佐天「………肉球?」(551)

初春「佐天さーん、来ましたよー。なんですか急に呼び出したりして」

佐天「う、ういはるぅ~助けて~!」

初春「きゃ!だ、抱きつかないでください!ところでなんですか頭のコレは。コスプレ趣味でもあったんですか?」

佐天「だからぁ……コレが問題なんだってばぁ……」

初春「問題?この垂れ耳がですか?」

佐天「コレつけてるんじゃなくて……生えてきたの。ほら、手も………」

初春「肉球……ッッッ!」

初春「ひゃ~すごい柔らかいです~♪」

佐天「あんま触んないでよぉ……手がこんなだから電話のボタン押すのも大変だったんだよ?」

初春「たしかに、これじゃあ何か持つのも一苦労ですね」

佐天「そうなんだよね……ドアを開けようにもノブ回せないし」

初春「それで私を呼んだと」

佐天「うん……初春、どうにかできない?」

初春「そう言われましても……とりあえず白井さんと御坂さんも呼んでみましょうか」

黒子「失礼しますわ」

美琴「お邪魔しま~す」

初春「来てくれましたか……電話でも言いましたが、とりあえず佐天さんを見てください」

美琴「きゃ~!!本当に犬耳が生えてるじゃない!可愛い~」

黒子「本物ですの?どれどれ」

佐天「あ、あぅ……耳、引っ張らないでください……」

黒子「抜けない……コスプレではないようですわね」

美琴「肉球も……あ、尻尾まで生えてるじゃない!」

佐天「え?」

初春「はい?」

黒子「あら可愛い。垂れ耳にこの尻尾……犬種はダックスでしょうか」

佐天「ちょ、ちょっと待ってください尻尾って……えぇ!?なんで尻尾も生えてんの!?」

初春「さっきまで生えてませんでしたよね……」

黒子「マ、マジ、ですの……?つまり今生えたと………?」

初春「それしか考えられません……」

つまりおパンツの間から尻尾がモサッ!ってなってるわけだ

美琴「肉球ってこんなに柔らかいんだ~ホント、プニプニねっ!」

佐天「御坂さん、さっきから触りすぎですよ……」


初春「御坂さんは普段動物に触れませんからねぇ」

黒子「あちらの二人は放っておきましょう。しばらくすれば飽きると思いますから。それより元に戻す方法ですわ」

初春「ですね……私たちの予想が正しければ、佐天さんは………」

黒子「ええ……このままですと本当の犬になってしまいますわ……」

犬か・・・解散だな

>>8
ストパンのサーニャみたいな感じで

黒子「何か原因に心当たりはありませんの?変なモノを食べたとか、拾い食いしたとか」

初春「私も佐天さんに聞いてみたんですけど、そういうことはしてないみたいです」

黒子「ふむ……やはり超能力、でしょうか」

初春「けど他人の体を動物に変える能力者なんて聞いたことありませんよ」


美琴「あは、尻尾振ってる~!佐天さん、嬉しいの?」

佐天「ち、違います!なんか勝手に……うぅ、スカート捲れてるぅ………」

>>10
猫じゃなくてごめんね

黒子「ここは医学的に、切除手術でもしてみましょうか」

初春「耳と尻尾はまだいいとして、手はどうするんですか?」

黒子「………義手?」

初春「白井さん、本気で言ってるんですか!?」

黒子「半分本気、ってところですわ。このまま元に戻らなかったら、それしかありませんの……」


美琴「耳四つってのも、おかしな感じよねぇ」

佐天「御坂さん、楽しんでませんか?」

美琴「そ、そんなことないわよっ!ただちょっと珍しいから……」

佐天「ホントですかぁ……?」

美琴「佐天さん、お手」

佐天「わんっ」

美琴「か、可愛いっ」

佐天「か、体が勝手に……!」

美琴(ペットにしたいわね……けど寮はペット禁止だし)

初春「見ましたか……?今の」

黒子「………もしや、心まで犬に近づいていってるんでしょうか」

初春(本当に犬になったら、私が飼いたいなぁ……)

黒子「初春、あなた今何考えてますの?」


美琴「佐天さん、お座りっ」

佐天「わんっ……あぁ!また体が勝手にぃ~!」

美琴(躾はできてるみたいね……これなら大丈夫かしら)

初春「やっぱり、医者に診せるしかありませんかね」

黒子「そうですわね……私たちにできることはありませんし」

初春「白井さんのテレポートで耳だけ跳ばせたりしないんですか?」

黒子「できなくはありませんが……万一を考えると、したくありませんわね」

初春「そ、そうですね………」


美琴「佐天さん、ち……ちちちっ、ちん……!」

佐天「御坂さん、無理しないでいいんですよ」

黒子「というわけで、病院へ行きますの」

佐天「えぇ~!?あ、あたし、この格好で外でるんですかっ!?」

黒子「……わ、私がテレポートで連れて行きますわ。出来るだけ人目のつかないように」

初春(やっぱりリードをつけて、というのは無理ですね……)

佐天「外で尻尾振りはじめたらどうしよう……」

美琴「そうねぇ、さっきもパンツ丸見えだったし。ジーンズはいてったらどう?」

佐天「キツそうだけど、それが一番無難ですよね……仕方ないか」

佐天「準備完了しました~」

美琴「帽子似合ってるわね」

初春(後ろが膨らんでる……なんかもらしちゃったみたいですね)

黒子「早速出発しますの。お姉様たちは普通に向かってくださいな」

美琴「ハイハイ。黒子たちこそ気をつけてね」

黒子「では後ほど」ヒュンッ

初春「御坂さん、さっき撮ってた写メ、送ってもらっていいですか……?」

佐天「はぁ……」

初春「佐天さん、そんな落ち込まないでくださいっ」

佐天「そう言われてもねぇ………」

美琴(しょうがないわよね。病院行っても解決法が見つからなかったんだから)

