桐乃「ガンダムサンドロック最高!」(390)
沙織「それは流石に拙者も引くでござるよ……」
桐乃「はぁ!?なんでよ、あの機体こそモビルスーツの最高傑作じゃないの」
沙織「いやいや…。まってくだされ、それは言い過ぎですぞ…」
黒猫「ちょっと待ちなさいな。先程から何を言っているのよ?」
桐乃「はぁ?アンタもしかしてサンドロック知んないの」
黒猫「馬鹿にしないで頂戴。ボクシングとかで使うアレでしょ」
桐乃「全然違うっつーの!これだから中二病は」
黒猫「そ、それは今関係ないでしょう!」
沙織「落ち着いて下され黒猫氏。…はて、それにしてもおかしいですな」
桐乃「何がよ。アイツの頭がおかしいのは日常茶飯時じゃない」
黒猫「黙りなさいな。その言葉、原子一つ残さず貴方にお返しするわ」
沙織「いえ。確か黒猫氏にもOVA版のガンダムウイングを貸した気がしたのですが」
黒猫「…あぁ。思い出したわ。OVA単体だと、余り話は分からなかったけれども」
沙織「そのアニメに出て来ているはずですが?覚えてござらんか」
黒猫「…いたわ!確かにいたわね」
桐乃「なんだ、アンタも知ってるんじゃない。…んで、どうよ?」
黒猫「…悪くはないわね。あのパープルの落ち着いた配色は好感がもてるわ」
沙織「ほほぅ」
黒猫「ただ、いくら白兵戦特化とはいえショーテル二本はどうかしら?黒いのも鎌一本よね」
沙織「黒いのではなく、ガンダムデスサイズヘルですぞ!」
黒猫「あら、そう?でも私としては羽零の翼に心が惹かれたわね。あの機体こそ兵器として完成されているんじゃないかしら」
桐乃「ウイングゼロ?はぁ……、アンタ絶対見る目ないって。あんなバスターライフルとサーベルのみってどんだけ武装偏ってんのよ」
黒猫「お黙りなさい。両肩にマシンキャノンも付いているわ!ショーテル二本と同じにしないで頂戴」
桐乃「うっさいわね!あんな形状の羽根なんかついてたらどんだけメンテナンス大変なのよ!」
沙織「まぁまぁ、お二人とも落ち着いて下され」
桐乃「…ったく。でもこのデス猫も悪くないって言ってんじゃん、沙織」
黒猫「まぁ、そこまで引く程では無いというくらいね」
沙織「いや…待って下され。黒猫氏、待って下され」
黒猫「…何かしら?」
沙織「確かに、拙者もサンドロックカスタムはカッコいいと思いますぞ…」
黒猫「あら、だったら何も問題は無いじゃないの」
沙織「いえ、きりりん氏が言っているのは『カスタム』では無く無印のサンドロックなのです…」
黒猫「かすたむ…?むじるし…?済まないのだけれど、私にも分かる様に人の言葉で話してくれないかしら」
桐乃「だから、無印がテレビ版でOVA版がカスタムね。ま、カスタムってのはプラモ化する為の名称で、劇中では同じガンダムサンドロック改なんだけどね」
黒猫「……なるほど、さっぱり分からないわ」
桐乃「なんで分かんないかなぁ?だから、あの無駄にデッカイショーテルはOVA版だけなの!」
黒猫「あぁ…。うん、分かったわ。良く分かったわ。…アレよね、OVA版でパワーアップしたのね」
桐乃「だ・か・ら!同じって言ってるでしょ。OVA化にあたってカトキさんがリファインしたのよ」
黒猫「りふぁいん…。待って頂戴、わけが分からないわ。なら、なんの意味も無く、唐突にOVAで機体の形が変わったということ?」
沙織「まぁ、そういう事でござるよ」
黒猫「……い、意味が分からないわ。視聴者が混乱するのではなくて?」
桐乃「さっきからネチネチうるさいっての。細かい事気にしないの」
黒猫「こ、細かい事なのかしら…」
沙織「まぁ、新しくプラモデルを出せるという大人の事情もあったのでしょうぞ」
黒猫「そういう物なのかしら…」
桐乃「ま、そういう訳でサンドロック最高って事でいいよね」
沙織「待って下され!きりりん氏。まだ黒猫氏の意見を聞いてませんぞ」
黒猫「まぁ、私はどちらでもいいのだけれど…。あの女の言う通りになるのはシャクにさわるわね」
沙織「でしょうぞ!」
桐乃「…ったく」
黒猫「取り敢えずその無印のガンダムサンドロックを見せて頂戴な」
桐乃「ほら、このノーパソを刮目しなさいよ!」
沙織「それはテレビ版ウイング第一話ですな」
桐乃「久し振りにサンドロックがマグアナック隊と合流するシーンよ!」
黒猫「…久し振り?これは一話なのではなくて…」
桐乃「これ以前の時系列で色々あったのよ」
沙織「ま、その話は後にして画面を見て下さいな」
黒猫「やれやれ…。でもどこにもサンドロックの姿が見えないわよ」
桐乃「はぁ?どこに目ついてんのよ!ずっと出てるじゃない」
黒猫「ずっとってどこよ…?先程からニワトリの様なモビルスーツばかりじゃなくって」
沙織「い、いえ…。ですからそれが、きりりん氏が最高傑作と宣うテレビ版サンドロックなのです」
黒猫「……………」
桐乃「あら、余りのかっこよさに声も出ない?ま、仕方ないよねぇ」
