一方通行「そろそろ打ち止めを中学校に通わせねェとな……」(198)

一方通行「あのガキと出合って2年……
       アレイスターの野郎もくたばって魔術サイドとの戦争も終わった」

一方通行「……そろそろあのガキにも普通の暮らしをさせねェとなァ」


一方通行「あの見てくれってことァ中学生ってところか?
      今やオリジナルや妹達と見分けつかねェもンな」


一方通行「とりあえず真剣に考えねェとな」

―数日後―

一方通行「……よし、いろいろ悩ンだがここがベストだな」


一方通行「問題はこれをどォやって黄泉川に伝えるかだ」


一方通行「俺から電話するものアリだが、それじゃあ俺があのガキの心配をしてるって思われて癪だな」

ピリリリリ

一方通行「ン?この番号は黄泉川か」

一方通行「俺だ」

黄泉川『いやに出るの早いじゃん。まあいいや
     一方通行にちょっとお願いしたいことがあるじゃんよ』


一方通行「ンだよいきなり」


黄泉川『打ち止めを中学校に通わせたいじゃん』


一方通行「!?」

一方通行(ここは冷静に対処すべき…っ!!)

一方通行「電話するなり愉快な話しやがって
       ……一体なンの冗談だ?」


黄泉川『いや、冗談じゃないじゃん。打ち止めを引き取って2年になるけど
     流石に一日中家にじっとさせるのは不憫じゃん?』


一方通行「だからって何でいきなり中学校なンだ?」

黄泉川『もう肉体的には中学生じゃん?お前は知らないかもしれないけど
     最近あの子の身体ってば以外とオトナに――』


《わー!ストップ!ストップ!いきなり何言ってんのヨミカワ!!
 ってミサカはミサカは自身の保護者のデリカシーの無さに驚愕してみたり!!》


一方通行「……切るぞ?」


黄泉川『あああ!ちょっと待つじゃん!話は終わってないじゃんよ!』

一方通行「……ったく、ガキが横にいるンなら代わりやがれ」

黄泉川『……?わかったじゃん』


打ち止め『ひ……久しぶりですの~。ってミサカはミサカは白々しく挨拶してみたり」


一方通行「……学校行きたいって黄泉川におねだりしたのか?」

打ち止め『お、おねだりなんかしてないよ!
      ただちょっと興味あるな~……ってミサカはミサカは――』


一方通行「いいから行きたいのか行きたくないかって聞いてンだよ」

打ち止め『で……でもお金が……』


一方通行「ガキのクセに金の心配してンじゃねェよ
      “行きたい”のか?“行きたくない”のか?」


打ち止め『“行きたい”!ってミサカはミサカは正直に告白してみたり!』

前も似たようなのあったな

>>11 ナンテコッタイ/(^o^)\ 
――――――――――――――――――――――――――――――――――
黄泉川『ってわけじゃん?どうする一方通行?
     形式上は私が保護者だから独断で通わせることも出来たけど
     やっぱお前には聞かないとダメじゃん?』

一方通行「あァ……もう戦争も終わったしあのガキが狙われる危険もねェからな
      好きにしやがれ」

黄泉川『ホントか一方通行!?やったじゃん打ち止め!』


《やったー!ってミサカはミサカははしゃいでみたり!》


黄泉川『じゃあ学校を決めないとじゃん!第七学区だし近場の柵川中学でどうじゃん?』


一方通行「――おい、何言ってやがる黄泉川ァ」


黄泉川『!?』

一方通行「近場だァ!?適当な公立中学に通わせよォとしてンじゃねェよ
      いけねェなァ。そンな考えじゃダメだ」

黄泉川『……なにがダメじゃん?』

一方通行「俺ァ公立学校そのものをバカにするつもりなンざちっともねェ
      だがなァ、どォ見ても私立と比べて教育設備の不備が目だっちまう
      教育ってもンは可能な限り質のいいものを与えるのが保護者の義務ってもンだろがァ」

