ほむら「……」
まどか「ねえさやかちゃん、今日のほむらちゃんって……」
さやか「まどかも気がついたか。うん。ありゃ間違い無くいれてるわ」
まどか「だよねぇ」
ほむら「……」ソワソワ
まどか「落ち着かなさそうだね」
さやか「いかにもつけなれていない感じだからなー」
まどか「うん」
さやか「膨らみ方が不自然だし」
ほむら「……」キョロキョロ
まどか「しきりに周囲を見渡してるね」
さやか「パットがバレてないか心配なんだろうね。バレバレなんだけどさ」
ほむら「……」サワサワ
まどか「胸のあたりを触ってる」
さやか「ズレやしないのか不安なんじゃない?」
まどか「なるほど……」
さやか「どうせなら一気にCぐらいの大きさにするんじゃなくて、
徐々にサイズを増していけばいいのに」
まどか「……」
さやか「ん? 何?」
まどか「なんでもないよ。ただ、さやかちゃん手慣れてそうだなって」
さやか「……」ギクッ
まどか「そういえばさやかちゃんも急に胸が大きくなったよね」
さやか「せっ、せせ、成長期だし普通じゃない!?」
まどか「本当に? さやかちゃんズルしてない?」
さやか「ばっ、そんな訳ないじゃん! 胸に詰め物なんて!」
ほむら「!?」ビクッ
この前、ほむちゃんがノーブラだったんで
思わずムラムラして「おっぱい見ーせて☆(^・^)」
って 声かけたら
「ええ、いいわよ」って快く承諾して くれて、
その成長過程のおっぱいの谷間のところに
顔うずめて「ぱふぱふ!」ってしようとしたら
急にほむらちゃんのおっぱいが膨張しはじめて、
そしてついに爆発した
これが世に言うビッグバンである
宇宙はこうして生まれた
そして数十億年の歳月が経ち
現在の我々がここにいるのだ
ほむら「……」
さやか「やっちまった……」
まどか「ほむらちゃんじっとこっちを見てるね」
さやか「だね。軽く泣きそうになってるし」
まどか「もうっ。さやかちゃんが大声で胸の詰め物なんて言葉を言っちゃうからだよ?」
さやか「うっ……、ごめんなさい」
さやか(転校生に悪いことしたかな……)
さやか(……いやいや、バレバレな詰め物をそうと自覚せずに
使い続ける方が長い目で見ればマイナスな筈)
さやか「ちょっとアドバイスしてくる」
まどか「アドバイス?」
さやか「うん、どうせつけるんならもっと上手くやった方がいいってね」
さやか「おーい、転校せ―――」
ほむら「っ!?」ガタッ
さやか「へっ?」
ほむら「……」タタタタタタッ
さやか「あ……」
さやか「まさか走って逃げられるなんて」
まどか「とりあえずほむらちゃんを探そう。このままじゃ可哀想だよ」
さやか「そうだね。……ちょっと罪悪感あるわ」
ほむら(パット使ってるのがばれた……)
ほむら(泣きたい……)
さやか「あ、いたいた転校生! あんたに言いたいことが」
ほむら「!?」ダダダダダッ
さやか「逃げ足速っ!」
さやか「待てってば転校生!」
ほむら(馬鹿にされる……、馬鹿にされる……)
さやか「別に捕って食いや……、ああっ、見失った」
ほむら(逃げ切れたかしら)
まどか「あ、ほむらちゃん見つけた!」
ほむら(今度はまどか!?)
まどか「ほむらちゃん、あのね」
ほむら「いやっ! こないで!」タタタタタッ
まどか「あっ、ほ、ほむらちゃーん!?」
仁美「あら。何をしていますの、まどかさん?」
まどか「仁美ちゃん。あのね、ほむらちゃんが、その……」
まどか(……胸パットが原因で逃走してる、なんて言ったら可哀想だよね)
まどか(適当に誤魔化そう)
まどか「何か悩みがあるみたいで様子がおかしくって。それでお話を聞こうかなって」
仁美「まあ。そうでしたの!」
まどか「だけど途中で逃げられちゃった。聞き方が悪かったのかな、てへへ」
仁美「事情は良く分かりませんが、暁美さんは相当なお悩みをお持ちのようですわね」
まどか「そうだね。本人は思いつめてたみたい……」
仁美「分かりましたわ! 私も暁美さんを見つけるのに協力します!」
まどか「えっ?」
仁美「思いつめている時に1人になってしまうと、思考がどんどん悪い方へ向ってしまいますわ。
クラスメイトとして暁美さんの力になりたいんですの!」
――――
中沢「ん? そんなに慌てて志筑さんどうかした?」
仁美「中沢君! 実は……」
――――
早乙女「えっ!? 暁美さんが大変なことになっている!?」
中沢「そうみたいなんです。大きな悩み事があるらしくて、誰の話も聞こうとせず……」
――――
校長「何!? 女学生が悩みから自殺を図っている!?」
早乙女「はい! ですから校長先生、彼女の確保にご協力ください」
校長「ああ、勿論だとも!」
ほむら(ふう……、3年の教室のある階までくれば大丈夫でしょう)
校内放送『全校生徒の皆さん! これから大切なお知らせをします!』
ほむら(あら? 何かしら?)
校内放送『2年生の暁美ほむらさんを見かけたら、至急職員室まで連れてきてください!』
ほむら「……え?」
校内放送『暁美ほむらさんの特徴は、長いストレートの黒髪です!
それらしい生徒を見かけたら、声をかけてあげてください!』
ほむら(なんで? え?)
校内放送『暁美ほむらさん! 聞こえていますか!?
この放送が聞こえているならすぐに職員室へきてください!』
ほむら(何なのこれ何なのこれ!?)
校内放送『大丈夫、あなたは1人じゃありません! 学校中の皆さんがあなたの味方です!』
ほむら(パットを入れるのってそんなに大げさなことなの!?)
校内放送『生きてさえいればきっといいことはあります!』
ほむら(うわぁああああああん!)
上級生1「なあなあ、暁美ほむらって子は何があったんだろうな?」
ほむら「!!」ビクッ
上級生2「さあ? でもやたら切羽詰まってるようだったよな」
ほむら(……ほっ)
ほむら(そうよね。長い黒髪なんて珍しくもないし、
3年からしたら私が暁美ほむらだなんて分からないわよね)
マミ「見つけたわ、暁美さん!」
ほむら(もうやだぁあああああ!)
ほむら「誰も話しかけないで・・・・・・」ブルブルブルブル
アントシアニンパワーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
マミ「事情はよく分からないけれどそんなに思いつめないで!」
ほむら(そりゃ分からないでしょうよ……)
マミ「大丈夫、私はあなたの味方よ。 だからほら、一緒に職員室へ行きましょう?」
ほむら「……」
ざわ……ざわ……
上級生3「何なに? あれが放送の子?」
上級生4「連れてった方がいいのかな?」
ほむら「ううっ……」ジワッ
マミ(目に涙が……。可哀想に、とても思い悩んでいるのね)
マミ「ね。だから暁美さん、私と一緒に職員室に行きましょう?」
ほむら「……あなたなんて私の敵よ!」ダダダダダッ
マミ「あ! 待って暁美さん!」
マミ(くっ……、さすがに人前で拘束リボンを使うわけには……)
マミ(こうなったら校外にも応援を求めましょう)
ほむら「はあっ、はあ、はあ……」
ほむら(校舎裏まで逃げだせた。ここまでくれば)
杏子「つっかまーえた」ガシッ
ほむら「なっ!? 佐倉杏子!? 貴女がどうしてここに」
杏子「さあね」
杏子(これでケーキ3つ貰えるんだってんだからちょろいよな)
ちょろいのはお前だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
上条「じゃあ、最後は尻を出せ!!」
さやか「は、はい・・・」
上条「クンカクンカ」
さやか「きゃあ!!」
上条「クサッ!!」
さやか「え・・・」
上条「お前、ちゃんと、尻拭いてるのか?」
さやか「ギクッ・・・」
ほむら「放して! 放してよ!」ジタバタ
杏子「悪いけどそうはいかないよ。こっちも食事がかかってるんだ」
ほむら(もうやだ……、パットを入れるのがそんなにいけないことなの……?)
杏子「さ、職員室へ行こう」
ほむら(嫌だいやだ! これ以上晒し物になんてされてくない!)
ほむら(なんとか彼女を思いとどまらせないと!)
ほむら「佐倉杏子。学校には職員室よりもっといい場所があるわよ」
杏子「もっといい場所? それはどこだ?」
ほむら「食堂よ」
杏子「なるほど。確かにケーキ3つなんか目じゃない量の食べ物がありそうだ」
ほむら「ね。だから私を捕まえるなんて効率の悪いことは止めて、
お昼休みになる前にそちらに向かいなさいな」
杏子「そうだな! よっし、ちょっと行ってくる!」
ほむら「ふうっ……」
ほむら「ちょろいわね」
――――
ほむら(色々あったけれどなんとか校外に出てこれたわ)
ほむら(もうこの周は不登校になろう……)
ほむら「……」
ほむら「はぁ……」
ほむら「大きく見せたいと思うのってそんなにいけないことなのかな……」
QB「さあ。どうなんだろうね」
ほむら「消えなさい、インキュベーター」
QB「そうもいかないよ。僕には君の居場所を確保するという役割があるからね」
ほむら「!?」
ほむら「……」ポイッ
QB「君を見つけてこないと契約しないと言わ―――」ドッカーン
ほむら「……」
QB2「れてるんだ」
ほむら(やはりこいつを殺してもキリがないわね……)
QB2「さあ。大人しく学校へ戻って職員室に行こう!」
ほむら「嫌に決ってるでしょ!」ダダダダダダッ
QB2「……QB3。そっちに暁美ほむらが行ったよ」
ほーむ
ほむら「はあっ……」
ほむら(29体ものQBを殺してようやく家にたどり着けたわ……)
ほむら(もう早いとこパットを取っちゃおう……)
ぴんぽーん
ほむら「……」
ほむら「無視よ無視」
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
ほむら「……はい、どなたですか」
まどか「死なないでほむらちゃん!」
さやか「そうだよ! 何もそこまで思いつめることないだろ!」
マミ「私の胸に飛び込んできなさい」
杏子「まあなんだ……、食うかい?」
仁美「暁美さん、元気を出してくださいまし」
中沢「隣が空席になったら物足りないんだよ」
早乙女「大丈夫よ暁美さん。クラス中の皆があなたの味方だから」
ほむら「……」
まどか「だからほむらちゃん、ドアのチェーンを外し」
ばたん!