黒猫「違うわよ!!呆れているのッ!」
桐乃「っ…!?耳元で大きい声出さないでよ!」
黒猫「分かったわ…。私は今この瞬間に理解したわよ…!」
桐乃「な、…なにがよ…?」
黒猫「貴方の美的センスが壊滅的に崩壊していると言う事をよ!」
沙織「そうですぞ、黒猫氏!サンクキングダムの如しなのです!」
桐乃「なっ!?普通そこまで言う?味方が付いたら急に強気になったわね…」
沙織「ふふふ…。怨まないで下され。我が友を正しき方向に修正するのは拙者の務めなのですぞ」
桐乃「…ぐっ!」
黒猫「全く。調べれば調べる程呆れるわね」カチカチ
桐乃「アンタ、携帯で何やってんのよ!」
黒猫「1/100スケール…。この単語に心当りはないかしら?」
桐乃「………!?」ビクッ
沙織「おやおや、きりりん氏。随分と汗をかいてるでござるな」
桐乃「へ、部屋が暑いだけよ!」
黒猫「下手な嘘は止めて頂戴。…貴方の大好きなサンドロックはね」
桐乃「な、…なによ……」
黒猫「1/100でプラモデル化されてないのよね!翼と死鎌は勿論の事、あのシェンロンでさえプラモ化されたのに」
桐乃「…ぐぶっ!!」
沙織「そうですぞ、目を覚まして下されきりりん氏!あのウーフェイ氏の機体でさえ1/100化されているのです」
桐乃「そ、そんなの関係ないっての!1/144スケールではでてるっしょ!」
黒猫「いい加減現実逃避は止めにして頂戴。歴史が証明しているのよ、BANDAIはサンドロックを1/100化しても売れないと言う判断を下したのよ」
桐乃「うるさい!うるさい!どれだけ売れたかより、何が好きかで語りなさいよッ!」
黒猫「しかし、正しい物の見方よ」
沙織「個人の主張など安い物なのですぞ。特にきりりん氏のは」
桐乃「………分かったわよ。分かったわ」
沙織「おぉ!やっと分かって下さったのですな」
黒猫「全く…、最初からそう言いなさいな」
桐乃「待って。勘違いしないでくれる」
黒猫「…あら何かしら?」
桐乃「アタシが分かったのは、アンタ達に正義は無いって事よ……」
沙織「なっ!?きりりん氏一体何を」
桐乃「正義はアタシが決めるわ!サンドロックこそが至高、これは譲らないわ!」
黒猫「往生際が悪いわよ。いくら貴方が吠えた所で戦いは数よ。すでに雌雄は決していてよ」
沙織「黒猫氏の言う通りでござるよ。きりりん氏も知っているでござろう?いくらガンダムが強くとも圧倒的な数のサーペントに屈した事を」
たしかにあれはニワトリだったな
桐乃「そうね…。ツインバスターライフルで本丸を一気に叩けるならともかく、現実はそう上手くいかない」
黒猫「あら、分かっているじゃない?ならば諦めなさいな」
桐乃「あら、なんで?アンタが言ったばっかりじゃない、戦いは数だってね」
沙織「そうですぞ、ですから1対2で我々の勝ちでござらんか?」
桐乃「ノンノンノン。甘いわねアンタら。ウイングガンダムでリリーナを落石から救う程に甘いわよ」
沙織「な、何を言っているのでござるか?確かにあの時の制服姿のヒイロ殿にはグッとくるものがありましたが」
黒猫「…話を脱線させないで頂戴」
桐乃「アンタ達に問うわ。ここは何処かしら」
黒猫「何処って…貴方の家の貴方の部屋。……ま、まさか!?」ビクッ
スパロボで「さよなら、僕のサンドロック」の、
カトルのボイス収録されてたときはかなり吹いたな
つうさこのスレ読むまで
ゼロとゼロカスタムは違うモノだと思ってました
桐乃「そう、そのまさかよ!あんなバカ兄貴でも居れば役に立つもんね」
沙織「ま、まさか京介氏を同志に引き入れるつもりでござるか!」
黒猫「お、落ち着きなさいな…。兄さんがあの女と同じ様にサンドロックが好きとは限らないわ。むしろ逆の可能性の方が高いのだもの!」
桐乃「あっるぇー?もしかしてビビッてんのアンタぁ。ま、嫌なら別にいいんだけどさー」
沙織「く、黒猫氏…。どうしましょうか…?きりりん氏のあの自信は…」ゴクリ
黒猫「お、落ち着きなさいな…。このまま終わらせてはあの女の思う壺よ。兄さんと言う猫箱を開かないまま、この論議はどこかの片隅に放置されたままになるわ。…そう、終わらないワルツの様に永遠にね」
沙織「しかし、その猫箱に蛇が潜んでいたらどうするでござる…!」
>>94
テレビシリーズはW→Wゼロで
EWで、なんの脈絡もなく
WゼロはWゼロカスタムになってたんだぜ
>>99
カスタムではない。デザイン一新だ
って言われるよ
>>104
カスタムはプラモ化したときの呼称みたいなもんだしな
つーか、EWで、カトル達が自分等の機体を太陽に向けて不法投棄するためだけに
あいつら、なんかもう無駄にフルモデルチェンジしてるもんな
金星の女神もびっくりだよ
桐乃「あららー。残念だなぁ、折角いい勝負になりそうだったのになぁ」
黒猫「意を決しなさい、沙織。私は終わらないワルツ、この連鎖を断ち切るわ」
沙織「…なっ!?」
