エレン「面倒くさい」(150)
アルミン「え?」
エレン「話聞くのも面倒くさいなー」
アルミン「いやいや!エレンが暇だから本読めって言ったよね?!」
エレン「覚えてる訳無いだろー」
エレン「面倒くさい」
アルミン「言った事くらい覚えててよ!!」
カルラ「エレン、お父さんがそろそろ行きましょうって」
エレン「え、やだよ面倒くさい」
アルミン「お出かけするんですか?」
カルラ「ええ。患者さんの所に行くのよ」
カルラ「同い年の娘さんがいるから、話し相手に連れて行きたいの」
アルミン「そうだったんだ」
エレン「面倒くさい」
アルミン「そんな事言ってないで着替えなよ!」
エレン「アルミン、着替えさせてくれ」
アルミン「嫌だよ!!」
エレン「あーぁ。じゃあ行けないなー」
アルミン「………」
エレン「娘さん、かわいそうだなー」
アルミン「ズルいよその言い方!!」
~ アッカーマン宅 ~
グリシャ「いいかい?仲良くするんだよ」
エレン「えぇ…面倒くさい」
エレン「まぁ…一方的にかまってくれるなら考えてもいいけど」
グリシャ「お前は一体誰に似たんだ…」
エレン「遺伝子のイタズラじゃないかなー」
グリシャ「……俺に似たのか」
ガチャッ
グリシャ「……これは!」
エレン「………」
グリシャ「エレン!」
グリシャ「いいかい、お前は麓で待ってるんだよ!!」
エレン「麓までいくの面倒くさいけど…わかった」
グリシャ「ならよかった!」バタバタバタ…!!
エレン「面倒くさい事に…巻き込まれたな…」トボトボ
~ 小屋 ~
ミカサ(寒い…)
ミカサ(お母さん…私は何処に逃げれば良かったの…?)
窓の外
エレン(…気まぐれに歩き回ってみたら)
エレン(面倒くさい現場を目撃してしまった)
エレン(どうするか…大人を呼ぶか?)
エレン(何処にいんだよこんな田舎)
エレン(迷子になるのがオチだし)
エレン(何より面倒くさい)
エレン(憲兵団呼びに…)
エレン(こんな子供の言うこと聞くか?)
エレン(色々質問されて時間取られるだけだ)
エレン(何より面倒くさい)
エレン(犯人を説得するか?)
エレン(説得で納得するなら最初からこんな事しないだろ)
エレン(そして何より)
エレン(説得するのが面倒くさい)
エレン(こんな面倒くさい事をするなんて)
エレン(とんだ悪者に違いない)
エレン「………」
エレン「………」
エレン「駆除するか」
グリシャ「く…!エレン!何て事を……」
エレン「有害な獣を駆除した」
グリシャ「珍しく面倒くさがらずに行動したのがこれとは!!」
エレン「いや、面倒くさかったよ」
グリシャ「お前は面倒くさいのに自分の命を投げ打つのか!!」
エレン「…でも」
エレン「……早く…家に帰りたかった」
グリシャ「………」
グリシャ「ミカサ、覚えているかい?」
グリシャ「君が小さい頃に何度か会っているんだが…」
ミカサ「イェーガー先生…私は」
ミカサ「これから…何処に向かって帰ればいいの?」
エレン(!)
ミカサ「寒い…」
ミカサ「私にはもう…帰るところがない…」
エレン(こいつ…家無くなったんだな)
エレン(あのダラダラできる空間が…)
エレン(………)
エレン「………」スッ
ミカサ「……?」
エレン「やるよ、これ」グルグル
エレン「あったかいだろ?」
ミカサ「……あったかい…」
グリシャ「ミカサ、私達の家で暮らそう」
ミカサ「え…」
エレン「よし、早く帰ろうぜ」
エレン「俺達の家に帰って、ダラダラしよう」
ミカサ「……うん」
ミカサ「帰る…」
─ 1年後 ─
エレン「あー…薪拾い面倒くさかったなー」
ミカサ「やらないと、生きていけない」
エレン「そうだけどさー。一生ダラダラして生きて行きたいよなー」
ミカサ「それは、全人類の届かない夢」
エレン「ちぇー……あ」
ミカサ「アルミンが、苛められてる」
エレン「おいお前ら…まーだ苛めなんて面倒くさい事してるのか?」
子供1「うるせぇぞエレン!」
エレン「そんなに怒鳴るなよ。体力使っちゃうだろ?」
子供2「こいつは異端者なんだ!考えを改めさせないと!」
エレン「他人のやる事にいちいち熱くなるなよ…面倒くさくないのか?」
子供3「お前の存在が面倒くさいわ!!」
エレン「話し合う体力はもう使いたくない…」
エレン「…これ以上面倒くさい事にならないように」
エレン「……駆除す」
ミカサ「……」ドカッバキッゴカッ!!!
