聖可愛いよ聖
おいみずきはどこだ
>>2
えっ?
パワプロ「はぁ……」
矢部「どうしたんでやんすか?まだ練習は始まったばかりでやんすよ」
パワプロ「どうしたって……今日はクリスマスだろ?それなのに練習だなんて監督も鬼じゃないか?」
矢部「何言ってるんでやんす。練習がなくてもどうせ予定なんてないくせに」
パワプロ「うるさいな!矢部くんだって同じだろ!」
矢部「ふっふっ、おいらには今日発売のガンダーロボVSガンダーロボNextを買って夜通しプレイするという立派な予定があるでやんす!」
パワプロ「君の性格がほんとに羨ましいよ……」
あおい「…………」
聖「…………」
>>7
脳内再生された
シュッ、バン
あおい(あの二人の話を聞いてたら、急にクリスマスのこと意識しちゃったな……
パワプロくん、今日予定ないんだ……)
シュッ、バン
聖(あおい先輩、突然球に力がなくなったな。集中力が途切れてるというか……)
ツカツカ
聖「どうしたあおい先輩?爪にでも違和感が?」
あおい「あっ……ごめん、ちょっと集中できてなかったね。……クリスマスかぁ……」
聖「クリスマス?……ああ、そういえば今日は25日か」
パワプロ9と14しかやったことないし、みんなは同じ高校と捏造している
聖「それがどうかしたか?」
あおい「ううん、なんでもないんだけどね。普通の高校生なら、今日は友達とか、こ、恋人と過ごすのかなあって思って」
聖「……そうかもしれないな。私達には無縁の話だが」
あおい「そうだよねえ」
聖(クリスマス、恋人と、か)
ダッダッダッ、ザッ
あっしたーっ
パワプロ「ふー、今日も疲れたね」
矢部「ヘトヘトでやんす。早くガンガンを買いに行きたいでやんす」
パワプロ「……クリスマスに一人でゲームなんて空しくないの?」
矢部「大きなお世話でやんす。パワプロくんもどうせ一人なら、一緒にやるでやんす!」
パワプロ「…仕方ないかあ…よし矢部くん!今日は朝までゲーム大会だ!」
矢部「合点でやんす!」
ダダダダ………
あおい(あ……行っちゃった……)
スッ
聖「どうしたあおい先輩?何か元気がないようだぞ」
あおい「……ねえ聖ちゃん。今夜はヒマ?」
聖「?特に予定はないが」
あおい「ならボクの家に来ない?女の子同士、クリスマスパーティーしようよ!」
聖「……余計に空しくはならないか?」
あおい「たまには息抜きも必要だよ。ね?」
聖「………わかった」
あおい「決まり!なら帰りにいろいろ買っていこうよ。早く着替えちゃってねっ」
ダッ
聖(クリスマスなんか、そんなに気にすることないのに……あおい先輩は、誰かと一緒に過ごしたかったのだろうか)
~矢部宅~
パワプロ「うわっ、またトランザムかっ」
矢部「ふふ、おいらのエクシアに手も足も出ないようでやんすね」
パワプロ「くそっ……倍返しだあああああ」
……………
矢部「あれ、もうお菓子がないでやんす。パワプロくん、今何時でやんすか?」
パワプロ「そろそろ23時だね」
矢部「すぐそこのスーパーがもう閉店してしまうでやんす。……パワプロくん、うらっみこなし、1回勝負でやんすよ」
パワプロ「望むところだ……せーのっ、最初はグー、ジャンケン……」
~あおい宅~
あおい「あははっ、聖ちゃん弱い!ゲームは苦手なんだね」
聖「……野球は外でやるものだ。ゲームなんか上手くっても関係ない」
あおい「でも配球のシミュレーションになるし、無駄なばかりじゃないよ。それに、ゲームとはいえ15失点はキャッチャーのリードに問題はなかったのかなあ?」