黄泉川『た、たしかにそうじゃん。でも――』


一方通行「だいたい柵川だァ!?あそこは共学じゃねェか!
       男がいるところにあのガキぶち込んだらしんぱ――面倒だろォが!!」

黄泉川『いや、そんなに心配することじゃあ――』

一方通行「それにお前の家から遠くても何かと不便になる
       学校は同じ第七学区に絞るべきだなァ」

黄泉川『じゃ、じゃあどこに――』

一方通行「条件に合致する中学校選べばいいンだよ
      教育設備が充実している、かつ第七学区女子中だな」

黄泉川『それってもしかして――』

一方通行「おっとこンなところに奇跡的に入試案内パンフレットが落ちてやがる!
      こンな偶然ってあるンだなァ……どれどれ」

黄泉川『……――』


一方通行「“常盤台中学校”か……ああこれだな。ここしかありえねェ!」


黄泉川『ちょっ!常盤台は絶対ダメじゃん!冷静になれ一方通行!
     っつーかあんた前々から打ち止めの中学入りを考えてたかのような熟考ぶりじゃん!』

一方通行「常盤台のどこがダメなンだよ」


黄泉川『ちょっ!マジボケじゃん一方通行!常盤台って言えば“あの娘”がいるじゃんよ!
     正確に言えば今年で卒業だけど、それでもダメじゃん!』


一方通行「あン?まどろっこしく言わねェではっきり言いやがれ」



黄泉川『だから常盤台の“超電磁砲”じゃん!
                      ・ ・ ・ ・ ・
     クローンである打ち止めのオリジナルじゃんよ!』


一方通行「あっ……」

2年では既に卒業(ry

>>22 ナンテコッタイ/(^o^)\ 何でミスったんだ…1年後でお願いします
――――――――――――――――――――――――――――――――――
一方通行(な、なンだそりゃァァァァあああああ!?計算外だぞそりゃァ!!
       こちとら電子顕微鏡並みの精度であのガキの進路を考えてンのに!
       これ以上あのガキの進路を考える余力なンて残ってねェぞ!)


黄泉川『その様子だとやっぱりマジボケじゃん?
     打ち止めに質のいい教育を受けさせたいのはわかるけど
     ここはやっぱほかの私立に……』


一方通行「いいやダメだ!常盤台以外はありえねェ!!
       そういった“問題”は俺が全部排除してやる」


黄泉川『排除って一体どうやって――』

一方通行「いいから受験は常盤台だ!それ以外は認めねェからガキに勉強しろって伝えておけ!」

黄泉川『ちょ、ちょっと待てアクセラ――』

ピッ

一方通行「仕方ねェ……ここはやるしかねェなァ」

―常盤台中学女子寮―

黒子「お姉様ぁぁあああ!何を血迷っておいでですか!」

美琴「べ、別に血迷ってなんかないわよ!」

黒子「お姉様の実力さえあれば霧が丘女学院でも――
   いいえ学園都市トップの教育機関長点上機だって余裕で合格レベルですのに……」


美琴「ど、どこ行っても一緒よそんなもん」


黒子「だからって……だからって何故なんの変哲もない普通高校に――
    はっ!その高校とは……その高校とはまさかあの類人猿の……?」

美琴「え、えーっと……その~…///」

       =                           =
  =  /二二\ヾ = r‐::y -――- 、, :ヘ = / \ヾ   /二\ ヾ
 -=ニ二/ = \二二/::::/´  ,, i  Y::}二二/ \二二/  \ニ=、
      /二二 \    〉:イ メ、/ |_,iィ i }:::|二二二二\   /\
. -=ニ二/   `\二<:::/レ(,___) (___)|V:::::〉\    \二二/` \_

       /二\ /,イ ∧| ゚ ト--:イ u|_ノT |\二二二\ = 〃
.   /二/  \/ / /  \_.!、:::::,!_ノ   \\ =   \二二\_/  黒子「む、むきぃぃぃいいいいいいいいいいいい!!
  //〃     / 二/ , -vー|`ー' |、_||_  \\      =  \/〃      あの類人猿めぇぇええええええええええええ!!」
 _/´      //   ( ´ )  L∧_/| r┴、  | | i!
       「二ノ〃   i! | |!  ', / .| {⌒ } i! \\
.        || i     /| |    V ◎.!_7/〃  //〃
.        /'       `<| ト}     { / /    ||
                  i! し'/       |、_ノ    `\
               〃/      ハ i!
              く        ハ、


ピリリリリリリ


美琴「ごめん電話だ黒子!その話はまた後で!」

美琴(……非通知?)

