妹「こんな可愛い妹が側にいれば、ムラムラしちゃうのは分かるけど」

兄「してないよ」

妹「前にも何度か私の下着で…してた、よね…？」

兄「してないよ」

妹「どうして嘘つくの！？」

兄「してねーからだよ！」

妹「認めたくないは分かるけど、証拠だってあるんだよ？」

兄「どれだよ」

妹「お兄ちゃんの…あ、アレが付いた私の下着…」

兄「あれ？」

妹「せ……せいし……」

兄「……」

兄「その下着見せて」

妹「え？また使いたいなら今私が穿いてるのを後で届けるよ？」

兄「じゃなくて、その証拠の下着ちょっと見せてみ」

妹「私のこと疑ってるの？」

兄「いいから」

妹「ちょ、ちょっと待ってて！」

妹「お、お待たせ！ほら！これ！」

兄「……」

妹「ほんとだったでしょ？いい加減可愛い妹の下着でしてたこと認めなよ、お兄ちゃん」

兄「これ卵白じゃん。ちょっと卵黄混じってるし。お前卵割るの下手な」

妹「あっ…」

兄「冤罪だよね」

妹「どうしてそこまで言い逃れするの！？見苦し過ぎるよお兄ちゃん！」

兄「もうそれでいいや」

学校　文芸部部室

兄「と、いうことが昨日あったんですよ」

先輩「ずいぶんと積極的な妹さんですね」

兄「積極的っつーか頭おかしいですって」

先輩「そうはいいますが私の学年でも妹さんは噂になっていますよ」

兄「変態ブラコンとしてですか？」

先輩「一年にやたら可愛い女の子がいる、と」

兄「顔だけはいいですからねー」

兄「そうだ！この話先輩が今執筆中の小説のネタになりませんか！？」

先輩「なりませんし、したくありません」

兄「お、俺は先輩としたいです！」

先輩「は？」

兄「あ、すみません！本音が！」

先輩「……」

自宅

兄「ただいまー」

妹「お帰りなさい。今日も部活？」

兄「ん？ああ、そう部活部活」

妹「お兄ちゃんさ、あの先輩と仲良いよね」

兄「え？そう見える？見えちゃう？」

妹「な、何嬉しそうにしてるわけ？キッモ！」

兄「キモいとはひどいなぁ」

妹「ニヤついてるお兄ちゃんすっごくキモかったし！写真とって見せてあげたかったよ！」

兄「そこまでかー」

妹「私はそれぐらいじゃ動じないけども！」

兄「そう」

妹「多分そんな女の子はこの世で私しかいないんじゃないかな？」

兄「晩飯何がいい？」

妹「オムライス！」

妹「ご馳走様」

兄「どうだった？」

妹「いつも通りおいしかったよ」

兄「そっか」

妹「なに？」

兄（黙ってりゃ可愛いのになぁ、残念だなぁ）

妹「お兄ちゃん？」

兄「お前学校でモテるんだって？」

妹「何処でそんなこと聞いたの？」

兄「噂だよ噂」

妹「ふーん」

兄「で、どうなの？」

妹「気になる？」

兄「やっぱいいわ」

妹「えー！」