黒子「ひとまず、あれから犬化の進行が止まってるだけでもよしとしましょう」

初春「そうですよ!今朝起きたときにこうなってたんですから、もしかしたら寝たら戻るかもしれません!」

佐天「………うん」

佐天「あたし、これからどうしよう………」

黒子「その手じゃ料理もままなりませんわね。フォークも持てるかどうか……」

美琴「じゃあウチの寮に来る?」

黒子「ッッ!?お姉様、何言ってるんですのっ!?」

美琴「だってこの状態で一人にするわけにはいかないじゃない」

黒子「も、元に戻るまでそうするつもりなんですの!?もし寮監に見つかったら……!」

美琴「ま、まあ一日位なら大丈夫でしょ。どう?」

飯食ってくる

いったいどんな飯くってやがるんだよ・・・

黒子「一日位って……そ、それにどこで寝かせるというんですの!?」

美琴「そりゃあ……私のベッドでしょ、当然」

黒子「い、いけませんわっ!うら若き乙女が一晩同じベッドで過ごすなんて!は、破廉恥っ、不潔ですわ!」

美琴「アンタがそれを言うか………」

黒子「それに一日だけなんて中途半端、佐天さんに迷惑ですの!やはりここは初春の家が最適かとっ!!」

初春「え?私の家ですか?」

黒子「そ、そうですわ!初春の家なら下のベッドがありますし、なにより同じ中学なのですから!」

>>31
ごめん外食だった

初春「言われてみれば……」

黒子「どうです、お姉様。何か反対意見でもありまして?」

美琴「ぬぅ……まあ佐天さんがいいならそれでいいけどさ」

佐天「えーと、あたしとしてはそうしてもらえると非常に助かるけど……」

初春「私はいいですよ~佐天さんを泊めても」

黒子「決定ですわね」

美琴「むぅ(犬佐天さんと一緒に寝たかったなぁ……)」

黒子「では私たちはこちらですので。何かあったら連絡してくださいな」

初春「は~い、それじゃあまた」

佐天「白井さん、御坂さん、いろいろとありがとうございました。さよなら~!」

美琴「うん、じゃあね(明日にでも外泊許可貰えないかしら)」


初春「さて、まずは佐天さんの部屋に戻って着替とかとってくるとしましょうか」

佐天「そうだね。ついでに晩御飯の材料も買ってこうよ」

佐天「お邪魔しま~す」

初春「ゆったりしててください。今からご飯作りますから」

佐天「その前に初春、話があるんだけど」

初春「話?」

佐天「あたしさ~どうやら行動も犬に近づいていってるみたいなんだよね」

初春「(自覚はあったんですね)それがどうかしたんですか?」

佐天「それでね、さっきからずっと我慢してた犬的行動があるのよ」

初春「どんな行動ですか?へ?きゃああああああっ!」

初春「や、やめてぇ……な、なんで顔舐めるんですかっ、ひゃあ!」

佐天「初春知らないの?顔舐めるのは犬の愛情表現なんだよ~こんなふうにっ!」ペロペロ

初春「あわっ、く、くすぐったいですぅ……や、やめてくださいぃ~」

佐天「あ~初春いい匂いする……」ペロペロ

初春「は、離れて……離れてくださいっ!ひゃわっ!」

佐天「ずっと我慢してたんだからもう少しやらせてよ。あたしを犬と思って!」

初春「ム、ムリですよぅ……あわわ、う、うなじを舐めないでぇ……」

佐天(犬の習性ってことでいろんなとこを舐めておこう)ペロペロ

初春「あうあう……首筋なんて舐めないでください……ひぃっ」

佐天「おやおや初春、もう抵抗しないの?じゃあもっと舐めちゃお~っと♪」

初春「うううぅ……あ、そ、そうですっ!佐天さん、待てっ」

佐天「わうっ!?」

初春「ふぅ……躾がちゃんと出来てて助かりました」

佐天「こんな弱点が………」

初春「じゃあご飯作りますね。あ、佐天さんはそこで『待て』ですよ」

佐天「つまみ食いなんてしないってば……それより初春って料理できんの?」

初春「し、失礼な!私だって一人暮らししてるんですから料理くらいできますよ!」

佐天「いやいや、レトルトとかインスタントの可能性もあるじゃん。初春ってちょっと抜けてるし」

初春「た、たしかに疲れてるときは買ってきて済ませますけど……普段は自分で作ってます!」

佐天「ふ~ん、まっ、期待しないで待ってるよ」

初春「ひどいです……」

初春(とは言ったものの、実際料理得意じゃないんですよね……)

初春(何か簡単に作れるもので、犬が好きそうなもの……この際ドッグフードでも……)

初春(あれ?そういえば犬にはタマネギとかダメなんでしたっけ?一応気を付けた方がいいですよね)

初春「う~ん………」


初春「佐天さ~ん、できましたよ~」

佐天「おっ、なになに?ってもう匂いでわかってるんだけどね」

初春「ふふふ……私の(唯一の)得意料理、カレーですっ!」

佐天「匂いは美味しそうだね~」

初春「はい、どうぞ。じゃあいっただっきま~す」

佐天「…………」

初春「……?佐天さん、なんで食べないんですか?」

佐天「肉球だから、スプーン持てないんだってば……」

初春「あっ、ごめんなさい。じゃあ私が食べさせてあげますね」

佐天(恥ずかしいけど、しょうがないよね……)

初春「はい佐天さん、あ~んっ」

佐天「あ、あ~ん……熱ッ」

初春「あ、ごめんなさい!フーッ、フーッ……はいもう一回、あ~んっ」

佐天「う、うん……あ~ん」モグモグ


佐天「ごちそうさま……ありがとね、初春」

初春「エヘヘ、いいんですよこれくらい。私たち親友じゃないですか」

佐天「うん……でもありがと、初春」

初春「(なんか急にしおらしくなりましたね……)じゃあ、お風呂入っちゃいましょうか!」

佐天「え?もう入んの?」

初春「ん~もう少しゆっくりしますか?」

佐天「うん、テレビでも見よーよ」

初春「はい――ってなんで私の太ももに頭乗せるんですかっ」

佐天「なんとなく……これも犬的行動かなぁ」

初春「まあいいですけど(可愛い……)」

佐天「(あんま面白いのやってない……)ん?」

初春(わ~髪サラサラです~!綺麗な黒髪だなぁ。垂れ耳も可愛いです)ナデナデ

佐天「………なんであたしの頭撫でてんのさ、初春」

初春「綺麗だからつい……イヤでしたか………?」

佐天「……撫でられて嫌がる犬はいないよ」

初春「そうですね………」ナデナデ

佐天(こういうのも悪くないなぁ)

佐天「あふ……」

初春「佐天さん、眠くなってきちゃいましたか?」

佐天「ん、ちょっと………」

初春「じゃあお風呂入っちゃいましょう。ほら、立って立って」

佐天「むう……初春も一緒に入ってくれるの?」

初春「もちろんですよ!だってその手じゃうまく洗えないでしょう?」

佐天「そうだね……(甘えすぎかなぁ、あたし)」

佐天「きゃあっ!」

初春「えっ!?い、今何か悪いことしちゃいましたか!?」

佐天「た、垂れ耳には水かけちゃやぁ~」

初春「ご、ごめんなさい!(うぅ……長髪のお手入れってこんな大変だったんですね)」

佐天(なんで尻尾が丸まってんの……アソコに張りついてるよぉ……)

初春「佐天さん……?顔赤いですよ」

佐天「えっ!?いや、ちょっと暑くってさ!うん、ホントそれだけだから……!」

出掛ける

∧∧       (´⌒(´
(゚Д゚;) ∩∩  (´⌒;;;≡≡≡
⊆⊂´ ̄  ソ  (´⌒(´⌒;;
   ̄ ̄ ̄   ズザザザザーーーーーッ

佐天「いやーいいお湯だねぇ」

初春「ただの学生寮のお風呂ですけどね~」

佐天「なんだか歌いたくなっちゃうねぇ」

初春「それよりも湯船でこんなに密着してるとすぐノボせちゃいますよ」

佐天「そしたら初春に看病してもらうからー」

初春「団扇で扇ぐくらいしかできませんよ~」

佐天「んんー、初春の顔舐めたい気分かも」

初春「……ここでしないでくださいよ」

佐天「ノボぜた………」

初春「だから言ったじゃないですか。ほら、ドライヤーかけてあげますからこっち来てください」

佐天「わう……終わったら膝枕してよ、初春」

初春「膝枕ですか?………もう、今日だけ特別ですよ」

佐天「今日だけかぁ……毎日してほしいな」

初春(なんだか今日はやけに甘えてきますね)

佐天「あー初春の膝枕気持ちイイー」

初春「ところで佐天さん、ずっとこのままだったら学校はどうするんですか?」

佐天「学校か……休むしかないかなぁ」

初春「けどいつまでも休むわけにはいきませんよ」

佐天「あたしはこのまま初春のペットになってもいいよ」

初春「縁起でもないこと言わないでください……それより原因とか、もう一回よく思い出してくださいよ」

初春(このまま戻らなければ私のペット……)