ピ

美琴「もしもし?」

一方通行『俺だ』

美琴「あ、あく……一方通行!?」

一方通行『ああ、久しくだな』

美琴「……何の用よ?あの娘や番外個体のことはいいわ
    ううん。むしろそのことに対して私はアンタに感謝してると言ってもいい」

一方通行『……』


美琴「――でもね
    私はアンタを許したつもりはないしこれから仲良くするつもりもないわ」


一方通行『……俺に関してはそれでいい
       だがな、それでも俺はお前に頼みがあるンだよ』


美琴「どの面下げて……!!まあいいわ、一応アンタにも借りがあるしこれで貸し借り無しよ」


一方通行『悪ィな……頼みなンだが――』

―数分後―

黒子「お、お姉様?さっきの電話から明らかに表情が険しいのですが……
    何かありましたの?」

美琴「……何でもないわよ。で、何の話だったっけ?」


黒子「高校の話ですの……グスッ
    黒子は……黒子は……お姉様と離れ離れになるのが寂しくて……」



美琴「黒子……」

①①①①

黒子「なのにお姉様ときたら……あろうことか普通の高校に通うだなんて……」

美琴「別に私を追って同じ高校に通わなくたっていいじゃないの
    あんたはあんたの行きたい高校に行きなさい
    別の学校だからってアンタとの親交を断つほど薄情な女じゃないわよ私は」

黒子「ですが……ですが……わたくしはお姉様とずっと一緒に……」

美琴「じゃあさ」

黒子「?」


美琴「ら、来年常盤台に……わ、私の“妹”が入学すると思うからさ
    め、面倒見てやってよ。そいつのことを私だと思って」


黒子「!?」

一方通行「――っていう“設定”だ。書庫への記録は全部“超電磁砲”が改竄することになった」

黄泉川『む、無茶なことやってんじゃん
     私は一応そういう輩を取り締まる立場じゃんよ』


一方通行「お前はいつから何から何まで取り締まるマニュアルアンチスキルになったンだ?
      当の本人が“妹”として認めたからいいンだよ。困るやつは誰もいねェ
      いわば認知みてェなもンだと思えばいい」


黄泉川『まあこの娘の戸籍を取る手間が省けたと思えばいいのかねぇ
     で、肝心の学力はどうするじゃん?』


一方通行「あン!?」

―数日後―

黄泉川「平均点80…このレベルの問題でこの点取れれば充分天才レベルじゃん」

一方通行「でも常盤台では通用しねェ!
       おいガキ!お前学習装置で勉強詰まってるンじゃねェのか!?」

打ち止め「うー…実験で最低減な知識しか入ってないよー
      ってミサカはミサカは自己を弁護してみたり……」

一方通行「おい芳川ァ!」

芳川「この娘の言ってることは本当。試験まであと一ヶ月……猛勉強するしかないわね」


一方通行「ンだ一ヶ月あンのか。俺が教師やれば余裕じゃねェか
     ……なァ?打ち止めァ……」

打ち止め「ひィっ!」

打ち止め(こ…この問題はわからないかも……
       ってミサカはミサカは音を上げてみたり……)

一方通行「……」

打ち止め(な、何かいい手は……)

ピコーン

打ち止め(そうだネットワークでみんなと相談すればいいんだ
       ってミサカはミサカは賢い手段を閃いてみる!!)

20001:みんなー。この問題わかるー?

10032:ガキんちょが困ってるみたいです

10777:いいんですよこんなチートミサカは放っておいて

13577:1人だけお姉様の妹として認められるなんてずるいです

20001:そんなこと言わずにお願いだよー

19090:ちょ、ちょっと可哀想ですよ?

10032:仕方がないですね

20001:やったー

一方通行(ン?急にペンが進みやがった……まさか)


打ち止め「~♪」


20001:ここはー?

11250:あ、これミサカわかります

20001:ふむふむ?