ほむら(何だっていうのよぉおおおおおおおおおおお!?)
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
「ほむらちゃーん! 開けてよー!」
ほむら(やだやだやだ!)
ほむら「う、うくっ、うううっ……」
ほむら(なんで……)
ほむら(なんでこんなことに……)
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
「ほーむーらーちゃん!」
ほむら(逃げ出したいけど、どうせ外にはQB包囲網が……)
ほむら(このまま耐えるしかない……)
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「……?」
ほむら(表が静かになったわね)
ほむら(諦めて帰ったのかしら)
ううー……ううー……
ほむら「あら? パトカーのサイレン?」
ううぅぅー……うううぅー
ほむら「気のせいかどんどん近づいてきているような」
ううううぅぅぅーううううぅぅー!
ほむら「……」
ほむら「ちょっと、えっ!? 家の前で止まった!?」
拡声器「暁美ほむらさん! 暁美ほむらさん!」
ほむら(止めてもう止めてここに住めなくなっちゃう……)
拡声器「ドアを開けてください、暁美ほむらさん!」
ほむら(ああ……、もうどうにでもなーれ)
ほむら(気分を落ち着けるためにテレビでもつけましょう)
ぽちっ
『はい、現場の○○です』
ほむら(……見覚えのある建物が)
『こちらが群馬県に住む女子中学生Aさんの立てこもっている建物で―――』
ぷちっ
ほむら「……」
ほむら「テレビも駄目ね……」
ほむら「もう知らない……」
ほむら「ネットで猫ちゃんの画像でも集めましょう……」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら(ん?)
ほむら(やたらアンカーの付いてるレスがあるわね)
ほむら(書き込みの内容は、画像と思しきURLだけ)
ほむら(ついているレスの内容は“GJ”や“抜いた”などなどプラス評価ばかり)
ほむら(どんな画像なのかしら)
/::///::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ト\:::::::::::::::___
. l:::{_/::::!::::: l::::::::|\:::::::::::::::::::::: : | | \\::://:| |
. |:::|::|:::::::|:::::::|::::::::| \:\ _\::::::| | ::::::ヽロ/:::::::| |
. |:::|::{:::::::|:::::::|:i::::::| -‐  ̄\::ヾ、| ト、:://\:::::::// これが女子中学生Aの正体らしい
. |:::|ハ:::::;:.-‐lハ:::::| ,ィfテ示㍉}\}/:| | |:ヽ」/j
. |:::{:::イ';:l ヽ! ヽ| _):::::i/| .l|::::::::::: | | |:ヽ\'
. |::::\| ィfテ≧ 辷_(ン .l!::::::::::: | | |::::::\\
. |::::::::::::. Vハ l:::::::::::::レ| |:::::::{ \〉
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ほむら「なんでバレてるのよ……」
――――
エリー(箱の魔女)「画像を送信、と」
エリー「ふふふ、レスがたくさんついてるたくさんついてる!」
エリー「こんなにもてはやされたのは久しぶりだなあ」
――――
ほむら(もう寝ましょう……)
ほむら(放っておけばその内ほとぼりも冷めるでしょう)
がちゃ
ほむら(ほとぼりも……)
がちゃ、がちゃ。がちゃっ!
まどか「ありがとうございました大家さん!」
大家「いえいえ」
ほむら(まどかぁあああああああ!!)
杏子「チェーンを斬るのはまかせな」
まどか「ありがとう杏子ちゃん!」
杏子「よっと」
ばきん
ほむら(あ、ああ……)
まどか「ほむらちゃん! 何があったかは知らないけど自殺なんて止めて!」
ほむら「……えっ? 自殺って、何それ?」
まどか「えっ?」
ほむら「こーいワルプルギスこーい」
まどか「私はてっきり、ほむらちゃんが胸パットのことを
気にして自殺しようとしているのかと……」
ほむら「む、胸パットのことは……、気にしてるけれど、自殺なんてそんな……」
まどか「そうだったの!? 先生も含めて全校の皆が
ほむらちゃんは死のうとしてるって噂してたよ!?」
ほむら「そっか、それで大騒ぎになっていたのね……」
杏子「よく分かんないけど込み入った話になってるな」
ほむら「……ところでまどかと杏子以外の皆は?」
まどか「あ、え、えーと……。皆飽きて帰っちゃった……」
ほむら「……」
まどか「……まあ、結果オーライ?」
ほむら「その筈なのに釈然としないのは何故かしら……」
ほむら「と、ところで……」
まどか「?」
ほむら「今ここにいる3人には、ある共通点があるわ」
杏子「共通点って……」
まどか「あ。ああ……。うん、まあ、さやかちゃんやマミさんと比べると私達は……」
ほむら「胸パット! 皆ですれば怖くない!」
杏子「ちょっとは懲りろよ!」
ほむら「3人で協力して脱貧乳しましょう!」
まどか(私は家系的に将来は割と普乳になれそうなんだけどなぁ……)
あんこは匂乳
――――
ほむら「さて。ということで、さっそく巨乳代表巴マミの生態を確認しにきたわよ」
まどか「杏子ちゃんは面倒くさがって帰っちゃったけどね」
ほむら「杏子は駄目ね。その点私やまどかは向上心があるからきっと大きくなれるわ!」
まどか「だといいけど……」
ほむら「とにかく、今は巴マミの生活から巨乳への手掛かりをさぐりましょう!」
まどか(帰りたい……)
マミ「ふう……」
マミ「鹿目さんに任せてきちゃったけれど、暁美さん本当に大丈夫かしら」
マミ「あー、それにしても肩が凝ったわ」
マミ「やっぱりこの巨大パットはいつ付けても重いわね」
ほむら「巨乳ならぬ虚乳!?」
まどか「ちょっとほむらちゃん、そんな大声を出したら」
マミ「そこにいるのは誰!?」
まどか「ほらぁー」
ほむら「ごめんなさい……」
マミ「み、みみみ、見たのね!?」
ほむら「……ええ」
まどか「ごめんなさい……」
マミ「お願い! 絶対誰にも言わないで!」
まどか「ちょっ、マミさん!? 土下座なんてしないでください! 悪いのは私達の方なんです!」
ほむら「いいえまどか、そう下手に出ることはないわ。これはチャンスよ。
ここで優位に立っておけば何かと便利に―――」
まどか「ほーむーらーちゃん!」
ほむら「マミさんごめんなさい!」
マミ(変わり身早っ)
まどか「それにしてもマミさんのパットの入れ方、凄く上手いですね」
マミ「ああ。それは私の技術じゃなくてパットの方に秘密があるの」
ほむら「詳しく話を聞かせてもらえないかしら!!」
マミ「おっ、落ち着いて暁美さん! 目が怖いわよ!」
ほむら「いいからもったいぶらずに! さあ早く早く!」
マミ(う……。クラスの不良の人に話しかけられた時みたいな迫力が……)ガタガタ
まどか「落ち着いてほむらちゃん!
あと年上の人に失礼な態度取ったことはちゃんと謝らないと駄目だよ!」
ほむら「ごめんなさい巴さん。よろしければお話をお伺いしたいのですが」
マミ「え、ええ……」
マミ(なんなのかしら暁美さんって)
まどか「それで秘密っていうのは?」
ほむら「なんだかんだでまどかも気になっているのね」
まどか「う……。そりゃまあちょっとは、ね」
マミ「別に特別なことじゃないわよ。ただちょっと魔法をつかっているだけ」
ほむら「魔法を?」
マミ「ええ。道具に魔法をかけるとその性質を多少いじれるでしょう?
私は常時パットに魔力を送ってリアルさを追求しているのよ」
ほむら(なるほど……)
ほむら(変身シーンですらパットだと見抜けないほどの逸品はそうやって作られていたのね)
ほむら(というか、使い魔を狩りつつ胸パットにも魔力を送るなんて、何気にとんでもないわね)
乳パッドが2トンあるのか・・・
ほむら「私もパットの魔力強化に挑戦してみようかしら」
マミ「それなら私のパットを貸すわ。これで魔力付加の練習をしてみて」
ほむら「さっきまで巴マミが使っていたパットを私が使うの!?」
マミ「……そ、そう言われると、なんだか気恥しくなってくるわね」
ほむら「……」
マミ「どうする? 嫌なら別にいいのだけど……」
ほむら「いっ、いえ……。折角だし貸してもらうわ。ありがとう」
まどか(なんでだろう。なんか面白くない……)
ほむら「じゃあやってみるわね」
ほむら(巴マミの胸に当たっていたパット……、巴マミの胸に当たっていたパット……)
マミ「コツはカーブをあまり急にしすぎないことよ」
ほむら「ええ。気を付けるわ」
マミ「……」
ほむら「……」
まどか「どうして2人とも顔が赤いの」
マミ「!? そ、そんなことないわよ?」
ほむら「ええ! 勿論よ!」
まどか「むー……」
まどか(もやもやする)
ほむら「こんな感じかしら?」
マミ「あら。筋がいいわね」
ほむら「巴マミの胸の形を参考に作ったから……」
マミ「あ……、そ、そうなんだ……」
まどか「……」
マミ「それじゃあせっかくだし、そのパットをつけてみたらどうかしら?」
ほむら「え? えええっ!? つけるって、その」
マミ「実際につけてみないと分からない部分もあると思うから……」
まどか(うううー。こうなったら―――)
ほむら「パットをつけてくるから少し洗面所を借りるわね」
マミ「ええ。大きめのブラもそこに置いてある筈だから、パットと一緒に着用―――」
まどか「その必要はないよ!!!」パシッ
ほむら(あ、え、えっ!? まどかが胸パットをひったくった!?)