黒猫「冷静に物事を考えなさいな…。最悪兄さんが、あの女と同じ崩壊したセンスの持ち主だったとしても、状況は2対2。つまり戦況はイーブンになるだけよ」
沙織「な、なるほど…。流石は黒猫氏、指揮官の如し冷静な判断でござるな!」
黒猫「あら、なんだかそれはイメージが悪いわね」
桐乃「はぁ?なんか分かんないけどアンタ今サンドロックの悪口言ったでしょ!」
黒猫「あら、そんなはず無いわよ。少々被害者意識が強いんじゃないかしら?」
沙織「…ともかく、我々はこの決闘受けてたちますぞ!さぁ、京介氏に御意見を」
桐乃「(ふぅ…。どうにか持ち込めたわね。ハッタリが功を奏したかな…。あの馬鹿兄貴が高尚なサンドロックを理解できるかわかんないけど、こうなったらなんとしても…)」
黒猫「あら、何を一人でブツブツ言ってるのかしら?」
桐乃「べっ、べっつにー!?何でもないってーの!ほら早く入るわよ」ガチャリ
黒猫「…貴方。ノックくらいしなさいよ」
沙織「……おや?京介殿の部屋はもぬけの殻ですな」
桐乃「アレ?おっかしーわね。玄関に靴があったから家にはいると思うんだけど…」
黒猫「………」ピクッ
沙織「どうしたでござるか黒猫氏?」
桐乃「何よ?今は物色してる暇は無いわよ、デス猫」
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八___ ´ 、_ ヽ \
ゝ / ´ ̄ \ \ 、ヽ
ア , / | 、 ヽ ヽ\ ヽ\
/ / / l | l | | l 丶ヽ ヽ ヽ
/ / , , ムハ||| ヽi l ',
l / / / / l/l/ 、、 \ l !
r レ / ,/ ! ' /,. ≦ ̄\_ \\ ―丶 __,レ
|ー '/ //|、l l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=- 、_ヽ お呼びか?
ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ 丿イノl ハ )||| l || ``
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ヽ _,,.. -;;ッ'゙ 川 | 、ヽ
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だいたいトールギスのあのデザインから、他のガンダムが派生したこと自体変だろ
>>127
微妙にガンダム顔じゃん
黒猫「何故ナチュラルに物色が選択肢に入っているのよ…。いいから耳を澄ましなさいな」
桐乃「うん……?なんか曲が聞こえるわね」
沙織「…この歌い方は、L'Arc~en~Cielですかな。下から聞こえてきますな」
桐乃「下って…、居間よね。なんでそんなトコから…。アイツ、そんな音楽趣向じゃなかった気がするけど」
黒猫「貴方の兄さんの趣向はいいから、サッサと行くわよ」
桐乃「わ、分かってるっつーの!早く白黒付けようじゃないの」
>>127
派生と言っても、デザインが使われたとは限らないかと
トールギスの脚かっこいいよ
>>130
いやいやいや
顔だけの問題じゃねえし
,ィ _ 、__
八___ ´ 、_ ヽ \
ゝ / ´ ̄ \ \ 、ヽ
ア , / | 、 ヽ ヽ\ ヽ\
/ / / l | l | | l 丶ヽ ヽ ヽ
/ / , , ムハ||| ヽi l ',
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r レ / ,/ ! ' /,. ≦ ̄\_ \\ ―丶 __,レ
|ー '/ //|、l l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=- 、_ヽ
ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ 丿イノl ハ )||| l || ``
Ⅵ | {ィ汚i、! ´ ´ /' 〈 / 丿 / ,!/
`トlゝ _ゝ7 ` r'_/ / 'l′ 再放送のOO見てたわけだ
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ゝ _ ^ ノ Ⅵ| l | ナドレの回だな
ヽ _,,.. -;;ッ'゙ 川 | 、ヽ
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丶 ┌f‘” ̄  ̄`ヽ
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羽ってか
もはやバインダー
>>132
強いて言うなら、サンドロックのトサカ部分くらいか
ニワトリ仲間だな
桐乃「あっ・に・きっ!!」バッターン!
