イャンクック 「旧沼地で人間を拾ったんだが」(1000)

クック 「どうしたものかね……」
メラルー 「何してんスかクックさん」
クック 「あぁ猫か。実は、沼地に植林作業に出たときに、こんなのを拾ったんだ」
メラルー 「こりゃ人間じゃねぇっスか」
クック 「あのままにしておいたら、コンガさんたちに食べられてしまうと思ってな」
メラルー 「それで持ってきちゃったんスか。何か文字が書いてあるっス」
クック 「読めるかい?」
メラルー 「捨て子みたいっスねぇ。森の神様に捧げるって書いてあるっス」

クック 「そうなのか……ヤマツカミ様はもっと奥に行かないとおられないのだが……」
メラルー 「最近は日照り続きで、人間達も苦労してるみたいっスよ」
クック 「しかし、それで子供を森に捨てるとは……」
メラルー 「ていのいい口減らしっスよ」
クック 「残酷なものだなぁ。子供に罪はないだろうに」
メラルー 「でもダンナ、どうせ大きくなればハンターになって襲い掛かってきやすぜ」
クック 「ふぅむ……」

メラルー 「今のうちにスパッと殺っておくのが、森のためにもなりやす」
クック 「(寝ている……)」
女児 「すぅー……すぅー……」
メラルー 「一ヶ月前も、ハンターにガルルガのアンちゃんが重症を負わされてるっス。迷うことはないっスよ」
クック 「しかし……」
メラルー 「ダンナが手を出しづらいってんなら、あっしがちょっくら、リオさんの巣に置いてきやしょうか?」
クック 「いや、この子は私が一時預かろう」
メラルー 「何ですってぃ?」

クック 「まだ子供だ。人間の里に置いてきてもいいが、また今度別の所に捨てられたりしたら大変だ」
メラルー 「ダンナ、将来後悔するかもしれませんぜ? 人間どもは凶暴でっせ」
クック 「私も何度かハンター達に狙われたことがある。確かにそうだが、だからと言って子供を殺していいことにはならんだろう」
メラルー 「それもそうですがぃ……ガルルガさんたちはなんて言うか」
クック 「私が説得するよ。とりあえず、私の巣まで運ぼう」
メラルー 「どうなっても知りませんぜ、ダンナ」

―クックの巣―

クック 「(ふぅ……ガルルガさんは随分と怒っていたな……)」
クック 「(無理もない。大事な尻尾を切られたのだから、怒りは分からんでもない……)」
クック 「(子供か……五、六歳ほどだろうか。こんな小さな子を森に捨てるとは)」
クック 「(人間達も、随分と切羽詰った暮らしをしているのだな……)」
女児 「ん……?」
クック 「(目を醒ました……)」
女児 「ひっ……きゃぁぁぁぁ!!」
クック 「クケェェェーッ!!」

クック 「(あぁびっくりした……人間は子供でも、超音波を出すのか……)」
女児 「ひぃぃ……」
クック 「(ひどく怯えている。私の顔が恐ろしいのだろうか)」
クック 「……怖がることはない。私はベジタリアンだ」
女児 「しゃべった……」

クック 「旧沼地に行ったら、君を見つけたんだ」
女児 「わたしを……連れてきてくれたの?」
クック 「ああ。あのままだと君は他の仲間たちに食べられていたかもしれなかったからな」
女児 「…………」
クック 「猫に君が握っていた紙を読んでもらったのだが、ここに捨てられたらしいね」
女児 「うん……」
クック 「事情はよく分からないが、里には戻れそうにもないかい?」

女児 「里にかえっても、だれもいないの……」
クック 「お父さんとお母さんは?」
女児 「三年前にしんじゃったの」
クック 「そうか……どうしてこんな森の奥に? ここは、ハンターでさえもあまり寄り付かない場所だというのに」
女児 「村で、はやり病がおこって……かぞくがいない私が、人柱になることになったの」
クック 「なんと身勝手な……こんな小さな子供を……」

女児 「でも、私、たいしてお屋敷でもやくにたたないし、仕方ないかなって……」
クック 「どんな理由であれ、命は無駄にしていいものじゃない。それに、ヤマツカミ様もベジタリアンだ」
女児 「そうなの?」
クック 「ああ。生贄なんて捧げても、何をすることはできないと思うが……」
女児 「…………」
クック 「(だいぶ酷い扱いを受けていたのだろうか……痩せているし、目には光がない……)」
クック 「(それに打撲の痕も見える……)」