まどか(ほむらちゃんがこれをつけるぐらいなら……)
まどか(私がマミさんの胸パットをつける!)
まどか「えいっ!」スウッ
ほむら「ぶううぅうぅうううっ!? ちょ、まどか!? どうして上着を脱いで!?」
まどか「それはもちろんこのパットをつける為だよ!!!」
マミ「鹿目さんが私のパットを!?」
まどか(ブラを外して、と……)
ほむら(あわわわわわわまどかの胸がああああああ)
マミ「……」ドキドキドキ
まどか「こう当てればいいのかな……?」ピトッ
ほむら(……あれ?)
ほむら(ひょ、ひょっとしてこれって)
ほむら(まどかと巴マミが間接パイタッチ!?)
ほむら「そんなのいやぁあああああああああー!」
マミ(っ!? 暁美さんの魔力が暴走し始めた!?)
まどか「あわわわわわわ! パットが急に大きく!」ボワン
ほむら「やだやだやだー!!」
まどか「大きすぎてもう手で持てないよー!」ボワワワワワン
マミ「ちょっと待って! このままパットが膨らんだら家の壁が―――」
――――
ワルプルギスの夜(はあ、よく寝た)
ワルプルギスの夜(そろそろ動こうかな)
ぼよよよよよよん
ワルプルギスの夜(ん? なんか変な音が……)
ぶちっ
ワルプルギスの夜(わあああああ!? よく分からない物体に押しつぶされる!)
ワルプルギスの夜(しかも謎の物体の重さで身体が地面に沈む!?)
ワルプルギスの夜(こりゃあと80年ぐらいは地上に出てこられないな……)
ほむほむのループ地獄終了
――――
そんなことは露知らぬ3人
マミ「どうしてくれるのよ……、もうこの部屋どころか建物全体がめちゃくちゃよ……」
ほむら「ごめんなさい……」
まどか(ああ、びっくりしたぁ)
ほむら「おわびといってはなんだけど、私の家に住まない?」
マミ「暁美さんの家に!?」
まどか「な、そ、それは駄目だよ!」
ほむら「どうして?」
まどか「どうしてって、だってその、何か間違いでもあったら……」
ほむら「ふふっ。女どうしで間違いなんておこらないわよ」
まどか「そう、かなあ……」
嫉妬まどかかわゆすな~
ほむら(私はレズでもノンケでもなくまど専だし……)
まどか「それならマミさんはウチにきた方がいいと思います!」
マミ「鹿目さんの家に!?」
ほむら「そそそそれは駄目よ! 何か間違いでも起きたらどうするの!?」
まどか「女の子同士じゃ間違いは起きないんじゃなかったの?」
ほむら「それはそうだけれど……」
マミ(え? え? もしかしてこの2人、私をとりあってる!?)
マミ(そんな……、そんなのって……!)
マミ(でもちょっといいかも)
| ,. -―‐―‐- . _ |
| _,.-‐^爿 >-―--v__ 〉 |
| ア 〈X´ ' , ..|
| i ./ / 人 ', |
| { i / __{__ ノソ }_}__ ', .|
| 从ム .i|ノ斗、 ャ-、Ⅵ }ー、 .|
| ァ{ A {!〈 ◯ ◯ 〉} /‐、 } .|
| { ∧ b辷ゝ ¨´ ! `¨ ム´厄ノ ハ|
| {/`¨ー/ {|. ヾ≧≦ノ |} Y´_,イ|
, . : ´: : : : : : : :` : . 、 〃: :/ : : : : :ヽ : ヽ: \ 、 ___- 、 ___
./ : : /: :/-―――-ヽ:\ 〃: :/|:/: i : |: : | : : |: : |: :, ≫x': : : : \∨≦. ̄`\
': : : : ; : f/: ̄ ̄ ̄`ヽ|: :| /:|: 〃 |{ : ハ: |: : | : : |: : |: :| /へ  ̄`>x:ー=ミ \
|: : : :|:| : |: :/ : |: : :| : : : |: :r=xヘ,,-一……ー-fVイ |: |!⌒ V |ハ⌒ト、: :|ニ7 : |/ / / ⌒ヽー ハ ヽ: : :\}
|: : : :|:| : |斗-/|: :/|十ト:|: :|| 》′ / ヽ ヽ|| |: Vx=ミ x=ミi| : : |ニ7 : | .' / ハヽ :| ∪ |: : : } :\
|: : r 、| :_|从_ |/ |;从V|:/||/ .: / l | :| |ヾィ| : { ' リ : :/ }: : :リ |-‐|/ |} -┼|、U| |_;/{:__;ノ
.八: :{い| :下ィリ^ {ィリ^/イ/ | 斗- 八 |‐ト | ハ: :|\ 「 ̄ ) / : /_ノ: :}/ :!r=ミ、 |从==x| i |/ } |ト\
ハ: \| : |"" , ""ハ〃 | ,|x= ∨ =x ハ :|从|∨}>r--/ィ(ヽ从/ V从_}ハ "l_}ハ リ l |∨ ||
|: :_;ハ: :ト . _ー .. イ 八 { !〃_}ハ _}ハY| :|ヽ 从/{丁⊂ヽ} | ̄`\∨{ゞソ, 弋りイ/ソ/:| :||
|/二丶|二ニTニL,: ヘ/イ }ハ 从Vり , Vり从 |,ノ } f: ̄{:{ ̄:{V「|| / 〉リ\ tー‐v /イ :| 八
//⌒¨'《/: : }:/し「|〉ハ,人从人"" ー一 ""ノ ∧从ハ:__;八:__「Lj_ノ7 f_,r‐rミTニニ7{__:| | 、\
八/ \〈: : : :/:|{_{ノニユ 〉 \{ >r---r<イ/ / / // ̄|:| { 八 :, r┴‐x――‐《/⌒¨´ } 、 \\
, : L: イ: ん、 ニニ.} { _,/⌒}}二ニTニ二{{⌒\{ !」 |」 | ̄ ̄くハ/ } || : : 八: : : : : } └x \ \≧=---
\ / |/ VTハ〉「 {く: : : : 八: : : : > \ ∧ ノ\ ∨ヘ:ノ|ー{\_;ノ } ノ 丶、\ \
ッ': :{ ! ん、 }ー〉 ヾ, \V L://_|:\_/ { // L...x'’ \ ‘, |:| \\ 丁⌒丶、 ヽ \ ` ー
/: /:} \} / )_ノ V^/⌒ { /: / |: | } ,ハ ー=ヘ ^' .,_ } ヽ> 丶>八 \/ |、 \ー‐
/: / : { / / :, V /} V |_」 _,/ { 〉 :, }/ ̄「^ー‐ ; }\ | | \ \
/: /: : : } / :, } / | ー=; ! { /^ー‐ヘ、 :, {、 \ ` ー-|/ :| \ー‐
/: /: : : :∧__,/^ ー-- 人 /\ | ハ :,/  ̄ ̄ / \| 入\ ヽ { |\\ ヽ
まどっちそんな背高かったっけ
そんな印象ないや
>>261
いや背の順なんだから
まどか「家族の目があるウチの方が変な心配なくていいと思うよ」
ほむら「いいえ。私1人しか住んでいない家で暮らす方が、巴マミは気楽でいい筈よ」
まどか「マミさんは私の家で住んだ方がいいもん!」
ほむら「いいえ。私の部屋で暮らす方がいいと思うわ!」
マミ「2人とも、喧嘩を止めて! 私の為に争わないで!」
まどか「マミさん……」
ほむら「巴マミ……」
マミ「ね……?」
まどか(なんかごめんなさい)
>>259
なんで昇順と降順が混じってるんだ
マミ「ね……?」ドヤアアア
まみかる
まどか「……じゃあ、こういうのはどうかな。私達3人でほむらちゃんの家に住むの」
ほむら「っ!?」
マミ「ええええっ!? どうしてそんな!?」
まどか「これなら間違いが起きる可能性を減らしつつも一定の気楽さを保てるでしょ?」
ほむら「なるほど。1里どころか1000里はあるわね」
マミ「3人暮らし……、面白そうね! でも2人とも本当にそれで大丈夫なの?
まどか「もちろん確認はしないといけないけど、私の家は割とそういうところがおおらかなので」
ほむら「部屋の方なら大丈夫よ。冬用布団と夏用布団をフル活用すれば、
3人ぐらいなら雑魚できるわ」
マミ「そう。それならよろしくね!」
マミ(やったわ! これでもう独りぼっちじゃない!)
――――
まみまどほむホーム
ほむら「さて。さっそくだけど、脱貧乳の為に何をすればいいのか話し合いましょう!」
マミ「私はパットを使い続ければそれで……」
ほむら「それではいつか好きな相手に裸を見せる時後悔するわよ」
マミ「は、ははは、裸を見せるって……、そんな機会、私なんかに巡ってこないわよ……」
まどか「そんなことないですよー。マミさん美人だもん!」
マミ「鹿目さん……」
ほむら「そろそろ話を戻すわよ。実はさっき、私のメガネに魔力を注いでこんなものを作ってみたの」
マミ「ピンク色のメガネ……?」
まどか(ほむらちゃんメガネなんて持ってたんだー!)
ほむら「ええ。この眼鏡をかけると、ある特殊な数値が見えるようになるのよ。まどか、かけてみて」
まどか「うん。えっと……、わあ、本当だ!
