さいてょ「ああ!!あああ!!!まー君さん!!!」 (2)

ガン!!ガン!!ガン!!
振り下ろすバットが床を鳴らす。
ぐにゃりと歪んだ頭部はバットを避けているかのようだ。
いけない、ちゃんとミートしないと。
真芯で捕らえないと。叱られちゃう。
僕はお父さんに教わったとおりにバットを構え直し、再び振り下ろした。

ボグン!!ボグッ!!ボグッ!!ブシャッ!!
わぁ割れた。赤い赤い。赤い赤い赤い赤い。
赤い赤い。アウトカウントだ。ツーアウト。スリーアウト。赤赤赤赤。
赤黒いユニホームが似合ってるよまー君さん。さぁチェンジだ。
僕は次のピッチャーを探しに行くことにした。

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