佐天「原因ねぇ……あ、そういえばこの前怪談をアケミたちから聞いたのよ」

初春「怪談?怖い話ですか?」

佐天「そうそう。枕元にクッキーとジュースを置いて寝ると、朝になったら減ってるっていう話」

初春「勝手に減っていくのはたしかに怖いですね……」

佐天「あたしもやってみたんだけどさー、寝てる間にぶつけてジュースこぼしちゃって、途中でやめたんだよね」

初春「佐天さんらしいですね……けどそれと犬化にどんな関係が?」

佐天「途中でやめると何か恐ろしいことが起こるって聞いたんだけど……それが犬化とか?」

初春「まさかそんな……ここは天下の学園都市ですよ?」

ぬ~べ~であったな

>>82
よくわかったな

佐天「だよねぇ……でも他には考えられないし」

初春「むむ………じゃあ今日その怪談を試してみましょうか」

佐天「やってみる価値はあると思う」

初春「これでダメだったら、もう切除手術しかありませんね」

佐天「そっちの方が怖いよ……」

初春「このまま犬になっても、私が飼ってあげますからね」

初春「え~と、クッキー三枚にジュース一杯と」

佐天「あとは机の上に置いとけばいいよ」

初春「……ビデオで撮ったらどうなるんでしょうか」

佐天「さぁ……なにか写っても怖いけどね」

初春「やっぱり普通にやりますか」

佐天「それがいいよ。変なことして戻らなかったらイヤだし」

佐天「じゃあ寝よっか初春」

初春「はい――ってなんで佐天さんが上に登ってんですかっ」

佐天「え?だって一緒に寝るんでしょ?」

初春「い、一緒に寝るんですか……?」

佐天「せっかくのお泊りなんだからいーじゃん。それとも初春はイヤなの?」

初春「イヤじゃないですけど……へ、変なことしないでくださいね……っ!」

佐天「するわけないでしょ。ほらっ、はやく来てよ初春」

春上っていないことになってるのか?
まぁいまさら現れても邪魔になるだけだが

初春「お邪魔しまーす……いひゃぁっ!だ、抱きつかないで……!」

佐天「だーめっ……あーもぅ、初春可愛いなぁ!」

初春「はうっ!?変なことはしないって言ったじゃないですかぁ……!」

佐天「変なことじゃないもーん♪愛情表現だもん」ペロペロ

初春「(さ、さっきまですごく大人しかったのに……!)も、もうっ………佐天さん、待tふがっ!?んー、んーっ!」

佐天「はーい、初春はあたしの指舐めててねー」ペロペロ

初春「んんっ!はふ、んあっ」

佐天「うわあ初春すごい舐めっぷり。あたしの指そんな美味しい?」

初春「あふっ!んあ、んんん!(て、抵抗してるんですぅ……!)」

佐天「さーてと…………パジャマは脱がせやすくていいねぇ♪」

初春「んんっ!?んーんーんーっ!!(何する気なんですか……っ!?)」

佐天「ほ~ら、もう一番上のボタン外しちゃったぞ~?」

初春「んえぇ……あふぅ………」

佐天「じゃあ次のボタン、と……」

佐天「(ふぅ……肉球だとさすがにむずいね)では最後のボタンを外すとしますか――ん?」

初春「うう……あぇえ、ひくっ……あう」

佐天「え、ちょ、初春マジで泣いてんのっ!?」

初春「うぇえん……さて、さんっ………ひどいでしゅよぉ、ひっく」

佐天「あ、あのっ、初春ゴメンね……!?もうしないからさ……ね?」

初春「んぅ……ホント、ですかぁ……うぅぅ、グスッ」

佐天「ホントだからほら、泣き止んでよういはるぅ……」ペロペロ

初春「ひゃ……顔舐めちゃくすぐったいですよぉ。エヘへ」

佐天「初春、ゴメンね……ちょっと調子に乗りすぎた」

初春「ん……今回は許してあげます」

佐天「ありがとうございます……」

初春「けど無理矢理はもうイヤですよ、佐天さん」

佐天「うん、もうしないから………」

初春「じゃあはやく寝ちゃいましょう。怪談は寝てる間なんでしょう?」

佐天「はい……」

大魔王ハジマタ

これから30分放置タイム開始

初春「……なんでそんな隅っこにいってるんですか佐天さん」

佐天「……自主規制」

初春「せっかく一緒に寝るんですから、もっとくっついてくださいよ」

佐天「………いいの?」

初春「イヤなんて一言も言ってませんよ?」

佐天「わう……」

初春「二人で寝るとあったかいですねぇ」

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         ′〈∨ : \、: : : :|: : | : : |: : : :リ: : |:|    \:‐-= : i :    i
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        ′: :/: : : i : :| : :ヽ」__ |: :/ l: /   丿       ヽ'///} ||: :  |
        , : : : : i : :l : :|:イ´:厂/}:ハ ノイ   ´ ̄       〈'//⌒ヽ  |
.       ′: : : : l: : l :´|:|/}:/_/         斗チテ气    ∨ ,ノ┘i   |
        ,/|| : : l: : l : :|: :/ /´ ___           , , , , ,      (⌒! l   |     うらやましいな……
.      / | | : : l:l: : l : :|:/ ,,.斗チテ                 r'  /|   |
       |ハ : l:l: : : : :|:、   , , , ,    }                 //|  :
.         |  ヽ|ヘ : : i |ハ         ヽ             /‐'////| :   、
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.        /イ/ |/  | ' }'/////〃 ̄ ̄j    __    -‐…  厶イ/| : : : :ヽ

佐天「ねぇ初春……」

初春「ん……なんですかぁ………」

佐天「抱きしめていい?」

初春「……それも、犬の習性ですか………?」

佐天「うん……なんだか無性に抱きしめたくなっちゃって」

初春「それじゃあしょうがないですねぇ……」

佐天「可愛いよ、初春……」

寝ます

( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …!?

(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?
(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?
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寝る前に保守

初春「ふあ……もう朝ですか」

初春(眠いです………佐天さんがずっと甘えてくるからつい相手しちゃいました)

初春(そういえば佐天さんは………まだ垂れ耳ありますね)

初春「じゃあクッキーとジュースは……うわっ!本当に減ってます………」

初春「けど佐天さんに変化なし。う~ん、これじゃあダメなんでしょうか?」

佐天「んん……ういはるおはよー」

初春「あ、佐天さんおはようございます」

佐天「んと……え、まだ耳も肉球もあんじゃん………」

初春「クッキーとジュースはちゃんと減ってるんですけど……」

佐天「やっぱりダメなの……?あたし、一生このままなの………?」

初春「(うわぁ、泣きそうな顔の佐天さん可愛いですっ!)あれ?」

佐天「ちょ、初春、なんでいきなり服剥ごうとすんの!?」

初春「あ、ごめんなさい。ちょっと尻尾を見せてもらえますか?」

佐天「尻尾?別にいいけど……はい」

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┣-  -┫┃┏┓┃┗巛うヽ 巛と \.━━┛┃┃┃┃┃┃┃┃  |┌─────┐ ⑪ ||
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初春「激しく振ってますね。何がそんなに嬉しいんですか?」