13563:ここはミサカがわかります

20001:ありがとー

打ち止め(楽勝楽勝!ってミサカはミサカは余裕こいてみたり!)


*****:カンニング見ぃ~つけた☆


打ち止め「!?」

一方通行「……どォした青い顔して?」

打ち止め「ななななななんでもないよ!ってミサカはミサカは――」

一方通行「まさかやましいことしてたンじゃねェだろォなァ……?」

打ち止め「そそそそそんなわけないじゃん!ってミサカは――」

ピリリリリ

一方通行「おっとこンな時に電話だ。悪ィなァ……
       おやおやこの電話番号は今回の受験勉強に協力的な番外個体さンじゃねェか」

打ち止め「……」ガクブル


一方通行「なンでこンな時に電話が来るンだろォなァ……?
      おっといい忘れてた。カンニングなンざする三下にはお仕置きが必要なンだよそう言えば」


打ち止め「ひぃっ!?」

打ち止め(きゃぁぁぁぁああああああ)


……


黄泉川「大丈夫かあいつら?勉強とは思えない悲鳴が聞こえてくるじゃん!?」

芳川「あの娘ったら……ネットワーク使ってカンニングしたわね……」

黄泉川「それで悲鳴ね……あいつ意外と教育熱心じゃんよ」

芳川「意外でも何でもないわね」


打ち止め(もうしません!もうしませんから!ってミサカはミサカは懇願してみたり!
       お願いだから年頃の乙女にベクトル操作付きお尻ぺんぺんはやめてー!!)

そうなのかー
  。 。
 / / ポーン!
( Д )
 

― 一ヵ月後―

一方通行「とォとォ受験日だなァ」

黄泉川「頑張るじゃんよ打ち止め!ほら!弁当作ったから!」

打ち止め「ありがとうヨミカワ!ミサカ頑張ってくる!
      ってミサカはミサカは闘志の炎をメラメラと燃やしてみたり」

一方通行「その意気だ」

打ち止め「行って来まーす」


芳川「そういえばあの娘……名前はどうしたの?」


一方通行「あン?そりゃあ超電磁砲のやつにつけてもらったよ
       あいつの名前は――」

―受験当日―

面接官「それでは自己紹介をしてください」

打ち止め「わ、わたしの名前は“御坂美里”です!ってミサ――」

(いいか?面接のときだけはその「ミサカはミサカは――」ってのはやめとけ
  ふざけてると思われンぞ)

面接官「?」

打ち止め「……すみません少し緊張して」

面接官「そうですか」(それにしても……)

打ち止め「……?」


面接官達((御坂美琴に似すぎだろ……っ!))

―数週間後―

一方通行「よよよよ、黄泉川ァ!!車の準備は出来ただろォなァ!!
       今日は発表日だ!合格発表日に遅刻なンて洒落になンねェぞ!」ソワソワ

黄泉川「が、ガガガガガソリンがないじゃんよ!」ソワソワ


一方通行「ばっ!?バカヤロウがァ!!こうなったらベクトル操作で飛んで……!」ソワソワ


打ち止め「そ、そそそそそんなことしなくてもネットで受験番号が閲覧できるよ!
      ってミサカはミサカは第三案を提示してみたり!」ソワソワ


一方通行「直接見に行くのが醍醐味ってもンだろがァ!!」ソワソワ



芳川「……そもそも合格発表日は明日よあなたたち」

―翌日―

一方通行「きょ、今日こそ発表日だなァ!」

黄泉川「さ、さあ打ち止め。受験番号が張り出されてるか見に行くじゃん」

打ち止め「う、うん……」


芳川「ソワソワしすぎよあなたたち。大丈夫よあの娘は
    あんなに勉強もしたんだしレベルも足りてる」

一方通行「甘ェンだよ芳川ァ!人生何があってもおかしくねェ!」


黄泉川「――あっ!打ち止めが走って来たじゃん!!」


一方通行「っ!……どっちだ!?」

             / : :/: : : :: ::/: :/: : : :/ : : :!     \: : : : : : \ : : : : \
            / : :/ : : : : :/ : : / : : : /ハ: : :| ,____  ヽ: : : : : : :ヽ: : : : : :ヽ
            /: : /: : : : :: ::/: : : ::/: : : ::/ 斗≠´      ∨:ミミミ:ハ: : : : : : ト、
        /.: :,イ: : : : .: :: ::/.: : : :/ : : : /"´.ノ.:ノ        ヾミミミミ:} : : : : : : : \