聖「…………」
プィッ
あおい「あはははは、ごめんごめん、機嫌直してよ」
聖「……ときにあおい先輩。今は何時だ?」
あおい「23時前だよ。どうかした?」
聖「今日はまだ走り込みをやっていない。申し訳ないが、少し走ってくる」
あおい「えー、今日くらいいいんじゃない?」
聖「日課だから」
あおい「もう、じゃあボクもストレッチをすませちゃうから、早く帰って来てね?」
……………
パワプロ「俺ってとことん勝負弱いなあ……さてこのくらい買えば大丈夫かな」
ダッダッダッダッ
パワプロ「ん?あれは………おーーーいっ、聖ちゃーーーーんっ」
ハッハッハッ……ピタ
聖「?……パワプロ先輩?こんな所で何を」
パワプロ「俺は矢部くんの家で遊んでたんだ。聖ちゃんこそ」
聖「私はランニングだ。……明日も練習だぞ。あまり夜遅くまで遊んでいるのは関心しないな。寝不足での練習はケガを招く」
パワプロ「手厳しいなあ……クリスマスなんだし、ちょっとくらい羽目を外してもいいじゃないか」
聖「……クリスマス……か」
聖「あおい先輩も言っていたが、なぜそんなにクリスマスを気にするんだ?クリスチャンでもあるまいし」
パワプロ「はは、聖ちゃんにはまだわからないかな」
カチン
聖「もう行く」
パワプロ「わっ、ごめん!うーん、メディアの広告戦略に乗せられてるだけって気もするけど……やっぱり、好きな人と一緒にいれる口実がある日だからかなあ」
聖「………」
パワプロ「それに街がこんなに優しい気持ちであふれてるし、素敵なことが起こりそうじゃない?」
聖「…………クサいぞ」
パワプロ「せっかく格好つけたのに……」
聖「……でも少しだけわかった。ありがとう先輩」
パワプロ「聖ちゃんは誰かと一緒にいたいって思わなかった?」
聖「私は……わからない。今は野球で精一杯だ。……そろそろ行くぞ」
パワプロ「ごめんね、引き止めちゃって。じゃあまた明日」
聖「ああ」
ダッダッダッ……
あっ、待って聖ちゃん!
ピタ
聖「どうした?パワプロ先輩」
パワプロ「雪だよ!」
聖「……ほんとだ」
聖「……きれい」
パワプロ「今年初めてだね。しかもクリスマスにだなんて」
聖「……ロマンチックだな」
パワプロ「……ぷっ……」
聖「……何がおかしいんだ」
パワプロ「まさか聖ちゃんからそんな単語が出るなんて……」
聖「………」
パワプロ「でも、俺の言った通りだったでしょ?」
聖「?」
パワプロ「素敵なことがあった」
ニコッ
聖「………!!」
ドキッ
パワプロ「こうやって聖ちゃんにも会えたし」
聖「……………!!!」
ドキドキッ
聖可愛いすぐる
聖「……わ、私はもう行くぞ」
パワプロ「ごめん、また引き止めちゃって」
聖「……いい……素敵なこと……あったし……」
パワプロ「え?」
聖「なんでもない!」
パワプロ「そ、そっか。あ、聖ちゃん甘いもの好きだよね?これあげるよ」
聖「……チョコレート?」
パワプロ「うん。これならポケットにも入るだろうし。クリスマスプレゼント」
聖「安いプレゼントだな」
パワプロ「クリスマスケーキの代わりにはならないけどね」
聖「……まあ、もらっておく。ありがとう。」
パワプロ「じゃあ今度こそまた明日」
聖「練習には遅刻するなよ。それじゃあ」
ダッダッダッダッ
聖(素敵なこと……か)
――聖ちゃーん、寒いから風邪引かないようにね――
聖(まったく、もう夜遅いんだから近所迷惑を考えてほしい)
――あと――メリークリスマス!!――
聖(……!!だから、近所迷惑だ……!!)
