アリス「Today」 (46)

拝啓
マム&ダッド、お元気ですか?
私もカレンもカレンの家族もみんな元気です。
日本に留学してから1年が経ちましたが、そちらは変わった事がありましたか?
私は…

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陽子「そういえば、アリスが日本に来て今日で1年だよな」

綾「1年ってあっという間だったわ」

忍「アリスの金髪もさらに輝きを増しています」

アリス「シノ、それどういう事?」

陽子「確かにアリスの金髪、輝きが増しているよな」

忍「ステイゴールドです!アリス」

綾・陽子・アリス「それ、どういう意味?」

カレン「皆さん、オハヨウゴジャイマース!」

陽子「カレンは今日も元気だな!」

カレン「イエス!私はいつでも元気デス!」

忍「カレンの金髪もさらに輝きを増しています」

カレン「私はいつでも輝いていマス」

忍「ステイゴールドだね」

カレン「イエス!ステイゴールドです!」

カレン「私はもっと輝きマス!」

カレン「私はずっと輝き続けマス!」

綾・陽子・アリス「あっ、話が繋がった」

カレン「皆さん、オハヨウゴジャイマース!」

陽子「カレンは今日も元気だな!」

カレン「イエス!私はいつでも元気デス!」

忍「カレンの金髪もさらに輝きを増しています」

カレン「私はいつでも輝いていマス」

忍「ステイゴールドですね」

カレン「イエス!ステイゴールドデス!」

カレン「私はもっと輝きマス!」

カレン「私はずっと輝き続けマス!」

綾・陽子・アリス「あっ、話が繋がった」

陽子「からすちゃん、おはよう」

烏丸「おはようございます」

忍「先生、グッドモーニング!」グッ

烏丸「グッドモーニング!」グッ

陽子「何で親指を立てるの?」

久世橋「待ちなさい!」

カレン「ト、トラに食べられる…」

綾「カレン、また宿題を忘れたから先生に怒られてたわ」

忍「今日で10日連続です」

陽子「いくら何でも忘れ過ぎだろ」

陽子「さすがに私はそこまでは忘れないけどな」

綾「私の事もずっと忘れないでね…」ボソッ

陽子「んっ、何か言った?」

綾「な、な、何も言ってないわよ////」

大宮家


勇「そういえば、今日でアリスが来てから1年が経つわね」

忍「はい、今日でちょうど1年です」

勇「アリス、大分年取ったよね」

忍「取っていません!私と同じです!」

勇「だって金髪の一部が白くなっていたわ」

忍「わーん、それは違います!お姉ちゃんの見間違えです!アリスの金髪はさらに輝きを増しています!」

勇「冗談よ」

忍「またっ!冗談でも言っていい事と悪い事がありますよっ!」

湊「今日も朝から姉妹喧嘩しているね」

アリス「もう慣れました」

湊「でも、ああ見えて妹が可愛くてしょうがないんだよね」



忍「もうお姉ちゃんったら!」

忍「(でも、何だかんだで私を可愛がってくれているお姉ちゃんが大好きです)」

勇「(いつもからかっているけど、忍、大好きよ)」

このように楽しい家族と友達に囲まれて楽しく過ごしています。
初めて学校に行った時は友達がちゃんと出来るかどうかでかなり不安でした。
しかし、シノのおかげで素晴らしい友達が出来ました。
そしてきらきら輝くような楽しい毎日を過ごしています。
だけど…