          /.: :/./: : : : : :: ::/ !: : :ハ.: ::/  ムイ   , -――- 、  ヽ:ミミミ:}: : : : : : : ヽ、ゝ、____,ノ
.        / : /./ : : !: : : : ::|,.斗≠| !: /    , '"           ∨ミミ}:: :: :: :. : : : :`ヾ' ̄ ̄ ̄
       /.: :/./:i : : |: : :! : :i  ヽハ{ ∨       .:::::::::::::::::::::::.     }: , "⌒ヽ:: :: :. :. : : : :\
.      |: :/ イハ: :イ: : :|.: .:|  ,.r≠ ̄       :::::::::::::::::::::::::::   |/ 入  | : : : : : : : : : : \
.       ∨  || |.:ハ.:ハ|.: .:| ,Y'     〈         ::::::::::::::::::::::::::     〈`ヽ |:: : : : : : : : : : : : :\    受かったよ~♪
         j! |/ ∨ !: :人 .:::::::::::.       ,   ヘ         ノ  ノ 人: : : : : : : \__: : :ヽ
            ノ: : .: :: ::ヽ:::::::::::   ,  "       ヽ        ,イ ,イ: : :ヽ:: : : : : : :人 `ヽ: }
            /: : .: .: :: :: ::ム:::::::   〈 〃        i       , -‐´:: :: :. : :\:: : : : : : :\ ∨
           /: : : :,イ : : : : : :圦      ヾ        ,ノ      /: :、: : : : : : : : : :\ : : \: : `ヽ
          /: : : ://: : : : : : : ::人     `  _, '       ,  i:: :: : :\ : : : : : : : : : \ : : `ヽ: :}
       /: : : :/ /: : : : : : : : : : ::>、             ,   |:: :: : : : :\: : : : : : : : : :`ヽ : : ∨
.      /.: :,/  /: : : : : : : : : : : : : ::> .        <     |:: :: : : : : : :`ヽ: : : : : : : : : }`ヽ人
.     ムイ   ノ: : .: .: .: :: :: ::_ -  ̄ ̄`ヽ>. .、_ .<       |: : 、 : : : : : : : }\: : : : : :/ /
           /: : :/: : :: ::,/        \:_:_:,イ          |:: : :`ヽ: :`ヽ /   `ヽ: : /

打ち止め「えへへ!ってミサカはミサカは得意気にピースサインしてみたり!」

一方通行「………」

黄泉川「や、やったじゃんよ打ち止め!学内屈指の常盤台に合格するなんて!!」

芳川「愛穂ったら、泣いちゃって」

黄泉川「だってー仕方ないじゃんよー」

打ち止め「これもヨミカワやヨシカワのお陰だよ…それに貴方も…」

一方通行「……」フルフル

打ち止め「?」

打ち止め「……一方通行??」

ブワッ

打ち止め「!!?」


黄泉川「一方通行が……!?」





芳川「天使化した……!!」

―数時間後―

黄泉川「ったく!なに感極まって白羽出してんじゃんよ!」

芳川「受験生の娘たちに“受験の神様”と崇められてたわよ」

一方通行「……悪かった」

芳川「まあ何事も無かったからよかったわね」

黄泉川「そういや打ち止めの制服の採寸がそろそろ終わるじゃんよ」

一方通行「ああ、こっちに走ってきてるアイツじゃねェか?」

                    ,. -:―- 、        *
                  /: : : : : : : : :\
    *             /: : : : : : : !:.|^^ヾミヽ,

       _!_           /: : : :/:./|:.ハ!、__ }:!ヽ
        !        /: :元仆七"  ,  リ   _人_  打ち止め「似合う~?」
                 <: /f穴! '⌒   ⌒ム   `Y´
               厶: : `ー:.、  r- ァ 八!
     _人_        厶ィZ:_: > 、ー, ィ{:ゝ         *