子供達「いてぇぇえええ!!」
ミカサ「…死にたくなかったら、行きなさい」
子供達「くっそぉおお!覚えてろよ!」ダダダダダ!!!
アルミン「壁の外に行くべきだって話したら、殴られた」
エレン「外に行きたいとか面倒くさい事なんで言い出すんだよー」
アルミン「本当にエレンは家が好きだね」
エレン「当たり前だろー布団と友達さぁ」
ミカサ「最近は、布団と一体化する事に興味を持ったらしい」
アルミン「どういう状況なのそれ」
ドオオオンッ!!
三人「??!!!」
アルミン「なんだ?!」スクッ
ミカサ「エレン、ほら立って」ガシッ
エレン「えぇー…面倒くさい…」ヨロヨロ
タタタタ…
アルミン「……!」
エレン「アルミーン?何が見えるんだー?」
ミカサ「…あれは…!?」
アルミン「巨人だ!!」
ドッカァアアアン!!
エレン「!!!」
アルミン「壁が…!!」
ミカサ「早く逃げないと…!」
エレン「!!!」ダッ!!
アルミン「え?!エレン?!!」
エレン「破片が!!家が!!」ダダダ!!
ミカサ「……!」ダッ!!
エレン「母さん!!」ダダッ!!
カルラ「エレン!ミカサ!」
エレン「今助けるから…!!」ガラッ
ミカサ「……!!」ググッ!!
カルラ「逃げなさい!!」
エレン「やだよ!母さんいないと生きていけない!」グググッ!!
ミカサ「おばさんがいないと、エレンの面倒を一人で見ないといけなくなる!」グググッ
カルラ「そんな事言ってる場合じゃないでしょう!!」
エレン「誰が起こしてくれるのさ!誰がご飯を作ってくれるのさ!」グググッ
エレン「誰が…あったかい布団を用意してくれるのさ…!!」ボロボロ
カルラ「エレン……!」
カルラ「エレン…自立する時が、来たの」
エレン「やだよ!やだやだ!!母さんと一緒に生きるんだ!!」
ミカサ「おばさん!私一人では、エレンの面倒見れない!」グググッ!!
カルラ「…二人で力を合わせて…頑張りなさい」
エレン「母さん!!早く出て!!」
ミカサ「おばさん!!早く!!」
カルラ「ごめんなさい…」
カルラ「ハンネスさん!子供達を連れて逃げて!!」
エレミカ「「!!!」」
エレン「………あ」
エレン「……やだ…やだ」
エレン「やだ…嘘だろ……?」
エレン「母さああぁぁあああん!!」
エレン「………」
エレン「駆逐してやる…」
エレン「俺達の家を奪った巨人を…」
エレン「一匹残らず」
エレン「俺が…この手で…!!」
…To be continued
乙ww 面白いわw
続く…よね?
支援とツッコミありがとうございます!
