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戦刃「♪♪♪」
『今日は放課後苗木君とデートしました。初めてのデートです。
苗木君はデートと思ってくれてないみたいだけど・・・気にしないよ!
電車で30分くらいのところにあるショッピングモールにいきました。
包丁かっこよかったなあ・・・
また苗木君とデートしたいです。』
戦刃「えへへ」
江ノ島「・・・はあ?」
戦刃「え、あ、じゅ、じゅんこちゃん??い、いつからそこに!?」
江ノ島「はあ・・・お姉ちゃんがその『苗木君との妄想デート日記』ってのを開いて鼻歌交じりでなにか書き出したあたりからかな」
戦刃「え、ええ!?みちゃったの!?だ、だれにもいわないでよ!特に苗木君とか!恥ずかしくておねえちゃん死んじゃうよ!」
江ノ島「本当に残念ね・・・まさかお姉ちゃんにそんなはっずかしい趣味があったなんて。しかも、妄想の癖に肝心の中身も残念じゃん(ペラ」
戦刃「あ、ああ!みないでええええ!だめえ!」
江ノ島「なによ・・・包丁かっこよかったって。妄想なんだからせめてもうちょっとは女の子っぽいことしないとダメじゃん」
江ノ島「・・・はあ。しかたないなあ、私様が一肌ぬいであげるよ」
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戦刃「ひ、一肌って・・・どうするつもりなの・・・?」
江ノ島「そんなの簡単じゃん!お姉ちゃんと苗木を本当にデートさせるんだよ(ニコッ」
戦刃「へ?い、いやいや!だ、大丈夫だよ!間に合ってるよ!」
江ノ島「いや間に合ってないよね?欠乏症の結果、こんなノートつけ始めたんだよね?(ペラペラ」
戦刃「やめてよ!みないでよおお!じゅんこちゃあああん!うう・・・」
江ノ島「まったく・・・じゃあ、お姉ちゃん、私様の言うこと聞く気になった?」
戦刃「・・・(ジーッムスーッ」
江ノ島「逆らうんだったらこれ、苗木の部屋の前においてきちゃうけど?」
戦刃「だめだめだめぇ!分かった、きくよ!お姉ちゃん、じゅんこちゃんの言うこときくよ!」
江ノ島「それでよろしい。うししし」
戦刃「で、どうするの一体?苗木君と本当にデートできるならうれしいけど・・・」
江ノ島「まあ、この私様に任せなさい!」
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数日後
江ノ島「ねえねえ苗木?今度の日曜日ひま?」
苗木「え?うん・・・特に予定はないかな」
江ノ島「じゃあさじゃあさ遊園地いかない?」
苗木「ゆ、遊園地ぃ?まさか江ノ島さんと?」
江ノ島「あー残念!ぶっぶー!実はおねえちゃんといってもらいたいんだよね」
苗木「戦刃さんと?でもまたどうして?」
江ノ島「実はさ、お姉ちゃんずっと前からこの遊園地行きたがってたんだよね」
江ノ島「で、私がモデルやってる雑誌のツテでペアチケットゲットしたから、姉妹水入らずで行こうと思ってたの」
江ノ島「でもさーその日いきなり撮影はいっちゃって。また後でにしようかなって思ったんだけど」
江ノ島「お姉ちゃんめちゃくちゃ楽しみにしててさー、これ延期とか言ったら妄想日記とか付け出しちゃうんじゃないかと思って」
苗木「妄想日記?」
江ノ島「で、誰かに代わりを頼もうと思ったんだけど、お姉ちゃんあまり友達いないし、軍人だしね」
江ノ島「その点苗木だったらお姉ちゃんになにかあっても大丈夫かなみたいな?」
苗木「えっと・・・じゃあつまり、遊園地で戦刃さんが暴れないように見張れってこと・・・?」
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江ノ島「・・・はあ?」
苗木「あれ?」
江ノ島「いや、まあ、別にいいわ。とりあえず、というわけで頼める?」
苗木「うん。ボクは別に構わないよ。でも・・・」
江ノ島「でも?」
苗木「戦刃さん、江ノ島さんと行くこと楽しみにしていただろうに、ボクなんかに変更になって大丈夫かな」
江ノ島「あーそれなら問題ナッシング!私から離せばお姉ちゃんすぐ言うこと聞くし」
江ノ島「それに、お姉ちゃん苗木のこと・・・」
苗木「ボクのこと?」
江ノ島「はあ・・・チッ・・・まあある意味似たもの同士かもね」
苗木「・・・?」
江ノ島「と・に・か・く!今度の日曜日、お姉ちゃんのこと頼んだからね!」
苗木「あ、うん」
江ノ島「集合は現地集合でいいよね?いざとなったらメールか電話でおねえちゃんに連絡とって」
苗木「え、あ、ボク、戦刃さんの連絡先しらないよ?」
