初投稿です
※ネタバレ注意
※キャラ崩壊注意
※エレアニ
もし、エレンが訓練兵の段階で巨人化できることに気づいたらという話
----------------------対人格闘術の自主トレーニング----------------------
最近のこいつの成長は著しい。私と互角に渡り合っている。
今も負けないようすることだけで精一杯だ。最初は気まぐれで技を教えてやると言ったが、いつからだろう、こいつとのこの時間が楽しくなっている私がいる…
ヒュッ フッ ハッ クッ ドサッ
エレン「…大丈夫か、アニ」スッ
アニ「……(これでこの時間も終わりか)」
アニ「…もう…あんたに教えることはないよ…」パシッ
アニ「強くなったよ…私を負かすほどに」ハァ
エレン「ああ…アニのおかげだ」
アニ「(立体起動、馬術、座学に次いで対人格闘術まで抜かれた…)
アニ「(…私は…こいつにとって必要とされない……)」
エレン「なぁ…アニ……お前に勝ったら必ず言おうと思っていたことがあるんだ」
アニ「(……どうせ、弱い私とはもう組まないって言うつもりなんだろ…)」
エレン「オレが強くなりたかったことには理由がある」
アニ「…知ってるよ、巨人を駆逐したいんでしょ」
アニ「(私とこいつは敵同士…わかっていたことだ……)」
エレン「それもある…が、アニと訓練していくうちにお前を守りたいと思うようになった」
アニ「(は!!??…今何て言って…)」
アニ「(私を守る?……そんなわけない…第一こいつは乙女心を全く知らないはずだ)」
アニ「…その言葉は…私よりもっとふさわしい女に言いなよ……ミカサとか…」
エレン「あいつはただの家族だ。アニ…お前が……好きなんだ」ニッ
エレン「格闘術を披露するときの楽しそうな顔…すごく、輝いてた」
エレン「遠巻きながら皆を心配していて…本当は誰よりも優しいところ」
エレン「何かを隠しているような物憂げな表情…誰よりも綺麗だと思った」
エレン「だから…アニを守れるまで強くなってからこの気持ちを伝えると決めたんだ」
アニ「(え、えぇ?/////)」ドキッ
アニ「(ぃや…私は戦士……でも…/////)」ドキドキ
エレン「……えーと…返事聞かせてもらえないか」
アニ「いいよ…付き合おうか(少しくらいいいよね、夢を見たって)」
エレン「ホントか!!うれしいよ!」ギュッ
アニ「あんたはホント真っ直ぐだね(だから惹かれたのかもしれない。私には無いもの)」
エレン「あぁ、オレの数少ない取り柄だ」
アニ「私には…あんたに言えない…秘密…があ…る…それでも…いいの…」
エレン「アニ…お前が抱えている秘密ごと、オレがお前を守る…絶対守るから」
そう言ってエレンは距離を詰めた。思わず構えたのは対人格闘術の癖だ。泣きそうな顔を見られたくないからではない……。
軽く唇と唇が触れ合うだけのキスをした後、早鐘の鳴る心臓を残して足早に寮に向かった。
エレン…私があんたの敵だとわかったらどうする?
殺す?……それとも、この世の全てから恨まれても味方でいてくれる?…愛してくれる?
とりあえず書き留めているので、
少しずつ投下していきたいと思います。
----------------------男子寮----------------------
部屋割り適当
アルミン「今日も自主連?」
エレン「あぁ(アニに告白したことは公にしないほうがいいよな)」
アルミン「あまり無理しないほうがいいよ(僕がミカサに怒られるから)」
ライナー「はっはっは、オレを抜いてもまだ上を目指すのか」
ベルトルト「エレンはミカサに次いで次席だからね。すごいよ」
ライナー「まったく、お前のその原動力はどこから来ているんだ」
エレン「……強いて言えば、大切な人を守りたい…だな」
ジャン「お前…それは、ミカサか…ミカサなのか!!」ガタッ
エレン「違う、あいつは家族。それに守る必要もないくらいあいつは強いじゃねえか」
アルミン「じゃあ、誰なの(うわぁ、ミカサに聞かれなくてよかった)」
エレン「いくらアルミンでも教えらんねえよ」
ジャン「まぁ、ミカサじゃないならどうでもいいけどな」ヨッシャ
ジャン「オレは寝るぜ」
ライナー「エレン…お前の大切な人ってクリスタじゃねえよな」
エレン「もうこの話はいいじゃねえか…もう寝るぞ」ハァ
朝はここまでです。
また、夜にでも…
アルミン「いや、これは大事なことだよ(天使には手を出させない)」
コニー「何?エレンはクリスタが好きなのか」
コニー「早速言いふらさなきゃな!」
エレン以外「…マジかよ」ガタッ
ライナー「エレエエエエン!!ホントか?ホントなのか?」ガシッ
エレン「うるせぇな…確かにクリスタは可愛いけどな」
エレン「そういう対象で見たことねえよ」
ライナー「男に二言は無いな?」ユサユサ
エレン「あぁ」
ライナー「お前を信じてたぜ…エレン」ダキツク
ワーライナーガホモッテルゾ…ソウイン、ケツヲマモレー
マテーオマエラ…オレハホモジャネー…ギャー
アルミン「となると…残る候補として、アニとサシャ、ミーナが有力かな」
エレン「もう遅いから寝るぞ」
アルミン「そうだね…明日も早いからね、おやすみ」
エレン「おやすみ」
アルミン「(それにしても、エレンに想い人かぁ……ミカサに気づかれませんように)」
ライナー「(クリスタはオレと結婚するからな……結婚しよ)」
ベルトルト「(まだ…アニという線は消えてない……でも、アニは戦士だ)」
ジャン「(明日がチャンスだ……待ってろよミカサ)」
コニー「(分かんねぇな……結局エレンはクリスタが好きなのか???)」
エレン「(もっと鍛錬してミカサを抜く……オレにも大切な人ができたからな)」グッ
とりあえず、区切ります。
こんな拙いスレを見てくれてうれしく思います。
これからもがんばらせて頂きます
----------------------女子寮(同時刻)----------------------
部屋割り適当
ミーナ「アニ!何か嬉しそうだね」
アニ「別に…そんなことないよ」
ミーナ「顔に書いてあるよ」
アニ「(あいつから告白されたなんて言ったら…からかわれる)」
アニ「何でもない…もう寝る」バサッ
クリスタ「何の話をしているの?」
ミーナ「アニに春が来たって話」
ユミル「ホントかよ…へー氷の女がねぇ」ニヤニヤ
クリスタ「もうユミル、そんな言い方したらダメでしょ」
ユミル「相変わらずクリスタは可愛いな~」ダキッ
ミーナ「で…誰なの?」
アニ「は?…何の話」
ユミル「そういえば、お前最近よく外に出歩くよな」
クリスタ「そうだね…何しているの?」
アニ「……散歩だよ」
ミーナ「怪しい…」
アニ「(はあ…寝かせてくれよ……さっきから鼓動がうるさいんだ)」
ミーナ「やっぱり…対人格闘術でよく組んでるエレン?」
アニ「」ビクッ
クリスタ「最近のエレンはすごく頑張ってるもんね」
クリスタ「他にもエレンのこと狙ってる子たくさんいるよ」
ユミル「クリスタ…お前もしかしてエレンのこと…」
クリスタ「違うよー…頑張っている人ってキラキラしてるなって思っただけ…」
ユミル「そうだよな~死に急ぎ野郎なんか眼中にないよな」
アニ「」ギロッ
ミーナ「確かに、エレンはかっこいいよね」
ミーナ「アニが惚れるのもわかるよ」
クリスタ「もしかして、ミーナ…エレンのこと…」
ミーナ「違うよ。いいなぁとは思うけど、私なんかとは釣り合わないし」アセアセ
ミーナ「それに、ミカサが怖いし…」
クリスタ「そうだよね…ミカサが常に傍にいるからね…」
ユミル「なんだぁ…やっぱりクリスタお前…」
クリスタ「違うってば…もうユミル……でも…」ゴニョゴニョ
ユミル「(天使)」
アニ「(へぇ…エレンのやつ…想像以上にモテるんだ)」
アニ「(あいつがモテると分かって…優越感はある…けど同時に…むかつく)」
アニ「(…何?これじゃあ…私があいつにベタ惚れみたいじゃないか)」
アニ「(明日…蹴りとばすことにしよう)」
ミーナ「…アニ…何考えてるの」
ユミル「大方、さっきの逢瀬のことでも思い出してたんだろうな」ニヤニヤ
アニ「…逢瀬…じゃない…」ボソッ
アニ「…そろそろ寝ないと明日の訓練に響くよ」
ミーナ「そうだね。また明日話聞かせてもらうよ、アニ」
アニ「はいはい…おやすみ…」
ミーナ「(やっぱり…アニはエレンのこと…)」
クリスタ「(アニとエレンか…お似合いだね……)」
ユミル「(クリスタは否定したが…安心できないな…)」
アニ「(…あいつと…唇が……眠れない…)ピトッ
-------------------------------------------------------------
それぞれの思惑とともに夜は更けていく……。
月だけが、まだあどけない少年少女の想いに答えるように
明るく、優しく表情を照らす…
この後に待ち受ける物語を知らずに…
-------------------------------------------------------------
進撃偽物劇場1
―腕相撲―
エレン「はっはっは、遂にこの時がきたか」バンッ
ライナー「オレたちの聖戦だ!!」ドンッ
男子一同「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
アルミン「それじゃあ、一回戦はエレンとライナーだね」
エレン「ふっふっふ、言っとくがオレに勝負を挑んだ奴等は」
エレン「ことごとく自信を付けて帰ったぜ!」ドヤッ
ライナー「ふっ、それを言うならオレだって……」
ライナー「(どうしよう、かける言葉が見つからねぇ…)」ウーン
アルミン「…構えて」スッ
アルミン「レディー……ゴー!!!」
男達の最強の座を賭けた負けられない戦いが…今始まる!!
ここまでとします。
オマケは本編を構想する段階で思いつきました。
これからもちょくちょく入れていく予定です
----------------------食堂(朝)----------------------
ミカサ「エレン、アルミンおはよう」
アルミン「おはよう、ミカサ」
エレン「おう……ん!!」
エレン「おはよう!アニ」
アニ「(…またコイツは…昨日の今日で…)」
アニ「(でも、挨拶くらいはしとくか)」
アニ「…ぉはよう」
ミカサ「エレン、何で今アニにあいさつしたの?」
エレン「うるせぇな!アニにあいさつしちゃいけないのかよ」
ミカサ「この女はエレンに悪影響を及ぼす」
ミカサ「よって、近づくべきではない」
エレン「はいはい(お前はオレの何々だよ)」
エレン「アニ、あっちで飯食おうぜ」
ミカサ「エレン、それはいけない」
ミカサ「エレンは私と食べるべき」
アニ「…ほら、誰かさんが誘ってるよ」
エレン「いいんだよ。向こう行くぞ」テヲグイッ
アニ「ちょっと…あっ…」
ミカサ「…」
ミカサ「アルミン…どういうこと?」ゴゴゴゴゴ
アルミン「…僕が分かるはずないじゃないか」
アルミン「(もしかして…エレンの大切な人って…)」
ジャン「ミカサ、おはよう!」
ミカサ「…」
アルミン「ジャン、今は話しかけないほうがいいよ…」
ミカサ「エレンナンデナンデソノオンナト…」ブツブツ
眠いので、また明日upします
やっとキャラ紹介が終わった段階です。
個人的には、ギャグを書いてたほうが楽しいですね
ミーナ「あっエレン、おはよう。隣いい?」
エレン「おう、おはよう。いいぞ」
ミーナ「珍しいね。エレンがアニと同じ席なんて」
ミーナ「今日はミカサとアルミンと一緒じゃないの?」
エレン「まぁ、いいじゃねえか…オレがどこで食おうと」
エレン「それに、いくら家族といってもあいつはオレに執着しすぎなんだよ」
ミーナ「そうだね。常にべったりだからね」
アニ「…あんたも満更ではないんだろ?」
エレン「んなわけあるかよ。あいつが勝手に世話焼いてくるんだ」
エレン「今日はミカサから離れられてよかったよ」
エレン「ありがとな!!アニ」ニコッ
アニ「……別に私は…何も…////」
ミーナ「」
ミーナ「(やっぱり、この二人…)」
ライナー「おい、ベルトルト!あそこ見ろよ」
ベルトルト「なんだい。ああ…エレンが珍しくアニと同じ席だね…」
ベルトルト「(羨ましいんだよ…エレン……僕も同郷ということを打ち明けられればなぁ…)」
ライナー「いや、そこじゃない」
ベルトルト「?」
ライナー「あそこで天使が頬を膨らましてる(結婚したい)」
ベルトルト「ライナー、君というやつは…」
ライナー「なんだよ。おまえだって大概じゃねえか」
ライナー「そんなに見過ぎてたら、気付かれるぞ…」
ライナー「あいつは勘がするどいからな」
ベルトルト「!!なんのことだい…」アセアセ
ライナー「…まあいい、オレたちが同郷ということだけは気付かれるなよ」
ベルトルト「ああ、もちろんさ」
ベルトルト「…はあー…アニ………」ジー
ライナー「(重症だな…)」
アニ「」ブルッ
エレン「どうした?アニ」
アニ「……いや…変な視線を感じただけ…」
ミーナ「アニはかわいいからね。狙われてるのかも」ニヤ
アニ「やめてよ、そんな冗談」
エレン「大丈夫だ!アニは強いからな」
アニ「(…まったく、こいつは…急に乙女心を覚えたと思ったら…)」
ミーナ「…エレン…それはひどいと思う…」
エレン「…わるかったよ……」
ミーナ「…っと、そろそろ訓練の時間だね。準備手伝わなきゃいけないから、また後でね」
エレン「おう」
アニ「ん」
エレン「…なぁ、アニ…本当はさっきオレが守るって言いたかったんだ…」
エレン「でも、お前人前でそういうの嫌だろ」
エレン「オレがもっと強くなってミカサを抜いたら、堂々と言ってやる」
エレン「だから、さっきはゴメンな」
アニ「…別に気にしてないよ」
アニ「(まったく、コイツは/////)
エレン「……さ、オレ達も訓練にいこうか」
アニ「…そうだね」
進撃偽物劇場2
―放屁―
キース「今しがた大きな音が聞こえたが…」
キース「誰か説明してもらおうか…」
ミカサ「」スッ
ミカサ「私が放屁した音です」
エレン「オレも放屁しました」
アルミン「僕も」
オレモ…ワタシモ…オレダッテ…オイラ…
イヤオレ…オイドンモ…ワタクシ…ワシモ
・・・
・・
・
サシャ「じゃあ、私も」スッ
一同「どうぞ、どうぞ」
キース「また貴様か…」
キース「少しは慎みを覚えろ」
息の合った即興コント。少女はここから挽回できるのか?
見てくれてありがとうございます。
進撃の巨人を読んでたらこのネタを使いたくなりました(笑い)
また明日更新していきます
おやすみなさい
----------------------対人格闘訓練----------------------
エレン「ふう、やっぱりアニは強いな」
アニ「なに言ってんの、私の負け越しじゃないか…」
エレン「単純な力ならオレのほうが上だからな」
エレン「それに対抗できるアニの技術がすげぇんだよ」
アニ「…どうも」
----------------------対人格闘訓練----------------------
エレン「ふう、やっぱりアニは強いな」
アニ「なに言ってんの、私の負け越しじゃないか…」
エレン「単純な力ならオレのほうが上だからな」
エレン「それに対抗できるアニの技術がすげぇんだよ」
アニ「…どうも」
アニ「(コイツに褒められることは嫌いじゃない。むしろ、誇らしく思える)」
アルミン「(エレン…楽しそうだな…うっ…ミカサが見てる)チラッ
連投失礼しまいた
クリスタ「よそ見している余裕あるの?」
アルミン「(せっかく天使と組めたんだ。僕も楽しもう)」
訂正 連投失礼しました
アニ「(コイツに褒められることは嫌いじゃない。むしろ、誇らしく思える)」
アルミン「(エレン…楽しそうだな…うっ…ミカサが見てる)チラッ
クリスタ「よそ見している余裕あるの?」
アルミン「(せっかく天使と組めたんだ。僕も楽しもう)」
クリスタ「はっ」シュッ
アルミン「ぐはっ」ドテッ
クリスタ「(…弱すぎ…それでも男の子なの)」
クリスタ「…大丈夫?」
アルミン「(女神)」
クリスタ「(さっきアルミンが見てた方向……エレンとアニ…)」チラッ
クリスタ「…アニいいなぁ」ボソッ
アルミン「ん、何か言った?」
クリスタ「何でもないよ」ニコッ
エレン「時間も少ないし、もう一回組手して終わるか」
アニ「よし…きな(負けない)」スッ
エレン「いくぞ!!」ダッ
アニ「(速い!)」
アニ「ふっ」ヒュッ
エレン「っと」タッ
アニ「(空中に!?でも…)」
アニ「隙だらけだよ」ヒュン
エレン「くっ」クルッ
アニ「!!(無理やり体幹を捻って避けた)」
エレン「よっ」ストッ
エレン「はっ」ブン
アニ「(まずい!体勢が、ガードを)」
エレン「」バッ
エレン「よし!」ガチッ
エレン「(ここで軸足を)トン
アニ「うっ」ドサッ
アニ「(痛くない…手加減されたのか)」
エレン「こっからだ」ギュッ
アニ「!!?」
アニ「(この技は…)」
エレン「気付いたか、いつかのお返しだ!」ギュム
アニ「ふっ…んっ…」
エレン「…降参か」
アニ「…ふっ…誰が…くっ…降参なんか…」
エレン「降参しないと…ずっとこうしてるぞ」ギュー
アニ「くっ……んっ…耳元で…喋るな…」ゾクッ
エレン「…アニは耳元が弱いのか」ボソッ
アニ「…ん…わかった…降参…あっ…こっ…降参するから…」ゾクゾクッ
エレン「降参?降参なんかしてないで、もっとこうしていようか」ギュウッ
アニ「やっ…め…んっ…恥ずかしいよ……////」
エレン「(カワイイ///)」
研究が忙しいため
今回はここまでです。
更新ペースは変わりませんが、一度のup数が少なくなると思います
ご了承ください。
ありがとうございます。
作業の合間で構想しているので
皆さんのコメントでがんばることができます
コニー「エレンとアニ…抱き合ってるよな…」
サシャ「抱き合ってますね」
ベルトルト「」ジー
ベルトルト「そんな…アニが…エレンと…」ブツブツ
ライナー「……こいつは」ハア
ライナー「(あれは、前にアニがエレンにかけた技…)
ライナー「(それにしては、様子がおかしいような…)」
ミカサ「」ジー
ミカサ「ライナー、ちょっと…」
ライナー「いや、オレは…ベルトルトと組んでるから…」
ミカサ「」グイッ
ミカサ「」ブンッ
ライナー「ぁぁぁあああああー……」ヒュードサッ
エレン「っ!?」グイッダキッ
アニ「えっ?」
エレアニ「」ゴロゴロ
エレン「うっ…アニ…大丈夫か?」ハアハア
アニ「…ありがと…大丈夫…」
アニ「(また、あいつか…)
ミカサ「」ザッザッ
ミカサ「二人とも…何やってたの?」ゴゴゴゴゴ…
ザワザワ…マタアノタイセンガ…
…ナイスダヨ…ミカサ……
コニー「今度はどっちが勝つかな」
サシャ「前回は激戦でしたからね…」
アルミン「(ついに恐れてたことが起きた…)」
アルミン「クリスタ、ごめんね。ちょっと行ってくるよ」
クリスタ「いいよ。気にしないで」
クリスタ「あそこに割り込むのって勇気いるよね。すごいと思うよ」キラキラ
アルミン「そっ…そうかな///それじゃあ行ってくるよ」ダッ
クリスタ「(結局…訓練にならなかったなぁ)」
ユミル「おっクリスタ、ここにいたのか」スタスタ
クリスタ「うん。アルミンが組みたいって言うから」
クリスタ「でも、弱すぎて訓練にならなかったの」
ユミル「あの軟弱野郎…」
クリスタ「私達もエレン達のところに行こうよ」
ユミル「…おもしろそうだな」
エレン「またお前か…」
エレン「なんで、いつもオレとアニの訓練を邪魔するんだ?」
ミカサ「そんなことが聞きたいんじゃない!!」ダンッ!!
