咲SS「ミニスカメイド改め美少女タレ目雀士インタビュアー洋榎ちゃん!」「長いわ」 (183)

ミニスカメイド洋榎の続き。
読んでなくてもいけるけど設定引き継いでます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379770208

-姫松高校麻雀部 部室-

チャッ

洋榎「・・・」タンッ

セーラ「ロンや。8000」バタタッ

洋榎「・・・ちっ」

漫「・・・っ」

洋榎「ふん。ウチに直とはやるようになったやないか」カチャ

セーラ「さっきの分、耳揃えて返してもらうで」チャッ

洋榎「その手をダマか・・・」

セーラ「鳴いて直撃とれる相手ちゃうやろ」

洋榎「はっ」

セーラ「ふふっ」

漫「あのー、どっかで見た少年漫画みたいな会話のとこ悪いですけど、次いきますよ?」ジャラジャラ

洋榎「はーいはい、それより漫は今日も不発弾かー」グリグリ

漫「あいたたた。いい手は来てるんですけど、爆発うんぬんの前にですね・・・」

セーラ「お?オレらやと爆発には役不足ってか?」

漫「逆ですよ!全然和了られへんのです!」

洋榎「そうは言っても本気でやらんと特訓にならんやろ」

セーラ「そんなん関係なしに負けるのは嫌いやけど」

漫「じゃあ教えて下さい・・・なんで江口先輩は高い手ばっかりアガって主将はアタリ牌避けれるんですかぁ・・・」

洋セ「「なんとなく?」」

漫「参考にならない・・・」

セーラ「でもまーオレらくらいかわしてアガれな人外魔境な個人戦はまともな麻雀させてもらえんでー」チラッ

洋榎「個人戦はほんっま奇人変人見本市やからなー」チラッチラッ

漫「うぅ・・・」

セーラ「次の大会は愛宕姉亡き後を継がなあかんねんから大変やなぁ」シミジミー

洋榎「勝手に殺すな!・・・さぁオーラスでほぼ点差無し、上下はっきりさせようやないか」ゴゴゴ

セーラ「早あがりさせてもらうでー」ドドド

漫「二人とも絶対ウチの特訓関係なく楽しんでるでしょ・・・」

洋榎 カチャッ「きたできたでー、なかなかいい手や」

セーラ「欲かいてうっかり振り込んでくれてええで?」

洋榎「アホか。つーかだまって麻雀やれや。集中できんやろ」

セーラ「お・前・に・だけは言われたないわ!」

漫「ところでさっきから気になって」タンッ

タンッ

セーラ「せぃ!」タンッ

洋榎「お、ポン!」チャッ

セーラ「ちっ!」

漫「っていうか絶対わざとでしょうけど・・・」タンッ

タンッ

セーラ「まだまだぁっ!」タンッ

洋榎「それもポンや!」チャッ

漫「二人とも2位3位やからトップの荒――」タンッ


憩「あ、ツモやわーぁ。8000オールやでー」パタタタッ

洋セ「」パタリ

漫「あ、死んだ」

憩「ふふー、また1勝♪ぶいー」

セーラ「この状況で親倍ツモやと・・・?」

洋榎「3人沈み・・・」

憩「ふーぅ、お疲れ様ー。三人とも流石に強いわーぁ」

漫「荒川さん、3連続トップですけどね・・・」

憩「すごいすごい?ほめてほめて~。ウチも褒められて伸びる子やねん。なー洋榎ちゃん」

洋榎「はいはいすごいすご・・・ん?この場合伸びたら困るから褒めへん方がええんか」

セーラ「やーいこの点棒の亡者ー」

洋榎「色気ゼロのエセなーすー」

憩「なっ!そういうこと言う!?・・・いいもん。二人とも牌握りたくなくなるまで連勝するから」グスッ

洋セ「「お前も大概ひどいな!」」

漫「どっちにしろ勝つんやないですか・・・」

洋榎「はぁーやってられん、きゅーけーきゅーけい。それにしても漫ー」

漫「はい?」

洋榎「次の個人戦がんばるっつーから特訓でこいつ呼んだのに手も足も出んやないかー」

憩「およばれしてますーぅ」

セーラ「おまえも歯ぁ立っとらんけどな」

洋榎「うっさい」

憩「じゃあセーラちゃんも?」

セーラ「うっさい」

洋榎「しかもこいつ来年もおるから個人戦出たらあたるで?」

漫「そーなんですよねぇ・・・」

憩「うん、よろしゅうな~♪」パタパター

洋セ漫「「・・・は~ぁ」」

憩「何そのため息!?」

セーラ「・・・死神が笑いながら手招きしてるようにしか見えへん・・・」

憩「うーわひどっ!そんなことないやんなー漫ちゃん。仲良うしよなー」ニコニコ

漫「(・・・ナース服着た笑顔の魔王、とは言えない・・・)」

漫「でもなんで和了られへんねやろ・・・辻垣内さんとやった時は手ごたえあったのに・・・」

憩「んんー、たぶん今日はウチが漫ちゃんの抑えに集中しとるからちゃうかなぁ?3人相手ならともかくー」

漫「・・・は?」

憩「うん?漫ちゃんのトレーニングって聞いてたから・・・」

漫「いやいやウチだけ?!じゃあなんで勝てるんですか!主将と江口先輩おんのに!」

憩「だってそっちはウチが気ぃ配らんでもお互いにつぶしあってくれるし」

洋榎「はぁ!?江口お前!漫おとりにしてこいつ狙いっつたやろ!」ガタッ!

漫「ウチおとりやったんですかぁ!?」セーラ「知るか!」憩「あー!洋榎ちゃんずるい!」

漫「特訓は!?」

洋榎「・・・それもある」

漫「ウチの目ぇみて言ってくれます!?」

セーラ「そんなもん取りやすいとこから取るんが定石やろ!てかお前が最初にオレから直撃とったんやろが!」

洋榎「ほぅ、ウチを取りやすい相手やと?・・・なめられたもんやなぁ・・・」

セーラ「あぁ?やんのか?かかってこいや・・・」

洋榎「江口のあほー!」ポカポカ

セーラ「愛宕のまぬけー!」ポカポカ

漫「この先輩方は・・・」

憩「仲良しさんやなー」ニコニコ

恭子「そこの人ら、静かに麻雀できひんのです?ここ部室ですよ」

由子「無理なのよー。少なくとも主将は」

絹恵「まぁまぁ。楽しそうでいいやないですかー」

洋榎「はぁっはぁっ、き、今日はこんくらいにしといたるわ」

セーラ「ふ、ふふ。ひ、引き分けってとこか」

由子「さすが文化部。長続きしないのよー」

洋榎「はぁ?何寝ぼけたことぬかしとんねん息切らして。ウチの勝ちやろ」

セーラ「お前の方が息切らしてますぅー」

洋榎「そんなことありませーん」

恭子「あんたらいい加減に――!」

洋榎「せやかてこいつが!」

セーラ「お前が先に!」

憩「―――じゃあ二人とも負けたことやしお着替えしよっかぁ♪」ゴゴゴ

洋セ「「は?」」

申し訳。これ

憩「うん?負けたらいつもみたいに言うこと聞いてくれるんちゃうん?」

洋榎「いやいや!これは漫の特訓やから!そんなんないから!」

憩「え~・・・いろいろ二人の為の新作あるのに・・・」バッサァ

洋セ「「ど・っ・か・ら・出・し・や・が・っ・た!!!」」

由子「一汗かいたことやし着替えてきたらいいのよ~」ニヨニヨ

洋榎「ゆーこお前笑い事ちゃうねんぞこら!」

憩「涼しいやつなぁ・・・去年龍門渕の娘を参考にしたやつが・・・」

洋榎「いやいやいや待て!りゅーもんはないから!イヤな予感しかせぇへん!」

セーラ「せや!約束の証拠!証拠は!公的文書は!!」

洋榎「何時何分何秒!地球が何回回ったとき!?」

憩「で~も~文化祭の時も午前中しか着てくれへんかったし~ぃ」シュルシュル

洋榎「それヒモやんけ!誰がそんなもん着んねん!」

憩「くにh」

洋榎「待て言うな!放送禁止になる!」

憩「どっちやのん」

漫「ついに名前まで禁止ワードに・・・」

セーラ「ヒモ・・・ぶんかさい・・・やめて!ヒモはイヤや!・・・こっち、こっち見んとって・・・」カタカタ

漫「こっちはこっちで江口先輩のトラウマが!」

洋榎「なんやったら漫!漫をあげるから!!」

漫「ちょっとぉ!?何かとウチ売るんやめてくれます!?」

恭子「あんたら・・・いい加減に・・・っ!」プチッ

洋榎「ったくセーラが騒ぐから怒られたやん」セイザ

セーラ「いやいや一番うるさいん自分やろ?」セイザ

漫「なんでウチまで・・・」セイザ

洋榎「あんたやー」

セーラ「自分やしー」

恭子「どっちも!」

憩「はぁ~・・・今日はこの子らの出番はなしかぁ・・・」

洋セ「「いやいや金輪際そいつら出番なんかないからな?」」

絹恵「みなさんお茶いります?」

憩「ありがとー」

セーラ「お、すまんな。姉貴に似んでよー気が利くなー」

洋榎「絹。セーラには水道水でええで。それか雨水」

漫「観葉植物ですか」

セーラ「わざわざ呼んどいてえらい扱いやな」ズズー

絹恵「わざわざ来てもらってんのにあかんでー、お姉ちゃん」

洋榎「暇してるやろから声かけただけやしー」

セーラ「だーれが暇人や」

洋榎「え・・・ちゃうのん?」

セーラ「なんで意外そうやねん!オレかて後輩の指導とかで忙しいっちゅうねん!やのにいきなり姫松来いて――」

洋榎「ふーん、なら千里山戻る?」

セーラ「う”」

洋榎「ここんとこ清水谷から逃げ回ってるのは聞いてんで~」

セーラ「くっ、浩子の奴か・・・」

洋榎「そーいえばさっき、そのご本人から電話あったみたいやで?なぁ恭子」

恭子「ええ。”受験生”の江口さんが勉強サボって逃げたからもしこっち来たら連絡するようにー、いうことでしたけど」

セーラ「・・・怒ってた?」

恭子「生死は問わないそうです」

漫「死んどったらあかんでしょ・・・」

憩「激おこぷんぷん丸やね」

セーラ「そんなかわいいもんちゃうわ・・・」

憩「怒られんのわかってるんやからさっさと戻ればいいのにー」

セーラ「あいつトイレ行く時間まで管理してくんねんで?多少息抜きせなやってられへんわ」

洋榎「なーぁ、えぐちーぃ。ウチかて鬼ちゃうんや。おとなしゅうしてくれてればあんたはここで楽しゅう楽しゅう麻雀できる。ウチはリベ・・・後輩の練習ができる。それでええやろ?」

