ハルヒ「手探りで」くりむ「野球を」小鷹「覚える」 (340)

以前書いたのがなんか面白くなかったので
キャラを増やして再スタート

原作は
涼宮ハルヒの憂鬱×生徒会の一存×僕は友達が少ない×日常(×正捕手の篠原さん)



ハルヒ「というわけで、東京ドームにやってきました!」

深夏「おーっ!」

星奈「それにしてもよく借りられたわね、東京ドームなんて」

ハルヒ「なんか古泉くんの知り合いに東京ドームに勤めてる人がいるらしくて」

理科「なるほど…」

杉崎「人脈ってすごいですね」

キョン「長門」

長門「違う」

キョン「まだ何も言ってないんだが」

長門「情報操作は無関係」

キョン「ハルヒの方は?」

長門「当然に関係ある」

キョン「だろうな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391062647

ハルヒ「何こそこそ話してんのよ」

ハルヒ「せっかく3チーム集まったんだから、そっちと話しなさいよ」

キョン「あー、えっと」

くりむ「ほんじちゅは、おあちゅまりいただき、まことに

杉崎「会長いつも通り過ぎて可愛いです」

星奈「会長可愛いー(・∀・)」

くりむ「うわーーーーーーーん」

真冬「それで、今日は何をするんですか?」

ハルヒ「野球場に来てるんだから、野球に決まってるでしょ」

理科「いやコンサートとか…」

ハルヒ「は?何言ってんの?」

くりむ「野球場でコンサートなんかできないよね?」

朝比奈「嵐とかやってるらしいですけど…」

ハルヒ「え!?」

キョン「あー聞いたことあるな」

夜空「トモちゃんと見に行ったぞ」

ハルヒ「…さいですか」

深夏「まあとにかく、今日やるのは野球だろ?」

深夏「やるからには全力で勝ちに行くからな!」

星奈「あたしのボール、よけられるものならよけてみなさい!」

深夏「ああ、全力でかわしてやる!」

キョン「噂通りだなこの2人」

小鷹「それにしてもよく3チーム集まったな」

理科「理科が<企業>に技術協力してるって話はしましたよね?」

夜空「ああ、そうだったな」

※はがないゆにばーす2巻参照

理科「その<企業>と、古泉さんの『機関』が仲がいいらしくて」

古泉「いつもお世話になってます」

真儀瑠「ああ」

深夏「そっちの団長が言い出したのが古泉から真儀瑠先生に伝わって」

マリア「理科経由でこっちにも伝わってきたって感じだな!」

ハルヒ「古泉くん…あんたやるじゃない」

古泉「ありがとうございます」

くりむ「ていうか、そろそろ始めない?」

ハルヒ「賛成!」

深夏「よっしゃ!」

ハルヒ「それじゃ深見さん、スタメン発表お願い」

深見『はーい』

小鷹「誰?」

ハルヒ「明神高校野球部の深見月夜さん」

杉崎「明神の篠原杏とかいう奴と林檎が知り合いなんだってさ」

くりむ「へー…」

ハルヒ「あ、審判もちゃんとお願いしてあるから」

幸村「ちなみに審判は誰でこざいますか?」

ハルヒ「時定高校のゆっこーずのみなさんです」

杉崎「ゆっこーずwwww」

知弦「こっちは誰の知り合いなの?」

真冬「ネトゲ仲間の麻衣さんにお願いしました」

夜空「野球できるのか?」

真冬「見たことはあるそうです」

キョン「それ言うなら俺たちだって見たことはある程度だもんな」

くりむ「ちゃんとできるのかな?」

ハルヒ「」つ

杉崎「何これ」

ハルヒ「初心者でもわかる野球 第6版」

理科「参考書ですか」

ハルヒ「これがあれば多少分からなくても大丈夫よ」

キョン「多少で済めばいいけど」

朝比奈「前に麻雀やったときにですね

ハルヒ「その話はするな!」

深見『そろそろスタメン発表していいかな?』

ハルヒ「あ、ごめんごめん」

小鷹「放置してたな」

くりむ「いつでもどうぞー」

深見『SOS団のスターティングメンバーは
1番 ピッチャー  涼宮ハルヒ
2番 キャッチャー 長門 有希
3番        古泉 一樹
4番        朝比奈みくる
5番        キョン
補欠        鶴屋

碧陽学園生徒会のスターティングメンバーは
1番        桜野くりむ
2番 キャッチャー 紅葉 知弦
3番 ピッチャー  椎名 深夏
4番        椎名 真冬
5番        杉崎  鍵
補欠        真儀瑠紗鳥

隣人部のスターティングメンバーは
1番 ピッチャー  三日月夜空
2番 キャッチャー 羽瀬川小鷹
3番        志熊 理科
4番        柏崎 星奈
5番        楠  幸村
補欠        羽瀬川小鳩
同じく補欠     高山マリア

審判は
主審    相生 祐子
副審    長野原みお
同じく副審 水上 麻衣
同じく副審 東雲 なの』

深見『以上でございますwwww』

杉崎「なんで笑ってんだ」

深見『だってwwwwあなたたちwwww』

くりむ「あれだよきっと。強い人が何番とか」

ハルヒ「あー…もしかしたらピッチャーは必ず1番とか」

小鷹「ありそうだな…」

深見『そんなわけwwwwなwwwwいwwww』

キョン「うるせーな」

ハルヒ「とりあえず始めましょう」

深夏「おーっ」

とりあえずここまでです

深見以外は野球経験ナシってことにしといてください
つまり以下のとおり情報操作
・SOS団は草野球大会に出たことはない
・隣人部はキャッチボールをしたことはない
・東雲研究所もキャッチボールをしたことはない
・椎名深夏は野球部の助っ人をしたことはない
※深見だけそのまんま

ゆっこ「プレイボーーーーール」

ハルヒ「しまっていこーっ!」

深見『1回の表、チームSOS団の攻撃は
1番 ピッチャー 涼宮さん』

星奈「いくよー」

星奈「それっ」ヒュン

ハルヒ「…」

星奈「…」

ハルヒ「…」

星奈「ちょっと!何やってんのよ!」

ハルヒ「あんたこそ何やってんのよ!」

マリア「どうしたのだ?」

知弦「どうしたの?」

星奈「せっかくあたしが投げてあげたのにこいつが知らんぷりして」

ハルヒ「いきなりあんなの投げられたって打てるわけないでしょ!」

星奈「あんなのって何よ!あたしは普通に投げただけでしょ!」

ハルヒ「あれのどこが普通だったって言うの!」

夜空「審判、判定」

ハルヒ「あ、そうよ審判がいるじゃない」

星奈「審判、ちゃんと判定しなさい」

ゆっこ「え、えっと」

ゆっこ「」ペラ

ゆっこ「ストライーク」

夜空「だそうだ」

星奈「…」

ハルヒ「…」

星奈「で?」

今回はここまで

みお「え?ボールじゃないの?」

麻衣「ボールだと思う」

ゆっこ「え?」パラパラ

ゆっこ「…」

ゆっこ「わかりません!」

知弦「どうしたのかしら?」

マリア「どうしたのだ?」

キョン「とりあえずルール見せてくれ」

古泉「打者が自然な構えを取ったときの脇の下から膝の高さで」

真冬「ホームベースの真上の空間をストライクゾーンという」

なの「この空間を通過した投球がストライク、通過しなかったものがボール…」

小鷹「…」

マリア「…」

真儀瑠「…」

くりむ「ホームベースって何!?」

今回はここまで

酉間違えました。

生存報告です。

知弦「ちょっと貸してくれる?」

ハルヒ「どうぞ」つ

知弦「なるほど…これがホームベースね」

星奈「わかったの?」

知弦「この五角形の白い板がホームベースらしいわよ」

くりむ「へー」

知弦「あと、向こうにあるのが一塁、奥が二塁、左が三塁」

理科「ん?じゃあこれは四塁じゃないんですか?」

知弦「四塁?」パラパラ

知弦「そんなものはどこにも書いてないわね…」

夜空「一塁から三塁はあるのに」

古泉「四塁じゃなくてホームベースですか…」

真儀瑠「謎だな…」

くりむ「それじゃ、再開するわよ」

ハルヒ「結局さっきのはどっちなのよ」

ゆっこ「ストライーク」

麻衣「異議なし」

星奈「いくわよ」

星奈「それっ」

ハルヒ「」

ゆっこ「ボール」

星奈「もう一回!」ヒュン

ハルヒ「…」

ゆっこ「ストライーク」

ハルヒ「…ち、ちょっと待って!」

小鷹「どうした?」

ハルヒ「これ、いつまでやるの?」

今回はここまで

ハルヒ「あっちで有希がうずうずしてるのよ」

ハルヒ「早く代わってあげたいんだけど?」

長門「…」

深夏「あたしも投げたいんだが…」

小鳩「我が能力の顕現たる球体を以て従軍を倒す…」

キョン「」パラパラ

ゆっこ「」ジーッ

キョン「3アウトで交代って書いてあるぞ?」

夜空「スリーアウト?」

キョン「攻撃側の選手が3人アウトになったら、攻撃と守備を交代する」

朝比奈「えっと…3人?」

知弦「そもそもアウトって何?」

キョン「えっと…」パラパラ

キョン「…あ、これか?」

キョン「さっき、ストライクとかボールとか出てきただろ」

真冬「脇の下から膝の高さでホームベースの真上」

真儀瑠「ここを通ったものがストライクだったな?」

キョン「で、1人のバッターに対し、ストライクが3回になると、バッターアウト」

くりむ「なるほど…」

夜空「ん?ボールは何なんだ?」

キョン「…」パラパラ

キョン「ボールが4回になると、安全進塁で1塁に行ける」

夜空「了解」

今回はここまで

真儀瑠「よし、再開しよう」

星奈「」ヒュン

ハルヒ「」

ゆっこ「ストライーク」

ゆっこ「バッターアウト」

深見『2番 キャッチャー 長門さん』

長門「よろしく」

(中略)

ゆっこ「ストライーク、バッターアウト」

深見『3番 古泉くん』

(中略)

ゆっこ「ボール、フォアボール」

古泉「これはどうなるんでしたっけ?」

夜空「一塁だな」

真儀瑠「よし、再開しよう」

星奈「」ヒュン

ハルヒ「」

ゆっこ「ストライーク」

ゆっこ「バッターアウト」

深見『2番 キャッチャー 長門さん』

長門「よろしく」

(中略)

ゆっこ「ストライーク、バッターアウト」

深見『3番 古泉くん』

(中略)