エレン「じゃあ、何が聞きたいんだよ?」イラッ
エレン「お前のせいでアニが怪我したらどうするつもりだ!」
ミカサ「…なんで…なんでその女を庇うの!!!」
エレン「質問に答えてねぇだろうが!」
ミカサ「…もういい…不毛…」
ミカサ「アニ…今すぐ退いて…」
アニ「…言われなくても…退くよ…」
エレン「は?アニは何も悪いことしてねぇだろ」
エレン「お前のほうこそ、どっか行けよ!」
アルミン「エレンもミカサも喧嘩はやめてよ!」バッ
アルミン「…今のは、ミカサが悪いよ…」
ミカサ「…そう…アルミンまで私の邪魔を…」ザッ
アルミン「エレンに嫌われるよ…それでもいいの…」ボソッ
ミカサ「…今回は許してあげる。でも、次はない」ギロッ
アルミン「ははは、じゃあ僕達は戻るね(危なかった…)」タッタッタッ
眠いから、ここまでです。
展開が遅くてすいません
下地はしっかりと組みたい性分なので…
コニー「なんだ、結局やらないのか」
サシャ「せっかくコニーから、パンを貰えると思ったのに…」
サシャ「残念ですね…」
コニー「おい!」
サシャ「あれ?前回はどうなったんでしたっけ?」
コニー「……忘れた…」ボー
エレン「行ったか…」
エレン「(くそっ…あの眼は苦手だ)」
エレン「(底なし沼のように灰暗い…何でも見透かされそうだ…)」
アニ「……よかったの?…あれで」
エレン「あぁ…アニが心配することじゃないからな」
エレン「……それにしても」
エレン「なぁ…あいつはいったい何が気に食わないんだ?」
アニ「(こいつ…分かってなかったのか…)」
アニ「それ、本気で言ってる?」
エレン「…おう?」
アニ「鈍感なのは相変わらずだね」ハア
エレン「そんなに主席の座を明け渡したくないのかな?」
アニ「さぁね…」
アニ「あんたとあいつでは、成績が離れすぎてるじゃあないか」
エレン「…ぐっ…それを言われると……」
アニ「ま、あんたも頑張ってるけどね…」
エレン「ありがとよ」
アニ「…そろそろ、時間だね」
エレン「おう、行こうか」
進撃偽物劇場3
―野球―
1番コニー・スプリンガー(二)
キース「走塁に秀でてるが、まだルールを2割しか理解していない」
2番サシャ・ブラウス(左)
キース「キャッチ力は目を見張るが、ボールを大福と間違えて食べてしまう」
3番アニ・レオンハート(遊)
キース「打撃に非の打ち所がないが、サードとの打球の取り合いがよくある」
4番ミカサ・アッカーマン(投)
キース「歴代随一のパラメータを誇るが、意味もなくサードへの牽制が多い」
5番エレン・イェーガー(三)
キース「諦めない根性でどこまでも打球を追いかける。三遊間は鉄壁と言われる」
6番ライナー・ブラウン(補)
キース「試合の度にボロボロになる。天使の一声で回復するが」
7番ベルトルト・フーバー(一)
キース「目立たないことを生かした隠しだまが得意」
8番ユミル(中)
キース「ライトへの打球まで取りに行く。チーム一の曲者」
9番クリスタ・レンズ(右)
キース「能力的には平凡だが、存在するだけでチームの士気が上がる」
監督アルミン・アルレルト
キース「全ての選手のデータを把握しているが、選手としては及第点以下」
104期訓練生最強チーム結成。対戦相手はなんと…あの!!
やっと100スレいきました
本編はまだ何も動いてませんけど…
明日は投下出来そうにないのでもう少しがんばります
Several weeks later
----------------------兵舎裏(夜)----------------------
私がエレンの一番…なのに…あの女は…
私のエレンに近づいて…誘惑し騙す…
待っていてね…エレン…私が……タスケルカラ………
アニ「今日は訓練する気分じゃないよ」
エレン「アニは気まぐれだからな」
アニ「…わるい?」ギロッ
エレン「いや、そういうところも含めて好きだからよ」ニカッ
アニ「そうかい////(嬉しいこと言ってくれるね)」
ミカサ「」ジー ←[物陰]
エレン「今日は、話でもしようか」
エレン「アニは、解散式の後どうするんだ?」
アニ「…私は憲兵団に行くよ」
エレン「それはよかった」
アニ「…なんで?」
エレン「好きな人には安全なところで暮らしてほしいからな」
エレン「オレは調査兵団だから、アニとは離れてしまう」
アニ「……」
エレン「オレは空が好きだ!」
アニ「何?突然…」
エレン「空は壁外にも続いている」
エレン「それどころか、世界中を覆っている」
エレン「立体起動装置では決して行けないその先を見てみたいんだ」
エレン「アニと一緒に…」
アニ「(…叶わない夢…私は・・・目的は…)」
エレン「だから…」
エレン「待っていてくれ」
私の淋しそうな心情を察したのか、エレンは私を包むように
抱き寄せた。…あたたかい…もう少し…このまま……
突如生い茂った木々が揺れ、周囲の空気が一変するのを感じた。
エレンから眼を離すと、そこには…
限界です…
おやすみなさい
おはようございます
これから投下していきます
ジャンはライナーの次に好きなんですが、使いどころが難しいです。
ミカサ「ねぇ・・・」
エレアニ「」ビクッ
ミカサ「次は無いって言ったでしょ」
エレン「…お前…いつから?」
ミカサ「その女が悪いことはわかっている…説明して」バンッ!
エレン「わかったよ。……つまりこういうことだ」グイッ
アニ「!!」
エレン「…ん」チュ
アニ「んっ///(…もうどうにでもなれ……)」チュ
エレン「………はっ…」
エレン「オレとアニは付き合ってる!」
エレン「だから、アニのことを悪く言うのはもうやめてくれ」
エレン「お前は家族なんだから祝福してくれるよな?」
ミカサ「嘘」
ミカサ「なんで、そんな嘘付くの!」
ミカサ「エレンは私のもの!!」
エレン「いい加減にしろよ!!!オレは、ものじゃない!」
エレン「お前のことは、家族だと思っている」
エレン「だけど…」
エレン「それとは別に、大切な人ができた」
エレン「オレは一人の男として、アニが好きなんだ!」
ミカサ「……そう、わかった」クルッ
ミカサ「アニを削いで二度とエレンに近づかせなくする」ボソッ
エレン「…は?なんだって」
エレン「今、ミカサのやつ何て言った?」
アニ「…私を……までしか聞こえなかった……」
エレン「ミカサに何かされたらオレに言えよ」
エレン「オレじゃあ役不足かもしれないけど…」
アニ「私を守るんでしょ?なら、守ってよ////」ポスッ
エレン「ああ、守る。誓うよ」ギュッ
今はエレンと共に生きていたい。やさしさに甘えていたい。
この幸せを壊さなくてはいけないことはわかっている。矛盾しているよね…
それでも、いつか来るそのときまで……
キリがいいのでここまで
続きは夜にでも
乙!
>>1はage(メール欄を空)にした方が注目されると思うよ
更新待ってる人に気づいて貰えるからお勧め
重ね重ねありがとうございます
初心者なもので他にも教えてもらえたら幸いです。
>>127さん
不適切な発言を使いたいときは、「ピー」に変換されないと思うんですが
大丈夫ですか?
わかりました。
本当に感謝します
それでは、書いていきたいと思います
----------------------男子寮----------------------
アルミン「エレンてさ、アニと付き合ってるの?」
エレン「(やっぱり、感づかれてたか)」
エレン「(これ以上は隠せないな…)」
エレン「ああ、オレから告白した」
男子共「マジかよ!!」
ベルトルト「」ガーン
ライナー「」ポンッ
ライナー「(…まさか、あのアニがなぁ)」
ライナー「(ベルトルトには気の毒だが、応援させてもらうか)」
コニー「よし、フランツ呼んでくる」ダッ
エレン「…」
フランツ「呼んだかい!エレン」バンッ
エレン「早ぇーよ!!!」
フランツ「そうか、エレンもこっち側に来たか」シミジミ
フランツ「よかったら、色々教えようか?」ドヤッ
エレン「いいよ。別に…」
ライナー「おい、みんな!フランツ先生のご教授が始まるぞ!」
男子共「よっしゃーーー!!一ヶ月ぶりだー!」
エレン「…オレは寝る」バサッ
アルミン「…と言いながら耳だけこちらに向けるエレンくんなのでした」ニヤニヤ
エレン「…」
ミーナ「アニィー♪今日もお楽しみだったね」
アニ「…何のこと」
ミーナ「もう、わかってるくせに」ツンツン
ミーナ「エレンと付き合ってるんでしょ」
アニ「///」
アニ「…そんな…ある訳……////」ゴニョゴニョ
----------------------女子寮(同時刻)----------------------
>>136場面変わります
クリスタ「もう、アニって嘘下手だよねぇ」
クリスタ「周りからは、一目瞭然だよ」
クリスタ「でも、ミーナいいの?エレンのこと…」
ミーナ「うん。…アニならいいかなって」
クリスタ「私は好きというより、尊敬に近いかな…」
クリスタ「それに、お似合いだと思うよ」
ミーナ「…でも……ミカサのことはどうするの?」
アニ「…あいつが…もって…れるって…」ボソッ
ミーナ「えっ?何、聞こえない」
アニ「…エレンが…守ってくれる////」
ミーナ「まったく、妬けますなぁ、クリスタさん」ニヤニヤ
クリスタ「羨ましい限りですよ、ミーナさん」ニマニマ
ミーナ「よーし、ハンナ隊長呼んで朝まで語り明かすぞー」
クリスタ「おー!」
アニ「…私は寝るよ」
ミーナ「主役が寝てどーするの?」ニコッ
アニ「…」
-------------------------------------------------------------
一方そのころ…
ミカサ「」
ミカサは力をためている
-------------------------------------------------------------
進撃偽物劇場4
―チューパット―
エレン「ん」サッ
アニ「なにこれ」
エレン「何って、チューパットだよ。知らないの?」
アニ「そうじゃなくて、なんであんたが長い方なの?」
エレン「え?だってオレのだし」
アニ「私の方が年上でしょ!」バンッ
エレン「そんなの関係ねぇよ」ドンッ
アニ「よろしい、ならば…」スッ
エレン「ああ…」スッ
エレアニ「ガリッ!!」
ドオオオオオオオオオン!!!
至上最高のくだらない対決…勝者もいなければ敗者も存在しない
―あなたは、チューパットの長い方を分け与える寛大な心を持っていますか―
明日も朝が早いので
ここまでとします。
おやすみなさい
The next day…
----------------------立体起動装置訓練----------------------
今すぐ、エレンをあの女から解放してあげる。
そう、私は強い。エレンは私が守るべき……でも、エレンには嫌われたくない
ので、事故に見せかければ……アノオンナ…ソゲル…
エレン「遅いぞ!アニ」パシュッ
アニ「うるさい!」カンッ
エレン「うぉ!?」
アニ「ふん…本気を出せばこんなもんさ」ギュイイイイ
エレン「…ガスを吹かせすぎじゃないのか?」
アニ「これが私の平常運転だよ」
エレン「はっ!!なんだそれ」
アニ「目標発見!!私が頂くよ」パシュッ
エレン「あっ待てよ」カンッ
エレン「ん?あっちから誰かくる…」
ミカサ「」ギュィィィィィィィ!!
ミカサ「(目標発見)」ニター
エレン「(なんだあいつ、アニの方に向かってる…)」
エレン「(確か昨日…)」 ・・・モヤモヤ ・・ ・ アニ「私を………」
アニ「ふっ」フリカブル
エレン「アニィィィィ!!逃げろぉぉぉぉぉ!!!!」ガギュイイイイイイン!!!
アニ「(えっ?なんでミカサが…)」ピタッ
ミカサ「アニ……落ちて…」ブンッ
エレン「くっ」ドン!
アニ「えっ!?」
ミカサ「!!?…エレン!!!…」ザシュッ!
ぐぅぁぁああああああああああああああああああ!!!
血飛沫が舞う。
視界の端で何かが落下していく…
脳からの命令を無視して、身体が勝手に動いていた
アニ「…エレン!!」
ヒュー…
アニ「(間に合え!)」ギュイイイン
アニ「くっ」ドサッ
アニ「あんた…ほんと馬鹿だよ」ツー
アニ「私なんかを…守って…うぇっ…」ポロッ
アニ「…死に急いで…あっ…夢は…んっ…どうしたの」ポロポロ
アニ「…私と…ぇっぐ…行くんだろ…ひっ…」
エレン「……アニ…」
エレン「…泣いてるのか?」スッ
エレン「泣かないでくれよ…がっ…」ポタポタ
エレン「オレは…お前に…げふっ……笑っていてほしい…んだ……」
アニ「…エレン……エレン!」ギュッ
ライナー「今の叫び声は…な…ん」ギョッ
ライナー「…エレン…どうしたんだ!」
ライナー「とりあえず、運ぶぞ…」
アニ「ぅん…ぐっ…エレン…」
ミカサ「そんな…どうして……エレン」ブルブル
キャラの個性を曖昧にしたくないため、このような展開にしました。
最終的に、見ようによってはハッピーエンドにする予定です
それでは、これで
キース「状況はレオンハート訓練生から聞いた」
キース「アッカーマン訓練生は、1週間の営倉行きとする」
キース「故意では無いにしろ、仲間を傷つけたことは事実だ」
ザワザワ…ミカサガ…エレンヲ…
ウソダ…オレハ…シンジナイゾ…ザワザワ
アルミン「エレン、いえ…イェーガー訓練生の容態はどうなんですか?」
キース「……まだ、意識が戻らないそうだ…」
キース「…他になければ、解散とする」
----------------------食堂(夜) ----------------------
エレン…あなたがいないだけで、私はこんなにも弱くなるなんてね
戦士が聞いてあきれるよ。あなたは太陽のような存在
さしずめ、私は太陽の輝きに惹かれた…あなたに憧れる…ケダモノ
シーン……カチャカチャ……
ジャン「…あいつがいないだけで、こんなに静かなのかよ…」
ジャン「それに、ミカサ…」ボソッ
マルコ「…ジャン」
アルミン「…エレンはいつも中心にいたからね」
マルコ「そうだね。最近はジャンとの喧嘩もしてなかったけど」
マルコ「それでも、エレンの周りには人が集まるんだよね」
アルミン「それが、エレンの魅力だからね」
マルコ「エレン、大丈夫かな」
ジャン「…あいつは帰ってくる」
ジャン「こんなところで死ぬタマじゃねぇよ」
アルミン「そうだね…ジャンの言うとおりだ」
マルコ「静かだね…いつもの騒がしい夕食の時間が嘘のようだよ」
アルミン「サシャですら、パンをねだりに来ないよ」
ジャン「…地味にひどいな」
アルミン「まぁ、でも…あそこよりは…」チラッ
ミーナ「…アニ…食べなよ」
アニ「…ほっといて」
クリスタ「食べないと身体持たないよ」
アニ「サシャにでもあげといてくれ」
ミーナ「いい加減にしなよ!」
バシッ!!!
ミーナ「エレンが怪我して辛いのはアニだけじゃないんだよ」ポロッ
アニ「…あんたに私の気持ちが「「わかんないよ!!」
ミーナ「私は誰の気持ちもわからない…」ポロポロ
ミーナ「…だって、私は私にしかなれない…」
ミーナ「私は、ミーナ・カロライナという人間…」
ミーナ「じゃあ、あなたは?」
アニ「……私は…」
ミーナ「アニ・レオンハートでしょ」
ミーナ「格闘術が得意で、総合成績が5位で…」
ミーナ「不器用で、クールだけど本当はやさしい…」
ミーマ「エレンのことが、好きな一人の女の子でしょ!」
ミーナ「待とうよ、エレンを…信じようよ…あなたが好きな人を…」
アニ「……うん」
アニ「…ぐすっ…ありがとう…ミーナ…」ポロッ
アニ「私、エレンを…待つよ…」
クリスタ「それなら、ちゃんと食べないとね」
アニ「うん!」
サシャ「え!?食べるんですか」モグモグ
サシャ「もう、食べないと思って半分食べちゃいました」ゴックン
サシャ「…あっ…半分どうぞ…」サッ
アニ「」スッ
ミーナ「」スッ
クリスタ「」スッ
サシャ「…なんで、皆さん怖い顔で構えてるんですか!!!」
寝落ちしてた…
スタミナがもったいないからってパズドラするもんじゃないね
これから、二度寝します。
お疲れ!!!
----------------------営倉----------------------
ミカサ「…」
ミカサ「…私が…この手で…エレンを…」
ミカサ「そんな…」
ミカサ「………」
Three days later
----------------------黒の夢 ----------------------
暗い…怖い…
出口の無い地下道を歩き始めて、どのくらいだ?
ここから抜け出したい…
誰か…いないのか…
…!?…向こうに灯が……
人の気配がする…
眩しい…
明るさに目が慣れるまで数秒か、数分が過ぎ去った気がする
そして、この場所にいる人物の輪郭が浮かび上がってきた。
母…さ……ん?
そこには、思い出になった笑顔の母さんがいた
駆け寄りたい。声を掛けたい。でも、身体が…石のように動かない
無言で指を指すその先を見ると、足下に水溜りがあった
…何となしに覗き込む
映っていたものは、いつもの見慣れた顔ではない。
歯を剥き出しにして髪を振り乱した…巨人!?
顔を上げると母さんは消えていた。
代わりに、父…さん!?
顔を上げると母さんは消えていた。
代わりに、父…さん!?
何やってたんだよ!親父!!
叫ぶことも、喚くことも出来ない
気持ちだけがこの場で空転している
目の前の人物が口を開く…
声は聞こえない。聞こえてこない。
頭の中に、直接語りかけてくる、響いてくる
エレン…
この鍵を…ずっと
肌身離さずに持っているんだ…
そして
この鍵を見るたびに思い出せ…
お前が地下室に行かなくてはならないことを…
この注射のせいで今からお前に記憶障害が起こる…
だから
今説明してもダメなんだ…
だが、いつか地下室に行けば
真実が分かる…
そう言い残すと親父は煙のように消え去った。
何のことかわからない。ただ、何も考えれない。考えたくない
頬に冷たい何かが伝う。
視界がぼやけて、目の前が真っ暗になった……
―
――
―――
――――
気がつくと、大勢の人の前にいた。皆がオレを見てる?
同期の奴等まで…そんな眼でオレを見ないでくれ
「「それでは、エレン・イェーガーの処遇ついて裁判を始める」」
裁判?なんでだ!?
----------------------目覚め----------------------
エレン「アニ!!!!」バッ
エレン「…夢……か…」ハアハアハア
エレン「…なんだっけかなぁ」
エレン「確か…オレが巨人になって…」ズキン
エレン「…」
エレン「ははっ…ないな…」
エレン「でも、夢にしては…」
エレン「っ…身体が」ズキッ
エレン「(こんな身体じゃあ……)」
エレン「」ギュッ!!!
エレン「」シュー
エレン「…煙?」シュウウウ
エレン「…傷が!?」シュウウ
エレン「……動ける」グッ
エレン「…あれは、夢……じゃない?」
エレン「…オレは巨人?……」
エレン「…」
エレン「オレだけ皆と違う!?」
エレン「…巨人が人間と生活して」
エレン「人間と訓練して」
エレン「夢を語って…」
エレン「巨人が恋をしていたのか…」
エレン「ははっ気持ち悪いな…」
エレン「…」
エレン「…ほんと、気持ち悪いよ…」ポロッ
エレン「ぅっ…ごめん…くっ……アニ」
やっとここまでこれました
次回は一番書きたかった場面です
楽しみにしていてもらえると嬉しいな
エレン「アニ!」
アニ「」ビクッ!!
