ハルヒ「キョンってファッキンアメリカン!」(231)


ハルヒ「東中出身、涼宮ハルヒ」

ハルヒ「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者、異世界人が居たら私のところまで来なさい!以上!」

シーン…

KYON「HAHAHA!コイツは最高にグレートなビッチだぜ!」

KYON「HAY!」

ハルヒ「なによ?」

KYON「さっきの夢物語はどんな男に仕込まれたんだい、ハニー?」

ハルヒ「は?」

KYON「俺ならもっと夢に溢れた物語を教えて上げられるぜ。もちろんベッドの上でな。HAHAHA!」

ハルヒ「…あんた宇宙人なの?」

KYON「WHAT!?俺が宇宙人?冗談キツイぜ!…イチモツのサイズの話をしてるならあながち間違っちゃいないがな!」

KYON「HAHAHAHAHA!!!」

ハルヒ「…」

ハルヒ(…なにこいつ。アメリカ人?)

KOIZUMI「heyheyhey……頼むぜKYON!! ヴィーナスをこれ以上キレさせないでくれよ!」

KYON「ヴィーナス?ヴィーナスだって?つまらねえジョークさ、そいつはな」

KOIZUMI「ちっくしょう、沸騰したヤカンの相手する俺の身にもなってくれよブラザー……」

ハルヒ「…あんた宇宙人なの?」

キョン「そうだよ。だからセックスしようよ」

KYON「曜日で髪型が違うのはおまじないか何かかい?」

ハルヒ「!」

ハルヒ「いつ気づいたの?」

KYON「それくらいの観察力がなきゃ、マミーの作るディナーは毎日同じってことになっちまうからな!」

KYON「最近は振ったソルトの回数の違いで別のミートパイを作ったと言い張りやがる!困ったもんさ!HAHAHA!」

ハルヒ「…は?」

ちょっと面白かった

谷口「なぁお前、涼宮を狙ってるのか?」

KYON「おいおいTANIGUTI!そんな殺し文句じゃ、あの子は振り向いちゃあくれないぜ?」

谷口「…え?」

KYON「いいか?狙った女を落とすならな、まずは上の口を唸らすんだ。抜群にスパイスを効かせたシャンパンを出す、飛びっきりのレストランでな」

KYON「するとどうだい?それに反応したかのように、下のお口も唸らせたいと向こうからお願いしてくるのさ!アーハン?」

谷口「…」

谷口「そうなんすか」

キョン(出身:ロアナプラ)

KYON「SUZUMIYA!お前がいろいろな部活を弄ぶイケナイ遊びに勤しんでるってのは本当かい?」

ハルヒ「!」

ハルヒ「まぁ、そうね。でも全然だめ。面白くない部活ばっかりよ」

ハルヒ「はぁ、なんかもっと面白い部活はないのかしら」

KYON「ヘイヘイ、浮かない顔は似合わないぜ?なければ作ればいいのさ!」

KYON「俺のマミーもな、今の家のファミリールームが狭いのが気に食わないってんで、壁を壊して広げ出したんだ!」

KYON「あの時は驚いたよ。貫通しすぎてトイレまでファミリールームの1部になるとは思わなかったからな!HAHAHA!」

ハルヒ「…」

ハルヒ(…意味がわかんないけど、自分で作るってのはアリかも)




ハルヒ「というわけでこの文芸部室を本拠地にするわ!」

ハルヒ「そこの文芸部員の子もOKしてくれたしね!」

KYON「ヘイヘイSUZUMIYA、まさかそのいたいけな女の子に無理やりイエスと言わせた訳じゃあないよな!?」

ハルヒ「してないわよ!でしょ?」

長門「…そう」

KYON「ソーリー、どうやら俺の勘違いだったようだ」

KYON「門限を無視して帰った俺を強盗と勘違いして威嚇射撃したマミー譲りの早とちりだ!許してくれよ!?」

ハルヒ(…あんたのマミーなんなのよ!?)

