竜児「犯してやる…………」(388)
お久しぶり
北村「おはよう高須」
竜児「お、おう」
北村「どうしたんだ?朝からぎこちないぞ?」
竜児「な、なぁ……。今日櫛枝は?」
北村「櫛枝?いつもならもう来てると思うが?」
竜児「そうなんだけど…。まだ来てねぇらしいんだ」
北村「遅刻か?櫛枝にしては珍しいな」
竜児「…………。」
北村「櫛枝に用でもあったのか?」
竜児「いや…別に」
キーンコーンカーンコーン
休み時間
大河「竜児。これはどういうこと」
竜児「なんだよ唐突に」
大河「あのみのりんが学校来てないのよ。あのみのりんが」
竜児「…………。」
大河「風邪でも毎日来てたみのりんが休んでるのよ。何かあったに違いないわ」
竜児「来れないほど熱が出たか……他に理由があって休んでるか」
大河「どうしよ……みのりんが大変なことになっていたら」
竜児「考えすぎだろ。櫛枝はそんなヤワじゃねぇと思うし」
大河「……そうだよね」
放課後
大河「結局みのりん来なかった……」
竜児「櫛枝なら途中からでも来ると思ってたけど」
北村「確かに。皆勤だった櫛枝は休んだなんて明日は槍が降って来そうだな」
大河「………お見舞いに行く」
竜児「やめとけ。櫛枝に迷惑かかるだろ」
大河「でもみのりんが心配なんだもん!メールも返って来ないなんて………」
竜児「……………。」
北村「明日になったらケロッとして来るかもしれんしな。
初日は様子を見た方がいい。そうだろ高須?」
竜児「あ、ああ…………」
大河「みのりん………」
次の日
大河「ど、どういうこと………ッ!!」
竜児「うそ……だろ…?」
北村「ああ、確かに信じられないことだ」
先生「櫛枝さんは昨日と今日もお休みですね。風邪でもこじらせたのかしら?」
大河「竜児…!!みのりんが……みのりんが……!!」
竜児「ば、ばか落ち着け。
きっと風邪だよ。櫛枝ほどいつも元気な奴は一度熱が出たら厄介になるらしいし」
北村「逢坂にメールを返せないほど……か?」
竜児「…………。」
北村「とりあえず今日はみんなでお見舞いに行った方が良さそうだな。生徒会は休ませてもらうよ」
櫛枝家 前
大河「ここね」
竜児「おいやっぱ櫛枝に迷惑かかるんじゃあ……」
大河「ここまで来て何言ってんのよ。
みのりんが心配じゃないの?」
竜児「いやそういうわけじゃないけど……」
北村「しかし……何か妙だ」
大河「北村君?」
北村「さっきからまるで気配がない」
竜児「気配って……どういうことだ?」
北村「人がいる気がしないんだ。物音が一つもしない」
大河「でもみのりんは弟もいるし風邪なら家にだって……」
北村「とりあえず鳴らしてみよう」
竜児「…………。」
シーン
北村「………出ないか」
大河「ど、どうして?みのりんここにいるはずじゃない!!」
竜児「きっと寝てるんだろ。風邪なら仕方ないと思っ」
北村「いや、違う。明らかにおかしい」
大河「……おかしい?」
北村「玄関先から生活感が全く見られない。
それに、窓を見てくれ」
大河「…………?」
北村「なんでカーテンまでないんだろうな」
大河「…………ッ!!」
北村「あの櫛枝が2日も休み、さらに家には誰もいる形跡もなし。
……高須。もしかしてこれは……」
大河「う、うそ……。そんな……そんなわけ……」
竜児「引っ越し………」
帰り道
大河「……………。」
北村「近くの人に聞いても引っ越したなんて誰もわからなかった。
変だと思わないか?誰もわからないなんて」
大河「みの……みの……り……ん………」
北村「とりあえず明日先生に確認を取ってもらおう。
先生が知らないはずはないからな」
大河「みのり……なんで………なんで……私……知らな……なんで……」
竜児「……………。」
北村「逢坂。悲しいのは分かるがまだ決まったわけじゃない。
それに櫛枝が逢坂に何も言わずに去るなんてありえないだろ?」
大河「でも……でも………」
竜児「今は……櫛枝を信じるしか……できねぇよ……」
高須家
母「竜ちゃ~ん。今日は大河ちゃん来ないの~?」
竜児「ちょっとそういう気分じゃないんだとさ。メシもいらないって」
母「大河ちゃんがご飯いらないなんて……何かあったのぉ?」
竜児「まぁ……な」
母「でも何か食べないと身体に悪いし、竜ちゃん何か作って持って行ってあげようよ?」
竜児「……そうだな」
竜児「このままだと俺も浮かばないからな」
母「………?」
逢坂家
大河「……………。」
竜児「まぁ落ち込むことはわかるけどさ、何か食おうぜ。焼飯作ったからさ」
大河「いらないって言ってるでしょ……」
竜児「どうせ真夜中になったら腹減るに決まってんだ。
ほら、明日櫛枝来たら笑われるぞ?だから早く食べ……」
ガシャーン!!!