………………
フッフッ……ハアハアハア……
聖(やっとついた……あおい先輩怒ってるかな……あ、チョコレート……)
カリ
聖「…………甘い………」
ワッフルワッフル
~翌日~
パワプロ「完全に寝不足だ……うう、やっぱりヤケになって一晩中ゲームなんて無理があったよ」
矢部「ばっちこいでやんすーー!」
パワプロ「矢部くんはなんであんなに元気なんだよ……こんなんじゃ聖ちゃんに怒られ…あれ?そういえば今日、聖ちゃんを見てないなあ」
テクテク
あおい「パワプロくん、ちょっといいかな」
パワプロ「えっ、風邪?」
あおい「うん。
昨日、聖ちゃんはボクの家に遊びに来てたんだけど、ランニングから帰って来たらすごく真っ赤な顔でさ。
慌てて熱を計ったら39度もあってね。今日だって無理矢理休ませたんだから」
パワプロ「そうか……雪なんか降る中で長話しちゃったのが悪かったかなあ」
あおい「……やっぱりキミが関係してたんだね
」
パワプロ「……あおいちゃん……顔が恐いんだけど……」
あおい「あの子、うわごとで『パワプロ先輩』『素敵』って言ってたんだよ?
何があったかはっきりさせてもらおうかな?」
パワプロ「あおいちやん、く、苦しいって……」
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org491625.jpg
俺のクリスマスなんて・・・・・
あおい「……ほんとに話しただけなんだね?
刺激を与えるようなことはしてないんだね?」
パワプロ「刺激って?」
あおい「……だから、クリスマスにかこつけて、キ、キスとか……」
パワプロ「そんなことしないって!」
あおい「な、ならいいんだよ」ホッ
パワプロ「でも俺にもちょっと責任があるなあ」
あおい「ていうか全部だね」ギロッ
パワプロ「聖ちゃん、まだあおいちゃんの家にいるんだよね?」
あおい「うん、聖ちゃんの家には連絡してあるよ。
今夜聖ちゃんの家族が迎えに来てくれるって」
24年生きてきた中でもっとも楽しくないクリスマスだった。
パワプロ「じゃあ練習が終わったら、お見舞いに行ってもいい?」
あおい「構わないよ。
それまでには聖ちゃんも回復しているんじゃないかな」
パワプロ「わかった。それじゃあ、また後でね!」
ダッダッダッ
あおい(よかった……二人に何かあったと思っちゃった……
か、簡単にお見舞いに来ていいなんて言っちゃったけど、男の子を家に上げるなんて小学校以来だな……)
あおい「へ、部屋の掃除しておけばよかったかな」
矢部「誰か家に来るんでやんすか?」
あおい「や、矢部くん!急に何言ってるの!」
矢部「思いっきり声に出てたでやんすが……」
あおい「なんでもない、なんでもないからっ」
ピュー
矢部「……ははあ、そういうことでやんすか」
キュピーン
矢部君いやらしい奴やなww
ここでクリスマス嫌いな人いる俺は19歳の時からクリスマスが
死のイベントになったんだが、恋人達のクリスマスという言葉は
クルーンのストレート以上に速く突き刺さる。
ダッダッダッ、ザッ
あっしたーーっ
ソワソワ、ソワソワ
パワプロ「あおいちゃん、どうしたのそんなにソワソワして」
あおい「!!ひ、聖ちゃんのお見舞いに来るんでしょ?
そ、それなら早く行こうよ」
パワプロ「そのことなんだけど、手ぶらで行くのもなんだから果物でも買っていこうと思うんだ」
あおい「わ、わかった。付き合うよ」
ダッダッダッ
矢部「パワプロくん、ちょっと待つでやんす!」
あおい「矢部くん、ボクたち急いでるんだけど」
矢部「ちょっとだけでやんす……パワプロくん、こっちへ」
パワプロ「どうしたんだよ……なんだいこの一辺4㎝ほどの正方形は?」
矢部くん「きっと役に立つ時が来るでやんす。
その時が来るまで開けてはならないでやんす」
パワプロ「なんだかわからないけど受け取っておくよ……じゃあ矢部くんまた明日!」
ダッダッダッ……
矢部「パワプロくん……おいらたち親友でやんす……」
パワプロ「やっぱり定番のりんごでいいかな。
グレープフルーツも病気にいいって聞いたことがあるけど。
でも聖ちゃん甘いもの好きだし、お菓子の方が喜ぶかなあ……」
あおい(これってデートって言えるのかな……スーパーってところが色気ないけど……でもなんか一緒に買い物なんて新婚さんみたいで……ボ、ボクったらまだ恋人でもないのに何考えてるんだろ)
パワプロ「あおいちゃん?」
あおい「えっ、あっ、何?」
パワプロ「お見舞い何がいいかな?」
あおい「な、なんでもいいと思うよ。
こういうのは気持ちが大事だし」
あおい(だめだよ……ドキドキして何も考えられない……キミは、そんなことないの?