エレンは面倒くさがりやで話を進めていきます。
ではではまた書けたらます。
書けたらきます、だorz
>>23さん
続きます!面白いと言って貰えて嬉しいです、ありがとうありがとう
─ 数年後 ─
エレン「訓練兵も卒業かー」
ミカサ「エレン、はい」
エレン「あーん…もぐもぐ…」
アルミン「あっと言う間だったね」
エレン「なー?あ、ミカサ次はスープ飲みたい」
ミカサ「はい」スッ
エレン「あーん…もぐっ…この薄いスープともお別れかぁ」
ミカサ「食べれるだけ、いい」
エレン「なー?もう働かないと食っていけなくなるなんて面倒くさいなー」
アルミン「訓練は真面目に頑張ってたね!五位だって」
エレン「だって成績悪いと開拓地に戻されるじゃん」
エレン「そしたら誰が俺の面倒みるんだよ」
アルミン「私生活では相変わらずダラダラしてるね…」
エレン「無駄な体力は使いたくないんだ、面倒くさいし」
ミカサ「エレン、私は貴方の分まで体力を使っている」
エレン「ありがとうなぁ」
ミカサ「………」
エレン「俺の手、ミカサの頭の上まで運んで」
ミカサ「?」ヒョイッ ポテッ
エレン「いい子いい子」ヨシヨシ
ミカサ「……///」
アルミン「それでいいのかいミカサ…」
エレン「それで、二人は何処に所属するんだ?」
アルミン「僕は調査兵団かな」
エレン「えぇっ?!」
アルミン「え?」
エレン「俺と一緒に駐屯兵団に行こうぜ?」
アルミン「え、なんで?」
エレン「誰が俺の仕事手伝ってくれるんだよ」
アルミン「知らないよ!自分でしてよ!!」
エレン「俺…アルミンがいないと生きていけない…」シュン…
アルミン「うあぁ!そういう言い方ズルいってば!!」
ミカサ「エレン、私が行く」
エレン「ありがとうなー」
ミカサ「………」
エレン「ミカサもいないと、生きていけないしなぁ」
ミカサ「…エレンは私がいないと、早死にする…///」
アルミン「ミカサ…ダメ男に引っかかってるみたいだよ…」
ミカサ「…東洋の血が、義理と人情を大切にしろと言っている」
ミカサ「ので、エレンを一人にはしておけない」
エレン「いい子だなー」
ミカサ「………」ヒョイッ ポテッ
エレン「………」ヨシヨシ
ミカサ「///」
エレン(撫でるのも面倒くさくなってきた)
ジャン「っんだよ!未だにミカサにご飯食べさせて貰ってるのか!?」
エレン「え?いいだろ面倒くさい」
ジャン「はっ!15にもなって甘えてんじゃねぇよ!」
エレン「いちいち絡みにくるなよ面倒くさい」
ジャン「面倒くさい面倒くさい煩いんだよ!」
エレン(こいつ面倒くさい)
エレン「おい、ジャンが話したいって」ポンポンッ
ジャン「おいおい今お前と話してんだよ悟り開き野郎!」
クリスタ「私?何かな?ジャン」ニコニコ
ジャン「え!?いや、え?!!」
エレン「良かったなー話し相手できて」
ジャン「いやいや!微妙に断りにくい人選すんなよ!」
クリスタ「…そっか…話したくないんだね…」シュン…
ジャン「いやいや!違う!話そうクリスタ!」アセアセ
エレン(よし、面倒くさいの回避)
アルミン「でもエレン、ずっと面倒くさがってたら本当に生きていけないよ?」
エレン「大丈夫だって、ミカサと結婚するし」
ミカサ「??!」ギョッ!!
アルミン「そうなの?!!」ギョッ!!
エレン「アルミンも一緒に住むし」
アルミン「え?!僕も家庭持ちたいよ?!」
エレン「単身赴任で俺んちに住めよ」
アルミン「なんで単身赴任?!!」
エレン「え…奥さんまで来ると、気を使っちゃうだろ?」
アルミン「面倒くさがりやなのにそんな所まで考えないでよ!!」
ミカサ「そろそろ、寮に戻ろう」スクッ
アルミン「だね」スクッ
エレン「アルミン、おんぶ」
アルミン「……歩いてよ」
エレン「歩くのも喋るのも面倒くさくなってきた、おんぶ」
アルミン「僕の方が小さい上に軽いんだけど…」
エレン「………」
アルミン「………」
エレン「………」
アルミン「………」
アルミン「ああぁぁぁああっ!!もうっ!!」ヨロヨロ
エレン(がんばれ)
ミカサ「頑張ってアルミン、エレンも応援してる」
アルミン「応援する位なら歩いてよ!!」ヨロヨロ
~ 翌日 ~
エレン「えー?皆調査兵団に行くのか?」
コニー「ああ!ジャンと一緒だなんて思われたくねぇしな!」
エレン「駐屯兵団は誰かいないかー?」
ミーナ「ここの班には居ないんじゃないかなぁ」
エレン「えー?皆が行かないなら誰が俺の仕事手伝ってくれるんだよ」
エレン「誰も行かないなら憲兵団にしようかなぁ…」
トーマス「相変わらず面倒くさがりだな」
サムエル「巨人駆逐したいんじゃなかったのか?」
エレン「そんなの入ってきてから考えたらいいだろ」
サシャ「皆さーん!」
サシャ「上官の食料庫から…お肉を取ってきました…///」ハァハァ
コニー「…バカだな」
サシャ「後でサンドイッチにして食べましょ…むふふッ」
エレン「作るの面倒くさいからいらないや」
サシャ「こんな肉を目の前にしても面倒くさいのを嫌がりますか?!!」
サシャ「今度いつ食べれるかわからないんですよ!!?」
エレン「…面倒くさい」
トーマス「おい、サシャそのへんで」
ミーナ「そうだよ!エレン怒ると怖いの知ってるでしょ!」
サシャ「はっ、そうでした…」
サムエル「対人格闘の成績すごいもんな」
コニー「普段ダラけて力ためてんのかな?」
エレン(しかし皆アウトドア派だな)
エレン(人類、勝てるんじゃね?)クルッ
超大型「………」
エレン「………」
超大型「コンニチハ」
エレン「…こんにちは」
超大型「蹴ッテイイ?」
エレン「………」クルッ
超大型「オーイ」
エレン(見なかった事にしよう、面倒くさい)スタスタ
超大型「オーイ無視?」
ミーナ「きゃああああっ!??」
エレン「あっ!バカ!!」
超大型「ヤッター気ヅカレター」
トーマス「巨人!!」
超大型「ソウダヨー」
ブシャァァァァ!!