ゆっこ「ボール、フォアボール」

古泉「これはどうなるんでしたっけ?」

夜空「一塁だな」

深見『4番ww朝比奈さんwwww』

キョン「どうした深見」

深見『だってあなたたち何もしてないじゃないwwww』

キョン「…」

ハルヒ「確かに…」

深夏「言われてみれば…」

星奈「ただ投げてるだけよね…」

長門「バットを持って立っているだけ」

ハルヒ「大体何なのよ!このバットってのは!」

ハルヒ「キョン!調べなさい!」

キョン「」パラパラ

キョン「調査結果」

キョン「どうやらバッターは投げたボールをこの棒で打ち返すことができるらしい」

ハルヒ「へ?」

くりむ「打ち返す?」

マリア「どうやって打ち返すのだ?」

キョン「とりあえずボールが棒に当たれば打ち返したことになるらしいぞ」

ハルヒ「ふーん…」

朝比奈「とりあえずやってみましょう」

今回はここまで

星奈「それっ」

朝比奈「ひゃっ」

ゆっこ「ストライーク」

星奈「もう一本!」

朝比奈「ひゃっ」ヒュン

ゆっこ「ボール」

星奈「もう一本!」

朝比奈「ひゃっ」カン

ハルヒ「…当たった?」

夜空「当たったな」

朝比奈「…」

小鷹「…」

真儀瑠「…」

星奈「…で?」

ゆっこ「…」パラパラ

みお「…」ジーッ

麻衣「えっと…」

なの「打球がファウルラインの外側で停止したときは」

ゆっこ「ファウルでストライク?」

なの「だそうです」

夜空「なるほど」

ゆっこ「ストライーク」

今回はここまで

ボールカウント 1ボール2ストライク


星奈「そりゃーっ!」

朝比奈「ひゃっ」カン

ゴロゴロ

一塁ベース付近で停止

朝比奈「…」

星奈「…」

夜空「えっと…これは?」

ゆっこ「…」パラパラ

みお「」ジーッ

みお「…柏崎先輩がボール拾って朝比奈先輩にタッチすれば、アウト」

星奈「よし拾った!」

朝比奈「」

星奈「タッチ!」

なの「アウト」

深夏「うーん…」

キョン「なんか違う気がする」

夜空「同感」

麻衣「古泉くん(一塁ランナー)は何やってるの?」

古泉「さあ?」

小鳩「我に白色平方の使途を教えよ」

みお「確かにこのベース何に使うんだろ…」

小鷹「とりあえず、これで3人アウトだから交代だな」

深夏「っしゃー行くぞー!」

ハルヒ「え?」

深夏「いや、ピッチャー交代だろ?」

ハルヒ「ピッチャーは私よ?」

深夏「…」

ハルヒ「…」

キョン「」ボソボソ

夜空「」ボソボソ

ハルヒ「何小声で話してるのよ」

キョン「あ、ちょっと気になったことがあって」

キョン「ピッチャーって、本当に3人なのか?」

ハルヒ「へ?」

ハルヒ「…」パラパラ

ハルヒ「各チーム1人って書いてあるわよ」

キョン「了解」

麻衣「そもそもチーム数が違うという可能性も…」

ハルヒ「…」

キョン「…」

夜空「…」

深夏「細かいことはいいからさっさとやろうぜ」

ハルヒ「そうね。そうしましょう」

今回はここまで

小鳩が天江衣になってる件

深見『1回の中、碧陽学園生徒会の攻撃は』

深見『1番 桜野さん』

ハルヒ「せいっ」

くりむ「それっ」

キョン「当たった?」

星奈「当たったわね」

ハルヒ「えっとボール拾って…」

ハルヒ「タッチ」

ゆっこ「アウト」

理科「……野球って打ったら負けなんですか?」

キョン「あー……」

朝比奈「そんなことないと思いますけど……」

深夏「テレビとか見てると結構打ってるし……」

夜空「」パラハラ

長門「」じーっ

深見「2番 キャッチャー 紅葉さん」

夜空「とりあえず、打ったら一塁に走れ」

知弦「一塁?」

古泉「あっちのベースですね」

夜空「タッチされる前に一塁に到達すればセーフと書いてあった」

知弦「なるほど……」

ハルヒ「行くわよー」

知弦「よし」

ハルヒ「それっ」

知弦「」カキーン

ハルヒ「うわっ、高い」

知弦「一塁に走ればいいのね?」ダッシュ

ハルヒ「ちょっとこれ遠すぎない?」

なの「セーフ」

深見『3番 ピッチャー 椎

ハルヒ「これピッチャー不利すぎない?」

ハルヒ「後ろの芝のとことか絶対捕れないわよ」

夜空「確かに……」

深夏「というか長門と古泉と朝比奈さんとキョンは何やってんだ?」

キョン「さあ……」

朝比奈「特にやることもないし……」

知弦「もしかしたらこの4人がボール捕る係なのかも……」

麻衣「」パラパラ

麻衣「ここ」

長門「守備位置」

みお「守備側の選手は図のような位置で守るのが一般的」

真冬「ただしピッチャーとキャッチャー以外はグラウンドのどの位置にいてもよい」

キョン「なるほどな……」

なの「守るときは全員で守るんですね……」

ハルヒ「……」

深夏「……」

夜空「……」

古泉「……」

くりむ「……」

マリア「なんで9人いるのだ?」

真冬「ちょっと貸してください」

真冬「」パラパラ

ゆっこ「どしたの真冬ちゃん?」

真冬「ありました……」

真冬「野球は2チームにより得点を争うゲームである。各チームの人数は9人である」

ハルヒ「えっ」

くりむ「9人?」

朝比奈「2チーム?」

というわけで、チーム組み直しました。


『Spring-Sun』

1 涼宮ハルヒ
2 古泉 一樹
3 キョン
4 椎名 深夏
5 椎名 真冬
6 三日月夜空
7 羽瀬川小鷹
8 楠  幸村
9 志熊 理科

『くりむぞん』

1 桜野くりむ
2 紅葉 知弦
3 杉崎  鍵
4 長門 有希
5 朝比奈みくる
6 鶴屋
7 柏崎 星奈
8 羽瀬川小鳩
9 高山マリア


真儀瑠「おい、私は」

杉崎「あ、補欠とか無かったんで帰っていいです」

ハルヒ「改めて1回から再開でいいわね?」

一同「はーい」

深見『1回の表、Spring-Sunの攻撃は』

深見『1番 ピッチャー 涼宮さん』

星奈「こっちのピッチャーは私ね」

くりむ「精々頑張りなさい」

杉崎「あの、俺たちは」

朝比奈「どうすればいいんでしょう」

夜空「えっと……」

知弦「さっきのページ見せてくれる?」

ゆっこ「あ、はい」

知弦「ここに書いてある位置にいればいいと思うのだけど」

長門「了解した」

深見『守備に入ります くりむぞんの
ピッチャー  柏 崎さん
キャッチャー 長 門さん
ファースト  桜 野さん
セカンド   朝比奈さん
サード    高 山さん
ショート   羽瀬川小鳩さん
レフト    杉 崎くん
センター   鶴 屋さん
ライト    紅 葉さん

審判は
球審 相 生さん
塁審
一塁 東 雲さん
二塁 水 上さん
三塁 長野原さん

以上でございます』

今回はここまで

深見『1回の表 Spring-Sunの攻撃は』

深見『1番 ピッチャー 涼宮さん』

星奈「それっ」

ハルヒ『そいっ!』

キョン「一発で当ててきたな」

朝比奈「高山さん!取ってください!」

マリア「取った!」

知弦「取ったら一塁ね」

マリア「」トテトテ

ハルヒ「滑り込みっ!」

なの「セーフ」

小鷹「やばい、何にも変わってないぞ」

長門「守備チーム著しく不利」

知弦「なんでこんなに広いのよ……」

夜空「なんか書いてないか?」

朝比奈「あの、ちょっと気になったんですけど」

鶴屋「ん?どしたのみくる?」

朝比奈「ボール取る人とタッチする人は同じ人じゃないといけないんでしょうか?」

深夏「というと?」

朝比奈「例えば高山さんが取って桜野さんにパスするとか……」

鶴屋「……」

キョン「……」

みお「……」

小鷹「やばい、何にも変わってないぞ」

長門「守備チーム著しく不利」

知弦「なんでこんなに広いのよ……」

夜空「なんか書いてないか?」

朝比奈「あの、ちょっと気になったんですけど」

鶴屋「ん?どしたのみくる?」

朝比奈「ボール取る人とタッチする人は同じ人じゃないといけないんでしょうか?」

深夏「というと?」

朝比奈「例えば高山さんが取って桜野さんにパスするとか……」

鶴屋「……」

キョン「……」

みお「……」

夜空「……特にそんなルールは書いてないな」

真冬「書いてないってことは?」

夜空「やっていいってことだろう」

小鷹「よし、じゃあそれで行こう」

深見『2番 古泉くん』

星奈「みんな、取ったらくりむちゃんにパスして」

くりむ「私が取ったら?」

知弦「自分でタッチすればいいんじゃないかしら?」

くりむ「はーい」

今回はここまで

ちなみに前作麻雀スレはこちらですhttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351303789

星奈「そいっ」

古泉「」カキーン

朝比奈「取りました」

星奈「くりむちゃんにパス!」

朝比奈「それっ」

くりむ「タッチ」

なの「セーフ」

深見『3番 キョンくん』

ハルヒ「あの……」←一塁走者

古泉「……」←今一塁に出た

星奈「投げていい?」

ハルヒ「ちょっと待って!」

マリア「どうしたのだ?」

ハルヒ「あたしどうすればいいのよ」

夜空「とりあえず走ればいいと思うのだが」

ハルヒ「扱いが雑すぎるわよ」

古泉「そういうのは真儀瑠先生の専売特許でしょう」

真儀瑠「今なんか聞き捨てならない台詞が聞こえてきたんだが」

くりむ「真儀瑠先生退場ーっ」

麻衣「」パラパラ

深夏「」じーっ

真冬「1つのベースに2人以上ランナーがいたら駄目みたいです」

ハルヒ「へ?」

夜空「守備側がボール持って、先に出たランナータッチしたらアウトだそうだ」

理科「バッターが打ったら、一塁のランナーはとにかく走れって書いてあります」

ハルヒ「ふーん……よく分かんないけどとりあえずあっちに走」

くりむ「タッチ」

なの「アウト」

ハルヒ「…………え?」

今回はここまで

夜空「1アウト一塁だな」

深見『3番 キョンくん』

星奈「せいっ」

キョン「」空振り

ゆっこ「ボール」

深夏「いいぞーその調子ー」

夜空「とりあえず振っとけ」

星奈「2球目!」

キョン「」カキーン

深夏「よしっ」

くりむ「高いっ」

夜空「古泉走れ!」

古泉「」ランナースタート

知弦「捕球完了」

鶴屋「二塁にパス!」

知弦「え?」

朝比奈「お願いします!」

知弦「……」二塁送球

朝比奈「タッチ」

麻衣「セーフ」

麻衣「古泉のほうが早かった」

杉崎「まだ1アウトか」

くりむ「次は取るよ!」

深見『4番 椎名深夏さん』

深夏「しまっていこーっ!」

星奈「それっ」

深夏「」カキーン

星奈「おっ」

朝比奈「取れませんっ」

鶴屋「オーライ!」

古泉「」余裕で三塁到達

キョン「」余裕で二塁到達

深夏「」余裕で一塁到達

鶴屋「取ったよー!」

深夏「もう一塁着いてるけどな」

理科「1つだけ分かったことがあります」

夜空「何だ?」

理科「とりあえず、バッターは高く打ち上げておけば、ほぼ間違いなくセーフになります」

キョン「なるほど」

ハルヒ「よく気づいたわね」

真冬「その作戦やってみます」

深見『5番 椎名真冬さん』

星奈「いくよー」

星奈「それっ」

真冬「せいっ」カキーン

小鷹「上がった」

長門「これは取れる」

古泉「」ホームイン

長門「捕球完了」

くりむ「一塁!」

長門「」送球

くりむ「タッチ」

なの「セーフ」

本塁 古泉
三塁 キョン
二塁 深夏
一塁 真冬

朝比奈「古泉くん何やってるんですか?」

古泉「いや、とりあえず走ってみたはいいんですが」

古泉「次はどっちに行けばよいのかと」

長門「」パラパラ

長門「Spring-Sun 1点獲得」

古泉「え?」

長門「アウトになっていないランナーが、一塁→二塁→三塁の順に通過しホームに達したとき」

長門「攻撃側のチームは1点を獲得する」

知弦「なるほど……」

くりむ「じゃあ、これで」

マリア「1対0だな」

Spring-Sun 1-0 くりむぞん

朝比奈「それにしても」

杉崎「守備側著しく不利ですね……」

理科「とりあえず高く上げとけばOKって」

理科「自分で言っといてあれですけど……」

知弦「ノーバウンドで取ったらその時点でアウトとか作らない?」

杉崎「勝手にルール作ったら駄目ですよ」

長門「そのルール、存在する」

知弦「え?」

長門「先ほどホーム到達のルールを調べたときに確認したが」

長門「伝えるか伝えないか迷っていた」

杉崎「言えよ!」

朝比奈「えっと、鶴屋さんがノーバウンドで取ったので」

鶴屋「真冬ちゃんアウト?」

長門「そう」

なの「アウト」

古泉「えっと、ランナーは……」

長門「ノーバウンドで取ったときは、ランナーは元のベースに戻らなければならない」

古泉「了解しました」トテトテ

キョン「」トテトテ

深夏「」トテトテ

長門「戻る前にタッチされたらアウト」

古泉「」ダッシュ

鶴屋「そいっ!」

マリア「タッチ」

みお「アウト」

Spring-Sun 0-0 くりむぞん

今回はここまで

乙です。


……やっと、一回終了。 次は、もう少し高度なプレーが見られるかな?

具体的には、
攻撃側『バント、ヒットエンドラン、盗塁』

守備側『挟殺プレー、外野ゴロプレー、』

おまけで、『インフィールドフライ』


…さてさて、続きに期待。

杉崎「えっと、涼宮と古泉と真冬ちゃんがアウトになったから」

くりむ「攻守交代?」

なの「だと思います」

ハルヒ「それじゃ、守備に入りましょう」

深夏「場所は?」

ハルヒ「適当でいいんじゃない?」

深見『守備に入ります Spring-Sunの
ピッチャー  涼 宮さん
キャッチャー 志 熊さん
ファースト  三日月さん
セカンド   椎名真冬さん
サード    キョンくん
ショート   古 泉くん
レフト    羽瀬川小鷹くん
センター   椎名深夏さん
ライト     楠 さん
以上でございます』