セーラ「はいはいわかったわかった・・・」

由子「主将。口調が怖いおっちゃんみたいになってるのよー」

雅枝 ガチャッ「ちょっと邪魔すんで。洋榎おるかー?」

セーラ「げ、監督!?」

洋榎「は?おかん?」

雅枝「セーラやん。何しとんねん、こんなとこで」

セーラ「お、お花摘みに・・・」

雅枝「お前はトイレ行くのにわざわざ電車乗っていくんか」

絹恵「お母さん、わざわざどないしたん?」

恭子「監督さんらの打ち合わせかなんかですか?代行こっちにはまだ来てないですけど」

雅枝「いや今日は洋榎に用事やから。洋榎。あんたな、急やけど――」

憩「おばさんこんにちわーぁ」

雅枝「ん?憩ちゃんもおるんかいな。ちょうどよかった、自分にも連絡しよ思てたんや」

憩「ウチ?なんです?」

雅枝「自分らな、ちょっと”でえと”してきてもらうで」

雅枝「これなんやけどな」

洋榎「ウィークリー麻雀TODAY?」

雅枝「雑誌の企画でな。長野の清澄高校、あっこを紹介することになったんやわ」

憩「えーと、洋榎ちゃんらが大会であたったとこですよね」

雅枝「せやせや。活躍した新鋭の高校ってことで特集組むことになってな、でも普通に大人が取材してもおもろないやろ?」

憩「え?ウチらだけでインタビューするんですか?」

雅枝「そ。高校生同士の方が本音でできるんちゃうかってことで、どう?行ってもらわれへん?」

洋榎「嫌。そもそもなんでウチが・・・」

雅枝「洋榎は確定やから意見は聞いとらへんねんけど」

洋榎「なんでやねん!そやし絹とかの方が見栄えええやろ・・・」

雅枝「そこそこ名前が売れてないとあかんからな。雑誌載んねんし」

洋榎「セーラとかもおるやん」

雅枝「あいつ連れてくと竜華がキレる。もうキレてたけど。・・・そういやセーラどこ行った?」

由子「あれ?いないのよー」

雅枝「ちっ、逃げたか・・・連れ帰ったら懸賞金もらえたんやけどな。まぁええ」

絹恵「清水谷さん容赦ないな・・・」

恭子「今度来たら知らせて部費の足しにするか」

由子「恭子もいい勝負でヒドイのよー」

漫「気、合いそうですね・・・」

恭子「え?漫ちゃん今日の負け分はデコに芋スタンプ欲しいて?しゃーないなー」ガサゴソ

漫「なんで芋っ!?」

恭子「たまには趣向を変えて絵にしてみよか思て。ゆーこ、捕まえといて」

由子「はいなのよー」ガッ

漫「そんな遊び心いりませんから!恭子先輩ウチのデコ落書きライフワークにしてるでしょ!」

由子「デコデコレーション・・・」プッ

漫「うまいこと言わんでいいいですからね!?」

洋榎「だってウチ、部の仕事もあるしなー」

恭子「いやそれほとんどウチがしてますけど。てかちょっとは手伝ってくれます?」芋ホリホリ

漫「ゆーこせんぱぁ~い離してください~、堪忍ですぅ~」プルプル

由子「嫌よ嫌よも好きのうちー、なのよー」フフフ

洋榎「・・・」

雅枝「他には?」

洋榎「ほ、ほら。代行に許可とらな・・・」

郁乃「誰か呼んだ~?」

洋榎「赤阪ちゃん!ええとこに!」

郁乃「どーし・・・あら~?愛宕監督やないですか~」

雅枝「お世話になってますー。赤坂監督」

郁乃「どうされたんです~?」

雅枝「洋榎をしばらく借りたいんですけど構いません?」

洋榎「赤坂ちゃんからキッパリ言ったって!洋榎ちゃんは麻雀部に必要な人材なので困りますって!」

郁乃「任せとき洋榎ちゃん!」キリッ

郁乃「愛宕監督、それは保護者としてですか、それとも監督としての依頼ですか?」キラン

雅枝「ん~どちらとも言えますねぇ。洋榎選んだんは私ですがこれは麻雀協会からの仕事ですし」

郁乃「そうですか・・・洋榎ちゃん」

洋榎「?」

郁乃「学校には1つ。大事なルールがあるんや」

洋榎「うん?」

郁乃「PTAと先輩と権力には逆らったらあかん」

洋榎「弱いな!」

郁乃「というわけでいってらっしゃ~い」

洋榎「」

雅枝「憩ちゃんは構へん?」

憩「私は全然いいですよー」

雅枝「そう?!助かるわー!憩ちゃんええ子やなー、せっかくやし千里山に転校する気ない?今やったら学費まけとくで?」

憩「あはは・・・」

洋榎「ちょっとおかん!こんなとこで勧誘すんなや!」

雅枝「いやもううちの子にならへん?洋榎の代わりに」

洋榎「代わり!?代える必要ないやろ!ウチいらん子かい!」

雅枝「あら~?自覚あったん?」

洋榎「ウチみたいなポジティブキャラ必要やろが!家庭内明るなるゆうねん!一家に一台の歩くLEDやっちゅーねん!」

雅枝「ポジティブぅ?あんたのはアレや、頭の弱い掃除ロボ。うるさいだけで働かんとことかよ~ひっくり返って全然反省しよらへんとことかそっくり!」

絹恵「お姉ちゃん!お母さんも!恥ずかしいからいい加減にして!荒川さん困ってはるやろ!」

憩「に、賑やかやねー・・・」

雅枝「とまあ、それはそれとして。書類とか渡さなあかんから帰るわ。行くで、洋榎」

洋榎「はぁ?ち、ちょっとウチこいつにリベンジの途中で、」

雅枝「返り討ちの間違いやろ?いいから来る!」

洋榎「あ”――――」ドナドナー

郁乃「わたしも戻ろっかな~、荒川さんゆっくりしていってな~」

憩「あ、はい。ありがとうございますー」

漫(邪眼)「何しに来たんや代行・・・」

由子「・・・っ」プルプル

バタンッ

憩「い、嫌やわーおばさん洋榎ちゃんと、で、でえととか・・・でも一緒におでかけかぁ・・・」ドキドキ

恭子「ところで・・・なぁ荒川さん、清澄の竹井久って知ってる?」

憩「え!?ううん、でも団体戦で洋榎ちゃんと打ってた人ですよね?」

恭子 ニヤッ「ウチのデータによると中々の危険人物らしいわ」

憩「危険?」

漫(邪眼)「そんなこと大会の時、言ってましたっけ?」

由子「そんな怪物級には見えなかったのよー?清澄は大将の方がヤバげ・・・」

恭子「曰く、”彼女さん”がいっぱいおるらしい」

由絹漫「「は・・・?」」

憩「い、いっぱい?」

恭子「他にも・・・知り合いの次は恋人。同性の友達なんてありえない。とか」

絹「えぇー・・・」

由子「石○純一みたいな人なのよー・・・」

恭子「3、4股がデフォ。最大8股まで可能」

漫(邪眼)「マ○オパーティちゃうんですから」

恭子「長野だけで少なくとも3人、対戦履歴からすると北海道から九州、外国にも現地妻の可能性が」

絹恵「留学生にまで手を・・・」

恭子「一局打つたびに恋人が一人増える。ちなみに二局麻雀を打つと全員が惚れる。合宿しようものなら想像妊娠する人が」

漫(邪眼)「し、主将、大会で何回打ちましたっけ・・・?」

恭子「あと一人の女生徒が病院送りになったらしい」

由子「怪我人まで」

恭子「いや、これは相手が勝手にストーカーになって病院行きになったとかなんとか」

由漫絹「「・・・」」

恭子「ってまぁネットの噂やから話半分ってとこやろうけど」

由子「半分でも十分怖すぎなのよー」

恭子「かなりのタラシみたいやなー。まぁ主将は・・・って、ん?荒川さん?」

漫(邪眼)「固まってる・・・」

プルルル

智葉「あ、すまん電話だ、ちょっと席外す・・・私オムライスで。頼んどいてくれ」

ダヴァン「サトハ、オムライスってキャラじゃないでショウ」ププー

智葉「う、うるさいな!お前もたまにはラーメン以外!特にもっと野菜を摂れ!塩分控えろ!」

ダヴァン「ヤサイ?ワタシニホンゴワカリマセーン」

智葉(こいついつかシメよう)

ダヴァン「でも冗談ヌキヤサイマシマシ誇張多めでここのラーメンは結構おいシイのでスヨ?」

智葉「誇張かよ・・・てかお前今野菜っつったぞ」

ダヴァン「うーんミソとシオでナヤみまス…」

智葉「話聞けよ」

ダヴァン「サスガに一人で2杯食べるノはキツそうですネー」チラッ

智葉「・・・ダヴァン、絶対に私の分ラーメンにするなよ。絶対にだ」

ダヴァン「そう言われるとやりたくなりまス。オスナヨ絶対オスナヨーってヤツですよネ」

智葉「やったらお前のラーメンにミートソースぶっかけてスパゲティにしてやる」

ダヴァン「なんてことスルのデスカ!!」

ピッ
「・・・もしもし」

憩「智葉ちゃーーん!た~す~け~て~!!」

智葉「・・・いきなり何」

憩「今度洋榎ちゃんとな―――」

智葉「あ、やっぱいい。今ちょっとダヴァンとファミレス来てるから3行にまとめてメール」

憩「旅行することになってん!O(≧▽≦)Oキャー」

智葉「・・・お前も基本私の話聞かないよね」

憩「でもっ!長野の竹井って人が怪しいねん!」

智葉「長野?・・・清澄の竹井か?」

憩「それがな?姫松の末原さんに聞いた話によると―――」カクカクシカジカー

憩「―――やねん!」

智葉「え?それ本気にしたの?バカなの?」シヌノ?

憩「バカちゃうし!」シナヘンシ!

智葉「姫松のにからかわれてるだけだろ・・・私んとこの部員にそんな素振りのヤツいない」

憩「そうかなぁ・・・」

智葉「というかさぁ、直接聞けば?お前ら友達なんだから」

憩「とっ、とと友達?!・・・洋榎ちゃんはどうやろな・・・ウチのこと麻雀強い便利な後輩程度にしか思てへんかも・・・」

智葉「はぁ?あいつそんな薄情じゃないだろ」

憩「だって恨まれる覚えはいっぱい・・・主に麻雀関係で」

智葉「多少負けたくらいで嫌いになるわけ・・・」

憩「洋榎ちゃん相手にウン十連勝してるボコボコっぷりやのに?」

智葉「・・・」

憩「そんなんやのにウチから麻雀打とって誘ったり・・・」

智葉「鬼か」

憩「しかも賭けてコスプレさせたり・・・」

智葉「なんかもう愛宕に同情するな・・・」

憩「とまぁ嫌われる要素はあれども好かれる要素はなく・・・」メソメソ

智葉「うん。私なら友達やめてるわ。間違いなく」

憩「智葉ちゃんひどいっ!」

智葉「お前のがひどいよ!」

智葉「まぁ楽観的な意見だけど・・・。嫌いな奴わざわざ声かけて麻雀する奴はいない。だろ?」

憩「・・・うん」

智葉「それに・・・だな。その・・・」

憩「?」

智葉「今友達じゃなかったとしても・・・これから友達になればいいだろ」

憩「智葉ちゃん・・・」

智葉「あああぁぁぁぁー!もう切るぞ!竹井のことは知らん!勝手にやれ!じゃあな!」

憩「あっ」

ピッ

智葉「・・・ったく何やってんだか」

ダヴァン「・・・顔がニヤけていまスよ」

智葉バタンドカンガラガラガッシャーーン「ななななな」///

ダヴァン「今のケイ・アラカワですカ?サトハのお気に入り」

智葉「ち、ちちち違っ!」

ダヴァン「でも着信音が特別n」

智葉「!!」ゴッゴッ

ダヴァン「グ、グーはやめテ!イタイ!」

智葉「いつからいた!」

ダヴァン「トイレに来たらグウゼンキコえたんですヨ!「これから友達に・・・なればいいだろ」フッのトコかラ」

智葉「!!!」ボスッガスッ

ダヴァン「アウチッ!ヒ、ヒジはマジでイタイでス!シャレになってませンかラ!」

智葉「はぁっ、はぁっ、料理来るだろうが!テーブル先にもどってろ!」

ダヴァン「ワカ、ワカりましタかラ!」

智葉「ほんっとあの野郎いつか・・・ん?メール」ピッ

  ”智葉ちゃんありがと♥元気でた!”

