一方通行「…暗部で修学旅行…だと…?」(70)


立ったら初めから修正しつつ書いてく


土御門「まぁ俺らは仕事で、まともに色々行けてないからにゃー。とりあえず学を修めろとの上からの命令ぜよ」

一方「クッソたわけた事言ってンじゃねェぞ死ね今すぐ死ね」

結標「場所がどこかによるわね」

土御門「詳しくはこれに書いてあるにゃー。はい、手にとってー。そしたらちゃんと細いマッキーで名前書け」

海原「…『修学旅行のしおり』…これまた手作り感がプンプンの…ホッチキスが取れかけなんですが」


一方「ざけンなクソがァ!!こンな子供騙しなもンで、俺を釣ろうなンざ百年はや…っ」

土御門「ちなみに表紙は、打ち止めに描いてもらったにゃー。裏はショチトルぜよ」

一方 ピタッ

海原 ガバッ

結標「…………」

土御門「はいじゃあ、ロリコンどもが大人しくなったとこで、説明をするにゃー」

海原「あなたに言われたくないんですが」

一方「グラサンブチ割ンぞ変態シスコンが」



浜面「…そんな訳でー、えー、場所は王道の京都です」

フレ「何がそんな訳なのか、結局丸っきり訳が分かんない訳よ」

絹旗「大体、京都とか超中途半端です。どうせなら超インドとか行きたかったです」

浜面「お前は本場のインド映画が見たいだけだろうが!もう決まったんだよしょうがねえの!!」

麦野「はーまづらぁ、…泊まるホテルはちゃんと大丈夫なんでしょうね?」

浜面「いやー、俺からしたら充分豪華だけどな…お前らにしたらどうなんだろう…」


滝壷「…はまづらがいれば、私はどこでも豪華でラブなホテルだよ…」

浜面「た、滝壺、それはちょっと語弊が…」

フレ「滝壷は豪華というより、言う事が豪快な訳よ…まぁこれもそれも結局浜面のせいなんだよね」

絹旗「滝壷さんに下ネタ言わすなんて、浜面超最低です!!!!!」

浜面「えっ!?」

麦野「とりあえず死ね」

浜面「えっ!?!?!」


心理「都合上二人で出発よ。冷蔵庫もクーラーボックス並みの大きさになった事だし…持ち運べるでしょ?」

垣根「ええー…」

心理「ええー…じゃないわよ。何の為にあなたの横についてた冷蔵庫を、改造してあげたと思ってるの?」

垣根「えっ、これ修学旅行の為なの!?」

心理「さて、京都用のドレス買いに行かなきゃ。後は浴衣と…」

垣根「(俺、新幹線って乗れんのかな…)」

心理「あ、都合上数時間ならそれも取り外し可能よ。これから色んな乗り物乗るし、面倒でしょ。まぁ誰かさんと似て、充電式だと思ってね」

垣根「じゃあもう最初っから無い設定でいいじゃねぇかよ!!」


~みどりの窓口付近~


海原「……あ、来ましたよ。一方通行さーん、受付こっちです」

一方「………」ガラガラ

結標「何あれ半分寝てるじゃない。目が半目っていうより、何かもう白目じゃない」

一方「…うっせェンだよ…オマエ誰だよ…ババアが喋ってンじゃねェぞ…」ウトウト


結標「ねぇこいつ荷物扱いでいいんじゃない?今ならトランクに座標移動出来るけど」

土御門「まぁまぁ。こいつは昨日家の女性陣に、土産リストを覚えさせられまくって大変だったんだにゃー。
     ちなみに黄泉川の言ってた湯葉アイスは色々種類があって、芳川の言ってた油取り紙はだな…」