コニー「うおっ?!蒸気がっ!!」
エレン「クッソ!皆立体起動だ!!」
エレン「畜生…面倒くさいが仕方ねぇ」
エレン「よぉ…」
エレン「どっかで会った…よな?」
超大型「何ソレ、ナンパ?」
エレン「そんな面倒くさい事しねぇよ」
超大型「見ツメナイデ」
エレン「照れるなよ面倒くさい」
超大型「恥ズカシイ!」
エレン「うるせぇよ!じゃあなんで出てきたんだよ!!」
超大型「壁ガアッタラ──」
エレン「!!!」
超大型「入リタイ!!!」
ドッカァアアアン!!
──850年。
人類は再び惨劇に襲われようとしていた。
…To be continued
エレンよりもベルトルトのキャラがわからん
乙
レスありがとうございます!
嬉しいです!
畑耕すの嫌&ミカサとアルミンと離れたら面倒見てもらえないので、訓練頑張ってました。
開拓地にいたときはミカサが頑張ってた模様…。
ではでは、また。
>>48さん
自分もよくわからない…!書いてたらこうなってしまいました。
きっと恥ずかしがりやなのだと思います。
乙ありがとうございます!
感想書きたいけどタイピングするの面倒くせえ…
02
カン カン カン カン
エレン「…また俺から家を奪うつもりか」
アルミン「家だけじゃないよ!巨人は…!」カチャカチャ!!
エレン「………」
アルミン「人類なんか…いつでも滅ぼす事ができるんだ!」カチャカチャ!!
エレン「アルミン、落ち着け」トンッ
アルミン「…ご、ごめん」ハッ
エレン「お前が落ち着かないと、誰が俺のボンベにガスを入れるんだよ」
アルミン「自分で入れてよ」
ミカサ「エレン!」
エレン「なんだ?」
ミカサ「状況が混乱したら、私の所に来て!」
エレン「え?やだよ面倒くさい」
ミカサ「私はあなたを守る…!」
エレン「じゃあお前が来いよ」
ミカサ「………」
エレン「………」
ミカサ「………」
エレン「………」
ミカサ「それも、そうだ」
エレン「うん」
ミカサ「それじゃあエレン…それまで死なないで…」
エレン「守れるかわからない約束は面倒くさいからしない主義なんだ」
ミカサ「………」
エレン「………」
ミカサ「………」
エレン「………」
ミカサ「すぐに、行くので」
エレン「そうか」
エレン(面倒くさい)
エレン「よーし!34班前進!」
一同「おーーー!!」
パシュン ヒューン
エレン(……楽観視してた訳じゃないが)
エレン(…結構酷いな…)
トーマス「うわああぁぁぁああ!!」
エレン「!!?」バッ
トーマス「うわ…ぁぁ」
パクンッ
エレン「……ッ!!」
エレン「………」
ミーナ「あぁ!」
ガブッ
エレン「………」
アルミン「………」
エレン「…なぁアルミン」
アルミン「…うん」
エレン「…これって…現実かな?」
アルミン「……うん」
エレン「今凄い面倒くさいんだが」
アルミン「現実逃避しないで!!」
巨人「グワァァア」
エレアル「「!!!」」ビクッ!!
アルミン「ミカサが来るんだよね!?それまでエレンは逃げて!!」
エレン「え?なんで?」
アルミン「お願いだから現実に戻って!!」
ヒョイッ
アルミン「あ」
エレン「あ」
パクッ
アルミン「うああぁぁぁぁああ!!」ズルズル
エレン「………」
エレン「……アルミン?」
エレン「母さんも居なくなった」
エレン「父さんも、行方不明」
エレン「ミカサも来るって言ったのにまだ来ない」
エレン「アルミンまで居なくなったら」
エレン「誰が俺の世話をするんだよ」
エレン「…俺、生きていけない」
エレン「…アルミン!!!」バッ!!