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江ノ島「はあ?????」
苗木「いや、だって戦刃さんと連絡とる機会ないし・・・」
江ノ島「ああああああなにやってんだよおおおおあのお姉ちゃんはああああ残念すぎんだろがあああああ!!!」
苗木「ちょ、江ノ島さん?大丈夫?」
江ノ島「苗木も苗木だよおお!クラスメートだろーがああああああ!あああああああ!!!」
苗木「ひ、ひぇぇぇぇ!!!」
江ノ島「ハアハア・・・ご、ごめん、ちょっと取り乱しちゃった」
苗木「う、うん・・・あんまり『ちょっと』って感じじゃなかったけど・・・」
江ノ島「苗木の連絡先って私知ってるよね?」
苗木「うん。前聞かれたから教えたと思うよ。あれから特に変更はないから」
江ノ島「じゃあそれお姉ちゃんに教えて、苗木に連絡させるから!それでいいよね!?なあ?」
苗木「う、うん。お願いするよ」
江ノ島「お姉ちゃんのこと頼んだからね、苗木」
江ノ島「もし悲しませるようなことしたら、どうなるか分かってるよね?」
江ノ島「というわけで、じゃあね。日曜日、た・の・ん・だ・か・ら・ね!」
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戦刃(あ、じゅんこちゃんが帰ってきた)
戦刃(なんかお疲れって感じだけど・・・大丈夫かな・・・?)
戦刃「ま、まさか苗木君にへんなこととかされたんじゃ・・・」
江ノ島「お姉ちゃん、願望口から漏れてるから」
戦刃「え?あ?・・・お帰り・・・」
江ノ島「ただいま」
戦刃「で、どうだった・・・?もしかして失敗?やっぱり失敗?想定の範囲内だから大丈夫だよ?じゅんこちゃんのせいじゃないよ?」
江ノ島「誘ってきたよちゃんと」
戦刃「ふぇ・・・?」
江ノ島「今度の日曜日。この遊園地。集合は現地。はいチケット」
戦刃「へ・・・?えええええ?本当に?本当に?うそでしょ?本当なの?えへへへへへ」
江ノ島「あ、で苗木の連絡先教えるから、確認のメールしなよ」
戦刃「えへへへへへ」
江ノ島「ほら携帯出して。軍事用衛星電話じゃなくて、ちゃんと女の子っぽいスマホ買ったんだから使わなきゃ」
戦刃「うふふふふふふふ」
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江ノ島「・・・おーい。お姉ちゃん」
戦刃「うひひひひひひ」
江ノ島「・・・」
戦刃「えへへへへへへへへへ」
江ノ島「残念ってレベルじゃないよこれ・・・なんでこうなったのよ・・・」
江ノ島「ほら、とにかくメール送って、お礼とかさ色々することあるから!・・・おら!(バシッ」
戦刃「うっ・・・痛いよじゅんこちゃん!今もし軍人モードだったらじゅんこちゃんの右腕びっくりする方向に折れ曲がってたからね!」
江ノ島「さっきのお姉ちゃん、不二咲さんでも倒せたよきっと・・・」
江ノ島「そんなことよりメールだよメール!こういうのは第一印象が大事だからさ!」
戦刃「別に苗木君と私初対面じゃないよ?いっぱい話してるよ?」
江ノ島「いっぱい会話してんのは多分お姉ちゃんの頭の中だけの出来事だよ!」
戦刃「ええ~そんな~」
コンコン
戦刃「あれ?だれかきたよ?だれか呼んだのじゅんこちゃん?」
江ノ島「???あれ誰だろ・・・とりあえずでよっか。ハーイ、どちらさまですかー?」
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江ノ島「だれだれー?」
朝日奈「おーすっ!江ノ島ちゃん!戦刃ちゃん!ふふふふ!」
江ノ島「あれ?どうしたの朝日奈?」
朝日奈「実はさあ・・・私聞いちゃったんだよね!」
江ノ島&戦刃「!!!!」
朝日奈「さっきさー苗木の部屋の前通ったら、なんかデートの話みたいの聞こえてさ」
朝日奈「んで、今も戦刃ちゃんの部屋から・・・ふふふ聞こえるし」
江ノ島「・・・絶対防音になってるはずなのに・・・」
戦刃「朝日奈さん、恋の話になると超高校級の能力発揮するんだね・・・?」
戦刃「って、ていうか!そんなこと言ってる場合じゃないし!」
戦刃「えええええ!聞かれちゃったよ!どうしよ!どうしよ!じゅんこちゃああああんん!!!」
江ノ島「ちょ、落ち着きなってお姉ちゃん。別に朝日奈は言いふらそうとしてるわけじゃないんでしょ?」
朝日奈「にししし。とーぜん!あのさ、私にもなにか協力できることないかなって」
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戦刃「きょ、きょーりょく?」