ボクだけがこんな気持ちなの?)
書き溜めないしこれが限界
完結させるまではノンストップ
……………
パワプロ「うわ、やっぱり夜になるとすごく冷えるね」
あおい「こんな寒い中、ランニングして汗をかいてる女の子を引き止めたら風邪も引くよね」
パワプロ「それを言わないでよ……反省してるから」
あおい「もっと自覚を持ってよ。
キミから声をかけられたら足も止まっちゃうじゃないか」
パワプロ「??」
あおい「な、なんでもない」
パワプロ「……?あ、あれ見てよ。
すごいイルミネーション」
あおい「わー……おっきなツリーもあるね」
あおい「でも……クリスマスはもう終わっちゃったんだね……」
パワプロ「今年も練習だったからね。ちょっと寂しい」
あおい「……キミは誰かと一緒にいたくなかったの?」
パワプロ「そうだなあ…好きな人と楽しく過ごせればいいんだろうけど、矢部くんと遊んだのも盛り上がったしね」
あおい「……そっか」
パワプロ「あおいちゃんは?」
あおい「えっ?」
パワプロ「やっぱり好きな人と一緒にいたかった?」
あおい「そう……だね。
でも叶わなかったし。はは、ボクも聖ちゃんと一緒で楽しかったよ。
誰かさんのせいで聖ちゃんは風邪引いちゃったけど」
パワプロ「もう許してよ…………」
テクテクテクテク
パワプロ「あおいちゃんの家ってあとどのくらい?」
あおい「もうちょっと歩くかな……くしゅん」
パワプロ「大丈夫?」
あおい「手がかじかんじゃった……今日手袋忘れちゃったんだ」
パワプロ「………」
スッ、、、ギュッ
あおい「!な、何するの」
パワプロ「ち、違うよ!全然やましいことはなくて!投手は手が命なんだから!」
あおい「……今だけだからね」
パワプロ「う、うん(あおいちゃんの手ってこんなに小さいんだ)」
ギュッ
あおい(一日後れのクリスマスプレゼント、なのかな?)
あおい「ふふっ」
パワプロ「どうかした?」
あおい「なんでもないよ」
~あおい宅~
パッ
あおい「ついたよ」
パワプロ「あ、うん(もうちょっと手つないでたかったなあ)」
あおい「……何考えてるか全部顔に出てるよ」
パワプロ「えっ、あ、あはは」
ガチャ
あおい「ただいまー 」
パワプロ「お邪魔しますー」
母「お帰り……あおい、こちらは?」
あおい「野球部のパワプロくん。聖ちゃんのお見舞いに……お母さん、彼の相手してて」
パワプロ「あれ、どこに行くの?」
あおい「ちょっと部屋を片付けてくるから待ってて」
パワプロ「大丈夫!たとえあおいちゃんの部屋がどんなに汚れてようと俺は気にしな……」
あおい「ボ・ク・が・気に・す・る・の!」
ダッダッダッダッ
テクテク
あおい「パワプロくん、もういいよ」
パワプロ「うん。おばさん、お茶おいしかったです。」
母「ふふ、どういたしまして。……あおいもそんな歳になったのねえ」
あおい「お母さん!ほらパワプロくん、行くよ!」
パワプロ「?」
ダッダッダッ
あおい「もう、お母さんったら……ブツブツ」
パワプロ「あおいちゃん?聖ちゃんの具合はどうだった?」
あおい「あ、もう大分よくなったみたい。
起き上がれてるし……聖ちゃん、入るよ」
ガチャ
聖「先輩……」
ムクッ
パワプロ「聖ちゃん、寝てていいよ。
ごめんね、寒い中呼び止めちゃったせいで……具合はどう?」
聖「先輩のせいじゃない……私の鍛練不足だ。
もう大分よくなった」
あおい「甘やかすと調子に乗るから、しっかり言っておかないとダメだよ」
聖「……ふふっ、パワプロ先輩にさっきのあおい先輩を見せてやりたかったな。
大慌てで入ってきて『これはダメ』『これは見られても大丈夫かな』って……」
あおい「ひ、聖ちゃんっ」
パワプロ「あははは……お見舞いにりんご買ってきたんだ。
えーっと、あおいちゃん、包丁は……」
あおい「ああ、待ってて、取ってくる」
ガチャ
聖「………」
聖はワシが育てた
聖「……先輩、今日は来てくれてありがとう。
明日には練習に戻れると思う」
パワプロ「まだ無理は禁物だよ?