ハルヒ「たっだいまー!」

みくる「ふぇぇ~、ここどこですかぁ?なんで私連れてこられたんですかぁ?」

ハルヒ「見てよキョン!この子、うちの部の萌えキャラに最適だと思わない!?」

ハルヒ「こう見えて、あたしより胸があるのよ!」

もみもみ

みくる「ふえぇ~~!」

KYON「…」

KYON「oh...」ゴソゴソ

ハルヒ「さて、この部室、もっと備品が欲しいわね」

ハルヒ「ねぇキョン、パソコンなんて欲しいと思わない?」

KYON「パァソコン?」

ハルヒ「コンピ研になら置いてあるかしら」

KYON「おっと、コンピュータのことかい!OK!ハニーの笑顔のためなら俺が交渉してこよう!こう見えて俺は本場じゃ『歩くエチケット袋』と呼ばれてたんだぜ?」

ハルヒ「…。じゃあ、よろしく」


ガチャ!

KYON「HEY!HOW ARE YOU!?」

部長「!?なんだあんた!?」

KYON「ここで最もエキセントリックなPCを頂きたい」

部長「…?」

部長「あ、そういう意味か。ダメに決まってるだろ!!」

KYON「ホワッッ!?こちとら一人きりで一夜を明かしたウサギのような態度でお願いしたっていうのに、そりゃ無いぜ!!」

部長「ウサギ…?意味がわからないぞ!?自分で買えばいいだろう!!」

KYON「ハァン?見てくれよこの財布、今日配られたプリントより薄くてペラペラなんだぜ?おっと、俺の股間の財布はいつでも大金持ちなんだけどな!HAHAHA!」

部長(意味がわからない。もしかして、アメリカの人か?)

部長「あー…」

部長「I can`t give you our computar because …えっと、I need them and be useing now」

KYON「…」

KYON「いや、日本語で言ってくれよ」

部長「え、えぇ!?」





KYON「SUZUMIYA!パソコンを入手したぜ!」

ハルヒ「やるじゃない!いったいどうやって?」

KYON「なぁに、俺の究極の指使いで不感症だったアイツも見る見る快楽に溺れて行ったのさ」

KYON「ヘイ、NETの配線も頼むぜ、ブラザー!!」

部長「は、はひっ!」ヨタヨタ

ハルヒ(…何があったの?)

※アメリカンな主人公は賞味期限が短いのでここから物語は加速します。



KYON「ヘイNAGATO!こんな時間に俺を部屋に呼びつけてどういうつもりだい!?子供が欲しいのなら俺のサラブレッドに耐え切る…」

長門「黙って」

KYON「…」

KYON「はい」

長門「…」

長門「情報の伝達に齟齬が発生するかもしれない。でも聞いて」

長門「この銀河を統括する情報統合思念体によって作られた対有機生命体用ヒューマノイドインターフェイス。それが私」
長門「通俗的な用語を使用するならば、宇宙人に該当する存在」
長門「私の仕事は涼宮ハルヒを観察し、入手した情報を情報統合思念体に送ること」
長門「涼宮ハルヒは自律進化の可能性を秘めてる」
長門「信じて」