朝日奈「うんうん!ほらさ、クラスメートがそういうことで悩んでいるんだったら助けるのが友達っしょ?」
戦刃「と、友達ぃ?(パアアアアアアアアッ」
朝日奈「あれ・・・?私なんかへんなこと言ったかな?」
江ノ島「それ以上やると朝日奈、あんたがお姉ちゃんのターゲットになっちゃうよ・・・」
江ノ島「まあでも確かに、ワタシ一人じゃちょっと荷が重いかもしれないしね」
江ノ島「朝日奈だったら女の子っぽいし、公平っぽいし、大丈夫かな」
朝日奈「じゃあ仲間になってOK?」
江ノ島「聞かれたからには仕方ないもんね」
朝日奈&江ノ島「戦刃ちゃん/お姉ちゃん、苗木とデート大作戦スタートおおおお!」
戦刃「うわっ。なんか二人ともすっごく意気投合してるよ?」
朝日奈「で、まずどうすんの?なにすればいい感じかな?」
戦刃「・・・むー・・・朝日奈さん、協力してくれるならその胸をちょっとぐらいわけてほしいk(バゴォ」
戦刃「痛いよじゅんこちゃん、軍人モードだったr」
江ノ島「はいはい。まずはメールかなメール!」
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朝日奈「まだ送ってないんだっけ?初メールだね!」
江ノ島「まずこれが大事になるわけです、OK?お姉ちゃん?わかってる?」
戦刃「うん、それくらい分かるよ、馬鹿にしすぎじゃないかな?」
朝日奈「じゃあまず戦刃ちゃんにメール書いてもらってそれを私たちが添削するってどうかな?」
江ノ島「いいじゃんそれ。じゃあ、お姉ちゃん、初メールにふさわしいのうちなよ」
戦刃「がんばってみるよ!」
30分後・・・・・
戦刃「できたよ!」
朝日奈&江ノ島「どれどれ」
初メール『苗木君!日曜日一緒に来てくれることになってありがとう!とってもうれしいよ!
わくわくして日曜日まで眠ることができるかどうかわかりません。
もし日曜日、苗木君が病気になったり天気が悪くなったりして、いけなくなったら多分死にます。
だってそんな世界生きててもしょうがないもんね。
私もフェンリルの一員として色々な人を殺してきたけど、その人たちがみせたどんなつらそうな苦悶の表情よりも、
日曜日にいけなくなった私の顔のほうが恐ろしい自信があります。つらくない死に方はちゃんと習っているから大丈夫です。心配しないでください』
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江ノ島「怖いよ!怖すぎるよ!引くよ!どん引きだよこれ!」
朝日奈「あわわわわわわ」
江ノ島「残念耐性がない朝日奈なんか白目むいちゃったじゃん!」
戦刃「でも私の率直な思いとか書いたんだけど・・・」
江ノ島「その思い重いよ!率直どころか卒倒だよ!こんなの受け取ったら!」
戦刃「ええ~」
江ノ島「あとなんだよこの過去!こんなの聞いたら無理だよ!通報だよ通報!」
江ノ島「反応に困るよ!フォローできないよ!さすがの苗木も『あはは。。。』ってなるよ!」
戦刃「じゃあどうすればいいの?」
江ノ島「・・・」
江ノ島「お姉ちゃんには任せてられないよ、私たちが文面考えるよ・・・おーい、朝日奈(ペチペチ」
朝日奈「・・・うーん・・・あれ・・・?わたし・・・」
戦刃「朝日奈さん・・・?」
朝日奈「ひぃぃぃいぃ!」
江ノ島「はいおちついてーゆっくり深呼吸してー」
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朝日奈「ハアハア・・・こわかった・・・」
戦刃「ごめんね、朝日奈さん・・・怖がらせるつもりは・・・」
朝日奈「う、うん!大丈夫だよ!戦刃ちゃんの想いが伝わってきたよ!」
戦刃「え?じゃあやっぱりこの文面で送って」
朝日奈「だめえええええ!!!!ハアハア・・・」
戦刃「うう・・・」
江ノ島「ってわけでさ朝日奈、私たちで文面考えたほうがいいかなって」
朝日奈「それに賛成だよ!」
江ノ島「ってなわけでお姉ちゃん、ちょっとまっててね」
戦刃「まあ二人に任せたほうがいいかもね・・・うん・・・」
・・・10分後
江ノ島「こんなんでよくない?」
朝日奈「うん、シンプルなほうがいいよね」
江ノ島「じゃあ送信するからね」
戦刃「おおせのままにだよ」
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離席するよ
帰ってくるよ
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苗木「ん?メールだ・・・」
苗木「知らないアドレスからだ」
メール『こんにちは、戦刃です。苗木君にメールするのはじめてだよね?