アニ「え…エレン!?」
アニ「何でここにいるの…怪我は?」
エレン「…話がある」
エレンは私に付いて来るように促した。
道中、エレンは一言も話そうとしてくれない
私は嫌な予感を肌で感じ取っていた
今夜は月が綺麗だ。あの告白された夜によく似ている。
いつも、エレンの瞳は太陽のように炯炯と輝いていると思っていた。
だけど、今は月のようにおぼろげで、淡い光を発している
エレン「…オレは…人間じゃない」
突如、エレンは切り出して来た。
え?どういう意味…
エレン「…化け物、…いや」
エレン「オレは……巨人だ」
エレン「人類の敵なんだ」
エレン「…だから、オレを……殺して…くれ」
エレン「頼む…」
アニに殺される。
自分が心底愛した女から殺される
…でも、それはアニに対しても自分に対しても逃げているだけじゃないのか?
アニ「…馬鹿なこと言わないでよ!!」
アニ「私があなたを…エレンをどれだけ心配したか」ツー
アニ「あなたに…かっ…か弱い乙女の気持ちなんか…ふぇっ…」グスッ
エレン「…」
エレン「巨人を殺す訓練なら今まで嫌になるほどやってきただろ」
エレン「…それと同じだ」
エレン「オレを人間だと思うな」
アニ「なんで…そんなこと言うの?」
アニ「嫌だ!…エレンを殺すなんて…」
アニ「そんなこと……できる訳ない」
エレン「…お前がオレを…殺さないなら…」
エレン「自分で…殺すしかないな」
エレン「…オレはもう行くよ」
エレン「…ごめん…今まで騙していて」クルッ
アニ「…どこに…行くの?」
エレン「オレの生家だ。そこに巨人の秘密がある…」
エレン「これが鍵だ」チャリッ
巨人の謎?
それじゃあ、エレンが…まさか…
考えてみれば、彼程の傷が跡形もなく消えている。
それじゃあ、エレンの言うことは…
私も覚悟を決めるときがきた…
体力の限界です。
また、明日
アニ「待って!」
アニ「……エレン」
アニ「…私も巨人なんだよ!」
エレン「…そうか、お前の冗談は面白くねぇな」
アニ「ホントだよ。いつか言った私の秘密の話をするから」
アニ「…その前に…見せるよ」ニッ
クチッ…ガリッ!…ピカッッ……ドオオオオオオオオオン!!!
アニ《巨人》「」シュウウウ
何が起きた!?
突然眩い光に囲まれたと思ったら、目の前に巨人がいた。
頭が追い付かない…
巨人から見知った人物が現れるまで
オレだけが時間から取り残されていた
アニ「はぁはぁはぁ…」
エレン「…」
アニ「はぁはぁ……これで、わかったでしょ…私が巨人だということ」
アニ「そして、人類の敵だということ…」
エレン「………そうか」
エレン「つまり…」
エレン「今ここで殺されてもいいんだな…」ザッ
>>1です
完結はまだまだ程遠いです
今日は更新する予定なかったんだけど
期待に応えたいと思います。
エレン「…無理だ」
エレン「オレにお前は殺せない…」
アニ「…な…ん……で?」
エレン「…」テヲハナス
エレン「…オレが巨人だと気付いたとき」
エレン「この世で最も醜い存在だと感じたんだ」
エレン「巨人なんかよりも…ずっと」
アニ「…」
エレン「オレは一人、他には誰もいないと思った」
エレン「でも、お前は人間でありながら……巨人だ」
エレン「…何も知らないままなんて嫌なんだ…」
エレン「アニ、聞かせてくれ…お前のこと」
アニ「…わかったよ」
アニは、ぽつぽつと話し始めた。
自身の目的、故郷のこと、お父さんとの約束
戦士という言葉の意味、他にも仲間がいること
ライナーとベルトルトの事……
そして、オレがアニ達と共に故郷へ帰ればこれ以上人類を攻撃する必要が無い事。
明かされていく真実…
―
――
―――
――――
話し終わった後、アニは大粒の涙を流していた。
アニ「これが私の全て…」
アニ「…次はエレンが…私を殺す番だね」
私だ!
資料完成したので投下していきます。
明日プレゼン?
なにそれ
オレは絶句していた。開いた口が塞がらないとは正にこのことを言うのか
目の前の傷だらけの少女を…罪に囚われた少女を…
彼等の行った事に対して断罪する覚悟があるのか…
エレン「…やっぱり、オレはお前を殺すことができない」
アニ「…」
エレン「お前達の過去の罪は決して許されることではない」
エレン「…でもな」
エレン「あのとき、お前達はまだ子供だ」
エレン「オレなんて、感情を周囲に発散するだけのガキだった」
エレン「…そのせいで、母さんに……」
アニ「…」
エレン「だから…」
エレン「後悔する選択は選びたくないんだ」
エレン「…何が正しいのかなんて分からない」
エレン「…それでも」
エレン「許せる努力をするよ…時間と労力をいくら費やしても…」
アニ「…えれぇん…ひっ…ぁりがとぅ…んっ」ポロッ
エレン「辛いよな。自分が周りと違うって」
エレン「オレも子供のときから異端者扱いだったけど…」
エレン「巨人になって初めてそれに気付かされたよ」
エレン「誰も理解してくれない、頼れない、必要とされない」
エレン「だけど、お前は強くあり続けようとした」
エレン「強く見せようとしていた」
エレン「尊敬するよ。オレには真似できそうにないからな」
アニ「…」ポロポロ
エレン「限界だったんだろ?」
エレン「兵士と戦士の感情に板ばさみになって…」
エレン「ここ数日、一緒に過ごしてわかったよ」
エレン「一緒に訓練して、話し合って、触れ合って」
エレン「お前は普通の女の子だよ」
アニ「…」ポロポロ
エレン「…信じたいんだ」
エレン「仲間として、過ごしてきた日々を」
エレン「そして、何より…」
エレン「あのときも、今もオレのために流した涙を、嘘だとは思いたくないんだ」
アニ「…」グスッ
エレン「…行くよ」
エレン「アニの故郷に…」
アニ「……ぃいの?」
アニ「そんな…理由で…」
エレン「お前は紛れもなく、オレが守りたいと決めた大切な女の子だ!」
エレン「もう一度聞いてくれるか…」
アニ「…ぅん?」
エレン「オレは、エレン・イェーガーは…」
エレン「アニ・レオンハートを生涯を通し、愛することを誓ぁぁぁぁう!!!」ドンッ!!!
エレン「はぁはぁはぁ…」
アニ「……二度目の…だね」クスッ
エレン「あぁ、受け入れてくれるか?」
アニ「…勿論よ」ギュウッ
アニ「私は幸せ者よ…エレン」
アニ「あなたがいる。あなたと共にいられる」
アニ「あなたに愛してもらえる…」
私の頬にエレンはそっと両手を添えた
それは、今までの口づけが子供同士の戯れであるかのように
お互いを結びつける行為に感じた。
あぁ…私はもう戦士じゃなくていいんだ
分かっていた。限界だったんだ。エレンを愛したときから
ただ、気付かないふりをしてきた。
今まで、私の顔に張り付いていた分厚い氷の仮面が
溶けていくように感じた。
これからは、自分を偽り、演じる必要なんてない……
ここまでで章の区切りとします。
この展開は最初から考えていました
シリアスが続いたので、シリアスなシーン以外を書きたいなー
それでは
おやすみなさい…zzz
進撃偽物劇場5
―クエスト―
ミカサがあらわれた!
ミカサ「えれーん!」
エレンはアニとサシャとクリスタに傷薬を使った
ミカサ「…」
ミカサはアニとサシャとクリスタに襲い掛かった!
ミカサはなかまになりたそうにエレンをみている!
ミカサ「」チラッチラッ
なかまにしてあげますか? はい
→いいえ ピコーン!
ミカサは悲しそうな眼をしている
ミカサ「…ので」ウルウル
なかまにしてあげますか? →はい ピコーン!
いいえ
しかし、牧場はライナーでいっぱいだ!
ミカサはライナーを駆逐しに走り去った…
弱肉強食の世界・・・ライナー、君に明日は訪れるのか…
第2章
はっじまるよー!!!
ポロリや濡れ場とかあるかもね
The next day ミカサ釈放まで…あと2日
----------------------食堂(朝)----------------------
ワイワイ…ガヤガヤ…
エレンガイルゾ…モウナオッタノカヨ…
サスガ…セイセキジョウイ…ナワケナイダロ…
アルミン「エレン!?どうしたの?」
エレン「おう!おはよう、アルミン」
アルミン「おはよう。…じゃなくって何でここにいるの?」
エレン「なんだよ、オレが居ちゃ悪いのかよ」
アルミン「いや、怪我はどうしたの」
エレン「…治った」
アニ「えれぇぇん///おはよう♪」マンメンノエガオ
エレン「おはようアニ」
アニ「一緒に食べようよ」
エレン「よし、ここでいいか?」ストン
アニ「よいしょっと」ポスッ
エレン「アニさん。なぜオレの膝の上に…」
アニ「…?、それはなぜエレンの膝は居心地がいいのかという質問でしょうか?」ハテ
エレン「…意味がわからないな。だが、カワイイから罰走は免除とする」ナデナデ
アニ「ぇへへー♪」
ザワザワ…ダレダヨ…アノコ
アニナノカ…テンシ…ケッコンシタイ
オレ…アタックシテコヨウカナ…ヤメトケ…エレンガイルゾ…ザワザワ
ベルトルト「(キャワイイ///)」
ライナー「エレン!もう大丈夫なのか」スタスタ
エレン「ああ、大丈夫だ。ライナー」
エレン「あのとき、運んでくれてありがとな」
ライナー「ああ、それはいいが」チラッ
ライナー「…どうしたアニ、エレンに調教でもされたか?」
アニ「調教…たしかにそうかもね…」
エレン「ん、調教ってなんだ??」
エレン「なぁ、アニ…調教ってなんだ?」
アニ「…私に言わせるの////」ペチペチ
ライナー「(こいつ、天然の調教師か…)」
ライナー「(邪魔しないでおこう…)」スタスタ
コニー「あれが、調教っていうのか」
コニー「…よくわかんねぇけど」
コニー「ユミル、お前もエレンに調教してもらえよ」
コニー「その曲がった根性叩き直してもらえるぞ」
ユミル「やなこった」ヘッ
エレンノチョウキョウ…ゴクッ…
エレンサマー…ワタシモ…チョウキョウシテ…
まだ、あわてる時間じゃない
というわけでここまで
ベルトルト「(天使)」ジトー
ライナー「おい、あまり見るなよ…」
アニ「」ブルッ
アニ「…エレン…また、見られてる」
エレン「この間言ってた視線か?」
アニ「…うん」
エレン「大丈夫だ!オレがいるからな」
アニ「エレンかっこいい///」パチパチ
エレン「それにしても、今日のアニはいつもと違うな」
アニ「あは…これが、素の私だよ!」
アニ「…エレンは…前の私と今の私、どっちの私が…」
アニ「…すっ…好き?///」
エレン「どっちもアニだからな。両方好きだ!!」
アニ「もう…///エレンの欲張り…」ツンツン
ベルトルト「どうしようライナー、天使がいるよ」アセアセ
ライナー「ああ、そうだな」ヤレヤレ
ライナー「(大丈夫か?アニのやつ)」
ライナー「(もし…あいつが…兵士という道を選んだら…)」
ライナー「…」
ミーナ「エレン!?もう大丈夫なの?」
クリスタ「怪我は…?」
エレン「ああ、この通りだ!」
クリスタ「良かった!…エレンが無事で」グスッ
アルミン「(神様)」
男子一同「(女神様)」
ライナー「(結婚したい)」
ミーナ「エレンが怪我してから、皆ずっと心配してたんだよ」
ミーナ「特に、アニなんて」
ミーナ「寝言で泣きながら、エレンエレンって言ってたんだから」
アニ「///」カオマッカ
エレン「そうなのか、ごめんな」ナデナデ
エレン「オレはもう、どこにも行かないよ」
サシャ「エレン、お久しぶりです!」
エレン「サシャか」
サシャ「身体は大丈夫なんですか?」
エレン「おう、たくさん食べたら治ったよ」
サシャ「いいですねぇ…」ダラー
アニ「サシャ、よだれが」フキフキ
サシャ「ありがとうございます。アニは優しいですね」ニコニコ
ミーナ「そうだよ、アニは優しいんだよ」
ミーナ「表情に出ないからわかり辛いけどね」
ミーナ「でも、今は良い表情してるよ」
アニ「ミーナのおかげだよ。ありがとう」ニコッ
ミーナ「…もう、エレン!」
エレン「…ん」
ミーナ「アニを泣かしたら承知しないからね!」
エレン「泣かすわけないだろ」
エレン「アニはオレが守るんだからな!」
ミーナ「アニ、良かったね」
アニ「うん///」
ミーナ「行こうクリスタ、サシャ!邪魔しちゃいけないよ」
スマフォの液晶シート貼るの失敗したから
いつもより、多く書き込みました。
ムシャクシャしてやった
後悔はない
おつかれ…
>>1だけど
ゴッドフェスオワタorz
IDの数だけ魔法石が欲しいです。
…暇なので書きます
サシャ「はい、そうですね」
クリスタ「…うん(アニ、いいなぁー)」
サシャ「結婚式には呼んでくださいよ」ヒラヒラ
エレン「…サシャのやつ////」
アニ「(けっ…結婚////)」
ジャン「おい、エレン!」
ジャン「もう、いいのか…」
エレン「ああ」
ジャン「…話がある」
ジャン「ミカサのことだ」
エレン「…アニ、悪い。ちょっと行ってくる」スクッ
アニ「…うん」
ベルトルト「(今だ!)」ガタッ
ライナー「やめとけ」ガッ!
ジャン「…ミカサのことはどうするつもりだ」
エレン「あいつとは…」
エレン「もう、今までの関係には戻れないと思う」
エレン「許すことはできても……家族としては…」
エレン「あいつは、あのときアニを狙っていた」
エレン「オレが犠牲にならなかったら、アニが傷付いてたんだ」
エレン「だから、あいつがアニに謝るまで許すつもりはない」
ジャン「…そうか、わかった」
ジャン「お前はそれでいい」
ジャン「理由はどうであれ、仲間を傷つけたんだ」
ジャン「簡単に許されることではない」
エレン「…そうだな」
ジャン「ミカサのことはなんとかしてみる」
ジャン「お前は何もしなくていい」
エレン「…わるいな、ジャン」
ジャン「構わねえよ」
ジャン「その代わり…」
ジャン「ミカサが謝ったら、許してやってくれ」
エレン「…わかった」
ジャン「話は終わりだ」
ジャン「お前は、愛しの姫様のところに戻れよ」
ジャン「こっちを見てるぞ」
エレン「ああ」
エレン「じゃあな…」
軽く手を振った後、あいつは去っていった。
くそっ!俺はどんな答えを期待してたんだ…もう手遅れなのに…
あいつの答えは聞いた。俺は、俺の答えは……
進撃偽物劇場6
―不幸の手紙―
アルミン「エレン、手紙きてるよ」
エレン「ありがとう、アルミン」
エレン「(ワクワク)」ガサゴソ
エレン「不幸の手紙?」
エレン「…この手紙を3日以内に3人に送らなければ不幸になります」
エレン「」ゾッ
エレン「…早速書かなきゃ」バッ
アルミン「あっもう一枚あるよ」
エレン「怖い怖い怖い…」カリカリ
アルミン「!?…グリシャさんからだ」
アルミン「元気か、エレン……って」
アルミン「(不幸の手紙と字が同じじゃないか)」
行方不明の父親からの手紙…少年は真実を知ることができるのか!
今日はこれまで
もう日跨いでるけど…
正直、風呂敷広げすぎた。
綺麗に終われるか心配
ライナー「…話があるって?」
アニ「そう…エレンのことで…」
ベルトルト「(アニ…やっとエレンと別れる決意をしてくれたんだね)」
ベルトルト「…わかってるよ、言わなくたって」
アニ「はぁ、なにが?」
エレン「よぉ、ライナーにベルトルト」ザッザッ
ライベル「!!?」
ライナー「…エレン…どうしてここに…」
ベルトルト「そうか、わかったよ」
ベルトルト「こいつがアニを誑かしたんだね」
ベルトルト「この、悪魔の末え アニ「「うるさい!」ドガッ
ベルトルト「ぐっ」ドサッ
エレン「…アニから全部聞いたよ」
エレン「なぁ、鎧の巨人さんと超大型巨人さんよ」
ライナー「アニっ!!お前!!!」
エレン「おっと、アニは悪くないぜ」
エレン「オレが聞き出したんだからな」
ライナー「…」
エレン「…ひとつだけ聞かせてくれ」
エレン「あのときのことをどう思っている?」
ライナー「…ああ」
ライナー「ここに長く居すぎてしまったのか」
ライナー「バカな奴らに囲まれて暮らしたせいだ」
ライナー「俺達はガキで…何一つ知らなかったんだよ」
ライナー「こんな奴らがいるなんて知らずにいれば…」
ライナー「俺は…」
ライナー「こんな半端なクソ野朗にならずにすんだのに…」ギリッ
ライナー「だが、戦士として最後まで責任を果たす必要がある…」
エレン「…」
ベルトルト「…僕も」
ベルトルト「君達との日々は楽しかったよ」
ベルトルト「人なんか殺したくない。あんなことしたくなかった」
ベルトルト「君から恨まれても、殺されても…当然だ」
ベルトルト「兵士を演じてる間だけは…少しだけ 楽だった…」
ベルトルト「…でも、僕達は戦士だから」
エレン「…」
戦士…か、アニの言ってた通りだな
彼等は自分達に課せられた使命に縛られている、呪われている。
…なんだ、……答えなんて…最初から……
名無しの巨人です。
最近コメントが減り、寂しいです
やっぱり、ライベルやジャンアルの方が需要ありそうかな
ホモネタは興味ないけど
とりあえず、続き書きます。
ありがとうございます
一人でも応援して貰えるとやる気が出ます!
エレン「…そうか……よし!」
エレン「対人格闘訓練をやるぞ!!」
ライナー「はっ…なんでだよ!?」
エレン「来ないならこっちから行くぞ」ダッ
エレン「はっ」バキッ
ライナー「ぐっ」
ライナー「…この野朗」
ライナー「上等だ!!相手になってやる!」
ライナー「ベルトルト!お前も来い!」
ベルトルト「ああ、よし行くぞ!…(アニにいいとこ見せてやる)」
ヒュッ…バキッ…グハッ…ドスッ…
マダマダ…オラア…コノ…ガシッ…ドサッ
アニ「(楽しそう)」
アニ「そこだ!!エレンやってしまえ!」シュッシュッ ←シャドーボクシング中
アニ「…あっ危ない」
アニ「ベルトルトの野朗、エレンばかり狙いすぎ」ゴゴゴゴゴゴ
―
――
―――
――――
エレン「はぁはぁはぁ、ふぅー」ボロボロ
ライナー「ぜぇーはぁ…ぜぇーはぁ」ボロボロ
ベルトルト「ぐっ、はぁ…はぁ…はぁ」ボロボロ
アニ「エレン達ばっかりずるい。私もやる!」
アニ「次は私の番だね」ニコッ
エレン「えっ?ちょっ、ま…休k」
アニ「ふっ」バキッ
エレン「ぐぁあ」ドサ
ライナー「がぁああ」ドサッ
ベルトルト「はぁぁぁああ(あっ…でも、なんかいいかも///)」ドスッ
エレン「どうだよ、少しはすっきりしたか?」ハアハア
ライナー「…あぁ」ハアハアハア
エレン「…ライナー、ベルトルト、聞いてくれ」
エレン「オレは…巨人だ」
エレン「お前らが求めている座標らしい」
エレン「…そして」
エレン「オレの生家に巨人の謎が隠されている」
ライナー「…嘘だろ」
エレン「本当だ」
エレン「オレの身体には怪我の痕が無い」バッ
ライナー「確かに…エレン…お前は…」
ライナー「アニは知ってたのか?」
アニ「昨日…ね」
アニ「そのときに…////」ポッ
ベルトルト「(頬が上気してる…)」ムクムク
ライナー「巨人化はできるのか?」
エレン「…やり方は知ってる」
エレン「でも…怖いんだ」
エレン「オレが、オレじゃなくなるんじゃないかって…」
アニ「…」
ライナー「お前のことは信じてる」
ライナー「…だが、巨人化して証明してくれ」
ライナー「お前が何者なのか」
アニ「そんな…」
エレン「…わかった」
アニ「…エレン?」
エレン「…大丈夫だ」
エレン「場所を…移動しよう」
ここまでとします。
季節の変わり目だから、体調管理しっかりとね
暖かくして寝ろよ。おやすみ
進撃偽物劇場7
―双六―
エレン「双六作ったから皆でやろーぜ!」
ジャン「どーせ、途中で飽きてグダグダなんだろ」
エレン「んなわけあるか!」
エレン「構想1時間に製作2日の力作だ」
ライナー「そこまで言うなら、やってみるか」
アルミン「じゃあ、僕から振るよ」コロコロ
アルミン「…1だね」
アルミン「えーと、なになに」
アルミン「…巨人を駆逐するまで先へ進めない」
エレン「アルミン、当たりだ!」
マルコ「ねぇ、これよく見たら巨人関係しかないよ」
エレン「巨人駆逐双六だからな」
エレン「ゴールするころには、巨人が全滅している」
アルミン「…」
果たして少年達は無事ゴールすることができるのか…
そして、アルミンは先へ進むことができるのか?