智葉「・・・ホント、何やってんだかな・・・」

ダヴァン「・・・アラカワサンがデスカ?それともサトハが?」

智葉「」ガシッ

ダヴァン「ちょ、サ、サトハ!フォークハ、フォークはヤバイでスって!チ!ブラッドがでまス!ダメ!ア、アァ――ッ!!」

書き溜めここまでです。
続きは週末にちょこちょこ書いていくのでペース落ちます。
すみませんが少々お待ち下さい。

長野・清澄高校

憩「たぶん地図やとこのへん・・・あ!おばさん!ここですここ」

雅枝「あ”ー疲れた。大阪からとか何キロやねん。運転肩こるわー」

洋榎「運転やのーて歳やろ」

雅枝「洋榎。あんた、歩いて帰るか?」

怜「なぁなぁ」

憩「じゃあ行こか。洋榎ちゃん荷物全部持った?」

洋榎「おーそれ重いやろ。持ったるわ、貸し」

憩「あ、ありがと」///

怜「ちょっとちょっと」

洋榎「よっこいしょっと、とりあえず清澄の正門まで来たわけやけど・・・」

憩「部長さんに電話してみる?」

洋榎「せやな」

怜「おーい」

雅枝「じゃあウチはホテルにおるわ、終わったら電話して。あとよろしく~」

憩「は~い」

洋榎「ほななー」

怜「ちょいとお二人さんや」

洋榎「なんやねんさっきから」

怜「ウチ監督に極上の膝枕があるて聞いて連れて来られたんやけど・・・ここどこ?」

洋榎「どんな理由やねん」

憩「長野の清澄高校ですよー。ウチらはこれから大会出てた選手にインタビューするんです」

怜「なにそれ?ウチの膝枕は?」

洋榎「知るか!」

憩「おばさんからは”怜も暇してるから連れていけ”って伝言でしたけど・・・?」

怜「だまされた・・・あンのオバハン」

洋榎「おいおいお前殺されんぞ」

怜「おっとしもたわ、これオフレコやで」

憩「膝枕ここまでしてあげたやないですかー」

怜「思てたよりよかったわ。55点」

憩「さんざんくつろいでその評価・・・」

怜「まぁ確かに暇は暇やってんけどなーまさか長野とは」

洋榎「…あ、ちょっと電話してくるわ。もしもし、久か?今――」

憩「…久。下の名前」むむむ

怜「どしたん?」

憩「んーん、なんでも。でも暇て清水谷さんは?一緒に来はれへんのです?」

怜「竜華は人間を麻雀卓の台にして徹夜で1、2年の特訓してるで。誰が台やとは言わんけど」

憩「・・・ところでセーラちゃん元気してます?」

怜「昨日の夜遅うまで元気に声あげとったで・・・叫び声。朝方は静かやったな」

憩「そっかー・・・なむなむ」

洋榎「よっしゃ、勝手に入ってええてー。でも・・・」


憩「駐車場?」

洋榎「うん。裏の駐車場にまわってきてくれ言われたんやけど・・・なんでやろ」

憩「部室やのーて?」

怜「あ。あれ部員の人らちゃう?」


優希「新婚さんじゃないけど、いらっしゃ~い、だじぇ」

咲「い、いらっしゃ~い・・・」

和「・・・」

優希「ほらのどちゃんもやるじぇ、いらっしゃ~い」

和「やりませんから」

洋榎「あれ?これ喧嘩売られてる?」

怜「うん。ちょっとイラッとした」

憩「・・・」ニコニコ

咲「ゆ、優希ちゃん・・・三人とも怒ってるいたいだよ・・・」

優希「う~んきっと咲ちゃんのものまねが似てなかったんだじぇ」

咲「絶対そこじゃないよ~」

和「普通怒りますよ・・・すみません。取材で来られた愛宕さんと園城寺さん、荒川さんですよね」

洋榎「おお、あんたらが一年生トリオやな。大会でも会ってるけど改めて、愛宕洋榎や」

怜「園城寺怜や。(30点、40点、・・・まーべらすっ!95点!)」グッ

憩「荒川憩ですーぅ。よろしゅうお願いしますー」

和「私が原村和です。こっちが――」

脇「み、宮永、咲・・・です」

優希「片岡優希だじぇ!タコスと呼んでくれてもよし!むしろ私がタコスだ!!」

憩「こんにちはー、タコス好きなん?」

洋榎「大会ん時も食ってたな」

優希「うむ!私のソウルフードだじぇ!しかし名前にタコがついていれば代用できるじぇ」

咲「前から思ってたけどそれってもうなんでもいいんじゃ・・・」

憩「タコ?ちょっと待ってな。おみやげに・・・」

優希「なぬ・・・まさかそれは!」

憩「たこやき~冷凍の買うてきたでー」

優希「ではおぬしらがたこ焼きに魅入られた呪われし血族、大阪人!」

和「ちょっとゆーき!失礼で――」

洋榎「せやで!」

和「ノるんですか!?」

憩「洋榎ちゃんはノリで生きてるから」

怜「目合わせたらあかんで。アホがうつる」

優希「ではやはりお主らもたこ焼きが切れてしまったらたこ焼きに・・・?」

洋榎「いや・・・くいだおれ太郎になる!」

優希「くいだおれ太郎!?」

洋榎「ちなみにお好み焼きが切れるとビリケンさんに、ケンタッキーが切れるとカーネルおじさんになるで」

優希「そんな秘密が!」

憩「じゃーいきましょーか」

怜「駐車場あっち?」

咲「ほ、ほっといていいんですか・・・?」

憩「・・・ついていける?」

咲「・・・無理です」

洋榎「加えて!このくいだおれ人形とビリケンさん、カーネルおじさんが合体すると通天閣に!」

優希「では大阪城は通天閣の・・・」

洋榎「プロトタイプマークⅡや!!」

しくじった…脇さんの咲、魅力的やからしゃーない

久「お!来たわねー!」

洋榎「おー!久しぶりやな!久だけに!」

久「・・・」

憩「・・・」

怜「・・・」

和咲優希「「・・・」」

憩「洋榎ちゃん。あやまって」

洋榎「ごめんなさい」

久「そこまで深刻にならなくても・・・まぁ面白くはなかったけど」

洋榎「ぐはぁっ!」

怜「致命的な評価やな」

洋榎「立ち直られへん・・・」

憩「だ、大丈夫やて洋榎ちゃん!一部のコアな方々に大人気やから!」

久「そ、そうそう!こないだメール送ってもらったフリフリメイド姿!傑作だったわ!」

洋榎「ウチは笑われるんやのーて笑かしたいんや・・・」

怜「それはそれとして。なにこの車?えらいデカいけど・・・どっか行くん?」

久「そうよー、みんなでバーベキューに行くの!」

憩「取材の後ですか?」

洋榎「こんなあっついのによう行くわ」

久「何言ってるの、あなた達も行くのよ」

洋榎「・・・はぁ!?聞いてへんで!」

久「そりゃそうよ、昨日思いついたんだもの。面白いでしょ?」

洋榎「」パクパク

怜「面白いゆーか・・・」

憩「びっくり・・・」

和「すみませんこういう人なんです・・・」

まこ「おーい食材とか買って・・・って、おお!もう来とったんか。じゃあアレやらんとのう。・・・いらっしゃ~い」

洋憩怜「「・・・」」イラッ

まこ「あれ?スベったか?」

和「・・・それはもうやりました・・・」

まこ「ネタかぶってしもうたんか!すまんすまん!それより遠いとこからよう来たのう」

久「はーいじゃー全員揃ったし乗った乗った!行くわよ!」

洋榎「運転は!?」

久「私よ?免許とりたてなの♪」

ブゥゥーン

洋榎「まぁ運転めちゃくちゃとかいうベタなオチやのうてよかったわ」

久「それは別に担当がいるからねー・・・ちっ、前の軽トロいわね」

咲「部長の雰囲気が・・・」

洋榎「そっちか・・・」

和「・・・で、なんで私、膝枕してるんですか」

怜「いやーウチ病人やから」テカテカ

和「血色めちゃくちゃいいじゃないですか!」

怜「まぁまぁ」

和「もう・・・疲れるので交代でお願いしますね」

怜「・・・でもできんの一人しかおらんやん」

和「?助手席のまこ先輩除いても5人いるでしょう?せめてローテーションで・・・」

憩「あー、アレやねん原村さん。園城寺さんはなー」

和「?」

憩「一定レベル以上の太ももしか膝枕とは認識できひんねん」

和「・・・は?」

怜「膝枕マイスターやからな。肉付きの無い太ももなんぞ膝枕ちゃう!…わかるか?」

和「わかりたくありません。・・・というかこの発言の方がよっぽど病気なんじゃ・・・」

優希「やわらかさだけなら太ももの上にクッション置けばいいじぇ?」ガリッモシャモシャ

咲「優希ちゃ~ん、たこ焼き凍ったまま食べちゃだめだよ~」

優希「大丈夫だじぇ!タコスは別で持ってきてるから!」

咲「問題そこじゃないよ・・・」

怜「タコすけ・・・ぶどうジュースにエタノール入れてもワインとは言わんやろ?あれと一緒や」

洋榎「ウチらは密造酒か!」

優希「タコすけ・・・」

和「どういう理屈ですか・・・」

怜「ほなタコすけの好きなタコスで例えるとや・・・タコスや思て食べたら・・・」

優希「食べたら・・・」

怜「中身焼きそばやった!ショックやろ~」

優希「確かに!・・・うん?それはそれでおいしそうだじぇ?」

怜「それもそうやな」

洋榎「なんやその投げっぱなし」

和「・・・とりあえず、代わってはもらえないんですね・・・」

怜「あー気持ちええなー」ゴロゴロ

和「ち、ちょっと!う、うつぶせはやめ、ぁん!」

怜「」prpr

和「ひぁっ!な、何を!」

洋榎「お、おい園城寺、ちょっと控えんかい・・・」(ドン引き

怜「あ、こっちの方がよかった?ペロッ、この味は・・・膝枕の味だぜ・・・」ゴゴゴ

洋榎「いやそういうのいいから」

和「た、立ち上がってしまえば・・・!」

優希「のどちゃんのおっぱいはやらん!私のだじぇ!」ダキッ

和「ゆーきまでなにするんですかっ!?」

咲「あわわ、和ちゃんがもみくちゃに!」

久「ちょっとー、車で暴れちゃだめよー」

憩「ちょっとまってなー清水谷さんに預かってきたのが・・・よっと、ほないくでー」

竜華『怜!いい加減にし!』スパーーーン 怜「へぶっ」

和「ハ、ハリセン・・・?」

憩「うん。清水谷さんお手製のツッコミ音声付きハリセン。園城寺さんがセクハラおやじ化したら使えって」

和「・・・」

洋榎「・・・あいつも大変なんやなぁ」

憩「取説には・・・あ、型崩れしないベニヤ板入りやって」

和「もうそれ鈍器じゃないですか」

咲「し、死んでないですよね・・・」

怜「・・・」

優希「へんじがない、ただのしかばねのようだじぇ」

洋榎「そいつにそれシャレにならんねやけど・・・」

憩「あとセクハラ証拠写真をメールで送信っと」

咲「うわぁ・・・」

洋榎「帰ったら千里山に血の雨が降るなぁ」

久「まこ~ぉ、道こっちであってるの?」

まこ「ちょい待ちぃ!アレがこれで・・・そこ右じゃ!」

久「ちょっと!急に言わないでよ!」

洋榎「そーや。移動中にインタビューすましてもいいかー?」

久「そうね。むこうに着いたらご飯の準備とかで多分忙しいし」

憩「じゃあ、新しい部長さんへのインタビューから始めさせてもらいますねー」

まこ「お、おう。緊張するのう」

憩「えーとぉ、ではですねー、来年の

まこ って感じじゃのう」

憩「はい、これで質問はお終いです。ありがとうございましたーありがとうございましたー」

まこ「の、のう。これいつの分に載るんかのう?」

憩「どうなんやろ?なんか聞いてる?」

洋榎「んーん。そのうち載るんちゃう?知らんけど」

憩「来月くらいちゃうかなぁ?知らんけど」

まこ「これ載ったら観賞用、保存用、配布用買って親、親戚に見せよう思うんじゃ♪」

憩「あ、そうなんですかー。じゃ、次一年生のインタビューいきますねー」

優希「お、ようやく出番だじぇ」

和「よろしくお願いします」

咲「よ、よろしくお願いします・・・」

憩「じゃあまず・・・憩と♪」(・ω<)☆

洋榎「洋榎の♪」☆(>ω・)