佐天「だ、だからこれは勝手に振っちゃうだけなんだって!それよりなんで尻尾見たいのさ」

初春「昨日より短くなってる気がしませんか?」

佐天「え?んー言われてみればそんな気もするけど」

初春「絶対短くなってますよ!やっぱり怪談を実践した意味はあったんです!」

佐天「じゃあこのまま続ければ……元に戻れる!?」

初春「おそらく……ジュースとクッキーが全部なくなったとき呪いも解けるんですよ、きっと」

佐天「あーよかった……本当によかったよ………」

初春「このペースだと、全部なくなるまで一週間くらいでしょうか」

佐天「あと数日はこのままかぁ……どうせなら一日で食べていってくれればいいのに」

初春「まあまあ、元に戻れるだけでもよしとしましょうよ」

佐天「そうだね。贅沢言っちゃいけないか」

初春(一週間……その間にやれることは全部やらなきゃいけませんね。まずはリードを買ってきて……)

佐天「なに難しい顔してんの初春」

初春「いえ、なんでもありませんよ」

佐天「まあいいけどね。じゃあ戻るまで初春ん家に泊まっていい?」

初春「勿論です!というか、ぜひ泊まってください!」

佐天「うん、お世話になるよ」

初春「じゃあ朝ご飯にしましょう。昨日のカレーの残りですけど」

佐天(一週間……どうせならこのまま同棲したいなぁ)

美琴「へー怪談ねぇ……にわかには信じられないけど、実際に佐天さんが犬になってるしなぁ」

美琴(うーん、どうにかして元に戻るまでに散歩に連れて行けないかしら)

黒子「解決の目処が立ったのですから良かったではありませんの」

初春「気づかなっかったら、今頃どうなってたんでしょうか」

佐天「全身から毛が生えたり、とか?」

美琴「『わんっ』しか言えなくなったり」

黒子(この大きさのまま完全に犬になったとしたら……それこそホラーですわね)

朝飯ついでに録画したエンジェルビーツ見てくる

黒子「ところで佐天さんは明日からの学校はどうしますの?」

佐天「普通に休みますよー。初春家の番犬ってことで」

美琴「ずいぶんと可愛らしい番犬ね」

初春「佐天さん、イタズラしちゃダメですよ?」

佐天「しないってー。それより今日はなにして遊びますか?」

黒子「それはもちろん決まってますの」

佐天「え?なんですか?」

美琴「佐天さんが犬化してる今しかできないことよ」

佐天「え………」

黒子「初春、頼まれたものは買ってきましたわ」

初春「わーヒモじゃなくて鎖ですか。明らかに白井さんの趣味入ってますね」

黒子「こちらのほうが画的にも映えますの」

佐天「首輪って……それあたしにつけるんですかっ!?」

美琴「大丈夫、きっと似合うと思うわ!佐天さん!」

佐天「絶対イヤです……っ!そんなの、つけられるわけないじゃないですか!」

黒子「抵抗は無駄ですの。佐天さん、おすわりっ」

佐天「がうっ!?」

初春「はーい佐天さーん、『待て』ですよー。大人しくしててくださいねー」

佐天「わう……!」

美琴「よいしょっと………やっぱり似合うわね、うん」

初春「なんだかすごくイケないことしてる気分ですね………」

佐天「な、なんでケータイ取り出してるんですか御坂さん!初春もっ!」

美琴「こんな可愛い姿、撮らない方が勿体無いわよ」

初春「あぁ、佐天さん、動いちゃダメですよぉ、伏せっ!」

佐天「わうぅ……」

黒子(二人とも、ずいぶんと暴走気味ですの………)

美琴「あ、こら俯くな!はいちょっと顔上げてー」

初春「佐天さーん、舌も出してもらえますか?こう、ペロって感じで」

美琴「これくらいかしら。ほら見て、ボール咥えてる佐天さんカワイ~♪」

初春「御坂さん、こっちの顔をグシグシしてる佐天さんも可愛いですよっ」

佐天「もうヤダ………実家に帰りたい………」

黒子「今日一日の辛抱ですの。頑張ってくださいな」

美琴「さて、一通り写真も撮ったことだし」

初春「そうですね、そろそろ散歩に連れて行きましょうか」

佐天「………え」

佐天「マ、マジで言ってんの………?」

初春「安心してください、鎖は外しますから!」

黒子「それならいつものウィンドウショッピングと変わりませんでしょう?」

佐天「いやいや!あたし犬耳生えてるんですけどっ!ていうか首輪はそのままですかっ!?」

美琴「せっかく買ってきたんだしねぇ(ホントは鎖も外したくないんだけど)」

黒子「昨日と同じように帽子を被ればわかりませんわ」

佐天(なんで……?なんでこうなっちゃったの……?)

黒子「準備完了ですの」

初春「こう見ると首輪も一種のお洒落ですね」

佐天(花引っこ抜いてやろうかな………)

美琴「じゃあ最初はどこに行こうかしら。いい時間だしファミレスでも行く?」

佐天「ちょっと待ってください!あたし、一人じゃご飯食べれないんですけど!」

黒子「私たちが食べさればいいことですわ。何か問題でも?」

佐天「それが大問題じゃないですかぁ~!そ、外でそんな恥ずかしいこと……っ!」

美琴「はい、佐天さん。あーん」

初春「あぁ!御坂さんズルいです、今度は私の番ですよ!佐天さん、あ~んっ」

佐天「(結局こうなるのね……)アムッ」モグモグ

黒子「お姉様お姉様、実は私も昨日突き指をして一人では食べれませんのっ!」

美琴「アンタ今朝普通にご飯食べてたじゃない」

黒子「oh………」

佐天(はやく家に帰りたいよぅ………)

俺はいったいどこに向かっているんだ

思いつくまま走り続けてくれ

美琴「あ、これなんて佐天さんに似合いそうじゃない?」

初春「佐天さん佐天さん、これなら尻尾も出せますよ」

黒子(やはり裸に首輪だけというのも一度はやってみたいですわね)

佐天「もう試着するの疲れたよ……」

美琴「犬状態だとどんな水着が似合うかしら」

初春「この前みたいにパレオつければ尻尾も隠せますね。麦わら帽子とかもアリじゃないですか?」

美琴「あー麦わら帽子は可愛いかも!やっぱり泳ぎ方は犬かきなのかしら?」

佐天(夏休みじゃなくてよかった……)

美琴「じゃあ今から温水プールに行ってみる?」

佐天「えぇっ!?」

黒子「お、お姉様、いくらなんでもそれはいろいろと危険かと」

美琴「そうよねぇ……」

初春「尻尾と耳は隠せても、手は難しいですからね」

美琴「手袋、じゃさすがに厳しいか。諦めるしかないわね」

佐天「も、もう家に戻りましょうよ……」

初春「もう帰りたくなっちゃったんですか?」

黒子「まあダックスは室内犬ですから」

佐天「もうなんでもいいですから……とにかく帰らせてください……」

美琴「じゃあ帰るときくらいは鎖もつけましょうよ」

佐天「御坂さぁ~ん………」

黒子「路地裏を通れば人には見られませんわ。私と初春ならそこら辺にも詳しいですし」

初春「念のために鎖を持ってきておいてよかったです!」

美琴「初春さん、そろそろ交代よ」

初春「むぅ、仕方ないです。佐天さん、止まってください」

佐天「わぅ………(もう死にたい)」

美琴「なんかゾクゾクするなぁ、これ」

黒子「お姉様、楽しみすぎですの」

初春「私、犬の散歩なんて初めてですよ~」

佐天(完全に犬扱い………え?)