一方「何で知ってンだよ!? きっめェェェこいつ!!!!」

海原「あ、覚醒した」


フレ「…何かあっちのカウンターが騒がしい訳よ」

絹旗「大方、旅行に超慣れてない超田舎者が、はしゃいでるだけじゃないですか?」

滝壷「…私も…今とてもはしゃいでるよ…」

浜面「そのテンションで!? ま、まぁお前がそういうなら俺も嬉しいけど…」

麦野「…はーまづらぁ、新幹線ってちゃんとグリーンなんでしょうね?加湿器あるんでしょうね?」

フレ「麦野はえらいよねぇ、やっぱりいつも乾燥とか気にしてるからこその美肌な訳かー」

絹旗「麦野さんの浴衣姿、超楽しみです。でもそれを見て股間を膨らませた浜面は超きもいので死ねばいいと思います」


浜面「膨らむ訳ねぇだろ!」

麦野「……あぁ?」

浜面「嘘です絶対膨らみます!!麦野さん魅力あるし!!」

フレ「うわぁ、結局きもい訳よ…」

絹旗「やっぱり超きもいです」

浜面「…何これもう何これ本当何これ…」

滝壺「大丈夫はまづら…多分私も膨らむから…」

浜面「う、うんありがとな…って、え? 何?お前の何が?」


垣根「……何か朝から騒がしいな、ここ」

心理「ねぇ、買い物に行く時間ある?ちょっとウェットティッシュ買いに行きたいんだけど…」

垣根「ああ、持ってんぞ。…ほら」

心理「…ありがとう。でも、後耳栓も欲しいのよ。私、ちょっと寝たいし…」

垣根「それもある。おらよ」

心理「……ありがとう。だけど、一応パンフも買いたくて…」

垣根「これで良かったらあるけど?…ちなみに買い物編は、23Pからな」

心理「…見たかった本だわ。ありがとう」

垣根「あーしっかし、旅行とかマジだりーよな。やってらんねぇわーしかも京都とかマジ微妙だしよぉ」

心理「(…相当…楽しみだったのね…)」


土御門「さて、弁当は買ったかにゃー?」

海原「はい、さっきそこで551を…」

結標「あら、匂い凄いわよ。豚まんでしょ?」

海原「あーやっぱりそうですかねぇ…。一方通行さんは?」

一方「とンかつ」

結標「…あら、おかずだけなの?」

土御門「いやーだってこいつには、打ち止めが朝作ってくれたおにぎりが…アガガガガ痛い痛い、ベクトル操作無し無し、千切れる!!」

海原「お茶買っておきますねー」


麦野「あれぇ?…鮭弁がないわけよ…」

滝壺「…私はこれにする」

フレ「あ、フルーツサンド?美味しそうだね」

浜面「でもそれデザートじゃねぇか。腹の足しになんのかよ?」

絹旗「お前みたいな超欠食児童と一緒にしないで下さい。私たちは乙女なんです」

浜面「…毎日ファミレスで、パスタメニュー全制覇~とかデザート全部オーダ~とかやってた奴らに言われたくn」

麦野「え、ごめん、よく聞こえなかった。何?え?何て?」

浜面「うそうそ、嘘です!乙女です!だからその閃光アームしまってください!!眩しい!朝から眩しい!!」




~in新幹線~


一方「…………」

垣根「…………」

一方「…………」

垣根「………よぉ」

一方「………あァ」

垣根「………俺らが喧嘩すっと新幹線壊れるし、今日ばっかりは自重しようぜ」

一方「…………」

垣根「(…き、気まずい…俺こういうのに耐えらんない…)」

一方「(何でこいつがいンだよ…大人しく冷蔵庫になっとけよ…)」


土御門「おお、久々だにゃー」

海原「お元気でしたか?」

浜面「おう!…つうか良かったぜ、俺以外にも男がいて!」

土御門「でも毎日ハーレム、羨ましいぜよー」

海原「あはは、やだなぁ土御門さん。あれは奴隷って言うんですよ」

浜面「お前が答えんのかよ!? 確かにその通りだけどさぁ!!」


土御門「泊まる旅館も多分一緒かにゃー?」

浜面「あー、そうそう、しおりに書いてあったぜ。宜しくな!」

海原「…ところで、あっちの座席が気まずそうですねぇ」

浜面「あいつら仲悪いのか?」

土御門「街中でデビルマンごっこするぐらいには、仲良いにゃー」

海原「天使VS悪魔バトルをやったらしいですよ。素敵な中2病ですよね」

一方「聞こえてンだよブチ殺すぞ」


絹旗「…うわー、二人並ぶと超壮観ですねぇ…胸的に」

フレ「羨ましい訳よ…」

麦野「結標の方が大きいわよ。ブラしてなくてそれでしょー?すごい。ウエストも細いし」サワッ

