スネ夫ママ「スネちゃま!何してるざます!」 (51)

スネ夫ママ「今日はスカイツリーに行く日ざますよ」
スネ夫「うるさいよ。もう東京タワーなんて時代遅れなんだよ」
スネ夫ママ「時代遅れ?ママが一番嫌いな言葉ざます。さっさと東京タワーに行けざます!」
スネ夫「やだよ!スカイツリーがいい!」
スネ夫ママ「あーそうですか。だったら勝手にするざます」

スネ夫「ドラえもーん」
のび太「どうしたのスネ夫?」
スネ夫「ママが東京タワーに行けって言うんだよ。」
のび太「スネ夫、いまどきスカイツリーなんて時代遅れだよ」
スネ夫「のび太もそう思うだろ」
ドラえもん「じゃあ仕方ない、これを貸してあげよう」

ドラえもん「はいこれ」
スネ夫「なにこれ?カセットテープ?」
ドラえもん「これをママの前で聞かせるんだ」
スネ夫「そうすれば東京タワーに行かなくていいのか?」
ドラえもん「もちろん!」
スネ夫「ありがとうドラえもん!」

骨川家
スネ夫ママ「どこ行ってたザマス!さっさと東京タワーに行く準備をするザマス!」
スネ夫「待ってママ、これを聞いてよ」カチッ
カセットテープ(スネ夫ボイス)「僕のママ、最近5キロ太ったんだって」
スネ夫ママ「スネちゃま、これはどういう事ざます?」
スネ夫「僕知らない。知らないってば」
スネ夫ママ「許さないザマス」

スネ夫「ドラえもんの奴、何のつもりなんだ?」
スネ夫ママ「こうなったら実力行使ざます。どんな手を使ってでも東京タワーに行かせるザマス」
スネ夫ママ「催眠器ざます!」
スネ夫「それはドラえもんの道具!どうしてママが?」
スネ夫ママ「うちはセレブざます。未来の道具くらい簡単に手に入るざます」

スネ夫「なんて事だ...ママがそんな者を持ってたなんて」
スネ夫ママ「なぜ眠らないのスネちゃま?」
スネ夫「フフッ、ママ忘れたの?僕がコンタクトレンズ常用者って事を」
スネ夫ママ「コンタクトレンズ!あっ、コンタクトレンズには催眠器は聞かないんだったザマス」
スネ夫「これで僕の勝利は確実だねママ」

スネ夫ママ「そこはダメざます!そこは、ダ、、ダメざま、す..」

スネ夫「ママがいけないんだ!ママがそんなんだならいけないんだ!うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

スネ夫ママ「くっ、こうなったらあの道具しかないザマスね」
スネ夫「あの道具?」
スネ夫ママ「人類史上最悪の発明といわれる、腹話ロボットざます!」
スネ夫「腹話ロボット?」
スネ夫ママ「この道具は、相手にうまいことを言って丸め込ませる道具ざます」
スネ夫「ドラえもーん」

スネ夫ママ(腹話ロボット着用)「スネちゃま、東京タワーはいいところざます」
スネ夫「どこが!」
スネ夫ママ「赤いボディは魅力的!長年の歴史がある建造物!武蔵の国にちなんで634メートル!」
スネ夫「...」
スネ夫ママ「さらに東京タワーは観光客も多く...ってスネちゃま聞いてるざますか?」
スネ夫「聞いてるわけがないでしょママ。これが何だか分かる?」

スネ夫ママ「それは、高性能耳栓!なんという事ザマス」
スネ夫「ママの負けだね、さあ、スカイツリーに連れてってくれよ、なあ!」
スネ夫ママ「嫌ザマス!スカイツリーより東京タワーがいいに決まってるザマス!」
スネ夫「ちっ。強情な奴だなオイ」
スネ夫ママ「私には最後の道具があるザマス!」