KYON「…」

KYON「もちろんさ!!俺がハナタレ坊主だったとき、叔父のジョンを連れてった連中がそう名乗っていたからな!HAHAHA!」

長門「…!」

翌日

ハルヒ「おっまたせー!新しい部員を連れてきたわよ!」

ハルヒ「本日転校してきた即戦力の転校生、古泉一樹くんよ!」

KOIZUMI「HAHAHA!古泉一樹をよろしく頼むぜ!!アハーン!?」

KYON「!」


KYON「どうやらようやく骨のある奴が仲間に加わったようだな!おっと、タマのある奴、の間違いか!?」

KOIZUMI「ヘイヘイ!自分のモノを確認したことがあるのかい!?お前のはきっと、カウントするに値しないリトルカウボーイさ!」

KYON「おっと、そのへんで止めときな!俺のサラブレッドにはまだ男と女の違いを教えてないからな!」

KOIZUMI「シット!躾がなってないな!俺のケツは自分が女だと既に自覚してるぜ!?」

KYON・KOIZUMI「HAHAHAHA!!」

ハルヒ「…」

休日

KYON「さて、今日はSUZUMIYAの指示で市内の不思議探索が行われたわけだが」

KYON「ずっとお前と一緒で終わるとはな!」

KYON・KOIZUMI「HAHAHA!」

KOIZUMI「全く、冗談キツいぜ!」

KYON「それは俺も一緒さ!目の前に飛びつきたくなるような美女がいるってのに、『待て』を食らわされてるんだぜ?」

KOIZUMI「随分おりこうさんな犬だな!俺なら3秒と待たずに『ご馳走様』までいけるね!」

KYON「お前って奴は想像以上にスピードガンなんだな!」

KOIZUMI「なぁに、エスパーだからさ。俺たちにとってオーマイゴッドのゴッドはSUZUMIYAに当たるんだぜ?」

KYON「面白い冗談だ!そいつが嘘ならお前は学校を1日内股歩きで過ごすハメになるがいいのかい?」

KOIZUMI「オウオウ、挑戦状ってやつかい?望むところだ!」

KOIZUMI『あ、新川さん、やっぱり発生しても迎えは要りません』ピッ

KYON・古泉「HAHAHAHAHA!!!」

みくる(班いっしょにならなくてよかったです…)

翌日

KYON「オゥ…?」ゴソゴソ

KYON「下駄箱に…手紙?」

KYON「シット、漢字か。読めないな」

KYON「よくわからない危険物は誰かに託すに限るぜ」

KYON「アハーン…、適当に…」


KYON「『長門』…?まぁ、ここでいいか」

コトン

KYON「HAHAHAHA!!」

…翌日、なんの前触れも無く朝倉涼子は転校した…



ハルヒ「キョン!朝倉の突然の転校、おかしいと思わない?」

KYON「ノゥ、俺には不思議が全く感じられないね」

KYON(シット、それより問題はまた来た手紙だ!漢字は読めないんだぜ?)



KYON「ん、この下駄箱の名前、手紙の名前と一致してる…!?」


KYON「『朝比奈』か。まぁここでいいだろう」

コトン

KYON「HAHAHAHA!!!」




…翌日から、朝比奈みくるも休学した…

さらに翌日

KYON「…ん?」

KYON「SUZUMIYA!、今日はやけに大人しいな。一体どうしたんだい?」

ハルヒ「別に」

KYON「ヘイヘイ、そんな時は俺の話を聞いてくれよ!昨日ボブのヤツにばったり会ったんだ。そしたらヤツ、出会い頭に何て言ったと思う?」

ハルヒ「うっさいわね。ほっといてよ。どうせつまんない話でしょ?」

KYON「ファック…みー…」シュン

ハルヒ「はぁ…ほんと退屈」

放課後・部室

KYON「そしたらヤツ、出会い頭に何て言ったと思う?」

KOIZUMI「なんてこった、想像もつかないな!」

KYON「ファックミーベイビー、トゥナイト、だぜ!?出会い頭に!笑っちまうだろ!?」

KOIZUMI「HAHAHA!!そいつは驚きだな!!それで、その迷える子羊ちゃんはいったいどうしてやったんだい?」

KYON「そりゃお前、前の前にオールオーケーと手招きする相手がいて、どんな選択肢があるっていうんだ?」

KOIZUMI「ケツを差し出すな。間違いなく」

KYON「アウチ、お前ならそうだろうよ。全くお前は、イケナイやつだぜ」

KOIZUMI「…なぁ、ブラザー?」

KYON「…どうした?」

KOIZUMI「お前のフィンガーテクってやつはいったいどれほどのモノなんだ?」

KYON「最近は上野動物園でキリンをイかせた。その前はアマガエルだ」

KOIZUMI(その発言、ソフトとハードの使い分けが出来ることの証明…!)

KOIZUMI(こいつなら……)

KOIZUMI「た、頼みがあるんだ」

KYON「水臭いぜブラザー、言ってみな」

KOIZUMI「そのテク…俺に…」ドキドキ

ハルヒ「何やってるのあんたたち」

KOIZUMI「!?」

KYON「!?」

ハルヒ「ずいぶんと仲がいいのね、あんたたち」

KOIZUMI「の、ノォノォ…」

KYON「…なにが不満なんだい?ハニー」

ハルヒ「あんた、両刀だったわけ?」

KYON「そりゃお前、前の前にオールオーケーと手招きする相手がいて、そいつの性別にどんな関連性があるっていうんだい?」

ハルヒ「…」

ハルヒ「…帰る」

KOIZUMI「あ、SUZUMIYAさん!!ウェイト!!」

バタン!!