結標「あはは、くすぐったい!…こんなの、見せてるからそう見えるだけよ」

心理「でも羨ましい事には変わりないわよねぇ」

滝壺「揉んでもいいかな…?」


結標「えっ?」

絹旗「滝壺さん、気持ちは超分かりますがそれはまた後で存分に…」

結標「えっ?」

フレ「皆、泊まるホテル?旅館?は結局一緒な訳よ。楽しみだねぇ」

心理「お買い物もしたいわね」

麦野「荷物は男共に持たせるか、タクシー乗ろっかー」


~到着~


海原「…おおー、何か異国ですねぇ」

浜面「町並みが整然としてるよなぁ」

土御門「さーて、迎えの車はと…」

絹旗「あ、あれじゃないですか?あのバス」

一方「…何だ何だよ何ですかァ?…『暗部ご一行様』って…馬鹿じゃねェの…」

垣根「こんな白日の太陽の下で、暗部とか言われてもな…」

フレ「…もろ観光バスが丸出しな訳よ…もっと目立たないのが良かったっていうか…」

結標「人数が人数だからかしら?まぁ年相応でいきましょ」


麦野「……全員乗ったー?」

フレ「えーと、…大丈夫そうな訳よ」

心理「女子は全員いるし、問題ないわよ」

土御門「男子も全員いるぜよー」

麦野「じゃ、運転手さんお願いします」


ブロロロ…


滝壺「…街並みが…面白いね。見慣れなくて」

絹旗「何か超わくわくしてきますねー、無駄に」

海原「旅館までのどのくらいなんでしょうか?」

垣根「あー…、30分ぐらいじゃなかったっけか、確か」

一方「寝ンのにも微妙だな…つうか腹減った」

垣根「お前、新幹線ですげぇ食ってたじゃねぇか…まだ食いたりねェのかよ…」

一方「あンな肉の量で足しになるかよ死ね今すぐ死ね、ムカつくからバスの車輪の代わりして来い」

垣根「誰か席替えて!俺補助席でもいいから!!」


海原「困りましたねぇ、僕今日はあんまり一方通行さん用の餌は持ってきてなくて…」

一方「オマエさっきから何なの?ブチ殺されてェなら早く言えよ」

土御門「まぁここまで来て、ケンタッキーを食わす訳にも行かないぜよ」

浜面「へー…そんな細っこいのに肉好きなのか…」

一方「は?」

浜面「えっ、あっ、いや口が滑っ…」

一方「はァァァ!?」

垣根「せんせー!何か白いヤンキーが普通のヤンキーを苛めてます!!」

麦野「とりあえず、その普通のヤンキーは私らのパシリなんで、ちょっとまだ窓から落とさないでねー」


結標「そういえば、大人が誰一人いないわね…」

土御門「『自主性の尊重』らしいにゃー」

滝壺「…自主性…無い人なんているのかな…」

絹旗「自主性っつーか、みんな我が超強い人しかいないような気がします。勿論超私以外ですが」

海原「まぁ何人か常識人もいらっしゃいますし、大丈夫でしょう僕は知りませんけどもうどうでもいいですけど」

麦野「何笑顔で放り出してるのよ。とりあえず、あの白いヤンキー何とかしてよ」


絹旗「…レベル5に挟まれて座る無能力者…これは超B級映画並みにアホらしい匂いがプンプンです…」

フレ「なるほど…ヤンキーがヤンキーに絡まれると、ああいう微妙な顔になるんだね」


浜面「いやいや!!お前ら、見てみぬふりすん…っ」ガタッ

一方「あれ?あれあれェ?…はァァァまづらくゥゥゥン?まだ『絶対に滑らない話』が終わってねェけどォォ?」

垣根「おい、こいつの無茶ぶりがさっきからひでぇぞ。合コンにいる空気読めない女並みだぞ。誰か助けてやれよ」

一方「は?じゃあオマエがすンのかコラ、大体難しい事言ってねェだろォが。千原ジュニアレベルでいいって言ってンだよ」

浜面「それハードル高すぎんだろ!!無理!無理です!!」


結標「とりあえず落ち着きなさいよ。着いたらどっか散策がてら、何か路面店でも行けば?」

浜面「だ、だよなぁ!ホテルとか旅館の軽食よりもそっち行きてぇよなぁ!京都美味そうだよなぁ!」

一方「肉あンのか?」

滝壺「あるよ、きっと…」

一方「マジ?」

滝壺「信じれば」

一方「じゃあ信じるわ。無かったら、はァまづらくン焼くわ」

浜面「なんで!?!!」


垣根「おい、この白ヤンが腹減りのあまり錯乱し始めてんぞ。どうにかしろ」

海原「仕方ないですね…じゃあおやつに持ってきてたビッグカツあげるから、落ち着いてください」

