ


セシリア「……」

一夏「セシリアの手、あったかいな」

セシリア「心が冷たいからだったら、どうします?」

一夏「はは、よくそんな言葉知ってるな。日本になじんでる証拠か。ま、心が冷たいなら手と一緒に俺が暖めるよ」

セシリア「そ、そういうことを」

一夏「ん?」

セシリア「……いえ」

一夏「店先は人が多いから奥から行こう。あんまりいないみたいだ」

セシリア「そうですわね」

スタスタスタスタ


一夏「セシリアは変わったよな」

セシリア「え? どこがです?」

一夏「優しくなった」

セシリア「そ、そうかしら?」

一夏「ああ。一年の時みたいに勝負を仕掛けてくるようなことはなさそうかな。柔らかくなったというか」

セシリア「二年も前のことを言われても困ります……それにわたくし、まだ心の整理がつかないだけで本当は思い切り落ち込みたいですわ」

一夏「なんで?」

セシリア「……はあ」

一夏「?」

セシリア「今元気があったら、わたくしただの馬鹿ですわ。」

さるさん

一夏「なんでだよ?」

セシリア「……」

一夏「……」

セシリア「……一夏さん」

一夏「お、これとかどうだ?」

セシリア「え? ネックレスでいいならこの店のものより」

一夏「じゃあ、これは?」

セシリア「……まあ、デザインはいいと思います。ただそういう奇抜な、いえ個性的なもの大人っぽさが出るとは思います。けれどそういうのはあんまりプレゼントには向かない気が」

一夏「うーん、難しいなあ」

セシリア「……」

一夏「……どういうのがいいかなあ」

セシリア「一夏さん、詮索はしませんが一つ訪ねてもいいかしら?」

一夏「……いいよ」

セシリア「誘ってくれたとき、一夏さんがどれほどその人が好きなのかわかりました……けれど。でも」

一夏「でも?」

セシリア「絶対に――もうその人以外を好きになることは」

一夏「ないよ」

セシリア「……」

一夏「ない」

セシリア「……そうですか」

一夏「そんなことしたら、アイツにも失礼だし」

セシリア「アイツ?」

一夏「……」

セシリア「……」

一夏「おお、これなんかどうだ?」

セシリア「……ええ、いいと思いますわよ」

一夏「そうかー。それじゃあこれにしようかな」

セシリア「そう、ですわね」

一夏「じゃあ、ちょっと待っててくれ。買って来るから」

セシリア「はい」

 

セシリア「…………失恋、なのかしら……」



セシリア「……ああ、いやですわね……」



セシリア「……あんなこと……言っておいて……」



セシリア「……こういうとき……一夏さんの胸で泣けると思ってたのですけれど……」


 

保守終わり

>>77だがもう書いてもいいか?

束「紅椿の武装が壊れちゃったの?」

箒「無理し過ぎて……」

束「オッケー、箒ちゃんの頼みとあらばあっという間に」

箒「ありがとう」



束「それはそうと箒ちゃん、いっくんに告白はしたのかい?」

箒「こ、こここ告白って……する訳無いだろ!///」

束「じゃあいっくんは私がいただこうかな?」

箒「な、なんだと!?」

束「だって国際結婚なんて今時あり得ないよ。だから箒ちゃんが一番いっくんのお嫁さんになるのが一番ベスト」

箒「だ、だからって」

束「私、いっくん好きだもん」

箒「」

箒「あ、あいつのどこがいいんだ」

束「だっていっくんを小さい頃から見てたのはちーちゃん、箒ちゃんとこの私だけだよ」

束「だけどちーちゃんはいっくんの実の姉だし、箒ちゃんはいっくんのこと嫌いなんでしょ?」

箒「き、嫌いだなんて」

束「じゃあさ、競争しようよ」

箒「競争?」

束「先にいっくんをメロメロにした方が勝ち、簡単だよ」

箒「馬鹿馬鹿しい、誰が」

束「じゃあいっくんは私のものだね。決まり!」

箒「っ!」

束「じゃあ早速いっくんを」

箒「分かった!受けて立つ!一夏は渡さない!!」

束「その意気だよ、箒ちゃん」

翌日

箒(よく考えてみればIS学園は普段は授業中。おまけに千冬さんもいる)

箒(姉さん以上に考える時間も接触するタイミングも多い!楽勝だな)

箒(しかし、いざどうやって落とすか……それが重要だ)

一夏「おはよう、箒」

箒「っ!?お、おはよう!」

一夏「どうした?考え事か?」

箒「い、一夏には関係な」

シャル「おはよう一夏」

セシリア「おはようございます、一夏さん」

箒「……」

一夏の部屋
束「ここがいっくんの部屋か。ちょっと汚いなぁ」

束「まあいいや、束さんが洗濯も掃除もやってあげるから!」

束「それはさておき、えっちぃ本はここかな?」ゴソゴソ



一夏「」ゾクゾクッ

シャル「どうしたの?」

一夏「いや、なんかすっげぇ嫌な予感が……」

シャル「?」

箒(なんだ、この胸騒ぎは?)

鈴「どうかした?」

箒(まさか姉さんはもうプランを完成させて実行してるのか!?)