美琴「あれ?どうしたの佐天さん、急に立ち止まって」

佐天「「い、いえ、なんでもないです(うそ、さっきしたのに……オシッコ、したくなっちゃった……)」

出掛ける
遅くなるから誰か乗っ取ってくれ
落としてもいいし

つまりこれは…保守しろってことだよな?

はい

初春「どうしたんですか佐天さん。さっきから歩くの遅いですよ」

美琴「こっちにイヤな場所でもあるの?」

佐天「そうじゃなくて……むしろはやく帰りたいんだけど………」

初春「じゃあもうちょっとはやく歩いてください」

佐天「あ、やぁ……う、初春、そんな引っ張らないで……!(いざとなったら白井さんに頼んで……)」

黒子「あ、私少し買いたいものがあるのでコンビニに寄っていきますわ。三人は先に帰っててくださいな」

佐天「え」

佐天「白井さん、待っ――」

黒子「それでは」ヒュンッ

初春「行っちゃいましたね」

美琴「まあ後で会えるでしょ。それより初春さん、そろそろ交代よ」

佐天(どうしようはやく帰らなきゃ……でも、走ったら我慢なんてできないし……!)

初春「佐天さん………?どこか具合悪いんですか?」

佐天「なんでもないから、はやく帰ろう……」

佐天「うあ……(マジでやばいかも……)」

美琴「佐天さん、本当に大丈夫?調子悪そうだけど」

佐天「……あの、ここらへんにトイレってありませんか?」

美琴「え……もしかしてずっと我慢してたのっ!?」

初春「そ、そういうことははやく言ってください!トイレなんてそんな……」

美琴「と、とにかくはやく帰りましょう!佐天さん、走れるっ!?」

佐天「ムリです……走ったら、漏れちゃいますよぉ………」

美琴「早歩きで帰るわよ!もうすぐだから頑張って!」

佐天「はい……」

初春(店を出る前にお手洗いは済ませてたのに……これも犬的行動でしょうか?)

美琴「ほ、ほらっ、初春さんの学生寮が見えたわ!間に合うわよ!」

佐天「やった……ハァハァ、これで、やっと……」

初春「さ、佐天さん、足元っ!」

佐天「へ――うわっ!?」ドテンッ

佐天「ああ、ああああっ…………あうぅ………」

初春「佐天さん、大丈夫ですk――うっ!」

美琴「げっ………」

佐天「ういはるぅ……御坂さぁん………」

初春「……」

美琴「……」

佐天「……も、漏らしちゃったよぉ………」

黒子「私のいない間にそんなことがありましたの……」

美琴「あん時アンタさえいればこんなことにはならなかったのよ……」

黒子「わ、私のせいにされても困りますの!……それで、佐天さんは?」

美琴「あっちでずっと泣いてるわ………」


佐天「うぇえ~ん、うぅ……ひぐっ、うわぁん」

初春(佐天さんの泣き顔は初めて見ましたね………)

佐天「あうぅ……グスッ、うっ、うっ、うわぁ~ん……」

初春「さ、佐天さん、大丈夫ですって……私たちしか見てませんから………」

佐天「うぅ……う、ういっ、ういはるだっで……ヒック、すごいひいでだじゃん……」

初春「いや、それはその、えーと………ひ、ひいてませんよっ?」

佐天「う、うそだぁ~、んぅ、ひっ……も、もとはといえばっ、ういはるだぢがさんぽ、グスッ、さんぽなんていいだずからぁ……」

初春「っ!」

美琴「っ!」

黒子「それは……」

佐天「ひ、ひとにっ、くびわどくさりまでづけて、うっ、たのしんでぇ……」

初春「あ、あのそれは……」

佐天「あたっ、あたしはいやっていっだのに……む、むりやりいうごと、ひっく、きかせて……ひどいよぉ、ふぇえん」

初春「佐天さんがあまりに可愛かったからつい………」

美琴「そ、そうなの!佐天さんが可愛かったから悪ノリしちゃって……」

佐天「しりまぜんよぉ~、そんなの………ひぅ、グスッ……も、もう、およめにいけないよぉ~」

黒子「そ、それなら大丈夫ですのっ!」

佐天「わうぅ……しらいさん……?」

黒子「佐天さんは………う、初春が!そうっ、初春が佐天さんを嫁にもらいますのっ!」

佐天「ういはるが……?」

初春「ふぇ?私がもらっちゃっていいんですか?」

美琴「えっ」

佐天「もらってくれるの……?」

初春「佐天さんがいいのなら……」

言い忘れてたけど佐天さんと初春の百合が好きなんだ

美琴「今日はいろいろとあったなぁ……」

黒子「ですわね………まさかあの二人が」

美琴「佐天さん、一瞬で元気になったもんね……」

黒子「泣いてる佐天さんというのも新鮮でしたの」

美琴「アンタはいいわよね……私たちは着替させたりお風呂いれたりで大変だったんだから。その間ずっと泣いてるし」

黒子「……お疲れ様ですの」

美琴(ていうか、私の周りにはノーマルなやつが一人もいないのかっ!?)

初春「今日は疲れましたねぇ」

佐天「あたしは疲れただけじゃなく心に傷を負ったけどね……」

初春「あははは……まあ終わりよければすべてよし、ですよ」

佐天「どうしてもそうは考えられないんだけど……ときに、初春や」

初春「なんですか?」

佐天「元に戻っても、このままココで暮らしていい?」

初春「もちろんですよ、佐天さん♪」

終わった

続き書こうと思ったけど今日は書けそうにない

いいぞもっとやれ

佐天「やっと尻尾が消えた……!」

初春「耳もだいぶ小さくなってきましたねー」

佐天「でも手の方は全然変化ないよ……」

初春(肉球は肉球で、私が役得なんですけどね)

佐天「んまぁ、この調子ならあと三日くらいで全部元通りかなー」

初春「意外とあっという間でしたね」

佐天「全然……むしろまだ三日もあるのかって気分なんだけど………」

初春「これに懲りたら怪談なんてもう試さないでくださいよ?」

佐天「わかってるよん(どうにかして初春を犬化させることはできないかな)」

初春「なにか悪いこと考えてますね……」

佐天「いやぁ、そんなことないけど?」

初春「もうっ……じゃあ私は学校行ってきますから、大人しくしててくださいね」

佐天「りょうかーい。帰ってきたらノート写させてねー」

初春「はい。じゃあ、行ってきます」

佐天「ん、行ってらっしゃい初春」

佐天「うーん……暇だ」

佐天「さすがに二日も外出てないからな~」

佐天「初春は今日もジャッジメントで遅いだろうし………」

佐天「どうしっよかなぁ……もう尻尾もとれたし……」

佐天「手ならポケットにいれとけば大丈夫だよね。一瞬くらい見られても……」

佐天「――外、出ちゃいますか」

佐天「んー太陽の光が眩しいなぁ」

佐天「さてどこ行こうかなー。初春に見つかっちゃまずいし」

佐天「常盤台もそろそろ授業終わるころかな」

佐天「学舎の園の前で待ってればいいよね」

佐天「あっ、白井さんに見つかってもまずいか」

佐天「ま、行けばどうにかなるよね」

美琴「それで私のところに来た、と」

佐天「はい!白井さんもジャッジメントの支部行っちゃったようだし、二人で遊びませんか?」

美琴「いいわよー(今日は自重しなきゃね)」

佐天「じゃあどこ行きましょうか?」

美琴「喫茶店でも行きましょうか?お腹減ってるでしょ?」

佐天「………御坂さん。また、ですか………」

美琴「き、今日は下心なんてないわよ!善意よ善意!」

なんかネタあったらくれ

美琴「はい、あーん」

佐天「あーん、アムッ」

美琴「全然恥ずかしそうじゃないわね」

佐天「毎日初春にやってもらってますからねー。慣れちゃいました」

美琴「トイレはどうしてるの?その……うまく拭けないでしょ?」

佐天「………どうしてるんでしょうね」

美琴(拭いてもらってるのね……)