それに本当に俺のせいみたいなもんだしね」
聖「……『俺のせい』なんて言わないでほしい。
あんな風に先輩と雪を見られたのは、十分過ぎるほど素敵なことだった」
パワプロ「なんだかその言い回し、聖ちゃんに取られちゃったね」
聖「ふふ」
パワプロ「はははっ」
聖「……そういえば先輩、チョコレートすごくおいしかった」
パワプロ「本当?」
聖「……とっても、甘かった」
パワプロ「安いクリスマスプレゼントにしては、喜んでもらえたみたいだね」
聖「……だから、お返しがあるんだ。
びっくりさせたいから、目をつむっていてくれ」
パワプロ「いいよ」
スッ
聖「…………」
ギシッ
パワプロ「聖ちゃん……?」
チュッ
二人は楽しそうな笑いに包まれたこんな楽しい時間がいつまでも続く
そう信じていた それは突然の出来事だった2009年12月25日パワプロ君(永眠)
パワプロ「!!!」
パクパク
聖「ん……お返しだ」
パワプロ「あ、あのさ……今のって……」
ガチャ
あおい「お待たせ……二人ともどうしたの?
……顔真っ赤だよ?
……キミ、まさか」
パワプロ「あ、あはは、あおいちゃんありがとう!
聖ちゃん、今剥いてあげるからっ」
聖「………」
あおい「………?」
……………
母「あおいー、聖さんのお父さん、そろそろ迎えに来てくださるってー」
あおい「はーい、じゃあ聖ちゃん、準備しよっか」
パワプロ「俺もこの辺で」
聖「あおい先輩、パワプロ先輩、迷惑をかけてしまって申し訳ない。
本当にありがとう」
あおい「いいんだよ、可愛い後輩のためなんだから。
それに元凶はここにいるしね」
パワプロ「ははは……聖ちゃん、本当に無理はしちゃダメだよ?
そ、それからさっきのことなんだけど…コソコソ」
聖「ん?何だって?」
パワプロ「い、いやあ、なんでもないんだ。
じゃあ俺はこれで」
聖「………」
聖「………先輩、肩にゴミがついてる」
パワプロ「えっ、どこ?あおいちゃん見える?」
あおい「何もないみたいだけど」
聖「取ってあげるから、こっちに来てくれないか?」
パワプロ「うん、お願いするよ」
スッ
聖「………」
チュッ
パワプロ「!!!」
聖「……大丈夫、ここからならあおい先輩には見えない」
パワプロ「そ、そういう問題じゃ……」
聖「……あおい先輩には……内緒だぞ?
………はい、取れた」
パワプロ「あ、ありがとうっ」
ガバッ
パワプロ「じゃ、じゃあ本当に俺はこれで!
聖ちゃん、無理しちゃ駄目だからねっ」
ダッダッダッダッダッ
あおい「あっ、そこまで送っていくよっ」
ダッダッダッ
聖(………チョコレートより甘いもの……見つけちゃった)
ダッダッダッ
あおい「ねえっ、待って!」
ダッダッ、、、
パワプロ「あ、あおいちゃん……送ってくれなくていいのに」
あおい「すぐそこまで。
お見舞いに来てもらったし」
パワプロ「……うん、ありがと」
テクテクテクテク
あおい「………」
パワプロ「………」
あおい「……聖ちゃんと何かあったでしょ」
パワプロ「な、何もないよ」
ギクッ
あおい「………」
その頃矢部君は
||
||
|| バッ
∧||∧
\ _⊃
∪ Σ
≡| ̄ ̄ ̄ ̄|
||
||
∧||∧
∪ ノ
∪∪
┌──────────────────────┐
│ |
│ || |
│ Λ||Λ |
│ ( / ⌒ヽ |
│ | | | |
│ ∪ / ノ |
│ | || |
│ ∪∪ |
│ |
│ |
│ 人生を終了しています...... │
│ |
└─────────────────────―┘
あおい「……クリスマスは女の子と過ごしたかった、って言ってたよね?」
パワプロ「?うん」
あおい「それって誰でもよかったの?」
パワプロ「そんなことないよ!