KYON「…」

KOIZUMI「…」

KYON「ハニー、泣いてなかったな…」

KOIZUMI「俺にもそう見えた。仕方ない、今日は解散しようブラザー」

>>9
KYON「それくらいの観察力がなきゃ、マミーの作るディナーは毎日同じってことになっちまうからな!」

KYON「最近は振ったソルトの回数の違いで別のミートパイを作ったと言い張りやがる!困ったもんさ!HAHAHA!」


やるじゃん>>1

自宅前

KYON(ハニーを泣かせてしまったのは失敗だ。機嫌を伺わなくては)

KYON(だが今1番危惧すべきはこれから…)

KYON「…」ゴクリ


ガチャ!

KYON「マミー、今帰ったよ」

マミー「KYON、遅かったじゃないのさ!」シャコッ

KYON「!(今日はショットガンか!)」

ズドォン!!

KYON「ノォ!!!」

マミー「KYON、あんたまた吸ってきたんじゃないでしょうね!?」シャコッ

KYON「吸ってない!吸ってないよマミー!」

マミー「テレビじゃ有名人もそう言って吸ってたよ!!」

ズドォン!!

ドタドタドタ!!

KYON「なんてこった、久々の頭部狙いか。あんなの喰らったら俺が今夜のミートパイだぜ!」

マミー「隠れても無駄だよ!!」シャコッ

ズドォン!!

KYON「シット、マミーのせいで1階がファミリールームと廊下だけになって隠れる場所が無い!」

KYON(昨日の設置音なら、部屋に仕掛けられたクレイモア地雷は3つ!)

KYON(オーマイゴッ、一か八か、強行突破だ!)

マミー「今日は捕まえたらお尻叩きだからね!!」シャコッ

KYON「シュール!」

マミー「あんた、あたしの大事にしてたネックレス壊したの忘れたわけじゃないでしょうね!」

KYON「何度も言うが、それは俺が9歳の時の話だ!!」

バシュッ!

KYON「ひっ!?」

SISTER「キョン君ボウガ~ン!」

KYON(…やはり買収されていたか)

KYON「なぁ、妹よ!今日は何で買収された?」

バシュッ!

KYON「うおっ!」

SISTER「キョン君ボウガ~ン!」

KYON「飛び切りのキャンディーをやろう!うんと甘いやつだ!」

SISTER「再転装~♪」

SISTER「狙いを定めて…」

KYON「ヘイ!それを、1年分でどうだ!!」

SISTER「マミー、ボウガ~ン!」

バシュッ!

マミー「ぐっ!?」

KYON(あのボウガンの矢、確か催眠薬が塗られてた筈)

KYON(なら、あの手が通用するな!)

KYON「ヘイ、マミー!後ろにジョージ・ブッシュが!」

マミー「なんだってぇ!?」

ズドォン!!ズドォン!!ズドォン!!

マミー「うおぉぉぉぉ!!」

ズドォン!!ズドォン!!ズドォン!!ズドォン!!ズドォン!!ズドォン!!

KYON「い、今のうちに…!!」

自室

KYON「ふぅ」

KYON「相変わらず玄関から自室までは戦場だぜ。アッハー…」

KYON「被弾はなし、相変わらず無茶をするな、マミーは」

KYON「おとといの劣化ウラン弾がまだ残ってたらと思うとゾッとするね!HAHAHA!」

KYON「さて…もう寝るか」





KYON「HEY、眠りにはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があるのをご存知かい?」

KYON「いいことを教えよう、ヒューメンはレム睡眠時かノンレム睡眠時のどちらかに夢を見る!」





ハルヒ「キョン」

KYON「グオォォオォ!!フゴ………ゴォォォォ」

ハルヒ「キョン、起きて!」

KYON「フングオオオォォォッッッ!!ヒュゴゴ………………グゴォォォォ」


ハルヒ「起きろって言ってんでしょうが!」バシッ!

KYON「!」

KYON「…SUZUMIYA、ここは学校か?」

ハルヒ「そうみたい。確かに布団で寝たはずなのに…」

KYON「…」

KYON(眠ったと思ったら、なんの前フリもなくこんな所に送り込まれるとは驚きだね)

KYON(フレディでも出るんじゃないのか?HAHAHA!)