深見『1回の裏 くりむぞんの攻撃は』

深見『1番 ファースト 桜野さん』

ハルヒ「いくよー」

ハルヒ「それっ」

くりむ「うわっ」ゴン

ハルヒ「…………」

くりむ「うわああああああん」

真冬「会長さん泣き出してしまいました…………」

理科「タッチ」

くりむ「え、ちょっと待って」

ゆっこ「アウト」

くりむ「ちょっと待って!」

ハルヒ「何よ」

くりむ「ボール当たったのにそのままやるの?」

ハルヒ「逆にどうするのよ」

くりむ「」パラバラ

くりむ「…………」パラバラ

くりむ「…………」パラバラ

知弦「ボールが当たったら一塁に行けるとか、そんなオカルトありえ

くりむ「あったよ」

知弦「へ?」

くりむ「投球が打者の身体に当たったときは、ボールデッドとなり」

くりむ「打者は安全親類の権利を得る!」

理科「続きもちゃんと読んでください」

くりむ「え?」

夜空「ただし、ストライクゾーンで投球に当たった場合および、打者がボールを避けようとしなかった場合は」

杉崎「ボールデッドとならず、ストライクまたはボールを宣告する」

鶴屋「また、空振りをしたときは空振りの判定が優先される!」

くりむ「えっと……」

理科「ベースの上に体乗り出してましたね」

くりむ「はい……」

夜空「思いっきりバット振ってたよな」

くりむ「はい……」

鶴屋「そして空振りっさ」

くりむ「はい……」

ゆっこ「ストライーク」

くりむ「…………」

今回はここまで

5回くらいで降雨ノーゲームにしようと思ってたけど
そういやここ東京ドームだった…………

古泉「ついでに言っちゃいますけど」

古泉「反則打球ってのもさっき見つけたんですよ」

くりむ「はんそくだきゅう?」

理科「これですか?」つ

古泉「そうそうそれです」

キョン「打者はバッターボックスから片足の全部を出して打球してはならない」

深夏「また片足の一部でもホームベースに触れて打球してはならない……」

夜空「今、ベース触ってなかったか?」

くりむ「へ?」

マリア「ちなみに反則打球は即アウトらしいぞ」

くりむ「私ベース触ってないよ!」

夜空「深見、ビデオ判定頼む」

深見『はーい』

星奈「ビデオ判定の結果」

知弦「右足がベースに完全に触れていたので」

ゆっこ「アウト」

くりむ「……」

みお「あの……」

夜空「ん?」

理科「何ですか?」

みお「ホームベースに触れて『打球したら』アウトですよね?」

理科「そうですね」

みお「空振りしたからセーフじゃないのかと……」

理科「……」

夜空「……」

知弦「……」

ちょっと残ってた
今度こそここまで

ゆっこ「ストライーク」

ボールカウント1?0

ハルヒ「次行くわよーそれっ!」

くりむ「ていっ!」カーン

ハルヒ(投)「夜空!」

夜空(一)「取ったぞ!」

くりむ「……」

朝比奈「何してるんですか?」

くりむ「いや、なんか今行ったらタッチされそうだし……」

理科(捕)「会長さんかなり後ろの方まで下がってますね」

夜空「おーい」

知弦「もうタッチしちゃったら?」

夜空「そうだな」トテトテ

くりむ「隙あり!」ダッシュ

夜空「うおっ」

みお(一塁審)「セーフ」

真冬(二)「え、今のありなんですか?」

くりむ「え?タッチされてないからセーフでしょ?」

杉崎「ホームベースからずっと動かなかったら……」

長門「」パラパラ

知弦「ふーん……こういうのがあるのね……」

理科「何か見つけましたか?」

知弦「打者走者については、一塁に到達する前に野手がボールを持って一塁ベースに触れた場合も、アウトとなる」

知弦「だって」

くりむ「?」

理科「つまり、夜空先輩が会長さんにタッチしなくても」

夜空「一塁ベース踏んでればアウトだったのか」

長門「そういうこと」

知弦「あ、ちなみにコースアウトっていうともあるから読んどいて」

知弦「特にアカちゃん」

くりむ「え?」

今回はここまで

ボールカウント1─0ではなく0─1の誤りです
ボールが先です

無死一塁

深見『2番 ライト 紅葉さん』

ハルヒ(投)「せいっ」

知弦(打)「ほっ」カン

くりむ(一走)「ランナースタート!」

長門(捕)「捕球完了」

朝比奈(二)「二塁間に合います!」

長門「」ヒュン

朝比奈「」キャッチ

くりむ「滑り込みっ!」

麻衣(二審)「セーフ」

朝比奈「え?私のほうが先でしたよね?」

麻衣「タッチしてないから駄目」

朝比奈「え……でもさっき……ベース踏んでもアウトって……」

知弦「それバッターだけ」

鶴屋(ベンチ)「一塁ランナーだったらタッチしないと駄目っさ」

朝比奈「あ……そうでした……ごめんなさい……」

くりむ「てことは、二塁に突っ込まないであのへんでふらふらしてたら」

深夏(中)「そしたら朝比奈が会長に突っ込んでるだろうな」

くりむ「そしたら隙あり!って」

星奈(ベンチ)「いや一塁に戻りなさいよ」

夜空(一)「それ反則だな」

星奈「へ?」

夜空「1つのベースに2人以上のランナーがいた場合、先に出たランナーはタッチされればアウト」

夜空「さっき涼宮がやらかしてただろ」

ハルヒ「あー……そんなのもあったわね」

くりむ「え、ちょっと待って」

くりむ「そのへんでふらふらしてても駄目、一塁に戻っても駄目……」

くりむ「えっと……」

くりむ「……」

くりむ「……」

深夏「何か言えよ」

ゆっこ(球審)「調査結果」

キョン(三)「調査してたのか」

ゆっこ「走者がフォースの場合は、先のベースに触れてもアウト!」

マリア(ベンチ)「フォースって何なのだ?」

ゆっこ「」パラパラ

キョン「調べとけよ」

長門(ベンチ)「その走者がいる塁から後ろにあるすべての塁において走者がいる場合」

長門「その走者はフォースである」

古泉(遊)「えっとつまり」

古泉「二塁走者だったら一塁」

古泉「三塁走者だったら二塁と一塁にランナーがいれば」

古泉「フォースになるということですね」

長門「そういうこと」

理科(捕)「一塁走者だったら?」

長門「一塁走者は必ずフォースになる」

小鷹(左)「で、フォースがなんだって?」

夜空(一)「フォースのランナーが次の塁に着く前にベース踏んだらアウト」

小鷹「つまり会長がフォースで朝比奈さんが二塁踏んだから」

朝比奈(二)「アウトですよね?」

麻衣(二審)「アウト」

くりむ「ふえええええん」

今回はここまで

一死一塁

深見『3番 レフト 杉崎さん』

ハルヒ(投)「そいっ!」

杉崎(打)「せいっ」カキーン

知弦(一走)「ランナースタート」

幸村(左)「捕りました」

みお(三審)「アウト」

星奈(ベンチ)「え?ファールじゃないの?」

夜空(一)「ノーバウンドで捕ったらバッターアウト」

星奈「ファールでも?」

夜空「……」

ゆっこ(球審)「……」

理科(捕)「……」

長門(ベンチ)「調査結果」

長門「ファールグラウンドであっても、ノーバウンドで捕球した場合は」

長門「通常の捕球と同様に扱う」

幸村(左)「つまりアウトですか」

長門「そう」

みお(三審)「アウト」

真冬(二)「ん?ちょっと待って下さい」

真冬「通常の捕球と同じってことは……」

夜空(一)「!」

夜空「幸村!一塁送球!」

朝比奈(ベンチ)「知弦さん!戻ってください!」

幸村(左)「?」一塁送球

知弦「滑り込みっ」

なの(一審)「セーフ」

今回はここまで

調査役がほとんどゆっこ(球審)と長門(ベンチ)と理科(捕)だな……
知弦さん塁に出てるし夜空守備だし

二死一塁

深見『4番 キャッチャー 長門さん』

ハルヒ(投)「そいっ」

長門(打)「」カキーン

知弦(一走)「ランナースタート」

夜空(一)「古泉、捕れ!」

古泉(遊)「届きません」

幸村(左)「捕りました」一塁送球

夜空(一)「よし」キャッチ

なの(一審)「セーフ」

真冬(二)「あれ?知弦さんなんで三塁にいるんですか?」

知弦(一走)「いや普通に一塁から走ったんだけど……」

知弦「駄目なの?」

真冬「……」

星奈(ベンチ)「調査結果!」

夜空(一)「なぜ貴様が調査するのだ」

星奈「しょうがないでしょ有希バッターなんだから」

キョン(三)「で、結果は?」

星奈「別に一つしか進んじゃいけないとは書いてないわね」

知弦(一走三塁到達)「てことは二つ進んでもいいってことね?」

星奈「そうなるわね」

マリア(ベンチ)「逆に進まないのはどうなのだ?」

星奈「うーん……いいんじゃない?」

深夏(中)「進まないときってあるのか?」

幸村(左)「意味が分からないのですが」

星奈「さっきの会長さんみたいなパターンとか?」

小鷹(右)「あれ確か一塁ベース踏んでアウトだったろ」

長門(打者一塁到達)「桜野くりむが三塁走者であったと仮定すべき」

朝比奈(ベンチ)「……よく分からないけど次行きませんか?」

二死一三塁

深見『5番 セカンド 朝比奈さん』

鶴屋(ベンチ)「無理しなくていいっさ」

朝比奈(打)「分かりました」

ハルヒ(投)「せいっ」

朝比奈「それっ」

真冬(二)「ボテボテのゴロですね」

理科(捕)「捕りました」

夜空(一)「理科!一塁!」

理科「夜空先輩っ!」一塁送球

夜空「」キャッチ

なの(一塁)「セーフ」

夜空(一)「なるほど、これが進まないパターンか」

知弦(三走)「ボールがホームベースのすぐ近くだったから」

知弦「突っ込んだら絶対タッチされると思ったのよ」

キョン(三)「なるほど」

星奈(ベンチ)「大体分かったわ」

ハルヒ(投)「バッターが動かなかったらどうなるの?」

星奈「」パラパラ

理科「」ジーッ

星奈(ベンチ)「バッターは絶対一塁に行かないと駄目ないんだって」

理科(捕)「あとフォースの人も同じです」

理科「フォースはさっき出てきましたよね?」

深夏(中)「おう」

夜空(一)「だからタッチしないでベース踏んでもアウトにできるんだな」

知弦(三走)「フォースじゃなかったら戻ればいいわけだし」

深夏(中)「まあ、とにかくこれで」

ハルヒ(投)「ツーアウト満塁ね」

星奈(ベンチ)「燃える展開ね」

マリア(ベンチ)「ツーアウト満塁だと何なのだ?」

星奈「えっと……」

ハルヒ「……」

深夏「……」

深見『6番 センター 鶴屋さん』

鶴屋「……よく分かんないけどとりあえず行ってくるっさ」

今回はここまで

小鷹と幸村の守備位置が逆になっていましたが面倒臭いのでこのまま続けます

小鷹(右)→夜空(一)の後方
幸村(左)→キョン(三)の後方

二死満塁
知弦(三走)長門(二走)朝比奈(一走)


星奈(ベンチ)「とりあえず全員フォースだからね」

杉崎(ベンチ)「とにかく走ってください」

長門(二走)「了解」

深見『6番 センター 鶴屋さん』

ハルヒ(投)「せいっ!」ヒュン

鶴屋(打)「さー!」カキーン

真冬(二)「捕りました」

夜空(一)「そのまま長門にタッチ!」

真冬(二)「はいっ」タッチ

麻衣(二審)「アウト」

理科(捕)「知弦さんがホームインしてるんですけど……」

夜空(一)「え?なんだって?」

知弦(三走本塁到達)「チームくりむぞんに1点ね」

小鷹(右)「スリーアウトなんだが」

知弦「……」

真冬(二)「えっと……これどうなるんですか?」

くりむ(ベンチ)「どうなるんだろ……」

ハルヒ(投)「調査部隊出動!」

ゆっこ(球審)「はいっ!」

星奈(ベンチ)「行って参ります」

ゆっこ(球審)「調査結果!」

星奈(ベンチ)「有希がアウトになるより早く知弦さんがホームベースに触れていれば、得点成立」

ゆっこ「長門がアウトになるのが早ければ不成立であります!」

理科(捕)「ただし、バッターが一塁に着く前にアウトになるかフォースアウトの場合、得点不成立です」

キョン(三)「フォースアウトって何だ?」

星奈「フォースのランナーがアウトになるのがフォースアウトでしょうが」

理科「ちょっと違いますよ」

星奈「へ?」

理科「フォースのランナーがいるときに、先の塁を踏んでアウトになったらフォースアウトですけど」

理科「普通にタッチしてアウトになったらフォースアウトじゃないです」

古泉(遊)「今回は長門さんがフォースでしたが、真冬さんが長門さんにタッチしてアウトになったので」

深夏(中)「フォースアウトじゃないってことだな」

理科「そういうことです」

夜空(一)「というわけで」

知弦(三走本塁到達)「長門さんがタッチされるより前に私がホームインしていれば得点成立」

真冬(二)「長門さんにタッチしたのが早ければ得点不成立です」

朝比奈(一走)「で、どうだったんですか?」

ゆっこ(球審)「……」

麻衣(二審)「……」

ハルヒ(投)「深見さん!ビデオ判定!」

みお(三審)「ビデオ判定の結果」

麻衣(二審)「知弦さんのホームインのほうが早かったので」

なの(一審)「得点を認めます!」

Spring-Sun0─1くりむぞん

ゆっこ(球審)「でもスリーアウトだから攻守交代です」

夜空(一)「了解」

深見『2回の表、Spring-Sunの攻撃は』

深夏(3番)「2回って誰からなんだ?」

ハルヒ(1番)「あたしからじゃないの?」

理科(9番)「毎回1番からなんですか?」

ハルヒ(1番)「だと思うけど」

小鷹(7番)「それだと俺たち出番無いぞ」

理科(9番)「……」

幸村(8番)「……」

キョン(3番)「」パラパラ

キョン「1回の続きからって書いてあるぞ」

ハルヒ(1番)「ドユコト?」

キョン「1回の攻撃が真冬で終わったから、その次の打順からだ」

ハルヒ「えっと、真冬ちゃんって何番だったっけ?」

真冬(5番)「真冬は5番です」

ハルヒ「てことは5番の次だから6番から?」

キョン「そうだ」

深見『6番 ファースト 三日月さん』

夜空(6番)「行ってくる」

今回はここまで
ルール合ってる?