----------------------森(夜)----------------------
歩きながら、巨人化について説明してもらった。
明確な目的がないと巨人になれないらしい…
目的…強い意志…昔は…。…そして、今の目的…
ライナー「…離れよう」スタスタ
アニ「エレン……無事でいてね」
エレン「…よし」
エレン「いくぞっ!」
ガリッ…… シーン
エレン「え?」
エレン「なれない!?」
エレン「いってぇええ!!!」ガバッ
ライナー「エレン!」タッタッタッ
ライナー「…何を目的とした?」
エレン「…あぁ…人間を食う巨人を一匹残らず駆逐する…だ」
ライナー「それは、お前が一番強くイメージしていることか?」
エレン「…」
エレン「(…オレの夢…目的)」
エレン「(今と過去では…違う)」
エレン「(アルミンとだけじゃない)」
エレン「(アニと仲間と外の世界へ…)」
エレン「(そのためには、皆を守る力がいる)」ギュッ!
エレン「守る…」ボソッ
エレン「ライナー…離れてくれ」
ライナー「…わかった」
エレン「アニを…仲間を…守る!」
ガリッ!…ピカッッ……ドオオオオオオオオオン!!!
エレン《巨人》「」シュウウウ
アニ「…成功…だね」
そのとき、私は…どんな感情だったのか
嬉しい、悲しい、様々な思考がひしめき合った
でも、エレンが…私の好きなエレンが確かにそこにいる。
…それで十分
ライナー「ん?何か言いたそうだな」
エレン《巨人》「…オ・ドレ・ナ・イ」 訳「戻れない」
ライナー「踊れない?…そんなこと言われたって」
アニ「まだ、身体の自由が利かないのかも」
ライナー「そうか。初めてだから…」
エレン《巨人》「チガ・ウ」ブンブン 訳「違う」
ライナー「ん?…違うって」
エレン《巨人》「オド・レ・ナ・イ」 訳「戻れない」
アニ「もしかして、戻れない?」
エレン「ウ・ン」コクッ 訳「うん」
ライナー「しまった…戻り方教えてなかった」ウッカリ
アニ「まったく。私が…」スッ
ライナー「なら、俺も…」スッ
ベルトルト「…僕も」スッ
ライナー「お前はやめろ」
アニ「あんたもやめな」
ライベル「…」
ガリッ!…ピカッッ……ドオオオオオオオオオオオオン!!!
アニ《巨人》「イア、タ・ス・ケル・ヨ」 訳「今、助けるよ」
ライナー「任せたぞ!」
疲れたー
今度からもっと早い時間帯から書き始めたいと思います。
また、台風が接近していますね
隙を生じぬ二段構えらしいです
それでは…お休み
エレン《巨人》「ア・ニ」 訳「アニ」
アニ《巨人》「ヤサ・シク・スル・カ・ラ(かっこいい///)」 訳「優しくするから」
エレン《巨人》「ナ・ニ・ヲ?」 訳「何を?」
アニ《巨人》「アカ・セテ」 訳「任せて」
エレン《巨人》「エ・アテ・ヨ」訳「えっ?待てよ」
アニ《巨人》「アタナ・イ・ヨ」 訳「待たないよ」
アニ《巨人》「オ・ト・ナシ・ク・シテ・テ・ネ」ガシッ 訳「おとなしくしててね」
エレン《巨人》「ワカ・タ(何されるんだ)」 訳「わかった」
パカッ…ブチブチ
アニ《巨人》「エ・レ・ン」 訳「エレン」
ガブッ…ビリイイ…
エレン《巨人》「…ア(怖い…)」 訳「…ぁ」
アニ《巨人》「ア・ン…」 訳「あむ…」
エレン「(口の中に!?)」
ブヂュ……
エレン「(なんだ!?…ヌメッとする)」
エレン「(安心する。気持ちいい…)」
エレン「(羊水に浸かってるようだ……母さん)」
エレン「…もう…このまま……」ボー
アニ《巨人》「ァ…ゴボッ!!…ゲホッ!」
エレン「ごふっ…はぁはぁ……助かった(もう少し入っていたかったな)」ヌタア
アニ《巨人》「」シュウウウ
アニ「エレン!!」
アニ「大丈夫なの?」ギュッ
エレン「ああ…(口の中が気持ちよかったことは黙っていよう)」
エレン「疲労感はあるが、身体に異常は無い…かな」
アニ「よかったぁ」パアッ
ライナー「エレン!!!」
ライナー「エレン!!!」
ライナー「ホントだったんだな」
ライナー「それで……なんだ…」
ライナー「俺達と来てくれるのか?」
エレン「…その前に」
エレン「言いたいことがある」
エレン「アニにも言ったが…」
エレン「オレはお前達を許さない」
ライナー「…」
エレン「…でも」
エレン「アニの話を聞いて…」
エレン「問題はそんな小さなことじゃないんだよな」
エレン「この世界は…危機に瀕してる」
エレン「巨人よりもずっと大きな存在によって…」
ライナー「あぁ、そうだ」
エレン「オレは…オレの答えは……」
エレン「一緒に行くよ、お前達の故郷に」
エレン「オレが行くことでこの世界を守れるなら」
ライナー「すまない。お前に重荷を背負わせる形になって」
ライナー「だが…」
ライナー「よく決心してくれた、エレン。お前は漢だ!!」バシッ
エレン「痛ぇよ!」
アニ「男だよ!!」プンプン
ライナー「いや、そっちの意味じゃなくてな…」
エレン「助けてくれよ。お前達だけが頼りなんだから」
ライナー「おう!最後まで背中を守ってやる」ガシッ
アニ「私はエレンの横」ピトッ
ベルトルト「僕は…」
ライナー「俺と一緒に背後を守るぞ」
エレン「オレ達ならきっとやれるさ」
ライナー「ああ、もう俺達は戦士でも兵士でもない」
ライナー「“同士”だ!!!」
アニ「同士…か(なんかいいな)」
エレン「同士になったからには…」
エレン「お前達の罪をオレも背負うべきだな」
長くなりました。
どうしても"同士"という台詞まで繋げたかったんです
パズドラも2000万ダウンロードということで
これからも、もったり更新していくよ!
おやすー
あの・・・あんなコメント書いてすいませんでした!不適切でしたすいません。心から申しあげます。
名無しの巨人より
>>344,345
身に覚えはないですが、大丈夫ですよ。
それだけ、このSSに興味持って頂いたということですから
そんな訳で
気合入れて投稿していきますよ!
ライナー「どういうことだ?」
エレン「だからさ…」
エレン「せめてもの罪滅ぼしに」
エレン「ウォールマリアを奪還しないか?」
エレン「オレ達の手で…」
ライベル「…」
ライナー「…そうだな」
ライナー「俺達の手で壊したんだ」
ライナー「ケジメはつけないとな」
アニ「私はエレンに従うよ」
ライナー「(やはり、調教済みか…)」
ベルトルト「僕には自分の意思がないから…」
ベルトルト「でも、故郷に帰りたい…(そして、アニと…)」
ベルトルト「だから、付いて行k アニ「「長い!」ドガッ
ベルトルト「ぐはっ(やっぱり、良ぃい///)」ドサッ
エレン「お前も来い!ベルトルト」
エレン「奪還にはお前の力が必要だ!!」
ベルトルト「ああ、やってやるよ!!」
ベルトルト「僕が巨人を駆逐してやる!」キリッ
ベルトルト「(…決まった)」チラッ
アニ「エレン、糸くず付いてるよ」
エレン「うん?どこだよ」
アニ「取ってあげる」ヒョイッ
エレン「ありがとな」ナデリ
アニ「うふふ…(夫婦みたい///)」
ベルトルト「」
ライナー「…息してるか?」
短いですが今日は終了とさせていただきます。
ベルさんは多くのSSで空気化しているので活躍の場を与えたいと思いました(笑)
ミーナとマルコとフランツなどは良い意味で活躍してるけど…
それじゃ
名無しの巨人降臨 スタミナ50 バトル1
GFのこと、FF8のガーディアンフォースかと思っていました。
ゴッドフェスのことだったんですね
正直、まだランク低いので神タイプならなんでもいいです
ガチャ自体ワクワクするので
それでは、続きいっきまーす!
エレン「調査兵団の壁外調査が解散式後にあるらしい」
エレン「犠牲は1人も出したくない」
ライナー「…そうだな」
エレン「解散式前に奪還して、オレの生家に向かう」
アニ「わかった」
エレン「作戦は後で考えることにしよう」
ライナー「おう」
エレン「ところでさ…」
エレン「なぁ、ライナーにベルトルト」
エレン「好きな人はいるか?」
ライナー「なんだよ、突然」
エレン「故郷に行くならさ」
エレン「誰か連れて行きたくないか?」
ライナー「連れて行く?」
エレン「オレにはアニがいる…」ポンッ
アニ「ん…///」
ライナー「俺はやっぱりクリスタだな!」
エレン「ホント好きだなぁ」
ライナー「可愛いからな」
ライナー「それに、特別俺に優しいんだよ」ニヘラ
ライナー「これはもう、結婚するしかない」キリッ
エレン「よし、協力するか」
アニ「私も~」ハイッ
ライナー「うぉぉぉおおお!!」
ライナー「エレン好きだー!」ダキッ
アニ「私もエレン大好き~」ギュー
ベルトルト「…」
ベルトルト「…ぼっ…僕も」
ベルトルト「エレン大好きー」ダキッ
アニ「!!…なんで私に抱き付いてるの!」ギロッ
アニ「あんただったんだね」
アニ「いやらしい視線の正体は…」
ベルトルト「…」
アニ「まったく…」
アニ「一体…いつから」
アニ「あんたは私をそんな目で見るようになったの?」
ベルトルト「…ぼっ…僕は…」タラー
アニ「今回は許すけど」
アニ「次見つけたら…」
アニ「私とエレンで制裁するから」
エレン「覚悟しとけよ!」
ベルトルト「」ダラダラ
ライナー「(だから、やめとけって言ったのに)」
エレン「話はこれで終わりだ」
アニ「…そろそろお開きにしようか」
ライナー「あぁ、この集会もこれで最後だ」
ベルトルト「そんな…(夜にアニともう会えないなんて)」
エレン「同郷のことを隠さずに皆に言おう」
エレン「もう、隠す必要なんてないんだ」ニカッ
ライナー「ああ、そうだな!」ニッ
ベルトルト「うん…(やった!これでアニと堂々と話せるぞ)」
アニ「そうだね、私も賛成」
アニ「…それじゃあ」
アニ「ライナーとベルトルトは帰って」
ベルトルト「えっ!?(これから故郷の思い出を三人で語る場面なのに…)」
ライナー「馬鹿っ…察しろよ!」
ライナー「行くぞ…ほら」ズルズル
ベルトルト「そんな…」
ライナー「消灯時間には帰ってこいよ、お前等」
進撃偽物劇場8
―ハロウィン―
サシャ「トリックオアトリート!」ガチャッ
クリスタ「トリックオアトリート♪」
一同「!?」
ライナー「(クリスタの魔女っ子…結婚結婚)」ハアハア
ジャン「(サシャの格好何だ?…シーツ被ってるだけだろあれ)」
サシャ「お菓子がないならパンでもいいです」
クリスタ「サシャ、それは違うよ」
一同「(持ってるはずないし)」
サシャ「皆さん持ってないようですね」
サシャ「それじゃあ、イタズラします」
サシャ「ライナー、パンください」ズイッ
一同「(いつもとやってること同じだろ)」
このご時世、貴重な甘味
少女はお菓子(パン)を貰うことができるのか!!
―ハロウィン―
エレン×アニver.
アルミン「ねぇ、エレンどこ行ったか知らない?」
ミーナ「そういえば居ないね」
ミーナ「…アニも居ないし」
コニー「アニなら狼男に襲われてたぞ」
ベルトルト「なんだって!!」ガタッ
ベルトルト「助けに行ってくる」ダッ
アルミンandミーナ「…」
キャー…オソワレルー…
ベルトルト「(あそこの茂みから声が)」
ベルトルト「アニっ、助k…!!!」
エレアニ「!?」
アニ「…あんた、いい度胸してるね」ゴゴゴゴゴ
エレン「お前がこんな奴だったとはな」
一方その頃
アルミン「コニー、情報の伝達は正確にね」
コニー「いっけねー」ポリポリ
ミーナ「今頃、ベルトルトは本物の狼男と吸血鬼に遭ってるかな」ポケー
訓練生の仮装パーティーは夜更けまで続いた
その間、背の高い少年を目撃した者は誰一人居なかった…
なんとか、今日中に納められました。
このネタは日付変わったら使えないからね
今後の展開ですが、
さわりの部分だけ書くのでその先を見たいと思ったら
コメントください
セーブしないで翌日に進みますか?
はい ←
いいえ
―
――
―――
――――
エレン「…二人っきり…だな」
アニ「…ぅん」
アニ「つ…月が…綺麗だ…ね」
エレン「ああ、アニの髪色と同じで綺麗だ」
アニ「もう、これ以上好きにさせないでよ////」
アニ「私の全てはエレンのもの…」
アニ「心も…身体も……」
アニ「エレンの……好きにして、…――ぃぃ……よ」
エレン「…それじゃあ」
エレン「抱いてもいいか?」
アニ「…え、…エレン…」
アニ「…そ、の…わ…私…初めてなの///」
エレン「…オレもだ」
エレン「気にすんなよ。男なんてフランツ以外全滅だ」
エレン「これから、二人で学んでいけばいいさ」
エレン「時間はあるんだ。この先もたっぷりとな」
アニ「うん。ずっと一緒だよ」
エレン「ああ、アニ…大切にするよ」
アニ「…エレン」
エレン「アニ…」
名前をただ呼ぶだけの行為。それだけで互いの気持ちがわかった
そして、恐らく次の行動も…
月に照らされた二つの影が一つになり、大きくなっていった
以上です。
>>1です
最近忙しく、書き込みできませんでした。
ある人は言った。
「書かないで後悔するより、書いて後悔しろ」…と
駄文になりそうですが、ご了承ください
人目に付かない林道から少し離れた茂み。
生い茂った木々の隙間から月明かりだけが射し込んでくる。
口腔深く挿し入れた舌に、アニの舌がねっとりと絡みついてくる。
想いに応えてくれる悦びを感じて、エレンは夢中でアニの唇を貪る。
エレン「アニ…じゅる、ぶっ、――んっ…ふ…ちゅ――」
アニ「ぅうん……んぁっ、エレ…ちゅ…じゅ、る――あぁっ」
喉の奥から漏れるくぐもったあえぎ声は、感じてくれているという証だ。
初めてアニの唇に口づけした、あの夜…
あの時のキスは、ぎこちなく肩を抱き、唇を押しつけただけの口づけ。
アニ「んんっ、―…ぁあぅ…ふぁ、…ぁぁ……」
エレン「じゅ…ん、ぴゅぅ……ん――はぁ…」
口を塞がれたアニの喘ぎが、熱く、甘い鼻息となって
エレンの顔に吹きかかる。
エレンはアニの背中に伸ばした両手を背中に這わせ
その細く、儚い身体を強く抱きしめる。
互いの舌を蛇のように絡ませ、唾液を交換し合い、水音を立てる。
同時にエレンは右手で胸に触れ、左手は服を捲り、背中を優しくなぞる。
アニの両腕が、エレンの背中に回される。
エレン「ぅぷ…ん――にゅっ、……はぁっ、――はぁはぁ…」
アニ「ちゅ、……ろ、――ぷはっ、…――はぁはぁ…」
呼吸を忘れる程に求め合う。その姿は、大人の男と女の情事そのものであった。
やがて、苦しくなり密着した唇をどちらからともなく離す。
唾液が絡まり合い、粘度の高い糸が形成され、密着した二人の胸元に降り掛かる。
その淫猥な光景に二人は暫し、見蕩れていた。
先程からエレンは喉の渇きを覚えていた。
服を通して、アニの胸の膨らみの弾力と体温、鼓動まで感じ取れた。
アニも同様に、初めての経験に緊張し切っていたのだった。
慣れない異性の下着に戸惑いながら
手探りでホックに辿り着き、手を掛ける。
フランツ先生の講義を聞いていてよかったとエレンは心から思った。
エレン「アニ、脱がすぞ」
アニ「…ぅう、ん」
その体躯に比べ、大きく形の整った乳房。
そして、一際目を惹く桜色の突起物。
アニは小さい手で溢れんばかりの乳房を必死に隠そうとしていた。
その行為が男にとっての媚態になることも知らずに。
エレン「アニ…綺麗だ」
耳元でエレンは囁く。
恥ずかしさからか、アニは顔を逸らす。
それをエレンは手で塞ぎ、アニの目を見つめる。
アニの碧い目は潤んでいた。
それを見たエレンは、愛おしさを募らせる。
耳を甘噛みし、肩、首筋にそれぞれ愛撫し、そのまま光沢のある唇へ口づけを落とす。
アニ「ひゃっっ!?…―ふっふぁ――ぁあっ」
アニ「…っ…ん、――んぅっ…」
誘われるように、乳房を赤子のように吸う。
ふっくらとした弾力があり、夢中で吸い続ける。
懐かしい…エレンはふいにそんな気がした。
エレン「はぁ…――アニ…の、―ちゅっ、匂い…んぅっ……がする」
アニ「私の、んんぁっ…はぁん――匂い?」
エレン「安心する…」
アニの吐息の混じった喘ぎが、エレンの雄としての征服欲を一層駆り立てた。
予備知識を備えていても、実物を目にすると何も考えることができない。
直情的にアニを求めることしかエレンの頭にはない。
それくらい、今のアニは魅力的に感じた。
花びらのような唇、たわわに実った果実のような乳房。
その甘美な触感にエレンは戦慄を覚える。
アニはぎゅっと身体を強張らせたまま、小刻みに震えている。
その様子を見て、エレンに年相応の少女の恥じらいを感じさせた。
エレン「すげぇ…アニ…――お前可愛いすぎ」
アニ「っ…――ぅ~」
下着一枚となったアニ。色は飾り気も無い白。
シミ一つ無い雪のように白いアニの素肌によく似合っていた。
中央に色素の違う縦の線が浮かび上がっていることをエレンは見逃さなかった。
アニ「ふっ…――ぅ…ん」
ショーツ越しにエレンはアニの陰部を優しくなぞる。
ふっくらとした恥丘から、その下まで繰り返し何度も愛でるように撫でる。
止め処なく溢れてくる蜜にエレンの指は湿り気を帯びていた。
ショーツに指を掛ける。
最後の防衛線を守ろうとアニの手がそれを拒む。
それを振り切り、エレンは一気に足元まで下ろした。
月明かりに晒され、煌めくアニの裸体。
エレンは初めて知ったのだった。
美しいものを見たときにも鳥肌が立つことを
エレン「……天使」ボソッ
アニ「…えっ?」
エレンは生まれてこの方、天使という存在を見たことはない。
もし、存在しているなら今のアニみたいな姿だと思った。
指先に恥毛が触れる。
落ち着こうと思っても、焦らせようと思っても、気持ちより先に身体が動いてしまう。
蜜壷に吸い込まれた指は狭い膣内によって、締め上げられ、エレンの指を圧迫していく。
アニ「ぃやっ…ぁ――」
小さな悲鳴と共にアニは自らの手で大切な場所を覆う。
拒否しているのではない。アニの表情を見ればわかることだ。
エレンはその手を絡め取り、陰部を露にする。
そこに舌を押し付け、奥へと這わせる。
アニ「あぁ、ん……恥ずか…しい」
アニ「ぁ…そんな、…汚いとこ」
エレン「汚くない」
エレン「アニの…身体の全てが綺麗だ」
アニ「そ…そんな、――やっ、…こと……」
アニ「んあぁ……あっ、あぁっ……」
エレンはアニの張りのある尻肉を両手で掴み、熟した果実を頬張るように
滾々と湧く清水の如く、ひとしきり女陰を堪能する。
今日はここまで
読み返すとキツいわ
シラフじゃあこんなん書けねぇ
明日で終わらせます。
互いに一糸まとわぬ姿になる。
寒空の下で愛し合う二人の身体から興奮と熱情で火照った湯気が立ち昇っていた。
アニ「エレンの…ここ、おっきいね」
エレン「…そうか?」
アニ「…ねぇ――触っていい?」
エレン「お、…おう」
男子達は己の一物を見せ合い、優劣を競っている
その中でも、エレンは上位の位置にいるのだった。
エレン「くぁ、…ふっ……」
アニ「ふふっ…――感じてるの?……可愛い」
アニは嬉しかった。
触ることで喜んでくれることを、感じてくれることを。