クック 「人間には、あまりいい感情を持っていない仲間たちは多いだろうが、しばらくここにいるかい?」
女児 「え? ……いいの?」
クック 「里には戻れないのだろう? なら、仕方あるまい」
女児 「でも私、何もやくに立てないの……」
クック 「そんなことはやってみないと分からないだろう。子供は、あまりそういう心配をしないものだ」
女児 「…………」
クック 「ここには、今は私しか住んでいない。気兼ねはいらんよ」
女児 「…………」
クック 「それとも、里に戻るかい?」

女児 「うぅん…………やだ…………」
クック 「なら、怖がることはない。しばらくの間、ここにいるといい」
女児 「ほんとうに、わたしを食べないの?」
クック 「ああ。肉はどうも消化が悪くてね……こっちにおいで」
女児 「…………うん…………あっ」
クック 「大丈夫かい? (倒れてしまった……だいぶ疲れているようだ)」

女児 「うん……大丈夫。ごめんなさい……」
クック 「謝ることはないよ。そこに、柔らかい草が敷いてあるから、使うといい」
女児 「…………」
クック 「(警戒しているのか……私は、少し身を離した方がいいようだ)」

クック 「……眠ったようだな……」
クック 「……日が落ちたか。冷えてきたな……どれ……」
クック 「私の羽毛はだいぶ痛んでいるが、風除けくらいにはなるだろう」
女児 「すー……すー……」
クック 「…………久しぶりだな、こういうのは…………」

―朝―

女児 「……ふわぁ……」
女児 「ここ、どこ……?」
クック 「おはよう」
女児 「ひゃぁ!」
クック 「クケェ!」
女児 「びっくりしたの……」
クック 「私もびっくりしたよ。そんなに私の顔は怖いかな」

女児 「うん……でも、屋敷のご主人様たちの方が怖いよ」
クック 「…………お腹がすいているだろう? これでも食べなさい」
女児 「果物……と、カエル?」
クック 「人間の食べ物がよく分からなくてな」
女児 「カエルの食べ方はよくわからないの……」
クック 「そうなのか。トトスさんに聞いたら、持たせてくれたんだが……」

クック 「(結局カエルは食べなかったな……トトスさん、適当なことを……)」
女児 「ごちそうさまなの!」
クック 「だいぶ元気になってきたようだな。良かった」
女児 「こんなにおなかいっぱいたべたのは、はじめてなの」
クック 「人間も、私と同じようなものを食べているんだな。安心したよ」
女児 「ありがとう。おじさん、顔はこわいけど、やさしいね」
クック 「おじさん……か。人間にそう呼ばれるのも、何だか不思議な感じだ」

クック 「(数日経って、だいぶ血色もよくなってきた。少し出かけてもいいだろう)」
クック 「女児、ちょっと私は、ヤマツカミ様の所に行ってくるよ。留守番を頼めるかい?」
女児 「おじさん、出かけちゃうの?」
クック 「すぐに戻ってくるよ。そんなに心配そうな顔をしなくてもいい」
女児 「うん……いってらっしゃい」
クック 「行ってくる」

―旧密林―

クック 「(あれは……ガルルガさん!? 私を待っていたのか……)」
ガルルガ 「クック、お前まだ人間を匿ってるらしいなァ? 聞いたぜぇ、若い女だって?」
クック 「ガルルガさん……あァ、尻尾が治ったようで、良かったよ」
ガルルガ 「ンなこたぁどうでもいいんだよ。いいからとっとと俺に引き渡せやァ言ってんだ」
クック 「いきなりそんな……少し落ち着いて話をしようじゃないか」
ガルルガ 「馬鹿言うな! この背中の傷を見ろ。ここも、ここも、人間のハンターにつけられたんだぞ!」
クック 「…………」
ガルルガ 「人間が森にいるってだけで、疼いてしゃァねェ。クック! お前だって、家族を……」