マミさんの胸のあたりに1って数字が浮かび上がってる!」
マミ「胸のあたりに1?」
ほむら「それがあなたのおっぱい力よ」
マミ「おっぱい力っていうのは?」
ほむら「聞いて想像できる通りの意味を持つ数値よ。
実は今この眼鏡には、他人のおっぱい力をはかる機能が付与されているの」
マミ「じゃあ、私のおっぱい力はたったの1……」
ほむら「この道具にあえて名前を付けるとしたら、差し詰めおっぱいスカウターといったところかしら」
まどか「ちなみにほむらちゃんの胸のあたりには……」
ほむら「1.5ぐらいかしら?」
まどか「-7、って書かれてる……」
ほむら「え」
マミ「ほっ……」
ほむら「ま、-7!? 嘘! 0未満は出ない筈なのに!」
まどか「本当だよー」
マミ「私がかけて確かめてみるわ。……あら、本当ね、-7だわ」
ほむら「……」
マミ「ちなみに鹿目さんは4」
まどか「わーい! 銃を持った農夫×0.8ぐらいの強さだ!」
マミ「いいなあ。4だなんて」
ほむら「そうね、正の数だなんて羨ましいわ……」
まどか「……」
マミ「……」
逆に考えるんだ
ほむほむは「育つと魅力が減ってしまう胸」なんだ
ぺったんぺったんほむぺったん
ほむら「もう私は胸パットだけを極めるわ……」
まどか「待ってほむらちゃん! 諦めちゃ駄目だよ!」
ほむら「どうせマイナスだもん……」
まどか「大丈夫! だってほむらちゃん、絶対値は大きいもん!」
マミ(そういう問題なのかしら)
QB「マイナスをプラスに変える…それが君の願いかい?」
虚淵「さっきから呼ばれてる気がする」
まどか「ほむらちゃんだって本当は大きな胸になりたいんでしょ?」
ほむら「……うん」
まどか「じゃあ一緒に頑張ろうよ! ね!」
ほむら「分かった……。まどかがそう言うなら……」
マミ「私も応援するわね」
ほむら「巴マミ……」
マミ「さて、と。3人のおっぱい戦闘力も分かったことだし、次は具体的な行動に出ましょう」
ほむら「でもいったい何をしたらいいのか……」
まどか(弱気になってるほむらちゃんかわいい)
マミ「そうねえ。おっぱい戦闘力の高い人を探して、
その人の行動をチェックするというのはどうかしら?」
まどか「さっき私とほむらちゃんがマミさんの部屋を覗いたように?」
マミ「そんな感じね」
ほむら「比較的おっぱい戦闘力が高そうなのは美樹さやかあたりかしら……」
まどか「そうだねえ。さやかちゃんまだまだ成長途上であれだもんね」
おりこの杏子はでかい
あんこちゃんは変身シーンで胸が確認できるから大丈夫だ
……と思ったがそれはさやさやも同じだよな……なぜ……
ほむぺったん
まどっちぺったん
|:::::::::::::::\:::::::::l:::::::::::::::::::/:::://:::::::::::::::;、-''´ __\/__ __. r‐、 __
|::::::::::::ヽ ヽ;:::::\__ヽ;::::::|::/:::/:::::::::::::::/ _,,、-‐-、 \ __」 Lj └; | 二` /
.!::::::::::::::::::\__ヽ- 、:::::l::::|:::::|::::|::::::::::/ _,、-'´:::_,,、=≡、ミ、 ヽL, r‐‐レ' r' 0ヽ/r, ,゙)
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::゙!V::::`ヽ;:::::/ /::_,、='" __ `ヾ;ヽ ....:} | L.. -ッ `ー‐`L..ノ´
j::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::| ,L==`二ヽ |/;r'゙、 .r'ニ`i l/::/ `ー‐'´ ___r‐L..
|_,,、-─────-、r=''"´:::::r''´r‐{ミ::一::.|;;;|` `‐'"__,、-‐'゙:::ヽ l⌒l ヽ,.=! Llヽ
| __,,、---- 、 }二⌒::::::}:::ノ:''工ヾミ;:::::ヾ、_,,、-''´ _,,、==─‐}. | jー、 r'゙rj l/rj ヽ
| r'´,、=='" ̄ヾ}ー、:ヽ::::///r:::l;`::::::、_:>=='''"´ / j ,.ィ し'ソ `‐l/ ./ /
゙! ||;;r'゙` r=ヘ ゙i:::ヽ:::r'::|:|:::ノ:::::::l`:::::::-、,,,____,,、-‐'''`ー 、 '´ `'''" r‐、 r-、
゙i, ||;;|_ `='゙"_,、-イ::::ト、:∧|::/::::::::::::|;;;;;;人:::::__,r‐、,,_::::::::::::::::::::::::::} ⊂ニヽ. | / / /
l,....:ヾ;、_,、-'´.:::;ジ|:::::|:::ヾ::|/::::::::::::::|;;;;;;⌒ヽ=´>⌒y‐ 、`''‐-、:::/ ‐'‐'゙ `‐`/ /
j:::::::ヽ::;、-‐'' ´ r':|::::::|:::::::_;、-‐''"´ ゙ヽ、;;;;;゙、::::-‐'´:::_;;、::::`'''/ ⊂ニヽ //`l
/::,、-''´ _,ノV:::|;r‐‐''´ r''´:::ヽ ヽ/:::::::‐''´:;、-===彡____ ‐'‐'゙ r‐┘└┐
〈´ ,r'´:::r‐'ニフ| ,,,,,, _,.ゝ:::::::::::"´_,,、-─''" /__;;;;;;;;\;:::ヽ 「 / 「 / .,二l l二
゙i, ,ノ::::::/ rL;;::::| |::::::レ'"´:::::::_,、-‐'´ ___,、-'''´ | Y⌒l-|:i::::} |/ |/ └‐┐┌'´
゙i, .:::::::/rL;;;:::::::|`'´::::::_,、-‐''´__,,、-┬'" | | | | |:l:::/ ○ ○ r'´(/ /ニヽ
゙i, :::: レ'ー'''二、-''" __,、-'''"| | | |. | | |::/ ヽ--'゙
゙i, :::: /,rr┬┬┬''"´| | |__,、-┴─‐┴─┼─'/ ,. -┬、 /:::
ヽ ::Ll;;;|: | | | | _,⊥-‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;____;;;;;;;;;;;;::::::::ヽイ:| |:::ヽ /::::::::
ヽ ゙i;ヾ|. | | | _,、-┴''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、-''´:::::r'⌒ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;|::|. |::::::l, /::::::::::::
ヽ.゙i,ヾ!.| レ'゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__,,、-''":::::::::::::::::|::::::i:::::ヽ;;;;;;;;;;;;|::| |::::::∨::::::::::::::
ヾi, ゙Y´::::::::;;;;;;;;;;;;/´`゙''''"::::::::::::::::::::::::::::::::ノ:::::::|::::::::ヽ;;;::::」::| |:::::::::::::::::::::::::
ヾi;. ゙i,:::::::::;;;;;;;;;/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/;;;ヽ;::::::;.イ´|::| |:::::::::::::::::::::::::
乳
が
>>14当たりでさやか偽乳疑惑が…
となると杏子ちゃんが最後の砦か
>>382
砦というには膨らみが足りnぎゃー
>>301の続き
――――
さやか(あーあ、お目当てのCD見つからないなあ……)
さやか(ちょっくら遠くの店に足をのばしてみようか)
ほむら(見つけたわ、美樹さやか!)
まどか(さっそくおっぱい戦闘力をはかってみよう!)
マミ(少し待っていてね)
まどか「パッドは良くないと思うなほむらちゃん」
ほむら「な、何を言っているの?」
さやか「そうだよまどかーパッドいれてこの小ささだったら……」
まどか「えいっ」
ほむら「ひゃぁっ」
さやか「Oh……」
まどか「ほら、やっぱりパッドいれてたでしょ!」ドヤッ
ほむら「……」
さやか「は、ははは……どん☆まい」
ほむら「うわぁぁぁぁん!」
仁美「>>1まだなの?」
キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
マミ(……)
まどか(どうですか?)
マミ(……8)
ほむら(8!? まどかの倍だなんて予想以上だわ)
マミ(違う、8じゃなくて……)
ほむら(まさか18!? もしくは28!?)
マミ(-8、よ)
ほむら(えっ)
まどか(ということはさやかちゃんも偽乳!?)
まどか(2年生になってから急成長したとは思っていたけど……)
まどか(まさかさやかちゃんまでパットを使っていたなんて)
ほむら(……ふ、ふふふっ)
ほむら「美樹さやか!」
さやか「へっ? あ、転校生にまどかにマミさん! 珍しい組み合わせだなー」
ほむら「貴女のこと信じていたわ!」
さやか「え? あ、ど、どうも……?」
ほむら「マイナスどうし仲良くしましょう!」
さやか「はぁ……?」
ほむら「ね?」ギュウッ
まどか(あああああっ! ほむらちゃんの馬鹿ばか!)
まどか「はいはい2人とも、往来で手を握り合ったりなんかしたら迷惑だよー」
ほむら「あ、ごめんなさい。私ったらつい」
まどか(まったくもうっ!)
