◆95歳男「日本統治よかった」発言で殴り殺される 韓国ネットでは「死んで当然」「正義の審判だ」
韓国で、95歳の韓国人男性が日本統治時代を「肯定」する発言をしたところ、
居合わせた男の怒りを買い、殴られて死亡するという事件が起こった。
「愛国心ゆえ」の犯行だと男は供述、韓国ネットユーザーなどからも擁護の声が上がる。
あまりにも惨い事件に、日本では驚きが広がっている。
■老人の杖を奪い、頭を何度も…
韓国紙「世界日報」によれば、事件が起こったのは2013年5月のことだ。
ソウルにある宗廟市民公園が、その現場となった。
同公園は観光スポットとして知られるとともに、近所に住む高齢者たちの憩いの場でもあり、
多くの人々が青空の下、囲碁や世間話を楽しんでいる。
被害者の朴さん(95)も、そうした輪に加わる一人だった。
そこにやってきたのが、黄被告(38)だ。
彼は大量に飲酒しており、すっかり酩酊していた。
この酔っ払いと朴さんが話すうち、その何気ない一言が黄被告の「逆鱗」に触れた。
「日本の植民地統治は、良いことだったとワシは思うよ」
朴さんがどのような点を「良い」と評価したのかはわからないが、
なにしろ朴さんは95歳、終戦の時点でもすでに27歳だ。
日本統治の実態、そしてその後の韓国現代史を目の当たりにしてきたわけで、
その発言には重みがあっただろう。
一方の黄被告は37歳、朴正煕時代すらほとんど記憶していない世代だ。
「なんだと!」
しかし、「愛国者」である黄被告は朴さんの発言に激怒した。
朴さんを蹴飛ばすと、その杖を奪い、怒りに任せて頭などを殴りまくった。
<続く>
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<続き>
「日本統治よかった」と発言した朴さんは頭蓋骨や脳などに重傷を負い、治療を受けたものの死亡した。
傷害致死罪で逮捕された黄被告は「泥酔しており心神耗弱状態だった」と主張したものの、
9月10日に懲役5年の判決を受けた。
■「日帝を称賛した時点でジジイは犯罪者だろ」
驚くことに、韓国内ではこの黄被告への擁護論が少なくない。
上述の世界日報からして「酒の勢いで愛国心の度が過ぎた」とやや同情的だが、
さらにネット上では、黄被告を「愛国青年」などと称し、
「そもそも日帝を称賛した時点でジジイは犯罪者だろ、殺されて当然」
「懲役刑?むしろ勲章モノじゃねえか」
「正義の審判だ!」
「裁判官は売国奴!」
などと殺人を正当化するコメントが記事に多数付けられている。
無論、「これが法治国家のやることか!韓国はいつから歴史観が違えば人を殺していい国になったんだ?」と嘆く声もあるが、
過激な意見の勢力が強い韓国ネット上では押され気味だ。
日本統治時代への評価をめぐっては韓国では近年一部の研究者から近代化の進展などを重視し部分的に評価する動きがある。
しかしこうした意見が反映された教科書が8月30日に検定を通過したところ、
国内世論が沸騰、政界も巻き込む大論争に発展するなど、今なお「タブー」視は根強い。
画像
J-CASTニュース 2013/9/13 18:26
http://www.j-cast.com/2013/09/13183859.html
http://www.j-cast.com/2013/09/13183859.html?p=2
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