憩洋「「ふつおたのコーナー」」ドンドンパフパフー

洋榎「って何やらせんねん!」パシコーン 憩「あたっ」

和「何故カメラも無いのに・・・」

咲「ポーズ・・・」

優希「つっこんでるけどノリノリだったじぇ」

咲「かわいい・・・」

和「えぇっ!?」

憩「いたた、ちなみにふつおたのコーナーしかありません」

和「じゃあなんでタイトルコールしたんですか?!」

憩「ツッコミありがとーぉ♪」イェイ

優希「なんだこのノリ」

咲「テ、テンション高いです・・・」

憩「だってー、さっきのインタビュー普通でおもしろなかったんやもん」

まこ「なんじゃと?!」

憩「でわでわ~一番多かった質問から。じゃじゃん!プリンLOVEさん、ビッグスターさん、 白衣の天使さん他多数からの質問ですーぅ」ババーン

洋榎「今お前混じってなかったか?」

憩「原村さんのようにむ」

和「胸のことには答えませんからね」

憩「・・・」ダメ?

和「・・・」フルフル

憩「・・・おもち」

和「言い換えてもダメです」ニッコリ

憩「・・・余分な脂肪はどうやったら大きくなり」

和「知りません!」

憩「えー・・・この質問だけで半分占めてるのに・・・ほら」バサッ

和「みなさんどれだけ興味あるんですか?!」

久「そりゃ・・・ねぇ?」

まこ「秘密があるんなら知りたいのぅ」

憩「脱・色気ゼロナースやねん!」ふんすっ

洋榎「気にしてたんか・・・」

和「教えませんしありませんしありえません」

優希「うぉっほん!のどちゃんが答えないのならば仕方ない。この私がお答えするじぇ」

憩「・・・期待してませんが、どうぞ」チラッ

優希「今視線が少し下に動いた気がするがまあいい・・・その答えは・・・」

憩「その答えは・・・」

優希「おっぱいは遺伝!」

憩「!!・・・そん、なっ」orz

和「・・・あの、私も寝てていいですか?」

怜「あかん。ウチの膝枕が無くなる」

和「起きてるんじゃないですか!体起こして下さい!」

まこ「生きとったんか・・・」

怜「ふふふ・・・ウチのしぶとさはゴッキー並と評判なんや」

洋榎「それ絶対悪評やからな」

怜「お花畑でセーラに会ったから一緒に帰ってきたったわ」

洋榎「千里山は練習内容に臨死体験でもあるんか・・・?」

怜「いったりきたり繰り返すと1巡先が見えるようなるで?やってみる?」

久「そんな部活は嫌だわ…」

優希「だから牛乳とか体操とか・・・無駄な努力!!・・・うん?咲ちゃん、どうしたんだじぇ?」

咲「ううん、なんでも・・・そっかぁ、2年後でアレかぁ・・・」ペタペタ

憩「この世は格差社会・・・わかってはいたけど、生きるんて・・・つらいなぁ」

怜「ウチのええセリフをこんな内容で」

優希「しかも聞くところによるとのどちゃんは小学生の時すでに」

和「ゆーきっ!!」

優希「」モゴモゴ

洋榎「ふっふっふ、その考えは甘いな、タコス」

優希 ガバッ「むむっ、どういうことだじぇ?」

洋榎「どれくらい甘いかとゆーと、よーかんにはちみつかけてコーラで流しこむ位甘い・・・」

まこ「胸焼けするたとえじゃのう」

洋榎「ウチの家はなぁ、おかんも妹もそれはそれはでかい、まさにミサイルおっぱい護衛艦級!・・・あ、ウチの苗字とあたご型イージス艦をかけてみたで?」ドヤァ

久「みたでといわれても」

優希「どういう・・・はっ!」

洋榎「そう、ウチは見ての通りや!つまり!大きい家系で小さくなるなら、逆に小さい家系でも大きくなる可能性はある!」

憩「洋榎ちゃん・・・」

咲「愛宕さん・・・」

洋榎「フッ、決まった」

優希「う~む、そうなのか・・・実例を出されては仕方ない、おっぱいは遺伝だけがすべてではないと認めるじぇ。・・・あと、涙拭くか?」

洋榎「お、すまんな。これは涙とちゃうんやけどな。汗かいただけや」グスッ

和「・・・どうしようもない人たちですね」

優希「でも私は毎日のどちゃんのおっぱい吸ってるから来年の夏はすごいことになってるじぇ」

和「だからそんなことさせてません」

怜「ってゆーかあんたら3人のバランス考えたらさぁ・・・」

洋榎「・・・あー」

憩「あー」

咲「え・・・何ですか・・・?」

怜「絶対吸収されてるよなぁ」

優咲「「!!」」

和「何バカなこと・・・」

優希「のどちゃん・・・」

咲「和・・・ちゃん・・・?」

和「待って下さい!人から身体の一部を吸収するなんてありえません!」

優希「そういえば聞いたことがあるじぇ・・・」

憩「どうしたんタコちゃん?」

優希「のどちゃんの奈良の頃の友達、私そっくりのちんちくりんがいたって・・・」

怜「ほうほう」

和「憧のことですね」

優希「で、その娘、のどちゃんが転校した後中学ですごいスタイルよくなったって・・・」

咲「!?」

洋榎「まさか・・・」

憩「やっぱり・・・」

和「偶然です!」

咲「・・・返して?」

和「咲さん?!そんなオカルトありえ

怜「でも同い年でここまで差がつくってのも結構オカルトやんなぁ」

和 ません・・・からね?」

咲「かえしてー」

優希「かえすじぇー」

和「ちょっとふたりとも~、離してください~」

和「ひどい目に・・・あいました・・・」ボロッ

憩「次は、っと。奈良県の吼えろ黒龍!さんから~、和ちゃん、お元気ですか?私は元気です」

優希「小学生の手紙か何か?」

和「玄さん・・・」

憩「和ちゃんは”そんなオカルトありえません”で有名ですが」

和「誰がですか」

憩「どうしておばけは怖いんですか?あと今度おもちワシワシ(以下略」

和「お、おおおおおおばけなんていません!」

洋榎「まさか・・・怖いん?」

和「こここ、怖くなんてありませんから!だってそもそも存在しませんし!もしいるとしても幽霊が物理的な事象でないのであれば向こうからもこちらに危害は加えられないはずです!だから夜一人で(エトペンと)トイレに行けますから!」

怜「話変わるけどシャンプーしてる時って後ろさぁ・・・」

和「わーーー!なんで幽霊の話からいきなりシャンプーの話なんですか!お風呂入れなくなるでしょう?!」

怜「話変わるゆーたやん、幽霊とはなんも関係あれへんてー」ニヨニヨ

咲「あの・・・和ちゃん。痛いからそんなに強く手、つかまないで・・・」

洋榎「ところでウチの友達の兄貴のいとこのはとこのまたいとこが実際にあった話なんやけどな・・・」ニヤニヤ

和「きゃー!」

まこ「それはもう他人じゃ」

優希「むかーしむかーしあるところに・・・」

和「きゃーきゃー!」

憩「どんぶらこっこー、どんぶらこっこー・・・」

和「いーーやーー!きゃーー!」

咲「それ絶対怖い話じゃないですよね・・・(手、痛い・・・)」

洋榎「そうそう、実はあんたが膝枕してるヤツな・・・実は・・・」

怜「眼が光る!!!」イチジュンサキー

和「ひっ!ーーーーっ」パタリ

優希「のどちゃーーーーーん!」

和「うう・・・」グスッ

優希「のどちゃんがマジ泣きしてしまったのでここからは私達二人が質問に答えるじぇ!」

咲「が、がんばります」

和「誰のせいですかぁ・・・」グス

憩「気を取り直して、タコちゃんに質問です」

優希「おーわたしか?」

憩「ペンネーム、すばらさんからのおってがっみでっす。ありがとー♪」

優希「ペンネームの意味がまったくないじぇ」

怜「むしろ本名より有名やろ・・・」

憩「拝啓 中秋の候うんぬん・・・片岡さんがタコスをすばらそうに食べるのでこの間私も食べてみました」

優希「おお!布教活動が実ってるじぇ」

洋榎「えらい丁寧な手紙やな」

怜「煌、根が真面目やから」

憩「外国人のおじさんにくるくる回るお肉を削ってパンに挟んでもらいました。とてもすばらな味でした。みなさんはどんなソースが・・・」

優希「そうそうヨーグルトソースで・・・ってそれドネルケバブだじぇ!」

怜「・・・なんかちゃうのん?」

優希「タコスはメキシコ料理!ドネルケバブはトルコ料理!正直かぶってるからライバルなんだじぇ!」

怜「じゃあ煌にメールしとくか・・・。煌、それタコスちゃう。ドネルケバブや・・・っと」

優希「まったく!ドネルケバブはまったく!」

久「味も似てるわよね?サンドイッチ系というか・・・」

優希「違うじぇ!タコスは外のトルティーヤのカリカリと中のお肉のモフモフが!」

まこ「それ以上やめときんしゃい。怒りのあまり中の人がいろいろ混ざってきとる」

優希「しかしこの違いをどう表現したものか・・・」

咲「あ!お好み焼きの関西風と広島風みたいな?」

洋怜憩「「違う!あれは広島焼きや!」」

まこ「ちがーう!広島のんがお好み焼きじゃ!このパチもんが!」

洋榎「なんやと!」

憩「大阪のんの方がおいしいし!」

怜「広島とか言うローカル都市がなんか言うとるなぁ」

まこ「東京から見たら全部ローカルじゃあ田舎もんが!」

洋榎「長野在住がよう言うわ!」

まこ「オリンピックも誘致できんくせにー?長野は一回しとるけんのぉ」

洋憩怜「「ぐぬぬ」」

和「咲さん・・・この人たちの前でそれ言っちゃだめです・・・」

咲「ごめん・・・」

優希「あまりの醜い争いに私も頭が冷えたじぇ」ガリッモシャ

咲「それタコ焼きが凍ってるからだよ・・・」

憩「そろそろお終いかなぁ」ペラッペラッ

和「やっとですか・・・」

優希「のどちゃんへの質問いっぱいだったじぇ」

和「優希は元気ですね・・・」

優希「のどちゃんはエネルギーの使い方が偏りすぎだじぇ。主にむ」モゴモゴ

和「それはもういいですから」

咲「・・・あの・・・」

憩「うん?どうしたん?」

咲「私まだ何も答えてないんですけど・・・?」

憩洋怜「「!?」」

怜「(マジ?)」

憩「(質問してない?)」

洋榎「(・・・した覚えないで・・・)」

和「(ちょっと!一つくらい何かないんですか?!)」

怜「(いやそう言われてもやな・・・)」

憩「(え、え~、ちょっと待ってな~・・・)」

洋榎「(宮永~宮永咲~)」ペラッペラッ

怜「(質問あれへんなー。もうええんちゃう?)」

和「(よくないですよ!こっちの束はどうですか?)」

洋榎「(アホ!そっちはボツのや!)」

和「あ!ありました!えーと、宮永さんに質問です!」

咲「は、はい!」ドキドキ

和「麻雀打ってる時の目がとっても怖いです!」

洋憩「「・・・」」アチャー

咲「・・・」グスッ

和洋憩「(泣いたー!)」

和「すみません!噛みました!打っている時の目元がとってもこぁわいいですね!