ハルヒ「あんた、驚かないのね」

KYON「アメリカンはいつでも戦場で鍛えられているからさ、ハニー」

ハルヒ「…。あたし、ちょっと探検してくるわ」

KYON「!」

ハルヒ「あんたは部室で待機してて!」

部室

KYON「ふぅ」

KYON「日本茶、サイコーだ!」

KYON「寿司とお茶と秋葉原を見ればほぼ日本を把握しきったと言っても間違いないとマミーも言ってたしね」

KYON「…」

KYON「…ここがフレディの世界だとしたら」

KYON「SUZUMIYAとイチャイチャしてたら間違いなく殺されるんじゃないのかい…?ハッハー」

ヒュン!

KOIZUMI「HI!」

KYON「!」

KYON「何者だ?」

KOIZUMI「なんてこった、もう俺のことを忘れちまったってのかい?」

KYON「残念だが、俺の知り合いにはそんな綺麗な赤色人種はいないんだよ」

KOIZUMI「KYON、俺さ。KOIZUMIだよ」

KYON「KOIZUMI!一体何があったって言うんだ!?紫外線に弱いにしてもそれは酷いぜ!」

KOIZUMI「いろいろあって説明を一切すっぽかしちまったからな。とりあえずこの体は、不思議探索の時俺が言ったエスパーの力のせいだ」

KYON「エスパー?でもあの時、お前はそれを証明できなかったじゃないか!?」

KOIZUMI「そう、そして俺はこのケツに君からの罰を受けた」

KOIZUMI「言わなかったが、あのあの3日はトイレがきつかったんだぜ?」

KOIZUMI「それこそ、今の体みたいな色したファックが出やがる」

KYON・KOIZUMI「HAHAHA!!」

KOIZUMI「わざとさ」

KYON「!」

KYON「わ…わざと?」

KOIZUMI「YES」

KYON「わざとケツに俺のシャーペンをぶち込まれたっていうのかい…?」

KOIZUMI「そう、その通りさ」

KYON「なぜ!?お前にはもっと伝えるべき大事なことがあったんじゃないのか!?」

KOIZUMI「そいつを犠牲にしてでも…得たいものがあったのさ」

KYON「得たいもの…?」

KOIZUMI「…このケツが唸るんだ。もっと君が欲しいとね」

KYON「!」

KOIZUMI「俺は従ったまでなんだよ。俺自身の本能に」

KYON「KOIZUMI、お前って奴は…さいっこうにグレートなやつだぜ!!!!」

KOIZUMI「KYON、俺もお前が…って、アウチ!!時間が」

ヒュン!!

KYON「え!?」

KYON(消えた…?)

KYON「KOIZUMIは何を伝えようとしたっていうんだ」

KYON「さっぱりだ!」

KYON「こんな時はネットサーフィンだね!時間を潰すのに最適さ!」

KYON「ダディなんてマミーの攻撃を避けられないからもう3年は自室で時間を潰してるんだぜ!HAHAHA!」

ブーン

KYON「ん?点かない?」

YUKI.N>みえてる?

KYON「!?NAGATO…?」

KYON「…みえてはいるが」

KYON「文字入力は苦手なんだ。最初はなるべくフレンドリーな印象を…」カタカタ

>みえてる\(^o^)/

KYON「よし、と」

YUKI.N>情報統合思念体は失望している。これで自律進化の可能性は断たれた

KYON「!!」カタカタ

>かんじよめない\(^o^)/

YUKI.N>じょうほうとうごうしねんたいはしつぼうしている。これでじりつしんかのかのうせいはたたれた

>じゃうほうとうごういねんたいってなんだっけ?\(^o^)/

YUKI.N>はなし、すすめていい?それと、かおもじいらない

閉鎖空間はKYONのせいじゃないのかこれ

>そーりー。おこってる?

YUKI.N>おこってない

>おこってるでしょ?ごめんね

KYON「文通での女の子とのやりとりは最初はしつこいくらいがいいのさ」

KYON「そして、突然返事を切る。それによって、逆にハニーの『追う心』ってヤツが燃え上がるんだ」

KYON「俺くらいになると、そういった駆け引きの腕もボンド並になるんだぜ。HAHAHA!!」

YUKI.N>みてる?