星奈(投)「せいっ」

夜空(打)「それっ」カキーン

長門(捕)「三塁線」

鶴屋(中)「高山さん!捕って!」

マリア(三)「とうっ」

知弦(右)「弾いたわね……」

みお(三審)「ファール」

ハルヒ(ベンチ)「え?今のファールなの?」

みお(三審)「違うの?」

杉崎(左)「ファールラインの外出たらファールだよな?」

深夏(ベンチ)「その前に高山の手に当たってるんだが?」

みお(三審)「ゆっこ、調べてきて」

ゆっこ(球審)「さー!」

ゆっこ(球審)「調べてきたはいいけど結構面倒くさいな……」

長門(捕)「これは全員で確認すべき」

理科(ベンチ)「どうしたんですか?」

マリア(三)「どうしたのだ?」

鶴屋(中)「どうしたのさ」

理科(ベンチ)「理科も一緒に調査したんですけど、これは結構難しいです」

知弦(右)「とりあえず一通り説明してくれる?」

理科(ベンチ)「まずボールが内野で止まったときは、止まった位置が線の内側なら続行、外ならファールです」

くりむ(一)「内野って?」

長門(捕)「一塁、二塁、三塁の各ベースを結ぶ線を境界として、ホームに近いほうが内野、遠いほうが外野」

くりむ「なんとなくわかった」

理科「外野に抜けた場合ですが」

理科「ゴロで抜けた場合は、三塁ベースの内側を通ったら続行、外側ならファールです」

真冬(ベンチ)「ベースに当たったらどうなるんですか?」

理科「ベースに当たった場合は外野に抜けても抜けなくても続行です」

星奈(投)「難しいわね……」

知弦(右)「ベースの上を飛び越えた場合は?」

理科「……ちょっと待って下さいね」パラパラ

理科(ベンチ)「ファールラインはベースの外側に書いてあるので」

理科「その内側だからフェアです」

キョン(ベンチ)「また新しいワードが……」

長門(捕)「ファールでないことをフェアと言う」

キョン「了解」

理科「あと外側の壁に当たった場合もその時点でファールです」

ハルヒ(ベンチ)「で、体に当たったらどうなの?」

理科「調べるの忘れてました、ごめんなさい」パラパラ

長門「内野で選手の体に接触したときは、接触時点でのボールの位置がファールラインの外側ならファール、内側ならフェアとなる」

理科「体が内側にあっても、ボールが外側からファールです」

ゆっこ「逆に体が外側でボールが内側ならフェアです」

ハルヒ「なんとなく分かったわ」

夜空(打者一塁到達)「三審、判定は」

みお(三審)「えっと……ゆっこ、どうだった?」

ゆっこ(球審)「ごめん見てなかった」

なの(一審)「ビデオ判定お願いします」

ゆっこ(球審)「ビデオ判定の結果、ファールになりました」

夜空(打)「元の位置に戻って再開だな」

麻衣(二審)「ボールカウント0ー1」

星奈(投)「せいっ」

夜空(打)「」カキーン

杉崎(左)「これは高いぞ」

鶴屋(中)「スタンド入るんじゃないっさ?」

杉崎(左)「なんか跳ね返って戻ってきたんですけど」

みお(三審)「ファール」

理科(ベンチ)「ホームラン……」

みお「え?」

理科「外野の客席に入ったらホームランって書いてあります……」

みお(三審)「いや入ってないよね?」

理科「ファールラインのところに黄色い棒が立ってますよね」

理科「あの黄色い棒の間の客席に入ったらホームラン」

理科「外側の客席に入ったらファールです」

理科「一度入ってしまえば、跳ね返って戻ってきても一切関係ありません」

星奈(投)「てことは、一回棒の内側の客席に入ったら」

知弦(右)「跳ね返ってファールラインの外側に落ちてもホームランってことね」

理科「そういうことです」

みお(三審)「で、黄色い棒のどっち側に入ったか分からなかったので」

なの(一審)「ビデオ判定をやったんですが」

ハルヒ(ベンチ)「まさか棒に当たって跳ね返ってきたとは……」

古泉(ベンチ)「そもそも客席に入ったことになるんですか?」

理科(ベンチ)「棒に当たったら無条件でホームランです」パラパラ

理科「どっちに入ってもどこに落ちても構わずホームランです」

深夏(ベンチ)「棒の外側をかすめて外側の客席に入ってもホームランか?」

理科「ホームランです」

くりむ(一)「ところでホームランって何?」

理科「えっと……」パラパラ

長門(捕)「ホームランになると、打者は4個の安全進塁を得る」

夜空(打者一塁到達)「というと?」

長門「無条件でホームまで戻ることができる」

夜空「了解」本塁方向へ走る

理科(ベンチ)「ちゃんと二塁→三塁→本塁って回らないと駄目ですよー」

夜空「そうなのか?」二塁方向へ走る

ハルヒ(ベンチ)「面倒くさいわね……」

夜空「よし、走ったぞ」

朝比奈(二)「あれ?ホームまで走ったってことは……」

長門「Spring-Sun、1点獲得」

Spring-Sun1ー1くりむぞん

今回はここまで

深見『7番 ライト 羽瀬川小鷹くん』

星奈(投)「せいっ」

小鷹(打)「」カキーン

夜空(ベンチ)「打ち上げたか」

星奈(投)「鶴屋さん捕って!」

鶴屋(中)「さー!」スライディング

くりむ(一)「外したか……」

鶴屋(中)「あれ?ボールどこ行ったにょろ?」

長門(ベンチ)「スタンド」

知弦(右)「えっ」

ハルヒ(ベンチ)「どうだった?」

杉崎(左)「ありました、間違いなくスタンド入ってます」

ハルヒ「てことはホームラン?」

深夏(ベンチ)「ワンバウンドでもホームランになるのか?」

真冬(ベンチ)「正確にはツーバウンドです」

理科(ベンチ)「駄目ですね」パラパラ

幸村(ベンチ)「だきゅうが1回以上バウンドしてふぇあぐらうんどのすたんどに入ったときは、ほーむらんではなくにるいだになると書かれております」

小鷹(打者一塁到達)「二塁打?」

幸村「にるいだです」

小鷹「了解」

星奈(投)「え?今ので分かったの?」

小鷹「普通分かるだろ」

星奈「あたしは分かんなかったわよ」

夜空(ベンチ)「それは貴様の脳が腐っているからだ」

星奈「腐ってないわよ」

マリア(三)「ホームランになるにはノーバウンドでないと駄目なのだ」

ハルヒ(ベンチ)「ワンバンとかツーバンで入ってもホームランにはなりませんよーってこと」

くりむ(一)「分かった?」

星奈「え?分かってないの私だけ?」

くりむ「そうだよ?」

星奈「なんか悔しいわね……」

今回はここまで
ちなみにここは東京ドームなので場外HRはありません

投下乙&感謝です。

疑問が一つ。両軍の男共は野球をした事が無いのかね?
もしくは、体育の時間にソフトボールを学んでいないのか?
後者に関しては、体育課程で必修だったような希ガス。

無死二塁

深見『8番 レフト 楠さん』

幸村(打)「よろしくお願いします」

星奈(投)「せいっ」

幸村(打)「」空振り

ハルヒ(ベンチ)「ランナースタート!」

星奈(投)「えっ」

小鷹(二走)「」スライディング

みお(三審)「セーフ」

星奈(投)「えっちょっと待って」

知弦(右)「バッター打ってなかったわね?」

小鷹(二走三塁到達)「え?打ってなかった?」

ゆっこ(球審)「打ってなかった」

幸村(打)「からぶりしました」

真冬(ベンチ)「こういうのってどうなるんでしょう……」

夜空(ベンチ)「タッチしたらアウトじゃないのか?」

くりむ(一)「長門さん!」

長門(捕)「」三塁送球

マリア(三)「タッチ」

みお(三審)「アウト」

理科(ベンチ)「調査結果出ました!」

理科(ベンチ)「バッターが打たなくてもランナーはスタートできます!」

くりむ(一)「え?なんだって?」

理科(ベンチ)「バッターが打っていないのにランナーはベースから離れてはいけないとか、」

理科(ベンチ)「そんなルールはありません!」

星奈(投)「えっ」

深夏(ベンチ)「そうなの?」

理科(ベンチ)「そうなんですよ」

小鷹(二走三塁到達)「てことは、バッターが空振りしても走っていいんだな?」

理科(ベンチ)「そうです」

みお(三審)「セーフ?」

理科(ベンチ)「セーフです」

長門(捕)「どの時点でスタートできる?」

理科(ベンチ)「どの時点でって?」

古泉(ベンチ)「たとえばボールがホームベースの上に達したらとか」

朝比奈(二)「ボールがピッチャーの手から離れたらとか」

理科(ベンチ)「ちょっと調べてみます」パラパラ

理科(ベンチ)「調査結果!」

理科(ベンチ)「ランナーは、タイムがかかっていない限りいつでもスタートできます!」

深夏(ベンチ)「いつでも?」

ゆっこ(球審)「ドユコト?」

理科(ベンチ)「ピッチャーがボールを持っているときでも、投げた瞬間でも、バットを振った瞬間でも」

理科(ベンチ)「いつでも好きなときに走ることができます」

知弦(右)「なんか守備側がすっごい不利になりそうな気がするわね……」

夜空(ベンチ)「そうだな……」

理科(ベンチ)「え?理科何か悪いことしました?」

知弦(右)「分からないわ」

理科(ベンチ)「そうですか」

ハルヒ(ベンチ)「とりあえず再開しない?」

深夏(ベンチ)「そうだな」

くりむ(一)「再開しまーす!」

星奈(投)「せいっ」

幸村(打)「」

ゆっこ(球審)「ボール、フォアボール」

真冬(ベンチ)「久しぶりに出ましたけどこれ何でしたっけ?」

朝比奈(二)「一塁行けるんですよね」

ハルヒ(ベンチ)「そうよ」

小鷹(三走)「俺は?」

ハルヒ(ベンチ)「えっと……」

理科(ベンチ)「今調べますね」パラパラ

理科(ベンチ)「フォースでないランナーはそのまま」

理科(ベンチ)「フォースであれば次の塁に進めます」

小鷹(三走)「じゃあ俺はそのまま三塁か」

理科(ベンチ)「そうですね」

小鷹(三走)「了解」

今回はここまで
>>144私は必修じゃなかったんですけど。武道/ダンス以外は全部選択でした。

ちなみに深見(放送)以外全員野球経験ナシっていうのは>>10で書いてある通りです

深見『9番 キャッチャー 志熊さん』

理科(打)「よろしくお願いします」

星奈(投)「いくよー」

幸村(一走)「ランナースタート」

星奈(投)「えっ」

麻衣(二審)「セーフ」

星奈(投)「えっ」

くりむ(一)「ちょっと待って」

朝比奈(二)「確かにいつでもスタートできるとは言いましたけど」

杉崎(左)「そういうことなのか?」

真冬(ベンチ)「そういうことみたいですよ」

星奈(投)「えっ」

真冬(ベンチ)「というか、ランナーはベースを踏んでいなければならないとは」

深夏(ベンチ)「どこにも書いてないな」

星奈(投)「何なのよそのルール……」

知弦(右)「それだとランナーはいつでも好きに動いてよくて」

夜空(ベンチ)「守備側はそれに対して何もできないってことになるな」

真冬(ベンチ)「牽制球っていうのがありまして」

星奈(投)「牽制球?」

深夏(ベンチ)「ピッチャーはホーム以外のところにもボールを投げていいらしいぞ」

真冬(ベンチ)「牽制球を取った守備の選手が、ベースを踏んでないランナーにタッチすればアウトです」

星奈(投)「というと?」

真冬(ベンチ)「例えば星奈先輩が朝比奈さんに牽制球を投げて、朝比奈さんが幸村さんにタッチして」

深夏「幸村がベース踏んでなかったらアウトだな」

星奈(投)「先言いなさいよ!」

今回はここまで

無死三塁

理科(打)「バッターはそのままですか?」

深夏(ベンチ)「そのままだな」

理科(打)「了解です」

星奈(投)「それっ」

理科(打)「えいっ」←バント

朝比奈(二)「えっ」

星奈(投)「弱すぎない?」

長門(捕)「捕球した」

鶴屋(中)「一塁余裕っさ!」

長門(捕)「」一塁送球

くりむ(一)「タッチ!」

なの(一審)「アウト」

幸村(三走)「ホームイン」

Spring-Sun2-1くりむぞん

星奈(投)「……え?今何が起こったの?」

幸村(本塁到達)「理科どのがアウトになっている間に隙を突いてホームインしました」

知弦(右)「なるほど……こういうのもあるのね……」

朝比奈(二)「盲点でした……」

夜空(ベンチ)「実は私も気付いていなかったのだが」

星奈(投)「え?分かってないの私だけ?」

深夏(ベンチ)「要するに」

深夏(ベンチ)「バッターをアウトにしている間に三塁ランナーがホームインする」

深夏(ベンチ)「っていう作戦だな」

長門(捕)「わたしが打球を捕って一塁に投げた場合」

長門(捕)「ホームから一塁へ投げ、バッターにタッチして、それからホームに返球することになり」

長門(捕)「致命的なタイムロスが発生する」

くりむ(一)「その間に三塁ランナーがホームインしちゃおうっていう作戦」