洋榎「(くるしいやろ!)」

咲「び、びっくりした・・・もぅ~和ちゃんひどいよ~」

洋榎「うそぉ」

和「す、すみません咲さん!えーと、こぁわぃさのあまり夢に出て来てうなさ・・・夜も眠れません!何か特別なことはしているのですか?咲さんかわいい!」

咲「か、かわいいなんて・・・私お化粧とかはしないし・・・あ!大会前に前髪すこし切ったからかなぁ♪」

洋榎「(よーやった原村!!)」

憩「そ、そうやねー。それで印象かわったんかもなー」

和「(なんとか乗り切りましたね・・・)」

優希「まぁそれ送ったの私なんだけどな」

和「ゆぅーーきぃーーっ!あなたいい加減に!!ちょっとこっちきなさい!!」

優希「の、のどちゃん、きまって、極まってるじぇ」タップタップ

咲「?」

久「よし!着いたわよー、荷物おろしましょうか」

洋榎「いや~空気がうまいな~、って空気に味あるんかーい」

憩「なんでひとりツッコミなん?」

和「私、もうすでに疲れたのですが…」

優希「おー!キャンプ場だ!咲ちゃん!木!山!川!!」

咲「…ぜんぶ学校の周りにもたくさんあるよ?」

優希「そういえばそうだじぇ。つい雰囲気で」

洋榎「泊まんのこのロッジ?テントかと思てたわ」

久「ええ、まだ暑いしテントは辛いでしょ?」

洋榎「思いついたん昨日やろ?よう予約できたな。キャンプ場なんて秋口はピークやろーに」

久「ふふっ、秘密よ」

まこ「まーた謎コネつこうたんか…」

久「なになにー?まこは一人でテントがいいって?借りてこようか?謎コネで」

まこ「いやーさすが久じゃのう!できる女じゃ!」

咲「川辺のロッジ…素敵ですね」

まこ「"コテージ龍門渕"…」

久「あは。バレた?実は透華さんに頼んだの」

憩「荷物全部ロッジの中でいいですか?」

久「着替えとかはとりあえずロッジのリビングに置いといて、食べ物はロッジの裏に持って行ってくれる?」

憩「裏?」

久「炊事場になってるの。お鍋とか調味料はロッジにあるから使っていいそうよ」

怜「ごはん何?」

まこ「カレーじゃ」

洋榎「定番やな。ほな運ぶかー」

怜「コックさんはついてへんのん?」

久「いたらキャンプじゃないでしょう…でもまぁ掃除はひと通りしてもらっちゃったみたいね」

まこ「ハギヨシさんかのぅ」

咲「あ!ハギヨシさんで思い出したんですけど、京ちゃんは来てないんですか?」キュフ?

久「何故それで思い・・・いや、聞かないでおくわ。さすがに一つしかロッジ借りれなくてね、残念だけどお留守番よ」

ガチャッ
咲「お、おじゃまします・・・」

久「そんなにかかしこまらなくていいわよ、咲」

優希「たのもー!」バーン

和「ゆーき、あなたは少し静かにしなさい」

まこ「荷物置いたらどうするんじゃ?」

久「とりあえずお昼ご飯作りましょうか。分担は・・・」

咲「あのー・・・」

久「どうしたの?」

咲「部屋の絵が・・・」

久「・・・か、壁一面透華さんね」

咲「あと、ドアノブの形がよく見たら・・・」

久「透華さんの顔ね・・・」

咲「呼び鈴も」ポチッ「オーッホッホッ!よく来ましたわっ!」

久「透華さんの声ね」

咲「窓ガラスに模様が」

久「透過さんね」

咲「置いてある缶切りが」

久「透華さん(角)ね」

咲「ミネラルウォーターのラベル・・・」

久「アパホテルかっ!」パシコーン

まこ「おおぅ!久がキレた!」

久「どんだけ目立ちたがりなのよ!無理聞いてもらってなんだけどさ!」

咲「まぁまぁ」

優希「この水いけるじぇ」ゴクゴク

怜「ほんま」グビグビ

久「飲んでるし・・・」

怜「安曇野の名水やて。どこ?」

和「龍門渕高校の近くですね」

咲「あ、ちゃんとしたものなんだ」

まこ「でも地元じゃとなんか有り難みがないのう」

洋榎「食べもん裏に運んどいたで~」

久「ありがと。悪いわね」

憩「裏に川あって魚釣りできるみたいですよ~」

優希「マジか!咲ちゃん!見に行くじぇ!」

咲「わわっ、待って~」

和「」ソワソワ

久「和は行かないの?」

和「い、行ってきますっ!」タッタッ

久「…若いっていいわねぇ」

まこ「あんたと二つしか違わんがの」

怜「ウチも釣りチーム行ってきてええ?太公望ごっこしてくる」

憩「おやすみ~」

怜「なんで寝るてバレたんや…」

洋榎「なんでバレんと思たん?」

久「あの3人のこと、よろしくお願いするわね。お昼は…私とまこでごはん、洋榎と荒川さんでルー担当でどうかしら?」

洋榎「しもたなー。こう見えてウチ、道頓堀の釣りキチとまで呼ばれた釣りジャンキーなんやけどなー。腕見せれんで残念やわー」

怜「絶対あっこの釣堀でしかしたことないやろ?」

久「あなたまで行ったら作る人いなくなるわよ」

洋榎「釣ーりーしーたーいー」

まこ「子供かっ!」

憩「…あ!前、洋榎ちゃんカレー作るのめっちゃ上手いって言ってなかった?」

洋榎「へ?…そんなん言ったっけ?」

憩「言うてたやん~!あん時、姫松のインド人とはウチのことや~とか言って」(ほら、みなさんもっ!)

久「…そ、そうなの~?すごいわね~」

まこ「そ、そうなんかぁ~、一度食べてみたいのぉ~」

怜「うわーちょうたのしみーまじでーみたいなー」(棒)

憩「ウチも洋榎ちゃんの作ったカレーめ~~っちゃ!食べてみたいわぁ♪」

洋榎「…あー!あー!あん時な!そう言えばそうやったわ!まぁそこまで言われてはしゃーないなー!」

憩「じゃーさっさと行こかー!おいしいの作ってみんなびっくりさすでー」

洋榎「おー!」

憩「おー!」

久「ちょろいなぁ…」

憩「ほな行ってきます~ぅ♪」

怜「あ、ちょい待ち自分ら」

洋憩「「?」」

釣りチーム

和「」イライラ

咲「わわっ!なんですかこれっ!どどどうすれば」

怜「あ、かかったやん。引くねん、こーグッと」

優希「おおっ!またなんかかかったじぇ!」

怜「それひっかかってるで。川底に」

和「」イライライラ

咲「あぅ…力が入らないです…」

怜「腰を入れてー、ガッと」

咲「この体勢でどうすれば…んぅ~~!」

優希「こっちもすごいじぇ~!川のヌシだじぇ!」

怜「あんたは引っ張ったらあかんて、竿折れる」

和「」イライライライラ

咲「あ、あの…立ち上がっていいですか…?」

怜「あかん!ウチの膝枕がなくなる!」

和「もう!静かにして下さい!魚が逃げるでしょう!」

怜「…あんたが一番うるさいような」

釣りチーム

和「」イライラ

咲「わわっ!なんですかこれっ!どどどうすれば」

怜「あ、かかったやん。引くねん、こーグッと」

優希「おおっ!またなんかかかったじぇ!」

怜「それひっかかってるで。川底に」

和「」イライライラ

咲「あぅ…力が入らないです…」

怜「腰を入れてー、ガッと」

咲「この体勢でどうすれば…んぅ~~!」

優希「こっちもすごいじぇ~!川のヌシだじぇ!」

怜「あんたは引っ張ったらあかんて、竿折れる」

和「」イライライライラ

咲「あ、あの…立ち上がっていいですか…?」

怜「あかん!ウチの膝枕がなくなる!」

和「もう!静かにして下さい!魚が逃げるでしょう!」

怜「…あんたが一番うるさいような」

咲「ゆーきちゃん…代わりにこれ、引っ張って…」

優希「がってんだじぇ!」すったったー

和「咲さんもそんな人置いていいですから!」

怜「釣れへんからてあたられてもー」

和「」キッ

怜「こーわーいー」さっ

和「咲さんの後ろに隠れないで下さい!」

咲「あはは…和ちゃんもこっちでやろ?こっち良く釣れるみたいだよ?」

和「…いいです。データではここが一番釣れるので」

怜「ソースは?」

和「ネットで見ました」

怜「最近の若者か」

優希「咲ちゃ~ん、釣れたじぇ~」

咲「うん!ありがとー、部長の所に持って行ってくれるー?」

優希「らじぇー!」

咲「あ、竿ごと…」

カレーチーム

憩「…」

洋榎「…」

憩「ひ、洋榎ちゃん!じ、じゃがいも洗ったで!」

洋榎「あ、うん。次ニンジ…」憩「ニンジンやね!」ぴとっ

憩 ビクッ「こご、ごめん!」

洋榎 バッ「す、すまん…」

憩(う~、園城寺さんらがあんなこと言うからめっちゃやりづらい…)

~回想~

怜「あんたら、ちょいツーショット撮られてくれへん?」

憩「写真?」

久「実はこの旅行、雑誌の企画を兼ねてるのよ。そのモデルね」

洋榎「え?あんたらのインタビューやろ?なんでウチらが…」

怜「ちゃうちゃう、それとは別。おんなじとこの麻雀雑誌やけど、もうちょいかる~い感じの別冊みたいなもんでな?」

久「私達が頼まれたのは…」

久怜「「第三回百合カップリング特集~」」

洋榎「はっ?!」
憩「ゆっ?!」

怜「ちなみに第一回はウチと竜華」

久「第二回は私なんだけど…福路美穂子って個人戦であたったことないかしら?あのコと」

洋榎「あーあのーキレーなねーちゃん…っていやいやなんでウチらやねん!」

憩「ゆ、ゆゆゆ百合ってどういうことですかっ?!」

久「ん~、なーんかそーゆーののコアなファンが多いらしくてね。この業界」

怜「この特集始めてから売り上げ5倍なんやて」

洋榎「裏話はええから!」

憩「う、ウチと洋榎ちゃんそんなんと…」

久「あ、別に本物でなくていいのよ。仲良くしてる感じで写真に写ってもらえれば…ってあれ?愛宕監督から聞いてない?」

怜「監督最初に説明したゆーてたけど?」

洋榎「そんなん全然…」

憩洋榎「「…あ」」


雅枝『自分らな、ちょっと”でえと”してきてもらうで』


憩「おばさん…まさかあれ…ほんまやったん…?」orz

洋榎「あんババア…つーか園城寺、自分膝枕で釣られたゆーてたやんけ…」

怜「冗談にきまってるやん。誰が膝枕だけで長野くんだりまで来るかいな」

洋榎「」←絶対来ると思ってた

憩「」←心の底から来ると思ってた

怜「あんたら人をなんやと…」

憩洋榎「「膝枕マイスター」」

怜「……」(´・ω・`)