YUKI.N>…

YUKI.N>じかんがない

YUKI.N>Sleeping beuty

ブゥン

KYON「!」

KYON「む、本当に怒ってきっちまったのか。俺の腕も錆付いちまったね」

KYON「そして最後の言葉、英語読めないからわからなかったぜ!HAHAHA!!」

KYON「さて」

KYON「結局ここは何処だっていうんだ?」

KYON「NAGATOにKOIZUMI、何か知ってるならヒントくらい置いていっても良かったんだぜ?」

KYON「…」

ピカッ!!

KYON「!」

KYON「今の光は…?」

バタン!!
ハルヒ「キョン!なんか出た!!」

ゴゴゴゴ…

ハルヒ「ねぇ、あれって何なのかしら!?」

ハルヒ「怪物!?蜃気楼じゃないわよね!?」

ハルヒ「宇宙人かも!それか、古代人類が開発した超兵器が現代に蘇ったとか!!」

ゴゴゴゴ…

KYON(OK、風景の色がおかしいとは思ってたが、これでわかった!)

KYON「HAHAHA!!あのデザイン!!ガンダムやザクを開発した日本とは思えないな、SUZUMIYA!!」

ハルヒ「…え?」

ゴゴゴゴ…

KYON「つまりこいつははあれさ、撮影現場だよ!本場ハリウッドには及ばないがな。HAHAHAHA!!」

ハルヒ「…」

ハルヒ「…ちょっとこっちに来なさい!」

ズドーン!!!

>>9が秀逸だったな

KYON「オウチ!!天井が!!」

ハルヒ「今の見た!?あのまま部室に立ってたら、あたしたちにまで被害が及んでたかもしれないのよ!?」

KYON「日本の撮影技術はまだまだだと思っていたが、スタンド技術も浸透しきって…」

ハルヒ「はぁ!?まだそんなこと言ってるの?」

ハルヒ「…はぁ。あんたがそんなんだからあたしが逆に危機感を感じてきたわ」

KYON「それ以外には説明できないだろう?お台場のガンダムはまだ出動しないってのかい?」ワクワク

ハルヒ「とにかく、逃げるわよ!!」

KYON「撮影だぜ!危ないモノには見えない!それにとても面白そうじゃあないか!!」

ハルヒ「いいから!!」

ズドーン!!

KYON「これのどこが危ないっていうんだい?俺はもっと危険な、戦場での生活を知っているんだぜハニー!」

ハルヒ「…は?…戦場?」

KYON「HEY、SUZUMIYAよく考えてくれないか?」

KYON「俺の生きる場所は、地雷があり、突然命を狙われ、そして敵味方もコロコロと変わっていく」

ハルヒ「…」

KYON「この程度の状況、そんな場所と比べるの失礼だと、そう思わないかい?」

ハルヒ「…」

ハルヒ(入学当初から不思議なヤツだと思ってた)

ハルヒ(だからこそ、コイツをSOS団のメンバーとして加入させたのよ)

ハルヒ(でもやっぱりあたしには手に余るような気がして、不思議探索じゃ一緒の班になりたくないとも思った。女の子を近づけちゃいけないとも思った)

ハルヒ(それでも…SOS団で見つけた最高ランクの不思議だし、SOS団を作るきっかけをくれたから、やっぱりこの人じゃなきゃダメなのかもって、昨日そう感じたのよ!!)

ハルヒ(……なのに…)

ハルヒ(さっきから何なのあの発言!?もうついて行けない!!)

ハルヒ(電波過ぎて…寒気もしてきた!!)ブルル


KYON(ヘイヘイ、俺の発言くらいから感じてたが、コイツはハリウッドでも御用達のムード…)

