える「身体が……」奉太郎「入れ替わってます!」 (14)

いつもの放課後のことだった。

部室には俺と千反田しかいなかった。

える「折木さん、そこの棚の上ダンボールとってくれませんか? 届かないんです」

奉太郎「これか? ん。意外と重いな」

える「足元に気をつけて下さいね」

奉太郎「分かっ……お、おととと」

える「大丈夫ですか?」タタッ

奉太郎「いやちょっと来なくても……あっ……」

ゴツッ

える「いてて……。大丈夫か? 千反田?」

奉太郎「はい。折木さんこそ……」

える「ん?」

奉太郎「あれ?」

える「身体が……」

奉太郎「入れ替わってます!」

える「どういうことだ……」

奉太郎「どうして身体が入れ替わったんでしょう? 私、気になります!」

える「ちょっと待て。千反田、それより元に戻す方法を考えるのが先だ」

奉太郎「でも、私、気になります!」

える(自分の身体に迫らるのは結構きついな……)

える「その前にそろそろ里志が来る。あいつにこんなことが知られるとろくなことにならない。いつものように振る舞ってくれ」

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