愛する男にされるだけではなく、奉仕することができる悦びに全身が包まれていた。
アニはハンナから知り得た情報を思い出していた。
――男のアレを触るときはこうするのよ シュッシュ
あのときは正直引いてたけど役に立ったよ、ハンナ
今度何か奢らせてもらう…――アニはそう固く心に誓った。
エレン「ん、…――ぅっ」
アニ「ちゅ…る、んちゅ、ぷ、はぁ……――ひもひい、の……?」
エレン「ぁっ…んぁあ…――……」
エレンを見上げるアニの表情には自然と笑みが広がっていた。
エレンの様子を上目遣いで窺いながら、アニはおもむろにそれを口に含んだ。
熱く、ぬるっとした感触がエレンのそれを刺激する。
エレン「っ……ふっ…あ、―――ア、…ニ」
アニ「やぅ…ひ、ぇ、―……んっ…――ぁ…」
エレンもお返しだと言わんばかりに、手を伸ばし、アニを愛撫する。
抱き合うように互いの最も敏感なところを触れ合う。
エレン「ぅっ…出ちまう……――くっ…ん」
アニ「っぁあ、……―んあ、…あぅううう……――」
エレンのそれが膨張した瞬間、穢れを知らない咥内に白い欲望の塊が勢いよく吐き出された。
それに呼応するかのように、アニは全身をびくんっと跳ねあげ、じゅく、じゅくと泡を噴出しエレンの手を愛液で濡らした。
アニ「んくっ…ぅ……んぐっ…――…うぇっ……にが、い」
エレン「ふぅ、はぁっ、はぁ……飲まなくて…いいのに」
アニ「エレン…の、だか……ら」
アニは恍惚な表情を浮かべ、そう言った。
エレンから噴出された精液をアニの小さな口内では含みきれなくなり
白く、すらっとした肢体にボタボタと零す。
その姿は情欲的で、ひとつの芸術品のように感じた。
エレン「アニ、オレ…――もう、我慢できねぇ」
アニ「わ、…私も、欲しい」
エレン「覚悟はいいか?」
アニ「ちょっと、……待って」シュルッ
アニ「…ど………ぅ」
エレン「…」
アニ「…ね、…ぇ」
エレン「わるい。言葉を失ってた」
エレン「うん。髪解いても可愛いな」
エレン「いや、綺麗というべきか」
アニ「ありがとう」
そっと啄ばむような口づけを数回。相手の全てを受け入れ、これからの
将来を共有していくという誓いのような口づけ。
エレンはアニを脱いだ服の上に横たわらせ
己の猛り立ったものをアニの秘部にあてがう。
エレン「行くぞっ、アニ」
アニ「うん。きて、エレン」
反り返ったそれをアニから溢れる蜜を塗りつけ、エレンは奥へと押し込む。
肉襞に収まらないほど分泌される、絡みつく粘膜。その感触だけでエレンは果てそうになる。
アニ「っ、…ぃた……――ぃ…」
エレン「…大丈夫か?…アニ」
アニ「大丈夫……だから、エ……レン…――こ…の、まま……」
アニ「私は、エレ…ンと――…繋がり…たいの」
アニは下腹部が千切れてしまったかのような猛烈な痛みを感じた。
苦悶の表情で懸命に両足をエレンの腰に回し、しがみ付く。
アニの異変を察知したのか、エレンはゆっくりと腰を動かす。
エレン「っ、……くっ、…ふっ…――あぅっああ」
アニ「ぁあっ、……んっ…ふぅあっ…――あっああ」
エレン「あっ、アニっ……痛い、…か?」
アニ「うっ……ぅうん…いっ、痛い…より、う、れしい…の」
アニ「エレンと…ひと、つ…に――…なれて」
息も絶え絶えにアニはエレンの目をまっすぐ見ながら、素直な気持ちを伝える。
その目から溢れ、止め処なく零れていく真珠のような涙。
エレンはアニの全身をくまなく観察した。
アニの全てが愛おしい。狂おしいまでにこの女が欲しい。
心の奥底からそんな欲望が込み上げる。
エレンは上半身を倒し、軽く唇を合わせ、舌を絡める。
腰の辺りが不規則に震え、膣肉が急激に締めつけてくる。
同時にアニの唇から聞こえてくる嬌声が一層の激しさを増す。
やがて、得も言えぬ快楽の波が二人に押し寄せてきた。
エレン「アニっ!―――…も――ぅ……うぁっ、ああっ!!」
アニ「ぃ、―いい…―よ、私の、中に……――私ぃっ―も…―ふぁあっっ!あっ、んぁああ!!」
直後、視界が真っ白い光に覆われ、身体が浮かび上がるかのような強い浮遊感に襲われた。
感情や思考、意識の全てが溶けてしまったかのように頭の芯が麻痺した。
エレンはその場に崩れるように倒れこみ、傍らに居る愛する女を強く抱きしめる。
月が少し陰り、林地に静寂が戻る。
木立のざわめきが止み、二人の荒い息遣いだけが響く。
興奮さめやらないまま、二人は手を繋ぎ、時を忘れるほど抱きしめ合った。
愛する人のぬくもりを感じながら…
この幸福を手放さないように……
これで2章終わりです。
文章力なくてすいません
もう、濡れ場は書かないので許してください
次回からは通常運転でいきます
The next day ミカサ釈放まで…あと1日
----------------------食堂(朝)----------------------
ザワザワ…メズラシイナ…
アノヨニンガ…セキオナジナンテ…ザワザワ
アニ「えれぇん♪あ~ん///」
エレン「あー」
アニ「…ぱくっ」ヒョイッ
アニ「ふふっ///」
エレン「この、お返しだ!」
エレン「アニぃ、あーん」
アニ「…あ~ん////」
アニ「!!…ぱくっ」
エレン「うまいか?」
アニ「…ぅん///」
ベルトルト「(羨ましい…)」ジトー
アニ「エレン……ルト…てる」ヒソヒソ
エレン「よし、やるか!」
アニ「おう!駆逐してやる」スクッ
エレン「…オレの真似すんなよ」スクッ
エレン「ベルトルト!ちょっとこっち」
ベルトルト「…なんだい(僕にもやってくれるのかな)」ガタッ
名無しの巨人です。
ガチャ回して来ました。金玉キター!!!
どうやら、書くしかねぇらしい
アニ「言ったよね。イヤラシイ視線を感じたら…蹴るって」
ベルトルト「…そんな、僕は」
アニ「言い訳するな!」バキッ
ベルトルト「がっ!」
エレン「もう一発」ドスッ
ベルトルト「ごはっ!!」
サシャ「!!…何してるんですか?」パクッ
アニ「こいつがセクハラしてきたんだよ」ビッ
エレン「ああ、セクハラだ」
サシャ「セクハラだったら、しょうがないですね」モグモグ
一同「(納得するんだ…)」
アルミン「エレン、そこに居たんだ」
マルコ「珍しいね、この4人で食べるなんて」
エレン「3人は同郷だからな」
アルミン「えっ、そうなの?」
エレン「……言ってなかったっけ?」
マルコ「初めて聞いたよ」
ザワザワ…ソウダッタノカ…
アレ…アノサンニンッテ…セッテン…ナイヨナ
ベルベルト…セクハラ…セクハラルト…
プッ…ダハハッ…ケッサク……ザワザワ
エレン「まぁ、あれだ…」
エレン「これからはこいつらと食べるから」
アルミン「僕も一緒にいい?」
エレン「いいぞ!」
ベルトルト「…(ちっ、増えんのかよ)」
アニ「エレン」グイグイ
エレン「ん、どうした?」
アニ「私はエレンと二人きりで食べたい」
エレン「賑やかな方がいいだろ?」
アニ「でも……」
エレン「わかった。3回に1回は二人で食べるか」
アニ「2回がいい」
エレン「可愛いやつめ」グシグシ
アニ「やっ、髪が崩れる」
ライナー「(いいなぁ、俺もクリスタと…)」
ベルトルト「(3回に1回か…)」
ベルトルト「(いや、逆に考えるんだ)」
ベルトルト「(1日に1回は一緒の席につけると)」
ベルトルト「(そうだ、前向きになるんだ。ベルトルト)」ニヤニヤ
ライナー「(また、こいつは妙なこと考えてやがる)」
エレン「ライナー、今日の対人格闘訓練にクリスタ誘えよ」ヒソヒソ
エレン「アニとオレで手助けするからさ」
アニ「任せてよ」グッ
とりあえずこれで
進撃の巨人が全巻揃ったので書きたかったssを書き始めようと思います。
乞うご期待!!
進撃偽物劇場9
―チクタクパニック―
ライナー「そこ落ちるよ」チクチク
ベルトルト「ちょっと、待って」タクタク
ライベル キャッキャッ、キャッキャッ…チクタク♪
アニ「」ウズウズ
アニ「私にもやらせなさいよ」ズイッ
ライナー「アニはブタミントンでもやってろよ!」
ベルトルト「そーだ!そーだ!」
アニ「」
プヒッ…ポフッ…プヒッ……
こうして、上達した少女はブタミントン世界戦へと駒を進めた
決勝戦でミカサと死闘を繰り広げることは、また別のお話…
俺「ブタミントンをするアニって…エレ得だな」ウンウン
エレン「だよな」ウンウン
----------------------対人格闘訓練----------------------
エレン「アニ、いくぞ!!」
アニ「うん!」
―
――
―――
――――
アニ…アイカワラズ、ミミ…ヨワイナ
ア、ヤァン…ゥウン―…ソコ…ハ
モット…カワイイトコロ……オレニ、ミセロヨ
………エッチ
ライナー「(何でお前等イチャイチャしてんだよ!!)」
ライナー「(こうなったら、ベルトルト……お前だけが頼りだ)」チラッ
ベルトルト「」ジー
ライナー「(ダメだ。使えねぇ)」ガクッ
ライナー「(サボってると教官に見つかるぞ)」
ライナー「(ほら、来たぞ)」
ライナー「(……頭突きされてるし)」
ライナー「ちくしょう…こうなったら、当たって砕けろだ!」ダダッ
ライナー「よう、…クリスタ」
ライナー「…俺と組まないか?」
クリスタ「!?……ライナー!」
ライナー「…ダメか?」
クリスタ「ううん。ちょっと驚いただけ」
ライナー「今日はユミルと組まないのか?」
クリスタ「もう、いつもユミルと組んでるわけじゃないからね」
ライナー「…そうなのか」
クリスタ「それで…」
クリスタ「私と……組むの?」
ライナー「ああ、クリスタさえよかったら……」
クリスタ「いいよ。…体格の大きい人とやってみたかったんだ」
ライナー「(…っしゃぁぁあああああああ!!!)」
ライナー「よし、いくぞっ!!」
クリスタ「……お手柔らかに、ね」
エレン「見ろよ…アニ。ライナーがクリスタと組んでるぞ」
アニ「やったね!エレン。作戦成功だよ」グッ
エレン「ああ、オレ達のお陰だな」グッ
アニ「この調子で応援していこうね!」
エレン「おう!楽しくなってきた」
アニ「さっ、…続きしようか」
エレン「アニも結構乗り気じゃないか、……手加減はしないぜ!」
ライナー「クリスタ、隙が大きいぞ」バッ
クリスタ「むっ…それならライナーだって」シュッ
ライナー「これはわざと…だ」ガシッ
クリスタ「あっ」
クリスタ「」ドサッ
ライナー「わっ、わるい…大丈夫か」サッ
クリスタ「ううん、大丈夫」
クリスタ「これは訓練なんだからね!!手加減はなしだよ」
クリスタ「私達は兵士なんだから…」
ライナー「…」
クリスタ「?……どうしたの?」
ライナー「そうか……ああ、そうだな」
クリスタ「へんなライナー」クスクス
おわり~
もうひとつのSSがなかなか進まない~
おやす~
ライナー「……少し休憩するか?」
クリスタ「うん。……少し疲れたね」
ライナー「教官に見つからないようにしないとな」
ライナー「ベルトルトの奴なんて、バレて頭突きされてたぞ」
クリスタ「えっ!?…大丈夫なの、怪我は?」
ライナー「大丈夫だろ。あいつなら」
クリスタ「そう?……よかった」パアア
ライナー「…」
ライナー「なぁ、クリスタ」
ライナー「前から聞きたいことがあったんだが…」
クリスタ「なぁに、ライナー」
ライナー「…なんで、お前は誰に対してもそんなに優しいんだ?」
クリスタ「っ………なぜ、…って」
ライナー「いや、言いたくなかったらいいんだ……」
クリスタ「………仲間、だから…――かな」
ライナー「本当にそれだけか?」
ライナー「……すまねぇ。変なこと聞いてしまって」
クリスタ「気にしないでよ。……ライナー」
ライナー「さっき聞いたことは忘れてくれ」
クリスタ「…」
ライナー「…」
クリスタ「ねぇ、ライナー」
ライナー「ん?」
クリスタ「エレンとアニって、なんか……いいよね」
ライナー「………そうだな」
ライナー「あいつらは、今でこそ仲睦まじいが……」
ライナー「辛い選択を迫られて……一度は希望を失った」
ライナー「それでもなお、共に生きることを選んだ」
ライナー「すげぇ奴らだよ。……尊敬する」
クリスタ「……みんな、すごいね」
ライナー「なに言ってんだよ!!クリスタだってすげぇよ」
ライナー「馬術なんて訓練兵、随一じゃないか!」
クリスタ「……そんなの…たいしたこと…――ない…よ」
クリスタ「私なんて…」
クリスタ「役に立たない…ただの…… 「「そんなこと言わないでくれ!!」
ライナー「みんなの女神が弱気になってはいけないんだ!」
クリスタ「うふふっ、なにそれ」ニコッ
ライナー「!…それだ!!その笑顔が俺やみんなに力をくれる」
ライナー「だからさ、いつも笑っていてくれよ」
クリスタ「……え、がお?」
ライナー「そうだ!…こうやってな」ニカッ
クリスタ「あはは、それは面白い顔だよ。ライナー」
ライナー「うは、ははは……こうか?」
クリスタ「それも違うよ!」
ライナー「わっはっは、ははは…ははは……」
クリスタ「あはははは、……あっはっはは…ははは」
エレン「なんか、あいつら笑ってるな」
アニ「楽しそうだね…」
エレン「オレ達も笑っとくか?」
アニ「それは、……いや」ブンブン
エレン「うるせぇ!笑わしてやるよ」ワキワキ
アニ「ちょっと!?なに、…その手?――……ぃやー!!」
エレン「ほぅら、アニ。我慢すんなって」コチョコチョ
アニ「ふっ…ん、…ふふ、………あは、あっははははは……はっはぁ」ジタバタ
アニ「あっははは、…お、…おかえし……――だ」コチョコチョ
エレン「くっ、んん、…ふっ、…あっはははは、…ははは……」
アニ「あっははははは、……はっは、あはははは……」
コニー「なんで、みんな笑ってんだ??」
サシャ「さぁ。…知りませんが私達も笑っておきましょう!」
コニー「…?………まぁ、いっか」
アッハハハハハハ……
ナンダナンダ………ヤツラ、ワラッテヤガル
トリアエズ…ワラットケ……
……アハハッ…ハハハ、ハハハハハハ………
ライナー「うぉっ!!?…なんで、みんな笑ってんだ?」ビクッ
クリスタ「もう、ライナーのせいでしょ」
ライナー「えっ!?…お、……俺のせいか?」
クリスタ「そぅだよ~」
ライナー「まぁ…いいや。とりあえず笑っとくか!」
クリスタ「うん!」
クリスタ「ありがとう、ライナー」
そのとき、俺は彼女の本当の笑顔を見た気がした。
――普段見せる天使のような微笑ではない。
それは…今にも壊れそうで……弱弱しく…儚い………。
しかし、目にする者を惹きつけ、離さない……少女のくすぐったそうな笑みだった。
ライナー「……もる」ボソッ
クリスタ「えっ!?」
その後…教官に見つかり、叱咤され
全員仲良く夕食まで走らされました。
疲弊していたにも関わらず、訓練兵一同、終始笑顔だったとさ……
作業が終わったので大量投下してみました。
それでは、また偽物劇場で締めることにします。
進撃偽物劇場10
―焼き芋―
ブオオオオオン…
やき~いも~♪
おいも~♪
あったかい~おいも~♪――…おいし~い…おいも~♪
ブロロロロロ……
サシャ「!」ガタッ
サシャ「おいも!!!」ダッ
サシャ「いも!!」キョロキョロ
クリスタ「サシャ!?」
サシャ「いもも~??」ジュルル
クリスタ「えっ?…なに言ってるの?」
サシャ「おいも~!!」ダダッ
クリスタ「…お、…いも?」
サシャ「い~も~!!」
マルコ「やぁ、サシャ」
サシャ「いも、いも?」ジュルルル
マルコ「ああ、焼き芋の荷馬車なら向こうで見たよ」ビシッ
サシャ「おいもいも!!!」ダッ
マルコ「どういたしまして……って、あれ!?」
焼き芋の販売車ってまたたく間に通り過ぎていくよね…
財布捜している内に何回買いそびれたか……
サシャは無事追いついて、焼き芋を買えたのでしょうか?
それは…神のみぞ知る………
----------------------女子寮----------------------
アニ「クリスタ!今日は随分とお楽しみだったね!」
クリスタ「…アニこそ、エレンとあんなに密着してたじゃない」
アニ「あ、あれは…なりゆき、というか……」ゴニョゴニョ
ミーナ「素直になりなさい!レオンハート訓練兵!!」バンッ
アニ「は、はい!……わ、私は…訓練中にエレンと抱き合っていました!!」カアアア
ミーナ「」
クリスタ「」
ミーナ「……アニってば、…だ、大胆……」カアア
アニ「ふにゃ~…」ボンッ!!……プシュー…――…
クリスタ「…」
ミーナ「レンズ教官!!レオンハート訓練兵をエレンのもとへ連れて行ってよろしいでしょうか?」ビシッ
クリスタ「…」
ミーナ「……どうしたの?クリスタ。…いつもなら乗ってくれるのに」
クリスタ「えっ!?ごめん、聞いてなかった…」
ユミル「なんだ、クリスタ~。元気ないな~」ガシッ
クリスタ「」ビクッ
ユミル「おい、どうしたんだよ!」
クリスタ「……なんでもないから」バッ
クリスタ「…ねぇ、アニ」
アニ「ふぁ…」ムクリ
ミーナ「あっ、復活した」
クリスタ「アニはさぁ、…エレンと一緒にいて楽しい?」
クリスタ「傍にいるとき、どんな気持ちになるの?」
アニ「…」
アニ「楽しいよ。……うまく表現できないけど」
アニ「この人には、幸せになって貰いたい」
アニ「この人のためなら、なんでもしてあげたい。私のすべてを捧げたい…」
アニ「…でも、できることなら……私も愛されたい」
アニ「こんな、きもち……かな?」
クリスタ「…私にはわかんないなぁ」
アニ「きっと、クリスタにもそのうちわかるよ」ニコッ
クリスタ「……そっか、ありがとう」
ユミル「おいおい、アニよぉ。惚気るのは勝手だが」
ユミル「私のクリスタに妙なこと吹き込むんじゃねぇよ」
クリスタ「もう、そんな言い方しないで!!」
クリスタ「アニは私の質問に答えてくれただけなんだから」プンプン
ユミル「へー、へー」
クリスタ「ホントにわかってるの!」
ミーナ「よかったぁ!いつものクリスタに戻った」
クリスタ「…なんのこと?」
クリスタ「そういえば、アニ」
クリスタ「さっき、訓練中にエレンと抱き合ってた。…って言ってたよね」
クリスタ「その話、詳しく聞きたいなぁ」キラキラ
ミーナ「私も聞きたい!!」
ユミル「話してやれよ、アニ」ニヤニヤ
アニ「えっ!?」
クリスタ「ハンナ呼んできたよ!」ガチャ
ハンナ「なに、恋バナ?」
アニ「……私これから、用事あったんだ」イソイソ
ミーナ「逃がさないよ!!」ニコッ
クリスタ「話してくれるまで、寝かせないからね!」ガシッ
アニ「ぅ~」
愛し愛されるってなんだろう。アニは、いつかわかると言ってたけど…
私は…この先、誰かに愛されてもらえるのかなぁ。
愛される資格なんてない…こんな汚い、私を……。
ランク上げに忙しいので
これで……
----------------------男子寮----------------------
フランツ「女体とは?」
エレン「神秘であり、宇宙である」ドンッ!!!