一方「はァァ!?ふざけンな舐めてンのかオマエ」ビリビリ

海原「………」

一方「………」ムグムグムグ

浜面「…あ、結局落ち着くんだ…それで…」

垣根「ビッグカツすげぇ…」

麦野「私も食べたいなー、それ」


心理「…とりあえず、今日のスケジュールはどうなっているのかしら」

土御門「えーと、まず荷物はそのままホテルの部屋に届けられるので、このまま行くにゃー」

フレ「…『寺院見学』…?結局そんなの興味ない訳よ…」

海原「まぁそう仰らず。異国の宗教は、色々と発見がありますよ」

麦野「…このしおりを見る限り、結構ちゃんと修学旅行をさせる気なのね…」


さっきからエラーばっか出て書き込めねーんだけど何だこれ…
投下止まりまくりだぜ


~とりあえず寺院~


土御門「はーい、という訳でこちらがーって誰も聞いてないぜよ何これ酷い」

結標「…まぁパンフに説明あるし…」

麦野「…皆思い思いに楽しんでるみたいだし?」

土御門「楽しんでるって、これ完璧に自分勝手なだけだにゃー…」


絹旗「何ですかこれ超美味しいです」ムグムグ

海原「抹茶カステラと一口に言っても、こんなに味が濃いと別物ですねぇ」ムグムグ

心理「水が飲みたいわ」ムグムグ

一方「クソ甘ェ」ムグムグ

海原「…あ、あっちの路面店で何か飲み物売ってるみたいですね。買ってきましょうか…お茶かな?」


絹旗「あ、煎茶が超飲みたいです。作りたてー」

心理「本当ね。美味しそうだわ」

一方「コーヒー買って来い」

海原「色的に似てますし、そこの泥水でもいいですか?」

一方「ブチ殺すぞ」

海原「(笑)」


垣根「へー…何か小さいのに、手の込んだ建造物だなぁ…」

フレ「面白いなー、何かコレ凄い訳よ、だって小さい細工がいっぱい壁にあるよ」

滝壺「一番てっぺんが見えないけど、何か置かれてたりするのかな…」

浜面「パンフ……には載ってねぇわ。何だろうな。しかし手作り感がすげぇな」

垣根「まぁでも、金閣寺とか清水寺はまた凄いみてぇだし。パンフ見る限り楽しみだな」

フレ「どれどれ?…ふわー、凄い。きんきらきんな訳よ…」


滝壺「派手派手…」

垣根「本当はこんなんじゃなかったらしいけどな」

浜面「あ、聞いたことある。本当はもっと質素だったんだっけか?」

フレ「え、なんでなんで?」

垣根「えーとだな…」


麦野「…あっちは飲食にしか目が向いてないわね」

土御門「…こっちなんか意外すぎるほどに、しっかり歴史を学んでるぜよ」

結標「…どうしましょうか」

麦野「…………」

土御門「………放っとくか」

麦野「…そうね」

結標「私たちも行きましょっか」

またくらってた何これもうやだ俺足拭きマットに戻りてぇ



~昼食~


麦野「あれぇ…何これ、どうなってんの凄い綺麗…」

心理「どういう造りなのかしらね…盛り付けからして美しいわ」

一方「職人の技ってやつだろ。感謝して食うンだな」

浜面「お前誰だよ」

麦野「…一方通行って、お箸の持ち方と所作が綺麗だよねー。意外。練習したの?」


一方「なンだオマエ失礼だろォが、元からに決まってンだろ。生まれ着いて高貴なンだよ」

麦野「何この白いの、凄いうざいんだけど」

浜面「飯に肉料理あるって分かってから、テンションあがってるよな…」

心理「…でも私、さっき土御門から聞いたんだけど、」

一方「あ?」

心理「『あいつ家で躾けられてるから、テーブルマナーが意外ときちんとしてるんだにゃー(笑)』って。可愛いのねー」

浜面「あ、俺も聞いた」

麦野「あれぇ?へー?…へぇぇ??」

一方「…………(後で殺そうあのアロハグラサン、五重塔にぶっ刺して六重塔にしてやる)」


垣根「…何の材料か、いちいち品書きに書いてくれんだな」

絹旗「超有難いです、これだったら事前に…」

結標「あら、好き嫌いからくるお残しは許さないわよ?」

絹旗「ぐ…っ。…無理矢理口の中に座標移動とかは超勘弁して下さい…」

垣根「まぁ多分食ったこと無い味付けだろうし、意外と新発見できるんじゃねぇの?俺も蕪苦手だけど、これ美味ぇし」

結標「そうよー、ま、とりあえず楽しく食べましょう」

絹旗「食べましょうー」

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