高坂桐乃「私の兄が真の銀河眼使いなわけがない」 (64)

ミザエル「私は高坂ミザエル、どこにでもいるごく普通の誇り高きバリアンの戦士だ」

ミザエル「そして…」

桐乃「それでね…妹にお兄ちゃんとよばれるのがもう!」

ミザエル「この小娘は私の実の妹、高坂桐乃」

ミザエル「かなり前から私に対して反抗的になっている」

ミザエル「しかしあることが原因で今までにないほど私に接している」

ミザエル「あること? それは数時間前のことだが…」

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今朝方のこと

登校中

ミザエル(今度こそ奴に会わないように…)

ベクター「ミザちゅわ~ん、おはよ~う♪」

ミザエル「くっ、こいつ… 私を見つけるレーダーでも持っているのか?」

学校

ベクター「へぇ~、桐乃ちゃん朝練やってるんだ」

ミザエル「あいつは色々完璧だが、なぜか俺に対する扱いがひどい」

ベクター「町内でも桐乃ちゃんの話題に関することでいっぱいだよ」

ベクター「どっかの銀河眼フェチと違って人気があるからね」

ミザエル「町内規模で肩幅が狭いな」

ベクター「まあお前と桐乃ちゃんを比べたら月とすっぽん」

ベクター「テラバイトとビッグアイ並の差があるからな♪」

ミザエル「貴様…銀河眼の餌食にしてやる!」

ドルベ「やめろミザエル」

ミザエル「ドルベ!?」

ドルベ「そろそろ授業だ、ベクターのことは無視して準備をするんだ」

ベクター「残念だったね♪ 餌食にできなくてwww」

ミザエル「~~~~~~~!」

帰宅

桐乃「でもそれで…、え? マジ~? バッカ見たい!」

ミザエル「帰ったぞ」

桐乃「………でね、それであいつったらほんとね~」

ミザエル(相変わらず無視か…、私が何をしたというのだ!?)

ミザエル(はあ、仕方ない のどが渇いたから麦茶でも飲むか)ゴクゴク

ミザエル(しかしすごくイラッとくるな、はやくタキニーして満足しよう)

ミザエル(あ、麦茶しまい忘れた)ガチャ

桐乃「え?」

ドン!

桐乃「いっつ~、何するのよ馬鹿!」

ミザエル「いきなり馬鹿とは何だ!」

桐乃「もういい、今忙しいから…じゃっ」

ミザエル「あいつめ… とことんムカつくヤツだ…」

ミザエル「ん? 何だこれは」

ミザエル「星くず☆うぃっちメルル?」

ミザエル「星くず? スターダストドラゴンか?」

ミザエル「あのドM竜より私のタキオンドラゴンのほうが素晴らしいに決まっている」

ミザエル「しかしなぜ子供向けアニメのDVDがこんなところに…」

ミザエル「一体誰のだ?」

夕食

ミザエル(気になる… 一体あのアニメのDVDは誰のだ?)

ミザエル(ちょうど家族全員そろっている、少し鎌をかけるか)

ミザエル「父上、実はベクターが私に少女向けのアニメを進めてな」

ミザエル「星くず何とかというヤツだとか何とか」

大介「何だそれは? スターダストドラゴンか?」

ミザエル「いや、無関係だ」

佳乃「それって俗に言うオタクっていうものでしょ?」

大介「ミザエル、自ら進んで悪影響を及ぼすものをする必要はない」

ミザエル「もちろんわかっている」

桐乃「………」ダラダラ

ミザエル(この反応…やはりか)

ミザエル「食べ終わったらドルベに渡された本を返しに行くがいいか?」

大介「気をつけるんだぞ」

ミザエルの一人称は「私」だぞ

ミザエル「行ってくる」

ミザエル(と見せかけて)