今度の日曜日、苗木君と遊園地いけることになってうれしいです。
ずっと前から行きたかったんだよ。
私きっとはしゃいじゃうと思うけど、あんまり変な目でみないでくれるとうれしいな。
苗木君も遊園地楽しんでくれるとうれしいです。
それでは日曜日、楽しみに待ってます。
あとそれから!お弁当作っていってもいいよね?がんばってつくります!』
苗木「戦刃さんかー。へへへ、なんだか戦刃さんかわいいなー」
苗木「遊園地楽しみになってきたぞ」
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江ノ島「まあとりあえず無難でしょ」
朝日奈「苗木もきっとよろこんでるよ!」
戦刃「そうかな、えへへ」
朝日奈「当日はちゃんとお弁当もつくんなきゃね!」
戦刃「r」
江ノ島「レーションはだめだからね?わかってるよね?」
戦刃「うう・・・はい・・・生きた蛇の輪切りとかでいいかな」
朝日奈「あわわわわわわ」
戦刃「首のとこ切れば、血液で水分補給できるんだよ」
戦刃「あとは皮をむいて食べれば美味しいよ」
戦刃「私は生でも食べられるけど、苗木君はまだ焼かないとだめだよねきっと」
江ノ島「・・・朝日奈起こさなきゃ(ペチペチ」
朝日奈「・・・あれ?」
戦刃「朝日奈さん・・・?」
朝日奈「ひぃぃぃぃぇぇぇぇ!!!!」
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朝日奈「ハアハア・・・」
江ノ島「それにしても、お姉ちゃんをこのまま苗木と二人きりにさせるのは怖いんだけど・・・」
朝日奈「う、うん。私もそんな気がする。なんかとんでもないことしちゃいそう」
戦刃「ひどいよ二人とも!」
朝日奈「どうしよっか江ノ島ちゃん・・・」
江ノ島「うーん・・・あ!そうだ!」
戦刃「???」
江ノ島「まあ、ちょっとまってなって。とってくるから」
朝日奈「うん?」
・・・
江ノ島「はいおまたせ!」
朝日奈「江ノ島ちゃん、それなに?」
江ノ島「へへーん。これは、超小型通信機だよ!」
江ノ島「これをお姉ちゃんの耳にセットして、遠くから私たちが指示をだす!」
朝日奈「なるほど!すごいねそれ!」
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江ノ島「よっと・・・(カチャカチャ」
江ノ島「よし!髪の毛に隠れてちょうどみえないし完璧じゃん!」
江ノ島「このイヤホンにはマイクも内蔵されてるから、そっちの会話も拾えるからね」
朝日奈「適切な指示だせまくりだね!」
戦刃「本当に大丈夫かな・・・?」
江ノ島「少なくともおねえちゃんが自分の考えで動くよりはうまくいくよ」
戦刃「うん、それはそうかもしれないけど」
朝日奈「このデート成功させたいんだよね!うまくいけば苗木と付き合えるかもしれないんだよ!」
戦刃「え?な、苗木君とお付き合い?え、えっとそれは・・・えへへへへへへへへ」
江ノ島「ちょ朝日奈、お姉ちゃんのスイッチ押すのやめてってば・・・」
朝日奈「あ、なんかごめん・・・」
江ノ島「でさ、やっぱりお姉ちゃんもかわいい格好しなきゃね!」
江ノ島「素材はこの私とおなじなんだからいくらでもかわいくなるっしょ!」
朝日奈「すごい自信だね江ノ島ちゃん」
江ノ島「じゃあ、ってことでお姉ちゃんかわいくしちゃおう計画発動ね!土曜日に服買いにいこっか!」
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江ノ島「まあ本当は私の服でもいいんだけどさ、それだとなんかイメージちがうじゃん?」
江ノ島「お姉ちゃんに似合う感じの服にしたほうがいいもんね!」
朝日奈「うんうん。ほうっておくと戦刃ちゃん、軍服とか来てデートにいっちゃいそうだし」
戦刃「じゃあ二人にお願いしていいのかな・・・?」
戦刃「土曜日でいいんだよね?」