星奈(投)「え?会長も分かってたの?」

くりむ(一)「うん」

キョン(ベンチ)「スクイズって言うらしいぞ」

杉崎(左)「対処法とかないのか?」

古泉(ベンチ)「そうですね……」

古泉(ベンチ)「とりあえず、ファーストとサードは少し前で守っておいて」

古泉(ベンチ)「捕ったらすぐキャッチャーに送球」

古泉(ベンチ)「といったところでしょうか」

星奈(投)「バッターアウトにするのになんでキャッチャーに投げるの?」

深夏(ベンチ)「バッターをアウトにしないといけないってルールは別に無いよな?」

星奈(投)「あれ?そうだっけ?」

知弦(右)「バッターをアウトにする前に三塁ランナーをアウトにしてもいいのよね」

古泉(ベンチ)「そういうことです」

夜空(ベンチ)「分かったか」

星奈(投)「分かったわよ、うるさいわね」

今回はここまで

一死走者無し

深見『1番 ピッチャー 涼宮さん』

星奈(投)「せいっ」

ハルヒ(打)「そいっ」ヒュン

ゆっこ(球審)「ストライーク」

ハルヒ(打)「あれ?空振りってストライクだっけ?」

ゆっこ(球審)「って書いてあった気がする」

なの(一審)「確認したところ空振りはストライクでした」

星奈(投)「次行くわよー」

星奈(投)「せいっ」

ハルヒ(打)「そいっ」ヒュン

みお(三審)「ファウル」

星奈(投)「せいっ」

ハルヒ(打)「そいっ」

なの(一審)「ファウル」

ハルヒ(打)「三振ね」

夜空(ベンチ)「続行だな」

ハルヒ(打)「へ?」

古泉(ベンチ)「ファウルは通常はストライクなんですが」

深夏(ベンチ)「2ストライクの後のファウルに限りストライクとしない」

真冬(ベンチ)「だそうです」

ハルヒ(打)「了解」

長門(捕)「ただしバントをしてファウルになった場合のみ無条件でストライクとする」

星奈(投)「面倒くさいわね……」

カウント0-2

星奈(投)「」ヒュン

ハルヒ(打)「せいっ」ガン

長門(捕)「……」

くりむ(一)「あれ?どしたの?」

ハルヒ(打)「今バットが有希のグローブに……」

長門(捕)「タッチ」

ゆっこ(球審)「アウト」

ハルヒ(打)「ちょっと待って!」

幸村(ベンチ)「バットとグローブがせっしょくした場合ですか」

真冬(ベンチ)「守備妨害もしくは打撃妨害と書いてあります」

知弦(右)「もしくは?」

ゆっこ(球審)「キャッチャーのグローブがホームベースの上に出ていれば、打撃妨害でバッターは一塁に進塁」

キョン(ベンチ)「出ていなければ守備妨害でバッターアウト」

マリア(三)「両方ともバッターに対するペナルティーだがよいのか?」

朝比奈(二)「いやバッターが一塁に進んだら守備側が不利になりますよ」

麻衣(二審)「ビデオ判定の結果」

なの(一審)「長門さんのグローブがホームベースの上に出ていたので」

ゆっこ(球審)「打撃妨害を認めます」

ハルヒ(打)「バッター涼宮は一塁に進みまーす」

長門(捕)「一塁送球」

くりむ(一)「へ?」キャッチ

ハルヒ(打)「……ちょっと待って安全進塁って何だっけ?」

深夏(ベンチ)「この場合はバッターに安全進塁1個だから」

夜空(ベンチ)「一塁まで安全進塁だな」

キョン(ベンチ)「で、ボールデッドだから守備側はアウトにすることはできない」

くりむ(一)「ボールデッド?」

真冬(ベンチ)「ボールを打ったり取ったりタッチしたりできるのがボールインプレイで」

みお(三審)「タイムとかでプレーが止まってるのがボールデッドです」

深夏(ベンチ)「今まで出てきたやつだとスリーアウトの攻守交代とかデッドボールとかホームランとかがボールデッドだな」

みお(三審)「あとファウルも」

くりむ(一)「で、打撃妨害はボールデッドなの?」

みお(三審)「ボールデッドです」

知弦(右)「てことは」

長門(捕)「アウトにできない?」

ゆっこ(球審)「いやアウトにできないのは安全進塁なら一緒なんだけど……」

みお(三審)「ボールインプレイのときはバッターは二塁狙ってもいいんだって」

夜空(ベンチ)「でも一塁過ぎてからタッチされたらアウトだろ?」

ハルヒ(打)「……とりあえずあたしはアウトなの?セーフなの?」

なの(一審)「セーフです」

ゆっこ(球審)「意義無し」

一死一塁

深見『2番 ショート 古泉くん』

星奈(投)「せいっ」

ゆっこ(球審)「ボール」

星奈(投)「せいっ」

ゆっこ(球審)「ボール」

星奈(投)「せいっ」

ゆっこ(球審)「ボール」

星奈(投)「せいっ」

ゆっこ(球審)「ボール、フォアボール」

深夏(ベンチ)「長門!ボール落としてるぞ!」

ハルヒ(一走)「ランナースタート!」

長門(捕)「……」

古泉(打)「フォアボールだから一塁行けるんですよね」ランナースタート

キョン(ベンチ)「ハルヒ!三塁行けるぞ!」

ハルヒ(一走)「了解!」二塁通過

長門(捕)「捕球した」

鶴屋(中)「長門さん!三塁!」

長門(捕)「」三塁送球

ハルヒ(一走)「滑り込み!」

マリア(三)「タッチ」

みお(三審)「アウト!」

みお(三審)「……でいいんだよね?」

知弦(右)「何が?」

みお(三審)「フォアボールの安全進塁が……」

知弦(右)「あー……」

ゆっこ(球審)「ただいまのプレーについて説明します」

くりむ(一)「なんか野球っぽい」

ゆっこ(球審)「フォアボールはボールインプレイです、さっきの打撃妨害と違ってボールデッドではありません」

ゆっこ(球審)「従って攻撃側守備側共に、いかなるプレーでも行うことができます」

ハルヒ(一走三塁アウト)「つまりあたしが二塁通り過ぎて三塁行くのもOKってこと?」

ゆっこ(球審)「OKです」

長門(捕)「それに対してわたしが三塁に送球したのも」

ゆっこ(球審)「OKです」

キョン(ベンチ)「で、ここで問題になってるのはハルヒの安全進塁なんだが」

ゆっこ(球審)「フォアボールは通常バッターに1個の安全進塁ですが」

ゆっこ(球審)「押し出されるランナーがいる場合はそのランナーにも安全進塁が認められます」

深夏(ベンチ)「つまり一塁ランナーの涼宮はバッターに押し出される形になるから」

ハルヒ(一走三塁アウト)「二塁まで安全進塁で行けるってことね」

ゆっこ(球審)「そういうことです」

鶴屋(中)「で、ハルにゃんはその二塁をオーバーランして三塁まで行ったわけだけど」

ゆっこ(球審)「この場合、二塁を通りすぎて三塁に向かった時点で」

ゆっこ(球審)「安 全 進 塁 は な く な り ま す !」

ハルヒ(一走三塁アウト)「ドユコト?」

ゆっこ(球審)「二塁に達するまでは安全進塁なのでアウトにできませんが」

ゆっこ(球審)「三塁に向かった時点で安全進塁ではなくなるので」

ゆっこ(球審)「守備側はアウトにすることができます」

知弦(右)「つまり涼宮さんは二塁で止まってれば安全進塁でセーフだったんだけど」

ハルヒ(一走三塁アウト)「三塁狙った時点で普通の進塁と同じになるってことね」

マリア(三)「当然ベースを踏んでいないときにタッチされればアウトだな」

古泉(打者一塁到達)「……ということは、僕は安全進塁の範囲ですから」

ゆっこ(球審)「アウトにすることはできません」

くりむ(一)「大体分かりました」

星奈(投)「説明ありがとうございました」

みお(三審)「改めて、ランナーアウト」

ハルヒ(一走三塁アウト)「了解です」

今回はここまで

二死一塁

深見『3番 サード キョンくん』

星奈(投)「せいっ」

キョン(打)「とっ」カーン

古泉(一走)「ランナースタート」

長門(捕)「朝比奈みくる。捕球」

朝比奈(二)「わかってます」

古泉(一走)転倒

朝比奈(二)「あれ?ボールどこですか?」

麻衣(二審)「セーフ」

古泉(一走二塁到達)「途中でボールにつまずいてしまいましたが」

古泉(一走二塁到達)「なんとかセーフになりました」

くりむ(一)「あのボール捕れたら二塁でフォースアウトだったね」

朝比奈(二)「そうですね」

深夏(ベンチ)「さっき守備妨害って出てきたじゃんか」

知弦(右)「そうね」

深夏(ベンチ)「もしかしてこれ守備妨害なんじゃないかって思うんだが」

理科(ベンチ)「ありそうですね……」

鶴屋(中)「ちょっと調べてみてくれるかな?」

深夏(ベンチ)「了解っさ」

深夏(ベンチ)「調査結果」

深夏(ベンチ)「内野の選手より手前でランナーがボールに当たったときは、守備妨害になる」

知弦(右)「内野の選手より手前?」

深夏(ベンチ)「朝比奈とか小鳩が守ってる位置より手前ってことだ」

真冬(ベンチ)「二塁ベースの前か後ろかは関係ないってことです」

朝比奈(二)「えっと、私が守ってたのは大体この辺で」

古泉(一走二塁到達)「僕が走ってたのはそれより前ですから」

夜空(ベンチ)「守備妨害だな」

ゆっこ(球審)「というわけで」

なの(一審)「アウト」

キョン(打走一塁到達)「え?俺?」

なの(一審)「守備妨害ってバッターアウトですよね?」

夜空(ベンチ)「そうなのか?」

杉崎(左)「古泉が妨害したんだから古泉がアウトだと思うんだが」

深夏(ベンチ)「古泉がアウトだな」パラパラ

なの(一審)「了解です」

麻衣(二審)「じゃあ古泉アウト」

古泉(一走二塁到達)「いずれにしろスリーアウトですが」

深見『2回の裏、くりむぞんの攻撃は』

深見『7番 ピッチャー 柏崎さん』

星奈(打)「ランナーいなかったっけ?」

深夏(中)「確か朝比奈が二塁で」

ハルヒ(投)「鶴屋さんが一塁よね」

鶴屋(ベンチ)「あたしは一塁なの?」

なの(一審)「確か一塁に着く前に長門さんがアウトになったんですよね」

小鷹(右)「じゃあバッターか?」

知弦(ベンチ)「2回以降の攻撃もランナーなしで始めろって書いてあるのだけど」

深夏(中)「え?」

ハルヒ(投)「そうなの?」

知弦(ベンチ)「そうらしいわよ」

なの(一審)「今までの議論は一体……」

鶴屋(ベンチ)「とんだ茶番っさ」

今回はここまで

生存報告

深見『2回の裏、くりむぞんの攻撃は』

深見『7番 ピッチャー 柏崎さん』

ハルヒ(投)「とおっ」

星奈(打)「そいっ」カン

ゆっこ(球審)「デッドボール」←自打球

ハルヒ(投)「え?今当たった?」

星奈(打)「足に当たったのよ」

ハルヒ(投)「でもあたしが投げたのはストライクゾーンだったわよ?」

星奈(打)「打ってから当たったのよ!」

朝比奈(ベンチ)「残念ですが」

マリア(ベンチ)「ファールだな」

星奈(打)「え?」

朝比奈(ベンチ)「ピッチャーが投げた球が直接体に当たったらデッドボールですが」

マリア(ベンチ)「バッターが打ってから当たったのはファールなのだ」

星奈(打)「了解しました」

夜空(一)「あわよくば打撃妨害取ろうと思っていたようだが残念だったな」

星奈(打)「思ってません」

ボールカウント 0ー1

ハルヒ(投)「せいっ」

星奈(打)「そいっ」カキーン

キョン(三)「高いっ」

真冬(二)「二塁越えました!」

くりむ(ベンチ)「ランナー一塁通過!」

夜空(一)「幸村!捕れ!」

夜空(一)「真冬!二塁入れ!」

真冬(二)「はいっ」

星奈(打走)「スライディング!」

※接触

真冬(二)「ひゃうっ」←転倒

麻衣(二審)「アウト。守備妨害」

星奈(打走)「え?走塁妨害じゃないの?」

真冬(二)「え?」

星奈(打走)「え?」

真冬(二)「えっと……」

星奈(打走)「えっと……」

麻衣(二審)「えっと、走塁妨害って何」

星奈(打走)「え?そういうルールなかったっけ?」

鶴屋(ベンチ)「走塁妨害あったにょろー!」

麻衣(二審)「内容は?」

鶴屋(ベンチ)「野手が走者の走塁を妨害したときは走塁妨害になりますって書いてあるっさ」

麻衣(二審)「それは分かってるけど」

鶴屋(ベンチ)「妨害されたランナーは、妨害が無かったと仮定して進んだと思われる塁まで安全進塁っさ」

麻衣(二審)「了解」

くりむ(ベンチ)「?」

知弦(ベンチ)「約1名分かってない人がいるみたいね」

くりむ(ベンチ)「いやみんな分かんないよね?」

真冬(二)「真冬は分かりました」

くりむ(ベンチ)「」

真冬(二)「ただ、今回の場合」

真冬(二)「守備妨害でもあると思うんですが……」

鶴屋(ベンチ)「そういえばそうだね……」パラパラ

鶴屋(ベンチ)「……野手が打球か送球の処理をしているかどうかだって」

真冬(二)「というと?」

長門(ベンチ)「野手がボールを持っているか、捕ろうとする動作をしていれば守備妨害」

長門(ベンチ)「そうでなければ走塁妨害」←これで合ってる?