京介「…!?お前、もう少し慎ましく行動できねぇのかよ」
桐乃「うっさいな、今日はお父さんもお母さんも居ないからいいでしょ」
京介「そういう問題じゃ…。って、お前ら来てたのか」
黒猫「えぇ。お邪魔しているわ、兄さん」
沙織「居間にいるなど珍しいでござるな」
京介「まーな。ちょっと野暮用があってな」
桐乃「さぁ、それじゃ早速審判の刻よ!アンタも協力しなさい」
京介「あのな…。話を聞けよ!野暮用があるって言ってるだろ」
桐乃「あん?何よ野暮用って、居間でゴロゴロしながらテレビ見てるだっしょ」
黒猫「テレビ……。あらこれはガンダムかしら?でもこんな光の粒子を撒き散らすモビルスーツなんていたかしら…」
,ィ _ 、__
八___ ´ 、_ ヽ \
ゝ / ´ ̄ \ \ 、ヽ
ア , / | 、 ヽ ヽ\ ヽ\
/ / / l | l | | l 丶ヽ ヽ ヽ
/ / , , ムハ||| ヽi l ',
l / / / / l/l/ 、、 \ l !
r レ / ,/ ! ' /,. ≦ ̄\_ \\ ―丶 __,レ
|ー '/ //|、l l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=- 、_ヽ マスラオにもフラッグの顔があるぞ
ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ 丿イノl ハ )||| l || ``
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ヽ _,,.. -;;ッ'゙ 川 | 、ヽ
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丶 ┌f‘” ̄  ̄`ヽ
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光の粒子を撒き散らすもビルスーツ
ってたいした分析力だな
>>159
京介「よもや君に出会えようとは。乙女座の私には、センチメンタリズムな運命を感じずにはいられない」
京介「何言ってんのお前?主役モビルスーツだぞ、これ」
黒猫「兄さんと言えども見え透いた虚言は止めて頂戴な。主役は翼、もしくは翼零、翼零改造じゃないの?もっとも改造はプラモデル化にあたっての名称だけれども」
桐乃「全部さっきの受け売りじゃない。兄貴の前だからって良い格好しようとすんな」
黒猫「う、うるさいわね!お黙りなさい」
京介「ウイング…?カスタム?ちょっと待てよ、お前ら何の話をしてんだ」
黒猫「何ってガンダムに決っているでしょう。兄さんこそ何を宣っているの」
京介「俺だってガンダムの話だってーの」
桐乃「はぁ?アンタ、デス猫に構って欲しいのかしんないけど、嘘は止めてよね!」
沙織「ち、…違うのですきりりん氏。京介氏も黒猫氏も嘘は言っていないのでござるよ…」
桐乃「…はぁ?」
,ィ _ 、__
八___ ´ 、_ ヽ \
ゝ / ´ ̄ \ \ 、ヽ
ア , / | 、 ヽ ヽ\ ヽ\
/ / / l | l | | l 丶ヽ ヽ ヽ
/ / , , ムハ||| ヽi l ',
l / / / / l/l/ 、、 \ l !
r レ / ,/ ! ' /,. ≦ ̄\_ \\ ―丶 __,レ 敢えて言わせてもらおう
|ー '/ //|、l l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=- 、_ヽ 以下OOスレであると!
ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ 丿イノl ハ )||| l || ``
Ⅵ | {ィ汚i、! ´ ´ /' 〈 / 丿 / ,!/
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ヽ _,,.. -;;ッ'゙ 川 | 、ヽ
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八___ ´ 、_ ヽ \
ゝ / ´ ̄ \ \ 、ヽ
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r レ / ,/ ! ' /,. ≦ ̄\_ \\ ―丶 __,レ
|ー '/ //|、l l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=- 、_ヽ しかしWやOOはあくまで亜流
ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ 丿イノl ハ )||| l || `` ガンダム最高峰はZであると言わせてもらおう
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八___ ´ 、_ ヽ \
ゝ / ´ ̄ \ \ 、ヽ
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|ー '/ //|、l l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=- 、_ヽ マスラオがどうした?