一応ここまで。
続きは夜にやる予定です。

>>4>>3を訂正した物です。

アリス「…」ズーン

忍「アリス、どうしたのですか?」

アリス「身長が…」ウルッ


「身長が全然伸びないよーーーー」

身長は全く変わっていません。
人見知りも変わっていません。
いつもシノに助けて貰っています。
おかげで小動物みたいに見られています。
昔はわたしより小さかったカレンがわたしより大きくなったのに、何でわたしは…
少しでもいいので大きくなりたいです。

~~~~~

アリス「シノブ、シノブ!」ダキッ

忍「アリス!」

アリス「シノブ、会いたかったよ」

忍「私も会いたかったです」

綾「私は小路綾。よろしくね」

陽子「猪に熊で猪熊。ちょっと強そうでしょ」

アリス「イノシシにクマ…」

アリス「」サー

アリス「ワタシ、食べテモ美味シクナイデス」

陽子「私、猪でも熊でもないからな!」

カレン「!」

カレン「アリス!」ガバッ

アリス「カレン!?」

カレン「アリス!アリス!」

アリス「カレン、何でここに?」

カレン「私も日本に来まシタ!」

カレン「今日からアリスと同じ学校に通いマス!」

アリス「えぇぇぇぇ」

勇「アリス、こっちを向いて」

アリス「はいっ」


カシャ



アリス「今度はシノと」

忍「私もアリスと一緒に写りたいです」

勇「それじゃあ、2人とも行くわよ」


カシャ


忍「じゃあ、今度はアリスと抱き合っている場面を…」

勇「うーん、それは写せないねぇ」

綾「川に落ちてびしょびしょになってしまったわ…」

陽子「まぁ夏だしすぐに乾くよ」

忍「で、でも汚れてしまった服は…」


パシャッ


綾「きゃっ」

カレン「みんな濡れたカラ、もっと濡らしてやるデス!」


パシャッ


バシャッ


陽子「おっ、やったな、それっ」パシャッ

綾「私も」パシャッ

忍「カレンにお返しです」パシャッ

アリス「私も」パシャッ

カレン「HAHAHAHA、それ!」パシャッ

アリス「たこ焼き美味しいです」



アリス「あー、糸が落ちちゃった」



アリス「シノ、見て!でっかいの掬ったよ!」



アリス「わたあめ食べるシノ、絵になります」

忍「よよいのよい!」

カレン「よよいのよい!」


陽子「はしゃいじゃってるな」

綾「でも、アリスが一番楽しそうだわ」

アリス「(前の人の動きを見て)」

アリス「ほいっ、ほいっ」

アリス「(ここで片足ずつ後ろに下がって)」

アリス「(ここで両手を広げて)」


パパパンパパンッ


アリス「出来た、上手く出来た」


陽子「何か嬉しそうな顔をしているな」

綾「盆踊り、凄い楽しんでいるわね」

忍「花火、綺麗ですね」

アリス「うん、綺麗だよ」

忍「まだまだ花火はありますよ」

アリス「でも、夏はもう終わっちゃうね…」

忍「でも、まだまだ終わりません!」


「私とアリスの夏は」

アリス「(どうしよう… 今日は一杯お客さんが来る…)」

アリス「(でも、頑張って…)」

アリス「いらっしゃいませ!」

お客さん「ありがとう、美味しかったよ」

アリス「(最後も心を込めて…)」

アリス「ありがとうございました!」

アリス「みんなで作った料理、美味しいです」

忍「美味しいです」

陽子「綾が一人で作った料理、美味しいな」

綾「あ、ありがとう…////」

陽子「綾が作った料理、毎日食べたいな」

綾「毎日食べたい… 陽子が私が作った料理を毎日…」


バタッ


陽子「綾、どうしたんだ!」

アリス「アヤ、しっかりして!」

アリス「どこに隠れようかな?」

アリス「そうだ、美術室にしよう」

アリス「シノも一緒に…」

アリス「シノ、わたしと」

アリス「あっ」


ポツーン


アリス「…」

アリス「わたし一人で隠れよう…」

陽子「行くぞーー」

アリス「今度こそ」

忍「頑張れ頑張れアリス!」

アリス「(今だ)」

アリス「えいっ!」


カーン


綾「やっ」

忍「やったーー」

アリス「シノ、やったよ!わたし、打ったよ!」ダキッ

忍「アリス、よくやりました!」

陽子「おーい、抱き合ってないで早く走れ」

アリス「今年は日本流のクリスマスを体験出来て幸せだよ」

アリス「そしてシノと一緒にクリスマスを体験出来て凄い幸せだよ」

忍「アリス」ジワッ

アリス「シノ、ありがとうです!」ダキッ

忍「私もアリスと一緒にクリスマスが過ごせて凄い嬉しいです」



サンタさん「あの二人、凄い幸せだな」

サンタさん「ひょっとしたら世界で一番幸せな二人かも知れない…」

忍「今日はバレンタインデーです」

忍「ですので、アリスにチョコをプレゼントします」

忍「はい、アリス」

アリス「シノ、ありがとう」

アリス「じゃあ、私からもチョコをプレゼントするね」

忍「わあっ、大きいチョコです」

アリス「シノが大きいチョコをくれたから私も大きいチョコをシノにプレゼントするよ」

忍「アリス」ポロッ

アリス「シノ…」ポロッ


ダキッ



陽子「二人ともどう見ても本命チョコだよな」

カレン「ホノカから貰ったチョコよりもかなり大きいデス」

綾「あれはもう本命の域を大きく越えているわ」

綾「(私もあれくらい大きなチョコを陽子に渡したいわ)」

穂乃花「私も来年はカレンちゃんにもっと大きいチョコをあげたいです」

忍「お姫様は…」

アリス「…」ポロポロ

忍「そして天使はお姫様にこう言いました」

忍「「遠く離れていても好きな人を愛しなさい」と」

アリス「シノ…」ポロポロ

カレン「私も涙が出て来たデス」ポロッ

綾「また、しののお話で泣くなんて…」ポロポロ

忍「お姫様は天国に行く前に王子様に最後の言葉を言いました」

忍「「どうやらお迎えが来たようです… もう少し生きたかっただけに少しだけ神様を恨んでいます…」」

忍「「だけど、最後にあなたに一番伝えたい言葉を言います…」」


「「私はあなたを永遠に愛してる」」


「「向こうに行っても私はあなたの事を忘れません」」


「「ありがとう…」」

忍「最愛の王子様に永遠の愛を誓ったお姫様は天使に導かれて天国に行きました」

アリス「…」ポロポロ

陽子「…」ポロポロ

綾「…」ポロポロ

カレン「…」ダー

忍「王子様は…」