大河「なんでよ……なんで竜児はそんなに冷静でいられるのよ……」
大河「みのりんが……みのりんがいなくなっちゃったのよ!!!竜児の好きな人でしょう!!!もう会えないかもしれないのに!!!」
大河「竜児はみのりんに会えなくなってもいいの!?私は絶対にイヤ!!!
みのりんは私の親友なの!!!大好きなの!!!なのになんで………なんでアンタはそんな平然としていられ」
竜児「知ってたからだよ」
大河「知っ…………。な、何言って………」
竜児「櫛枝が学校に来ないこと。
家に櫛枝の家族がいないこと。
そして……おそらく明日も学校に来ないこともだ……」
大河「う、うそ……なんで竜児が………」
竜児「隠してて悪かった……殴りたければ殴れ。でも仕方なかったん…………ごふっ!!」
大河「なんで……なんでアンタが知ってて私が知らないのよ!!!
おかしいじゃない!!!みのりんはどこなのよ!!!みのりんに会わせて!!!みのりんに会いたいの!!!」
竜児「く……櫛枝は……今は……会えない……」
大河「どういうこと!!!会えないってどうしてよ!!!
みのりんは……みのりんは私に隠し事なんて……一つもしな………」
竜児「家族が……夜逃げしたんだよ……」
大河「よ……夜逃げ…?」
竜児「櫛枝を残して…櫛枝の家族はみんな家から出て行っちまったんだ。
だから今櫛枝は……学校に来れない」
大河「そんな…そんなことがあったなんて……」
竜児「俺だって知った時はお前に知らせようとしたさ!!
でも櫛枝に口止めされたんだ」
大河「なんで……私には知られたくないって」
竜児「心配かけたくなかったんだよ。
いつも元気な櫛枝を見てるお前に今の自分を見られたくない。幻滅からって」
大河「幻滅なんてするわけないじゃん!!!みのりんのこと大好きなのに……そんな…ありえない……」
竜児「………悪かった」
大河「みのりんは…今…今どこにいるの?」
竜児「川嶋の家だ」
今から少し前
亜美「高須く~ん。ちょっと大事な話があるんだけどいいかしら~?」
竜児「いいけど…なんだよ大事な用って」
亜美「や~ん。こんなところじゃな言えない~」
大河「夕飯前に誰が家に来たと思ったらばかちーか。何の用よ」
亜美「アンタには関係ない話よ。
私と高須君だけのあつ~いお話♪」
竜児「まぁ夕飯前だしな。手短にしてくれよ」
亜美「きゃー!!高須君やさし~!」
竜児「すぐ帰ってくるから大河は待っててくれ」
大河「夕飯の時間までに戻って来なかったら殺すからね」
竜児「はいはい」
亜美「じゃあね~♪」
大河「………ふん」
亜美「……………。」
亜美「…………。」
竜児「なんだよ話って。どうせまたくだらないことに決まって」
亜美「真剣に聞いて」
竜児「え」
亜美「今から言うことは誰にも言っちゃだめよ。
これは私と高須君だけのことじゃないの。そこはわかって」
竜児「な、なんだよ突然。さっきとまるで違って……」
亜美「あの子に察知されたら元もこうもないからよ。
私は言った方がいいって言ったんだけど」
竜児(川嶋のことじゃない……?)
亜美「櫛枝実乃梨ちゃんの家族が突然いなくなっちゃったの」
竜児「なっ………」
亜美「それで今私の家にいるけど、かなり憔悴してるから明日から学校休みからだから」
竜児「ちょ、ちょっと待てよ。
なんだよいなくなったって……櫛枝を残して……そんな……」
竜児「…………。」
亜美「だいたいのことは分かったかしら?」
竜児「櫛枝は……なんで残されたんだ…?」
亜美「…私たちがわかることじゃないと思う。きっとよほどの理由があったから……」
竜児「で、でもあの櫛枝なんだし、しばらく経ったらまたいつもの櫛枝に戻って」
亜美「戻れるわけないじゃない。
昨日まで一緒にいた家族がいなくなったのよ?
もう二度と会えなくなるかもしれないのよ?
誰でも……ツラいに決まってるじゃない」
竜児「悪い………」
亜美「いい?絶対に勘づかれちゃだめよ?