フランツ「……さすがだよ。エレン」フー
フランツ「君になら、この秘儀を体得できるかもね……」
エレン「なんですか?先生……一体、それは…」ゴクッ
アルミン「…」サラサラ
僕の親友が大人の階段を宙返りしながら上がりました。
一方、僕は階段に脛をぶつけました。
地獄の苦しみでした。
とても、痛かったです。
アルミン・アルレルト記
ジャン「…さっきから気持ち悪いぞ!ライナー」
ライナー「良い事があったからな」ニマニマ
マルコ「今日の訓練は楽しかったからね」
ジャン「…みんな、笑顔だったな」
ジャン「俺もつられて笑っちまったよ…」
ジャン「(あいつが戻ってきても、こんなふうに笑いあえたらなぁ…)」
ベルトルト「僕は笑ってないのに走らされたよ……」
ライナー「わっははは、それはお前が悪い」
マルコ「…だね」
ベルトルト「」
アルミン「……疲れた」ハァ
ジャン「おう、アルミン。なに話してたんだ?」
アルミン「……僕たちには、…――関係ない話さ」
ライナー「関係ない話ってなんだよ…」
ライナー「お~い、エレン!俺もまぜてくれ!!」
ナンダヨ…ライナー…
コレハ…シカクノ…アルモノニシカ…オシエラレナイヨ
イイジャネエカ……オレモソッチガワニ……ナルヨテイダシヨ…
ヘエ……ダレト?
キイテ…オドロクナヨ……、……
ジャン「今のうちに作戦会議するか」
アルミン「そうだね。……明日のためにもう一度確認しておこう」
マルコ「……まず、エレンとアニには別の場所に移動してもらう。――いいね?」
アルミン「そこからは、ジャン。――君に任せるけど…大丈夫?」
ジャン「何度も言わせんなって!俺一人で十分だ!!」
マルコ「…僕らも出来る限りサポートさせてもらうからね」
ジャン「……心強いぜ」
正直、心臓の動悸が収まる気配がしねぇ……
呼吸が苦しい、息が詰まる……。
………やるしかねぇんだ――たとえ、あいつと笑い合う未来がこなくても……
あいつの隣に居るのが俺じゃなくても……俺がきっと―――お前を…。
…――ミカサ
進撃偽物劇場10
―奥様は巨人―
エレン「今日の夕飯なに?」
アニ「まだ決めてない」
エレン「買い物は?」
アニ「これから行く」
エレン「巨人化して行くなよ」
アニ「…」
エレン「この前、巨人になって買い物行っただろ!」
アニ「…行ったような…行かなかったような」ウーン
エレン「約束しただろ、巨人にならないって」
アニ「…もう、使わないよ」
エレン「その台詞54回目だな…」
アニ「…」
エレン「はぁ、…一緒に行くぞ」グイッ
アニ「うん!!」パアアッ
面倒くさいことは、巨人化して解決する嫁
彼女の係累には頭を悩ませる。
来週末には義父さんが来るというのに……憂鬱だ。
こんなSS誰か書いてくれないかな??チラッチラッ
次回は魔王降臨(笑)です。
エレン「記憶のなまえ……」もよろしく!!
――まだ、序章だから、つまんないけど……
ミカサ釈放まで……あと――0日
ヒソヒソ…キタヨ……
ヨクコレルネ…ヒソヒソ…アンナコトシトイテ…
…ワタシナラムリ…シュセキヲソンナニマモリタイノカ…ヒソヒソ
ジャン「歓迎されてないようだな」
ミカサ「…」
ジャン「前――いいか?」
ミカサ「………」
ジャン「……無言、か」ガタッ
ジャン「はぁ…」
…
ミカサ「……なにか用?」
ジャン「やっと口を開いてくれたな」
ミカサ「…」
ジャン「また、だんまり…か……」
ミカサ「……うるさい」
ジャン「わるいな。これが俺の性格だからよ」
ミカサ「…ほっといて」
ジャン「そんなわけにはいかねぇな…」
ジャン「これから――お前はどうするつもりだ?」
ミカサ「…」
ジャン「はっきり言って、エレンとア――「「あの女の名前をだすなぁあああぁぁ!!!」
訓練兵「」ビクッ!!
………――
ジャン「そうか……」
どうしちまったんだよ…。
お前――気は確かなのか……。
とりあえず――野次馬根性丸出しの奴等。
気付いてんだよ。聞き耳を立ててることぐらい。
お前らは邪魔だ……。
ジヤン「お前達…――席を外してくれ」
ア、アア…ワカッタ……
――ガタッ………ギイイ…バタン…――
……
ジャン「今この場にはお前と俺だけだ……」
ミカサ「あなたも――出て行けばいい」
ジャン「俺が出て行った後、お前は何をするつもりだ……」
ミカサ「そんなの、あなたには関係ない」
ジャン「いいや――あるね」
ジャン「お前は仲間を傷つけた…」
ジャン「そんな、今のお前を放っておけるか!!」
なに言ってんだ…俺は――
あの死に急ぎ野朗に感化されちまったのか……。
ミカサ「…」
ミカサ「エレンは…――エレンはどこ?」
最初の質問が――それか……。
――俺なんか眼中にないってか…。
ジャン「エレンは…ここにはいない」
ミカサ「どこ!!」
怖ぇえええ――
瞳孔開きかけてんぞ……。
ミカサ「もう一度、聞く。エレンはどこ!!」
ジャン「エレンに会って――「「いいから、言え!!!」
ジャン「…嫌だね」
ミカサ「そう。なら、話はこれで終わり」ガタッ
ジャン「待てよ!!」ガタッ
ミカサ「…なに?」ギロッ
ジャン「エレンに謝りに行くのか?」
ミカサ「その通り……だから、エレンの居場所を早く言えっっ!!」バンッ!!
ジャン「エレンだけで――いいのか?」
ミカサ「…どういう意味?」
ジャン「エレンが…この場に居ない理由がわかるか?」
ミカサ「たぶん、――それは、きっと…「「お前がエレンの大切な女性を奪おうとしたからだ!!」
ジャン「エレンは自分が傷つけられたことなんて気にも留めてない様子だった」
ジャン「あいつは、あの死に急ぎ野朗は――そんな、奴だ……」
ジャン「もっとも、お前の方があいつのことをよく知ってるだろうけどな――「「黙れ!!」
ミカサ「だまれ。だまれ。だまれ。だまれ。だまれ。だまれ。だまれ。だまれ。だまれ――」
―――
ミカサ「おま、――え」
バキッッッ!!――…ドスン
ジャン「ぐぁっ――…」
痛ぇ…。
だが、迷ってるのか?……力が、入ってない…――
ジャン「お前はそうやって、自分自身を騙してこれからも生きていくつもりか!!」
ミカサ「――っさい!!!あなたは何なの!」
ミカサがこぶしを振り上げる。
俺は目を瞑り――覚悟を決めた。
――いいぜ。お前の気が済むまで俺を殴ればいい。
………、……、…。――あれ?
いつまで待っても、痛みも衝撃も感じない…。
助かったのか?
それとも…
ふいに、肩になにかが触れた。
その正体を確かめるために、俺は閉じた目をゆっくりと開く……。
今日はおわり。
試すような真似をして申し訳ありませんでした。
ぁぁああああーーー!!
アケダンドロップ率わりぃーーー!!!
……
お前たち、いつのまに!?
アルミン、マルコ、ライナーにベルトルトまで……。
ライナーとベルトルトはミカサを抑えていた。
アルミンは俺を守るかのように正面に立っていた。
マルコは肩に手を置き、俺を気遣ってくれている。
マルコ「大丈夫か、ジャン!!」
ジャン「あ、ああ…」
まったく、にくい演出しやがって……。
マルコの表情を察するにこいつら、機会をうかがってやがったな。
ミカサ「はな、…せ」ググッ
ライナー「ダメだ。今の状態のお前を離すわけにはいかない」グググッ
ミカサ「邪魔だ!!――どけ!!!」ギギギ
ミカサ「早く、エレンのところに…」
ジャン「そんなに…エレンの居場所が知りたきゃ、教えてやるよ」
ミカサ「っ!!」
ジャン「エレンなら、アニと一緒だ」
ベルトルト「えっ!」ユル
ジャン「黙っていてわるかっ――「「あ、の――おんなぁぁあああああぁぁぁ!!!」バキン
ライナー「うぉっ!!」
ライナー「バカっ!!力緩めるな!ベルト――「「がああぁぁあああぁああ!!!」
ガシッ!――グルン……ドサッ!!――
この先も考えてあるが、今日書こうか……
書く、書かない、書く、書かない、書く、書かない、書く、書かない。
また後日
どんどん文が上手くなってるねぇ
おじいさんは嬉しいよ
>>515
っ……まさか、あなたはあのとき
私が交通事故に遭いそうになった子供を助けようとしたとき、
隣にいた友達の従兄弟の母方にあたる叔父の親友のおじいさん!?
こんなところでこのスレを見てくれるなんて感無量です。
マジかよ…。
大の男二人がかりだぞ……。
あいつを説得することは不可能なのか。
諦めかけてたそのとき、
俺は目の前の人物が動くのを視界に捉えた。
アルミン「いい加減にしてよ!!ミカサ!」
アルミン「僕はミカサには幸せになって欲しいと思っているよ…」
アルミン「でも……エレンにも幸せになって欲しいんだ!!」
アルミン「二人は…僕の親友だから…――」
ミカサ「そう。なら、……あの女は私たちの幸せの障害になる!!」
ミカサ「今すぐ――始末して…「「虚しくならないか?」
ジャン「それを繰り返して、お前には何が残る?」
ジャン「エレンには、拒絶されるだろう」
ジャン「仲間からは、非難されるだろう」
ジャン「せっかくできた絆を全て失い、お前は“一人”になる」
ジャン「俺はお前のそんな姿なんて…――見たくない」
ジャン「……見たくないんだ」
ミカサ「…」
アルミン「もう…こんなこと――やめようよ」
アルミン「やり直そう…もう一度……」
アルミン「ねっ、――ミカサ」
ミカサ「……」
ジャン「もう一度だけ、聞く。……お前はこれから、どうするんだ?」
ミカサ「………私」
ミカサ「一人は――…嫌」
アルミン「それなら、エレンとアニに謝らないとね」
アルミン「あと、ジャンにも…」
ジャン「俺は別に…」
ミカサ「でも…エレンは……」
アルミン「大丈夫。誠心誠意謝ったらエレンも許してくれるよ」
アルミン「君とエレンは――家族じゃないか」
ミカサ「そ、う…だけど」
アルミン「ねぇ、ミカサ」
アルミン「ミカサはエレンのことをどう思ってるの?」
ジャン「なっ!?」
アルミン「いや、言わなくてもいいよ」
アルミン「幼い頃から、僕は二人を見てきたんだ……」
アルミン「エレンは調査兵団を志望してる」
アルミン「アニは憲兵団に入る…」
アルミン「おそらく、二人とも自分の意志を曲げることはない」
アルミン「どういう意味かわかるだろ?――ミカサなら」
ミカサ「――ジャン……ごめんなさい」
ミカサ「そして、ありがとう」
ジャン「いや、なに、……あれだ――気にしなくて…いいぜ」
勝っ、たのか?
は、はは…。
最後まで締まらねぇなぁ…俺。
つくづく、自分が嫌になるぜ……。
結局、俺一人じゃあ…何も出来なかった。
とんだ、道化師だぜ…。
だけど、
俺はいい仲間に恵まれた…。
それだけは――胸を張って声高らかに宣言することができるだろう。
その後、ミカサは――エレンと渋々ではあるが、アニにも謝った。
二人は気にしている様子もなかったけど……。
ミカサはアニにエレンへの今後一切の接触を禁じた。
これには、反感を買ったが…訓練所の平穏のため――二人には了承してもらった。
それでも、エレンとアニはミカサの目を盗み、逢瀬を重ねている。
そう、今も……エレンは部屋に居ない――
余談だけど、最近――クリスタの様子がなんだか……誰かを見ている気がする。
あわよくば、それが僕でありますように…――と満天の星空に願った。
アルミン・アルレルト記
やっと、ミカサ編書ききった~
多分この先出番は少ないと思うけど……。
誰がなんと言おうと今日は終わり。
クリスタ「どうしたの?」
クリスタ「サシャがお芋を盗んで、それが教官に見つかったような顔して」
ライナー「あ、ああ……あれは傑作だったな」
クリスタ「うふふ、そうだね。……懐かしいなぁ」
ライナー「ほんと、懐かしい……」
ライナー「あっ、俺……あのときの教官のマネできるぞ!」
クリスタ「ほんと!?やってみて!」
ライナー「よし、いくぞ」スウー
「貴様はまた、何をやっているか!!!」
エレアニ「」ビクッ!!
クリスタ「わぁ、そっくり!」
ライナー「だろ。部屋でやったらかなり好評だったんだ!」
クリスタ「もっと他にある?」
ライナー「ああ。そうだな……」
エレン「あれ?…ライナーの隣に居るのって」
アニ「そう。私が仕組んだの」
エレン「さすが!!アニ」
アニ「えへん。もっと、ほめてほめて♪」スリスリ
エレン「オレのアニは可愛い上に気配り上手だなぁ」カイグリカイグリ
エレン「将来良い母さんになれるぞ!!」
アニ「…エレンの……嫁」ニヘー
クリスタ「はぁあ、笑った笑った!!」
ライナー「わははは、はは……だな」
―――――
クリスタ「なんかさ……最近よく会うよね」
ライナー「…奇遇だな。俺も思っていたところだ」
まぁ、主にエレンとアニが動いてんだけどな…。
こんなこと、口が裂けても言えねぇよ。
深く追求される前に、話題を変えなくては……。
ライナー「ところで、クリスタはなぜここに?」
クリスタ「あっ、そうだった」
クリスタ「アニ、どこにいるか知ってる?」
ライナー「ああ、アニなら……」チラッ
ライナー「いや、……知らない」
クリスタ「今日の水汲みの当番、私とアニなんだけど……」
クリスタ「アニがどこにもいないの…」
…なるほど。
アニが俺を呼んだ理由がわかった……。
クリスタ「エレンなら知ってるかな?」
ライナー「……エレンなら、部屋で休んでるぞ」
すまん。嘘だ――
ライナー「…よかったら俺が手伝おうか?」
クリスタ「いいの?…お願いしちゃうよ」
ライナー「任せてくれ!!」
クリスタ「なーんて……うそ」
クリスタ「大丈夫。私一人で出来るから」
とは言われたが、
おぼつかない足元で水桶をチャプチャプと鳴らせ、
今にもこぼれそうに運ぶ姿はあまりにも危なっかしい…。
クリスタ「よっと……あれれ、っとと」ヨタヨタ
ライナー「…やっぱり、手伝おうか?」
クリスタ「いい…一人、で……」フラフラ
ライナー「一人で4つも持っていけるのか?」
「――大丈夫だって!!」
思わず、動くことができなくなるほどの衝撃を受けた。
クリスタの語気を荒げた様子は初めて見る。
俺は彼女の隠している一面を覗いた気がした――
名無しの巨人っす
本当はクリスマスに投稿したかったんだけれども……
あいにく、24・25と予定があるので今やっちゃいます!!
まぁ、ゲリラということで
進撃偽物劇場12
―X’mas―
サ・ン・タ狩りじゃー!!!!
男子共「うぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉおおおおおおお!!!」
エレン「よくやるよ。お前ら」
フランツ「まったくだよ…」
男子共「うるせぇぇぇぇええええ!!!」
男子共「てめぇらにわかるかよ!この気持ちが!!」
ライナー「ということで、まず…お前らからだ!」
エレン「やばい。逃げるぞ!!フランツ!」
ジャン「くはは、フランツならもう捕まえてある」
エレン「なに!?」
アルミン「あとは君だけだよ――エレン」フッフッフッ
エレン「アルミンまで!?」
フランツ「…僕のことは……い、いから…逃げてくれ!!」
エレン「フランツーーーー!!」
マルコ「うるさい!!黙ってろ」
エレン「……フランツに何する気だ!!」
アルミン「なぁに、少しばかり痛い目にあってもらうだけだよ」
アルミン「陰毛を全部剃るだけさ…」ニゴッ
エレン「!!!」
アルミン「ちなみに剃るのはコニーだよ」
コニー「任せてくれ!」チャキッ
エレン「目を覚ませ!コニー」
コニー「いやぁ、楽しそうだったから」
ベルトルト「日頃の恨みを返すときがきたね…」ニヤッ
「う――あぁぁあああああああああ!!!」
サンタと化した、男子共を止める術はない。
オレは逃げに逃げた。背後からは野朗共の怒声が聞こえる。
だが、後ろを振り向く余裕なんてものはない……。
やがて――
いつだったか、彼女と会った小屋を見つけた。
小屋に飛び込み、呼吸を整える………
――同時刻
誰が言ったか――
「今日はクリスマスだね」
この一言から始まった……。
そして、私は今…――逃走中だ。
――5分前
珍しく、女子全員が同じ部屋に集まっていたときのことだった。
ミーナ「だね~」
サシャ「でも、今日の夕ご飯はいつもと変わりませんでしたね」
クリスタ「サシャったら……食べ物のことばっかり」
ミーナ「みんなはこれからどうするの?」
ハンナ「私はこれから、フランツに会いにいくんだ~♪」
サシャ「い~ですね~」
クリスタ「ラブラブだね~」
ミーナ「羨ましいな~」
そんな、いつものやり取りを私は傍から見ていた。
そのときだった――
ユミル「お前ら、クリスマスなのに女だけで何やってんだ!!」バンッ
ユミル「寂しいやつらだな」
女子一同「(それは……あんたもでしょ)」
ユミル「今からゲームをする」
ユミル「負けたやつは好きな男に告ってこい」
ユミル「だが、彼氏持ちは抜けていい」
ユミル「罰にならないからな……」
ユミル「いるやつ手、上げろよ」
これが、失敗だった。
女子全員――もちろんあの女もいる前で
あろうことか、手を上げてしまったのだった……。
ミカサ「それは――だれ」
そこには、ミカサのような形相をした鬼がいた……。
――訂正
鬼のような形相をしたミカサが立ちはだかっていた。
これは危険だと判断した私は部屋の入り口に向かって一目散に駆けた。
一瞬遅れてミカサの手が、私の頭があったであろう場所の空を切る。
間違え
上げる→挙げる
危ない、危ない。
そのまま、速度を落とさず私は外に駆け出す。
外は…風さえも凍りついてしまったかのように色彩が失せ、
何もかもが風景に閉じこまれ、三つ星だけが空にのぼっていた。
私は――全身を締め付けるような寒さから逃れるように
かじかむ手ですぐ近くにあった小屋の扉を開ける………
ギィィィィィ………バタン……
オレは扉の開いた音を聞いて、全身の毛が逆立つような
恐怖を身体の底から感じた。
カツカツカツ………
近づいてくる……。
終わった――
オレはこのまま見つかり、男として終わるんだ……。
そんなふうに、茫然自失になっていたときだった。
「なにやってんの?」
聞き慣れた声が聞こえ、オレは顔を上げる……。
思わず、抱きつきそうになったが――男としての尊厳を保つため
ぐっと堪えた。
アニ「なんで、ここにいるの?」
言えない。言えるわけがない。
サンタ狩りにあってここに身を隠していたことなんて………。
アニ「事情はわからないけどさ、私もそっち入れてよ」
エレン「これ以上は荷物が邪魔で行けないぞ」
アニ「大丈夫……」
そう言って、アニはオレに近づき
柳腰のような細い腰を巧みに使い、
オレに覆いかぶさるような格好になった。
アニ「ねぇ、寒いからもっと強く抱いてよ」
エレン「ああ…」
オレたちは空気さえも入り込めないほどに抱き合い――重なり合った。
アニ「あったかいね…」
暫くしてから――
お互いに置かれている状況を話し合った。手だけは繋いだまま……
今となっては笑い話にしかならない滑稽な話を――
声を殺し、二人で笑い合った。
やっぱり、アニといると楽しい。一緒に居たい。
オレは彼女に心底惚れているんだな………と改めて思い知らされた。
そんな彼女に何かプレゼントできるものはないかと考える。
――そして
オレはポケットに入れておいた小さな蝋燭のことを思い出し、取り出して火を付けた。
それをクリスマスキャンドルに見立て、彼女の目の前に持ってきて言った――
エレン「アニ、メリークリスマス」
彼女は驚いたように、目を見開いていた……。
オレは失敗したと思い狼狽する。
それを見た彼女は優しく微笑み、口を開いた。
アニ「メリークリスマス……エレン」
長々と書いてしまった。
クリスマスネタがやりたかっただけです。はい
それでは、少し早いけど
メリクリ!!
