ルパン三世〜運命のガイアメモリ〜 (9)

翔太郎「追い詰めたぜ、ドーパント! フィリップ、変身だ!!………おい、フィリップ…?」

フィリップ「ふふふ。実に興味深い…この、ルパン三世は!!」

翔太郎「」

フィリップ「大胆不敵に敵の懐に潜り込み、信頼できる仲間達と死地に赴き、艱難辛苦を乗り越えそして真のお宝を手にする……実に興味深い」

翔太郎「こんな時に泥棒の事を検索してんしゃねぇよ!! 変身だ、へ・ん・し・ん!」

フィリップ「やれやれ。人を待つ事が出来るのもハードボイルドの証なのに…そんなだから君はハーフボイルドなんだよ」

翔太郎「うるせぇ!!」<ジョーカー

フィリップ「仕方ないな」<サイクロン

翔太郎・フィリップ「変身」<サイクロン・ジョーカー

W「「さぁ。お前の罪を数えろ!!」」

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ルパン「あ〜ばよ!!とっつぁん!」

銭形「まぁてぇ!ルパ〜ン!!」

ルパン「さぁて、ではでは次の目的地に向かいますか」

次元「おい、ルパン。何の話だ?」

ルパン「ヌフフフ。ちょーっと、面白いものみつけちったのねぇ。だから、ついでに頂いちゃおうかと」

次元「はぁ…。今回は獲物が手に入ったら、サッサとズラかるんじゃなかったのか?」

ルパン「そうしたいのはやまやま何だけど、どーしても欲しくてさ?」

次元「………乗りかかった船だ。最期まで手伝ってやるよ」

ルパン「ヌフフフ。次元ちゃん、だーい好き!……さぁて、目指すは日本、風都だ!!」

W「「ハァァァァ!! ジョーカーエクストリーム!」」

ドーパント「ぐぁぁぁあ!?」ズドォォン!

W「「終わったな…」」ガシャン

翔太郎「ったく。何でドーパントの目の前で検索し出すんだよ。しかも、よりにもよってルパン三世…」

フィリップ「ふむ。やはり興味深い……」

翔太郎「聞けよ!!」

フィリップ「ん?……なんだい?翔太郎。見ての通り検索で忙しいんだけど」

翔太郎「いや、おい」

フィリップ「ああ。そういえば翔太郎。今のドーパントの事なんだけど、どこか違和感が無かったかい?」

翔太郎「せめて一つの話題にしてくれませんかねぇ!?」

翔太郎「はぁ…。で? 違和感だって?」

フィリップ「ああ。さっきのドーパント、『強過ぎ無かったかい?』」

翔太郎「……確かに。マキシマムドライブを4回もくらわせて、やっと倒せたからな…」

フィリップ「そう。そこだ。いくら鎧のドーパントとは言え、あれは異常だよ」

翔太郎「クソ、嫌な予感がするぜ……」

フィリップ「それで、君に幾つか調べて欲しい事があるんだが………」

翔太郎「あぁ。任せろ。それで? 何を調べれば良いんだ?」

フィリップ「先ずは…………」

ルパン「さぁーて。風都に到着だぜ。しかし、良い街だな……風が気持ちいいぜ」

次元「……で?」

ルパン「あん?」

次元「今回のお宝は何なんだ? お前があれだけの執着を見せたんだ。つまらないモノじゃぁ、無いんだろ?」

ルパン「……この間の盗みで俺はコイツを手に入れた」

次元「……USBメモリか?」

ルパン「違うんだなぁ。コレが………コイツは《ガイアメモリ》って言って《地球の記憶》が封じ込められているんだ」

次元「地球の記憶だぁ? バカバカしい」

ルパン「俺も最初はそう思ったさ。たが、この間盗みに入った屋敷……覚えてるか?」

次元「あぁ。妙な屋敷だったな。確か、変な怪物みたいなのが出て来て………まさか」

ルパン「そう。そのまさかさ。このガイアメモリを使って、屋敷の警備員が怪物に変身したのさ」

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