これはあの子の一番の希望なんだから。これは守って」
竜児「でもいつかは言わなくちゃいけない時が絶対に……」
櫛枝「高須君。お願いだよ」
竜児「く……櫛枝ッ…!!!」
亜美「多分高須君の性格じゃあ納得しないからって。
アンタ大丈夫なの……?」
櫛枝「あははは……。まだもうちょっとしないとキツイ……かな?」
竜児「お、おい櫛枝…。大河だって心配するに決まってるだろ。
だから大河には伝えた方が……」
櫛枝「言えるわけないじゃない……大河には絶対」
竜児「櫛枝……」
櫛枝「私自慢じゃないけどみんなの前でツラい顔したことないんだ。
ツラい顔してもみんなが喜ぶわけじゃないし、迷惑がかかるだけだから」
櫛枝「だから誰にも落ち込んだところは見せない。
こんな考えだから私はずっと笑っているのだよ」
竜児「……」
櫛枝「多少無理しても笑顔だったらみんな嬉しいじゃない?
まぁ私が元々ポジション過ぎるのもあるんだけどね。あははー」
櫛枝「でも頼るところがなくてさ、家具もなくなってたし。いやー参っちゃったよ」
櫛枝「だからちょっと居候させてもらってるんだ。
あははー私って意外に弱いんだね。初めて知ったよ」
竜児「やめろよ……」
櫛枝「でもさすがに明日いつも通りに振る舞うのはキツいからさ。大河にはちょっと適当に合わせて欲し」
竜児「やめろって言ってんだよ!!!」
櫛枝「………ッ」
亜美「…………」
竜児「大河に心配かけたくない気持ちはわかる。
でもツラい時に無理して笑うなんかねぇよ!!
泣きたかったら泣いて、悔しかったら悔しがれよ!!
無理して笑ってる顔なんか…意味ねぇよ!!」
櫛枝「…………」
亜美「高須君の言う通り。あなたずっとそうしてきたんでしょ。
他人を頼らず、笑ってればそれでいい。典型的なピエロだわ」
櫛枝「……………」
竜児「大河にはまだ言わない。でもいずれ言う時が来るんだ。無理して笑ってるなんかより素直な方が大河だっていいに決まってるだろ」
櫛枝「……あは……あははは……」ホ
ポタ……ポタ……
櫛枝「お……おかしいな…………。高須君に説教されて私……泣いて……」
ポタ……ポタ……
竜児「櫛枝………」
櫛枝「泣きたくないのに……泣いちゃだめなのに……涙が……止まらない……よ…」
亜美「泣いてもいいだよ。
今あなたは泣きたいんだから」
櫛枝「たか……す……君……」
櫛枝「今からちょっと……カッコ悪いとこ見せちゃうけど……嫌わない……でね……」
竜児「嫌うわけ……ねぇに決まってるだろ」
櫛枝「高須君は……優しいね……」
櫛枝「うっ……うっ……」
櫛枝「うわああああああん!!!」
現在 放課後
竜児「……というわけなんだ」
北村「そうか……。なら仕方ないな」
大河「私……みのりんのために何かしたい」
北村「しかし逢坂に知られたくなかったんならそれは逆効果じゃなかろうか?」
大河「そ、それは……」
竜児「とりあえず今櫛枝は川嶋の家にいる。
今はまだそっとしておいた方がいい」
北村「………そうだな」
亜美「へぇー。高須君もう言っちゃったんだ。
案外口軽いんだね~亜美ちゃん怖い~」
北村「亜美。冗談が過ぎるぞ」
大河「みのりんは今……どんな感じなの?」
亜美「知りたかったら私の家に来ればいいじゃない。
あっ、でもそんなことしたら嫌われちゃうかもねー」
竜児「川嶋!!ふざけるのもやめろ!!!」
亜美「何よ、事実じゃない。
笑ってるとこしか見せたくないってアンタ本当に親友なの~?」
竜児「………ッ!!!川嶋!!!」
大河「わかってる……そんなこと……」
竜児「……た、大河?」
亜美「……………。」
大河「みのりんが私に会いたくないなら……そうなんだと思う。
私……みのりんの笑顔しか見たことないし」
竜児「な、何言ってんだよ。お前らしくもない。
櫛枝はそんな奴じゃないってお前が一番わかって」
亜美「あーあ。亜美ちゃんガッカリ~。
アンタまでそんな感じになるなんて拍子抜けだわ。やってらんなーい」
竜児「川嶋……ッ!!!待て……!!」
北村「許してやってくれ。あれは亜美なりの励ましなんだ」
竜児「北村………」
亜美「何やってんのよ…あのバカ……」
帰り道
竜児「今日の晩飯何がいい?」
大河「食べたくない……」
竜児「んなこと言っても腹減るに決まってんだろ。
ほら、肉買っといてやるからお前は家で休んでろ」
大河「……………。」
竜児(元気出せなんて……言えねぇよな……)
大河「牛肉」
竜児「……え」
大河「牛肉がいい。それも、んと高いやつ」
竜児「……はいはい。期待に添えるように頑張るよ」
大河「じゃあ……楽しみにしてるから……」
竜児「おう」
テクテク………。
竜児「……ふう、さて」
櫛枝「…あれ?高須君?」
櫛枝「あははー。また会っちゃったね」
竜児「櫛枝……。もう大丈夫なのか?」
櫛枝「いや~まだ学校はキツいけどこれくらいなら出てるようになってさ。
今日は感謝を込めて私が夕飯を作ることにしたのだ!」
竜児「頑張り屋だな、櫛枝は」
櫛枝「まぁこれくらいしないと。
いつまでもくよくよしても仕方ないしね」
竜児「…………。」
櫛枝「見たところ高須君も夕飯の買い出しかな?」
竜児「まぁな。なに買うかは決まってるけど」
櫛枝「じゃあ私とちょっと付き合ってくれない?