美琴「初春さんが学校に行ってる間はどうしてるのよ。お昼御飯とか」

佐天「初春が簡単に食べられるものを置いといてくれるんですよ。それでもかなり汚しちゃうんですけどね」

美琴「初春さんってお料理得意だったのね」

佐天「お世辞にも得意とは言えませんけど………愛がこもってますから!」

美琴「ああ、そう……」

佐天「あとあと、これが治ったら初春に料理教える約束してるんですよー♪」

美琴(これが惚気話ってやつかしら……)

初春「ふぅ、疲れた……あれ、鍵がかかってない………?」

初春「佐天さーん、ただいま帰りましたよー。佐天さーん」

初春「いない………もしかして、出かけた……っ!?」

初春(あ、あんなに一人で外出しないように言っておいたのに、佐天さんってば………!)

初春(とにかく、探しに行かないと!)


美琴「どうしたの?」

佐天「………今なんかイヤな気配が」

黒子「え?佐天さんがどこか行った?」

初春「そうなんですよ……絶対に外には出ないよう言っておいたのに………!」

黒子「まあ佐天さんの性格上、それは無理な話ですわね……」

初春「ま、またこの前みたいなことになったら……佐天さん今度こそ自殺しちゃいますよ!」

黒子「落ち着きなさいな。あの体で無茶するわけありませんわ。とりあえずお姉様に聞いてみましょう」


美琴「あ、黒子から電話だ」

佐天「……マジですか?」

黒子「やはりお姉様と一緒にいるらしいですわ」

初春「佐天さん……私というものがありながら………」

黒子「今日はもうあがりにして、お姉様たちのところへ行きましょう」


美琴「黒子たちこれからこっちに来るって」

佐天「うげー、初春に怒られちゃうよ……ていうかなんでバレたんだろ」

美琴(お仕置き……アリね)

平日の昼間に保守してるPCは何者ですか

佐天「アハハ……や、やぁ初春」

初春「…………佐天さん、伏せ」

佐天「キャンッ!い、痛いよー初春」

初春「言いつけを守れない悪いワンコにはこれくらいで丁度いいんです!」

佐天「だって暇だったんだもん………。初春はジャッジメントでもっと遅いと思ってたし」

初春「それになんで私じゃなく御坂さんのところに行くんですか!浮気ですかっ!浮気なんですかっ!?」

佐天「い、いやぁ……バレたら怒られると思って」

初春「もういいです、帰りましょう。お仕置きは家でじっくりしてあげますから」

佐天「お仕置きってそんなぁ………」

黒子「完全に二人の世界に入ってますわね」

美琴「まあいいでしょ。私は充分楽しんだし」


佐天「もう許してよ、初春……お腹減った」

初春「ダメです。まだ『待て』ですよ、佐天さん」

佐天「わう………」

佐天「はー初春あったかー」

初春「佐天さん、あんまりくっつかれると寝にくいです……」

佐天「いいじゃんいいじゃーん。初春だって嬉しいでしょ?」

初春「それはそうです、けど………」

佐天「ねーういはるー顔舐めさせてよー。犬は愛情表現したがる動物なんだよ」

初春「ま、毎晩舐めてるじゃないですか……いいですけど」

佐天「わーい、じゃあ遠慮なくいただきまーす」ペロペロ

初春「ひゃう………ん、んんっ!?」

佐天「んむ、んぅ……ふぅ。フッフッフ、唇も顔の一部だもんねー。初春のファーストキスもーらいっ」

初春「な、な……す、するならするって言ってくださいよぅ!」

佐天「こういうのは勢いとノリだからね」

初春「私のノリは無視ですかっ!?」

佐天「さあねぇ。じゃあおやすみー」

初春「ああ、ちょっと!話は最後まで聞いてください!」

佐天「すぅ、すぅ………」

初春「ん……(オシッコ………)」ムクッ

佐天「わぅ……ういはる、どこいくの…………?」

初春「トイレです、トイレ………」

佐天「あぁ、そう………すぅ」

初春「んしょ………ひゃっ!イタタ………」ガタッ

佐天「ん……朝かぁ………」

佐天「あっ!手が元に戻ってる!じゃあ耳は……まだあるか。まあ耳はあっても大して困らないしね」

佐天「初春、初春!見て見て手が元に戻ったよ!ほら、ういは――え」

初春「う……にゃんですかぁ、佐天さん……あれ?」

佐天「初春、あんたさ………」

佐天「……猫耳生えてるよ」

初春「え、え………えぇぇぇぇえっ!?」

おい猫にしちまったぞ

美琴「うわぁ、初春さん可愛いじゃない!」

黒子「支部に来ないと思ったら、まさか初春までとは………アナタたち何をやってますの?」

初春「わ、私だって好きでこんなことやってるわけじゃないですにゃあ!」

美琴「聞いた聞いた!?『にゃあ』だって、あーもうっ、可愛いなぁ……」

黒子「初春、いくら猫耳が生えているとはいえその語尾はちょっと……」

初春「だから、これも勝手に言っちゃうんですにゃあ……」

佐天「2回目だから呪いが強力になってるかもねー」

初春「のん気に考察してる場合じゃにゃいですってばぁ………」

美琴「けど二人でこれだと結構大変よね」

佐天「そうでもないですよー、あたし手も元に戻ったんで」

黒子「立場逆転ですわね」

佐天「料理もあたしの方がうまいですし」

初春「にゃあ………」

黒子「佐天さんが犬で初春が猫……なんだか二人の関係をよく表してますの」

初春「どういう意味ですにゃあ……」

美琴「そろそろおいとましますか」

佐天「あ、じゃああたしも途中まで付き合いますよ。晩御飯の材料買いたいんで」

初春「あのー、私はどうすれば……?」

佐天「初春はお留守番」

黒子「猫の手は借りませんの」

初春「にゃう……」

美琴(今度来るときは猫じゃらしとマタタビを持ってこなきゃね)

美琴「佐天さんの手料理かぁ。いつか食べてみたいわね」

佐天「いつでも来て下さい♪そんな大層なものは出せませんが、ごちそうしますよ」

黒子「お姉様、手料理だったらぜひ私が――」

美琴「あっ、スーパー見えてきたわよ。今日はどんなものにするの?」

佐天「そうですねぇ。ひとまず今日のところは魚でしょうか」

美琴「初春さん、猫になっちゃったもんね」

黒子「………」

佐天「ただいまー初春」

初春「お帰りなさ~い」

佐天「じゃーん!今日の晩御飯はお魚でーすっ!」

初春「私が猫だからって……いくらなんでも単純すぎですにゃあ」

佐天「まあまあ、初春はいい子で待ってなさい。チャチャっと作っちゃうから」

初春「にゃあ」

佐天(返事が『にゃあ』なのね)