桐乃「何よこいつの部屋…、私の部屋より悪趣味じゃないの!」

桐乃「タキオンドラゴンの抱き枕にタキオンドラゴンのオナホール」

桐乃「フォトン×タキオンの同人誌って何よ!?」

桐乃「あ、そうだ 早くメルルを探さないと…」

ミザエル「メルルとはこれのことか?」

桐乃「!?」

ミザエル「まったく…人の部屋で何をしているんだ」

桐乃「ちょっと! 返してよ!」

ミザエル「ほら」ヒョイ

桐乃「え?」

ミザエル「返したぞ、これで文句はないだろ」

桐乃「え…えっ?」

ミザエル「いつまで私の部屋にいる? 早く出て行け」

桐乃「い、いわれなくても出て行くわよ!」

ミザエル「全く…こんなに散らかしやがって」

桐乃「………」

ミザエル「ZZz…」

ミザエル「むっ!」

ガシッ

ミザエル「…何の真似だ」

桐乃「離せ! 馬鹿!」

ミザエル「お前が手を出そうとしたからだろ」

ミザエル「それで、一体何のようだ?」

桐乃「………あるの」

ミザエル「何?」

桐乃「人生相談があるの!」

ミザエル「人生相談?」

>>8
知ってますが?

ミザエル「そして今に至るというわけだ」

ミザエル「桐乃は未だに淡々と自分の趣味について語っている」

ミザエル「正直なところ、あいつの趣味などどうでもいい」

ミザエル「俺はただメルルを持ち主のもとに返そうとしただけだ」

ミザエル「それが何でこんなことに…」

桐乃「それで…、兄貴は私がこんな趣味を持っててどう思う?」

ミザエル「お前が好きでやってるならそれでいいのではないか?」

ミザエル「私がタキオンを愛しているようにお前もこれらを愛しているのだろ?」

桐乃「あ…、愛しているって………」

ミザエル(まあこれらをタキオンと同一視するのは流石に無理だが)

桐乃「そっか…えへへ//」

桐乃「たまにはいうこと言うじゃん!」

ミザエル「はあ…」

ミザエル「…ま、お前の気持ちもわかる」

ミザエル「私もタキオンが好きだからな」

ミザエル「あらゆる店のタキオンを買い占め、タキオンに関するグッズが出たらすぐに注文している」

ミザエル「やめようと思ったことなど全くない、好きなことをやめる必要などないからな」

ミザエル「公式サイトや雑誌をチェックして、タキオン関係のものをたくさん買っている」

ミザエル「そういう意味では、お互い似たもの同士だな」

桐乃「だね♪(うえっ… きもっ…)」

ミザエル「わかったお前に協力してやろう」

ミザエル「両親にはばれないようにしてやる、任せろ」

桐乃「ありがとう!」

ミザエル「それでは私は寝る、今度は邪魔するなよ」

桐乃「わかった、お休み」

ミザエル「そうだ! 嫁に関するグッズを枕の下に入れて寝ると嫁と一緒になれる夢が見れると聞いたな」

ミザエル「さっそくタキオンを入れて寝るか」


No.107 銀河眼の時空竜『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!』

ミザエル『うわあああああああ! タキオンタキオンタキオンホオオオオオ!!!』クンカクンカ

No.107 銀河眼の時空竜『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!』

ミザエル『スーハースーハー…ああん////タキオ~ン/////』ハァハァ

シュン

ミザエル「むっ!」

ガシッ

ミザエル「貴様、いつから兄の熟睡を邪魔する趣味を持った!?」

桐乃「頼みがあるんだけど…」

ミザエル「~~~!」


桐乃「何でしおりちゃんにタキオンスパイラルをぶっ放すのよ!?」

ミザエル「熟睡中に起こされた憂さ晴らしだが問題あるのか?」

桐乃「あんた実の妹だったらこんなことやるの?」

ミザエル(今その場でやってやろうか!)


ミザエル(とまあ、こんなことで私と桐乃のエロゲ生活が始まった)

ミザエル(だが、その生活を一気に崩壊するような出来事が起こった)

ドルベ「そういえばナッシュがメラグと一線を越えたらしい」

ベクター「それなんてエロゲ?」

ミザエル(現実世界でもそんなことをやるのがいたとは…)

ミザエル(しかもよりによってナッシュか…)

ドルベ「ところでミザエル、返された私の薄いブックス!がなぜかボロボロなんだが…、こいつは貴様の仕業か?」

ミザエル「私は知らない…、ああ、もしかしたらベクター、あいつじゃないのか?」

ベクター「ミザエルてめええええええ!」

ミザエル「ただいま」

ミザエル「ん?」

桐乃「………」

大介「………」

ミザエル(なるほど)