真冬(二)「分かりました」

知弦(ベンチ)「今回のケースはどうだったかしら?」

理科(捕)「幸村くんの送球を捕ろうとしてたから守備妨害じゃないですか?」

杉崎(ベンチ)「いや幸村はボール捕ってなかった気がする」

ゆっこ(球審)「ビデオ判定お願いしまーす」

今回はここまで

ゆっこ(球審)「ビデオ判定の結果」

ゆっこ「幸村がボール捕る前に接触してたので」

ゆっこ(球審)「走塁妨害、安全進塁1個」

麻衣(二審)「どこまで安全進塁?」

ゆっこ(球審)「えっと……三塁?」

長門(ベンチ)「二塁」パラパラ

鶴屋(ベンチ)「星奈が二塁着いてなかったから二塁っさ」

ゆっこ(球審)「了解っさー」

深見『8番 ショート 羽瀬川小鳩さん』

星奈(二走)「ランナースタート!」

ハルヒ(投)「三塁牽制!」

キョン(三)「」キャッチ

星奈(二走)「滑り込み」

みお(三審)「セーフ」

キョン(三)「今の何」

ハルヒ(投)「牽制球以外に何があるのよ」

キョン(三)「牽制球って何だっけ?」

ハルヒ(投)「さっき出てきたじゃない」

夜空(一)「ベース踏んでないランナーはタッチされればアウトってやつだな」

キョン(三)「それか」

深夏(中)「柏崎が三塁ベース踏む前にお前がタッチすればアウトだな」

ハルヒ(投)「あんたがもたもたしてるからセーフになっちゃったじゃないの」

理科(捕)「タッチしてればアウトでしたよね」

キョン(三)「なんかすまん」

今回はここまで

杉崎(ベンチ)「バッターそのままか?」

理科(捕)「バッターそのままです」

ハルヒ(投)「それじゃあ改めて」

星奈(三走)「ランナースタート!」

ハルヒ(投)「本塁牽制!」

小鳩(打)「せいっ」

ハルヒ(投)「!?」

なの(一審)「ファール」

星奈(三走)「これどうなるんだっけ?」

夜空(一)「ファールのときは全員戻る」

星奈(三走)「了解」

ハルヒ(打)「今の牽制球のつもりだったんだけど……」

深夏(中)「牽制球って打っていいのか?」

小鳩(打)「今の牽制球だったのか?」

ハルヒ(投)「本塁牽制って言ったじゃない」

三日月(一)「宣言すれば牽制なのか?」

深夏(中)「調査部隊出動!」

鶴屋(ベンチ)「さー!」

杉崎(ベンチ)「なんか凄い調査結果出たんだが」

ハルヒ(投)「何よ」

朝比奈(ベンチ)「投球するときのフォームっていうのが決まってるらしいです」

知弦(ベンチ)「あと牽制球のフォームも」

ハルヒ(投)「えっ、何それ」

知弦(ベンチ)「まず投球する時はピッチャープレートを踏んでいること」

ハルヒ(投)「ピッチャープレートってこの白いの?」

知弦(ベンチ)「そうね」

鶴屋(ベンチ)「それ踏んでから投球の動作を始めるって書いてあったっさ」

くりむ(ベンチ)「1回始めたら途中でやめたらだめなんだって」

ハルヒ(投)「了解」

杉崎(ベンチ)「あと体の前で一度ボールを静止させるとか」

マリア(ベンチ)「プレート踏んでない方の足をホームの方向に踏み出すとかもあるぞ」

ハルヒ(投)「なんか面倒くさいわね」

※細かいルールはよく分からないので各自調べて下さい

ハルヒ(投)「牽制球は?」

朝比奈(ベンチ)「基本的にプレート踏まないで投げれば何も問題ないそうです」

ハルヒ(投)「基本的にって何」

朝比奈(ベンチ)「プレート踏んで投げるときは投げる方向に足を踏み出さないといけないらしいです」

深夏(中)「てことはホームに投げるときはホーム方向に踏み出すのか?」

杉崎(ベンチ)「ホームに牽制するときはプレート踏んではいけないらしい」

ハルヒ(投)「ああもう面倒くさいわね!」

※細かいルールはよく分からないので各自調べて下さい

今回はここまで

理科(捕)「ビデオ判定の結果」

長門(ベンチ)「ピッチャーズプレートを踏んでいなかったので」

知弦(ベンチ)「牽制球とみなされます」

ゆっこ(球審)「バッターアウト」

小鳩(打)「」

夜空(一)「恐ろしいことに気付いたんだが」

星奈(三走)「何よ」

夜空(一)「今までの投球全部反則ってことにならないか?」

星奈(三走)「……」←攻撃側チームの投手

ハルヒ(投)「……」

朝比奈(ベンチ)「……えっと、ピッチャーの反則は」パラパラ

鶴屋(ベンチ)「バッターには1ボールを与え、全てのランナーに1個の安全進塁っさ」

星奈(三走)「……」

ハルヒ(投)「……」

くりむ(ベンチ)「どうする?」

星奈(三走)「次からでいいんじゃない?」

ハルヒ(投)「そうね、次から反則にしましょう」

今回はここまで

知弦(ベンチ)「ちょっとルールが違うみたいね」

ハルヒ(投)「ん?」

知弦(ベンチ)「三塁ランナーがホームに盗塁しようとしてるときに、バッターが守備妨害をした場合は」

くりむ(ベンチ)「三塁ランナーがアウトだって」

星奈(三走)「えっ」

麻衣(三審)「アウト」

星奈(三走)「えっ」

ゆっこ(球審)「ちなみにバッターはセーフです」

ハルヒ(投)「了解でーす」

星奈(三走)「……え?本当にアウトなの?」

夜空(一)「いいからさっさと消えろ」

ちょっとルール間違えてたっぽいので訂正的に投下しときます

ハルヒ(投)「カウントは」

理科(捕)「0─0です」

ハルヒ(投)「了解」

ハルヒ(投)「せいっ」

小鳩(打)「とうっ」空振り

理科(捕)「あっ」落球

鶴屋(ベンチ)「小鳩ちゃん!一塁走るっさ!」

小鳩(打)「了解っさ」

深夏(中)「志熊!一塁に投げろ!」

理科(捕)「了解です!」一塁送球

夜空(一)「」キャッチ

なの(一審)「セーフ」

ゆっこ(球審)「ストライーク」

なの(一審)「……え?」

ゆっこ(球審)「……え?」

なの(一審)「えっと、小鳩さんが早かったからセーフですよね?」

ゆっこ(球審)「え?今空振りだったよね?」

くりむ(ベンチ)「なになにどしたの?」

※ボールカウント0─0です

今回はここまで

知弦(ベンチ)「バッターはボールを打ったときか安全進塁のとき以外は一塁に走ることができない」

朝比奈(ベンチ)「と書いてあります」

小鳩(打走)「了解した」

理科(捕)「ただし振り逃げっていうのがありまして」

長門(ベンチ)「一塁にランナーが無い場合もしくは2アウトの場合で」

星奈(ベンチ)「第3ストライクがワンバウンドの場合もしくはキャッチャーが落とした場合は」

杉崎(ベンチ)「バッターは一塁に走ってよし、ただしタッチされればアウト」

小鳩(打走)「……」

ハルヒ(投)「……」

くりむ(ベンチ)「……」

杉崎(ベンチ)「よく分かんないけどとりあえず次行こうか」

くりむ(ベンチ)「はーい」

1レス投下

ゆっこ(球審)「とりあえずストライクです」

ボールカウント0─1

ハルヒ(投)「せいっ」

小鳩(打)「とうっ」

理科(捕)「」キャッチ

ゆっこ(球審)「ストライーク」

理科(捕)「今バット当たりませんでした?」

ゆっこ(球審)「え?」

なの(一審)「ビデオ判定の結果」

みお(三審)「バット当たってました」

ゆっこ(球審)「バッターアウト」

星奈(ベンチ)「」パラパラ

鶴屋(ベンチ)「」ドーシタノサ?

知弦(ベンチ)「」コノヘンミテ

鶴屋(ベンチ)「」リョーカイッサー

真冬(二)「何してるんですか?」

杉崎(ベンチ)「ちょっと面白いの見つけたみたいです」

知弦(ベンチ)「投球がバットを擦るように接触しそのボールをキャッチャーが正しく捕球した場合」

長門(ベンチ)「バッターアウトではなくストライクとなる」

朝比奈(ベンチ)「ファウルチップっていうらしいです」

ゆっこ(球審)「つまりさっきのはこれに該当するからストライクと」

くりむ(ベンチ)「そういうこと」

ゆっこ(ベンチ)「ストライーク」

古泉(遊)「正しく捕球って何ですか?」

知弦(ベンチ)「……」パラパラ

長門(ベンチ)「……」

朝比奈(ベンチ)「……」

くりむ(ベンチ)「調査結果」

くりむ(ベンチ)「ファウルチップにおける正規の捕球とは」

朝比奈(ベンチ)「バットに当たったあとキャッチャーのミットか手に当たったボールを」

星奈(ベンチ)「地面に落とさずにキャッチした場合である」

マリア(ベンチ)「最初に当たった場所がミットか手であれば、その後どこに当たってもノーバンでキャッチすれば正規の捕球であり」

杉崎(ベンチ)「それ以外の頭や胸などに最初に当たった場合は認められない」

くりむ(ベンチ)「以上です」

知弦(ベンチ)「よくできました」ナデナデ

くりむ(ベンチ)「えへへ」

理科(捕)「いや会長さん何も説明してませんよね?」

くりむ(ベンチ)「調査結果」

くりむ(ベンチ)「ファウルチップにおける正規の捕球とは」

朝比奈(ベンチ)「バットに当たったあとキャッチャーのミットか手に当たったボールを」

星奈(ベンチ)「地面に落とさずにキャッチした場合である」

マリア(ベンチ)「最初に当たった場所がミットか手であれば、その後どこに当たってもノーバンでキャッチすれば正規の捕球であり」

杉崎(ベンチ)「それ以外の頭や胸などに最初に当たった場合は認められない」

くりむ(ベンチ)「以上です」

知弦(ベンチ)「よくできました」ナデナデ

くりむ(ベンチ)「えへへ」

理科(捕)「いや会長さん何も説明してませんよね?」

長門(ベンチ)「ちなみに正規の捕球でなかった場合はファウルとなる」

理科(捕)「了解でーす」

夜空(一)「で、今回はどうなんだ?」

ゆっこ(球審)「今回は最初に当たった場所が明らかにキャッチャーのミットであり」

ゆっこ(球審)「ノーバウンドで捕ったため」

ゆっこ(球審)「ファウルチップとなりストライクです」

ゆっこ(球審)「ストライーク」

ボールカウント0─2

今回はここまで

ハルヒ(投)「キャッチャーのミットか素手に当ててノーバウンドで取るってことは」

ハルヒ(投)「ヘルメットとかに当たったのは駄目ってこと?」

知弦(ベンチ)「そういうことになるわね」

理科(捕)「そういうのは普通にファールですよね」

ハルヒ(投)「了解」

鶴屋(ベンチ)「あとファールチップはボールインプレーだから」

真冬(二)「ランナーは走れるってことですよね」

鶴屋(ベンチ)「そういうことっさ」

くりむ(ベンチ)「?」

真冬(二)「さっきのフォアボール落球から三塁盗塁みたいのができるってことです」

くりむ(ベンチ)「なるほどね……分かってたけどね?分かんない人いるかもしれないから一応ね」

ゆっこ(球審)「カウント0─2だよね?」

麻衣(二審)「うん」

ハルヒ(投)「そいっ」

小鳩(打)「ふんっ」

ゆっこ(球審)「ストライーク」

理科(捕)「あっ」落球

小鳩(打)「ランナースタート!」

理科(捕)「え?」

ハルヒ(投)「理科!一塁!」

理科(捕)「え、えっと」

深夏(中)「さっさと拾って投げろ!」

理科(捕)「はい……」一塁送球

なの(一審)「セーフ」

理科(捕)「えっと……今の何ですか?」

古泉(遊)「振り逃げっていうのがありまして」

深夏(中)「一塁にランナーが無い場合もしくは2アウトの場合で」

夜空(一)「第3ストライクがワンバウンドの場合もしくはキャッチャーが落とした場合は」

真冬(二)「バッターは一塁に走ってよし、ただしタッチされればアウトです」

ハルヒ(投)「ってさっき自分で説明してたじゃん」

理科(捕)「そうでした……」

くりむ(ベンチ)「要するに」

くりむ(ベンチ)「今一塁にランナーいなくて」

くりむ(ベンチ)「3回目のストライクでキャッチャーが落としたから振り逃げできて」

くりむ(ベンチ)「理科か夜空が小鳩ちゃんにタッチしてればバッターアウトだけど」

くりむ(ベンチ)「先に一塁ベース踏んだからセーフってこと?」

マリア(ベンチ)「そういうことだな」

くりむ(ベンチ)「まあ分かってたけどね?分かんない人がいるといけないから一応」

理科(捕)「いや絶対分かってなかったですよね」

くりむ(ベンチ)「ボール投げ忘れた人に言われたくないんだけど」

今回はここまで

知弦(ベンチ)「1アウトでランナー1塁?」

ゆっこ(球審)「それでOKでーす」

深見『9番 サード 高山さん』

ハルヒ(投)「せいっ」

マリア(打)「そいっ」

夜空(一)「一塁越えた!」

くりむ(ベンチ)「小鳩ちゃん!走って!」

小鷹(右)「よし捕った」

真冬(二)「二塁お願いします!」

小鷹(右)「」二塁送球

真冬(二)「」タッチ

麻衣(二審)「セーフ」

真冬(二)「あれ?小鳩さんは?」

マリア(打走→二塁)「遅いから置いてきた」

小鳩(一走)「」

深夏(中)「こういうのってありなのか?」

マリア(打走→二塁)「なしなのか!?」

深夏(中)「いや知らんけど」

杉崎(ベンチ)「なしみたいだな」パラパラ

知弦(ベンチ)「先に出たランナーを追い越したら駄目らしいわね」

マリア(打走→二塁)「了解」一塁に戻る

長門(ベンチ)「高山マリア、アウト」

マリア(打走→二塁)「へ?」

朝比奈(ベンチ)「先に出たランナーを追い越した場合は、その時点でアウトです」

鶴屋(ベンチ)「タッチしなくてもアウトっさ」

マリア(打走→二塁)「……」

なの(一審)「アウトですからさっさとベンチ戻って下さい」

マリア(打走→二塁)「了解っさーーーー!!!!」

今回はここまで

夜空(一)「2アウト一塁か」

星奈(ベンチ)「9番まで終わったんだけど次どうすんの?」

杉崎(ベンチ)「1番に戻る」パラパラ

星奈(ベンチ)「了解」

深見『1番 ファースト 桜野さん』

くりむ(打)「えっと次私で合ってる?」

夜空(一)「合ってるからさっさと準備しろ」

ハルヒ(投)「せいっ」

くりむ(打)「そいっ」空振り

ゆっこ(球審)「ストライーク」

なの(一審)「今ピッチャーズプレート踏んでました?」

ハルヒ(投)「え?」

古泉(遊)「言われてみれば踏んでなかったような気が」

知弦(ベンチ)「確かピッチャーズプレート踏まないで投げたら反則だったわね」

ゆっこ(球審)「ビデオ判定お願いしまーす」

ゆっこ(球審)「ビデオ判定の結果」

ゆっこ(球審)「ピッチャーズプレートを踏んでいなかったので」

ゆっこ(球審)「えっと……何て言うんだっけ?」

長門(ベンチ)「ボーク」

ゆっこ(球審)「ボーーーーーク」

ハルヒ(投)「……で?」

ゆっこ(球審)「ん?」

ハルヒ(投)「ペナルティは?」

ゆっこ(球審)「ペナルティ?」

ハルヒ(投)「なんかあるでしょ」

鶴屋(ベンチ)「ランナーに安全進塁1個っさ」

小鳩(一走)「了解っさ」

くりむ(打)「バッターは?」

朝比奈(ベンチ)「そのままですね」

くりむ(打)「……」

今回はここまで

理科(捕)「ツーアウト二塁です」

ハルヒ(投)「せいっ」

くりむ(打)「そいっ」カン

小鳩(二走)「ランナースタート」

理科(捕)「古泉さん!」

古泉(遊)「捕りました」三塁送球

キョン(三)「」捕球

小鳩(二走)「」横から回り込んで触塁

みお(三審)「セーフ」

キョン(三)「今の何」

小鳩(二走→三塁)「穢れし肉体で我の体に触れるとは許さん、我は清らかなる身を守る義務が」

ゆっこ(球審)「要するにタッチされそうだったから逃げたんだよね?」

小鳩(二走→三塁)「はい」

深夏(中)「さっき一瞬だけ出てきたけど」

深夏(中)「コースアウトじゃないのか?」

小鳩(二走→三塁)「?」

知弦(ベンチ)「コースアウト?」

深夏(中)「桜野がやらかしてたやつ」

夜空(一)「結局調べないで終わったよな」

朝比奈(ベンチ)「ランナーは相手にタッチされるのをよけようとして」パラパラ

朝比奈(ベンチ)「2つのベースを結ぶ直線から3フィート以上離れてはいけない」パラパラ

朝比奈(ベンチ)「だそうです」

夜空(一)「この場合は二塁と三塁を結ぶ直線か?」

朝比奈(ベンチ)「だと思います」

星奈(ベンチ)「3フィートってどのくらい?」

長門(ベンチ)「91.44センチメートル」

キョン(三)「1メートル弱か」

みお(三審)「際どいね……」

なの(一審)「ビデオ判定しますか?」

みお(三審)「お願いします」

ゆっこ(球審)「ビデオ判定の結果」

ゆっこ(球審)「ランナーの羽瀬川小鳩選手が離れた距離は3フィート未満だったので」

ゆっこ(球審)「セーフとします」

ゆっこ(球審)「ツーアウトでランナーは一塁三塁で再開します」

キョン(三)「了解です」

今回はここまで

深見『2番 ライト 紅葉さん』

知弦(打)「お願いします」

ハルヒ(投)「えーっと……三塁が小鳩ちゃんで……一塁が会長さん?」

くりむ(一走)「そだよー」

ハルヒ(投)「了解」

ハルヒ(投)「それじゃ行くわよーそれっ」

知弦(打)「」スカ

ゆっこ(球審)「ボーーーーーク」

ハルヒ(投)「……え?」

ゆっこ(球審)「ボール持って胸の前で2秒以上静止してない」

ハルヒ(投)「そんなルールあったっけ?」

長門(ベンチ)「ある」

深夏(中)「あったな」

幸村(左)「ありましたね」

ハルヒ(投)「……ごめんなさい」

みお(三審)「ボークのペナルティーって何だっけ?」

知弦(打)「ランナーに安全進塁1個」

くりむ(一走)「てことは私が二塁まで進んで」

小鳩(三走)「我が……」

夜空(一)「ホームまで?」

鶴屋(ベンチ)「それで合ってるっさ」

知弦(打)「ホームに入ってきたってことは」

知弦(打)「チームくりむぞんに1点ね」

Spring-Sun2─2くりむぞん

ハルヒ(投)「え?」

夜空(一)「何がおかしいのだ」

くりむ(ベンチ)「ホームに入ってきたんだから1点入るに決まってんじゃん」

ハルヒ(投)「いやそれはそうだけどさ……」

ハルヒ(投)「ちょっと静止しなかっただけで1点入るの?」

夜空(一)「そうだ」

キョン(三)「静止しなかったのが悪い」

小鷹(右)「そういうルールだからな」

真儀瑠(観客)「今回は三塁ランナーがいたからこうなっただけで、一塁とか二塁だったら点は入らないからな」

ハルヒ(投)「真儀瑠先生ちょっと黙ってて」

真儀瑠(観客)「……」

今回はここまで

ハルヒ(投)「せいっ」

知弦(打)「そいっ」

ゆっこ(球審)「ボーク」

ゆっこ(球審)「ピッチャープレート踏んでなかった」

ハルヒ(投)「え?」

深夏(中)「2連続ボークか……」

夜空(一)「何なんだお前は」

ハルヒ(投)「ごめんなさい」

知弦(打)「ボークだからランナーが1つ進んで」

くりむ(ベンチ)「ランナーいないよ?」

知弦(打)「……」

ゆっこ(球審)「……」

杉崎(ベンチ)「……」パラパラ

杉崎(ベンチ)「……ボールらしいぞ」

長門(ベンチ)「走者がいない時の反則投球はボール」

ゆっこ(球審)「了解」

ゆっこ(球審)「ボーーールッッッ」

みお(三審)「ボールってそんな大声で宣告したっけ?」

ゆっこ(球審)「ボール」

理科(捕)「何も言わなかったような気がするんですが」

あとはボールデッドゾーンとインフィールドフライとノーゲームくらいか?