     `Y´            ,xr<:| \_ノ^TTヽ
               / ヽヽ: ! /|゚|\八! ',    *

            r‐―く.   |: |: :\ | ! /: : :!  \__         n__
            |      |/ : : : :ヽソ: r:ォ|    /     /んれ
  ,. ‐‐、       ヽ.    /: : : : : : : : : :ヾ:|   /\   _,ノ  ’ ノ¨
  ムィ  \____/ \,/ |: : : : : : : : : : : : :|\厶    ̄  ,. ‐'
  ` ー - 、 _      /   ',: : : : : : : /: : : :リ   \__, - '´
          ̄ ̄`´    } : : : : : :./: : : : {
                   / : : : : : : : : : : :∧

一方・黄泉川・芳川「………」

打ち止め「ど、どう?ってミサカはミサカはたずねてみたり」

芳川「似合うっていうか…」

一方通行「それ着ると完全にオリジナルだなァ」

打ち止め「やっぱり?さっきも先生達に驚かれた!
      ってミサカはミサカは周りのリアクションに満足してみたり!」

黄泉川「……打ち止めももう……中学生じゃん……」

― 一ヵ月後―

黄泉川「とうとう今日から寮生活じゃんよ」

打ち止め「うん……ヨミカワ……それにヨシカワも……
      今まで育ててくれて――」

黄泉川「す、ストップじゃん打ち止め!同じ第七学区だしいつでも会えるじゃんよ!」

打ち止め「ホント?週末には遊びに行っていい?」

黄泉川「大歓迎じゃん」

打ち止め「炊飯器で作ったハンバーグ食べさせてくれる?ってミサカはミサカは確認してみたり」

黄泉川「もちろんじゃん!だから泣くな打ち止め!」

打ち止め「うん。じゃあね……」

……


黄泉川「うわぁぁあああああ」

芳川「……素直じゃないわね」

一方通行「黄泉川に挨拶したのか?」

打ち止め「うん。いつでも遊びに来ていいって!ってミサカはミサカは報告してみたり」

一方通行「そりゃ良かったな」


打ち止め「……貴方のところにも行っていい?」


一方通行「………」


打ち止め「………」

         ./|:::://:::::::/:::::∥:::/::::|i:::|i:::ミヾミゞ:::::ヽ、
         i|.i //:::://::::/ ||:::/:::::i||::::i|::≠ミミヽ:::::ヽ::
        i| y´::::://i:://,.||/:|::::/ |::::|i  `ヾ、`ヽ::`

         |∥/:::::ムi::/!::::i|=i|i./__||:::|_  ヾ、ミヽ
        .|/i|::::::∥7,//::∧|i::/ ̄.||::| ̄`   ゝミヽ
      .  |´|i::::∥ |/ .|i/ )/ ー=|i-- 、   ヾ、γ
        ||::|i::::iX7=ミ..i  ´ ≠´io;;;| `)  .  `´/
        |i::|::::i|ヽ《 i゚;;;)   ´  ヽ_ノ ´     く
        Y|:::|i::iYο=        -ーυ///   /f
         | i|::|:::::|// )             ノ=
          `i 丶|i  ヽ           ./ |i `
             ヽ   _         /   i|
              `ヽ 、c     /     .|=
               //7ゝミ、,-ー      /´
     /~~ヽ     /r´/`Yヽ/ヽ    ./

    /    ヽ   ノ/ ´二二Y (___ /

     |  ダ  |   r|  ヽ--7 /~|        /
    .|  .メ  .レ /´|   ノヽソ ./ヽ/ヽ-、   /
    |  .・   | | Y   .ノ .ノ_r-く ヽ Y レ/ /
    |  .・  .| | i|   ノ/ | |i  ヽ ` ! |// /
    r┘  .・  ノ .| i|   |ミi / .|ゝ     ノ/ /  、
  /     /  | .|   |/ ./  ||     /   /
  |  か  i´   |.|   .| /  ||    /  . /
  |  な  .|    ||   | /   |`ヽ   |i  /   「
  ヽ,    /    ||   .|i|   || . |   .|i /   /