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京介「だから、俺は赤城から借りたガンダムダブルオーってヤツを見てるんだよ」
桐乃「……!?」ビクッ
黒猫「だぶるおー…?サブタイトルは、ウイング。またはエンドレスワルツではなくて」
沙織「それもまた嘘ではありませんぞ。そもそもガンダムというのは三十年以上前に放送していた作品なのです」
京介「さ、三十年!?俺たちが生まれ前じゃねぇかよ」
黒猫「沙織まで何をふざけた虚言を…。この様なCG処理が三十年以上も前に出来るはずがないわ!」
京介「そうだぜ…。黒猫の言う通りだ、ちゃんとカラーだしよ」
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八___ ´ 、_ ヽ \
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|ー '/ //|、l l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=- 、_ヽ ビグザムはかってに改蔵ネタと思われる
ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ 丿イノl ハ )||| l || ``
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桐乃「三十年前もカラーはカラーだっての」
沙織「一番最初に放送されたのがそのガンダムですな、他と区別する為にファーストと呼ばれています」
黒猫「…と言う事は、兄さんのダブルなんとかと、私達のウイングはその続編と言う事?」
沙織「どちらもファーストと直接的な繋がりはありませんが、そういう事でござるよ」
京介「うん…?繋がって無いのに、同じガンダムなのか」
桐乃「あー!ったく、相変わらずアンタの脳味噌腐ってんじゃないの」
京介「んだよ!いきなり、蹴るなっての」
沙織「分かりやすく言うと、FFの様な物でしょうかな?世界観や用語を引き継いでいるパラレルワールドなのです」
黒猫「…なるほど、そういう事ね」
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八___ ´ 、_ ヽ \
ゝ / ´ ̄ \ \ 、ヽ
ア , / | 、 ヽ ヽ\ ヽ\
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|ー '/ //|、l l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=- 、_ヽ
ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ 丿イノl ハ )||| l || `` 蹴られるとは不憫だな我が分身
Ⅵ | {ィ汚i、! ´ ´ /' 〈 / 丿 / ,!/ しかしこれもガンダムを舐めた報い
`トlゝ _ゝ7 ` r'_/ / 'l′
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ヽ _,,.. -;;ッ'゙ 川 | 、ヽ
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京介「…んで、何?なんでコイツこんなにキレてるんだよ」
黒猫「貴方、兄さんにそんな高圧的な態度で己の軍下に引き入れようとするのは止むなさいな」
桐乃「違うってーの!これはそれ以前の問題よ。同じ家にこんなヤツが生息している事がね!」
黒猫「…?貴方は一体何を先程からカリカリしているのよ。カルシウムを多量に摂取なさいな」
京介「なぁ、俺なんかお前の気に障る様な事したかよ?」
桐乃「これよ!このDVDに決ってるでしょ!」
沙織「それは京介氏が借りて来たダブルオーですかな?」
京介「これがどうしたよ?別にエロいもんでもないし、普通のロボットアニメだろ」
桐乃「やっぱVF-25よね!!」チラッ
京介「別に俺に気を使わんでもいいからな」
沙織「そうですぞ、それは一番きりりん氏が良く分かっているのでは」
桐乃「分かってるからムカついてんのよ」
黒猫「貴方。兄さんに構って欲しいからって、意味も無く暴れるのはお止めなさい」
桐乃「ちがうってーの!んじゃアンタに問題」
京介「問題…?なんだよいきなり」