KYON(…キスシーンに当たるんじゃないのかい?)ニヤリ

俺の見立てではKYON=メル・ギブソン

ハルヒ「…」

KYON「…HARUHI」

ハルヒ「…な、何よ(急に名前で呼ばれた!?)」ブルブル

KYON「今から1つ、大事な事を教えよう…」

ハルヒ「だ、大事なこと?」

KYON「大人の階段の昇り方さ…」

ハルヒ「」ゾゾゾゾゾ…

KYON「目を瞑ってごらん…」

つーか、むしろこのKYONの普段の学校生活が気になってきたわ

カバンの中にはピザとポテチとポップコーンとコーラしか入ってないんだろうな

>>136
バケツアイス携帯してないアメ公は存在しねえ

スッ…
ハルヒ「ねぇ、ちょっと…(ヤダ、肩捕まれた…!?)」

KYON「…恐がらなくていいんだよ」ニコッ


ガバッ!!
KYON「んーっふ!!んーっふ!!」グイグイ

ハルヒ「キャッ!ちょ、やだ!!」

KYON「んーっふ!!んーっふ!!」グイグイ

ハルヒ「やだ!止めて!!」

ピキピキピキ・・・

KYON「んーっふ!!んーっふ!!」グイグイ

ハルヒ「止めろって…言ってるでしょ!!」

ハルヒ「この…ファッキンアメリカンが!!!!」

バリバリバリバリ







KYON「…」

KYON「…夢?」

KYON「いい夢、見たな」

KYON「キスまで2センチ。いや、あの距離なら四捨五入で『した』とカウントしてもいいだろうHARUHI」

KYON「『昨日僕らは夢の中でとろけるようなキスしたんだよ』」

KYON「そんなこと伝えたら、ハニー、一体どんな顔してくれるんだろうか」

KYON「…HAHA」

KYON「HAHAHAHAHAHA!!!」

ガラッ
マミー「夜中に五月蝿いんだよアンタは!!」ジャキッ

KYON「ごめんよ!!心の底からごめんよマミー!!」

学校

KYON(おはよう、の後の第一声は何がいいだろうか)

KYON(おはようの返事が来たら『今日もいい笑顔じゃないか』。もしくは『制服、いつもより似合って見えるよ』で行こう)

KYON(…よし)


KYON「おはよう、ハルヒ」

ハルヒ「…」

KYON「おはよう」

ハルヒ「…」

KYON「おはよう」

ハルヒ「…」


KYON「昨日僕らは夢の中でとろけるようなキスしたんだよ?」

あまりのキモさに捕まるレベルwwwwwwwww

ガタッ
ハルヒ「はぁ!!???」

KYON「おいおい、どうしたんだい、急に立ち上がったりして。昔買ってたバッタみたいな動きだぜ?」

ハルヒ「あ、…あんた、今なんて言ったの…?」

KYON「バッタかい?ジョン・スミスって名前のバッタでね」

ハルヒ「違うわよ!!いや、そのバッタの名前も気になるけど…。じゃなくて!あーもう訳わかんない!」

ハルヒ「その前よ!あんた一体何て言ったの!!??」

KYON「…昨日僕らは夢の中でとろけるようなキスしたんだよ?」

ハルヒ「…ぜ」

ハルヒ「絶対!!断じて!!決して!!してないからね!!!」

アメリカにもツンデレっていんのかな

いや、アメリカ自体ツンデレだからさ



アメリカ「これから急成長しそうな日本ちゃんにはもう傷付いて欲しくないよぅ……あ、そうだ!」

アメリカ「東京からすごい離れてるし大丈夫だよね……ご、ごめんね!」

原爆投下

ハルヒ「…はぁ…はぁ…」

KYON「…」

ハルヒ「…はぁ…はぁ…」

KYON「…HAHAHA。落ち着けよ、夢の話だぜ?」

ハルヒ「そう、夢よ!!夢に決まってるじゃない!!」

KYON「現実に起こった事じゃない」

ハルヒ「そう…そうね」

KYON「だから気にする必要はない、OK?」

ハルヒ「うん、気にしない。所詮夢だもの」

KYON「よし、いい子だハニー」ニコッ

ハルヒ(あれ?丸め込まれたような…。あれ?)

金だろ

>>162
丸め込まれたんじゃなくて事実話しただけだろ
ハルヒは頭悪くない、悪くないぞぉ

ハルヒ「ま、まぁいいわ。夢がどうこう言い続けるほどあたしも子供じゃないんだから」

KYON「HAHAHAHA!!」

ハルヒ(あー、あたし、こういうジョークにも慣れなきゃダメなのかしら)