ガシッ!!
アルミン「!??」
エレン「…アルミ、ン」グググッ!!
アルミン「エ、エレン?!」
エレン「うらぁぁああ!!」ブンッ!!
ドシャァ!!ガラガラ…
アルミン「ッッ!」
エレン「はぁッ、はぁ…ッ!」
アルミン「エレン!早く巨人の口から出るんだ!」ガバッ
エレン「アルミン…」ハァッハァッ
アルミン「早く!!」バッ!!
エレン「……動くの、面倒くさい」
アルミン「え」
ガチンッ
アルミン「え」
ドボンッ
エレン「うぶふぉおッ!」プハァッ!!
エレン「うわ、腕無くなった」
エレン「痛いけど、叫ぶのも面倒くさいな」
エレン「しかしなんだここ?温泉か?」キョロッ
エレン「…温まるか」ポチャン
エレン「……いい湯だな」
…オ母サァン…
エレン「ん?」
…オ母サァン…
エレン(母さんと来たかったのか?)
エレン(…確かに、とても温かい)
エレン(疲れが取れるようだ…)
エレン(俺も…母さんと…)
エレン(…母さんと…来たかったな…)ジワッ
エレン(…そうだ)
エレン(どうして俺達は奪われる…)
エレン(温かい布団…美味しい食べ物…)
エレン(家の…安らぎの空間)
エレン(俺を世話してくれる…)
エレン(大切な…家族…!)
エレン(巨人がいなければ!!)
エレン(今頃ダラダラできたのに!!)
エレン「俺は…!」
エレン「お前ら巨人を…!!」
エレン「一匹残らず…!!」
エレン「………駆逐してやるッッ!!」
カッ!!
…To be continued
レス&突っ込みありがとう!
>>56さん
!!!
あーーレス面倒くせえ
02
駆逐シテヤル…
ドォォン… ドォォン…
モット…
バキィッ ドシャァッ
モット…殺シタイ…
ブンッ ドカァッ
…デモ…ヤッパリ…
エレン「面倒クサイ…」
アルミン「エレン……?」
エレン「………」
アルミン「エレン!」
エレン「……あれ?」
アルミン「ミカサ!エレンの意識が戻った!」
ミカサ「良かった…!」
エレン「あれ?俺温泉に入ってたのに」
アルミン「まだ現実逃避続行中?!!」
キッツ「貴様ハっ!人間か!?巨人カッ?!!」
エレン「何語喋ってるんだ?」
アルミン「エレン、君が人間か巨人か聞いているんだ」
エレン「通訳ご苦労…」
エレン(……俺が巨人?)
エレン(あいつは外人さん)
エレン(アメリカンジョークか)
エレン(面倒くさいけど…お偉いさんみたいだし)
エレン(仕方ない、付き合うか)
エレン「どちらでもありません!」
アルミン「えっ?!!」ギョッ!!
ミカサ「エレン?!!」ギョッ!!
エレン「僕は!!」
エレン「ナマケモノです!!」
ナマケモノデス!
ナマケモノデス!
……
‥
キッツ「そうか…ならば仕方ない…」スッ
アルミン(あ、死んだ)
ミカサ(これは、死んだ)
ピクシス「ブフォォォ!!!」
キッツ「ッッ!!?」ビクッ!!
ピクシス「おっ!面白…くふっ!若者…ッだなッ!!」
キッツ「ピクシス指令?!」
ピクシス「ちょっ…ぐふッ!彼と…ヒャハッ!親父ギャグを語り合いたいっのぅっふふふッ!」
キッツ「何ヲっ!言っておられぇるのでスカッ!」
エレン「あいつら何語喋ってるんだ?」
アルミン「もうエレン黙ってて…」ガクガク
ミカサ「あなたに喋らせたのが間違いだった」
ピクシス「ふむ…巨人になってあの岩を運ぶと」
アルミン「はい…思いつきですが…」
エレン「凄いな?誰がやるんだ?」
ミカサ「エレン」
エレン「え、や」モガッ
ミカサ「…エレン…黙って……!」
エレン(喋らなくていいのか)
ピクシス「どうじゃエレン訓練兵、できそうか?」
エレン(できないよ、面倒くさい)
ミカサ「やります」
エレン(!!?)モガッ?!