久「まぁそういうわけで、あなた達が仲良くしてるトコを写真に撮らせてもらいたいの」

洋榎「な、仲良くゆーたかてどないせーっちゅー…」

久「そうねぇ、一緒に料理してる所とか…あとは手でも繋いでくれたら十分よ」

洋榎「て、手ぇとか意味も無くつながへんやろ!」

久「意味があればいいの?」

洋榎「そそそそういうんやのーてやな…」

怜「でもあんたら文化祭でウチら麻雀誘いにきた時、手ぇつないでなかった?」

洋榎 ぎくぅぅっ「き、気のせいやろ?暗かったし~…」

怜「まぁどっちでもええけど、フリだけでもええんやし、頼むわ。ほなウチ太公望釣って来る」

久「あなた絶対太公望の意味わかってないでしょう…それより洋榎、今ノーメイクよね?」

洋榎「あ?そやけど」

久「写真写るんだから薄くお化粧しましょうか」

洋榎「えーウチ化粧嫌い…」

久「だーめ。ちょっとこっち来なさい、すぐだから」ガッ

洋榎「なんかウチこないだからドナれてばっかりやああぁぁぁーー」ドナドナー

怜「さーウチらも行こか」

憩「あのっ、園城寺さんっ」

怜「ん?なんや~?」

憩「…もしかして…その…ウチら推薦したんて…こないだ話したこと覚えてて…」

怜「ん~?いいカップリングない?って聞かれたから大阪最強コンビ!とか話題なるんちゃう?って答えただけやで~?」

憩「園城寺さん…」

怜「ま、がんばりや~…あー膝枕分切れそう…ふらふらする…あ、ちょうちょが…」

憩「あ、あれさえなければかっこええのになぁ…」


~回想終わり~

憩(一応料理してる写真も普通に撮ったし、あとはてっ、ててて手を繋いでる写真か…あとで撮るゆうてたけど…)

憩(とりあえずはカレー終わらすっ。普通、ふつーでええんや!いつも通り)スーハースーハー

洋榎「だいぶアクすくったけどもうルー入れてええんちゃうか?」

憩「えっ?」

洋榎「もうそろそろルー入れてええんかーて」

憩「あ、うん。ええんちゃうかなぁ?」

洋榎「ほな」ボチャー

憩「これで後は煮るだけやで」

洋榎「…」

憩「…洋榎ちゃん?」

洋榎「…なんかもの足りん」

憩「カレーに作るのに物足りん言われても…」

洋榎「……………隠し味入れたい」

憩(…アカン)「ひ、洋榎ちゃん?今日はウチ、素朴なカレーが食べた…」

洋榎「どはどばー」ドバドバー

憩「あーーっ!何入れてんの?!」

洋榎「ワイン~♪ちょー高そうやから美味しなるで~」

憩「どこに隠してたんな!?最初から入れる気満々やん!」

洋榎「たまたまそこにあってんて~」

憩「嘘つきーや!あっ、ちょっ!入れ過ぎや!ストップストップ!」

洋榎「おっと」

憩「全然隠れてへんやんあぁもぅ…ボトルほとんど空やし…」

洋榎「8人前やし大丈夫大丈夫~♪」

憩「あと隠し味のワインに高い安いとか関係…あれ?」

洋榎「どしたん?」

憩「これ中身透明やで?VO…ぼどか?って書いたあるしワインちゃうんとちゃう?」

洋榎「まぁええやんええやん~お酒やし♪さぁ面白なってきたで~」ドッチャリ

憩「そんなにどっから持ってきてんの?!」

洋榎「キッチンにあったで?いろんな隠し味を入れることによってさらに深みがうんぬんかんぬん」

憩「あーかーんー!うんぬんてまーたなんかの受け売りやろ!」

洋榎「ちょっとだけやってぇ~」ハート

憩(…カレーができるまでまだ20分以上…目を離した隙にアホみたいなことされるくらいなら…)「おーけー洋榎ちゃん。入れてもいい」

洋榎「ほんま?!やった!」

憩「たーだーし!各この大さじ一杯や!」

洋榎「………」

憩「なんやの?その顔」

洋榎「どう見える?」

憩「へのへのもへじに似てる」

洋榎「どうやったらこんなキュートなお顔が田園風景が似合うウッドガイになんねんあぁん?!」

憩「キュートて(笑」

洋榎「キュートやろが(真顔」

憩「ボケじゃない?!」

洋榎「もっと入れさせて~なぁ、なぁもうちょっとええやろ~?」

憩「もぅ、大さじ3杯までな?もし破ったら…」

洋榎「やたっ!」

憩「失敗したカレー、全部食べてもらうで?」

洋榎「は、8人前なんやけど…」

憩「全部やで」(ニッコリ

洋榎「明らかに1日の摂取カロリー超えるんやけど…」

憩「一気飲みやで。気ぃつけてな?」(ニッコリ

洋榎「…はい、気をつけます」

憩「よろしい。ほな竹井先輩にできたゆーてくるからカレーかき混ぜといてな?焦げるから」

洋榎「あいよ~…ふふふ、こっからはカレーの鉄人、愛宕洋榎のワンマンショーや!」

釣りチームその2

怜「あーええ天気やなー」

咲「秋晴れですね」

怜「天井無い膝枕もこれはこれでええかもなー」

咲「天井?」

怜「おっぱいちゃんは見上げた時になんも見えへんからなー」

咲「てんじょう…」

怜「ちょっと枕が硬いけどー」

咲「あ」ペタペタ

怜「こー寝転んだ時に邪魔になれへん程度の胸で柔らかい太ももの持ち主っておらんかな?新道寺の部長さんとかええ感じやと…おっと咲ちゃん目が怖いで?」

咲「私も怒るんですよ?」ニッコリ

怜「待って待って転がしたらあかん!この先は川や!落ちる落ちる!おっぱいちゃーん助けてー!」

咲「冗談です。あれ?そういえば…和ちゃんどこいったんだろ?」

カレーチームその2

洋榎「これはな?ちゃうねん」

洋榎「って誰にゆーてるんや…」

洋榎「途中までは上手く言ってたんよなー」

洋榎「チョコレート、ココア、にんにく、はちみつちゃんと大さじ3杯守っててん」

洋榎「で、コーヒーや。これがくせ者やってんなー」

洋榎「スプーンにはちみつべっとりついてるやん?瓶に突っ込ん掬われへんやん?お鍋に大体3杯分直接いれればいいかーってなるやん?」

洋榎「…ほんでフタとれて中身全部いってまうってなぁ…」

優希「じぇ?」

洋榎「お、タコすけやん」

優希「魚釣れたじぇ!」

洋榎「わ!ほんまや!すごいやん!」

優希「カレー?作ってるのか?」

洋榎「おー」

優希「なんか黒いじぇ?」

洋榎「………黒カレーやねん」

優希「本格派だじぇ!」

洋榎「や、やろ~……でもちょっと問題がなー」

優希「?」

洋榎「ちょっと黒しすぎてもーてん…」

優希「黒カレーってそういうものだったか?ふ~む……黒に赤混ぜたら茶色になるじぇ?」

洋榎「…おお!そーやな!やるやんけ!」

優希「だじぇ~」テレレ

洋榎「赤いもの言うたら…ケチャップ?」

優希「…あ!」

洋榎「どした?」

優希「わたし辛くて赤いもの持ってるじぇ!」

洋榎「マジ?!」

優希「とってくるじぇ~」

洋榎「よろ~」

和「釣れないのは竿が悪いんですっ。そう、そうに違いありません!」

ごはんチーム

久「お、カレーどう?」

憩「あとは煮るだけですーぅ。そっちはどうです?」

まこ「今蒸らしじゃ。こっちもあとはほっとくだけ」

久「あ、見て見て。さっき撮った写真よー」

憩「うっ」

まこ「おー、よぅ撮れてるのう」

久「ん~でもちょっと表情が硬いのよね~」

憩「も、もうこれでいいのとちゃいます?」

久「ダメよー。これじゃあただの料理特集じゃない」

憩「うう…」

久「さっき料理してるとこ見てたんだけど、自然に話してる時が一番いい表情よね、あなたたち」

憩「ひぅぇっ?!そ、そんなん言われても…」

久「どうしたもんかしらねぇ…なんか方法考えないと」

カレーチームその3

洋榎「おーい!はらむー!」

和「…なんですか?」

洋榎「(えらい機嫌悪いな…)カレーの作り方でちょっとわからんとこあるんやけどな?」

和「カレーのどこに迷うところが…」

洋榎「ほら、敷かれたレールの上を歩くよりごーいんぐまいうぇいしたくなるやん…そう、カレーとは人生やねん」キラリンッ

和「はぁ」

洋榎「でな?料理で苦いのを消すのってどうしたらええやろか?」

和「…苦味は牛乳を入れてマイルドにするとか、あとゴーヤはお酢で和えると苦味が消えるそうですよ。…次はこのルアーっていうのを試してみましょう」ブツブツ

洋榎「あらら、行ってもーた。えーとお酢と牛乳かー」

優希「持ってきたじぇー」

洋榎「タバスコかいな。確かに赤くて辛いな!よっしゃ!さっきのとこれ入れて~」ドボドボ

優希「ハバネロってのもあったじぇ」ドボドボ

洋榎「あっ」

優希「じぇ?」

洋榎(3杯守んの忘れてた…まぁボトル一本やしかわらんやろ)