KYON「…」


KYON「…子供じゃないといえば」

ハルヒ「…?」

KYON「HARUHI」

ハルヒ「…何よ」






KYON「大人の階段、昇っちゃったな」

ハルヒ「」ゾクッ

※ここでアメリカ国家を流してください

あ、アメリカ国『歌』でした。
流石にこの誤字はマズイ

ほーにゃほーにゃーにゃーにゃーー

エピローグ

KOIZUMI「おお!!無事に戻って来たってのかい!!」

KYON「HAHAHA!!いきなり話の意味がわからないぜ!!」

KOIZUMI「かまわないさ!なぁそれより今夜は空いてるかい」

KYON「なんだって?」

KOIZUMI「カーニバルの予約さ!俺のケツのボルケーノも噴火したくてウズウズしてるんだ!」

KYON「oh…ソーリー、KOIZUMI」

KOIZUMI「どうした、らしくない顔をしてるぜ?そんな顔はピカソにだけ任せておけばいい」

KYON「俺、HARUHIだけをワイフにすることに決めたんだ」

KOIZUMI「!!」

アメリカ国歌ってフルで聴くと爆弾がどうとか言ってて怖い

KOIZUMI「…」

KYON「だから…ベリー・ソーリー」

KYON「いや、お前が嫌いだとか、そんなんじゃないんだぜ?」

KOIZUMI「…いいさ」

KYON「!」

KOIZUMI「そう決めたのなら、その道だけを突っ走れ」

KYON「…う…」

KOIZUMI「お前ならやれるさ。俺も今日、SUZUMIYAさんが君を何か特別な目で見ているのを感じたんだ!」

KYON「…うう…」ぽろぽろ

KOIZUMI「だが…たまには…」

KOIZUMI「お前のサラブレッド、俺がメンテナンスしてやってもいいんだぜ…?」

KYON「KOIZUMIィィィィィ!!!」

ダキッ!!

部室

KYON「あの時はすまなかったなNAGATO」

長門「別にいい」

KYON「怒ってるかい?」

長門「怒ってない」

KYON「怒ってるくせにぃ」

長門「怒ってない」

KYON「強がるなよぉ!」

長門「…」

長門「それなら、怒ってる」

KYON「…!」

KYON「いや、ソーリー。俺はどうしたらいいかな」

長門「…最優先事項は決まってる」


長門「漢字を覚えて」

長門「さもないと、この先のイベントで詰む」

ガチャ!

みくる「す、すいません!」

KYON「!?」

みくる「お久しぶりです!」

KYON「イヤァ、ワンダホ!いつかのキュートなお嬢ちゃんじゃあないか」ゴソゴソ

みくる「あ、あの…先に申し上げておきます」

みくる「ホントはやらなきゃいけないこともあったのに、今回は私たちのミスでこんなことになってしまって…」

みくる「本当に…申し訳ございま」

KYON「ストップ!!」バッ!

みくる「!?」

KYON「…いいさ。全てを許そう」

みくる「え…?」

KYON「ミスなんて誰にでもある。もちろん俺だって、例えるならイチローが三振しない確立とミスする確立が一緒くらいの人間さ」

KYON「だからこそ。…俺は攻めたりしないよ?」ニコッ

みくる「う…うう…」ぽろぽろ

みくる「ありがとうございます~!!」

KYON「AHAHAHAHAHAHA!!!」

こうして、俺にとっては、ただ平凡な1ヶ月半が過ぎ去っていき、その中で、俺はついにかけがえの無いマイサンシャインを見つけた。

そんな俺にとって2度目となる不思議探索。

理由はわからんが、どうやらHARUHIと二人で、ということになるらしい。

それを知ったHARUHIの顔がヒクついた瞬間はきっとずっと忘れない。


さて、今日の不思議探索だが行き先はもう決めてある。

そこには、俺ですら解けていない最大の不思議があるからだ。

KYON「行くぜ、HARUHI。HAHAHAHA!!」

そう言って向かう先は、ハルヒのまだ知らない『戦場』

その恐ろしさ、凄まじさ、残酷さを、彼女にも知ってもらえたらいいと思ったんだ。

そして一緒にあの謎に挑戦したいと思う。

『3年前に部屋に引きこもったダディに、最後にマミィがごはん持ってったのが2年半前なんだけど、今どうなってるのか?』

俺が中学時代からずっと抱えてきた、この疑問に…。



マミー「まさかその女は例の工作員なのかい!?」チャキッ

ハルヒ「え?え?え?本物?」

KYON「マシンガンだ!避けろ!HARUHI!!」

ズダダダダダダ!!!!




おしまい

以上です。見ていただけた方々、ありがとうございました!


KYON「HAHAHA!嫌なことはご機嫌なジョークで忘れようじゃないか!」

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