鈴「もしもし聞いてんの?」

箒「こうしてはおれん!!」ガタッ

昼休み
箒(もう半日が過ぎた……何も思い浮かばない)

一夏「さて、飯の時間だ」

シャル「じゃあ一夏、一緒に……!?」

ラウラ「どうし……!?」

セシリア「何があっ……!?」

箒「?」

シャル「い、一夏の机の上に」

セシリア「お、お弁当が」

ラウラ「しかも女らしい柄の弁当箱」

箒「!」

一夏「だ、誰のだ?」

箒(しまった……先を越された)

シャル「なんか手紙が挟まってるよ」

いっくんへ
束さんが丹精込めて作ったお弁当だよ
不味かったり、多かったら残して捨ててもいいよ
でも自信作だから美味しい筈!

愛しい束さんより

セシリア「し、篠ノ之博士の手作り!?」

ラウラ「しかもハート柄の便箋」

シャル「愛しいってまさか……」

一夏「わざわざ束さんが作ったのか……凄いな」

ラウラ「食べるのか?」

一夏「ああ、とりあえずな」

セシリア「なら私がいただきますわ!」

シャル「僕、こういうお弁当食べたかったんだ」

ラウラ「嫁に毒を食わせる訳にはいかない」

箒(いいぞ、弁当はお前達が食べるべきだ。その間に私が……)

一夏「ならみんなで少しずつ分けようぜ」パカ

セシリア「」

シャル「」

ラウラ「海鮮丼か、豪華だな」

シャル(わさびはダメ、食べれない)トボトボ

セシリア(箸が使えませんの)トボトボ

ラウラ(成る程、二人の弱点を突いたな。流石篠ノ之博士だ。だが私は大丈夫)

箒(今だ!)

放送「一年一組篠ノ之箒さん、ラウラ・ボーデヴィッヒさん、鳳鈴音さん。至急、織斑先生のもとまで来てください」

ラウラ(っ!こんなときに!!)

箒(だが無視は出来ない……)

鈴(なんで私まで!?)



一夏「……いただきます」

放課後
束「さあ、お弁当効果は抜群だった筈!あとはいっくんの帰りをウェイトするだけ」



一夏「弁当ありがとうって束さんに伝えておいてくれ」

箒「あ、ああ分かった」

箒(結局放課後……何も出来ず終い……)

箒「い、一夏!」

一夏「どうした?」

箒「その……話がある。私と二人っきりで」

一夏「今も二人っきりだけど」

箒(い、言われると恥ずかしい……///)

箒「私の、部屋に来てくれ」



束「いっくん遅いなぁ」

力尽きて来た……


箒の部屋
箒「……」

一夏「で、話ってなんだ?」

箒「一夏は、どう思っている?」

一夏「何がだ?」

箒「その……私のことを」

一夏「幼馴染とかじゃなくてか?」

箒「じゃなくて、じゃなくも無いが……」

一夏「?」

箒「私のことが嫌いかどうか聞きたい」

一夏「……」

箒「正直に言ってくれ、頼む」

一夏「分かった、正直に言うよ」

箒(覚悟は出来た、さあ来い!)

一夏「俺は、お前のことは」

箒「ゴクリ」

一夏「嫌いだ、な」

箒「そうか、そうか!そうだよな、私のことなんて嫌いか」

一夏「ほ、箒?」

箒「確かにいっつも理由無く殴られて好意を抱く筈など無いな!」

一夏「あのな、箒」

箒「すまなかったな、一夏。嫌いなのに呼び止めて」

一夏「だからな、箒」

箒「さあ、帰らないと千冬さんも怒るぞ。見つかる前にさっさと帰るんだ」ポイ

一夏「おい、ちょっとま」

バタン

ちゃららーちゃららー

束「もすもす、ひねもす」

箒「姉さん」

束「おお、箒ちゃん!まさかもう勝っちゃった?」

箒「いや、違う」

束「ん?」

箒「私の負けだ。一夏を持っていけ」

束「わー、いいの?」

箒「ああ、私は一夏が嫌いだからな」

束「え?」

箒「恋が結ばれるといいな」

ガチャ
ツーツー

箒「これなら、もっと優しくするべきだったな」

箒「何もかも私は愚かだ。人に好意を寄せてるにも関わらず痛めつけるなんて」

箒「私は、もう……」

箒「うわあああああああああああ!!」



キリがいいので一旦終わります
明日の夕方、残ってたら書きます


あと束さんのエロい画像ください

自分的にはいい気がしたけどよくなさそうなので最後に一つだけ


一夏「どうしたんだ、箒のやつ?嫌いって勘違いしたまま追い出されちまったけど」

一夏「やっぱり謝るべきだな」

ガチャ

束「いっくんお帰り!」

一夏「」

束「お弁当どうだった?アワビとか大トロとか入れたんだけど?」

一夏「な、何故束さんが俺の部屋に!?」

束「だからお弁当届けたんだよ。美味しかった?」

一夏「あ、はい。とっても美味かったです」

束「よかった、束さん特製の愛情ちらし寿司が好評で」

一夏(ハート型になってたトロが恥ずかしかったな……)

もう引き際がわからん
おちたら立て直す

ちゃんと完結させるから安心して

他の人ドゾー

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