出来るだけ安く美味しいの作りたいからさ。頼むよ~」
竜児「べ、別にいいけど」
櫛枝「じゃあ決まり!まずは主食から決めないとー!」
竜児「お、おいいきなり引っ張るなって……」
買い出し後
櫛枝「高須君買うの上手いんだから。私が買ってたらお金倍必要だったよ~」
竜児「櫛枝が乱雑すぎるんだよ。
味なんかたいして変わらないのに高い方がばっか選ぶから」
櫛枝「あはは。だってその方が美味しいと思って」
竜児「ったく……。でも櫛枝の意外な一面見れて良かったよ」
櫛枝「ガッカリした?」
竜児「いや、櫛枝らしいよ」
櫛枝「それ褒めてるの~?しかも意外じゃないじゃん」
竜児「まぁ櫛枝は櫛枝だな」
櫛枝「もう~」
竜児「じゃあ俺は帰るよ。夕飯作んないといけないし」
櫛枝「あっ……そうだね」
竜児「…?どうかした?」
櫛枝「いやー…。実は今日私一人なんだよね」
竜児「一人?川嶋は?」
櫛枝「お仕事で帰ってくるのが夜遅いって。
だから私が夕飯作らないといけないのもあるんだよね」
竜児「そうなのか…」
櫛枝「あ、あのさ。私ちょっと料理に自信なくてさ。
もし良かったらでいいけど……手伝ってくれないかな?」
竜児「え……」ドキッ
櫛枝「ふ、深い意味はないんだよ?
ま、まぁ一応お礼もしたいし……だから……」
竜児「…ダッシュで夕飯作ってくるから
だからその後でもいいなら……」
櫛枝「来て……くれる?」
竜児「も、もちろん」
櫛枝「じゃあ……待ってるね」
竜児「~~♪」
大河「……なんだかすごく上機嫌じゃない。気持ち悪い」
竜児「そうか?いつも通りだろ?」
大河「…………。」
竜児「ほい値の張った良い肉だ。噛みしめて食えよ?」
大河「ふん。本当に買ってくるなんてどういう風の吹き回しよ」
竜児「どこまでひねくれてるんだお前は」
大河「まぁ一応感謝してあげるわよ。
って……竜児。アンタの分は?」
竜児「俺はちょっとこれから出かけるから後でいいんだ。肉硬くなったら食えないし」
大河「こんな時間に?どこに行くのよ」
竜児「北村の家だよ。なんか話があるだとさ。お前は食ったら帰って寝ろよ?」
竜児「じゃあ行ってくる」
バタン
大河「わかりやすいのよあのバカ……」
ガチャ
竜児「よ、よお」
櫛枝「やーやー高須君じゃないかー。ささっ上がってくれい。
と言っても私もお邪魔の一人なんだけどね」
竜児「川嶋の家……意外に何もないんだな」
櫛枝「それ私も思ったよ~。もっと可愛らしいぬいぐるみとかいっぱいだと思ってたのにー」
竜児「じゃあとりあえず夕飯作ろうぜ。腹ペコだろ?」
櫛枝「うん!高須君がいて本当に助かるよ。
じゃあ早速始めよー!!」
竜児「ここで醤油を入れて……」
櫛枝「あっ、高須君もっと火強くしないと」
竜児「櫛枝もっと分量をきっちり量ってだな……」
櫛枝「あ゛ー!!!焦げた!!!あははは!!」
竜児「ペロッ……。うんいい感じ」
櫛枝「私はもっと濃い方が好きだな~!!そぉれ!!」
竜児「ばっ!!濃すぎるって!!」
櫛枝「あはは!!高須君焦りすぎだよ~」
―――――――――
櫛枝「うんっ!!超美味しいよ!!」
高須「あの味付けでよくもこんな味に……奇跡だ」
櫛枝「高須君は几帳面すぎるんだよー。考えるな、感じろってことだよ」
高須「その理屈はいかにも適当さを物語ってるよ。
もっときっちりした方がいいよ櫛枝」
櫛枝「あはは、うん次は頑張ってみるよ」
竜児「やっぱり櫛枝は笑ってる方がいいな」
櫛枝「へっ?」
竜児「なんか今の櫛枝は心から笑ってる感じがする。