ミカサ「やらせていただきます」
エレン(えぇ…?)
アルミン(エレンが絶望した顔してる)
ピクシス「よぉし!作戦を実行しよう!」
タッタッタッタッ…
ミカサ「エレン、体は大丈夫?」
エレン「大丈夫だけど面倒くさい」
ミカサ「エレン、あなたの為だったの」
エレン「…こんな面倒くさい事させるなんて」
リコ「飯事やってんじゃないぞイェーガー」
ミタビ「お前みたいな甘えたガキに…」
エレン(面倒くさい…)
タッタッタッタッ
リコ「一つ言っておくぞ…この作戦で…」
エレン(まだ話してる…面倒くさい)
リコ「少なくない数の兵士が死ぬだろう…お前のために…」
エレン(走りながら喋るの面倒くさい)
リコ「彼らには名前があり…家族があり…うんたらかんたら」
エレン(母さん、こいつ面倒くさい)
エレン「そういえば、どうやって巨人になるんだ?」
ミカサ「え」
リコ「え」
ミタビ「え」
イアン「え」
エレン「え?」
ミタビ「おい…今、恐ろしい言葉が聞こえたが」
ミカサ「イェーガージョークです!イェー!」
エレン「は?」
イアン「な、ならいいが」
リコ「こう言うときにジョークはシャレにならんな」
ミカサ「以後気を付けます」
エレン「おいミカ」モガッ
ミカサ「エレン…直ぐに思い出して」ゴゴゴ…
エレン(ええ……?)
エレン(うーん…?うん、覚えてないな)
ミカサ「エレン…思い出さないと…」
ミカサ「私はもう、貴方の面倒を見ない」
エレン「えっ?!!」
イアン「ここだ!立体起動でいくぞ!」
エレン「えっ?!!」
ヒュンッ ヒュンッ シュパッ
エレン(クッソ…!!)
エレン(考えるのも面倒くさい!)
エレン(本能に任せるんだ!!)
ミタビ「あの岩だ!」
エレン(あれかっ!!運べばいいんだな?!)
エレン(終わったら絶対ダラダラしてやる!!)
ガブッ!!
カッ!!
ミカサ「エレン…!」
イアン「やったぞ!」
ミカサ「そんなに…私に面倒見てもらいたかったのね…」
ミカサ「大丈夫…しっかり面倒を見る」
エレン巨人「………」クルッ
ミカサ「……?」
ブンッ!!
ミカサ「!!!」
ドガシャーーーン!!
パラパラ…
イアン「な…ッ?!アッカーマン!?」
リコ「くそ!作戦は失敗か!」
…To be continued
レスありがとうございます、嬉しいです!
エレンが思ったより好評で、ありがたやありがたや。
ファンブック、欲しい!
早く買いにいかねば。
>>74さん
?!!
ミカサ「くっ…!」ガバッ
イアン「無事か?!」
リコ「わかってたよ…人間兵器なんて無い事くらい…!」
ミタビ「お、おい見ろよ!」
ミカサ「…エレン?!」ギョッ
イアン「岩を枕にして…寝ている…だと!?」
リコ「休日の親父か!!」
ミタビ「寛ぎすぎだろう!!」
ミカサ「エレン!」パシュン!
イアン「オイ!危ないぞ!!」
ミカサ「起きてエレン!」ドンドンッ!!
ミタビ「足蹴にしている…だと!」
リコ「休日の親父にお袋がしてる光景か!!」
イアン「どういう家庭だそりゃ!」
ミカサ「エレン!私はミカサ!あなたの…!」
ミカサ「あ、あなたの…!」
ミカサ「…あなた、の…!」
ミカサ「……許嫁ッ!///」ボフンッ!!
イアン「自分で言ってて照れとる」
ミタビ「可愛いな」
リコ「ちっ、訓練兵で婚約か」
ミカサ「しかし!結婚には、条件がある!」
ミカサ「ので、エレンは枕にしている岩を運ばなければならない!」ビシッ!!
エレン巨人「………」
ミカサ「…エレン?」
エレン巨人「………」
ミカサ「エレン」
エレン巨人「………」
ミカサ「エレン!」
エレン巨人「………」
ミカサ「エレン!!起きて!!!」ゲシゲシ!!