やっぱり一緒にいて楽しい人がいいかな」
あおい「(そういうことじゃないんだけどな)……じゃあ、私と聖ちゃんだったら、どっちと一緒にいたい?」
パワプロ「え……それってどういう……?」
あおい「…………ううん、なんでもない。
あ、靴ひもほどけてるよ」
パワプロ「え?本当?」
クイッ
………スッ
チュッ
パワプロ「!!!?」
あおい「……ぷっ、何その顔……あはは」
パワプロ「あ、あ、あおいちゃん、今っ」
あおい「やーい騙されてるー」
パワプロ「そうじゃなくてっ」
あおい「……さっきのお返しだよ」
パワプロ「さ、さっきって?」
┗0=============0┛
\===========[_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_]===========/
/三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三\
0 │ |∞∞∞ |::|∞∞田田田田田田∞∞|::|∞∞∞ | ::| 0
...[二] | ::| |::|┏━━━━━━━━┓|::| | ::l [二]
........|□|.│ |┌┬┐ |::|┃ / \ ┃|::| ┌┬┐| ::|. |□|
)三(...| ::|├┼┤ |::|┃/ \┃|::| ├┼┤| ::|`)三(´
| ::| | ::|└┴┘ |::|┃ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ┃|::| └┴┘| ::| | ::|
| ::| | ::|┌┬┐ |::|┃彳 人______ ノ.┃|::| ┌┬┐| ::| | ::|
| ::| | ::|├┼┤ |::|┃入丿ー◎-◎ーヽミ.┃|::| ├┼┤| ::| | ::|
|: :| | ::|└┴┘ |::|┃ r . (_ _) )┃|::| └┴┘| ::| | ::|
| ::| | ::|┌┬┐ |::|┃ ( ∴.ノ▽(∴ ノ ┃|::| ┌┬┐| ::| | ::|
| ::| | ::|├┼┤ |::|┃⌒\_____ノ⌒┃|::| ├┼┤| ::| | ::|
| ::| | ::|└┴┘ |::|┃ ┗━┛ ┃|::| └┴┘| ::| | ::|
.....┏━━━━━┓| .|┃ >>1 ┃|::|┏━━━━━┓
.....┣┳┳┳┳┳┫|: |┗━━━━━━━━┛|::|┣┳┳┳┳┳┫
○ ● ∫∬∫∬ ● ○
○○ ●● iiiii iii ii iiii ●● ○○
[ ̄ ̄] [ ̄ ̄] ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) [ ̄ ̄] [ ̄ ̄]
|_○_| .|_○_| |_____| |_○_| .|_○_| 矢部君忘れないよ
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
>>1
すいませんでした。
あおい「あ、そろそろ戻るね。
聖ちゃんにいろいろ手伝わないといけないし」
クルッ、テクテク
パワプロ「あ、あおいちゃんっ」
クルッ
あおい「忘れてた…………一日後れちゃったけど……メリークリスマス!
…来年は、一緒にいたいよ
それじゃあっ、また明日っ」
ダッダッダッ…………
あおい(へへっ、一歩前進……かな?)
ポツーン
パワプロ「な、なんなんだ………
明日から、二人にどんな顔で会えばいいんだ……」
矢部「ふっふっふ、お困りのようでやんすね」
パワプロ「矢部くん!?まさか見てたのかっ?」
矢部「目をつむって、肩にゴミ、靴ひも……あんなわかりやすいトラップにひっかかるなんて、パワプロくんもまだまだでやんすね」
パワプロ「なんてこったい……」
矢部「で?どうするでやんすか?」
パワプロ「どうって……」
矢部「クーデレ後輩とポニテボクっ娘のどっちにするんでやんすか?」
パワプロ「……突然のことだし、俺そういう経験ないし……」
矢部「パワプロくんならそう言うと思ったでやんす。
まあ童貞ならそんなもんでやんす」
パワプロ「おまえも一緒だろ!」
矢部「野球も恋愛も練習は裏切らないでやんす。
早速今から家でギャルゲーをやるでやんす」
パワプロ「ゲームと現実は違うだろ!」
矢部「何言ってるでやんす!