桐乃「いいから黙って答えるの!」
沙織「京介殿。ここは一つきりりん氏の言う通りにしてくださりませんか」
京介「うん?まぁ、別にいいけどよ」
桐乃「じゃあ、単機で拠点を制圧できる性能をもった、一騎当千の主役モビルスーツの名前は?」
京介「えーと、何だったかな…。背中にベーゴマみたいなん背負ってる…。エクレアとかなんとか」
沙織「ガンダムエクシアですぞ」
京介「あぁ、それだそれ!」
桐乃「んじゃ、次。モビルスーツのGに耐えられずに、吐血したエースパイロットは?」
京介「これは簡単だな。グラハム・エーカー中尉だろ」
沙織「ですな。これは正解ですぞ」
黒猫「フルネームでスラスラ答えられるなんて凄いわね…。流石は兄さんだわ」
京介「でさ、これに何の意味があるんだよ」
桐乃「これで最後ね…。そのロボットアニメのタイトルは何?」
黒猫「何を言ってるの?そんな分かりきった問題、クイズにもならないわよ」
桐乃「デス猫は黙ってて。さぁ、応えなさいよ兄貴!」
京介「だから、さっきから言ってる通りガンダムダブルオーだろ?なぁ沙織」
沙織「はい、その通りですぞ。見事全問正解ですな」
京介「おうよ。…どうだ桐乃、これで気がすんだか?」
桐乃「んなわけ無いでしょ!アンタの答え、全問不正解。零点だからね!」
黒猫「見苦しい負け惜しみは止めなさいな。沙織も一緒に採点していたでしょう」
沙織「……はッ!?ま、まさかきりりん氏…」ピクッ
桐乃「そのまさかよ!問い1は、自爆装置搭載のウイングガンダム。問い2は、故郷のサンクキングダムをトールギスで奪還しようとしたゼクス・マーキス!」
黒猫「……と、言う事は問い3は新機動戦記ガンダムWね?」
桐乃「その通りよ!」
京介「どういう事だ…。俺の答えだって間違ってないんだろ?」
桐乃「そうねぇ。確かにアンタの答えも正解だわ。それが何を意味してるか分かんないかな?」
京介「な…なんだよ?」
桐乃「つまり…。ダブルオーはウイングの人気にあやかったパクリ作品にしか過ぎないって事よ!」
京介「な、…なんだと!?」
黒猫「でも言っていたではないの。ガンダムと言う冠がつくからには多少設定が被るのは仕方が無い事でしょう」
桐乃「多少じゃないって!あのグラハムとかいう芝居染みた言動するパイロットとか、トレーズとゼクスを足して二で割ったようなもんでしょ!」
黒猫「…その辺りの詳しい事は私は分からないけれども。どちらも貴方が好きなガンダムでしょう、仲良くしなさいな」
桐乃「全然違うわよ!アタシが好きなのはガンダム全般じゃなくて、ウイングっていう作品なの」
沙織「うーん…、その様な外伝『右手に鎌を、左手に君を』の皆川氏の後書きの様な事を申されましても…」
桐乃「うるさいわね、正義はアタシが決めるの。兄貴、アンタは間違ってる!」
京介「……桐乃、お前は正しいのか?」
桐乃「な、何よ…?マジな顔して」
京介「お前は本当に正しいのかと聞いている!」
黒猫「ちょっと、兄さん余り熱くならないで」
京介「確かに俺は、あんまり詳しくねぇけど折角赤城が貸してくれたDVDだぜ。頭ごなしに否定されりゃカチンとくるっての」
黒猫「それもそうね…。ほら早く兄さんに謝りなさいな」
桐乃「嫌よ!これは私達兄妹の問題なの。デス猫は黙ってなさい。アタシはこのウイングの丸パクリ作品に現を抜かす馬鹿兄貴が許せないの!」
沙織「……はて?丸パクリ…」
黒猫「うん?どうしたのかしら、沙織」
沙織「きりりん氏、少しよろしいですかな…?」
桐乃「何?いくら沙織でも譲れない…。騎士道精神なんか関係ないわ。今の私はミリアルドなんだから!」
京介「……なぁ、黒猫。アイツ何を言ってるんだ?」
黒猫「…私に振らないで頂戴。異界の聴覚を持ってしても解読は出来ないわよ…」
沙織「きりりん氏はダブルオーをセカンドシーズン合わせて、全て視聴
したのですかな?…それで、なおウイングの丸パクリと?」
桐乃「そ、それは…!?」ピクッ
黒猫「…あら。あらあらあら。どうしたのかしら、さっきまでの勢いはどうしたの?」
桐乃「う、うっさいな!ニタニタすんなっての」
京介「どういう事だよ、沙織?」
桐乃「いいじゃん!ちゃんと最初の二、三話は見たんだから」
黒猫「…はぁ。全く呆れて物も言えないわね。貴方が言っていた事でしょう、内容を理解してからでないと批判は出来ないと」
桐乃「だ、だって…アタシのウイングを……。サンドロックを汚されるのが許されなかったのよ!」