佐天「初春、あーん」

初春「あ~ん、パクッ」

佐天「……なんであんたはそんな嬉しそうなの?恥ずかしくないの?」

初春「えぇ~だって恋人同士みたいでスゴくいいじゃにゃいですかぁ♪」

佐天「たしかにそうだけどね………」

初春「ところで私たちの今の関係はどうなるんですにゃあ?」

佐天「………学生夫婦?」

初春「じゃあどっちが夫でどっちが妻ですにゃあ?」

佐天「んーそりゃあ初春が妻でしょ」

初春「けど私が佐天さんを嫁にもらうんですにゃあ。そしたら佐天さんが妻ですにゃあ」

佐天「あんときは勢いで……女の子っぽくて可愛い方が妻じゃない?普通」

初春「それならなおさら佐天さんが妻ですにゃあ!」

佐天「なに言ってんの!こんなに可愛いのに初春が夫なわけないじゃん!」

初春「佐天さんの方がずっとずっと可愛いですにゃ!」

佐天「初春は妻だね!だって――こんなにか弱いんだからっ!」

初春「にゃ、にゃぁぁぁあ!」

佐天「猫ちゃんは犬より弱いもんねぇ……ほら、マウントポジションとっちゃった」

初春「にゃ……さ、佐天さん、おすわり!」

佐天「わうっ!……な、なんの、初春だって!初春、おすわり!」

初春「………」

佐天「あ、あれ……!?初春、おすわり!おすわりっ!」

初春「おすわりを覚えてる猫なんて普通いないですにゃー」

佐天「なっ……!ふ、不公平だよそんなの!」

初春「私に言われても……そんなことより、この呪文がある限り私は佐天さんを好きにできるんですにゃ!」

佐天「う………そ、それで何するのさ……」

初春「それは………」

佐天「それは……?」

初春「い、いけないことです……にゃあ」

佐天「ふ、ふぅん。じゃあ……いつ、イケないことをするの?」

初春「えぇっと、その……」

佐天「あたしは今からしてもいいんだけどなぁ……」

初春「えぇっ!?」

佐天「あ、あたしたち、夫婦だもんね……そういうことしても、おかしくないし………」

初春「にゃ、にゃう………」

佐天「ねぇ、初春………」

初春「……よ、夜です!そういうことは夜、寝る前にベッドでするんですにゃあ!」

初春「と、とりあえず今はお風呂に入りましょうにゃあ!」

佐天「そうだね、体……綺麗にしなきゃいけないもんね」

初春「にゃうぅ………」


佐天「こら、逃げるな初春!」

初春「にゃあぁ~!あ、頭にシャワーかけないでくださいにゃあ……!」

佐天「それじゃあ頭が洗えないでしょうがっ!」

初春「猫は耳に水かかるのがイヤなんですにゃあ……」

佐天「ふぅ、気持ちいぃ~」

初春こんなくっついて………またノボせちゃいますにゃあ」

佐天「わう………ねぇ、初春?」

初春「にゃん?」

佐天「このあと……するんだよね」

初春「んにゃぁ………優しく、してくださいね……?」

佐天「うん……」

初春(もう11時ですにゃ……)

佐天「(そろそろ、いいかな……)う、初春!」

初春「は、はいっ!にゃんでしょうか佐天さん!」

佐天「もう11時だし……ベッドいこっか………!」

初春「にゃあ……」

佐天(ところでこういうのってどうやるんだろ)

初春(大人の階段登っちゃいますにゃあ……)

初春「えーっと……私はどうすれば………」

佐天「(あたしに聞くなーっ!)と、とりあえず、座ればいいんじゃないかな!」

初春「にゃあ……あの、女の子座りと体育座り、どっちですにゃ?」

佐天「そこっ!?あ~じゃあ、女の子座りで………」

佐天(あたしは対面と後ろどっちに座ろうかな……胸触りやすそうだし後ろかなぁ)

初春「えっ……後ろ座っちゃうんですにゃあ?」

佐天「ダ、ダメ………!?」

初春「後ろだと、佐天さんの顔が見えないですにゃあ………」

佐天「う………じゃあ前座るよ」

初春「えへへ……♪」

佐天「えっと、じゃあ………キス、するよ?」

初春「はい……」

佐天「(な、なんであたしが主導権握っちゃってんのさぁ……!)んっ………」

初春「ぁん、んん……」

佐天(舌入れちゃっていいかな……)

おいレズセックスどころかただのセックスのやり方もわかんねーぞ俺

佐天「ふっ、う………ちゅっ」

初春「んんっ……!?んぁ、ハッ、あう……んんぅ!」

佐天(うまくできてんのかなーあたし……ただのキスだってこの前したばっかなのに………)

初春「(わ、私からも絡めるべきなんでしょうか……)んちゅ、んっんっ……ふ、はぁ」

佐天「(おっ、おお!?初春もノッてきた……!?)あン、んぅ」

初春「あ、ふぅ………佐天さん、いきなりすぎですにゃあ……」

佐天「つい、ね……我慢出来なくて(次は、胸でいいよね………)」

佐天「む、胸触る!」

初春「せ、宣言されても困りますにゃあ……」

佐天「今日は無理矢理じゃないからいいよね?」

初春「………にゃあ」

佐天「じゃ、じゃあ!ボタン外しますっ!………あれ?」

初春「にゃんですか……?」

佐天「初春、寝るときはブラつけないんだね」

初春「にゃ……そ、それは関係ないじゃにゃいですかぁ!」

佐天「いやなんとなく。まあ初春くらい小さかったら形を気にする必要もないし、いいんじゃない?」

初春「にゃう………」

佐天「初春はブラよりパンツに気をつかうようにね!」

初春「にゃ……そ、そんなことより触るならはやく触ってくださいにゃあ!」

佐天「ん?なに初春、触ってほしいの?」

初春「そうは言ってにゃいです……!でも、佐天さんになら触ってほしい、かも………」

佐天「ういはるぅ~!!」

初春「うにゃあ!?お、押し倒さないで――んんっ!」

佐天「はァ、んぅ、ちゅっちゅっ……んあぁ、んふぅ……初春、愛してるよ」

初春「私も、佐天さんのこと、あぅ!あっ、ああン……つ、強いですぅ……はぅ!」

佐天「初春が可愛いこと言うから、我慢出来なくなっちゃったよ」

初春「はっ、あぁん、にゃあ………む、胸だけじゃなくてぇ、んっ!キスも、キスもしてくださいにゃ……」

佐天「うん、じゃあキスしながら触ってあげる……ン、ふぅ……」

初春「はぁ、はぁ……もうやめちゃうんですにゃ……?」

佐天「違うよ。乳首舐めようと思って」

初春「舐める………触るだけじゃ、物足りにゃいんですか……?」

佐天「うん、全然足りない。ねぇ、舐めていいでしょ?」

初春「にゃあ……はやく、舐めてほしいですにゃ………」

佐天「じゃあ萎れるまで舐めてあげる……んあ」

初春「はうぅ!あんっ、吸っちゃやあ……にゃう、んはぁ、あっ、あっあっ!」

佐天(手が空いてるし、そろそろ下も触って大丈夫だよね)