やっぱり櫛枝はそっちの方が似合ってるよ」
櫛枝「いやいや高須君。感じじゃなくて本当に楽しかったんだよ。
久しぶりにこんなに笑った気がする。えへへ、高須君のおかげかな」
竜児「俺は何もしてないよ。櫛枝が強いからそんなに笑えるんだよ」
櫛枝「強くないよ全然。
本当は……怖かったんだ」
竜児「…怖い?」
櫛枝「一人で買い物して一人で料理して一人でご飯を食べて……。
とても怖かったの。一人になるのが……全部思い出して……。
ついこないだと全然違う環境で……家族がいなくて……だから……」
竜児「………。」
櫛枝「あ、あはは。もう私ったらせっかく作ったご飯が不味くなっちゃうね。ささっ、高須君!どんどんおかわりいってみよー」
櫛枝「ふぅ~。いやー食った食った」
竜児「なんだかんだで全部食っちまったな。ごちそうさま」
櫛枝「高須君といるとなんだか食欲湧いちゃって。
これで太ったら高須君のせいだからね」
竜児「論理がおかしいだろそれ」
櫛枝「あはは。もう洗い物はしちゃったし、どうしよっか?
何か漫画でも読む?」
竜児「漫画って……持ってきてるのか?」
櫛枝「何言ってるの?自分の家なんだから当たりま…………………………」
竜児「……………。」
櫛枝「……………。」
櫛枝「そっか。ここ私の家じゃなかったね。
いやー私ったらうっかりしてたなー参った参った」
竜児「………ごめん」
櫛枝「なんで高須君が謝るの?……全部私のせいなんだから高須君が謝ることないよ」
竜児「櫛枝の……せいじゃないだろ…!!
きっと……きっと家族に何か理由があって櫛枝を」
櫛枝「違うよ高須君。
私は…家族から愛されてなかったんだよ。
弟は連れて行って私は残って……。いやー結構仲良かったと思ってたんだけどなー」
竜児「…………。」
櫛枝「大丈夫……私はもう……泣かないから…。
大河にだって近い内に話すから……でも……」
櫛枝「今は高須君しか頼りたくないんだ。
さっきまで私……本当に楽しくてこのまま時が止まってしまえばいいのにな。とか思ったり……へへ、笑っていいんだよ?」
櫛枝「家族に何か理由があっても私を残して、どこにいるのか何でそうなったかもわからないなんて……私捨て子みたいだね」
竜児「…………。」
櫛枝「私そんなに嫌われてたなんて知らなかったなー。あっ、あの時勝手にプリンを食べたのがいけなかっ」
ガタッ
竜児「行くぞ」
櫛枝「……え?ど、どこに」
竜児「櫛枝の家。何か手がかりがあるかもしれないだろ。一緒に探してみよう」
櫛枝「だ…ダメだよ高須君……。私……もうあそこには……行けない……」
竜児「そんなこと言ってたらもう二度と家族に会えなくなるぞ!!櫛枝!!」
櫛枝「やめてよ……!!私は捨てられた子なんだよ!!!
探したって……向こうは迷惑なだけ……グスッ……私はもう……いいよ……」
竜児「バカヤロウ!!!」
櫛枝「たか……す……く…」
竜児「逃げてばっかしても前に進まないだろ!!
家族が櫛枝を見捨てるわけないだろ!!!本気でそう思ってんのか!!」
櫛枝「で……でも……私は……」
竜児「理由はわからなくても信じることが大事なんだよ。
櫛枝は天真爛漫で可愛いじゃなぇか。あんまり自分を責めるのは……もうやめてくれ……」
櫛枝「高須君……」
竜児「それに漫画。俺は櫛枝のオススメの漫画も読みたいんだけどなー」
櫛枝「……くすっ。もう~高須君は本当に上手いんだから」
バンッ
竜児「いてっ!」
櫛枝「ささっ、そうと決まったら早く行くよ!