沙織「ふむ…、そういう事でしたか。京介殿、きりりん氏の気持ちも分かってあげてくれませんか?」
京介「いや…、分かるも何も殆ど理解出来なかったんだがな」
黒猫「兄さんは何も気に止む事はないわよ。全てはこの砂岩馬鹿が悪いのだから」
桐乃「うっさい、デス猫!アタシの悪口も駄目だけど、サンドロックの悪口言うなっての!」
黒猫「全く…、相も変わらず口の減らない女ね」
沙織「ふむ、ならばこうしましょうぞ。京介氏、ダブルオーのDVDはどこまで見ましたかな?」
京介「うーん。まだ残り何枚かはあるんだけど、最終回みたいだぞコレ?」
沙織「25話ですか。結構々、ちょうどファーストシーズン全てですな」
黒猫「沙織…、貴方何を企んでいるの?」
沙織「京介殿ときりりん氏。今から作品を交換して視聴するのです」
桐乃「はぁ…!?アタシがダブルオーを?冗談止めてよマジありえないから!」
黒猫「いい加減理解しなさいな…。沙織は貴方に歩み寄る機会を与えているのよ?いつまでも兄さんとガンダムで対立したままでいいのかしら」
桐乃「ぐっ…、それは…」
京介「まぁ俺はいいけどさ。でもこのアニメ話ややこしいから見直したりして時間かかるぜ」
黒猫「兄さんの気持ちは分かるわ。幼稚で陳腐などこぞのキッズアニメとは違うわけね。私もマスケラは何度も見直して、理解をするまでに時間が掛かるもの」
桐乃「うっさいデス猫、さり気なくメルルも批判すんなっての!」
沙織「そうですなぁ…。ならば拙者が京介氏の横について要所々で説明しましょうぞ」
京介「助かるぜ、それなら一発で理解できるな」
桐乃「ちょっと待ってよ、それじゃアタシはどうするの?」
沙織「あ。そういえばそうでしたな…。拙者の身体が二つあれば…」
黒猫「お待ちなさいな。私を忘れているのでは無くて?」
桐乃「デス猫はダブルオー知らないでしょ、居ても意味ないってーの」
黒猫「えぇ、だから私が兄さんに付いて沙織が貴方に付くの。これでいいでしょう」
桐乃「良くないって!アンタ兄貴と一緒に居たいだけっしょ。第一、OVAしか見て無いし!」
黒猫「何も問題はないわ、宇宙の心が教えてくれるもの」
桐乃「宇宙の心ぉ…?アンタ、中二病に飽きたらず電波まで発生したの」
黒猫「聞き捨てならない事を…。まぁいいわ、コレよ、コレ」
桐乃「なっ…!?それはアタシの部屋のガンダムWの設定資料集」
黒猫「私程の堕天聖ならば、この程度の補助で充分よ」
沙織「そうですな。黒猫氏もアニメに関しては熟練…、問題はありませんな」
黒猫「そういう事ね。大丈夫よ、問題無いわ」
桐乃「問題あるっての!兄貴と二人っきりで…!?」
京介「何怒ってんだよ、お前?」
黒猫「さぁ、五月蠅い邪気が去った所で静かに観賞しましょうか」
京介「うん?あぁ。それじゃ桐乃から借りたDVDを…」
黒猫「どうしたのかしら?兄さん」
京介「これ、1995年って書いてあるぞ?」
黒猫「そうね。平成ガンダムと呼ばれていたらしいから、その辺り年代かしら」
京介「俺が四つん這いで歩いてた頃ぐらいか…。それにしては、最近のヤツに負けないくらい気合いのはいったパッケージだな」
黒猫「あら、そこに目をつけるとは流石は兄さんね。ますます異界の存在に近付いているわね」
京介「いや…、それは俺喜んでいいの?」
黒猫「まぁ、人の言語に翻訳すると。当時はDVDなど無くてVHSが主流だったみたいよ」
京介「ぶいえっちえす…ビデオテープか」
黒猫「そう。だから兄さんが手にしているのは当時の物ではなく、何度も再販された物よ」
京介「何度も…?どういう事だ」
黒猫「DVDにDVDBOX、それにBD…。最新の機器で再生出来る様に常に生産され続けているのよ」
京介「あー…、そういや桐乃もメルルの説明んときにそんな事言ってやがったな。ボックスがなんだ、北米版がなんだーって」
黒猫「あら?あらあら。兄さん、流石よ。流石ね兄さん」
京介「な、なんだよ…!ジリジリ距離を縮めてくるな。分かったって。新しく発売したからパッケージも書き直したんだろ?」
黒猫「そこではないわ。その後の事よ」
京介「後って…?」
黒猫「北米版よ、北米版。宇宙の心によればガンダムWはアメリカにも吹き替えられて現地で放映されたようよ」
京介「へぇ…、そうなのか?でもこれだけ長い事続いてるんだもんな」
黒猫「ただ、そこで面白い逆転現象が起きているみたいなのよ」
京介「逆転現象?どういう事だ」
黒猫「海の向こうで放映されたのは、ガンダムWが初めみたいなのよ。ほら、この宇宙の心の31ページ目に書いてあるわ」