一方通行「……大歓迎だよコンチクショウ」

打ち止め「ありがとう!ってミサカはミサカは満面の笑みをぶつけてみたり!」

一方通行「ちゃンと毎晩歯ァ磨けよ」

打ち止め「うん」

一方通行「好き嫌いするンじゃねェぞ」

打ち止め「うん」

一方通行「勉強は怠けンなよ」

打ち止め「うん」

一方通行「チート(ネットワーク)は使うなよ」

打ち止め「う、うん
      じゃあ行くね。ってミサカはミサカは名残惜しく歩き出してみる……」

一方通行「ああ。達者でな」

打ち止め「1人になっちゃった……ってミサカはミサカは独白してみたり……」

打ち止め「これから……ヨミカワも……ヨシカワも……いないのか」

打ち止め「……一方通行も……」






打ち止め「寂しいよぉ……」

ピリリリリリ

打ち止め「メール……?一方通行からだ」


件名:無題

本題:鞄の中身。合格祝いだ


打ち止め「鞄の中……?」

ガサゴソ

打ち止め「あっ……可愛い髪飾り……
      意外とファッションにうるさいあの人っぽいかも……」

                     .. -‐……‐-  ..__
                 . . : : : : : : : :/: : : : : : : : `丶、
              /. : : : :/: : :/: : : : : : : : :`丶、: :\
            ,. : : : : : :/: / : : / : : : : : : : : : :\: : ヽ
          ./: :/: {`V: /: :/: :/: :/ : /:i : : : l : : : : ヽ: : . 、
       //: :/: : :∨:/: :/: :/: :/ /i: i : : : |: : : : : : : : : : .

      / :/: :/ : : :__j/: :/: :/`ン'く   !: !: : : i|:i : : : i: : : : : :i.
    ,/ / /i: /: :/:/_丿 : | : i_/  、\j:|: : :リ:i : : : i: : : :  |i.、
  /:/ / /: i ′i //i: i: i| : トミぅx\ |: |: :_/|: i : : :,ハ: : : : |i: \

__,/:/i:/ / /:i:|:i: i {  _|: i: i| : i「バ迅.い|/|: /`|: i : :/: :i : i : : |i、\:ヽ
  `丶|{: ,: :{,:从i: l人, |八:i| : |' /iハj^うソ/  |: i、:/! :|:,i: : ∧ \:ヽ}
     V : :乂iハ:|/{    `ヽ|     , i:/ _,/:/:/`i: :/:/:!: :ハ: : : `トミ.  打ち止め「……ありがとう」
     ∧: : iハ/  ‘,  /  °   (.ノ'斥ぅく{/ /:/ /: :!∧: i: : :`い、 `
      ハ: :i ∧   ‘, ./  -、   ノ `iバ爪j/i/i:/ : : : ∧:!:i: : :|i `)
       从|   ヽ   ‘j.     \_     jイ: : : :/} : /: :/: |∨: :i リ
  /   / ∧     \  〉、     ノ . イ: :i| : : /: '∨: :,ハ: :! i: :!从
  ,  . / /  \___   `厶_,).‐.-,--,( ´: : :|:V': /: /:/ : / }:リ j:∧ i`
   / ′/  `i「|「`⌒{   {: :/: :/:/ : :_:_i/:イ / /i/ : / .ノ' ノ′.}:|
  i/ /      |i |i   ∧  ∨: /:/|i : (,ノ': : i/ ,:i/|: :/       _ノ ′
  |/      |i |i、__ { ヽ. }:/:/ .リ: :/: : : /!:/ ∨:/       ´
  |        |i |i  i、  ,》'〈i:{ / //: : : /ノ'   }/
  |         i |i |i__ |`//  》'/}': : /   ノ′
  l        i |i(__} | //  /  .ノ:/          o
  !        | |i |i  ,|'/   'i  /イ
         .  |i |i_,//   |.ノ  |
/         ,   |i |i_/  iト、j    |  _ .     ゚
         / `弋j/   《_}}|    | {  )
       /    /     V/|   | `¨´            。