我々は櫛枝家にある宝を発見するのじゃー」
竜児「そうだな。行くとしよう!」
櫛枝(ありがと……高須君)
櫛枝家
櫛枝「たっだいまー!!って誰もいないんだけどね」
竜児「本当に……家具も何もないな……」
櫛枝「もう本当びっくりしたんだから。神隠しにでも遭ったんじゃないかって」
竜児「……とりあえず何か手がかりになるものを探してみようぜ。何か絶対にあるはずだから」
櫛枝「そう言ってもねぇー。こう何もないんじゃ探すも何も出来ないと思うんですけど高須大尉」
竜児「でも電気は通ってるんだ。だから櫛枝を残すとなったら絶対ここに何かある………ん?」
櫛枝「……どうかしたの?」
竜児「テーブルの上に……何か紙がある」
櫛枝「え………」
ピラッ
竜児「これ……家族の書き置きじゃあ…」
櫛枝「……………」
『ごめんなさい』
竜児「ごめんなさい………」
櫛枝「な…なにが……何がごめんなさいなの……。
そんな一言言われても……わかんないよ……」
竜児「櫛枝………」
櫛枝「今まで迷惑かけたり……無理言ったり……喧嘩とかしたことあるけどさ…。こんなの……あんまりだよ……」
櫛枝「私は…大好きなんだよ……みんな……みんな……大好き……。
なのに……私だけなんで……どうして……なんで謝るのさ………」
竜児「…………。」
櫛枝「帰ってきて……お願い……一人にしないで……みんな……私……いい子になるから………」
竜児「櫛枝………」
櫛枝「一人はイヤだよ………帰って……きて……私を……おいてかないで……グスッ」ポロポロ
竜児「櫛枝…………」
櫛枝「グスッ……あはは…。また泣いちゃった。
どうも高須君の前だと涙腺緩んじゃうだよねー。なんでかな~きっと高須君はすごい魔法でも使って……」
ギュッ
櫛枝「……へ?た、高須く……」
竜児「泣けよ」
櫛枝「で……でも…」
竜児「泣きたいときに泣くべきなんだ櫛枝は。
誰も見てない、誰にも言わないから……泣いた方がいい」
櫛枝「……もう…そんなこと簡単に女の子に言って…。
これじゃあ誤解受けちゃいますよ~」
竜児「誤解なんかじゃ……ねぇよ……」
櫛枝「…高須君………」
竜児「俺なんかでいいんならおもいっきり泣け。
最後まで……一緒にいてやるから……」
櫛枝「この間も泣いたのに……高須君は……高須君は……」
竜児「…………。」
櫛枝「わた…し……泣き虫だね……こんなとき……何も出来なくて……ずっと……ずっと泣いて……」
櫛枝「我慢しようとしても……高須君の前じゃあ……私……もう出来ない……」ポロポロ
櫛枝「鼻水ついちゃうよ……いいかな……」
竜児「櫛枝のなら本能だ」
櫛枝「くすっ……こんなときにふざけない……で」ポロポロ
ポタ……ポタ……
櫛枝「いかないで……もう私を……一人にしないで……うう……高須君……」
櫛枝「やだよぉ……グスッ……ヒック……帰ってきてよ……エッグ………みんな……ヒック…うわあああん……」
竜児「はぁはぁはぁ……」
櫛枝「……グスン………グスン………」
竜児「落ち着いたか?」
櫛枝「…うん。へへ、おもいっきり泣いたらなんだかスッキリしたよ!ありがと高須君!」
竜児「俺は何もしてないって」
櫛枝「いいや、高須君がいなかったら私はまだ仮面かぶってたからね。おかげで一歩進めたんだよ。
よーし、明日学校行ってみよっかな」
竜児「お、おいあんまり無理するなよ」
櫛枝「大丈夫だよ。
高須君と同じクラスだもん」
竜児「」ドキッ
櫛枝「いざとなったらまた高須君の胸で泣くから覚悟するんだ!」
竜児「人前でやられたらさすがに俺も困るけどな」
櫛枝「ふふっ、そだね」
竜児「…………。」
竜児「あ、あのさ」
櫛枝「私の部屋……行く?」
みのりん部屋
櫛枝「ありゃ?結構散らかってますね~。ごめんね、すぐ片付けるから」
竜児「べ、別に大丈夫だけど……。
ここは……全部残ってるみたいだな」
櫛枝「まぁ私をおいていくくらいだしね。弟の部屋は何もなかったよ。
ささっ、私のオススメの漫画を発表するよ~!!」
竜児「あ、ああ。でもさ……櫛枝……」
櫛枝「ん?なんだい?」
竜児「その前に……あの……これどうにかして欲しいんだけど……」
櫛枝「これ?」
真横に下着
櫛枝「…………ッ///」
竜児「い、いや俺は決して変な意味はないんだ!!!た、たまたまそこにあったから!!だから言おうか迷ってて……!!」
櫛枝「………」
竜児「ぜ、全然見てないから!!ほんのちょっとしか俺見てないから!!だから……!!」
櫛枝「……別にいいよ」
竜児「………え?」
櫛枝「高須君も男の子なんだから仕方ないよ。
どれ?私の下着でも良かったらいくらでも見てもいいんだぜ?」
竜児「ば、ばか言うな!!俺はそんな趣味は……」