ハルヒ(投)「せいっ」

知弦(打)「とうっ」カキーン

長門(ベンチ)「一塁と二塁の間」

ハルヒ(投)「夜空!捕って!」

夜空(一)「よし追い付いた」キャッチ

ハルヒ(投)「そのまま一塁送球!」

夜空(一)「……」

ハルヒ(投)「……」

なの(一審)「セーフ」

夜空(一)「こういうときどうすればいいんだ……?」

ハルヒ(投)「あんたがボール持って一塁行けばいいんじゃないの?」

夜空(一)「間に合わないな」

深夏(中)「外野で見てたけどあれは間に合わないと思うぞ」

長門(ベンチ)「ベースカバーというものがある」パラパラ

ハルヒ(投)「ベースカバー?」

長門(ベンチ)「バッターが打球した後、そのボールを一塁手が取るときは」

長門(ベンチ)「ボールを捕っている間にピッチャーが一塁へ移動し」

長門(ベンチ)「一塁手からの送球を受けると良い」

夜空(一)「えっと……」

ハルヒ(投)「どういうこと?」

深夏(中)「要するに知弦さんがボール打って、夜空が取りそうだったら」

深夏(中)「取りに行ってる間にハルヒが一塁行けってことだ」

ハルヒ(投)「夜空はどうすんの?」

深夏(中)「夜空がボール捕る頃にはハルヒが一塁に着いてるはずだから」

深夏(中)「そこにボール投げればいいってことだろ」

ハルヒ(投)「ちょっとよく分かんない」

真冬(二)「要するにですね」

真冬(二)「一塁ベース踏むのは必ずしも一塁手じゃなくていいですよってことです」

真冬(二)「ピッチャーでも二塁手でもいいですよってことです」

幸村(左)「レフトでも?」

真冬(二)「多分無いと思いますけど一応OKですよね?」

長門(ベンチ)「問題ない」

ハルヒ(投)「えっと、ちょっと待って」

深夏(中)「どうした?」

ハルヒ(投)「ピッチャーって投げるときはピッチャープレート踏まないといけないのよね?」

キョン(三)「投げるときは、な」

鶴屋(ベンチ)「投げ終わったら好きに動いてOKっさ」

ハルヒ(投)「あれ?そうだっけ?」

長門(ベンチ)「間違いない」

二走の桜野が知らないうちにベンチに下がってたけど誰も気付いてないようなのでそのままやります

知弦(一走)「ツーアウトね」

杉崎(打)「了解」

深見『3番 レフト 杉崎くん』

ハルヒ(投)「せいっ」

杉崎(打)「」カキーン

鶴屋(ベンチ)「打ち上げた」

夜空(一)「ピッチャー頭上」

ハルヒ(投)「」キャッチ

ゆっこ(球審)「アウト」

長門(ベンチ)「」パラパラ

星奈(ベンチ)「」ドーシタノサ?

