コナン「光彦のクローン軍団が暴走…?」 (50)
コナン「どういうことなんだよ博士!」
阿笠「すまん、ワシの管理不足じゃ…」
灰原「どうしてこんなことになったのよ」
阿笠「あれは光彦君の再生能力を研究してたときのことじゃ」
阿笠「ワシは彼の再生能力を応用すればクローンを作ることが出来ることに気が付いたんじゃ」
コナン「それでクローンを…でどうして暴走なんて」
阿笠「原因はわからん、じゃが何者かを中心に動いているのは確かじゃ」
阿笠「早く止めなければ日本…いや地球は光彦君で埋もれてしまう…」
灰原「生産工場まで占拠されてるのね」
コナン「よし、早く光彦どもを駆除するぞ!」
灰原「でもどうやって?彼らは再生能力を持っているのよ」
阿笠「今、光彦君の再生能力を無効化させた上で殺すアイテムを作っておる」
歩美「大変よ!」
コナン「歩美、何があった」
歩美「クソムシ軍団がこっちに来てるわ」
元太「うな重で例えると200人前くらいいるぜ」
灰原「200人でいいのよ小嶋君」
コナン「博士時間がねえぞ!」
阿笠「わかっておる、とりあえずこの対光彦バズーカを使うんじゃ」
コナン「ありがとよ博士!みんな行くぞ!」
外
光彦×200「コナン君!みんな!」
コナン「なんだこの数」
歩美「キモッ」
灰原「う…吐き気が…」
コナン「食らえ光彦!」ドカーン
光彦×200「ちょっとコナン君何を…わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
コナン「い、威力がでかすぎる…うわぁぁぁぁぁぁぁ」
歩美「きゃぁぁぁ」
灰原「反動がでかいみたいね…小嶋君に捕まるのよ」
元太「うな重!」
コナン「いてて…大丈夫かみんな!」
灰原「ええ何とか」
歩美「怖かった…」
元太「うな重!」
灰原「想像以上の威力ね、どうやら関東全域の街が消滅したみたいよ」
コナン「そんだけやれば流石の光彦も…」
光彦×1000「ちょっとコナン君何するんですか」
コナン「え?」
光彦×10000「痛いですよもう」
灰原「そんな…」
光彦×1M「まったくもうコナン君は…」
コナン「生きてる…それどころか増えてる…」
光彦×1G「さてと、みなさん遊びに行きましょう!」
コナン「どうなってやがる…」
元太「なあ、1Gってうな重何人前分なんだ?」
灰原「あなたはうな重のことしか頭にないの?まあいいわ、1Gは10億よ」
コナン「10億って日本の総人口越えてやがる…」
???「驚きましたコナン君?」
コナン「その声は…」
???「僕ですよ、コナン君」
コナン「オリジナルの光彦…お前の仕業だったのか…」
オリ彦「どうですか僕のクローンは?」
コナン「お前がこいつらを…でもどうして…」
オリ彦「僕はクローンを作るためずっと博士に監禁されていました」
オリ彦「目が覚めたとき、僕の目の前には大量の僕が実験台にされてたんです…」
回想
オリ彦「これは…どうなってるんですか…」
クロ彦1「あれは…オリジナル様…」
オリ彦「僕ですか?」
クロ彦2「オリジナル様だ…」
クロ彦3「助けてくださいオリジナル様!」
オリ彦「ちょっと、どういうことなんですか?」
オリ彦「なるほど、そういうことが…」
クロ彦67「僕たちは博士の奴隷から解放されたいんです…」
クロ彦30「僕たちを助けてください…」
クロ彦178「そして、あの憎きハゲデブジジイに復讐しましょう」
オリ彦「みなさん…わかりました、立ち上がりましょう!!!」
コナン「そういうわけか…でもそれなら博士だけに復讐すればいいだろ!」
歩美「そうよ、何で関東全域を破壊したのよ!」
クロ彦521998「それあなた達がやったことじゃ…」
歩美「あ?」
クロ彦521998「…」
オリ彦「どうせなら、僕だけの国家を作ろうと思いましてね」
オリ彦「そうすればあのハゲデブジジイみたいな奴は絶対現れない、永遠の楽園を作れますしね」
コナン「それがお前の真の狙いか!絶対にお前を止める」
オリ彦「無理ですね、さっきのバズーカの効き目は0、それに僕を倒さない限りクローンたちは蘇り続けます」
オリ彦「もっとも、僕も再生の能力を持ってるんですがね」
コナン(確かにな、奴らを倒す方法なんて…)
オリ彦「まあ、君達は友達ですし今降参すれば命は助けてあげましょう」
歩美「本当なの…」
元太「うな重食わせてくれるんだろうな…」
オリ彦「勿論、約束しましょう」
コナン(降参すれば命は助かる…でも日本は…)
コナン(だからと言って奴らに勝ち目は無い…どうすれば)
灰原「わかったわ、1日だけ待ってもらえる?」
オリ彦「というと?」
灰原「今すぐに答えを出せるほど簡単な問題ではないわ、そうよね江戸川君?」
コナン「え?あ、ああ」
オリ彦「灰原さんからの頼みなら仕方がありませんね…明日、帝丹小学校で待ってます」
クロ彦4578「いいんですかオリジナル様?」
オリ彦「ええ、僕も友達を今すぐ手にかけるなんてことしたくないので」
博士の家
阿笠「ワシがあんなことをしたばかりに…」
灰原「そうね、後で責任取ってもらうわよ」
コナン「まったくだ、しかしどうすればいいんだ…」
元太「なあ、このまま降参したほうがいいんじゃないか」
コナン「元太…お前何言ってるんだ…」
元太「だってよう勝ち目がないんだろ、それなら降参してうな重食ったほうがいいじゃねえか」
コナン「てめぇそれが狙いか!」
元太「あたりめえだろ、本当は光彦を再生不能にするまで殺りたいけどな」
コナン「再生不能…それだ!」
阿笠「何か思いついたのかのう新一」
コナン「博士、光彦の再生ってどういう仕組みなんだ」
阿笠「彼の細胞は例え1つになっても直ぐに全細胞を復元する特殊な力があるんじゃ」
阿笠「だからさっきのバズーカには光彦細胞を完全に破壊するプログラムが入ってるんじゃがまさかオリジナルがいる限り復活し続けるとはのう…」
灰原「つまりオリジナルにさっきのバズーカを食らわせればいいのね」
コナン「いや、あれはさっきので使い物にならくなってしまった」
阿笠「それに奴らも甘くは無い、光彦細胞破壊プログラムはもう対策済みなはずじゃ」
元太「腹減った」
灰原「まったく、あなたには緊張感っていうのがないの?」
元太「生理現象なんだから仕方ないだろ」
歩美「うな重の分際で難しい言葉しってるのね」
コナン(待てよ…その手があったか)
コナン(だがクローン共が邪魔だ…いや奴のことだ、きっとこう思ってるはずだ)
コナン「みんな聞いてくれ!」
次の日
オリ彦「答えは出ましたかコナン君?」
コナン「ああ出たぜ、だがその前に聞きたい事がある」
オリ彦「なんでしょうか」
コナン「お前は本当にクロ彦達のことを仲間だと思ってるのか」
クロ彦531「何を言ってるんですか、オリジナル様は我々のことを…」
クロ彦7698801「そうですよ、オリジナル様に限って…」
オリ彦「流石はコナン君、勘がいいですね」
クロ彦77887990「え?」
オリ彦「所詮こいつらはただの部下、利用しているだけです」
オリ彦「この国の制圧が終わったら奴隷にするつもりでしたよ」
クロ彦1777111「そんな…」
クロ彦761919911「オリジナル様…嘘だと言ってください…」
オリ彦「うるさいですね、クローンの分際で」
クロ彦1「オリジナル様…信じていたのに…」
コナン「今だ!この時計型麻酔銃で…」プシュッ
オリ彦「うっ…」
コナン「元太!灰原!歩美!」
元太「さばくのは俺に任せろ!」
クロ彦521998「みなさん…?オリジナル様、いやクソムシに何してるんですか?」
コナン「見てのとおりだ、クロ彦達も手伝ってくれ!」
クロ彦617「でも…」
コナン「心配するな、お前らは俺たちが救ってやる」
クロ彦888「本当なんですか…」
灰原「何をしているのよ、さっさと手伝いなさい」
全クロ彦「はい!」チンコボッキーン
小五郎「小学校のほうからいい匂いがするな」
蘭「行ってみようよお父さん」
目暮「なんだこの匂いは…食欲がそそられる…」
高木「腹減ってきますね」
千葉「みなさん行きましょうよ」
目暮「こ、これは…」
コナン「あ、おじさんに蘭姉ちゃんに目暮警部に千葉刑事にみんな!」
蘭「コナン君、この鍋って…」
コナン「ちょうどみんなで鍋作ってたんだ、さみんなも食べて?」
小五郎「なんか変わった肉が入ってるな」
目暮「どれどれ、こ…これは!!」
高木「うまい…」
千葉「今まで食べたことの無い味だ…」
蘭「おいしい…コナン君どこでこんなの覚えたの?」
コナン「テレビでやってたんだよ、おいしい鍋の作り方っていう番組で」
ジン(これは…お袋がよく作ってくれた鍋の味にそっくりだ…)
ジン「何で俺はこんな仕事を…お袋!」
ウォッカ「ちょっと兄貴!」
服部「工藤、作り方教えてくれや、特にこの肉どこで手に入るんや」
コナン「悪いが企業秘密だ」
服部「せやかて工藤」
灰原「苦労したかいがあったわね」
歩美「みんな喜んでるね」
元太「料理人としてはうれしい限りだぜ」
クロ彦1「あ、あの…」
クロ彦1「僕たちはみなさんに酷いことをしたのに…助けていただいてありがとうございます」
コナン「いいんだよ、元はといえば俺たちにも責任はあるんだ」
クロ彦1「コナン君…」
クロ彦3「あの、僕たちはこれからどうすれば…」
コナン「博士に連絡したら全員の住む場所は確保できたらしいぜ、これからは普通に過ごせるぞ」
クロ彦4「ほ、本当なんですか…」
コナン「当たり前だろ、俺たちは友達だからな」
灰原「何してるの、鍋なくなっちゃうわよ」
クロ彦×1G「コナン君…みなさん…はい!」
服部「おい工藤!」
コナン「なんだよ平次」
服部「なんで目玉とチンコらしきものが入ってるんや」
コナン「そ、そこは気にするんじゃねえよ…」
阿笠「まさか光彦細胞を破壊するためにオリジナルの光彦君を食べてしまうとはのう…」
阿笠「いくら奴でも胃液には耐えられないというのは盲点じゃった」
阿笠「光彦君のクローン軍団とも友達になりおるし、新一はやはりすごいのう」
蘭「おいしいわねコナン君、今度家でも作ってよ」
コナン「ゴメン蘭姉ちゃん、この肉貴重で中々手に入らないんだ」
蘭「そうなんだ、残念だな、新一にも食べさせてあげたかったな…」
コナン(蘭…ゴメンな…俺絶対組織を潰して元に戻るから…)
完
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