櫛枝「じゃあ………私がいいの?」
竜児「え…」ドクン
櫛枝「こういていられるのも全部高須君のおかげなんだから。
何かお礼しないとって思ってたけど……
高須君は……私のこと嫌い?」
竜児「き、嫌いなわけないだろ!!むしろ俺は………」
櫛枝「むしろ……なに?」
竜児「……あ……あのその……」
櫛枝「高須君……じゃあ今から1分だけ時間あげる」
竜児「……1分?」
櫛枝「1分間だけ高須君は私にどんなことをしてもいいよ」
竜児「ど、どんなことって………」
櫛枝「さぁさぁ高須君。私は君の変態な行動でも慎んでお受けするよ!」
竜児「ば、ばか。俺はそういうことを求めてるんじゃねぇ……」
櫛枝「高須君って嘘つけない人だもん。バレバレだよ?」
竜児「く、櫛枝は何言ってんのか分かってんのか!!
お…男にそんなこと言ったら……どうなるかくらい……」
櫛枝「分かってるよ。
高須君だから言ってるんだから……ね?」
竜児「く……櫛枝……」
櫛枝「高須君なら私……なにされても平気だよ?
高須君は私に素直になって泣けって言った。
じゃあ高須君は?今高須君はなにしたいの?」
竜児「お…俺は……何も……」
櫛枝「いいよ高須君……。素直になっても……私大丈夫。
高須君。私に何したい?どこ……触りたいの?」
……ふぅ
竜児「く……櫛枝……」
櫛枝「へへっ、じゃあよ~いスタート!!」
竜児「………ッ!!」
櫛枝「ちなみに延長はダメだからねー。ほらほら~高須君ったらこんな絶好な機会を逃しちゃうのかな~?」
竜児「……ちくしょう」
櫛枝「ほらあと50秒。高須君ったら意外に勇気がな……………」
ガバッ
櫛枝「ひゃんっ!!///」
竜児「もう……止まらないからな……」
櫛枝「うん……いいよ……」
モミモミ
櫛枝「ひゃっ……!!やん……」
竜児「これが櫛枝の胸………はぁはぁ……夢にまで見た……はぁはぁ……」
櫛枝「だ……だめぇ~……」
また夜に書くよ
大河「なんか落ちてる、何コレ・・愛の妙薬?」
大河「何々、これであなたの素直な気持ちをあの人に・・・アホらし、誰が飲むかってのよ」
実乃梨「よ!大河ー!」
大河「みのりん!」
実乃梨「お!うまそーなもん持ってんじゃん、いただき!」パク
大河「え?あああああっ!」
実乃梨「まっじぃ!何これ!ラムネじゃなかったのか!?」
大河「み、みのりん・・大丈夫?お腹痛くない?」
実乃梨「へ?大丈夫だけど何!?コレそんなにやばいモンなの?」
大河「いや・・(あれ?なーんだ、やっぱり誰かの悪戯か何かか…)・・ただのビタミン剤」
実乃梨「へー、お?なんかみなぎってきたかも!」ダダダダダー
大河「ま、まってよみのりん!」
次の日
竜児「大河急げ!遅刻するぞ!」
大河「アンタが早くおこさないからでしょうがこのグズ犬!」
竜児「人のせいに・・あれ?櫛枝だ」
大河「まっててくれたんだ!おーいみーのりーん!」
実乃梨「おっす大河ー!&高須く・・ん・・・!」キュンキュンキュン
実乃梨「・・・」ぽー
大河「みっのりーん!!」ガバッ
実乃梨「え?ちょ!どわああっ」ズデーン
大河「ぎゃー!」ズデーン
大河「痛たたた・・みのりんどうしたの?受け止め損なうなんて」
実乃梨「あれ?私今・・んん?・・ごめんごめん大河」
大河「?」
竜児「朝から元気すぎだろお前ら、ほら掴まれよ・・っと!ほら櫛枝も」スッ
実乃梨「・・・」ぽー
【レス抽出】
対象スレ:竜児「犯してやる…………」
キーワード:リン
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/04(木) 01:13:29.78 ID:hzCCcwyYO
リンかけェ…
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/04(木) 12:11:56.15 ID:mszQVGR4O
櫛枝「私そんなに嫌われてたなんて知らなかったなー。あっ、あの時勝手にプリンを食べたのがいけなかっ」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/04(木) 13:55:25.49 ID:qfqY3dsU0
リングにかけろじゃねーのか
抽出レス数:3
櫛枝「大河ぁぁ…キサマのダイビングアタックなぞ蚊ホドのダメージよ!?ヌハハハハハハ!!」
大河「お、オラの技が通じねえ…チクショウ…」
やっぱ櫛枝は至高だわ
長門
つかさ
唯
憂
紬
櫛枝
これは全部俺の嫁
とらンスの画像ください><
いとしのムギー
中だした事もある
避妊をしてもなお
よりそう気持ちがあればいいのさ
俺にしてみりゃこれで最後のレェディ
麦ーマイらーぶそースイーツ(笑) バン!!