桐乃「…」チラッ

大介「ん?」

ミザエル「………」スタスタ

バタン

ミザエル「ふん…」

ミザエル「桐乃は出かけるときにうっかり自分が落としたエロゲが親に見つかった」

ミザエル「そして全てがバレ、桐乃は何も言い返せなかった」

ミザエル「自分も悪いと自覚している以上、言えないのは当然だ」

ミザエル「そしてコレクションは桐乃自らの手で捨てられた」

ミザエル「その表情は絶望と悲しみに満ちていた」

桐乃「………」

ミザエル「はいるぞ」

桐乃「………」

ミザエル「一応聞こう、あれはお前にとって何だ」

桐乃「何よ…ほっといてよ」

ミザエル「お前にとってあのコレクションは何だ」

桐乃「ほっといてっていってるでしょ!」

ミザエル「………」

桐乃「………」グスン

ミザエル「私もタキオンドラゴンを捨てられたらこんな感じになるのかもしれんな」

ミザエル「安心しろ桐乃、私が何とかしてやる」

桐乃「何とかって…?」

>>3で俺になってる
細かいとは思うが

今日はここまで

>>24
うん、細かいね

ミザエル「私のターン、バリアンズ・カオス・ドロー!」

ミザエル「私は、RUM-七皇の剣の効果を発動!」

ミザエル「このカードの効果でNo.107 銀河眼の時空竜を特殊召喚!」

ミザエル「そして、そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターを」

ミザエル「その特殊召喚したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚する」

ミザエル「逆巻く銀河を貫いて、時の生ずる前より蘇れ。永遠を超える竜の星!」

ミザエル「顕現せよ、CNo.107 超銀河眼の時空龍!」

CNo.107 超銀河眼の時空龍「ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

桐乃「えっ…何!?」

ミザエル「超銀河眼の時空龍の効果発動!」

ミザエル「オーバーレイネットワークを一つ取り除くことで、時をさかのぼり」

ミザエル「桐乃のグッズが捨てられる前の状態まで戻す!」

シュウウウウウウウウン

桐乃「ああ…あたしのコレクションが!」

ミザエル「これでお前のコレクションは元に戻った」

桐乃「…ありがとう// これで全て元に…」

ミザエル「何を勘違いしている、まだ終わったわけじゃない」

桐乃「え?」

ミザエル「これから父上を説得しにいく」

桐乃「説得?」

ミザエル「だがその前に準備が必要だな」

ナンバーズハンター「なるほど、それで俺のところに来たのか」

ミザエル「そうだ、正直今のデッキでは彼に勝てる気がしない」

ナンバーズハンター「わかった、俺のデッキのカードを分けてやる」

ナンバーズハンター「後、これはラッキーカードだ 大事に使え」

ミザエル「例を言う」

桐乃「ねえ、彼ってまさかあのナンバーズハンター!?」

ミザエル「そうだ」

桐乃「兄貴知り合いだったの!? うそ! マジ!?」

桐乃「あたし大ファンだったの! 握手してください!」

ナンバーズハンター「ああ、ほら」

桐乃「きやあああ! 握手しちゃった!」

ミザエル「もういいか、そろそろいくぞ」

桐乃「あ、ごめん…」

ミザエル「後で返しに行く」

ナンバーズハンター「わかった、またな」



ミザエル「父上」

大介「なんだ」

ミザエル「桐乃の趣味を認めてほしいのだ」

大介「何?」

ミザエル「………」

大介「お前、あれがどういうものかわかって言ってるのか?」

ミザエル「ああ」

大介「なら答えは否だ、あんなものを認めさせるわけにはいかない」

ミザエル「言うと思った、なら決闘で決着をつけよう」

大介「決闘だと!?」

大介「ミザエル、口では敵わないからといって決闘で挑むとは」

大介「しかもこの俺に…どうやら本気らしいな」

ミザエル「私はいつだって本気だ」

大介「いいだろう、受けてたとう」

大介「デュエルディスク、セット!」

大介「Dゲイザー、セット!」スチャ

ミザエル「バリアルフォーゼ!」キラーン

大介・ミザエル「決闘!」

桐乃「始まった…! 兄貴の決闘…」

ミザエル「先行は私が貰う!」

ミザエル「私は手札の銀河眼の光子竜を墓地に捨て、銀河戦士を守備表示で特殊召喚!」

ミザエル「銀河戦士の効果でデッキから銀河騎士を手札に加える」

ミザエル「そしてフィールド上にギャラクシーモンスターが存在するため、銀河騎士を召喚できる!」

ミザエル「銀河騎士の効果発動! 墓地から銀河眼の光子竜を守備表示で特殊召喚!」

ミザエル「私は、レベル8二体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」