京介「いや、普通に設定資料集って言えよ…。って事は向こうじゃ、このウイングがファーストガンダムってヤツになるのか」
黒猫「そういう事よ。その後に放映された、こちらで言うファーストは余り人気が無かったようだけれども」
京介「そうなのか。まぁ、こっちと向こうで感覚が違うのかも知れねぇな」
黒猫「どちらにせよ、遥か異界の地でも砂岩が不人気なのは変わりない事だと思うわ。宇宙の心が教えてくれるもの」
京介「…そんなんどこにも書いてねぇって」
桐乃「びゃっくしょんッ!」
沙織「おや、きりりん氏。風邪気味でござるか?」
桐乃「いや…、なんかデス猫がアタシのサンドロックを馬鹿にしたような…」
沙織「おやおや、きりりん氏も脳量子波を受信出来る様になりましたかな?」
桐乃「のうりょうしは…?何ソレ」
沙織「このティエリア・アーデの特殊能力といった所でしょうか」
桐乃「あぁ…、あの嫌味ったらしいメガネくんね」
沙織「おや。余りお好きではござらんか?」
桐乃「だっていっつもツンケンしてんのよ?少しは協調性持ちなさいよ!」
沙織「ふむふむ。ごもっともでござるな」
桐乃「うん…?なんでアンタニヤニヤしてんのよ」
黒猫「ほら、御覧なさい兄さん。ここでOPのこのシーンが本編の使い回しから、描き下しカットに変わるのよ」
京介「へ、へぇ…」
黒猫「あら…?随分と反応が薄いわね。もしかして兄さんには合わかったかしら」
京介「いや、ダブルオーとは違ってこれはこれで面白いんだけどさ…」
黒猫「何かしら?言ってご覧なさい」
京介「いくら面白いモンでも、流石に何時間も続くと辛ぇーって…」
黒猫「そうかしら?私は全然平気だけれども。兄さんと一緒なら全然平気だけれども」
京介「あぁ、うん…。悪ぃけど居間にコーヒー入れてくるわ。お前も何か飲む?」
黒猫「それじゃあ、ローズティーをお願いするわ」
京介「そんなエレガントな飲み物ウチにねーって」
黒猫「あら、兄さん。貴方も随分OZを理解出来る様になったわね」
桐乃「……アンタ何してんの?」
京介「おう、桐乃。ウチにローズティーとか無かったか?」
桐乃「はぁ?ある訳無いでしょ。地味子にもらった緑茶でも啜ってろっての」
京介「うるせぇ、緑茶バカにすんな」
桐乃「フン!」
京介「……そうだ桐乃」
桐乃「何よ?アタシ早く戻って続き見なきゃなんないんだけど」
京介「お前、あのOP曲のCD持って無いの?」
桐乃「OPって、JUSTCOMUNICATONの事…?」
京介「そう、それそれ。何十回も繰り返し聞いてたら耳に残ってさ」
桐乃「何十回って…。OPなんか早送りすればいいじゃん」
京介「黒猫のヤツがさ、OPも含めて一つの作品だからーとか、なんとか言って」
桐乃「…あんのデスサイズ猫カスタム。人の兄貴に勝手な事吹き込んで…」
京介「んで、あるの?ねぇの?」
桐乃「あ、ある訳無いじゃん!アタシが四つん這いくらいの時に発売したヤツだもん」
京介「そっか。そういうそうだよなぁ」
桐乃「あ。でも、iPodに入ってるから…、後で聞かせてあげてもいいけど…」
京介「ほんとか?サンキューな桐乃」
桐乃「え…!?あ、…うん。別にいい…」
桐乃「…………」
沙織「おや、きりりん氏何やら先程よりも顔が赤くなっておりませんか?…やはり風邪気味なのでは」
桐乃「え!?あ、うん。違うって、全然大丈夫!はい、コレあんたの分のコーヒー!」
沙織「おぉ、これはかたじけない。やはり、アニメ観賞には少々砂糖の入ったほろ苦いコーヒーが…」ピクッ
桐乃「……………」
沙織「ブッ…!」パーーン!
桐乃「…はっ!?ちょっとアンタ何あたしのディスプレイにコーヒー射出してんの!」
沙織「ぐぶっ…!き、きり氏…コーヒーに砂糖ではなく塩が…。大量の塩が…!」
桐乃「塩…?あぁ、ゴメン。アタシぼーっとしてて間違えたかもしれない!」
黒猫「兄さん…、少しいいかしら」
京介「うん?どうした。お前からアニメの質問なんて珍しいな」
黒猫「違うわ…。私が問詰めたいのは、私達が啜っている、このエレガントのベクトルとは違う方向の飲み物の事よ」
京介「緑茶か?薔薇は入って無いけど同じ茶じゃねぇか」
黒猫「随分とアバウトな見解なのね…。まぁ、兄さんが淹れてくれたお茶と言う事で妥協しましょう」
京介「妥協ねぇ。そう言うなよ、麻奈実にもらった結構高いヤツなんだぜ」
黒猫「……なるほど、この不快なプレッシャーの原因が分かったわ」
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