男「無人島とかいうベタな話」 (5)

・書き溜めナシの完全にマイペース
・まずおもしろくない
・読みにくい
・ありきたり
・これは忍耐力を競うゲームです

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ここは、どこなのだろうか……
波打つ音だけが頭の中に響く

海……?
聴いていると、落ち着くような……すこし不思議な感覚

ここは、どこ……?

ざざーん……ざざーん……

波のざわめきが聞こえる
ここは、どこだ……

「……んぅ」

重たい頭を起こし、あたりを見渡す
ここは、どこなんだ……

本日二回目の素直な疑問。

えらく緑豊かな場所だな
生い茂る亜熱帯雨林に青く透き通る海

「まるで無人島だな……」

腰のあたりに少し痛みを感じる……
何をしていたんだっけ?先程までの記憶が、うっすらモヤがかかったかのように思い出せない

俺は、何をして……



「あ、男くん!」

自分の名前を呼ばれ、素直に振り向く

「やっぱり男くんだッ!」

振り返った先には女の子が、目尻に涙を浮かべこちらへ走ってきた


が。。





ドスンッ!!



目の前で、その女の子は漫画のように転んだのだった

「いてててっ……」

女の子は、転んで擦りむいた膝を手でおさえながらもこちらに向かってきた

「えっと、確か。幼馴染……だよな?」

まだ頭がボンヤリとしていて、なかなか思い出す事ができないけど
それでもコイツの事は覚えている

俺が生まれてから今まで、ずっとそばにいてくれた人だからな

「男くん、いてくれてよかったよー
……」

幼馴染は「あはは……」と笑いながら、自分の頭をコツンと軽く叩いた

「幼馴染、ここ、どこだ……?俺たち、たしか家にいたよな……?」

うん、まだハッキリとはしないけど。俺は学校に行ってたはずだ
学生だもの、行ってなければおかしい

「んーと、それを聞かれると私も困っちゃうなぁ……」

「幼馴染も何が起こってるのかわからないのか」

幼馴染から話を聞くと、どうやら俺より数十分前に目を覚まし
無人島(仮)に、知り合いがいないか探していたようだ

「で、俺を見つけたのか」

「そーなりますっ」

幼馴染も同じ状況って事か

とりあえず、じっとしてるよりかは行動した方が言いだろう
そう思い、海岸沿いを幼馴染と歩く事にした


ざざーん…ざざーん……

綺麗な海だ。こんなに綺麗な海は見た事がない
俺自身、沖縄に行って海で泳いだ事がある

その時の海も綺麗だったが、今の海はもっも透き通っている

「……綺麗だな」

思わず、口からこぼれる

「ひゃっ!?な、なにをいなかなり言うのでございまひょうか!!?」

今まで無言で歩いていたからだろうか
幼馴染はシェーのポーズで驚きを表現していた

「……早く行こう、誰かがいるかもしれない」

どこかもわからない無人島。どうやってきたんだろうか?
気になる事はたくさんあるけど、それは夜になってから考えよう

今は、頼りになる人を探したい

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