このままじゃ、ドロドロ三角関係に突入して死人が出るでやんすよ!」
パワプロ「し、死人?」
矢部「ゲームが一番てっとりばやいんでやんす。
それとも、ストロベリーな高校生活を手に入れる機会を棒に振ってもいいんでやんすか?」
パワプロ「…………わかったよ……ギャルゲーで練習する!」
r ‐、
| ○ | r‐‐、
_,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 良い子の諸君!
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l 早起きは三文の得というが、
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 今のお金にすると60円くらいだ。
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| 寝てたほうがマシだな。
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
矢部「その言葉が聞きたかったでやんす!
目指すは両手に花のハーレムルートでやんす!」
パワプロ「なんで君の方がやる気があるんだよ!」
ダッダッダッダッ……
パワプロ(あおいちゃんと聖ちゃんかあ……二人の唇……柔らかかったなあ)
矢部「顔が緩みっぱなしでやんす!
そんなたるんだ根性じゃ二人は落とせないでやんす!」
パワプロ「うるさい!」
…………………
あおい「聖ちゃん……さっき彼に何したの?」
聖「あおい先輩こそ……帰ってきてからにやけっぱなしだぞ」
あおい「………」
聖「………」
あおい・聖(絶対負けない)
完
ええええええええええ
みなさんご試聴ありがとうございました
やっぱり即興は難しいです
感想とかもらえたら嬉しいです
@@@
@´ ` ,, ´)
( ∈≡∋) ◎ <え違うの? ☆ ∥: :∥
奏 !!┏┳┓!!
矛气 :┣╋┫:
況品ミ ┗┻┛
矛ロ弔ぎ ii
:汁田麦╋ ∥
沺::Δ寿θミ
矛麦:::寿抓杉Λ Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
!┃┃:: ⊂て)\ \____________
Λ_Λ::┻┻┓ ,ゝ 丶~
( ´∀`)┯┯┫ U⌒し′
( ⊃☆:!┃ √ ̄ ̄ ̄|
| | | ━━┛ L___」
(__)_)
| (,,゚Д゚)くう目
|Lつ x ){。}
. |〓〓〓〓| {9}
∪ ∪
.: + ...:. ..:...:.. :. +
. ..: .. . + .. : .. . 10年後
.. + ..:. .. ..
+ :. . +..
. : .. + .. .
.. :.. __ ..
. + |: |
|: |
.(二二X二二O
|: | ..:+ .. ありがとう>>1・・・
∧∧ |: | 矢部君のことは忘れないよ僕ら婚約したんだ幸せになるよ・・・
_,_,,_,~(,, );;;;:;:;;;;:::ヽ,、
" "" """""""",, ""/;
"" ,,, """ ""/:;;
ちなみに俺は>>1じゃないです
なんか乗っ取りみたいになって申し訳ない気もします
あおいちゃんと聖ちゃんが大好きで、いいネタを提供してもらってありがたいです
また書きたいと思います
ではみなさんメリークリスマス
矢部君は僕の中生きている君が死んだあの日から僕の人生は変わった。
今はマー君やダルビッシュと力を合わせて日本球界を盛り上げるよ・・
だから僕が君の分までがんばるから最後まで天国から見守っててくれよ
君がいなければ今の僕はなかった…矢部君何で自殺なんてしたんだよ
ねぇー矢部君今日はクリスマスだよ星が輝いてる・・あの日と同じように。
あおいとみずきはどうしてこんなにも差がついたの?
14なんてなかった
いらないからだろ
そろそろ女が主人公のパワプロとか出そうで怖い
このスレのせいで聖を知ってPixivやらようつべやらはしごである
フラグは!?ふらぐは立たないの?
>>228
15で攻略出来るよ!
>>230
鈴本に未練あるっぽかったじゃないか
もっとこう、露骨な感じが俺は良いんだよ
>>233
いや、あれは未練無いだろ
帰れ
聖は俺の嫁!
保守
捕手
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません