あおい「あ、パワプロくん!」パワプロ「久しぶりだね」 (160)

あおい「パワプロくんも、この駅利用してたんだ!」

パワプロ「そうそう、学校行くときに電車使うからね」

あおい「確か、会うのって小学生の頃以来だね」

パワプロ「うん、今じゃお互い高校生だよ」

あおい「パワプロくんは今も野球続けてるの?」

パワプロ「当たり前だよ、見りゃわかるでしょ」

あおい「ハハハ……確かにユニフォーム姿だね……」

パワプロ「あおいちゃんは?」

あおい「ううん、もう続けてないよ」

パワプロ「えっ」

パワプロ「ど、どうして?」

あおい「んーと、ボクの高校って元女子高でさ、男子が数えるほどしかいないから、野球部がないんだ……」

パワプロ「そうなんだ……」

あおい「……ごめんね?」

パワプロ「どうして謝るの?」

あおい「……あの日の約束、あったからさ……」

パワプロ「……覚えてくれてたんだ」

あおい「もちろん」

パワプロ「…駅前で立ち話もなんだし、どこか喫茶店にでも行く?」

あおい「うん!そうしよ」

・・・・・・・・・
喫茶「ダイジョーブ」


あおい「店の中あったかいね」

パワプロ「うん!外は寒すぎだよ」

店員「ご注文、お決まりデースか?」

あおい「あ、じゃあボクは……コーヒーで」

パワプロ「俺もコーヒー1つ」

店員「コーヒーにはタイプがありマース!A・B・Cのどれにしマースか?」

あおい「え?どうしよ……」

パワプロ「じゃあ、Aで」

あおい「そしたら、ボクもAで」

店員「わっかーりマシタ!アツアツ持ってくるデース!」

パワプロ「なんかすごい店員さんだったね」

あおい「うん、なんか不思議……」

パワプロ「じゃあ、何から話す?」

あおい「え、あーと……矢部くんは元気かな?」

パワプロ「矢部くんは同じ高校の野球部で活動してるよ。中学も同じでさ」

あおい「そうなんだ。みずきと聖ちゃんは?」

パワプロ「みずきちゃんたちも同じ高校で、野球部だよ。」

あおい「そっか……」

あおい「みんな、少年野球の時から、野球続けてるんだ……」

パワプロ「そうだね…」

あおい「…………」

パワプロ「あおいちゃん」

あおい「ん?」

パワプロ「どうして、約束したのに……」

あおい「…そうだよね。結局、この話になっちゃうよね……」

・・・・・・・・
少年野球時代

パワプロ「あおいちゃん!ナイスピッチングだったよ!」

あおい「ありがと!頑張ってシンカー覚えた甲斐があったよ!」

パワプロ「やっぱりあおいちゃんは野球上手いね」

あおい「そうかな?誰だって頑張れば上達するよ!」

パワプロ「うーん、頑張ってるつもりなんだけどなぁ……」

パワプロ「あおいちゃんは、俺と中学は別なんだよね?」

あおい「そうなんだよ……学区が違うからね」

パワプロ「じゃあ、高校は一緒のトコ入ろうよ?」

あおい「えっ?」

パワプロ「あおいちゃんと一緒がいいからさ」

あおい「そ、そんなこと、ボクの目の前で言わなくていいよ!恥ずかしい//」

パワプロ「ごめんごめん、でも、また一緒に野球をやりたいんだ」

あおい「そうだね、ボクもパワプロくんと一緒にもっかい野球したいな」

パワプロ「じゃあ、約束!」スッ

あおい「うん、指切りだね」スッ

パワプロ「指切りげんまん、嘘ついたら、相手の言うことなんでも聞く!」

あおい「えー!?」

パワプロ「驚く必要ないでしょ。ずっと続けてればいいだけなんだから」

あおい「そっか……そうだよね」

パワプロ「高校はもちろん、野球の強いパワフル高校だよ!」

あおい「うん!そのためにちゃんと勉強しないとね」

パワフル「う……勉強……」

あおい「えー?自分から約束振っといて、それはないよー」

パワフル「……分かった!今日から勉強する!野球の勉強!」

あおい「はぁ…約束守れるのかなあ……?」

パワフル「だ、大丈夫だよ!頑張るから!その代わり、あおいちゃんも約束守ってよ?」

あおい「もちろん!」



パワあお「指切った!」

・・・・・・・・

あおい「懐かしいね、あの約束。もう5年も前だよ」

パワプロ「少年野球の最後の試合が終わったあとに約束したからね」

あおい「うん、ボクも覚えてるよ」

パワプロ「その約束があったから俺は、このパワフル高校のユニフォームを着て、野球をちゃんと続けてる」

パワプロ「それなのにどうしてあおいちゃんは、別の高校へ行ったのさ?」

あおい「まあ……その、色々あってね」

パワプロ「色々で済まされても、俺は理由が聞きたいんだ!」

あおい「…………言えないよ」

パワプロ「そんな……言ってy」

店員「ハーーーーイ!!お股せしマーシタ!!Aコーヒー2つ、飲みやがれデース!!」

パワプロ「わっ、ビックリした!!」

店員「ごゆっくりデース!」

パワプロ「まあ飲もうか…」

あおい「う、うん」

ゴクットナ

あおい「!?」

あおい「わぁ、すごいおいしい」

パワプロ「だね!今まで飲んできたなかで一番だよ!」

あおい「……」ズズッ

あおい「(なんか身体に違和感感じたけど、気のせいかな……?)」



店員「フッフッフ……ぶっちゃけ大会デース……」

パワプロ「じゃあ、一息ついてリラックスしたし、理由聞かせてくれないかな?」

あおい「(ううん……やっぱり話せない…)あのね、実は」

あおい「!!??」

あおい「(え?頭で思ったことと喋ってる内容が違う!)」

パワプロ「どうしたの?」
あおい「……中2の時に見たんだ」

パワプロ「なにを?」

あおい「中学のグラウンドで、野球をしてるパワプロくん」

・・・・・・・
中学2年

あおい「パワプロくん、頑張ってるかな?わざわざ見に来ちゃった♪」


矢部「パワプロくん!投げでやんす!」

パワプロ「うん、いくよ!」


あおい「わ、パワプロくんだ!背も伸びて、カッコよくなったなぁ……//」


パワプロ「矢部くんに打てるかなぁ…?」


あおい「ちゃんとピッチャー続けてたんだぁ…。ちょっとは成長したかな?」


パワプロ「そらっ!」ビシュッ

スバーン!


あおい「」

あおい「うそ……すごい速い……」


パワプロ「次行くよ。それっ!」ビシュ

ククッ!ズバーン!


あおい「シ、シンカー…?変化量がすごい……」


パワプロ「最後だっ!そりゃ!」ビシュ

ヒュン、ジャパーン!

矢部「空振り三振でやんす……やっぱりパワプロくんの球は打てないでやんす!」

パワプロ「そんなことないよ、努力すれば矢部くんもバッティング上手くなるよ」

あおい「パワプロくん……こんなに成長してたんだ……」

あおい「前までは、ストレートがミットに届かない、へなちょこボールだったのに……」

あおい「確実に、ボクの方が弱くなっちゃった……」

あおい「……帰ろう…」



パワプロ「ん?なんかいま……」

矢部「どうしたでやんす?」

パワプロ「いや、あおいちゃんが近くにいた気がして」

矢部「気のせいでやんす。あおいなら毎日、オイラの隣で寝てるでやんす」

パワプロ「シャラップ」

矢部「Yes,Boss.」

・・・・・・・

あおい「それから、ショックで練習に実が入らなくなって…」

あおい「ボクがこんなに弱いと、高校に行ってもパワプロくんに顔向けできないと思ってさ……」

あおい「野球、諦めちゃった……」

パワプロ「そんな……」

あおい「(全部話しちゃった……恥ずかしいよぅ……)」

パワプロ「そんな程度で、あおいちゃんが野球止めるなんて、失望したよ」

あおい「だよね……そう思うよね……」

パワプロ「俺はあおいちゃんに追い付くために、必死に努力してきたのに……」

パワプロ「あおいちゃんに認めてほしかったから……」

パワプロ「あおいちゃんに振り返ってほしかったから……」

あおい「え?」

パワプロ「俺、あおいちゃんのことが好きだから……」

あおい「え……えー!?」

パワプロ「あおいちゃんのことを想って、いつも野球続けてきたのに……」

あおい「パワプロくん……」

見てる人いるかな?

あおい「でも……あのままじゃ顔向けできなくてさ…」

パワプロ「そんなわけないよ!」

パワプロ「俺は、何を約束したか、あおいちゃん覚えてないんだよ」

あおい「そ、そんなこと…」

パワプロ「じゃあ、何を約束した?」

あおい「パワフル高校で、一緒に野球をする……」

パワフル「そこに、『お互い強くなった状態で』って条件はあった?」

あおい「…………」

パワフル「俺は、単純にあおいちゃんと野球をしたかったから、あの約束をしたつもりなのに……」

あおい「……そっか。ボクは勘違いしてたんだ……」

パワプロ「そうだよ。例えあおいちゃんが弱いピッチャーだからって、突き放したりなんか絶対にしない」

パワプロ「だって、昔からの好きな人だもん」

あおい「……あの頃から変わらないね。優しいね…パワプロくん……」ウルウル

あおい「ボクも……昔から、パワプロくんのことが大好きだよ……」

パワプロ「あおいちゃん……!」

あおい「なんで……なんで野球やめちゃったんだろ……ボクってバカだな……」ヒックヘック

パワプロ「……ねぇ、約束破ったら、なんでもするって決めたよね?」

あおい「うん……」ヒック

パワプロ「だから、あおいちゃん」


パワプロ「野球しようよ」


あおい「……したいよぅ……野球したいよぉ……」ヒックヘック

パワプロ「あおいちゃん?もう泣かなくていいよ」ナデナデ

あおい「嬉しくて……そりゃあうれし涙だって出るよ……」ヒックヘック

店員「ヘーイ!ご注文の追加はありマースか!?」

パワプロ「いやっ、今はちょっといいです……」

店員「オーゥ!泣いている彼女には、Bコーヒーオススメデース!」

パワプロ「じゃあ……彼女にひとつ……」

エロ欲しい?

エロを挟むと何故か人が減る法則
最初からエロ押しの場合はそうでもないんだが

>>47
それな

じゃあ本格的なエロは無しで
ちょいエロで

店員「Bコーヒーひとつデースね!でもちょいエロルートだから、アンタの分入れて、二つ持ってきマース!」

パワプロ「はひ?」

店員「オーゥ!オフレコデース!少々お待ちくだサーイ!」

パワプロ「やっぱり変な店員さんだな……」

あおい「……ありがとうパワプロくん。泣き止んだよ」

パワプロ「それは良かった」

あおい「パワプロくん、覚えてるかな?むかし、こんなことあったよね」

パワプロ「え??」

・・・・・・・
少年野球時代、練習中

あおい「よーし、まだまだ投げちゃうよ!」

パワプロ「あおいちゃん、もう休んだら?投げすぎだよ」

あおい「大丈夫だよ。まだ投げたいんだ」

矢部「さすがあおいちゃんでやんす!オイラもあおいちゃんに投げられたいでやんす!」

あおい「ほう」

矢部「Yabe's joke.」

あおい「聖ちゃん、まだ受けてもらってもいい?」

聖「あおい先輩が良いなら、私も良いが……」

あおい「じゃあいくよ!」

あおい「えいっ!」ビシュ

グキッ

あおい「!!」


パワプロ「ん?いまグキッて……」

あおい「ーーーーっ!!」

みずき「あ、あおい先輩、肩が痛いって!!」

パワプロ「マジで!?なんで聞き取れるの!?」

聖「ひょっとしたら脱臼かもな……」

矢部「69車呼ぶでやんす!」

みずき「この場に及んでクソ眼鏡」

矢部「救急車でやんす。呼んでくるでやんす!」

プィープォープィープォー

・・・・・・・
病院

加藤京子「これは脱臼ですねぇ……」

あおい「そうですか……」

加藤京子「無理のしすぎですよ。しばらくは入院ですね」

あおい「わかりました……」

・・・・・・・

パワプロ「あおいちゃん!」

矢部「どうでやんしたか!?」

あおい「うん……脱臼だったよ」

みずき「そんな……先輩の最後の試合、来月なのに……」

聖「もしかしたら出れないかもしれないな……」

あおい「だ、大丈夫だよ!ちょっと入院するだけで治るみたいだから」

パワプロ「入院必要なの!?」

あおい「うん……」

あおい「ごめんね……こんな大事なときに……」

パワプロ「謝らないでよ、大丈夫だよ。その代わり、あおいちゃんは肩が治るまで安静にしておくこと!」

あおい「うん…わかった」

みずき「ちゃんとお見舞いに行きますからね」

聖「入院生活は退屈かもしれないが、できるだけ伺うから大丈夫だぞ」

矢部「オイラもあおいちゃんとお見合いするでやんす!」

みずき「眼鏡、後で話ある」

矢部「Yabe's joke.」

・・・・・・・
1週間後

あおい「はぁぁぁ……やっぱり退屈だなぁ……。」

あおい「あのとき余計に投げていなければなぁ……」

あおい「誰かお見舞いに来ないかなぁ……」

コンコン

あおい「?はーい」

パワプロ「やあ!あおいちゃん」

あおい「パワプロくん!来てくれたんだ!」

パワプロ「心配だったからさ……ちょっとは良くなった?」

あおい「まあね……って、昨日もみんなでお見舞い来てくれたときに訊いたじゃん。」

パワプロ「あれ、そうだったっけ?」

あおい「もう……」

あおい「でも、ありがと」

パワプロ「あ、そうそう。今日は花を持ってきたよ」

あおい「ホント!?……まさか、椿とかバラとか、縁起の悪い花じゃないよね…?」

パワプロ「そ、そんなわけないよ!(バラとかって縁起悪かったんだ、知らなかった…)」

あおい「ふーん?じゃあ見せてよ」

パワプロ「はい、これ!」

あおい「わぁ……綺麗なオレンジの花……。なんて名前?」

パワプロ「ひなげしって言うんだ。お見舞いの時に一番選ばれる花なんだって!」

あおい「へぇ~、聞いたことないなぁ」

パワプロ「じゃあ、花瓶にさしておくね」

あおい「うん……」

パワプロ「えーと……まずは花瓶を洗って……」セッセセッセ

あおい「ふふ……なんかパワプロくん、旦那さんみたい……//」

パワプロ「ぅえっ!?そ、そーかな…//」

あおい「うん、優しいし、カッコいいし…」

パワプロ「や、やめてよ……// はい、飾っておくね」

あおい「わぁ……綺麗だなぁ……」

パワプロ「あおいちゃんもね……」ボソッ

あおい「え?」

パワプロ「ううん、何でもない!」

お腹がペコちゃん
一端昼休憩

おもしろい

くっさ
最初から酉つけて作家気取りかよ
よくこんな稚拙な文章で書く気になれたなwwしかも「見てる人いる?」wwwwwwww

>>72
それは良かった

>>73
まあ稚拙はしょうがないさ

あおい「ボク、野球はじめてよかったなぁ……」

パワプロ「どうしたの?突然」

あおい「だって、野球を始めたおかげで、熱心に取り組めるものを見つけたし……」

あおい「良い仲間たちにも出逢えて、すごく楽しいんだ」

パワプロ「それは俺も同じだよ」

あおい「だから、みんなで野球出来ないのが辛いんだ……」

パワプロ「……分かった!」

あおい「え?」

パワプロ「野球ができないなら、観ればいいんだよ!」

あおい「観戦ってこと?」

パワプロ「観戦はムリだから、毎日プロ野球の試合を録ったビデオを持ってくるよ!一緒に見よ?」

あおい「…うん、そうしよ!でも、毎日なんて来れる?」

パワプロ「大丈夫大丈夫。あおいちゃんに会えるし、試合を観て研究もできるから、一石二鳥だよ」

あおい「そっか。じゃあ明日から待ってるからね!来なかったから、退院したとき覚えててよ!!」

パワプロ「大丈夫だって!行くから!」

・・・・・・・・
翌日

コンコン

パワプロ「来たよー」

あおい「あ、約束通りだね」

パワプロ「もちのろんだよ。はい、今日も持ってきたよ」

あおい「わぁ、やっぱりひなげしって綺麗だね。ありがと!」

パワプロ「よーし、じゃあ早速観ようか!」

あおい「うんうん!早く見せて!」

パワプロ「今日は、05年日本シリーズ・ロッテ vs 阪神の試合をまとめたビデオを持ってきたよ」

・・・・・・・・

あおい「すごいなぁ、ロッテ」

パワプロ「33-4って……。1試合目10-0だしね。」

あおい「ボクも、相手に失点されないピッチャーになりたいよ」

パワプロ「あおいちゃんならなれるよ」

あおい「ううん、だって、投げすぎて肩外れるくらいだし」

ズキッ

あおい「いたっ!」

パワプロ「大丈夫!?」

あおい「うん…、突然痛んでさ……」

パワプロ「さすってあげるよ」

あおい「えっ!」

パワプロ「右肩だよね?ココあたりかな?」サスサス

あおい「う、うん。そうだよ」

パワプロ「痛そうだもんね……優しくするね」サスサス

あおい「ありがと……//」

あおい「(パワプロくんに触られて、ボク、ドキドキしちゃってる……//)」

パワプロ「あおいちゃんは凄腕のピッチャーだから、早く完璧に治ってほしいからね……」サスサス

あおい「うん……//」

パワプロ「あれ、あおいちゃん、顔赤いよ?まさか熱?」

あおい「ち、ぢがうよ!」

あおい「もういいよ、肩は。ありがと…//」

パワプロ「そう……」シュン

あおい「(いま、悲しそうな顔してたような……)」

パワプロ「あ、もうこんな時間か。じゃあ今日は帰るね!お大事に」

あおい「あ、うん。気を付けてね」

ガラガラ パタン

あおい「パワプロくんと二人きりなんて初めてだったなぁ……。」

あおい「………//」

あおい「なんでドキドキしたんだろう……//」

・・・・・・・
翌日

パワプロ「(よーし、今日はノック無しで入って驚かせよっと)」

ガラッ

パワプロ「あおいちゃん!来たy」

あおい「きゃあっ!!」

パワプロ「え、生着替え」

ビシュッ

パワプロ「ボールがバベルッ!」ボゴッ

あおい「はぁ…はぁ…、ちゃ、ちゃんとノックしてから入ってきてよ!!こっちは着替えてたのに!」

パワプロ「ごべんなざい……」

・・・・・・・

あおい「キミは最低だよ!そもそも入院患者を驚かせようなんて!」

パワプロ「ご、ごめんなさい……」

あおい「ふんっ」

パワプロ「でも、脱臼してるのに、俺の顔に向かってボールを投げれたのは、治ってきた証拠だよ!」

あおい「あ…言われてみれば……」

あおい「でも、患者にボールを投げさせるのは、どうだろうね??」

パワプロ「すいません……。まあまあ、また持ってきたからさ、ひなげしの花」

あおい「あ、ありがとう……。」

パワプロ「あと、今日もビデオ持ってきたからさ…」

あおい「……ほら、早く一緒に観ようよ!」

パワプロ「(あ、もう怒ってない)」

パワプロ「うん!」

パワプロ「そしたら、まずはセットして……」

ガチャ キュルルルル

あおい「楽しみだなぁ」

パワプロ「再生っと」


「アッハァァァァン!!////」


パワあお「!!??」

「ハァッ、ハァッ…!ベリーソービッグ……///」

パワプロ「えっ、ちょっ、まっ、あれぇっ!?」

あおい「ちょ、パワプロくん!なにコレ!?//」

パワプロ「あれ!?試合を録ったビデオ持ってきたはずなのに……」

「オォォォォウ!!///ナイスガイ!!アイライクベリーソービッグ!!///」

あおい「あああ!!// もう早く止めてよ!!」

パワプロ「わかってる!………リモコンどこぉ!?」

「オーケー!オーケー!全然オーケー!!インザミドルオブ、オーケー!!///」

パワプロ「えーと……えーと……//」チラッチラッ

あおい「画面チラチラ見てないで、早く探してよぅ!//」

パワプロ「うん!」アタフタ

あおい「??」

あおい「(パワプロくん……アソコ膨らんでる……?//)」

パワプロ「えーと、!あった!これで止め……」

あおい「………//」ジーッ

パワプロ「ん?……あっ!」

パワプロ「ちょ……あおいちゃん、どこ見てんの!」カクシッ

あおい「……あっ、ごめん…//」

「カモォォォォォォン!!はよカモォォォォォォン!!アッハアアァァァァァン!!」

パワあお「!?」

「オゥフッ!!ビュクビュク……」

パワあお「ポーーー………///」カアァッ

あおい「あの白いの……なに…?//」

パワプロ「わ、わからない……//」

「ハァッ……ハァッ……スパームイズホット……」

パワあお「…………///」

パワプロ「お、俺帰るっ!」

あおい「えっ」

パワプロ「じゃあねっ!!」スタタタ

あおい「あ……ちょっと……ビデオ……」

あおい「…………//」

あおい「………もいっかい見てみよ……///」

・・・・・・・
現在

あおい「そんなことも……あったよね……//」

パワプロ「ちょっと……思い出したら恥ずかしいよ……」

あおい「ボクも、話してるうちに恥ずかしくなってきた……」

あおい「(なんで、あの後ビデオをもう一回見たことなんて喋っちゃったのー!?//)」