i⌒i バン!!
./ ̄\ | 〈|
| ^o^ | / .ノ|| フィギュア審判八百長だろコラ?!
,\_// ii|||| 試合の勝ち負けはともかく、あれはねーだろ。
/ ̄ / iii|||||| !!! !! (註・机を蹴ってます)
/ \ 日 / ̄\ii|||| .' , ..
_| ̄ ̄ \ / ヽ \从// ・;`.∴ '
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__) ,:;・,‘
||\ / ̄\.' , ..
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ | `Д´>| / .ノ|| ファビョーン!チョパーリめこれでも食らえニダ!
|| || ̄ ̄ ̄ ̄, \_// ii||||
.|| / ̄ / iii|||||| バチーン!!!バチーン!!
/ /\ 韓国/ ̄\ii|||| .' , ..
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__) < ,:;・,‘
||\ /  ̄\.' , ..
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ |#;;`_⊃´;;|
|| || ̄ ̄ ̄ ̄, \ _/ <hey boy・・・
.|| / ̄  ̄\
/ /\米国/ ̄\
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__)
いつになったらスレタイにたどり着くんだ?
>>326 もっと下さい><
このみのりんはエロス
ttp://imepita.jp/20100305/551750
バン!!
i⌒i バン!!
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| ^o^ | / .ノ|| フィギュア審判八百長だろコラ?!
,\_// ii|||| 試合の勝ち負けはともかく、あれはねーだろ。
/ ̄ / iii|||||| !!! !! (註・机を蹴ってます)
/ \ 日 / ̄\ii|||| .' , ..
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/ /\米国/ ̄\
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__)
竜児「(櫛枝が感じてる・・・!カワイイ!)」ペロペロ
櫛枝「あん、だめだめ・・・もう、きちゃうよぉ・・」
竜児「いいんだよ櫛枝、いっちゃって」
櫛枝「・・・っく、い、いちゃうーーーーーー!」ビクビクっ
櫛枝「ハアハア・・・・・もう、高須君は意地悪だなぁ///」
竜児「・・・なあ、俺も気持ちよくしてもらっていいか?」ズルリ
櫛枝「ダメだよ高須君。時間切れなのだよw」
竜児「ダーメ、もうしんぼうたまらん!www」
櫛枝「ホントにだめだってーばー」
竜児「ほらほら、いいじゃんいいじゃんwwwww」
櫛枝「ちょ、やめてよ!ほんとにさわんないで!」
竜児「えっ・・・?」
櫛枝「だって一分って約束したじゃん?高須君どうしちゃったの?」
あれ?>>1…?
竜児「だ・・・だって気持ちよかったんだろ?
だったら・・・だったら今度は一緒に気持ちいい事やろうよ!!」
櫛枝「バッカじゃないの?何が一緒によ?
一分間あげたのだって別に深い意味なんてないんだよ?
ただの遊び。それが何か悪いの!?」
竜児「・・・夢見させるようなこと・・・言うなよ」ボソッ
櫛枝「えっ?」
竜児「なにが高須君ならいいだ!!一分間好きにしていいだ!!
だったら初めから、夢見させるようなこと言うんじゃねーよ!!」
櫛枝「高須君・・・
も、もう終わったんだから、関係ない!!」
竜児「・・・・・」
櫛枝「・・・・・」
コンコン
コンコン
???「俺だ」
竜児・櫛枝「!」
???「あけてくれ」
ガチャ
竜児「(あ・・・・・・北村・・・・・)」
北村「おや?」
竜児「あ・・う・・・北村・・・・・!
最後まで・・・したいです・・・・!!」
北村「・・・・・」
大河「・・・・・」
櫛枝「・・・・・」
一応言っとくが俺は>>1じゃねー
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