スネ夫「最後の道具?」
スネ夫ママ「そう、その名もタイムマシンざます!」
スネ夫「タイムマシンなんかで何ができるって言うのさ」
スネ夫ママ「分からない?過去に戻って、スネちゃまが生まれるのを阻止するのよ」
スネ夫「おいママ!よくも実の子にそんな事言えるな」
スネ夫ママ「実の子?何馬鹿言ってるザマス?」
スネ夫「え?」
スネ夫ママ「お前は、スネ夫は拾われた子ザマス」
スネ夫「嘘?」

スネ夫「僕が、拾われた子?」
スネ夫ママ「そうざます。お前は道端に捨ててあったザマス」
スネ夫「なんたることだ...」
スネ夫ママ「さあ、アバヨざます!」
 11年前
本当の母「さあ、もうすぐ産まれまちゅからね、スネ夫ちゃま」
スネ夫ママ「あれがスネ夫の本当のお母さんざますね」

スネ夫ママ「スネちゃま、さよならザマス。この流産ビームで」
スネ夫「待つんだママ!」
スネ夫ママ「スネ夫。なぜここへ来た!」
スネ夫「タイムベルトだよ。ママが落としていった」
スネ夫ママ「こうなったらスネ夫も見るザマス、あなたがいなくなるところを」
スネ夫「だからやめろって言ってんだよ」
スネ夫ママ「知らないザマス。流産ビーム、発射!」

スネ夫「やめろママ!僕がいなくなったら、ドラえもんが、悲しむ!」
スネ夫ママ「知るか!それにもう発射した、お前が消える運命は変わらない」
スネ夫「そん..な」
スネ夫ママ「スネちゃまもう消えかかっているザマス」
スネ夫「僕、スカイツリーに行きた
スネ夫ママ「消えたザマスか!スネちゃま、あなたの事は永遠に忘れないザマス」

 現代
ドラえもん「のび太くん!早く起きないと学校遅れるよ」
のび太「え!ありがとうドラえもん」

静香「のび太さんおはよう!」
ジャイアン「のび太今日は早かったじゃないか」
のび太「いやーそれほどでも」
ジャイアン「ないよなー」
のび太「ジャイアン...」

のび太「ところで、スネ夫って知ってる?」
静香「スネ夫って誰?」
ジャイアン「俺知らねえ」
のび太「いや、今さっきスネ夫って名前が頭に浮かんでね、何でもない、行こう!」

スネ夫「待った!僕を忘れるな!」
ジャイアン「お前は誰だ!」
スネ夫「ジャイアン、やっぱり僕の事知らないんだ」
ジャイアン「いいから誰だか答えろ!」
スネ夫「スネ夫だよ、骨川スネ夫!」

静香「骨川...スネ夫」
ジャイアン「さっき、のび太が話してた」
のび太「本当にいたんだ。骨川スネ夫」
スネ夫「ああ!実は僕、本来生きてないはずの存在なんだ」
ジャイアン「どういう事だか説明しろ!」
スネ夫「いいとも。すべてを説明しよう」

スネ夫「と、いう訳なんだ」
のび太「つまりその流産ビームで、産まれるのを阻止されたって事?」

ジャイアン「だったらどうしてお前はここにいるんだよ!」
スネ夫「消される直前に時空間に逃げ込んだ。だから僕は歴史変更の影響を受けなかったんだ」
のび太「何の話かさっぱり分かんない」
スネ夫「僕は死ぬわけにはいかないんだ。スカイツリーに行くために!」
のび太「スカイツリーに行きたいの?」
スネ夫「ああ!」
静香「だったらのび太さん」
のび太「うん!ドラえもんに頼んでみるよ」
スネ夫「本当かのび太!」
のび太「もちろんだ!」

 野比家
ドラえもん「そういう事か!だったらどこでもドアで連れてってあげるよ」
スネ夫「本当?」
のび太「よかったなスネ夫!」
スネ夫ママ「そうはさせないザマス!」
スネ夫「ママ!」
スネ夫ママ「お前をスカイツリーに行かせるわけにはいかないザマス」
スネ夫「ママ、どうして僕の事が」
のび太「誰だよおばさん!」
ジャイアン「おい、スネ夫嫌がってんだろ」
静香「そうよ!」
スネ夫ママ「外野がうるさいザマスね、シールドを張っておきましょ」
ブシュヘ

のび太「なんだ...これ」
ドラえもん「シールドを張られたんだ。こっちの声はスネ夫たちには聞こえない」
ジャイアン「どうにかなんねえのかよ!」
ドラえもん「こればっかりは....シールドを壊すと時空法違反で捕まっちゃう」
     完

 第二部
ドラえもん「そうだ!シールドは壊すのは駄目でも、燃やすのはOKだ」
のび太「それだ!シールドを燃やそう!」
 (シールドを燃やしました)
スネ夫ママ「くっ。シールドを燃やされたか、ここはいったん退却ザマス」
スネ夫「助かったよドラえもん。」
ドラえもん「それほどでも!さあ行こう、君の行きたがってた、東京タワーへ!」
スネ夫「ああ!」(だからスカイツリーって言ってんだけど)
静香「スネ夫さん!」
ジャイアン「よかったなスネ夫」
のび太「さあ、行こう!東京タワーへ」
スネ夫「行こう!」(仕方ない...行ってやるか!友達と一緒なら!)

スネ夫「やっと着いた」
のび太「ここが」
ジャイアン「東京タワー!」
静香「ねえ、なんか様子が変じゃない?」
ドラえもん「うん。周りの人の動きが止まってる」
のび太「言われてみたら」
スネ夫「そうかも!」
ジャイアン「何で止まってるんだ?」
スネ夫ママ「なぜ止まってるかって?私がとめたザマス」

ドラえもん「その声は!」
スネ夫「ママ!」
スネ夫ママ「ふっ。ここで全員もろども消去してやるザマス」
ジャイアン「なんだと!」
のび太「おい、よせ!」
スネ夫ママ「何言っても無駄ザマス。私にはSエネルギーピストルがあるザマス」
ドラえもん「Sエネルギー...ピストル?」

のび太「何それ」
ドラえもん「星を一つ壊すほどの威力を持つピストルだよ。未来の戦争で使われているんだ」
のび太「嘘っ」
スネ夫ママ「まずは野比のび太、お前からだ!」
のび太「え
(爆発音)
静香「そんな、のび太さん!」
ジャイアン「おいてめえ!のび太に何しやがる!」
スネ夫ママ「うるさい餓鬼ざますね!二人まとめて消してやるザマス」

ドラえもん「そんな!静香ちゃんやジャイアンが、消された?」
スネ夫「もうやめてママ!ドラえもんだけは、消さないで!」
スネ夫ママ「うるさいザマス!そもそもお前の聞き間違いがそもそもの原因ザマス!」
スネ夫「聞き間違い?」
ドラえもん「スネ夫、これを使うザマス」
スネ夫「これは?」
スネ夫ママ「ドラえもん!お前を消去してやるザマス」
ドラえもん「これは逆時計、戻るんだ。この戦争の原因となった時間へ」
スネ夫ママ「キエロォォォォおぉぉぉぉぉお」

その後スネ夫は、喧嘩する前に戻り、ママと仲良く東京タワーに行きましたとさ
    完

 第三部「終わりと始まり」
ドラえもん「後は...任せ
スネ夫「僕戻るよ!喧嘩する前に。ママが言ってる聞き間違いが何か、探すために!」
スネ夫「時間よ戻れ!」
スネ夫ママ「なんだと!」

 -喧嘩する前-
スネ夫「戻ったんだ僕!喧嘩する前に」
スネ夫ママ「スネちゃま!何してるざます!」

スネ夫(ママだ。すべてはこの言葉から始まったんだよな、東京タワーに行けって言葉から)
スネ夫ママ「今日はスカイツリーに行く日ざますよ」
スネ夫「え、今ママなんて?」
スネ夫ママ「聞かなかったんザマスか?スカイツリーに行く日ザマスよって言ったんザマス」

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