パワプロ「あの後、もう一回見てたんだ……」

あおい「…………//」

パワプロ「…俺が家に帰ったら、親父探し物しててさ。」

パワプロ「『俺のビデオ知らないかー!?』って……」

あおい「………プフッ」

パワプロ「……フフフフッ」

パワあお「アハハハハハ!!」wwww

パワプロ「まさかさ、あのビデオを捜してたとは思わなくてさwww」

あおい「ごめん、それは笑っちゃうよwww」

パワプロ「ハハハハハww……ハァー」

あおい「でも、そのことを知ってるのって、パワプロくんとボクだけだね」

パワプロ「そうだね、二人だけの秘密みたいになっちゃったね」

あおい「あのビデオ……一応家にあるけど、返そうか?」

パワプロ「いや、もういいよw」

あおい「でも、パワプロくんがあの時、毎日お見舞いに来てくれたから、こんな思い出ができたんだよね」

パワプロ「そうだね……」シミジミ

あおい「あのビデオの事件のあとも、パワプロくんは毎日お見舞いに来てくれて……」

パワプロ「ちょっと行き辛かったけど、約束してたしね」

あおい「そのおかげで、肩の治りが早くなって、ボクたち最後の試合に出ることができたんだもん。感謝してるよ」

パワプロ「そんな大袈裟だよ。あおいちゃんの回復が早かっただけ。」

あおい「あと……一番嬉しかったのは……」

パワプロ「??」

あおい「キミが毎日、ひなげしの花をボクに届けてくれたこと」

パワプロ「あぁ……」

あおい「……パワプロくんの嘘つき」

パワプロ「な、何のこと?」

あおい「『ひなげしの花は、お見舞いに一番使われる』って、全然違うじゃん」

パワプロ「………うん、そうだよ」

あおい「ボク、中学に入ってからふと思い出して、調べたんだ」

パワプロ「なにを?」

あおい「ひなげしの花言葉」

パワプロ「…………」

あおい「『心より愛を込めて届け』」

パワプロ「…………」

あおい「パワプロくん、それでひなげしを届けたんだよね?」

パワプロ「……バレたかぁ……」

あおい「花言葉を知らないボクに、毎日毎日、告白してくれてたんだね……」

パワプロ「…………うん」

あおい「花言葉を知ったとき、ボク、きゅんと来ちゃった……」

パワプロ「…………」

あおい「半信半疑だった気持ちが、そのとき確信に変わったんだ」


あおい「ボクは、パワプロくんのことが好きなんだって」


パワプロ「あおいちゃん……」

あおい「さっき、パワプロくんが、ボクのことが好きだって言ってくれたとき……」

あおい「人生で一番嬉しかったよ…?」

パワプロ「……//」

あおい「えへへ……//」

パワプロ「あおいちゃん……、俺とt」


店員「ヘーーーイ!!大変永らくお待たせいたしマーシタ!!」

パワプロ「わっ!ビックリした!」

パワプロ「(タイミングわりいよおおおぉぉぉ!!)」

店員「3時間前にご注文いただいた、Bコーヒー2つデース!」

パワプロ「あ、どうも……」

店員「オーゥ!またオフレコデース!」

店員「ごゆっくりデース!」スタコラサッサ

パワプロ「と、とりあえず飲もう」

あおい「うん……」

ズズッ

パワプロ「!?」

パワプロ「……はは、さっきのコーヒーと変わらないね……」

あおい「うん……でもおいしい……」

パワプロ「そうだね……」ドキドキ

パワプロ「(ウォォォ!!キスしたいキスしたいキスしたいキスしたいキスしたいキスしたいキスしたいあおいちゃんとキスしたいあおいちゃんをぺろぺろしたいあおいちゃんを抱きしめたいあおいちゃんとニャンニャンしたいあおいちゃんあおいちゃあああぁぁぁぁぁん!!)」