進撃偽物劇場13
―New Year―
エレン「ぁぁぁ…」
エレン「ぅぅ、ちくしょう……」
ライナー「おい、エレンのやつどうしたんだ?」ヒソヒソ
ベルトルト「さぁ」
マルコ「アルミンは何か知ってる?」
アルミン「なんかね、今年の流行語大賞を取り損なったんだって」ヒソヒソ
アルミン「“駆逐してやる”が選外だったらしいよ」
アルミン「それで本人は悔しいと同時に恥ずかしいみたい」
ライナー「あんなにドヤ顔で連発してたからなぁ」
ジャン「なんだよ。そんなことか」
マルコ「珍しく落ち込んでると思っ――「「おい!今、女子たちが着飾って外に出てったぞ」
アルミン「どうしたの?コニー、慌てて」
コニー「だからよ、見たこともない服着てたんだって」
ジャン「どんな服だったんだ?」
コニー「どんなって……」
せつめいちう――
男子共「さっぱりだ…」
アルミン「……なるほど」
ジャン「今の説明でわかったのか?」
アルミン「概ねだけどね」
アルミン「その服は着物といって……」
説明中――
アルミン「そして、さらに――」
男子共「」ゴクッ
アルミン「僕が入手した情報によると着物の下には何も履かないらしい」
男子共「」ピクッ
ライナー「なんだとー!!!」
ライナー「これはぜひ確かめなければいけない」
ライナー「そうだろ、野朗共!!」
野朗共「うぉぉおおおおおおおおおおおお!!!」
ライナー「俺についてこい!!」
野朗共「しゃぁぁぁああああああああ!!」
ライナー「エレンも来るか?」
エレン「…オレはいい」
ライナー「アニの着物姿も見れるかもしれねぇぞ!」
エレン「昨日…見た」
エレン「自慢してきて、……そのまま勢いでヤったし」
エレン「お前らだけで行ってこいよ」
ライナー「こ、の人でなしがぁああ!!お前なんか巨人に喰われちまぇぇえええ!」ダッ
野朗共「喰われちまえぇぇぇええええぇぇぇぇ」ダダダッ
エレン「………見事な血涙だったな」
一方、そのころ……。
キース「また、この時がやってきた……」
キース「今年はどうするか…」
キース「昨年は少し奮発したからなぁ」
キース「うむ。この位か」
キース「よし、これを人数分用意して……」
ガチャ……
キース「お前達!!」
キース「…」
キース「(誰もいない)」
野朗共の出撃から30分後……。
アルミン「頼むよ、ミカサ。答えてくれよ」
アルミン「僕の好奇心の強さ、わかるだろ…」
ミカサ「いくらアルミンでも教えることはできない」
アルミン「そんな……」
アルミン「この死屍累々の山を見ても君は――そんなことが言えるのか!!」
マルコ「いい、んだ。……アル…ミン」
マルコ「もう、いいんだ……」
アルミン「いいわけないだろ!」
アルミン「この多くの犠牲の果てに、何も得られませんでした」
アルミン「なんて……散っていった同胞の墓前で言えるわけがないだろ!!」
ジャン「(何か変なスイッチ入ってる……)」
ライナー「(気絶しとこ)」
ベルトルト「(立ってるのは僕とアルミンだけか)」
ベルトルト「(……もしかして僕、気付かれてない!!)」
アルミン「(どうしたら……)」
ピコーン!
アルミン「そんなに拒むなら、仕方ない……」
アルミン「おとなしく引き下がることにするよ」
マルコ「どうしたんだい。急に…」ヒソヒソ
アルミン「押してだめなら、引いてみな。だよ」ヒソヒソ
アルミン「後でエレンに聞いても――「「なぁに話してんのかなぁ、お姉さんにも教えろよ」
アルミン「」ゾクッ
ユミル「あと、そこに突っ立ってる奴もな」
ベルトルト「」
一方、そのころ…
キース「どうした!!イェーガー」
キース「そんなざまでは、巨人なんておろか、人間にも勝てないぞ!!」
エレン「はぁ、はぁ――教官まだやれます!!」
キース「よく言った!!」
キース「さぁ、こい!!!」
男達の永遠のテーマ~
それは――女には到底理解できない。
それは――答えなんて無いのかもしれない。
だが、男達は探し求めずにはいられない。
この世に生ある限り――
エレン「今の声、クリスタ?」
アニ「初めて聞くね。クリスタのあんな声…」
エレン「そうなのか!?」
アニ「うん。同じ部屋だけど、一度も……」
エレン「ライナーのやつ、怒らしたのか?」
アニ「どうだろ…。多分、信頼してる人にしかあの子素の自分を出さないんじゃないかな」
エレン「アニのように?」
アニ「んー、……そうだね」クスッ
エレン「だけど、ライナー大丈夫か?」
アニ「ライナーなら大丈夫でしょ。………たぶん」
エレン「たぶんかよ…」
アニ「そんなことより、こっちはこっちで楽しもうよ」
アニ「しばらくぶりなんだから……」
………
クリスタ「ごめんなさい……」
クリスタ「いきなり、あんなはしたない声出して…」
ライナー「いや、気にするな」
ライナー「むしろもっと、自分を出してくれ」
ライナー「クリスタはもっと自分に我が儘になっていいんだ!」
ライナー「頼って、頼られて……人間は生きていく。信頼が築かれていく」
ライナー「だから、俺を頼ってくれ!!」
クリスタ「…」
クリスタ「……私」
クリスタ「そんなこと言われたの……初めて――」
ライナー「何度でも俺が言ってやるよ」
ライナー「俺達は生まれたときから自由なんだから…」
エレンの受け売りだが……。
あいつの言葉は真っ直ぐで人を惹きつける――
クリスタ「なんか、エレンっぽいね」クスッ
あ、バレた。
――当たり前か。
クリスタ「本当の私なんて知ったら、みんな幻滅する」
クリスタ「ライナーだって……きっと」
クリスタ「――私は……存在、してはいけない」
ライナー「なっ!!」
クリスタ「……ごめんなさい。失言だった――」
クリスタ「聞かなかったことに――「「無理だ!!」
クリスタ「!!」
ライナー「言っただろ。頼ってくれって」
ライナー「もっと、クリスタのことを教えてくれ。知りたいんだ」
ライナー「弱いところも、強いところも」
ライナー「全て…――」
今更ながら
ハッピーニューイヤー!!
ついに、ここまで引っ張ってしまった……
今年もよろしくおねがいしますm(_ _)m
アニ「ね、私の言ったとおりでしょ」
エレン「あ、ああ。そうだな」
エレン「それにしても……」
エレン「今日のアニは甘えんぼうだな」
アニ「ミカサに接触を禁じられてるからね」
アニ「私にはこの時、この時間だけ……」
エレン「あと少しの辛抱だ」
アニ「うん!」
アニ「そしたら――ね」カアアアア
エレン「その前に、やることがあるだろ」
アニ「ぶぅ、ぶぅぅう」パシパシ
エレン「ちょっ、痛いって」
エレン「終わったら――な」ポンポン
アニ「やったぁぁぁ!!」パアアアア
エレン「しぃー、見つかるって……」
………
クリスタ「………前に、ライナーはなんで誰に対してもそんなに優しいのか?」
クリスタ「て、言ったよね」
ライナー「……言った、な」
クリスタ「それに対して私は仲間だから……と答えた」
ライナー「…ああ」
クリスタ「あのときの回答は嘘ではないの…」
クリスタ「ううん。正しくは、半分の答え」
クリスタ「私はただ…」
クリスタ「他人に嫌われることを恐れている……」
――怯えている。
そして、彼女は続けて言った……。
私はね……―――
こんだけキャラ崩壊してるssなんだから、応援するミカサがいてもいいだろ。キャラsageしたくないんだったら、それくらい想像して書け
彼女の小さな口から言葉が紡がれる。
咎人のように懺悔にも似た告白を淡々と語っていく……。
そんな彼女の話を俺は黙って聞くより他には無かった。
やがて――
彼女は話し終えた――語り尽くした。
だけど、彼女はまだ俯いたままだ。
ああ……そうか。これで合点がいった。
――いや、
全てが繋がったというべきか……。
暫く沈黙が続いた……。
そして――俺は口を開く。
ライナー「話してくれて――ありがとう」
クリスタ「……」
終わる。
卒論で忙しいため、なかなか更新できないけど
一週間に一回は書きたいと思います。
>>597さん
本当に申し訳ない
想像力に乏しい>>1で……
エレン「泣くなよ、アニ」
アニ「……だっ、で」
アニ「親からの…愛情を一切受けることなくあの子、今まで……」
アニ「私も…愛情を一身に受けたとは言えないけど――それでも」
アニ「……悲しいよ」
エレン「それなら、オレ達は……目一杯の愛情を注ぎ込もう!」
エレン「誰もが羨むくらい――たくさんの愛を、さ」
アニ「それって……」
………
ライナー「ありがとう、クリスタ……」
もう一度、感謝の言葉を述べる……。
彼女の話を聞いた――聞いてしまった。
だけど、俺にはどうすることも出来ない。
自分から聞いておいて、何も言うことができない。
何もしてあげることが出来ない。
そんな――自分自身が歯痒くて、腹が立って……。
とにかく……無性に叫びたかった。
ライナー「うぉああああああああ、あああああああああ!!」
クリスタ「!!!」
ライナー「がぁあああああああああああ!!」
クリスタ「やめて!!もう、やめてよ!」
ライナー「はぁ、はぁ、――ここなら、大声出しても気付かれることはそう無い」
ライナー「一緒に叫ばないか?」
クリスタ「な、んで……私は――いいよ」
ライナー「いくぞっ!!」
ライナー「おぁぁあああああああああああ!!」
ライナー「ほら、クリスタも……」
クリスタ「……ぅ」
クリスタ「ぁあああああああああああ、あああああああ!!」
クリスタ「んぁああああああああ、ああああああああああああああ!!」
クリスタ「あああああああああああああああ――「「おい、そろそろ……」
クリスタ「わぁぁぁぁん、んあ――うぇ、ぇええええ……――」
ライナー「そっか……」
辛かったんだな――
他人に弱さを滅多に見せない彼女のことだ。
誰にも言えずに、今の今まで溜めてきたんだろう。
だけど、
こんなときどうすれば……。
ん!?
んん……エレンとアニか。
あいつら、なに抱き合ってんだ!?
――胸を、貸せ……か。
そういえば、フランツ師匠も……
モヤ……モヤモヤ…『女性を悦ばすには前戯が一番大事なのさ!!』……モヤ…
違う、これじゃない。
――とにかく、実践あるのみ!!
ライナー「お、俺でよければ……胸を貸そうか?」スッ
クリスタ「……ぅ」ポスッ
軽い――
こんなに小さい身体で訓練を受けてきたのか……。
ライナー「クリスタ……」
ライナー「俺たちと来ないか……」
全ての事情を知った上で、
俺は彼女の弱みに付け込む――
我ながら卑怯だと思う。
それでも、
そうだとしても――彼女のため。いや、自分のためか……。
俺に出来ることはそのくらいしかない。
クリスタ「おれ……た…ち?」
ライナー「そうだ。エレンとアニ………あっ、あとベルトルトも」
クリスタ「……どういうこと?」
ライナー「俺たちは……憲兵団や駐屯兵団、調査兵団……」
ライナー「どれにも属さない――」
クリスタ「じゃあ…」
ライナー「例えば……だ」
ライナー「自分に力があって…」
ライナー「しかも、その力は自分にしかなくて……」
ライナー「それを正しいことに使えるとしたら、クリスタならどうする?」
クリスタ「それは……素晴らしいことだと…思う――けど」
クリスタ「私たちはいち訓練兵……兵士ですらない」
クリスタ「力も何もないんだよ……」
ライナー「あ、あぁ……そうだな」
ライナー「でも、もしこの世界を変えることができるとしたら……」
ライナー「動くしかないとは思わないか?」
クリスタ「ごめん。ライナー、話が見えない……」
ライナー「…わるい」
ライナー「駐屯兵団や憲兵団に入って」
ライナー「壁内でいつ巨人が襲撃してくるかわからない状況に恐怖するか」
ライナー「常に生と死の間の最前線で巨人と死ぬまで殺しあう調査兵団か……」
ライナー「選択するのは、他ならぬ自分自身だ」
ライナー「だけど……」
ライナー「第三の選択というものもある」
ライナー「――逃げよう」
ライナー「何もかも放り出して、さ」
クリスタ「ずるいよ……ライナー」
クリスタ「ずる過ぎる………」
抑揚の無い声でそう呟く彼女の顔を直視できなかった。
俺は可能ならば、彼女を救いたいと心の底から思っている。
しかし、一方で全てを話したとき、全てを知ったとき――俺を…俺たちを、
受け入れてくれるのか、それとも――拒絶するのか……恐れていた。
ここまで見てくれた人、感謝感激雨霰です
ところで、今日はセンター試験ですね
実力を出し切った人、実力を出し切れなかった人
様々だと思いますが、一先ずお疲れ様でした
今日はゆっくり休んでください
私はこれから作業に戻ります
これにて……( ̄ト ̄)ドロン…
エレン「ライナー……」
アニ「……」
エレン「どうするつもりなんだろうな……」
アニ「わからない。でも…」
アニ「クリスタがどんな答えを出しても――私は受け入れるつもり……」
エレン「――オレもだ」
エレン「けど、ライナーなら上手くやるさ」
エレン「あいつは頼れるやつだ!」グッ
アニ「みんなの兄貴だしね!」グッ
意を決するときか。
エレンもアニもよく決心できたものだ。
頭が下がるぜ……それに比べて俺は……。
ダメだ、ダメだ。
怖気づいてどうすんだ。あいつらに腑抜け呼ばわりされちまう…。
それに、何より――ここで、逃げたら……俺は、俺を一生許せねぇ。
ライナー「少し、俺の話をしてもいいか?」
クリスタ「……」
クリスタは信用してくれた。
この俺を、こんなどうしようもない俺を。
何も返ってこない。沈黙しか返ってこない。
辺りは不気味なほど森閑としていて――
まるで、この世界でたった二人しか存在しないかのような錯覚に陥った。
彼女は途中何か問いたげな眼差しを向けてきた。
それでも、俺の話を遮ろうとはしなかった。相槌も何も無しに、ただ耳を傾けるだけだった。
そして、思いのほか――驚いていない様子に内心驚きながらも戸惑っていた。
この永劫に続くとも感じさせる静寂に耐えきれなくなった瞬間――
黙って聞いていた彼女の固く結ばれた唇が開く……。
クリスタ「……それで」
クリスタ「なんで…私に話したの……」
ライナー「いや、クリスタだけに語らせて……俺だけ何もなしというのは…」
クリスタ「そんなこと…聞きたくなかった……」
ライナー「理解してくれってほうが無理な話だ……」
ライナー「でも、本当のことだ」
ライナー「俺はこの力であいつらを守る」
ライナー「それが…俺の犯した罪への償いになるのか……わからない」
ライナー「だけど、決めたんだ……自分で」
クリスタ「……」
クリスタ「わかんないよ……」
クリスタ「私は…どうすればいいの」
クリスタ「教えてよ……ねぇ」
ライナー「俺に出来ることは……ここまでだ」
ライナー「ここから先は…」
ライナー「クリスタが決めなければならない」
ライナー「勿論、俺たちと一緒に来て欲しい。それがクリスタにとっても最良だと思う」
ライナー「だけど、無理強いはしない……」
エレン「無理には誘わない……か」
アニ「乙女はね、少しくらい強引に押されたほうが弱いの」
アニ「勿論……私もね」
エレン「……そうだな」
アニ「ほんとにわかってる~?」
エレン「あ、ああ…」アセアセ
アニ「うふ、冗談よ」
アニ「ねっ、ライナーが上手くいったら驚かせようよ!」
エレン「いいな、それ!」
アニ「飛び出すなんてどう?」
エレン「少し弱くないか」
アニ「じゃあ、猫の鳴き声するにゃ」
エレン「おもしろいけど、大声出したほうが効果的じゃないか?」
エレン「可愛いし……」
アニ「……にゃん」
エレン「…と、とりあえず何て言って驚かす?」
それなら……
いや………
いや………
クリスタ「………――聞いて、ライナー」
クリスタ「私はここ数日、ライナーを見てきたの」
ライナー「そうなのか!?」
クリスタ「うん。ライナーは私のこと眼中になかった?」
ライナー「いや……それはな……」
クリスタ「…私にとって――巨人も人間も大して変わらない」
クリスタ「巨人とか人間としてじゃなく……ライナーだから」
クリスタ「ライナーだから――」
クリスタ「信じられる、頼れる」
クリスタ「図々しいかもしれないけど――私のことも守ってくれたらなって……」
ライナー「当たり前だ!!」
クリスタ「ほんとに?」
ライナー「おう!任せてくれ!!」ドシッ
ライナー「…でも」
ライナー「ひとつだけ約束してくれ」
クリスタ「…なに?」
ライナー「これから先…」
ライナー「悲しいこと、辛いこと」
ライナー「たくさんあると思う……」
クリスタ「うん…」
ライナー「だけど…」
ライナー「諦めないでくれよ」
ライナー「死ぬことなんか考えないで、いつでも笑っていてくれ」
ライナー「その…俺の、……となりで」
クリスタ「……――はい」
エレン「まだだ、まだだぞ」ドウドウ
アニ「早く、早く」ウズウズ
エレン「我慢だ…」
アニ「……まだ?」
――――
クリスタ「あとね…」
クリスタ「私にはあとひとつ……隠していることがあるんだ」
ライナー「…ん?」
ガサッ……ダダッダッ――
アニ「お先~」
エレン「あっ、待てよ!」
アニ「いくよ!せぇーの!!」
エレアニ「おっめでとぉぉおおおおお!!!!」
クリスタ「!!!」
クリスタ「にぇっ!?…な、なんで!!」
クリスタ「えっ、なにっ!?なんで?」
クリスタ「どうして!!――エレンとアニが!?」
アニ「にゃは!うまくいったよ!!」
エレン「おう!!作戦成功だな!」
ライナー「お前らなぁ……」ハア
アニ「クリスタもよく決心してくれたね」
クリスタ「」ホウシンチュウ
ライナー「今は……そっとしておいてくれ」
アニ「あんたも男見せたよ」
エレン「お前なら必ずやれるって信じてたぞ……ライナー」
ライナー「ああ…お前たちのおかげだ!」
クリスタ「………アニ、どこから聞いてたの?」オズオズ
アニ「サシャがお芋を盗んで、それが教官に見つかったような顔しているライナー」
クリスタ「初めから!?」
クリスタ「ぅぅうううう、もうやだぁぁああ!」
ライナー「お、おい大丈夫か?」
クリスタ「泣いてなんか……ないよぉぉぉぉ」
アニ「これからもよろしくね――クリスタ」スッ
クリスタ「……違うよ」
アニ「えっ?」
クリスタ「私の本当の名は――ヒストリア」
ヒストリア――レイス
こんなに――泣いた日も
こんなに――笑った日も、笑い合えた日も
他人と心を通じ合えたことも初めてだった。
アニが言っていた人を好きになる気持ちを今なら――少し理解できる。
そして、それはこれから育んでいけばいい…。
エレンがいる、アニがいる。……ベルトルトもいる。そして――ライナーがいてくれる。
私はもう、一人じゃない――
寝落ちしてました笑
卒論も終わったことだし、そろっとこのSSも完成します
というか、もうゴールしてもいいよね……
進撃偽物劇場14
―バレンタイン―
――調理場
ワイワイ…ガヤガヤ……
カチャカチャ…ワイワイ…カチャカチャ…
クリスタ「そこにこれを入れて……こう!!」
クリスタ「ね、簡単でしょ!」
サシャ「そうですね。おいしそうです!!」ダラー
サシャ「もう食べてもいいですか?」
クリスタ「ダメだよ!まだ熱いから」
サシャ「いいえ。我慢できません!」
サシャ「いっただきまーす!!!」
ジュルッ……ウマ…――
アッチィィィィィィーーーー!!!