さやさやもほむほむと同じく過負荷だったなんて…
さやか「それでその、マイナスってのは何のことなの?」
マミ「おっぱい戦闘力のことよ!」
さやか「はい!?」
まどか「この際はっきり言っちゃうけど……、さやかちゃん、胸に詰め物してるよね?」
さやか「……」
ほむら「大丈夫。馬鹿にしたりしないわ」
さやか「……だって恭介が胸の大きい人の方が好きって。
だからお願い! このこと恭介にだけは言わないで!」
ほむら「そうやっていつまでも誤魔化し続けるつもり?」
さやか「それは……」
ほむら「ねえ、だから美樹さやか。私達と一緒に本当の巨乳を目指してみる気はないかしら?」
さやか「本当の巨乳に……?」
普通に上条とそんな話できるのか…
さやか「あたしなんかが巨乳になれるの……?」
ほむら「なれるわ。私も貴女もまどかも巴マミも、みんなみんな!」
さやか「……」
ほむら「だって女の子の胸には夢が詰まっているんだもの!」
マミ「!!」
さやか「!!」
まどか(ほむらちゃんの夢を吸いたい)
さやか「転入生……、あたし頑張ってみる!」
ほむら「一緒に頑張りましょう」
しえn
さやか「ところでその……、転校生やまどかはともかくとして、どうしてマミさんまで?」
マミ「ふふっ。恥ずかしい話なんだけど、実は私もパットで盛ってるの」
さやか「ええっ!?」
マミ「私の本当のおっぱい戦闘力はたったの1なのよ」
さやか「そうだったんだ……」
まどか「ちなみに私のおっぱい戦闘力は4だよ」
さやか「ということはマミさんまどかよりも小さいの!?」
マミ「……うん」
さやか(へえーっ。まさかあたし以外にも身近にそんな人がいたなんて)
さやか「んじゃさ、あたしと転校生のおっぱい戦闘力はいくつなの?」
ほむら「私は-7。あなたは-8よ」
さやか「ま、マイナス!?」
さやぺったんかわいい
ほむら「心配には及ばないわ、美樹さやか。私達には魔法がある」
さやか「魔法が……?」
ほむら「せっかく大きなリスクと引き換えに手に入れた力なんだもの。
望むままに使ってみても罰は当たらない筈よ」
ほむら「たまには魔法少女らしく夢と希望を叶えてみましょう。ね?」
さやか「……うん、そうだね」
まどか(ふーん。私は魔法少女じゃないもーん……)
さやぺったんかわいい
マミ「せっかく同じ意思を持つ4人が集ったことだしこれからどこかに行ってみない?」
まどか「あ。それなら私おっぱいパブがいいです!」
ほむら「おっパブって、どうしてそんな敵の総本山みたいな場所に……」
まどか「だからこそだよほむらちゃん。巨乳の人が多い所に行けば
何か手掛かりが得られるかもしれないよ!」
マミ「けっきょくそこに行き着くわよね」
さやか「んじゃ、行ってみますかおっパブー!」
まどか「おおー!」
ほむら「まどかがそう言うのなら」
――――
ほむら「まさかおっパブが偽乳の宝庫だなんて……」
マミ「あれってやっぱり豊胸手術で作られた偽乳なのかしら……」
まどか「多分そうだよ。感触がおかしかったもん」
ほむら「豊胸手術なんて邪道よ邪道! 夢がないわ!」
さやか「そうかなあ……」
ほむら(……美樹さやか?)
さやか(豊胸手術、かあ)
さやか、そんなことをしても上条くんは喜ばないぞ
駄目だこの子ら
さやまみまどほむホーム
ほむら「さて。それではそろそろ真面目に胸を大きくする方法を考えましょう」
マミ「そうは言ってもね。今日1日の外回りで分かったことは無いに等しいし……」
まどか「思った以上に豊胸やパットでずるしてる人が多いってことぐらいだね」
ほむら「……1つ考えがあるわ」
さやか「何か思いついたの?」
ほむら「ええ。相対的に貧乳の地位を上げる方法を思いついたわ」
マミ「聞かせてくれるかしら」
ほむら「まずは魔法で飲むと胸が縮む薬をつくるの」
まどか「貧乳にする薬……? そんなもの作れるの?」
ほむら「可能よ」
さやか「んで、その薬を何に使うのさ」
ほむら「世界中の水道にばらまきまくりましょう。
そうやってこの星中を貧乳ばかりにしてしまえば……」
マミ「なるほど……。貧乳がスタンダードになるわね」
まどか「ほむらちゃんすっごーい!」
ほむら「そ、そそそ、それほどでもないわよ!」
さやか(でもそれ根本的解決になってないような……)
さやか「というかそもそも巨乳になる薬は作れないの?」
ほむら「その発想はなかったわ」
さやか「普通先にそっちにあたるでしょうよ!」
ほむら「だって……」
マミ「私は分かるわ、暁美さんの気持ち」
さやか「ええーっ?」
マミ「貧乳な自分に慣れ過ぎると、だんだんと自分を巨乳に変えようという
考えが浮かびにくくなってくるのよ」
ほむら「そうそうそうなのよ! それでついむしゃくしゃして、貧乳になる薬を作っちゃって」
まどか(正直私は、ほむらちゃんは貧乳の方が似合うと思うんだけどなあ)
>>461の続き
――――
さやか「貧乳になる薬が作れたなのら巨乳になる薬だって作れるよね」
ほむら「確かにそれも悪くないとは思うわ。でも……」
さやか「でも、何なの?」
ほむら「どうせなら、世界中の人間が貧乳な中、
ここの4人だけが巨乳って状況が作れたら凄いことになると思わない?」
マミ「なるほど! 貧民から一気に特権階級に駆け登れるわね!」
まどか「……まあマミさんはいつも特権階級気分だった訳ですけど」
マミ「それはそれよ」
まどか「調子いいんだからー」
少し抜けてた。訂正
さやか「貧乳になる薬が作れたなのら巨乳になる薬だって作れるよね」
ほむら「恐らく可能だと思う」
さやか「じゃあその薬を使えばもう解決じゃないの?」
ほむら「確かにそれも悪くないとは思うわ。でも……」
さやか「でも、何なの?」
ほむら「どうせなら、世界中の人間が貧乳な中、
ここの4人だけが巨乳って状況が作れたら凄いことになると思わない?」
マミ「なるほど! 貧民から一気に特権階級に駆け登れるわね!」
まどか「……まあマミさんはいつも特権階級気分だった訳ですけど」
マミ「それはそれよ」
まどか「調子いいんだからー」
さやか「つまり他の全員を貧乳にした上で自分だけ巨乳になるってことか」
ほむら「ええ。我ながら完璧な作戦よね」
さやか「なーんかその作戦、意地の悪さが滲み出ているような……」
ほむら「今まで散々虐げられてきたんだもの。
少しぐらいはいい目を見たっていいじゃない!」
まどか(被害妄想のほむらちゃんもかわいい)
――――
数日後
まどか「本当に世界中みんな貧乳になっちゃったね」ボヨヨヨン
マミ「まさか本当に65億総貧乳化なんてことを成し遂げてしまうなんてね」ボヨヨン
さやか「これで恭介に好きになってもらえるといいな」ボヨン
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん? どうしたの?」ボヨヨヨン
ほむら「どうして私にだけ巨乳化薬の効果が表れないのよぉおおおおおおおお!!」ペターン
――――
更に数日後
まどか「まさかあの貧乳薬に副作用があったなんてびっくりしたね」ボヨヨヨン
さやか「一時的に胸を小さくする代わりに、後からその反動として胸が大きくなるだなんてね」ボヨン
マミ「巨乳がスタンダードになってしまったせいでEの私も今では普通扱いよ」ボヨヨン
さやか「あたしなんてDなのに貧乳扱いですよー」ボヨン
まどか「私は……、大きめって言われるかな。でも肩がこるから辛いなぁ」ボヨヨヨン
ほむら「……」ツルーン
まどか「ほむらちゃんは肩がこらなさそうでいいね!」ボヨヨヨン
ほむら「……」ツルーン
なぜだ
ほむら(はあっ、どうしてこんなことに……)
ほむら(あら? ポストに手紙が)
ほむら(……ビックリ人間コンテスト?)
ほむら(世界1小さな胸を持つあなたにぜひご出演いただきたいです……)
ほむら(……)
ほむら(……)
ほむら(うわぁああああああああああん!!)ツルーン
これは泣いていい
ほむら「ただいま……」
まどか「ほむらちゃんほむらちゃん!」ボヨンボヨンボヨン
マミ「大ニュースよ!」ボヨヨン
ほむら「2人ともそんなに胸を揺らしてどうしたの……?」
まどか「なんとギネス協会からほむらちゃんに逆オファーがあったよ!」
ほむら「先が読めすぎて泣けるわ……」
ほむらぁぁx
さやか「まあまあまあ。そこまで突き抜けてると逆にいかすって!」
ほむら「逆って何よ逆って……」
マミ「今じゃ暁美さん、逆に有名人よ!」
ほむら「だからその逆ってのは何よ……」
まどか「でも私はそんなほむらちゃんのことが逆に大好きかな……、なっ、なーんてね!」
ほむら「だから逆って一体なんなのよぉおおおおー!!?」
まどか(あう……。大好きはスルーされた……)
ほむら「いいもん……どうせ私は貧乳よ。貧乏胸よ」
さやか「ものは考えようじゃない? その胸なら……。
えーっと、スポーツとかやる時は有利じゃない?」
ほむら「……」
まどか「あー、それにほら! 大人になった時とかきっと飲みの場で話のネタに困らないよ」
ほむら「そうかなぁ……」
まどか「アフリカの貧困者を助けるために海外ボランティに行ったら、
逆にシマウマの肉を恵まれちまったぜ! HAHAHA! なーんて感じで!」
ほむら「……ぐすっ。ひどいよまどか……」
まどか「わああー! ごめんねほむらちゃん! 冗談冗談!」
まどか(はっ、話を変えないと空気が!)
まどか「えーっと、えーっと。そういえばほむらちゃんは1人でどこに出かけてたの?」
ほむら「服屋さん……」
マミ「あら。それなら私も着いていったのに!」
さやか「ん? でも何も持ってないよね。気にいったのがなかったの?」
ほむら「……サイズがなかった」
3人(ああ……)
ほむら「お店で注文できないものかと思ってサイズを言ったら噴き出されたわ……」
マミ「……」
さやか「……」
まどか「……ぎゃ、逆にかっこいいよ!」
マミ「そうね! 逆にオンリーワンよね!」
さやか「うんうん! 時代に逆らってる感じでロックなんじゃないかな!」
ほむら「逆って言わないでったらぁ……」
まどか「ごめんね、つい……」
マミ「そうだわ! お洋服はセシールか何かで取り寄せてみたらどうかしら!?」
ほむら「もう私のサイズは取り扱い中止だって出てきたわ……」
さやか「あちゃー……」
ほむら「前まで部屋着につかっていたパット付きのキャミソールも生産中止みたい……」
まどか「だっ、大丈夫だよほむらちゃん! 胸が無くたって逆に生きていくことは―――」
ほむら「あるもん……」
まどか「えっ?」
ほむら「胸あるもん……」
まどか「……」
ほむら「つつくとちょっとだけふにふにしてるよ……」
まどか(何このいじけたほむらちゃんかわいいぃー!)