あおい「(な、なんだろ…!急にドキドキしてきた……//)」

パワプロ「ハァッ……ハァッ…んぁ!?」

あおい「ふぇ………?」

パワプロ「(あ、あおいちゃん、顔赤い……!しかも目がトロンとしてる……!)」

パワプロ「(このコーヒー……なんじゃこりゃあぁぁ!?)」ビンビン


店員「フッフッフ……モアラブラブタイムデース……」

パワプロ「あおいちゃん………」ハァハァ

あおい「な、なにかな…?」

パワプロ「好きだ」

あおい「!?」ビクン

パワプロ「大好きだ……愛してる!!」

あおい「ふぁ……あぁ……//」ビクビクッ

パワプロ「(ヤバい……あおいちゃんへの愛情が止めどなく溢れてきてしまった……)」

あおい「…パワプロくぅん……」

パワプロ「な、なに?」


あおい「……キスして……??」

パワプロ「……んなっ!?」


店員「オーゥ!エロチシズムデース!」シコシコ

あおい「お願い……パワプロくんの声を聞くだけで、ドキドキが止まらないんだ……//」

パワプロ「あおいちゃん……!じゃあ、隣に来て…」

あおい「うんっ…!」

パワプロ「チュッ」

あおい「んっ……んむ……」レロレロ

パワプロ「(あおいっ……!舌っ……ベロが!)」レロレロ

あおい「(キスしてる……パワプロくんと、5年越しにキスしてる……//)」レロチュパ

パワプロ「ぷはっ……あおいちゃん!」ギュッ

あおい「ひぁ……//夢みたい……//」ギュウゥ

パワプロ「俺……、あおいちゃんがパワフル高校の入学式にいなかったとき、悲しかったよ……」

あおい「うん……」

パワプロ「もう会えないと思って、練習にあまり実が入らなかったんだ」

あおい「そうだったんだ……」

パワプロ「あおいちゃん……今からでも遅くないよ」

あおい「ふぇ…?」


パワプロ「転校しておいで。そして……俺と一緒に、野球しよ?」

あおい「パワプロくん……//」

あおい「……そういうところ、ズルいよ……」

パワプロ「え?」

あおい「……まだ、シンカー投げられるかな…?」

パワプロ「…俺が教えるよ」

あおい「教えれるの~?」

パワプロ「俺、あおいちゃんとお揃いになりたくて、シンカー覚えたんだよ?」
あおい「え……」

パワプロ「だから、あおいちゃんにシンカーを教えることは、必須なわけよ」

あおい「…………//」

パワプロ「……わかった?」

あおい「うん……っ!」ギュウゥ…

店員「ごめんクサーイ」

パワあお「!?」

店員「ここ、しがない喫茶店デース。ラブラブされては困りマース」

パワプロ「あっ、ごめんなさい……」

店員「おすすめの場所、教えマース」スッ

パワプロ「ん?紙切れ……?」

『HOTEL DAIJO-BU』

店員「ここに行って、この紙を見せれば、今ならタダデース」

パワプロ「………!!」

あおい「パワプロくん………?」

パワプロ「えっ」

あおい「…………///」トロン

パワプロ「」

弾道がすこぶる上がった

パワプロ↑371「あおいちゃん……いいの…?」

あおい「もう……こんな状態ボクが断ると思うの……?」トロン

パワプロ↑401「あぁ………でも……」

あおい「ボクをこんなにエッチにさせたの、あのビデオを持ってきた、キミのせいだからね………??」

パワプロ↑423「うっ………」

あおい「……」クイクイッ←袖引っ張った

パワプロ↑671「??」

あおい「…………しよ?//」

パワプロ↑999「」


弾道がバグった

パワプロ↑q&j$「よし行こう!!」ビンビン

店員「ちょと待つデース!」

パワプロ「?」

店員「この、Cコーヒーを持っていってくだサーイ!」

パワプロ「いいんですか?」

店員「よく感じ、よく出マース」ボソッ

パワプロ「喜んでいただきます!!」

あおい「ね、はやく行こ?//」

パワプロ「10000円置いときます!!釣りなんかいらねぇよ!!」


カランコロン

店員「フッフッフ……こうして新たに、ひと組のカップルを誕生させマーシタ」

ゲドー「ギョー」

店員「どうしマシタ?ゲドーくん?」

ゲドー「ギョギョー」

店員「Cコーヒーを飲みたいのデースか?どうぞデース」

ゲドー「ギョギョ」ゴクゴク

ゲドー「ギョギョギョギョーーーーー!!!!////」

ゲドー君はこのとき、バケツ3杯分も潮吹いた



おわれ

翌日、ホテルで冷たくなったパワプロが発見されるのか…

>>133
おいやめろ

ありがとうございました
純情もの書こうと思ったのに、結局エロ入っちゃうよね
まぁあおいちゃんはかわいいですな
他にもパワプロSS書いたから気になったらggr

おい 俺をこのまま放っておくのか

なんかリクエストある?
今後ふと思い立ったときに書くから

>>137
えっ?(難聴)

はよ書け

雅ちゃんで

いままで>>1は何を書いて来たのだ

>>140
雅ちゃんかぁ……
え、いつ書くの?

>>141
ずいぶん前に、あおいみずき聖雅が全員出たSSを4日連チャン書いてたことがある

あと最近だと、パワプロが聖に「オナニーしてる?」って訊いて、そのまま本番にいくやつ

>>144
間違えた

>>143
前者のやつ、まとめで読んだわwww
聖の家に性水があるやつだろ?

矢部とパワプロの

>>145
あーそれそれ

>>146
パワプロ「矢部くん…好きだ!」

矢部「オイラもでやんす!」

パワプロ「入れるよ…」ズプッ

矢部「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァァァァ!!!!」

パワプロ「うっ」ドビュッシー



もう勘弁して

>>147
後者のやつのタイトルってこれ?

パワプロ「聖ちゃんってオニーするの?」聖「なーっ!?」

>>149
それやで!
ナが抜けてるが

2011年みたいにまたパワプロSSが流行ればいいな

なんかスレが残ってたから言うけど、
ひなげしの花を選んだのは、SMAPの「ひなげし」って曲があって、それに花言葉の歌詞があったから、それにした。
蛇足でひた

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月26日 (木) 17:47:05   ID: Mz3Rwckw

俺もSMAP好きだから、ひなげしって曲知ってるわ
なんか妙な親近感ww

2 :  SS好きの774さん   2014年08月26日 (火) 07:41:19   ID: fSc16qr1

素晴らしいSSでやんした
つづきないのか

3 :  SS好きの774さん   2015年01月14日 (水) 17:54:54   ID: hqLNtTNv

小林雅wwwwww

4 :  SS好きの774さん   2018年04月30日 (月) 21:38:59   ID: 988Gs906

すごすぎィ一

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