イアン「凄い勢いで蹴りだした」
ミタビ「そりゃ結婚しなくてもいいって言われたようなものだしな」
リコ「ちっ、訓練兵で婚約破棄か」
ミカサ「くっ…人間時なら首根っこ掴んで引っ張り起こすのに…!」
イアン「パワフルな起こし方だな」
リコ「なかなか起きないんだろうな」
ミタビ「そりゃこの光景見たら想像つくな」
ミカサ「エレン!私に面倒見てほしいんでしょう?!」ゲシゲシ!!
エレン巨人(…思い出したら見てくれるって言った)
エレン巨人(だから面倒は見てもらえる…)ウトウト
ゲシゲシ!! ゲシゲシ!!
エレン巨人(んー……くすぐったい)
エレン巨人(…虫か?)
エレン巨人(眠れないじゃん…)
エレン巨人(…面倒くさい…)
エレン巨人(……潰そう)
ブンッ!!
ミカサ「!!!」
ドシャァ!!
イアン「自分で自分を殴って顔を潰した…?!」
ミタビ「只のバカじゃないか!」
リコ「作戦は失敗だな…」
アルミン「エレン?!何してるんだ?!」
ミカサ「アルミン!」
イアン「何故異常がわかったんだ?」
リコ「私が既に信号をうった」
ミタビ「できるやつだな」
アルミン「エレン!起きろ!」
ミカサ「アルミン!私でも無理だった!」
ミカサ「今のエレンは危険!」
エレン巨人(…アルミン?)
エレン巨人(…アルミン来てるのか…)
エレン巨人(そうだ…)
ミタビ「お、おい!」
リコ「奴が動いたぞ!」
イアン「動い……」
ゴロン…
イアン「…え?うつ伏せになった…?」
アルミン「エレン!背中に乗ってマッサージとかしないからね!!」
ミタビ「この状況でリラクゼーション求めるのか?!」
リコ「なんて男だ…!只者じゃない!」
アルミン「今エレン目掛けて巨人が来てます!」
イアン「なんだと…!」
ミタビ「どうする?!イアン!」
イアン「戦うしかないだろう!」
リコ「しかしあいつはとんだ怠け者だ!」
リコ「守る価値はあるのか?!」
ミカサ「エレンはやればできる子…なので」
リコ「いつやるんだ!」
ミタビ「今でしょ!」
リコ「なのにあいつは寝ている!」
ミカサ「人間…眠くなる時もある…ので」
リコ「時と場合を考えろ!」
イアン「落ち着け!リコ!アッカーマン!」
イアン「とりあえずイェーガーが起きるまで守るんだ!」
ミタビ「ちっ…」
リコ「命令だ…やってやるよ」
ミカサ「……!」オロオロ
アルミン「ここは僕に任せてミカサも行って!」
ミカサ「わ、わかった」コクン
イアン「これで旦那を守れるな」
ミカサ「………まだ未定です///」
アルミン「真ん中さえ避ければ…」
アルミン「…痛いだけだッ!!」
グサッ!!
エレン巨人「………」ピクッ
アルミン「………」
エレン巨人「………」
アルミン「………」
エレン巨人「………」
アルミン「今一瞬痛がったよね?」
エレン巨人「………」
アルミン「よし…おーい!エレン!起きろ!!」ドンドン!!
ドンドン!!
アルミン『……!!』
エレン『ん…アルミン?』
アルミン『……!!』
エレン『何叫んでるんだ…?』
エレン『まぁいいか…寝よう』
エレン『…面倒くさい』
…To be continued
レス、感想有り難うございます!
嬉しいです!ありがとうありがとう。
次はアルミンの説得…
ではまた。
アルミン『エレン!起きて!!』
エレン『…寝かせてくれよー』
アルミン『母さんの仇をとるんだろう?!』
エレン『とるけど…仇の巨人いたのか?』
アルミン『いや、いなかったけど』
エレン『…そうか』
アルミン『………』
エレン『………』
アルミン『………』
エレン『………』
アルミン『いやいや寝ないでよ?!』
エレン((バレた…))
アルミン『……ねぇエレン…昔僕に言ったよね』
アルミン『家には…とても安らぎがあって』
アルミン『朝は…パンの香りで目が覚めて』
アルミン『そして…おはようのキスを貰って一日が始まり』
アルミン『一日の終わりはお休みのキス…』
アルミン『そして、あたたかい布団でとびきりの夢を見て…』
アルミン『カルラおばさんの、全てを包み込んでくれるような優しさ…』
アルミン『怒ると怖い時もあるけれど』
アルミン『大体は、面倒くさがってるのを笑顔で叱ってくれてるって』
アルミン『そんな、おばさんの背中を見ながら、ダラダラするのが好きだって』
エレン『……!』
アルミン『ねえエレン…』
アルミン『外に出れば…素敵な出来事や風景が広がっているのに』
アルミン『どうして、家でダラダラにこだわるの…?』
エレン『………』
エレン『……どうして、だって…?』
エレン『そんなの…』
エレン『………』
エレン『決まってるだろ』
エレン『俺が!!』
エレン『この家に、生まれたからだ!!』
ミタビ「くっ…巨人が多すぎる!」
イアン「一旦岩まで退避するぞ!」
ズゥゥン…
ミカサ「………?」
ズゥゥン
ミタビ「え……?」
ズゥゥン!