~~~~~

日本に来てたった1年で色んな事がありました。
お友達が出来たり、みんなと遊びに行ったり、文化祭に参加したり、クリスマスにみんなとパーティーを開いたりと
楽しい事が一杯ありました。
シノと喧嘩をしたり、シノとカレンにやきもちを妬いたりするなど色んな事があったけれど、
日本でのこの1年はわたしを大きくしてくれました。
日本に来てすぐに友達になってくれたアヤとヨーコ、楽しい授業を教えてくれている上に優しくに接してくれているミス・カラスマ、
留学したわたしを追い掛け、わたしの学校に来てくれたカレンとカレンの願いをすぐに受け入れてくれたカレンの家族、
家で私を可愛がってくれているイサミ、わたしを温かく受け入れてくれたシノの家族、
そしてシノ、みんなみんな本当にありがとう!

この春からわたしは2年生になりました。
しかし、シノとは別のクラスになってしまい悲しんでいます。
だけど、ずっと会えないわけじゃないから、この悲しみを何とか乗り越えて行きたいと思います。
そしてまた毎日が輝いている楽しい1年にしたいです。

最後に里帰り出来なくてごめんなさい。
いつも電話でわたしが元気だという事を伝えているけれど、色んな事を学んで成長したわたしの姿をマムとダッドに見せたいです。
夏休みか冬休みに里帰りしたいと思っていますのでマムとダッドに会えるのを楽しみにしています。


敬具

郵便局前


アリス「エアメール出したよ」

忍「あとはちゃんと届くといいですね」

アリス「手紙を書いていて思ったけど、日本に来てからの1年間、毎日が楽しかったよ」

忍「それは良かったですね」

アリス「そしてこれからも…」チュッ

忍「!」

アリス「シノ、ありがとう」

アリス「シノがいたから日本での日々が楽しく過ごせる事が出来たよ」

アリス「シノがいたからきんいろに輝いている日々が続いているよ」

アリス「だからシノ」


「ありがとう」

忍「…」ポロポロ

アリス「シ、シノ、泣かないで…」

忍「アリス…」


「私からもありがとう」チュッ


アリス「!」

忍「私もアリスとまた一緒になってから毎日がさらに楽しくなりました」

忍「アリスが来てくれて…また一緒に過ごせる事が出来て良かったです…」ポロッ

アリス「…」ポロッ

忍「アリス…」

アリス「シノ…」


「ありがとう」ダキッ

忍「陽子ちゃんたちが待っていますからそろそろ行きましょう」

アリス「うん」

忍「アリス、キスした事は内緒ですよ」

アリス「シノも内緒だよ」

忍「最後にもう1回キスしましょう」

アリス「うん」

マム&ダッド
わたしは今日もみんなと楽しい日々を過ごしています。
そしてきんいろに輝いている日々を過ごしています。
今日みたいな日々が毎日続いて行って欲しいです。
そして大好きなシノといつまでも一緒に過ごしていたいです。

忍「アリス…」

アリス「シノ…」


「ありがとう!」チュッ


「大好き!」チュッ


おしまい

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