優希「入ったじぇ!」

洋榎「これで出来上がりやな!」

優希「あと味見したか?」

洋榎「へ?してへん」

優希「料理のコツはこまめに味見することだって咲ちゃん言ってたじぇ」

洋榎「へー、そういえば絹も料理したらつい味見で食べすぎてまう言うてたなー。ほな」ペロッ

優希「じぇ」ペロッ

………

……




憩「し、死んでる!」ガガーン

怜「あー推理もんでよくあるやつやな」

久「…なにやってるのあなたたち。ごはん炊けたわよ?.」

怜「悪天候で閉じ込められた山荘…」

咲「雲一つありませんけど…」

怜「救助を呼ぼうにもなぜか繋がらない電話…」

久「どう?」

和「LTE入りますね。山奥なのに」

咲「それも逆に凄いですけど…」

まこ「…さすが龍門淵」

怜「第一の被害者は愛宕洋榎。そして次々と倒れていくみんな…それから…」

久「それから?」

怜「犯人はカレー」

和「食中毒じゃないですか」

久「警察より保健所ね」

怜「ちなみにコレ、三尋木プロの持ちネタやからな?」

咲「?」

憩「洋榎ちゃん!起きて~!」

久「優希とこの瓶でだいたいわかるわ。起きなさーい!」ぺちぺち

怜「これ口に突っ込んだらショックで目ぇ覚めるんちゃう?」

咲「明らかにそれ原因で気絶しているんですが…」

憩「ええんかなぁ…えいっ」

怜「うあ、マジでやりおった」

憩「ええっ!?言ったん園城寺さんやないですかー!」

洋榎「がふっ」ビビクンッ

久「あ、起きた」

咲「起き方がおかしいです…」

まこ「なんかで見たこと…ああ、エクソシストじゃ」

咲「カレー作ってたんですよね…?」

怜「睡眠薬兼気付け薬とかめっちゃ便利やん?」

咲「カレーの感想ですよね…?」

久「でもこれどうやって捨てようかしら…」

怜「…産業廃棄物?」

咲「カレーですよね…?」

怜「スタッフが美味しくいただきましたって書いといたらなくなってくれたり」

久「どこによ。あとスタッフって誰よ」

怜「ほらおっぱいちゃんの背後にここ着いてからずっとおるやん…」

和「ひぁぁぁっ!や、やめてください!怒りますよ!」

怜「冗談やて」

洋榎「み、水…」

憩「はい、洋榎ちゃん。大丈夫?」

洋榎「口が痛い…チカチカする…」

久「ひ~ろ~え~!ダメじゃない!食べ物粗末にしちゃ!」

憩「ご、ごめんなさい…」

洋榎「いやー上手く行く思ててんけどなー」

久「反省の色ゼロね…」

洋榎「ちょっと運が悪かったんやって。ウチだけが悪いっちゅーわけでも…」

久「洋榎が悪い」
和「どうみても愛宕先輩のせいです」
咲「あ、愛宕先輩…かな…?」
怜「ヒロポンが悪い」
まこ「あたg…そのニックネームはアウトじゃ」

憩「ほんとーにすみません!洋榎ちゃんも謝んの!」

洋榎「す、すまん…」

咲「でもお昼どうしましょうか…?」

久「そうねえ…お昼は咲達の釣った魚焼くとして、そうすると晩ご飯がなくなっちゃうのよね…」

怜「ほな食べたらなんか買いに行く?」

久「それしかないかー…そうだ!じゃあこうしてもらいましょう♪」

優希「とうちゃく~!タコス買うじぇ!」

咲「普通のスーパーにあるのかな…?」

和「それより晩ごはん何にするんでしょう?まだ決めてませんよね?」

憩「」モジモジ

洋榎「」白目

久「そんなに離れてなくてよかったわねー、スーパー」

洋榎「ソウヤネ」

憩「あ、あのー…これは一体…」

久「ん?」

憩「な、なんでウチら手つながされてるんでしょう…?」

久「そりゃーあれよ、百合的な何かよ」

憩「的なて。何かて。」

久「だってあなたたち放っておくと漫才しかしないじゃない。このままだと全然写真が集まらないわ!」

憩「…もう別の人に頼んだらいいんちゃいます?ほら、福岡のアノ人らとか。ゆりっゆりやないですか」

久「あー…まぁ、候補には挙がってたんだけどね…」

怜「一個問題があってなー、あの二人やと百合というより…」

久「wildrose路線になってしまうのよねぇ…」

怜「高校生載せといて雑誌R18にするわけにもなぁ…」

久「まったく最近はお茶の間に出せない子が多くて困るわね」

和「その人達この間まで全国放送されてましたよね…?」

久「何を人事みたいに。あなたもよ」

和「私も!?」

久「あなたはちょっと鏡見たほうがいいわ」

和「そんな!この服もフリフリでかわいいでしょう?!」

久「ええ。…胸元以外は」

まこ「うんまぁなんちゅーか…いかがわしい?」

怜「てゆーかエロい」

優希「のどちゃんは服装の常識が胸に吸われてるんだじぇ」

和「くっ、ゆーきまで…咲さんはわかってくれますよね!」

咲「うん…そうだね…」遠い目

憩「はぁ…」(…洋榎ちゃんとアレなんはアレなんやけど…う~…やらされてってのはなんかもやもや…)

久「じゃー入り口でとりあえず一枚!二人ともー、笑って~」

憩「はーい」

洋榎 「やってられん」ボソッ

憩「ん?」

洋榎「なぁ」

憩「どしたん?」

洋榎「いち、にー、さん、や。おーけー?」

憩「ん?んん?」

久「ほら!もっと寄って~!」

洋榎「いくで…いち、にー…さん!ダーッシュ!!」

憩「うえぇぇぇぇーーっ?!」

久「あーっ!」

洋榎「逃げるで!」

憩「ど、どこにっ?!」

洋榎「とりあえず建物出るっ!」

久「待ちなさいっ!追いかけるわよっ!」

和「ま、まっ、きゃっ!」ベチャッ

怜「うっ、左胸が…」パタリ

咲「あわわ、和ちゃんと園城寺先輩が…」

まこ「あんたらめちゃくちゃ弱いな!」

怜「これはアレか…ウチに封じられた魔王の封印が解けようとして…けほっ、ごほっ」

久「園城寺さんあなた中二病ごっこしてる余裕ないでしょう?!てゆうか和!園城寺さんより先にリタイアってどうなの?!」

和「す、すみません…」

優希「私が追いかけるじぇ!わー!」

咲「あ、優希ちゃん…道…逆…」

憩「ひ、洋榎ちゃ~ん、すとっぷ~っ。ウチ、げんかい~」

洋榎「もうちょっとや!あのバス乗るで!」

タタタッ、プシュ~

洋榎「ふっふっふっー、逃げ切ったで」ぜーはー

憩「い、いきなり走らんといてよ…」ゼーハー

洋榎「あんな見世物みたいな真似やってられるか」

憩「まぁ…そやねぇ。で、どうすんの?あ、このバスどこ行くん?」

洋榎「あーバスは適当。他にスーパー見つけて晩ご飯の食材買って帰るだけでええやろ」

憩「そっか、ほな竹井さんにメールだけでも……!!」

洋榎「?ど、どないしたん?」

憩「え?!いや、なんでも…メールしとくわぁ」

洋榎「おう」

憩(なぜか……手、つないだままなんやけど…)

憩「」チラッチラッ

洋榎「な、なんやねん」

憩「ううん!メールしといた!」(片手で)

洋榎「あ、さんきゅ」

憩「うん」

憩(ええんかな…このままでも。洋榎ちゃんなんも言うてけぇへんし…)

憩(てかよー考えたら二人だけやん!しかも手ぇつないでとか、これってでででででー………と?デートっぽくない?!ぽくない?!)

洋榎「なんか汗かいてる?暑いん?」

憩「いえー?そんなことないよーぉ?」

洋榎「ふーん…」

憩「…」

洋榎「…」

憩「ど、どう?スーパーある」

洋榎「んー、ないなぁ、そっちは?」

憩「こっちもないわー」

洋榎「……」

憩「……」

憩(なんか話題、話題…)

憩「ね、洋榎ちゃんって学校では普段どんなんなん?」

洋榎「あー、ウチが学校で夜ごと跋扈する悪霊を退治してる件?」

憩「どこのラノベやのん」

洋榎「じゃあなー…」

憩「ボケんでええから」

洋榎「どんなん言われてもな…朝練して、寝て、昼食べて、寝て、放課後は後輩の指導とか…」

憩「…学校何するところか知ってる?」

洋榎「…くかー」

憩「起き。もーそんなんしてたら卒業でけへんよーなるで!」

洋榎「成績は…あー、まぁなんとかなるやろ…なるかな?」

憩「聞かれても」

洋榎「なるといいなぁ…」

憩「ダメっぽい…」

洋榎「いやいや大学は推薦でなんとかなるしー」

憩(大学……)

憩「おばさんとこいけへんの?」

洋榎「は?おかん?イヤ。超イヤ。死んでもイヤ。ハーイこの話おしまい!」

憩「う、うん。じゃあ部活の後は?」

洋榎「そやなぁ、絹とかと遊びに行ったり漫んとこ食べに行ったり…あ、こないだ漫んちでお好みパーティやったわ。大会お疲れ様兼追い出しパーティ」

憩「追い出し?」

洋榎「まぁ形だけの引継ぎみたいなもんや。ウチもまだ部室顔出しまくってるし……あ!誰が次期主将かは言わんで?敵やからな!」

憩「でも当たんの全国やから地区予選のメンバーでバレへん?」

洋榎「それもそうやった…」

憩「あほー」

憩(………洋榎ちゃん卒業したら……ウチは……)

洋榎「あほちゃうしーあほって言う奴があほやしー」

憩「小学生や」あはは

憩(会わんくなって…洋榎ちゃんのこといつか忘れるんかな…)

洋榎「小学生てお前…体は大人、精神年齢は小学生ってことかー!」

憩「体が…大人……?」

洋榎「おいお前どこ見てゆーた?視線下がったぞああん?」

憩「あははっ」

憩(……そんなん嫌や)

洋榎「あ、スーパーあった!次降りよ」

憩「うん…」

洋榎「なぁ」

憩「えっ?」

洋榎「あー…手つないでたら小銭出されへん」

憩「え、あー!そうやね!ごめんごめん」

洋榎「えーなんぼや?320円?十円玉ある?」

憩「うん、あるで。はい」

洋榎「さんきゅ」

憩(もし…)

洋榎「運ちゃんありがとー」

ぎゅっ

洋榎「おっとと、ん?どないした?なんか裾についてる?」

憩(恋の神様がいるなら…)

洋榎「おーい」

憩「洋榎ちゃん!!」

洋榎「お、おう?」

憩(前に向かう者を好きでいてくれるはずっ)

憩「その…やな?手…つないでて…ええ…かな?ま、迷子なったらあかんし!」

<洋榎サイド>

洋榎(どうしよ…)

洋榎(なんか2人っきりになってもーてるし)←だいたい自分のせい

洋榎(しかもどさくさで手ぇ繋いだままになってるし…)←半分くらい自分のせい

洋榎(なんでいきなり手ぇつなぐとか言うてきたんや…?)ジー

憩「ん?どうしたん?」

洋榎「いやなんでも」

憩「?」

洋榎(…うぅ、距離が近い)

憩「ところで何にしよっか?ごはん」

洋榎「せやなー…」(……しっかし横で見ると改めてこいつキレーよなぁ…そういえば雑誌の表紙載っとったっけ)

憩「?」

洋榎(しかもなんやこいつめっちゃええ匂いするんやけど。芳香剤かっ)

憩「おーい」

洋榎(目ぇ大きいし、よー見たらまつげ長っ!絹も美人やけどタイプの違うべっぴんさんやなー)

憩「ちょっと洋榎ちゃん!聞いてる?」ズイッ

洋榎「お、おう!聞いてる聞いてる!」(顔近い近い近いっ!)

憩「ほんまにぃ?もぉ…あ、カゴでいいよね?」

洋榎「あー、持つわ。貸し」

憩「ええよええよ!重いし!」

洋榎「あんたが持ったかてそーやろ、ほれ。こないだセーラと引き分けてからウチ筋トレ中やねん。ちょうどええわ」

憩「もー変なとこでかっこつけやねんから…ん~、じゃあ半分」

洋榎「半分ておまえどない…」

憩「だからこっち」

洋榎「は?」

憩「こっち持って」

洋榎「…」(これって…あのーそのー…)

憩「ん」

洋榎(俗に言うー、カップル持ちというヤツでは…)

憩「んーっ」

洋榎 ガシッ「……ほら、行くで」///

憩「で、洋榎ちゃん、なんかてきとーに買うって晩ご飯どうすんの?」

洋榎「………決めてないです」

憩「やーっぱり考えてなかったんやね…まぁ見ながら決めよか?」

洋榎(てかこいつ麻雀の腕化けモンやわルックス良しのコミュ力高しとか…完璧超人かなんかか?)

憩「どうしたんさっきから?前髪なんか変?」クシクシ

洋榎「いや別に」

憩「はぁ」

洋榎「晩、どうするかなー」バサバサッ

憩「…ちょい待ち。今何入れたん?」

洋榎「え?ポテチとえびせん」

憩「それどー見ても晩ご飯ちゃうよね?」

洋榎「おやつ?」

憩「…返してきなさい」

洋榎「い~い~や~ん~?ちょっとだけ~」

憩「晩ご飯も決めてへんのに何先におやつこーてんのんな!」

洋榎「他の奴も食べるって!」

憩「そういう問題とちゃうや…」





女性A「ねぇ~?これ買っていい?」

女性B「あなたねぇ…太るわよ?」

女性A「うわ、ひっどい!…うぅ~返してくる」

女性B「…はぁ、しょうがないわね…私も半分食べるから」

女性A「えへへ~ありがと愛してる」

女性B「…バカ」

憩「…」

洋榎「…」

憩「……さ、さぁ~!晩ご飯何するか決めよっか!」

洋榎「そ、そやな!」

洋榎(あかん、なんか意識してま…いやいやそんなんしてへんから!あーもー!久と園城寺がいらん事言うから!)