ミカサ「……エレン…!」
イアン「………!!」
アルミン「後方から巨人多数接近!!」
ミカサ「アルミン!」
アルミン「エレンが勝ったんだ!今…自分の責任を果たそうとして…!!」
アルミン「エレンを扉まで援護すれば、僕らの勝ちだ!!」
イアン「………!!」
イアン「死守せよ!」
ズゥゥン ズゥゥン
イアン「我々の命と引き換えにしてもエレンを…!」
ズゥン ズゥン ズゥン
イアン「……エレンを…」
ズンッズンッズンッズンッ
イアン「…エレンを」
ズンズンズンズンズン
イアン「速すぎないかエレン?!!」
ミタビ「他の巨人を引き離している!」
ミカサ「今のエレンは、仕事を終わらせる事に必死」
アルミン「早くダラダラしたくて、全力で頑張ってるんです!」
イアン「なんだって!」
ミカサ「エレンはやればできる子、なので」
アルミン「ただ!扉を塞いだ途端ダラダラする可能性が大です!」
ミタビ「そこを巨人に狙われたら大変じゃないか!」
イアン「全力でエレンを追い越せ!!」
ウオオオォォォォオオオ!!
オレ達は皆
生まれた時から
面倒くさい
とにかく
ダラダラできる空間を
土足で踏み荒そうとする奴がいたら
全力で
戦え
アルミン「いっけえぇええエレン!」
エレン(……重かった…)
ジンルイガカッタ!!
エレン(塞げたか?塞げたよな…)
ハヤクエレンヲダスンダ!
エレン(面倒くさかったな…)
イッタイカシカケテル!!
エレン(でも、これで家でダラダラできる…)
キルシカナイ!!
エレン(……ん?)
チョットマッ…!!
ドシンッ!!
エレン(…痛い)
エレン(…何があった…?)パチ…
エレン(アルミン…と)
エレン(2つのデカイ影…)
エレン(面倒くさくて…動けない…)
ヒュンッ シュアア…
ドシンッドシンッ!!
エレン(デカイ振動が…今度はなんだ…?)パチ…
エレン(あのマークは…)
エレン(見たことあるけど…なんだっけ)
エレン(まぁ、なんでもいいか…)
エレン(面倒…くさ……い…)
…To be continued
エレンがやった!エレンがやった!
キリもいいし、書き貯めもないのでひとまずここで終わりにします。
何も考えずにSS書きたいと思ったらこんなのが出来上がってしまいました。
レス、ありがとうございました。
面白いと言って貰えて嬉しかったです!
それに、皆さんのツッコミ見て笑わせて貰いました!
楽しかったです!
続く…のか?わかりませんが、その時は新しくスレ立てようと思うので、また見かけた時は宜しくお願いします。
うん、いるよね
いかに効率よく最大限ダラダラサボれるか……
→やることはさっさと済ませる
乙乙
とても楽しませてもらった
ダラダラしながら待ってるよ
乙、感想ありがとうございます!
>>134さん
待っててくれるなんてありがとうございます!涙。
ギャグSS書くの楽しかったので、また書きたいなと思います。
今見ると>>132の書き込みテンション高くて…なんてこったorz
夜中のテンションで書くと駄目ですね。
ギャグ?の過去作
エレン「キャッキャウフフしてみたい」
ペトラ「兵長!指示を!!」
エレン「森の女形(メガ)ちゃん」
最近書いた過去作
クリスタ「幸せの」アニ「作り方」
もしよければ暇なときにでも。
幸せの~は長くて面倒くさくなるかもです笑。
ではでは。
×女形→◯女型でした
まだ頭が起きてないみたいです
すみませんすみません…orz
このSSまとめへのコメント
面白いwwww
あぁ、明日も学校か、面倒くさい。
面白いね!☻
期待するの面倒くさいけど、期待する
面白いですよー 次スレもまた書いてください