―常盤台中学・女子寮―

寮監「お前が噂の御坂妹か……泣いてるのか?」

打ち止め「い、いえ!大丈夫です。
      ミサカは美琴お姉様の妹の美里です!ってミサカはミサカは自己紹介してみたり」

寮監「……姉とは随分キャラが違うんだな
    まあいい。お前の部屋に案内する」

打ち止め「は、はい!」

寮監「喜べ御坂妹。お前には姉が使ってた部屋を使ってもらう」

打ち止め「ホント!ってミサカはミサカは寮監様に感謝してみたり!!」

         ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
寮監「ちょっとクセのある先輩がルームメイトだが、気にするな
    きっとお前の力になってくれる」


打ち止め「??」


寮監「ここだ」

ガチャ

打ち止め「ここがお姉様の使っていた部屋……」

???「いらっしゃいまし」

打ち止め「ひぃっ!?あ、あなたは?ってミサカはミサカはビックリしつつ尋ねてみたり!!」

黒子「私、御坂美琴お姉様の唯一無二のパートナー
    もう一度言いますわよ。唯一無二のパートナーである白井黒子ですの」

打ち止め「あ、ミサカの名前は御坂みさ――ひィィィっ!」


黒子「ああ、このお肌!匂い!……ペロリ…っこの味!!
    まさしくお姉様のものですの!!」


打ち止め「○▲☆×□!!!????」


                ◯     -――-
                   /:/: : : : :、: :\ ○    
                   o/〔∨ / :/: :j ト、ヽ: :ヽ      
                ′∨:/ :/|: /|:| ヽ : : O    打ち止め「み、ミサカは女の子だよ!? 
                   | レ^{/|:X_,|/、j/ |: : :∧          ってミサカはミサカは先輩の認識の訂正を求めてみたり!!!」
                   {:/∨/////リ'´} :∧
          〃        /: :{  / ̄  ⌒ヽ ノ:/:ハ
        (\    〃  /イ: 个 {_____ノY⌒¨ ̄}――--、
      /ヽ ー、__ /⌒Y下、_>rく___ノ∨   |ー―--、 \
       〈ヽ\と____ ̄}  ∨ i ∨|∨ i 廴_」     \ \
      // ̄ ̄ //    \フ    } i Ⅵノ  i {         { 、〉
    {{       '    / >、 / :i  ∨ 〔†〕}           ̄
              / xく_レヘ  :i       i |
     ヽ丶  {{ //     }  i       i |
      ⊂ニ'⌒´ r'       _ハ :i       i ト、
        └‐とノ\      〈 ハ i       i | 〉
        \           人-=i       i l 〈

黒子「あら?性別にこだわるなんてまだまだ青いですのよ?
    ああん……でもその若さがまたいい!!」

打ち止め「ひィィ!?」

打ち止め(やめてぇぇぇえええ何で脱がすのぉぉおおおおおお!!!??)

黒子(逃がしませんわよ美里!!最近お姉様分を摂取してないから不足がちですの!!
    それにお姉様作法を叩き込んでさしあげますのぉおおおおおおお)

打ち止め(助けてェぇええええええええええええええええ)


寮監「……始まったか…保護者の方もさぞかし心配だろうが
    ……アレはアレで退屈しないだろう」


……
一方・黄泉川「「へっくしょん!!」」

芳川「あら、くしゃみハモリね。誰か打ち止めの保護者の噂でもしてたんじゃないの?」


一方通行「……知るかンなもン」

                               ―fine―

お付き合いありがとうございます
オチが弱くてすみません

一方通行 「俺がこのクラスの担任Lv5の一方通行だァ 素敵に愉快に授業してやンぜェ」

打ち止め 「」

みたいな続きみたいお

打止「……」

「(超電磁砲の妹って言っても、似てるの顔だけみたいね)」
「(レベルいくつ?)」
「(3だって)」
「(お姉さんに才能吸い取られちゃったんだ。かわいそー)」

打止「……」

「(お、またトイレ?)」
「(どっかの派閥にでも入ちゃった方が楽なのにねー)」
「(お姉さんの真似じゃない?)」

――

打止(学校……楽しくないな……)


「ネットワークに思考ダダ漏れよ、アンタ」

打止「!?」


美琴「ちょっと交代」


こんな感じで誰か

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