クリスタ「ちゃんと忠告したのに……」ハア
サシャ「舌が…痛い……です」
クリスタ「大丈夫?お水飲む…」スッ
サシャ「……ありが、とう……ございます」
クリスタ「みんなもできた?」
ユミル「な~に偉そうにしてんだ?クリスタ」
ユミル「お前も本通りに作っただけだろ」
クリスタ「いいじゃない……別に…」
ユミル「ふはっ、怒った!」
クリスタ「怒ってない!」
ミカサ「あとはこの…媚薬を入れたら……」ポタッ
ハンナ「ミカサ、なに入れてるの?」
ミカサ「…愛情よ」グルグル
ハンナ「愛情かぁ、私も沢山詰まってるよ!!」
ミカサ「それだけでは足りない……」
ミカサ「意中の異性を射止めるためには…」
ミカサ「あなたが本当に誰かを虜にしたいなら分けるけど」
ハンナ「そう…じゃあ少し貰うね」ポタッ
ハンナ「私の愛よ――届け!!…なんてね」グルグル
ハンナ「もう十分届いてるよね!」
ミカサ「……さあ」
アニ「…」グルグル
ミーナ「ア~ニ、調子はどう?」
アニ「普通」
ミーナ「珍しいね。いつもならくだらないって一蹴するのに」
アニ「……暇だから」
ミーナ「ねぇ、誰にあげる予定なの?」
アニ「…いいでしょ…誰でも」
ミーナ「誰かにあげるんだぁ。へぇ…」
アニ「なっ!」カアアア
ミーナ「大丈夫だよ~。誰にも言わないから…」
ミーナ「お姉さんに教えてみなさい」
アニ「ふん…」
サシャ「アニも誰かにあげるんですか?」
サシャ「それなら私にください!」
ミーナ「ダメだよ、サシャ」
ミーナ「アニは渡す相手決まってるらしいから」
アニ「別に…そんなんじゃ……」
サシャ「それは誰ですか!?」
ミーナ「私も聞き出そうとしてるけど口を割らないの」
サシャ「そうですかぁ、まぁ無理には聞きませんけどね」
サシャ「ミーナは誰にあげる予定ですか?」
ミーナ「私は班員全員かな…」
サシャ「ほう、その中に本命がいるわけですね…」
アニ「」ピクッ
ミーナ「そ、そんなこと…ないよ」アセアセ
サシャ「図星ですね」ビシッ
ミーナ「ぅう……いいなぁという人なら…」
サシャ「詳しくは聞きませんけど…」
サシャ「私は自分で食べるつもりですが……」
サシャ「誰か一人にあげるということなら――エレンですかね」
ミーナ&アニ「」ピクッ
ミーナ「えっ、どうして?」
ミーナ「サシャはそういうこと興味なさそうなのに…」
サシャ「ありますよ!!失礼な!」
サシャ「でも……エレンにそういう感情はありません」
ミーナ「じゃあ、なんでエレンに?」
サシャ「う~ん。頑張っているからですかねえ」
ミーナ「そうだよね!頑張っている人って応援したくなるよね!」
ミーナ「それに優しいところもあるし、頼りがいもあるし……」
サシャ「そこまでは、言っていませんけど……」
サシャ「あっ、ミーナもしかして…」
ミーナ「それ以上言わないで!」バッ
クリスタ「みんなぁ!完成したら片付け忘れないでね」
ユミル「おらおら!時間ないんだからよ!」
ユミル「クリスタ様の言うこと聞きやがれ!!」
ハイハイ…カタヅケルカ……
ダレニアゲル……ナイショ……
ソロソロ…オキテクルカナア…
エレン「ふわぁあ、まだ眠いな……」ノビー
エレン「それにしても…なんだお前らその格好」
ライナー「ふっ、今日が何の日か知らんのか?」
ジャン「そんなことでは俺が独占しちまうぞ!」
エレン「お前、去年何個もらったよ?」
ジャン「……過去のことは振り返らないのさ」
アルミン「その通り!僕らは今を生きているんだ」
ライナー「良いこというなぁ、アルミン」
ジャン「よし!そろそろ行くか……戦場へ」
ライナー「んっ、ベルトルトはどこだ!?」
ジャン「はあ、どっか引っかかってんじゃねえの…」
ライナー「いや、どこにもいない」
アルミン「もしかして……」
ジャン「抜け駆けか!!」
ライナー「急ぐぞ!やつに先を越されるな」
――食堂
アッ……キタキタ…
ホラ…ワタシナヨ……デモ…
訓練兵A「あの……エレンくん…これ…受け取って////」
訓練兵B「私も///」
イツモ…オツカレサマ……
ワタシカラ…ワタシモ……ウケトッテ…
キャア……アゲチャッタ…
エレン「こんなにたくさん食べきれねぇよ…」
クリスタ「私からもあげる!」
クリスタ「エレンのは特別だよ////」ヒソヒソ
ミーナ「エレン~、はい!」スッ
ミーナ「班長だからね!…特別な意味はないからね////」
サシャ「しょうがないですね。半分だけですよ…」パキッ
エレン「は、ん…ぶん…」
エレン「(食べかけだし…)」
ミカサ「エレン、私もこれ////」
エレン「ああ。ありがとな」
ミカサ「び……じゃなかった。…愛がたくさん詰まってる」
ミカサ「…ので」
ミカサ「今食べて」
ミカサ「すぐ食べて!」
ミカサ「私の目の前で食べて!!」
エレン「なんか…怖ぇよ……」
アニ「…」ジー
サッ…タッタタタタ……
エレン「んっ!?」
エレン「わるい!後で食べるからさ」
エレン「アルミン!!これ部屋まで持って行ってくれ!」
アルミン「わっ!こんなにいっぱいどうしたの?」
エレン「いいから!」ドサッ
わかっていた。わかっていたはずだった……。
あいつはいつも大勢に囲まれていて…誰からも愛されている。
その点、私はただの訓練仲間でしかない。
こんなことなら…参加しなければよかった。
慣れないまねして…バカみたい。
でも…これどうしよう。
自分で食べるわけにはいかないし……。
アニ「(あそこに、いるのは……)」
アニ「(こいつなら…後腐れなさそうだしいいか)」
アニ「ベルトルト!これあげる」スッ
ベルトルト「えっ、僕!?」
ベルトルト「(早起きは三文の徳って言うけど…本当だったんだ)」
ベルトルト「(ありがとう神様。僕にも春がきたよ)」
アニ「貰うの?貰わないの?」
ベルトルト「ああ、ごめん貰うよ」
ベルトルト「ありが――「「アニ!!」
アニ「!」サッ
一方、その頃…
ユミル「おらおら!ちゃんと一列に並びやがれっ!!」
ユミル「お前ら全員にクリスタ様からの贈り物を与える!」
ユミル「心して、祈って、味わって食えよ!!」
クリスタ「ちょっと!ユミル」
ユミル「なお、お返しは三割増しと相場で決まっている!」
クリスタ「…お返しなんて…そんな……」
クリスタ「気にしなくていいからね!」
ユミル「おい!!ライナー!列からはみ出るな!」
ベルトルト「(あれ…?)」
ベルトルト「(おかしいな、なんだこの状況?)」
ベルトルト「(さっきまで僕はアニから……)」
ベルトルト「(そうか、わかった……これは夢だ)」
ベルトルト「(目を瞑って…一度深呼吸すれば…ほら――)」
アニ「なに……何か用?」
エレン「いや、気になってな…」
アニ「私が誰にあげようと私の勝手でしょ!!」
エレン「ああ、確かにお前の自由だ」
エレン「…だけどな。そんな顔して渡したって誰も喜ばねぇよ!」
アニ「うるさい!!あんたに私の気持ちがわかるもんか!」
アニ「…あんたなんかに…私が……」
アニ「渡したかった……この――気持ちが…」
エレン「…受け取るよ」
アニ「無理しなくて…いいよ。捨てるから……」
エレン「違う!!アニのだから欲しいんだ」
アニ「えっ!?」
エレン「いいから!貰うぞ!」
エレン「知ってるか、アニ」
エレン「チョコを食べさせあった二人は永遠に結ばれるらしい!」
アニ「…ほんと?」
エレン「……今考えた」
アニ「なにそれ!…ふふっ」
エレン「ほら、口開けろよ…」
アニ「え…」
エレン「うん。甘いな」
アニ「……甘い」
想いを異性に伝える日――バレンタイン
密かに抱いていた私のほのかな恋心は…
甘くとろけるようなチョコと一緒に
期せずしてあいつに届いてしまった……。
隣にはあいつがアホ面で口を開けて待っている。
こんな時間が続いたらいいな。
来年も再来年もずっとずっと……。
時は少し進む――
ジャン「ぁああ、ちくしょう!!」
ジャン「これでいいのか!俺たちは!!」
アルミン「いいわけないよ!」
アルミン「いいわけあるはずないだろっ!!」
ライナー「俺はクリスタから貰えたから……いいんだ」ボソッ
コニー「全員貰ったけどな!」
アルミン「コニー!黙って!!」
ジャン「んっ!?」
ジャン「おい、この芳しい箱の数はなんだ!!」
アルミン「…ああ、それエレンの」
ライナー「なにぃ!?」
ジャン「なんで…あいつばっかり……」ビリビリ
ライナー「おい、なにやってんだよ!」
ジャン「モグモグ…うるせぇ!…モグ…うめぇ!」
ライナー「なに!?俺にもくれっ!」
ジャン「んんっ!よく見たらアルミン。お前可愛いな」
ライナー「よく見なくてもアルミンは可愛いぞ!」
アルミン「えっ、えっ!?」
ベルトルト「た、だい…ま」ガクッ
ライナー「どうしたよ、ベルトルト!」
ベルトルト「……ちょっとね」
ライナー「元気だせよ!!お前も食うか!」
ベルトルト「…僕はいいかな」
ライナー「まぁ、食ってみろよ!うまいから」グイ
ベルトルト「んっ…モグモグ…急になにするん――」
ライナー「どうした?」
ベルトルト「…ライナー」
以上、最後のオマケでした
今週中にはこのss終わらせたらいいな
――解散式まであと10日
----------------------ウォールシーナ(壁上)----------------------
エレン「もうすぐ――夜明けか…」
エレン「今頃、大騒ぎかな……」
アニ「あの女に知れたら…追っかけてきそうだけど」ブルッ
ライナー「まぁ、アルミンあたりが何とかしてくれるだろ」
ベルトルト「またそんな楽観的な…」
エレン「とりあえず書置き残してきたから大丈夫だろ」
クリスタ「…エレンは何て書いたの?」
エレン「言えない。恥ずかしいだろ…」
アニ「私にも?」
エレン「いくらアニでも…だ」
エレン「お前たちも言いたくないだろ?」
アニ「そうだね…エレンといえども教えられないよ」
エレン「ということだ。内容は自分の胸の内にだけ…」
ライナー「どうせいつか分かっちまうんだ!」
ライナー「そのときまで楽しみながら生きぬいてやろうぜ!」
クリスタ「うん!」
エレン「さぁ――夜明けだ!準備はいいか!!」
ライナー「クリスタはここで待っていてくれ…」
クリスタ「うん。…でも」
ライナー「必ず迎えに行く。必ずだ!」
エレン「アニもここで待っていてくれ」
アニ「冗談。巨人の戦い方を教えたのは私だよ」
エレン「それでも…オレはお前が心配なんだよ」
アニ「…私もエレンが心配」
アニ「それに…守ってくれるんでしょ?」
エレン「……負けたよ」
エレン「お前には口で勝てる気がしないな…」
エレン「だけど、オレから離れるなよ」
アニ「はいはい」
エレン「なぁ、アニ」
アニ「なぁに?」
エレン「まだはっきりと言葉にしてないよな……」
アニ「何を?」
エレン「アニ…“結婚”しよう」
アニ「えっ!?」
エレン「今言っておかないと後悔する気がしたんだ…」
アニ「あらたまって言われると…恥ずかしいね////」
アニ「――はい」
ここから始まる…この壁上から……。
この情景を目に焼き付けておこう
オレが生まれ、育った場所
そして――
いつか、帰る場所
Two years later
----------------------ウォールマリア(壁上)----------------------
????「ふっふっふ、実に2年振りか…」
?????「それは、悪役のセリフでしょ。ライナー?」クスクス
ライナー「すまねぇ。ここに立つとどうしても言いたくなっちまう」
??「あんた達、いちゃついてんじゃないよ」
ライナー「お前には言われたくないな」
?????「そうだね。アニは今でも初恋気分だもんね!」
アニ「ぅ、うるさい////」
ライナー「俺達だってアツアツだろ!なぁ、クリスタ」ギュウ
ヒストリア「もう!今はヒストリアでしょ」プンプン
ライナー「わりぃ、わりぃ(結婚した)」
ライナー「訓練兵時代を思い出してな…」
ヒストリア「そうだね…今となっては随分昔のように感じるよ」
アニ「あれから…色々なことがあったからね……」
ライナー「ああ、中でもウォールマリア奪還が大変だった」
クリスタ「今私達が生きていることは全てエレンのおかげだからね」
ライナー「あのとき…あいつが――」
ライナー「しかし、惜しい奴を失くした…」
ヒストリア「……背が高いことが印象的だったね」
ライナー「あとは……」
アニ「身長かな…」
ベルトルト「生きてるよ!!」
ベルトルト「生きてるし!ここにいるよ!!」
ライナー「もう来たのか、早いな」
ベルトルト「ひどいよ…ライナー」
ベルトルト「僕だけ乗せてくれないなんて……」
ベルトルト「誰かさんはやることがあるって先に行っちゃうし…」
ライナー「俺の背中はヒストリア専用だ!!」ドン!
ヒストリア「本当にごめんね。ベルトルト」ペコッ
アニ「私は単純に嫌」
ベルトルト「」
???「お前達、待たせたな!!」
ライナー「来たぞ!旦那様が」
ヒストリア「ほら、応えてあげなよ。アニ」
アニ「遅かったね――エレン」
エレン「わるい。色々と迷ってた」
アニ「迷ってたって…何を?」
エレン「今日は結婚記念日だからな…」
エレン「アニ、手をだしてくれ」
アニ「ぅん?」スッ
エレン「サイズは丁度いいな…」スウッ
エレン「うん、やっぱり似合ってる」
アニ「これは…」
エレン「まぁ、その…これからもよろしく――奥さん」
アニ「うん、うん!エレン、ありがとう」ウルッ
エレン「お前にもあるぞ!ほぉら、いいだろう」
アニ「お父さんからだよ。よかったねぇ」
エレン「はは、喜んでる」
アニ「わかるんだね」
エレン「早くお母さんみたいな宝石が似合う女の子になるんだぞ~」
アニ「もう!気が早すぎ」
ヒストリア「いいなぁ、アニ」
アニ「ヒストリアももうすぐでしょ」
ヒストリア「忘れてないといいのだけど……」
アニ「そのときは私が蹴り潰してあげるよ」ニコッ
ヒストリア「ははは、お手柔らかにね…」
ヒストリア「(去年エレンが記念日を忘れていたときのことがよみがえるよ……)」
ヒストリア「(あれ以来、アニだけは怒らせてはいけないって言ってたっけ…)」
アニ「それにしても…お腹大きくなってきたね」
ヒストリア「うん。産まれてきたらうんと可愛がってあげるんだから」
ヒストリア「ね、パパ!」
ライナー「お、おう。俺に父親が務まるか不安だが……」
アニ「今からそんな調子で大丈夫なの?」
ライナー「だ、大丈夫だ、エレンに勤まるんだ。俺にも勤まるはず…」
ヒストリア「頼りにしてるよ!」ニコッ
ライナー「任せてくれ!!」ニカッ
エレン「さ、そろそろ行くか!」
ライナー「おい、エレン」
ライナー「一応の決着は着いたが、まだ安心できないぞ……」
エレン「…大丈夫だ、ライナー」
エレン「そのときはこの子に頑張ってもらうさ」
エレン「なんてたって、オレとアニの子だからな!!」
エレン「アニ…」
アニ「はい…」
アニの腕に抱かれ、産衣に包まれた小さな身体をアニごと腕に抱き上げる。
愛しい我が子は眠そうに目を擦りながら、大きな欠伸をした。
母親譲りの蜂蜜色の髪が太陽に透けて煌く。
父親譲りの黄金色の眼が蒼穹を映す。
そうだ
オレ達は…自由だ
これからは――
“どこでも行ける”
“どこだって行ける”
――いや
“どこまでも行こう”
これにて The Endです
この数ヶ月の間見ていてくれた一人一人に感謝します
本当はこのssをもっと早く完成させて進撃中のエレアニを書きたかったのですが
思ったよりまとまらず、またリアルが忙しいことも相まってなかなか更新できずにいました
とりあえずはこれで終わりとしますが、反響があれば後日談もやっていきたいと
思っています。
それでは、おつかれ
このSSまとめへのコメント
楽しみ〜!
楽しみ~!
この先が楽しみ
たのすぃみー
わくわく!
面白い。
おもれー
ガンバ!
楽しみ!期待してる!
めっちゃ、面白いです!
アニが可愛い過ぎ・・・!
いや~
良かったです、はい
また、お願いします
はよ続き書いて〜〜
続きマダー?
続き
凄く良い(≧∇≦)b
続きが気になるナー
エレアニいいです
書いてください!後日談!
続きあるよね
ライナーあたりのラブコメから一気につまんなくなったな
ライナー死ね
あなやそゆめゆのねよねと」とよものとおもゆめねのそこほののに「こおもえてけ」ね」ねもほのろにのいにおそやたわたはまわがかゆさまわきらもはわさあわがたぬむーきほむんちしうゆう」きのあ
ライナーは駄目だヨ
アニとエレンの子って凄く強いんじゃ...
ただ長いだけでつまらんかった。
ライナーはない。
自分語り入れてくるやつ死ぬほど嫌い
これは良作。偽物劇場も面白かったわ
このストーリーは、進撃の巨人の平和なストーリーですね!
確かに座標を奪還できたら、世界がパラディ島に攻撃をすることは、無いかも知れませんね!
本当に現実とは残酷なものですね。
黄金色の眼?
誰が?
»»253
と同意見。
確かにパラディ島は、世界から攻撃されなかったら、無知なままだろうね。
↑ごめんなさい
「まとめフィルターが有効化されてると»»253が無いんだった」アセアセ