朝日奈「うん!私も暇だから付き合うよ!」
江ノ島「まあ、お姉ちゃんは私たち二人に任せておけばいいってわけよ」
戦刃「ありがと・・・ふたりとも・・・私なんかのために」
江ノ島「はいはいよしよし」
朝日奈「よーし、絶対成功させるぞ!おー!」
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???「あらあら、面白いこと聞いてしまいましたわ。あの二人に教えて差し上げるべきですわねこれは」
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霧切「で、何の用かしら。部屋に呼び出して」
舞園「まさかセレスさん、私たち相手になにかギャンブルを」
セレス「ちがいますわ」
セレス「この情報は二人にとってもきっと有益なものになると思います」
セレス「ただそれを教えて差し上げようと思って」
舞園「むー。なんか裏を感じます。怪しいです」
霧切「ええそうね」
セレス「あら?知りたくないのなら別に構いませんのよ」
セレス「せっかく苗木君の『デート』について情報を得たというのに」
舞園&霧切「!!!」
霧切「へ、へー。苗木君のデートね。ふ、ふん!でもあんなへたれ木君が女性を誘ってデートなんてできるわけないわ」
霧切「偽の情報を私たちに」
舞園「教えてください!!!!」
霧切「ちょ」
舞園「いくらですか!その情報いくらですか!?金ならぶっちゃけいくらでもあるんで払いますよ!アイドルなめないでもらえますか?」
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セレス「い、いえ、だれもなめてなんか・・・それにお金なんていりませんわ」
舞園「え?」
霧切「あらそうなの、てっきりあなたの夢のために資金供出を迫られるのかとおもったのだけれど」
セレス「そんな私を葉隠君と同じような目で見ないでくださいまし」
セレス「ただ単にこれをお二人に教えて差し上げたら面白いことになるかなとおもってのことなのですから」
霧切「で、それで・・・?」
舞園「なんなんですか、その苗木君のデ、デートって!どういうことなんですか?ありえないんですけど正直!」
霧切「私は別にそこまで知りたくはないのだけれど、舞園さんがやたらと知りたがっているから私からも頼んであげる」
セレス「はあ・・・このお二人もなんだか・・・」
セレス「苗木君は、どうしてかちょっと残念な女性に好かれるようですね・・・」
霧切「で、はやく教えなさい」
セレス「分かりましたわ。そのですね、かくかくしかじかで」
舞園&霧切「!!!!!!」
舞園「苗木君と戦刃さんがデート!?」
霧切「しかもそれをあの女子力高そうな二人がサポートって・・・これはちょっときついわね・・・」
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舞園「苗木君の恋人は、生涯の相手は、将来の伴侶は、初夜の相手は、この私のはずなんですよ!」
舞園「ああ、どうしましょう!」
霧切「いえ、あなたの言ってることも間違っているわ舞園さん。苗木君の」
セレス「二人とも茶番はやめてくださらないかしら?」
霧切「ごめんなさい・・・」
舞園「でも、本当にどうするんですか?」
舞園「このままだったら下手したら私たち友人代表の出し物とか二人の結婚式でやることに」
霧切「毎年子供の成長をしらせる年賀状とかきついわね・・・」
セレス「なんですのこの人たち・・・」
霧切「しかたないわね。わかったわ」
舞園「ど、どうするんですか!?」
霧切「デートを妨害するにきまってるじゃない」
舞園「なるほど!ナイスアイディアです!」
セレス「あらあらなんだか大変なことに・・・」
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