ミザエル「現れよ!No.107!」

ミザエル「宇宙を貫く雄叫びよ、遥かなる時をさかのぼり銀河の源よりよみがえれ!」

ミザエル「顕現せよ、そして我を勝利へと導け!No.107 銀河眼の時空竜!」

No.107 銀河眼の時空竜「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」ATK3000

ミザエル「私はこれでターンエンドだ」

大介「いきなりタキオンか…、昔から変わらないな」

大介「だが、タキオンに拘るそのプライド それが貴様の弱点だ」

ミザエル「何!?」

大介「俺のターン、ドロー!」

大介「俺はフィールド魔法、竜の渓谷を発動!」

大介「竜の渓谷の効果で俺は伝説の白石を墓地に捨て、嵐征竜-テンペストを墓地に落とす」

大介「伝説の白石の効果で俺はデッキから青眼の白龍を手札に加える」

大介「さらに魔法カード、竜の霊廟を発動!」

大介「俺はデッキから青眼の白龍と巌征竜-レドックスを墓地に送る」

大介「さらに俺は墓地の青眼の白龍と伝説の白石を除外して嵐征竜-テンペストを特殊召喚する!」

大介「そして手札の青眼の白龍と焔征竜-ブラスターを除外して巌征竜-レドックスを特殊召喚!」

大介「ブラスターの効果発動! このカードが除外された時、デッキからドラゴン族炎属性モンスターを手札に加えることができる」

大介「俺はガード・オブ・フレムベルを加える」

大介「俺はテンペストとレドックスでエクシーズ召喚!」

大介「世界に広がるビッグな愛!」

大介「現れよ!No.11 ビッグアイ!」

大介「ビッグアイを守備表示でエクシーズ召喚」

ミザエル「ナンバーズだと…!?」

大介「ビッグアイの効果発動! エクシーズ素材を一つ取り除くことで、相手のモンスターのコントロールを得る」

ミザエル「何!?」

大介「いけ! ビッグアイ、テンプテーション・グランス!」

<●>グオオオオオン

No.107 銀河眼の時空竜「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

ミザエル「タ…タキオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

大介「自分の愛するモンスターに攻撃されるがいい いけ!No.107 銀河眼の時空竜」

大介「守備表示の銀河戦士に攻撃!」

大介「殲滅のタキオン・スパイラル!」

No.107 銀河眼の時空竜「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

ミザエル「ぐおおおおおおおおおおおおおお!」

大介「俺はこれでターンエンドだ」

桐乃「す、凄い…あの上級モンスターを自分のものにするなんて…」

ミザエル「くっ…許さん、許さんぞ!」

ミザエル「いくら父親だからといっても容赦はしない!」

ミザエル「私のターン!」ゴゴゴゴゴゴ

ミザエル「バリアンズ・カオス・ドロー!」キュピーン

ミザエル「私が引いたカードは、RUM-七皇の剣だ」

ミザエル「これでいつでもネオタキオンを呼ぶことができ…」

ミザエル「…ハッ!?」

大介「気づいたか?」

大介「今時空竜は俺のフィールドにいる」

大介「よって七皇の剣の効果は不発!」

大介「七皇の剣のわずかな隙を突いたんだ」

桐乃「兄貴…ちょっとイケてないんじゃない…?」

ミザエル「おのれ…、これ程の屈辱を味わったのは初めてだ!」

大介「さあどうする、ミザエル」

ミザエル「私は手札から限界竜シュヴァルツシルトを特殊召喚!」

ミザエル「さらにフィールド上にレベル8のモンスターが存在する時、星間竜パーセクをリリースなしで召喚!」

ミザエル「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」

ミザエル「現れろ、No.46!」

ミザエル「雷鳴よ、とどろけ。稲光よ、きらめけ。顕現せよ、我が金色の龍、神影龍ドラッグルーオン!」

No.46神影龍ドラッグルーオン「ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」ATK3000

ミザエル「ドラッグルーオンの効果発動!」

ミザエル「自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在しない場合」

ミザエル「1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き」

ミザエル「相手フィールド上のドラゴン族モンスター1体を選択してコントロールを得る」

