奴隷「おはようございます」

男「おはよーさん」

奴隷「ご友人がすでにお待ちです」

男「了解」

奴隷「本日はベーコンエッグと……」

～～
女「遅いわね本当に」

奴隷「すいません女様、どうやらお腹を冷やしてしまったようで」

女「アイツも最悪ね月曜日から腹痛って…先に行くって伝えといて」

奴隷「かしこまりました、お気をつけていってらっしゃいませ」

奴隷「さて、病院と高校に連絡をせねば…」

男「腹が…」ぎゅるる

奴隷「はい、お薬置いときますね」

男「学校に…ぬおぅ」ぎゅるる

奴隷「動くなバカ…じゃ無かった動かない方がよろしいですよ」

男「お前な…こんなやり取り前にもあったな」

奴隷「私と会った時ですね…」

男「あぁ、あの日か」

～～2年前•奴隷市場～～

商人「いらっしゃい」

男「家事全般を任せられる奴隷をさがしてる」

商人「だったらこちらはいかがですか」

奴隷「……」←鎖縛り

男「鎖で縛るなんて」

奴隷「……」

商人「この奴隷なら家事全般得意だよ…ただ性格に問題がね」

男「へぇ～見た感じだと…」

奴隷「黙れ馬鹿」

男「……」

奴隷「じゃ無かったうるさいですよ、お兄さん」

男「コイツ…性格が悪いって言うか、口が悪いな」

商人「金貨16でどうだい？」

男「予想以上に高いな」

商人「家事全般が得意で料理に関しては和洋中完璧だからね、これで性格が良ければもっと値がつく商品だよ」

男「見た所、金貨12だ」

商人「金貨14」

男「…金貨13」

商人「よし、金貨13で手を打とう」

～2年前•馬車内～

男「ところでなんで鎖巻かれてたんだ？」

奴隷「かなり高額なので逃げないようにと言ってましたね」

男「でお前には家事全般を任せる訳だが、料理以外はどうなんだ？」

奴隷「掃除も洗濯も問題ありません」

男「学力は？」

奴隷「奴隷になる前に中央区の大学を飛び級で卒業しています」

男「俺より学歴いいじゃねぇか…」

男(コイツなんで奴隷になったんだ…)