朝比奈(ベンチ)「」コノヘンミテ

星奈(ベンチ)「」リョーカイッサー

知弦(一走)「何してるんですか?」

くりむ(ベンチ)「ちょっと面白いの見つけたみたいです」

ハルヒ(投)「何なのよ……せっかくスリーアウト取ったのに」

ハルヒ(投)「ていうかすっごいデジャブなんだけど」

星奈(ベンチ)「インフィールドフライ」

星奈(ベンチ)「打者がフェアの打球を打ち上げ、内野手がノーバウンドで普通の首尾行為を行えば捕球できると審判が判断した場合」

星奈(ベンチ)「捕球の有無に関わらず打者に対してアウトが宣告される」

夜空(一)「貴様はその説明を自分で理解できたのか?」

星奈(ベンチ)「正直よく分かりません」

真冬(二)「要するに捕れる球を落としちゃ駄目ですよってことですか?」

鶴屋(ベンチ)「ダブルプレー防止ってことらしいっさ」

ハルヒ(投)「どゆこと?」

朝比奈(ベンチ)「普通に捕ってバッターアウトになるのをわざと落としてダブルプレー取ったら駄目ですよってことです」

長門(ベンチ)「そのためツーアウトのときは適用されない」

ハルヒ(投)「あー……うん……じゃあ今回は無しってことね」

長門(ベンチ)「そう」

ハルヒ(投)「そのうち出てくるわよ」

知弦(一走)「そんな気がするわね」

夜空(一)「ルールが適用されるかどうか調べて結局適用されなかったときは」

深夏(中)「そのうち適用できる事例が出てくるってか?」

夜空(一)「そうだな」

真冬(二)「要するに捕れる球を落としちゃ駄目ですよってことですか?」

鶴屋(ベンチ)「ダブルプレー防止ってことらしいっさ」

ハルヒ(投)「どゆこと?」

朝比奈(ベンチ)「普通に捕ってバッターアウトになるのをわざと落としてダブルプレー取ったら駄目ですよってことです」

長門(ベンチ)「そのためツーアウトのときは適用されない」

ハルヒ(投)「あー……うん……じゃあ今回は無しってことね」

長門(ベンチ)「そう」

星奈(ベンチ)「結局どういうこと?」

深夏(中)「大丈夫だ、あたしもよくわかってない」

ハルヒ(投)「そのうち出てくるわよ」

知弦(一走)「そんな気がするわね」

夜空(一)「ルールが適用されるかどうか調べて結局適用されなかったときは」

深夏(中)「そのうち適用できる事例が出てくるってか?」

夜空(一)「そうだな」

星奈(ベンチ)「じゃあそのうち出てきたらちゃんと説明しなさいよ」

知弦(一走)「今気付いたけどどっちにしろスリーアウトじゃない」

ハルヒ(投)「あ、本当だ」

マリア(ベンチ)「攻守交代なのだ」

交代完了

深見『3回の表、Spring-Sunの攻撃は』

深見『4番 センター 椎名深夏さん』

深夏(打)「今さらだけどこれ何回までやるんだ?」

星奈(投)「へ?」

深夏(打)「いやだから、攻撃権は何回ずつあるんだって話」

杉崎(左)「あー……そういえば調べてなかったな」

古泉(ベンチ)「9回です」

深夏(打)「了解」

ハルヒ(投)「9回か……意外と多いわね」

知弦(右)「終わるのかしら?」

      一二三四五六七八九十THE
Spring-Sun 02        271
くりむぞん 10        161

ハルヒ「ところであれ何?」

杉崎「あれって?」

ハルヒ「あの数字がいっぱい書いてあるやつ」

知弦「」パラパラ

知弦「得点板ね」

鶴屋「スコアボードとも言うらしいっさ」

星奈「てことは得点が書いてあんの?」

鶴屋「そうじゃないの?」

ハルヒ「とりあえず読み方教えなさい」

知弦「分かった」

知弦「まず左端に書いてあるのがチーム名」

ハルヒ「それは分かる」

知弦「上に書いてある漢数字が攻撃の回数」

知弦「その下に書いてあるのがその攻撃で取った点数」

ハルヒ「星奈分かった?」

星奈「全然」

深夏「要するに一って書いてあるとこの下に01って書いてあるから」

深夏「最初の攻撃はSpring-Sunが0点でくりむぞんが1点ってことだろ?」

知弦「そういうことね」

ハルヒ「深夏頭いいー」

星奈「右端のTHEってのは?」

鶴屋「Tが合計点、Hがヒット、Eがエラーっさ」

星奈「さっぱり分かりません」

キョン「いや合計点は分かるだろ」

長門「バッターが良い球を打って、一塁でセーフになったものがヒット」

長門「エラーは守備におけるミスプレイの回数」

星奈「要するにバッターがセーフになったらヒットってことね」

長門「相手のエラーとフォアボールはヒットではない」

星奈「……」

深夏「要するに、攻撃側が上手いプレーをしてセーフになったらヒットで」

深夏「エラーとフォアボールは相手のミスだからヒットじゃないってことだろ?」

星奈「深夏頭いいー」

深夏「これでも碧陽の2年生なんだが」

古泉「碧陽の2年生って頭いいんですか?」

深夏「さあ?」

深見(放送)『今回はみんな初めてなのでエラーは基本数えないことにしてます』

深見『落としたとかトンネルとかは全部ヒットにしてます』

ハルヒ「はーい」

杉崎「じゃあなんでエラーがあるんだ?」

深見『長門さんの打撃妨害と真冬さんの走塁妨害です』

朝比奈「あ、それもエラーなんですか」

ハルヒ「あたしの反則投球は?」

深見『ボークはエラーに入りません』

ハルヒ「りょうかーい」

真冬「みなさん一応言っときますけど」

真冬「勝敗は点数で決まるんですよね?ヒットとかエラーとか関係ないですよね?」

一同「……」

真冬「そういえばそうだったなって顔しないでください」

キョン「でも同点のときとかは関係あるんじゃないか?」

夜空「そういえばそうだな」

朝比奈「関係ありそうですね」

知弦「残念、延長戦ね」パラパラ

ハルヒ「へ?」

長門「9回まで終わって同点のときは、10回目の攻撃を行う」

長門「10回まで終わって同点なら11回」

星奈「それで十が書いてあるのね、あのスコアボード」

キョン「あ、本当だ」

深夏「でも十一はないんたがどうするんだ?」

知弦「写真が載ってたわよ」

    十十十十十     THE
    一二三四五
チームA          281
チームB          260

朝比奈「あの上の数字が変わるってことですか?」

知弦「そういうこと」

星奈「でもなんで15までなんだろ」

長門「高校野球では15回まで終わって同点なら引き分け」

長門「プロ野球なら12回」

小鷹「もしかして引き分け再試合ってやつか?」

長門「そう」

深夏「引き分け再試合か……なんか聞いたことあるぞ」

ハルヒ「……てことは、結局ヒットとエラーはなんなの?」

知弦「完全に関係ないみたいね」

古泉「PK戦みたいのはないんですか」

長門「ない」

くりむ「で、今日はどうするの?」

ハルヒ「どうするのって?」

くりむ「何回までやるの」

ハルヒ「決まるまで」

くりむ「へ?」

ハルヒ「だから、決着が着くまで永久延長!」

理科「ここって何時まで借りられるんでしたっけ」

鶴屋「5時までっさ」

ハルヒ「……」

古泉「永久延長は間違いなく無理でしょうね」

杉崎「9回まで終わるかどうかも怪しいんだが」

ハルヒ「9回にします。同点なら引き分けで延長なし」

キョン「了解」

深夏(打)「それじゃあ改めて」

深見『3回の表 Spring-Sunの攻撃は』

深見『4番 センター 椎名深夏さん』

深夏(打)「しまっていこーっ!」

星奈(投)「せいっ」

深夏(打)「」見逃し

ゆっこ(球審)「ボール」

理科(ベンチ)「大暴投じゃないですか」

ゆっこ(球審)「ボールどこいった?」

長門(捕)「客席」

深夏(打)「これボークじゃないのか?」

理科(ベンチ)「ボークではないですね」

古泉(ベンチ)「ボールが客席に入ったときの扱い書いてありました」パラパラ

深夏(中)「でかした」

古泉(ベンチ)「投球と打球と送球で違うみたいなんですが」

深夏(中)「投球で頼む」

夜空(ベンチ)「投球がそのまんま客席に入ったら」

夜空(ベンチ)「ランナーいないときは何もなし」

深夏(打)「……」

星奈(投)「……それだけ?」

夜空(ベンチ)「それだけだ」

ハルヒ(ベンチ)「なんかつまんないわね」

くりむ(一)「ちなみにランナーがいたときは?」

理科(ベンチ)「ランナーに安全進塁1個だそうです」

くりむ(一)「了解」

理科(ベンチ)「バッターが打球したときはバッターランナーになるので安全進塁1個」

理科(ベンチ)「野手の送球が客席に入ったときは全員に安全進塁2個」

理科(ベンチ)「この場合は投球時点ではなく野手の手からボールが離れた時点から起算する」

理科(ベンチ)「だそうです」

一同「……」

幸村(ベンチ)「引かれてます」

理科(ベンチ)「あれ……?」

星奈(投)「一度に全部言われても分かんないわよ」

知弦(右)「私も分からないわ」

理科(ベンチ)「知弦さんでも?」

知弦(右)「うん」

理科(ベンチ)「……」

小鷹(ベンチ)「まあそのうち出てくるだろ」

小鷹(ベンチ)「その時覚えよう」

調べ直したら>>115からの流れはフォースアウトらしいんですが
両チームともアピールがなかったのでこのまま続けます

あれ?投球がスタンドに入ったのにバッターが打球……なんかおかしいな……

ゆっこ(球審)「ボールカウント3-2」

理科(ベンチ)「フルカウントですね」

ゆっこ(球審)「え?」

理科(ベンチ)「3ボール2ストライクのことをフルカウントっていうらしいです」

ゆっこ(球審)「了解」

星奈(投)「せいっ」

深夏(打)「そいっ」空振り

ゆっこ(球審)「ストライーク」

長門(捕)「」後逸

理科(ベンチ)「大暴投じゃないですか」

夜空(ベンチ)「振り逃げあるぞ」

深夏(打)「」一塁通過

夜空(ベンチ)「深夏!二塁行け!」

長門(捕)「……」

ゆっこ(球審)「どったの?」

長門(捕)「ボールデッドゾーン」

ゆっこ(球審)「タイム!」

ゆっこ(球審)「えーただいまのプレーについて説明します」

くりむ(一)「なになにどしたの?」

ゆっこ(球審)「投球がスタンドに入ったのでボールデッドです」

くりむ(一)「あ、はい」

ハルヒ(ベンチ)「ランナーに安全進塁1個ね」

理科(ベンチ)「三振とフォアボールのときはバッターにも1個です」

ハルヒ(ベンチ)「え?」

理科(ベンチ)「バッターにも1個です……」

深夏(打)「ところであたしは既に二塁到達なんだが」

理科(ベンチ)「投球時点の塁から数えて安全進塁1個なので」

理科(ベンチ)「ホームから数えて1個」

知弦(右)「つまり一塁までってことね」

鶴屋(中)「ボールデッドだから一塁越えて進塁は駄目っさ」

深夏(打)「つまり一塁まで戻れと」

理科(ベンチ)「そういうことですね」

一死一塁

深見『5番 セカンド 椎名真冬さん』

ハルヒ(ベンチ)「しまっていこーっ!」

星奈(投)「いこーっ!」ヒュン

深夏(一走)「」ランナースタート

真冬(打)「」カキーン

小鳩(遊)「捕球完了」二塁送球

朝比奈(二)「」捕球→二塁触塁

麻衣(二審)「アウト」

くりむ(一)「一塁行けるよ!」

朝比奈(二)「へ?」

くりむ(一)「?」

真冬(打走)「」猛ダッシュ

なの(一審)「セーフ」

くりむ(一)「一塁にパスしてればアウトだったのに……」

朝比奈(二)「何言ってるんですか?」

くりむ(一)「みくるちゃんこそ何言ってんの?」

朝比奈(二)「いや、深夏さんアウトにしたじゃないですか」

くりむ(一)「だからその後一塁に投げてたら真冬ちゃんもアウトにできたよって」

朝比奈(二)「えっと……一回確認したいんですけど」

朝比奈(二)「同時に2人アウトにできるっていうルールはないですよね」

くりむ(一)「ないの?」

朝比奈(二)「あるんですか?」

理科(ベンチ)「ありますね」パラパラ

朝比奈(二)「……」

理科(ベンチ)「ダブルプレーっていうらしいです」

朝比奈(二)「……」

深見『6番 ファースト 三日月さん』

星奈(投)「せいっ」

夜空(打)「」カキーン

朝比奈(二)「」ゴロで捕球

くりむ(一)「一塁行けるよ!」

朝比奈(二)「えいっ」大暴投

くりむ(一)「……」

知弦(右)「……」

夜空(打走)「」

なの(一審)「セーフ」

麻衣(二審)「スタンド入った?」

なの(一審)「入りましたね」

ゆっこ(球審)「じゃあバッターランナーに安全進塁……何個だっけ?」

星奈(投)「1個じゃなかったっけ?」

理科(ベンチ)「野手が投げて入ったときは2個ですね」

星奈(投)「ごめんなさい」

真冬(一走→二塁)「ランナーはどうなんですか?」

理科(ベンチ)「ランナーも2個です」

真冬(一走→二塁)「了解です」

知弦(右)「野手が投げた時点から2個よね」

理科(ベンチ)「あっ」

ゆっこ(球審)「えっと……どゆこと?」

麻衣(二審)「朝比奈さんがボール投げたのと」

古泉(ベンチ)「真冬さんが二塁ベース踏んだのと」

鶴屋(中)「どっちが先かビデオ判定っさ」

ゆっこ(球審)「了解っさー」

ゆっこ(球審)「ビデオ判定の結果真冬ちゃんが先でした」

ゆっこ(球審)「従って真冬ちゃんは二塁から数えて安全進塁2個」

ゆっこ(球審)「つまりホームまでの安全進塁が与えられます」

真冬(一走→二塁)「でも三塁も踏まないとダメなんですよね」

ゆっこ(球審)「そうなの?」

理科(ベンチ)「そうらしいです」

ゆっこ(球審)「じゃあそういうことで」

キョン(ベンチ)「テイクツーベース」

ゆっこ(球審)「え?」

キョン(ベンチ)「審判のコール」

ゆっこ(球審)「……」

ゆっこ(球審)「テイクツーーーーーベーーーーースッ」

ハルヒ(ベンチ)「審判のくせに格好付けるのやめて」

真冬(一走)「ホームイン!」

Spring-Sun3─1くりむぞん

マリア(三)「三塁踏んでない」

真冬(一走→本塁)「え?」

みお(三審)「微妙に内側だった」

真冬(一走→本塁)「なんで言ってくれないんですか」

ゆっこ(球審)「こういうときってどうなるの?」

知弦(右)「あなた審判でしょう」

夜空(ベンチ)「自分で調べろ」

ゆっこ(球審)「はーい」

ゆっこ(球審)「調査結果」

ゆっこ(球審)「守備側がアピールプレイをすればアウト」

ハルヒ(ベンチ)「アピールプレイって何よ」

ゆっこ(球審)「ボールを持ってベースを踏む」

星奈(投)「みくるちゃん!」二塁送球

朝比奈(二)「はいっ」触塁

古泉(ベンチ)「普通に考えて三塁ベースでしょう」

朝比奈(二)「」三塁送球

マリア(三)「」捕球

みお(三審)「アウト」

理科(ベンチ)「アピールプレイはインプレイのときに行うって書いてありますけど」

みお(三審)「えっと……今インプレイだっけ?」

長門(捕)「スタンドに入ったのでボールデッド」

ゆっこ(球審)「……」

みお(三審)「……」

マリア(三)「……」

真冬(一走→本塁)「……」

ゆっこ(球審)「えっと、始めるとき何て言うんだっけ」

長門(捕)「プレイ」

ゆっこ(球審)「プレイ!!!」

星奈(投)「」三塁送球

マリア(三)「」捕球→触塁

みお(三審)「アウト」

真冬(一走→本塁)「ちなみに聞きますけど」

真冬(一走→本塁)「戻って踏み直すとかは無しなんですかね」

ハルヒ(ベンチ)「ホームベース踏んじゃったら駄目みたいね」

夜空(ベンチ)「正確には踏まなかったやつの次のベースを踏んだら駄目だな」

深夏(ベンチ)「ホーム踏まなかったら戻ってもいいらしいけど」

真冬(一走→本塁)「……」

ゆっこ(球審)「ついでに聞くけど点数は?」

キョン(ベンチ)「アウトになったので得点は取り消し」

キョン(ベンチ)「ついでにスリーアウト」

真冬(一走→本塁)「……」

Spring-Sun2─1くりむぞん

深見『3回の裏 くりむぞんの攻撃は』

深見『4番 キャッチャー 長門さん』

星奈(ベンチ)「しまっていこーっ!」

長門(打)「……」

ハルヒ(投)「せいっ」

長門(打)「」カキーン

ハルヒ(投)「真冬ちゃん捕って!」

ゆっこ(球審)「インフィールドフライ」

真冬(二)「あっ」落球

なの(一審)「セーフ」

ハルヒ(投)「インフィールドフライは?」

なの(一審)「……アウト」

鶴屋(ベンチ)「ランナーがいないときはインフィールドフライは無しっさ」

なの(一審)「そうなんですか?」

杉崎(ベンチ)「インフィールドフライが適用されるケース」

杉崎(ベンチ)「まず、ノーアウトもしくはワンアウトであること」

深夏(中)「ツーアウトのときは無しってのは確認したよな」

朝比奈(ベンチ)「あと、ランナーが一二塁もしくは満塁っていうのもあるらしいです」

くりむ(ベンチ)「なんで?」

朝比奈(ベンチ)「知りませんけど……」

長門(打走→一塁)「とりあえず今回はセーフ?」

朝比奈(ベンチ)「セーフです」

星奈(投)「異議なーし」

なの(一審)「セーフ」

深見『5番 セカンド 朝比奈さん』

鶴屋(ベンチ)「ノーアウト一塁っさ」

ゆっこ(球審)「インフィールドフライあるよー」

ハルヒ(投)「フラグ?」

真冬(二)「何のフラグですか」

ハルヒ(投)「インフィールドフライのフラグ」

夜空(一)「いいからさっさと投げろ」

ハルヒ(投)「せいっ」投球

長門(一走)「」ランナースタート

朝比奈(打)「それっ」

ゆっこ(球審)「インフィールドフライ」

長門(一走)「」帰塁

真冬(二)「」落球

長門(一走)「」ランナースタート

古泉(遊)「真冬さんっ」

真冬(二)「はいっ」送球

古泉(遊)「」キャッチ→触塁

麻衣(二審)「アウト」

夜空(一)「一塁行けるぞ!」

古泉(遊)「それっ」送球

夜空(一)「よしっ」捕球

なの(一審)「アウト」

ゆっこ(球審)「今気付いたんですけどこれってインフィールドフライでバッターアウトじゃないでしょうか!!!!!!」

夜空(一)「いきなりどうした」

理科(ベンチ)「今気付いたんですが」

理科(ベンチ)「ランナー一塁だからインフィールドフライ無しですよね」

ゆっこ(球審)「へ?」

理科(ベンチ)「」つ

ゆっこ(球審)「……」

ゆっこ(球審)「インフィールドフライ無しです」

理科(ベンチ)「あともう一つ言いたいんですけど」

理科(ベンチ)「長門さんにタッチしたとき」

理科(ベンチ)「ボール持ってる手と逆でしたよね」

真冬(二)「駄目なんですか?」

理科(ベンチ)「駄目らしいですよ」

真冬(二)「ごめんなさいです」

一応ビデオ判定しました

ゆっこ(球審)「えっと、長門さんのタッチアウトが無効なので長門さんはセーフ」

ゆっこ(球審)「朝比奈さんはアウト」

ゆっこ(球審)「ツーアウト二塁で再開します」

ハルヒ(投)「了解」

朝比奈(打走)「すいませーん」

朝比奈(打走)「三日月さん、一塁ベース踏んでなかった気がするんですが」

夜空(一)「へ?」

なの(一審)「言われてみれば足離れてた気が……」

夜空(一)「……」

ハルヒ(投)「ビデオ判定お願いしまーす」

※ビデオ判定の結果、セーフになりました

深見『6番 センター 鶴屋さん』

※朝比奈(一走)長門(二走)

ゆっこ(球審)「1アウト一二塁だから今度こそインフィールドフライあるよー」

ハルヒ(投)「了解ー」

長門(二走)「」ランナースタート

朝比奈(一走)「……」

鶴屋(打)「」打球

ゆっこ(球審)「インフィールドフライ」

深夏(中)「古泉取れ!」

古泉(遊)「了解!」

長門(二走)「」帰塁

朝比奈(一走)「……」動かず

長門(二走)「」ハーフウェイ

古泉(遊)「」落球

キョン(三)「古泉!三塁に送れ!」

古泉(遊)「」拾って三塁送球

キョン(三)「」捕球→触塁

みお(三審)「アウト」

キョン(三)「」二塁送球

真冬(二)「」触塁

麻衣(二審)「アウト」

朝比奈(一走)「……へ?」

古泉(遊)「ダブルプレーですよね?」

みお(三審)「えっと、長門さんと朝比奈さんは2人ともフォースなので」

みお(三審)「キョンが古泉からボールもらってベース踏んだので長門さんアウト」

麻衣(二審)「その後真冬が二塁ベース踏んだので朝比奈さんアウト」

長門(二走)「インフィールドフライは?」

みお(三審)「あっ」

麻衣(二審)「忘れてた」

真冬(二)「これどうなるんでしょう?」

ゆっこ(球審)「ただいまのプレーについて説明します」

ゆっこ(球審)「インフィールドフライなので落としてもバッターアウト」

ゆっこ(球審)「この時点で長門さん朝比奈さんはフォースではなくなります」

ゆっこ(球審)「したがってキョンが三塁ベース踏んでも長門さんはセーフ」

ゆっこ(球審)「真冬ちゃんが二塁ベース踏んでも朝比奈さんはセーフ」

ゆっこ(球審)「バッター鶴屋さんだけアウトになります」

知弦(ベンチ)「これがダブルプレー防止ってことね」

くりむ(ベンチ)「へ?」

知弦(ベンチ)「インフィールドフライなかったら確実に2人アウトだった」

くりむ(ベンチ)「……」

ハルヒ(投)「……」

星奈(ベンチ)「……」

長門(二走)「わたしが一塁と二塁の中間で構えたのは正解?」

夜空(一)「二塁で構えてればいいんじゃないか?」

知弦(ベンチ)「捕っても落としてもバッターアウトだからフォースにはならないのよね」

くりむ(ベンチ)「……」

ハルヒ(投)「……」

星奈(ベンチ)「……」

知弦(ベンチ)「よく分かってないメンバーは置いていきましょう」

古泉「そろそろ時間切れですね」

くりむ「ほえ?」

古泉「ここ借りられるの5時までですから」

長門「現在4時45分」

鶴屋「そろそろ片付け始めないと間に合わないっさ」

ハルヒ「えっと……5時になったら片付けじゃ駄目なの?」

知弦「5時までに撤収完了しないと駄目なのよ」

ハルヒ「……」

くりむ「……」

ゆっこ「えっと、2─1でSpring-Sunの勝ち」

長門「ノーゲーム」

ゆっこ「え?」

長門「最低限5回まで終わっていなければノーゲーム」

ゆっこ「……え?」

理科「試合成立の条件っていうのが書いてありますね」

理科「両チーム5回の攻撃が終わっていれば試合成立」

理科「終わっていなければノーゲームで記録なしです」

くりむ「記録なしってどういうこと?」

知弦「トーナメントなら次の日にもう1回」

真冬「ちなみに5回終わってた場合はそこまでの点数で勝敗決めちゃいます」

くりむ「正直よく分かんないけど」

ハルヒ「とりあえずノーゲーム?」

知弦「そうね」

ゆっこ(球審)「ノーゲーム!」

深見『ご覧の通り、Spring-Sun対くりむぞんの試合は、時間切れのためノーゲームとなりました』

おわり

参考記録
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