憩「う~ん、バーベキューとかならお肉焼くだけやし…」

洋榎(こいつはこいつで平然としてるし、ウチだけアホみたいやんけ…って!)「後ろっ!」

憩「えっ?きゃっ!」バサバサッ

洋榎「…あーほー」

憩「うわーごめん…」

洋榎「ほら、はよ拾うで」

憩「うん…あとセール品のほんだしさんもごめんなさい」

洋榎「ほんだしさんておま…」

ピトッ

バッ!

っっっ!

洋榎「……す、すまん」

憩「…こっちこそごめん」///

洋榎「…」///

憩「……じゃあ…あの」

洋榎「あ!あっちで試食やってるで!行こ!」

憩「はっ?し、試食?!」

洋榎「お、たこ焼きやん!…むぐむぐ…フッ、やっぱり本場のには劣るな!」

憩「ちょっ!声大きいから!そやしそんなん好みの問題やろ?」

洋榎「えー、絶対ウチの近所のおばちゃんの方が上手いわ、ほれ、食べてみ?」

憩「えっ?ええっ!」

洋榎「ほれ」

憩「………う、うん、じゃあ。あ~」

洋榎「………お、おう(て、手で受け取る思ててんけど…)あ~」

憩「んっ…」

洋榎「どう?」

憩「…むー、ふんわりさが足りない…」

洋榎「やろー?」

憩「うん。お母さんが焼いた方が美味しいかな」

洋榎「ま、本場にはかなわんっちゅーこっちゃな!はっはっはっ!」

憩「もう……ふふっ、ありがと、洋榎ちゃん」

洋榎「なんの事や~?」

憩「んーん。あ、そーや!たこ焼き焼く?これやったら洋榎ちゃんでも作れるやろ?」

洋榎「なんやウチがなんでもミスるような口ぶりやな」

憩「カレー作られへん人が何て?」

洋榎「ぐっ…でも冷凍のんおみやげに買ってきたしなぁたこ焼き」

憩「それもそうやねぇ…半分位タコちゃんに食べられてた気がするけど」

洋榎「…あ、じゃあアレにしよか」

憩「どれ?………本気?洋榎ちゃん作れんの?」

洋榎「え?家でたまに焼くやろ?関西人の基本スキルやん」

憩「いやいやいくら関西でも普通家では作らへんて」

洋榎「マジで?!できたてめっちゃ美味しいのに…」

憩「焼くやつもないやろし…」

洋榎「ロッジにあったで。隠し味さがしてた時に見たもん」

憩「うそぉ」

洋榎「やっぱ一家に一台あんねんて」

憩「絶対ないから。うちないもん」

洋榎「あるし!」

憩「なーいー!」

洋榎「あーるーもーん!」

憩「…」

洋榎「…」

憩「えへへっ」

洋榎「はっ」

憩「しゃーないなー。洋榎ちゃん信じてアレにしょーか」

洋榎「よっしゃ任せとき!ふっふっ、阪神のヤツより美味しいの作るからな!」

憩「結構買ってしもたなーぁ」

洋榎(外でもこの持ち方続くんかいっ!駅前で人多いし正直恥ずいんやけど…)

憩「みんなへのおみやげはこんなもんかな?これ姫松ので、これウチの、ってこれわさび漬け?」

洋榎「それセーラに普通の漬物とみせかけて食べさせる用」

憩「…なかよぅしーや?」

洋榎「あいつにはこの前ロシアンたこ焼きでからし入り食べさせられたからな。ちょっとしたお返しや」フフフ

憩「それって洋榎ちゃんの運が悪いだけやと…ところでたい焼き買ったけど食べる?お昼食べてへんからお腹すいてるやろ?」

洋榎「いる!」

憩「ほなウチもさっきのお返し。あー」

洋榎「うっ。あ、あー…」スカッ

憩「うわこれめっちゃおいしい!お芋あんのたい焼き買ってみてん!」

洋榎「………おい」

憩「えっへっへ~、冗談冗談、はいっ」

洋榎「あむ。ん…うまいな」

憩「やろーぉ?はいお茶」

洋榎「さんきゅ。他になんか買うもんある?」

憩「いるもんロッジにだいたい揃てるし、こんなもんかな」

洋榎「ほな帰るか」

憩「そやね。…ふふっ」

洋榎「なんや?」

憩「んーん、買い物楽しかったなー、って」

洋榎「あっそ、ウチはなんや逃げ回ったり疲れたわ…」

憩「またどっか買い物行こっか?服とか見に」

洋榎「服ぅ?…めんど」

憩「だからやし!ウチ選ぶの手伝うから!」

洋榎「……まぁそのうちな」

憩「へへ~」ギュッ

洋榎「あーもー腕くっつくな!暑い!重い!荷物こぼれる!」

憩「ちょっ!?重ないし!」

洋榎「前々からそうやけどおまえはくっつきすぎやねん!」バッ

憩「……………」ジッ

洋榎「……………」ジッ

憩「わわっ、ごめん!」

洋榎「……いや、こっちも急に振り向いてごめん」

憩「……………」

洋榎「……………」

憩洋榎(し、至近距離で見つめ合ってしまった…)

洋榎「どのバスやろ?ロッジ方面行くやつ」

憩「さ、3番か4番やて」

洋榎「あれか。…なんか顔赤い?」

憩「ふぇっ?そうかなー?ちょっと歩いて暖まったからかなーぁ?ところでバス出るまで何分?」

洋榎「あと5分くらいあんな」

憩「ほなお外走ってくるー!じゃなかった。コンビニでお金おろしてくるー!先乗っててー」

洋榎「急ぎやー」

憩「うん!」

洋榎(まぁウチも人の事言えんけど)パタパタ

洋榎(…はぁー走って買いもんして疲れた…)

洋榎(しかしあいつ今日はえらいなんかこう…もともとスキンシップ多いタチやけど)

洋榎(せや、久に今から戻るって連絡せんと…ん?)

憩" ごめん先戻ってて!ウチ次のバスで戻るから!"

洋榎「あん?…” なんかあったんか? " っと」

憩" ちょい知り合いに合ってもーて "

洋榎「こんなとこでか。あいつ顔広いな~」




憩「というわけでこの2人も泊めてもいいでしょうか…?」

智葉「急に邪魔してすまんな」

ダヴァン「ハロハワユー?デス!」

優希「おおっ!インハイの時の外人さんだじぇ!…そっちはどちら様だじぇ?」

智葉「お前とは同卓だったんだがな…あー、これでわかるか?」眼鏡スチャッ、髪キュッ

優希「おおおっ!強いおねーさん!つじが…が…つじがたこ?」

ダヴァン「」ブフォッ

智葉「」ゴスッ

ダヴァン「ナンでワタシをナグるノデスカ!」

智葉「殴りやすいからな。辻垣内だ、こいつはダヴァン。片岡だったな?次間違えたら…」ゴゴゴ

優希「お、おう!次はないじぇ!」

久「噂には聞いていたけど、あなた本当に知り合い多いのね?」

憩「いやーウチもこんなとこで会うとは…」

久「で、お二人はどうして東京から?」

智葉「あー、まぁ散歩がてらブラブラとな」

ダヴァン「トウキョウカらナガノでソノイイワケはクルしゴフッ」

智葉「うるさい」

憩「智葉ちゃん、あんまり叩いたらあかんで?」

智葉「……努力しよう」

ダヴァン「ホントソウデス!モッとイッテヤッテくだサイ!」

智葉「…‥‥‥」ゲシッ

ダヴァン「アウチッ!イッたソバカラ!」

智葉「蹴りだからセーフ」

ダヴァン「アウトデス!」

久(あとこの娘本当に人気あるのねぇ)

久「…ま、いっか。部屋は余ってるから構わないわよ」

智葉「すまんな。これみやげだ」

久「あらあらどうもご丁寧に…」

ダヴァン「ドリンクもカッてキましタ!」

洋榎「おーいそろそろ始めるで~、って臨海の?」

智葉「…愛宕洋榎か」

洋榎「こいつの知り合いてあんたらかいな」

憩「………む~。こいつ」

洋榎「なんやねん」

憩「………別に~ぃ」フィッ

智葉「泊めてもらうことになった。よろしく頼む」

洋榎「そうなん?卓外で挨拶すんのは初めてやっけ。よろしゅう」

智葉「ああ」ジッ

洋榎「お、おう、顔になんかついとる?」

智葉「…別に」フィッ

洋榎「なんやねんどいつもこいつも…」

ダヴァン「ボーットシテナいデニモツハコビまショウ!」

智葉「元気だな」

ダヴァン「ゴトウチラーメンタベレましタカラネ!イマのワタシはムテキでス!」

ダヴァン「」カタカタ

智葉「なんだこの部屋は…」

憩「持ち主の趣味というかなんというか…」

優希「こんなのもあるじぇ。ぽちっとな」

オーッホッホッ

ダヴァン「」ビクゥッ

久「そのうち慣れるわ…慣れたくなかったけど。ダヴァンさん大丈夫?」

智葉「あー、こいつのトラウマでな。おい水飲むか?」

ダヴァン「ア、アリガトウゴザイマ…ヒッ!」

智葉「ボトルにまで…まぁ静かになっていいか」

憩「二人とも晩ごはんまだやんな?」

智葉「ああ」

憩「洋榎ちゃんが美味しいの作るからちょっと待っててな?」

智葉「…あいつ料理できるのか?」

憩「あー、レシピ通りにいらん事せーへんかったら上手いんやけどね…まぁ今回のは大丈夫やと思う」

智葉「何作るんだ?」

憩「んーとなぁ…」

洋榎「ちゃんちゃかちゃちゃちゃちゃちゃんちゃんちゃーん、ちゃかちゃかちゃんちゃんちゃん、ちゃん♪」

洋榎「ほなみなさん。イカ焼きの作り方講座始めるで~」

怜和咲優希「「はーい」」

怜「なぁひろえせんせー」

洋榎「なんや、園城寺君?」

怜「この鉄板重くて持たれへん」

洋榎「さっそくか。ほな君は卵割る係りや」

怜「おっけー。卵割りの怜ちゃんとはウチの事やで」

和「どこで言われてるんですか…」

咲「お、おっきい鉄板ですね…」

洋榎「それ取っ手のとこの輪っか外すと2つに割れるやろ?そこにメリケン粉溶いたのとイカを混ぜた生地入れて両面焼くんや。卵はお好みで」

怜「ない場合エッグブレイカー怜ちゃんの出番は?」

洋榎「ないな」

怜「」(´・ω・`) ショボーン

優希「名前だけは強そうだじぇ」

洋榎「常にHP1やぞ」

怜「じゃあイカ係り、名付けて……イカ、イー……イカ係りもやるわ」

洋榎「まんまやんけ!そこはもうちょいがんばれや!」

怜「いいの出んかってん」

和「あの。さっさと進めていただけますか?」

洋榎「……せやな」

咲「イカ焼き…メリケ…???」

和「あ、咲さん、イカ焼きとはこういう…」スマホピッ

咲「わ!こういうのなんだ。美味しそうだね!」

優希「へー。で、タコス作るのか?」

洋榎「君、人の話全く聞いてないな?……でもこれ材料あればトルなんとか言う皮焼けそうやな…」

優希「トルティーヤの作り方なら知ってるじぇ!」

洋榎「ほな後で焼いてみるか……はっ!イカ焼きとタコスのコラボ…名付けて…」

洋榎優希「「イカス!!!」」

洋榎「ふっ!」グッ

優希「じぇ!」グッ

和「……仲が良すぎて気持ち悪いです」

久「少し心配だったけど、大丈夫そうね」

憩「洋榎ちゃんは一人やと奔放ですけど、指導する側に回るとしっかりするんですよ。根っこはやっぱりお姉ちゃん気質と言うか」

久「ふふっ…よく見てるのね」

憩「えぇ?!あの、そのーぉ、……はい」///

智葉「……」

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