番町「お皿がはちまーい……きゅうまーい……」
河童「ふぃ~、やはり人間の百姓が作ったキューカンバーは一味違いますねぇ~っと……」
河童「おや?あの井戸は番町皿屋敷さんの井戸ですね、確か皿が一枚足りずに困ってらしてましたね」
番町「いちまい足りない……」
番町「う~ら~め~し~や~」ドロドロ
河童「おっ、噂をすれば影がさすとはこの事ですね」
河童「こんばんは、番町皿屋敷さん」
番町「……えっ?……ああ、どうも……」
河童「確か番町皿屋敷さんは皿が足らなくてお困りでしたよね」
番町「?そうだけど……」
河童「ああ、やはりそうでしたか!良かった……」
河童「宜しければ皿を差し上げますよ?」
番町「」
河童「ん、どうかしましたか?」
番町「ああ……えっと……」
番町(えっ、河童が皿をって……頭の皿!?)
河童「一枚足りないままじゃ何かと不便でしょうしね」
番町(この河童は私の過去を知らないからこんなことが言えるんだろうな)
河童「あ、もし良かったら今お使いの皿をより良い物に交換しますよ」
番町「!?」
ああ、山田課糸ってカッパが村行くあれか
番町「あ、いや、その」
番町「すんませんしたーっ!」ドゲザ
河童「えっ」
番町「偉そうな口を叩いたことを深くお詫びいたしますぅ!」
河童「えっ」
番町「何でもしますから許してください!」
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