――――
脳内まどか「胸があるって本当かなぁ、ほむらちゃん?」
脳内ほむら「嘘じゃないわよ……」
脳内まどか「じゃ、確かめてあげるね」
脳内ほむら「ちょっとまどか!?」
脳内まどか「ふふふっ。本当だ、ほんのり膨らみがある」
脳内ほむら「あんまり見ないで……」
脳内まどか「なんで? こんなに可愛いのに」
脳内ほむら「え? かわ、いい……?」
脳内まどか「うん! ほむらちゃんの胸とっても可愛い!」
脳内ほむら「……じゃあ、さ、触ってもいいわよ」
脳内まどか「本当に!? それじゃあ遠慮なくいっただきまーす!」
――――
まどか「てぃひひひひひ……」
ほむら「まっ、まどか……?」
さやか「おーい、戻ってこーい」
まどか「ハッ! ごごごめん! ちょっと夢見心地だった!」
マミ「本当に大丈夫?」
まどか「はい! むしろ元気すぎるぐらいです!」
ほむら「??」
マミ「でも既製品じゃ服が間に合わないなんて本当に困ったわね」
ほむら「ええ。いつまでも手持ちの服を着まわすわけにもいかないし……」
さやか「それなら魔法の力で―――むがっ!?」
さやか(ちょっとまどか!? どうして口を塞ぐのよ!)
まどか「私達でほむらちゃんのお洋服を作っちゃおうよ!」
ほむら「えっ……?」
まどか「じっくり採寸なんかもして、ほむらちゃんの身体にあう服を作ろう!」
ほむら「……」
マミ「それはいいアイデアね!」
さやか「いやでも魔法をつかった方が手っ取り早―――むぐぐっ!?」
まどか「決まり決まり! さっそく採寸に移ろう!」
まどか「さあさ、ほむらちゃん。さっそく身体のサイズをはかろうねー」
ほむら「……い、いや」
まどか「我儘言っちゃ駄目だよ。ちゃんとサイズを測らないと」
ほむら「でも恥ずかしい……」
まどか(あーもう、ほうっておけないタイプなんだから!)
まどか「大丈夫だよほむらちゃん。私が丁寧にはかってあげるからね」
ほむら「……まどか以外がいい」
まどか「えっ?」
ほむら「まどか以外にはかってほしい……」
まどか(な!? そ、そん……、な!?)
ほむら(まどかにはかられるのだけは恥ずかしすぎる……)
マミ「そう。それなら私がサイズをはかるわ」
ほむら「うん。お願い……」
まどか(うううううううぅ! そんなぁー! これじゃあ生殺しだよ!)ポヨンポヨン
さやか(どうしたんだろう。まどかがいつものまどかじゃない)
マミ「手を伸ばしてくれる?」
ほむら「……」
マミ「いい子ね」プルン
ほむら(う……、巴マミの胸が、服越しに私の胸に……)
まどか(きぃーっ!)ボヨンボヨンボヨン
ところでマミさんはまだ>>248の勘違いしたままなのかな
マミ「……うん。サイズは大体測り終えたかな」
ほむら「ありがとう」
まどか(マミさんマミさん。後でサイズ教えてください)コソコソ
マミ「駄目よ。暁美さんに悪いわ」
まどか「うーっ」プルンプルン
ほむら「……まどか」
まどか「何々ほむらちゃん!? また身体測りたくなった!?」
ほむら「あ、そ、そうじゃなくって……。服のデザインはまどかと一緒に考えられたらなって……」
まどか「!!」
まどか(これは……チャンス!?)
まどか(ペアルックにしたり)
まどか(あえて露出度の高い服にしてみたり)
まどか(ゴスっぽいふりふりとかもいいなあ……)
まどか(いっそキャリア系ってのも)
ほむら「おーい、まどか、おーい……」
ほむら「やっぱり私の服のデザインなんて嫌かな……?」
まどか「ええっ!? あ、そ、そそそんなわけないですよ!」
ほむら「本当に?」
まどか「もっちろん!」
ほむら「よかった……」
まどか(危ない危ない……。ついうっかり妄想の世界に浸っちゃうところだったよ)
マミ「どうせなら誰が一番いい服をデザインをできるか競争してみない?」
さやか「あたしはそういうのちょっと苦手だなぁー」
マミ「そう……」
さやか(うっ。なっ、何この悲しそうな顔!?)
さやか「まあでも、たまにはそんなのも面白いかもしれませんね」
マミ「!! そうよねそうよね! 鹿目さんと暁美さんもいいかしら?」
まどか「いいですよ」
まどか(どっちにしろほむらちゃんの可愛さを一番引き出せるのは私だもん)
マミ(わーい! 皆でお絵かきだなんて、凄くわくわくするわ!)
30分後
マミ「それじゃあ順番に見ていきましょうか」
まどか「そうですね」
マミ「トップバッターは私が勤めるわ。私の絵はこれよ!」
まどか「……」
さやか「……」
ほむら「……」
マミ(ふふふ。みんなあまりの凄さに言葉を失って―――)
まどか「次はさやかちゃんにお願いしてもいい?」
さやか「仕方ないなぁー」
マミ「ちょ、ちょっと待って! どうしてスルーするのよ!?」
スルーしてくれるなんてみんな優しいねマミさん
まどか「だって……、ねえ?」
さやか「なんというか、うん」
ほむら「ごめんなさい、これを着て歩くのはちょっと」
マミ「……」
まどか「アニメだったらモザイクがかかるレベルですよ」
さやか「ご想像にお任せします、なんてテロップが出そうな感じだよね」
マミ「そこまで言わなくても……」
マミ(一生懸命考えたのに……)
ほむら「……私の為に考えてくれたのは凄く嬉しいわ」
マミ「え? あ、そ、そう?」
ほむら「ありがとう巴マミ」
マミ(やっぱり暁美さんフラグは生きていたのね!)
さやか「次はあたしだね。はい、どーぞ」
まどか「うん。いいんじゃないかな」
まどか(65点)
マミ「テレビに出てきそうな服ね」
マミ(私の絵の方がいいと思うんだけどなあ)
ほむら「お洒落だと思うわ」
ほむら(やたら無難な上に画力も中の中だからコメントがしづらい……)
さやか「おおっ!? 意外と高評価!?」
マミ「3番目はどっちにする?」
さやか「そりゃトリは本人っしょ!」
ほむら「……」
まどか「なら私だね! 私の絵は……、じゃんじゃじゃーん!」
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゚ ・ ゚。 三< 、,Jト '' ´ _,./ !:::::/ `ヽ、:::::::::::.
,:≦ ッ ッV´≧ ̄ l:::/ \::::::.
。 ゚ 。 ミ´ 、、 ハト・。゙i ゚。 l/ \
ほむら「ちょちょちょ、ちょっと待って!
こ、ここここの服ってまどかがよく着ているものと全く同じデザインの……」
まどか「あれ? ほむらちゃんよく知ってたね!」
ほむら「あ……」
まどか(あーあ。ちゃっかりお揃いの服にしよう作戦失敗か)
ほむら(これって故意犯よね!? どういう意図があるの!?)
マミ「うーん。絵は可愛いけれど、既存の服そのまんまだと……」
さやか「デザインしようって主旨からは外れちゃうね」
まどか(こうなるならいっそ胸に大きくLOVEまどかとでも書いておけばよかった)
ほむら(まどかとお揃い……、あわわわわ!)
ほむら(周りからみたらまるで恋人同士みたいに見えるのかしら……)
ほむら(い、いえ。仲の良い友達ぐらいにしか思われないわよね、普通は)
ほむら(でもでももしかしたら……、きゃあーっ! きゃーっ!)
これが百合か
俺「さやかは服なんて着ないほうがいいよ」
さやか「そうかな」ヌギッ プルルン
俺「おいでさやか」
マミ「さて。最後は暁美さんね」
さやか「よっ! 待ってました!」
ほむら「別にそう大したものじゃないわよ……」
まどか(ほむらちゃんの絵ってだけでそれはもうどんなものでも萌え要素なんだよ)
ほむら「私の絵はこれよ」
/ //
/ ,//
/ //
/ // |\八,∧ _ノ}/‐;- ........-──-....
. / // | / Y´ } / /::::::::::::::::::::::::::::::::::\
|| | | 人 〈 /}〉_, ⊥∠,,"三ミ ∧ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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まどか「!!!」
さやか「服じゃねぇえええええ!!」
ほむら「あ……、つい」
マミ「暁美さん、あなたね……」
ほむら(さすがにまどかに引かれたかしら……?)
まどか「でもでもでも! これを印刷した服っていうのもそれはそれでアリじゃないかな!?」
ほむら(なっ!? 引くどころかカバーに回ってくれている!?)
さやか「いや、ないでしょ」
マミ「絵はとても上手いけれど……」
まどか「いいと思うけどなあ」
ほむら(まどか……、やっぱり貴女は私のたった1人の……)
まどか「胸が小さいと絵が歪みにくいし」
ほむら「……うわぁあああああん!」
まどか「あ」
追いついた
>マミ「まさか本当に65億総貧乳化なんてことを成し遂げてしまうなんてね」ボヨヨン
>さやか「一時的に胸を小さくする代わりに、後からその反動として胸が大きくなるだなんてね」ボヨン
つまり男も…
巨乳薬の効果は女の身体をより女らしく、男の身体をより男らしくすること
だからこの世界の男は長身マッチョばかり
そういった理由で男物の服にもほむほむに合うものがない
>>615の続き
――――
ほむら「うぅー……」
まどか「ごめんほむらちゃん! 悪気はなかったの!」
さやか(悪気なく言ってるから余計に性質が悪いんだよね……)
さやか(まどかって時々無自覚のまま凄いことやらかす子だから)
まどか「私はほむらちゃんのちっちゃい胸好きだよ!」
ほむら「本当……?」
まどか「うん! えーっとほら、ほむらちゃんの絵の中にあった弓だって、
胸が小さい方が弦が引っかからなくて撃ちやすいんじゃないかな!」
ほむら「うぁあああああ!」
まどか「ええっ!?」
さやか「まどかそれフォローになってない」
マミ「大丈夫よ暁美さん、今や貧乳は本物の希少価値だわ!