ミザエル「私は時空竜のコントロールを得る!」

大介「何!?」

ミザエル「万が一取られた時のための対策をしといてよかった」

ミザエル「さらに、No.107 銀河眼の時空竜を素材に、私はエクストラデッキから」

ミザエル「ギャラクシーアイズ・FA・フォトンドラゴンを特殊召喚!」ATK4000

ミザエル「ギャラクシーアイズ・FA・フォトンドラゴンの効果発動!」

ミザエル「1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き」

ミザエル「相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる そのカードを破壊する」

大介「なんだと!?」

ミザエル「私はビッグアイを破壊!」

大介「ビッグアイが…!」

ミザエル「私は二体のドラゴンでダイレクトアタックだ!」

大介「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」LP8000→1000

桐乃「やった! あと少しで兄貴の勝ちだ!」

ミザエル「どうだ! これが私のドラゴンたちの力だ! 私はこれでターンエンド」

大介「調子に…乗るなァ!」

大介「俺のターン、ドロー!」

大介「俺は竜の渓谷の効果を発動! エクリプスワイバーンを墓地に捨て、瀑征竜-タイダルを墓地に送る」

大介「ワイバーンの効果でデッキからレッドアイズダークネスメタルドラゴンを除外する!」

大介「さらに墓地にあるエクリプスワイバーンとテンペストを除外して、レドックスを特殊召喚」

大介「ワイバーンの効果でダークネスメタルドラゴンを…、テンペストの効果でドラグニティ-コルセスカを手札に加える」

大介「俺はガード・オブ・フレムベルを通常召喚」

大介「レベル7のレドックスをレベル1のガード・オブ・フレムベルにチューニング!」

大介「漆黒の闇を裂き天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ!!万物を睥睨しその猛威を振るえ!」

大介「現れよ!琰魔竜 レッド・デーモン!」ATK3000

大介「甘い!レッド・デーモンの効果発動!」

大介「フィールド上の表側攻撃表示のモンスターを全て破壊する!」

ミザエル「何!?」

大介「レッド・デーモンでダイレクトアタック!」

ミザエル「ぐっ!」LP8000→5000

桐乃「あ、兄貴!」

大介「俺はターンエンドだ」

ミザエル「私の…ターン、ドロー!」

ミザエル「…ターンエンド」

大介「勝負を捨てたか なら全身全霊をこめて叩き潰してやる!」

大介「俺のターン、ドロー」

大介「俺はガード・オブ・フレムベルとタイダルを除外してレドックスを特殊召喚」

大介「さらにドラグニティ-コルセスカを召喚し除外して」

大介「レッドアイズダークネスメタルドラゴンを特殊召喚」ATK2800

大介「レッドアイズダークネスメタルドラゴンの効果で手札の伝説の白石を特殊召喚」

大介「レベル7のレドックスをレベル1の伝説の白石にチューニング!」

大介「星海を切り裂く一筋の閃光よ!!魂を震わし世界に轟け!!シンクロ召喚!!」

大介「閃珖竜 スターダスト!」ATK2500

桐乃「フィールド上にドラゴンが三体…!?」

大介「伝説の白石の効果で青眼の白龍を手札に加える」

大介「これで終わりだ! ゆけ! レッド・デーモン!」

ミザエル「ぬああああああああああああああああああああああああ!」LP5000→3000

大介「続いてレッドアイズダークネスメタルドラゴンの攻撃だ!」

ミザエル「ぐ、ぐううううううううう!」LP3000→3000

大介「最後にスターダストだ!」

ミザエル「ぐわああああああああああああああ!」LP3000→3000

大介「…なぜだ、なぜライフが2000減っただけなんだ!?」

ミザエル「カイト…恩に着るぞ」

ミザエル「私は手札からクリフォトンの効果を発動させてもらった」

ミザエル「この効果で私はライフを2000払うことで俺の受ける戦闘ダメージは0になった」

大介「しぶといぞ! 何故そこまで勝利に拘る!?」

大介「貴様もあいつの趣味に関して不満があるはずだ」

ミザエル「悪影響を与えたくない気持ちはわかる、だかだからといってあいつの笑顔を奪うことは許さない」

ミザエル「私は決めたのだ、妹とタキオンドラゴンの笑顔、この二つだけはどんなことがあっても守りきると!」

桐乃「………」

大介「ならそれなりの意地を見せてみろ、俺はカードを一枚伏せて、ターンエンドだ」

ミザエル「私のターン!」ゴゴゴゴゴゴ

ミザエル(力を貸してくれ…ナッシュ、ドルベ、メラグ、アリト、ギラグ!)