初春「あぁ、ひゃうっ、やん――っ!?佐天さん、し、下は……!」

佐天「……やっぱダメ?」

初春「そ、そうじゃにゃくて、その……ぬ、濡れてるから……」

佐天「なに言ってんのさー初春。『濡れてる』から、触るのに丁度いいんじゃん」

初春「けど……は、恥ずかしいですにゃあ………」

佐天「大丈夫だよん。あたしも脱ぐから、ね?」

初春「にゃ、にゃあ……」

初春「佐天さん、やっぱり胸大きいですにゃ」

佐天「んーそうかなぁ?」

初春「にゃ……触っていいですにゃあ?」

佐天「えへへーじゃあ触りっこしよっか♪」

初春「佐天さんはもう充分触ったじゃにゃいですか……」

佐天「いいじゃんいいじゃん。ほら、初春触ってよ……」

初春「あ……私、肉球でしたにゃ………」

佐天「肉球でも触るくらいはできるって。揉めないけど」

初春「じゃあ触りますにゃ……」ムニュ

佐天(なんか変な感じ……あったかくないし、毛生えてるし)

初春「すごい柔らかいですにゃ……ふわ……」

佐天「触るだけでいいの?」

初春「え?」

佐天「舐めたりしないの?」

初春「で、でも……」

佐天「あたしも舐めたんだし、初春も舐めていいよ」

初春「にゃう………じゃあ、お言葉に甘えて」ペロッ

佐天「んっ………」

初春「ご、ごめんにゃさい!」

佐天「なんで謝るのよ。それよりさっきキスしてるときも思ったんだけどさ……」

初春「にゃ?」

佐天「初春、猫舌……すごいザラザラしてる」

初春「ね、猫舌ダメですにゃ!?」

佐天「ううん、そんなことないよ。それよりほら、もっと舐めてよ」

初春「にゃあ」ペロペロ

佐天「んん……んっ、ん、ふぅ。あっ、ふぁ………んぅ」

初春「佐天さん、声我慢してるんですにゃ?」

佐天「……う、うん………」

初春「我慢しないでいいですにゃ。佐天さんの声、聞きたいですにゃ……」

佐天「でも、恥ずかしいし……あンっ!」

初春「私しか聞いてないから大丈夫ですにゃ。佐天さんの喘ぎ声もっと聞きたいですにゃ」

佐天「喘ぎ声って――んっ!ああっ、あぅ、はぁ………」

初春「佐天さん汗かいてますにゃ……」ペロペロ

佐天「そ、そりゃかくよぉ……!はぅ、あ、あぁン!ちょ、初春……あ、汗なんて舐めないでよぉ」

初春「にゃんでですか?」

佐天「んっ……だって、そんな、汗なんて……」

初春「大丈夫ですにゃ。私、佐天さんのこと好きですから!」

佐天「どういう理屈よ………わうっ、あっ!んはぁ、あン」

初春(声がだんだん大きくなってきました。この調子で……)

佐天「初春……ねぇ初春」

初春「にゃんですか?」

佐天「……もっと舐めて、気持ち良くして……」

初春「佐天さん、エッチですにゃ……」

佐天「初春のせいだよ……だから、はやく………」

初春「にゃあ」ペロペロ

佐天「んっ、イイ、よぉ……ういはる、ああっ!う、うまいよぉ……」

初春(もしかして猫舌だからでしょうか)ペロペロ

佐天「はっ、あん……ひぃ、あぅ、あっ……そこぉ……さきっちょ、もっと舐めてぇ……」

初春(佐天さんがこんなに感じやすいなんて意外です。てっきり私ばっかり攻められると思ってたのに……)

佐天「……?初春、やめちゃやだよ………」

佐天「あっ……ああっ!んいぃっ………!」

初春「ひゃっ!ど、どうしたんですにゃ佐天さん……!」

佐天「はぁ、はぁ、はぁ……な、なんか、すごい気持ち良かった……あはは」

初春「……?」

佐天「じゃあ次は初春の番だね」

初春「わ、私……?」

佐天「うん、初春が気持ち良くなる番♪」

初春「にゃ、にゃぁぁぁぁあ!いきなりズボン脱がさないでくださいにゃあ!」

佐天「ダーメー♪」

初春「うぅ、寒いですにゃ……」

佐天「大丈夫、これから熱くなるから――うわっ!初春パンツびしょ濡れ~」

初春「い、言わにゃいでくださいよぅ……!」

佐天「いつから?」

初春「そんなこと聞かにゃいでください………」

佐天「(ちょっとイジめてみよう……ニシシ)あたしはいつからって聞いてんの」

初春「えっ………」

佐天「答えて、初春」

初春「あ、あの……」

佐天「答えて」

初春「………最初にキ、キスしたときからですにゃ……」

佐天(マ、マジ……?)

初春「にゃんで黙るんですにゃぁ……」

佐天「いやぁ、さすがにその返答は予想してなかったというか……」

初春「けど、初めてキスしたときもお腹の奥が熱くなって……」

佐天「あのときも……!?」

初春「にゃあ……だって好きにゃ人とのキスですから……」

佐天「………初春のバカ」

初春「あう……ごめんにゃさい………」

このスレのおかげでさてはるが素晴らしいことに気がつきました

佐天「もう………じゃあパンツも脱がすよ」

初春「にゃあ………」


初春「あっ!つ、つままないでぇ、ひゃんっ!」

佐天「おぉ、いい反応。やっぱココが好きなのね」

初春「す、好きって――はぁん!あっ、あっ、やぁ……!」

佐天「こんなに喘いでるのに好きじゃないとか言われてもねぇ♪」

初春「さ、さてっ、さんがぁ……あぁっ!イ、イジメるからぁ、あんぅ!」

>>544
百合スレにいくと幸せになれるよ

佐天「へー、イジメられるのも好きなんだぁ」

初春「ち、ちがっ、やンっ!あはぁ………」

佐天「初春、気持ちイイ?」

初春「はぁ、あっ……い、言いたくにゃいです……」

佐天「答えて初春……あたし、初春に気持ち良くなってほしいの」

初春「んぅ、にゃうぅ……気持ち、イイですにゃ………すごく」

佐天「よかった……エヘ、じゃあもっと気持ち良くしてあげるね!」

初春「えぇっ!?あっ――んあぁっ!いひゃぁ!」

佐天「あ、ちょっと開いてきたよ!」

初春「だ、だからそういうこと言わにゃいくださいにゃ~!」

佐天「さっきまでピッタリ閉じてたもんねぇ……初春らしくてよかったけど」

初春「どういう意味ですにゃあ……!」

佐天「まだまだ子どもってこと♪」

初春「にゃあ………」

佐天「あたしはそんな初春を愛してるけどね~」

初春「にゃう……」

佐天「んじゃあ指入れていい?」

初春「いきにゃりですかっ!?」

佐天「んーだってココばっかじゃ初春も飽きちゃうでしょ?」

初春「(むしろ病みつきなんですけど……)で、でも、入りますにゃ……?」

佐天「一本ずつなら大丈夫だよ、うん!」

初春「ほ、本当ですにゃあ……?」

佐天「たぶん。安心して、ゆっくり入れるから……」

初春「にゃあ……」

佐天「じゃあいくよ?痛かったら言ってね」

初春「ん……!あ、佐天、さん……!」

佐天「ご、ごめ……!やっぱ痛かった………?」

初春「手……手、握っててくださいにゃ……」

佐天「うん、わかった……」ギュ

初春「にゃあ……佐天さん、知ってますにゃ?」

佐天「なにが?」

初春「こうやって、指を絡める手のつなぎ方……恋人つなぎって言うんですにゃ」

佐天「な、なに言ってるのよ……!」

初春「ふふ……佐天さん照れてますにゃ」

佐天「う、うるさい!……じゃあもう一回入れるよ、初春」

初春「にゃ……」

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