ステータスってレベルじゃないわよ!」
ほむら「そんなステータスいらないわよ……」
マミ「そりゃそうか……」
まどか「えーっと、えーっと、それならこういうのはどう?」
ほむら「……?」
まどか「ほむらちゃんに正面からくっついて、胸と胸をあてて、と」フニッフニッ
ほむら「まままっまままどか!?」
マミ「あらあら……」
まどか「こうやって1つになればほむらちゃんも巨乳でしょ!」
さやか(ええー。そんなんが解決策になるわけなくない?)
ほむら(えへへ、えへ、まどかと1つ……)
さやか(……と思いきや、この上なく幸せそうにしてるしー)
まどか「これからは私がほむらちゃんの胸パットになる」
ほむら「!!?」
まどか「だから元気出して……、ほむらちゃんが悲しそうだと私も悲しいよ」
ほむら「分かったわ。くよくよしてしまってごめんなさい」
さやか(ええーっ!? こんなんで解決なのー!?)
マミ「さーて。場の空気も落ち着いたところで、
そろそろ誰が1番いいデザインをしたか決めましょう!」
まどか「そういえばそんなことになってましたね」
さやか「あたしは(消去法で)まどかのに1票」
まどか「私はほむ……、あ、いや、さやかちゃんのに1票」
まどか(さすがに自分の絵には入れられないし、
ほむらちゃんのあの絵を選んでも不審がられそうだから……)
マミ「私は自分の絵に1票」
まどか「え?」
マミ「え?」
マミまどさや:1票
ほむら:0票
ほむら「……ということは私の票で1番が決まるの?」
マミ「そうなるわね!」
さやか「どうせなら1番になったデザインの服は実際に作ってみない?」
まどか「あ、それいいね!」
ほむら「!!」
ほむら(ということは、ここでまどかの絵を選んだら……)
ほむら(まどかとおそろいの服が……!)
ほむら「私は……」
マミ「うんうん!」
ほむら(うっ……、巴マミの期待に満ちた視線がささる……)
ほむら(いえいえ! ここで情に流されては駄目よ!)
ほむら(私はなんとしてもまどかとおそろいの服を……)
ほむら(……)
ほむら(……)
ほむら(で、でも、あの服をまどかとおそろいだということを私が知っているのは、向こうにも伝わっている)
ほむら(そんな状態でまどかの絵を選んだら……)
ほむら(まどかに気持ち悪がられないかしら……?)
ほむら(気持ち悪がるぐらいならあんな絵は描かない)
ほむら(そうは思うのだけど、やっぱり思いきれない)
ほむら(そうでなくとも、お揃いの服を着たがっているのがばれたら恥ずかしいし……)
ほむら(その点、美樹さやかの絵を選べば全ては無難に済むわね)
ほむら(……)
ほむら(……)
ほむら(いやいや!)
ほむら(そんな逃げの姿勢でまどかとペアルックの機会を逃すなんて、そんなの勿体ないわ!)
ほむら(……だけどやっぱり恥ずかしいし、うーっ、うああーっ)
まどか(ほむらちゃん悩んでるなあ……)
マミ(私の絵にきてきて!)
ほむら(……そうだ!)
ほむら(私がまどかとペアルックを着たがっているということを気がつかれず)
ほむら(なおかつ、まどかとペアルックできるやり方を思いついたわ!)
ほむら「決めたわ!」
さやか「おっ。どれにいれる?」
ほむら「私は自分の絵に1票を投じる!」
まどか「ということは……、全部1票ずつで引き分け?」
ほむら「そうなるわね。だから全部の服を実際に作ってみましょう!」
――――
数日後
ほむら(こうして私はペアルックと無難な服と
ほむまどイラスト付きの服とよく分からない服の4着を手に入れた)
ほむら(……のはいいのだけど)
マミ「ねえねえ暁美さん! 今日こそ私デザインの服を着てみてくれない?」
ほむら「いえ……、今日はまどかの服を」
まどか(ひゃっほー!)
マミ「どうして私の服は1度も着てくれないの……?」
ほむら(巴マミが執拗に自分の服を着てと頼んでくる。どうしよう)
マミ「はあっ……」
さやか「なんだかマミさん元気がないですね」
マミ「ええ、ちょっとね……」
さやか「何か悩みでもあるんですか? あたしでよければ相談にのりますよ?」
マミ「大丈夫。本当に大したことじゃないのよ」
マミ(後輩に心配をかけるわけには……)
さやか「少しぐらい頼ってくれる方があたしとしては嬉しいんだけどなあ」
マミ「えっ?」
さやか「マミさんは頑張りすぎ。少しはあたし達に弱いところ見せて甘えてくれてもいいんですよ?」
マミ「……、あのね」
さやか「ええ」
マミ「実はこの前デザインした服のことで悩んでいるの」
さやか「あー……」
さやか(聞くんじゃなかったかも)
マミ「あれ、私なりに一生懸命考えたのよ?」
マミ「だけど暁美さんは1度も着てくれなくって」
さやか「……」
マミ「そんなに変なのかしら、私のセンス……」
さやか「……えーっと、ほら、あれですよ! 前衛的でアバンギャルドすぎて、
普通のセンスの持ち主にはマミさんのセンスの良さは伝わらないんじゃないかなー、なんて」
マミ「えっ!?」
さやか「時代がマミさんに追いついてないんですよ! 要はガリレオの地動説と同じです!」
さやか(ああもうやけだ)
さやか「あたしは好きだなー! マミさんのデザイン!」
マミ「本当に……?」
さやか「あれを着ない転校生の気がしれないよ、うんうん! あたしが欲しいぐらいなのに!」
マミ「……」
さやか(こ、これで、少しは元気出してくれるかな?)
マミ「ぐすっ……」
さやか(え?)
マミ「ぐすっ、ぐすぐす……」
さやか(えっ!? ええええっ!?)
マミ「ありがとう美樹さん……」
さやか「あ、いえ!」
マミ「美樹さんのおかげで元気を取り戻せたわ。本当にありがとう」
さやか「いえいえ!」
マミ「あんな服でよかったらいくらでも作るわ……」
さやか「……いやー、それは別に」
マミ「励ましてくれたお礼に、今度美樹さんにも服を仕立てあげるわね。着てくれると嬉しいな」
さやか「いえいえ遠慮しておきます!」
マミ「着てくれないの……? どうして?」
さやか「うーんと、その……」
さやか(やばいやばい! なんとかしてかわさないと!)
さやか「あっ、あたしなんかにはマミさんのハイレベルな服は着こなせませんよ!」
マミ「それなら大丈夫よ。きちんと見たてるわ」
さやか「いやー、あはははは。それでも元があたしだと……」
マミ「美樹さんにあうような服を頑張ってデザインするわ」
さやか「それでもその、なんというか……」
マミ「……もしかして」
さやか「えっ?」
マミ「美樹さんも本当は私のデザインセンスのこと、変だと思ってる……?」
さやか「そんな滅相もない!」
マミ「本当!? それならぜひ着てほしいわ!」
さやか「あー、えーっと、あはははは……。はぁ……」
マミ「美樹さんに合わせるなら……、配色は紫と茶色かしら!」
さやか(どこからその色が!?)
さやか「ぶっ、無難に青色とかどうかなー」
マミ「駄目よそんなの」
さやか「そうですかね……?」
マミ「ええ。青色にするぐらいなら黒と蛍光緑の方がずっといいわ!」
さやか(何その闇夜でライトアップされた街路樹みたいな配色)
マミ「張り切って作るから期待しててね!」
さやか(アバいってこれ本気でヤバいって!)
さやか(このままじゃ閲覧注意レベルの服を本気で着るハメになる!)
あばい(仙台弁)
単語 意味、用例
あばい 一緒に行きましょう
――――
さやか(……そもそもあたし、どうしてマミさんに本音を言わないんだろう?)
さやか(マミさんを傷つけたくないから?)
さやか(それとも、マミさんに嫌われたくないから?)
さやか「……」
マミ「マゼンダと江戸色で渋く抑えるのもありかしら」
さやか(長い目で見れば、本当のことを言うのがマミさんの為になるのかもしれない)
さやか(よし、決めた! はっきりと伝えよう!)
さやか「マミさん、あたしマミさんに言わなくちゃならないことが―――」
マミ「死んじゃったお母さんと一緒にお洋服のデザインして遊んでいたことを思い出すなあ……。
……あら? 美樹さん、言いたいことって何かしら?」
さやか「いいえ何でもありません!!」
さやか(言えるわけねええええぇー!)
数時間後
マミ「できたわ!」
さやか(ああ、なんだかんだで完成してしまった、MAMI STYLE……)
さやか(って、あれ? なんで2着も?)