ミザエル「バリアンズ・カオス・ドロー!」

ミザエル(来た! 勝利のキーカード!)

ミザエル「私が引いたカードは、RUM-七皇の剣だ」

大介「何!? 七皇の剣を二積みだと!? 正気か!?」

ミザエル「正気だったら勝利をつかめん」

ミザエル「私はRUM-七皇の剣の効果発動!」

ミザエル「このカードの効果で墓地の時空竜を特殊召喚」

ミザエル「そして、このカードを素材にネオタキオンをエクシーズ召喚する!」

ミザエル「逆巻く銀河を貫いて、時の生ずる前より蘇れ。永遠を超える竜の星!」

ミザエル「顕現せよ、CNo.107 超銀河眼の時空龍!」

CNo.107 超銀河眼の時空龍「ギュオオオオオオオオオオオオオオオオン!」ATK4500

大介「攻撃力4500!?」

ミザエル「この攻撃が通れば私の勝ちだ! いけ!CNo.107 超銀河眼の時空龍」

ミザエル「レッドデーモンに攻撃だ!」

大介「甘い! 罠カードオープン、強制脱出装置」

大介「俺とて桐乃を不純な娘に育てたくはない! ここで負けろミザエル!」

ミザエル「私は手札からカウンター罠、タキオン・トランスミグレイションを発動!」

大介「手札から罠!?」

桐乃「そんなのあり!?」

ミザエル「このカードの効果により、強制脱出装置は無効化され、デッキに戻る」

大介「何故だ!? なぜそこまで!?」

ミザエル「今の桐乃からあれをとったら確かに不純じゃなくなる」

ミザエル「だがあれらは桐乃にとって大事なもの、唯一無二の支えだ」

ミザエル「あれを排除したら桐乃はきっと絶望し、自分の生きる価値を見出せなくなるだろう」

ミザエル「そう…、例えるならカオスを捨てたアストラル世界のように…」

大介「!?」

大介(そうだったのか…)

大介(俺のやっていたことは、アストラル世界を…桐乃を弱まらせているだけたったのか…)

ミザエル「砕け散るがいい! 超銀河眼の時空龍の攻撃!」

ミザエル「アルティメット・タキオン・スパイラル!!!」

CNo.107 超銀河眼の時空龍「ギュオオオオオオオオオオオオオオン!」ゴオオオオオ

大介「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお!」LP1000→0 ピー



大介「見事だ…わが息子よ」

ミザエル「あなたも素晴らしい決闘者だ」

大介「約束だ、桐乃の趣味を認めよう」

大介「だがほどほどにしろと伝えるんだぞ」

ミザエル「わかった」

桐乃「………」

ミザエル「…というわけだ」

桐乃「そうなんだ」

ミザエル「よかったな、趣味が認められて」

ミザエル「それでは私は疲れたから寝ることにする」

ミザエル(あ、あとタキニーもしておかないとな)

桐乃「兄貴!」

ミザエル「なんだ?」

桐乃「…今度、決闘やろうよ」

ミザエル「気が向いたらやってやるよ」

桐乃「ありがとう」

ミザエル「フッ…」

ミザエル「だからサイクロンで無効はできないと何度も言ってるだろ!」

桐乃「え? 破壊したんだから発動できないんじゃないの?」

ミザエル「破壊と無効は違うといってるだろ!」

桐乃「?????」

ミザエル「はあ…ここまで手を焼かすとは…」

ベクター(ミザちゅわ~ん、ちょっとイケてないんじゃな~い?)

ミザエル「あいつの言葉が脳裏にちらつく…」

桐乃「ねぇ兄貴~」

ミザエル「助けてドルべもん…」

終わり

タキオンと恋しよっ♪ぽーたぶる

10月7日発売決定!

サルガッソで検索だ!

ミザエル「ルールを守って楽しくタキニー!」

今度こそ終わり

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