マミ「せっかくだしお揃いにしてみたわ。どうかしら? そういうの嫌かな?」
さやか「……」
さやか(ま、いっか……)
マミ「あはは、ごめんなさい。やっぱり私の方はお蔵入りに―――」
さやか「いいんじゃないですか、お揃い」
マミ「そ、そう?」
さやか「ええ! これ着てまどかと転校生に対抗しちゃいましょう!」
マミ「そうね……。うん、あの2人最近やたら仲がいいし、ちょっと対抗しちゃおっか」
――――
翌日
杏子「……ん? おっ、久しぶりだな2人とも」
さやか「うわっ、出た杏子」
杏子「なんだよその言い方は! つーかアンタら、服にカビが生えて凄いことになってるぞ?」
さやか「あ……」
杏子「……?」
マミ「うわぁあああああああん!」
さやか「杏子の馬鹿ぁー!!」
杏子「ええっ!? なんで!?」
こうしてマミさんの服は封印されることになった
,'.: 〃 ,:1 , __/ // / } , ',
__彡ァ 乂_ノ :! ,′ ./ ̄/7=‐.、__ノノ ,'∧ '
.. / /i::, { 彳ア:::抃< ( (、__,/' i }
,'/リ., ,イ ./`¨´i.|:∧. 、 .c弋匕Z_ >、_`ヽ、」 ,'
_彡'厶イ./iヽ,′ |:::∧ {Ⅵ// ア:::抃、 | /
/ i|:::{: `(( .Ⅵ .)) ‘ 弋匕Zっ /
/ ∨:、 }}_口_{{ ,_-‐- 、 / //
. i.| ∨:\ .γ´,...-‐-ミメ、 └‐―-、、、 .辷´五ニ=一、
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. / { /.Y¨Y .ゞ.,`=‐-‐ 彡.1辷7―‐-/ ∨―‐- 、
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\! .Уヽ (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::! / ∧/ , -‐-、. \ 〈‐‐-、 j
. / ヾ .〈 ヾ::::::::::::::::::::::::::::::! 入 _〈_/ \ \ ∨_)'
まどか「ただいまー!」
ほむら「ただいま」
杏子「よっ、よう……」
まどか「あーっ! 杏子ちゃんもきてたんだ!」
杏子「まあな」
ほむら「美樹さやかにでも会いにきたの?」
杏子「いや、それがその……、あれをなだめに……」
マミ「ごくっ、ごくっ、ごくっ」
さやか「ああああっ! マミさん落ち着いて! それは飲み物じゃないです!」
マミ「いいのよ! 私なんてカビキラーを飲んでいなくなっちゃった方がマシよ!」
さやか「早まらないでください!」
マミ「どうせ私はカビだもん!」
さやか「そんなこと……、ああもうっ! ちょっと杏子、あんたもなんか言ってやって!」
杏子「……と、まあ、こういうわけで」
ほむら「……」
まどか「……」
マミ「ううう……、あ、あれ? あちちっ! あつっ!?」
さやか「マミさん!?」
マミ「熱いあついあつい! 口と喉が熱い!」
杏子「どうしてこんなことに……」
ほむら(そりゃカビを除去する薬が人体に有益な筈ないでしょうに)
さやか「まさか……、カビキラーがマミさんをカビとみなして攻撃を……?」
まどか「そんなっ!?」
杏子「くっそぉおー! カビキラーの奴め、巴マミをカビ扱いだなんてあんまりだ!」
さやか「カビキラー、許せない……!」
まどか「そんなのひどすぎるよ……」
ほむら(これむしろカビキラーがかわいそうよね)
マミ「はあっ、はあ、はあ……」
マミ(ようやく落ち着いてきた……死ぬかと思った……)
マミ「……これで私がカビだということが証明されてしまったわね」
さやか「マミさん……」
マミ「私はこの家を去るわ」
まどか「えっ!? 本気ですか!?」
まどか(ということは、ほむらちゃんと私で2人暮らしに!? それはそれで……)
マミ「止めないで鹿目さん! 私はもう決めたの!」
まどか「そうですか、寂しいです……」
さやか「待ってください! この家を出ていって、マミさんどうするつもりなんですか!?」
マミ「カビに居場所なんてないわ……。魔女を倒しながら宛てのない旅を続けるつもりよ」
さやか「そんなっ……」
杏子「考え直せよ。ただでさえキツイ魔女退治に
寝床の確保なんて作業が加わったら、それはもうしんどいぞ」
マミ「覚悟の上よ」
ほむら(これ突っ込み待ち? カビキラーは人体にも有害だって大真面目に突っ込むべきなのかしら?)
マミ「暁美さん」
ほむら「あ……、はい」
マミ「私みたいなカビを住まわせてくれて今までありがとう」
ほむら(いや。元はといえば私のせいで巴マミの家がなくなってしまったんだし、お礼を言われる謂れは……)
マミ「それでは皆さようなら。もしアンパンマンを見ることがあったら
カビルンルンの中に私が混じっていないかチェックしてくれると嬉しいわ」
まどか「分かりました! ちゃんとチェックします!」
杏子「達者でな!」
ほむら(え? ええっ? 本気で出ていっちゃうの!?)
さやか「……待ってください!」
マミ「美樹さん……?」
さやか「確かにカビと人間が共存することは難しいかもしれない。
でも、カビ同士ならそんなことはないですよね?」
マミ「あなた、何を言って……」
さやか(マミさんみたいに素敵な人がカビなら、もしかして実はあたしもカビなんじゃないか)
さやか(そんな予感がする)
さやか(今からそれを確かめよう!)
さやか(もしもあたしがマミさん同様カビだったら、その時はマミさんのそばにいてあげよう)
まどか「まさかさやかちゃん、カビキラーを飲むつもりなの……?」
さやか「うん。これでもしあたしがカビだったってわかれば、
少なくともあたしはマミさんと一緒に暮らしていけることになるでしょ?」
マミ「美樹さん、あなた、どうして私の為にそこまで……」
さやか「マミさんは大切な憧れの先輩ですから!」
マミ「!!」
さやか「それじゃあ飲みますね。……ごくっ、ごく、ごく!」
ほむら(何なのコレ何なのコレ……)
さやか「う、あ、うぎゃああああああああ!?」
マミ「!!」
まどか「そんな! さやかちゃんの正体も人間じゃなくてカビだったの!?」
さやか「う、あああああ、あああっ!」
杏子「さやかの奴、巴マミの為にこんな真似までして……、いい話だな……」
ほむら「いやいやいや……」
杏子「こうもカッコいいところ見せられたら、
あたしもカビキラーを飲まないわけにはいかないよな」
マミ「佐倉さん!?」
杏子「これでもし、あたしまでカビだったってことになれば……。
ま、カビ同士、仲良く狩りでもできるかもな」
ほむら(ああ、みんな馬鹿になっていく……)
杏子「いくぞ! ごくごくごく……う、うぎゃあああああ!?」
マミ「なっ!?」
まどか「杏子ちゃんまでカビだったの!?」
ほむら(まどか、せめてあなただけはマトモなままで……)
まどか「……私も飲んでみようかな、カビキラー」
ほむら「まどかああああっ!?」
まどか「ごく、ごくごく……、あんぎゃあああああああああ!?」
ほむら「今すぐぺっしなさい! ぺっ!」
マミ「みんなみんなカビだったのね! 私は1人じゃなかった!」
ほむら(結論:巨乳は頭が悪い)
さやか「ところで……、この場に1人だけカビじゃない奴が混じってるんだよね」
ほむら「ぎくっ……」
杏子「飲むかい?」
ほむら「私は飲まないわよ。あとカビキラーはそんな風に人に勧めるものじゃないわ」
マミ「暁美さん……」
ほむら「そんな目で見ても駄目よ」
まどか「飲んでくれないの、ほむらちゃん……?」
ほむら「ごくごくごくごくごく!!」
ほむら「ぷはっ……。う、うあ、うううぅぅ!?」
ほむら(何この焼けるような痛み!?)
まどか「よかった! ほむらちゃんもカビだったんだね!」
ほむら「うううぅ……、そっ、そうみたいね……」
まどか(これで離れ離れにならずに済む!)
ほむら(つっこみ不在の恐ろしさの片鱗を味わった気がするわ……)
時間遡行者・暁美ほむら 過去の可能性を切り替えることで、幾多の平行世界を横断し、君
が望む結末を求めて、この一ヶ月間を繰り返してきたんだね。君の存在が、一つの疑問に答
えを出してくれた――『何故、鹿目まどかが、魔法少女として、あれほど破格の素質を備えて
いたのか』今なら納得いく仮説が立てられる。魔法少女としての潜在力はね、背負い込んだ
因果の量で決まってくる一国の女王や救世主なら兎も角、ごく平凡な人生だけを与えられて
きたまどかに、どうしてあれほど膨大な因果の糸が集中してしまったのか不可解だっただが
――ほむら、ひょっとしてまどかは、君が同じ時間を繰り返す毎に、強力な魔法少女になって
いったんじゃないのかい?原因は君にあったんだ。正しくは、君の魔法の副作用――と言う
べきかな。君が時間を巻き戻してきた理由はただ一つ――鹿目まどかの安否だ。同じ理由
と目的で、何度も時間を遡るうちに、君は幾つもの並行世界を、螺旋状に束ねてしまったん
だろう――鹿目まどかの存在を中心軸にしてね。その結果、決して絡まるはずのなかった
平行世界の因果線が、全て今の時間軸のまどかに連結されてしまったとしたら、彼女の、あ
の途方もない魔力係数にも納得がいく。君が繰り返してきた時間――その中で循環した因
果の全てが、巡り巡って、鹿目まどかに繋がってしまったんだあらゆる出来事の元凶としてね。
お手柄だよ、ほむら君がまどか/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\を最強の魔女に育ててくれたんだ
\ | うるさい黙れ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∨ ∧_∧
ほむら→ <⌒/ヽ-、__ //(゚д゚ )ヽ
/<_/____/./ノ ( uu ) ヽ)
――――
まどか「それにしてもここのところ、本当にあわただしかったね」
ほむら「そうね」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「何?」
まどか「今でも胸のこと気にしてる?」
ほむら「そうね……。他のことが忙しすぎて、だんだんどうでもよくなってきたわ」
まどか「……」
ほむら「ほっ、本当よ?」
まどか「それならその胸のふくらみはどういうことなのかな」
ほむら「きゅきゅきゅ、急成長したのよ」
まどか「本当かなー? えいっ!」
ほむら「あ、ちょっ、触っちゃ駄目! ああっ!」
まどか「やっぱり偽物だった」
ほむら「うう……」
まどか「でもま、そういうコンプレックス持ってるところが可愛くもあるんだけどね」
ほむら「えっ? まどか、今なんて……?」
まどか「なーんでも!」
胸パットから始まった、馬鹿馬鹿しくも平和な、そんな1つの平行世界の物語
おわり
.,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
\ ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/ _,,..-一" ̄
\ £. CO/ ̄ \ _,,..-" ̄ __,,,...--
∫ / ,、.,、 |,,-¬ ̄ _...-¬ ̄
乙 イ / / ._//ノ \丿 ..|__,,..-¬ ̄ __,.-一
.人 | / ../-" ̄ || | 丿 / ). _,,..-─" ̄ ._,,,
マ .ゝ∨ / || " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
( \∨| " t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
ミ ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")
.⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_ (/
/ ( / ∪.冫 干∪ 人 ` 、 `
/ ) ノ '`--一`ヽ 冫
く.. /
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