ヤマツカミ 「騒がしいのぅ……こんな朝早くから、どうしたんじゃ」
クック 「ヤマツカミ様!!」
ガルルガ 「じじい! 聞いてくれよ。クックの野郎が、人間の子供を飼ってやがるんだ!!」
クック 「ガルルガさん!」
ヤマツカミ 「何じゃと? 人間を?」
ガルルガ 「俺はもう我慢できねェ。人間は野蛮で下品な生き物だ! 許せねェ!!」
ヤマツカミ 「まぁ待て。事情を聞かせてくれないか?」

ヤマツカミ 「ふむ……わしへの生贄とな。人間も馬鹿なことを考える……」
ガルルガ 「このままじゃ、子分たちへの示しがつかねェ。食い殺させてくれ!!」
クック 「そんな無体な。あの子は、人間の仲間からも虐められて、ここに捨てられたんだぞ!」
ガルルガ 「知ったこっちゃァねェんだよ! じゃあ何だ、お前、人間の味方になるってでも言うのか!」
クック 「違うそんなことは言ってない! しかし、あの子を食い殺したら、その人間と同じになってしまうだろう」
ヤマツカミ 「…………」

ガルルガ 「屁理屈言いやがって……とにかく、俺は反対だ。殺させろ!!」
ヤマツカミ 「まぁ待ちなさい、ガル」
ガルルガ 「何でだ!」
ヤマツカミ 「クックの言うとおり、人間だからといって殺していては、キリがない」
ガルルガ 「でも……」
ヤマツカミ 「森は広い。別段、子供一人が増えたからといって、困ることはないじゃろう」

ヤマツカミ 「将来、もしもわしらの敵になるようなことがあれば、その時に殺しても遅くはない」
クック 「ヤマツカミ様……!!」
ガノトトス 「僕もそう思うな」
クック 「トトスさん! 来ていたのか」
ガノトトス 「やぁ。話は聞かせてもらったよ。悪い子じゃないのならいいじゃないか。ガルルガ君も落ち着きたまえ」
ガルルガ 「……ちっ。優等生がしゃしゃり出てきやがって……むなくそ悪ィ。俺は帰るぜ」
クック 「ガルルガさん!!」

クック 「……気持ちは分からないでもないんだが……」
ヤマツカミ 「クック、お前の言葉だから、信用したんじゃぞ」
クック 「分かっています……」
ヤマツカミ 「今度、時間があればここに連れてくるがいい。わしも、少し興味があるでな」

ガノトトス 「ヤマツカミの爺さん、また寝ちゃったね」
クック 「トトスさん、わざわざ来てくれたのか……ありがとう」
ガノトトス 「どうってことないさ。散歩がてらちょっとね。僕にも、その子を紹介してくれないかな」
クック 「ああ。今、私の巣に置いているんだ」
ガノトトス 「可愛い子なのかい?」
クック 「人間のことはよく分からないが、素直な子だよ」
ガノトトス 「そうなのか。じゃあ、とっておきのカエルをお土産にしなきゃな」

―クックの巣―

クック 「ただいま」
女児 「おかえりなさい!」
クック 「うわっ。何だ、随分と綺麗になったな」
女児 「かたづけてみたの」
クック 「女児は器用だな。これは……私の寝床に、コケが……」
女児 「ねやすいと思って……」
クック 「ありがとう。最近足の関節がどうも痛くてね……」
ガノトトス 「こんにちは」
女児 「きゃぁぁぁあ!!」
クック 「クケェェー!!」
ガノトトス 「ギャォォォ!!」

ガノトトス 「びっくりしたよ。人間は高周波を出すんだね」
女児 「ごめんなさい……」
ガノトトス 「いやいや、いきなり顔を出した僕も悪かったよ」
クック 「こちらは旧砂漠の洞穴に住んでいる、水竜のトトスさんだ」
ガノトトス 「よろしく。これはお近づきのしるしの釣りカエルだ」
女児 「あ……ありがとう……」

ガノトトス 「へぇ。それでヤマツカミの爺さんへの、生贄に捧げられちゃったってわけだ」
女児 「うん……」
ガノトトス 「人間は酷いことをするねぇ。僕らでも同族を見捨てたりはしないのに」
女児 「しかたないの……私は、あんまりやくにたてないから……」
クック 「そんなことはないぞ。こんなに巣を綺麗にしてくれたじゃないか」
女児 「お屋敷のおそうじとかは、いつもやってたの……だから……」

ガノトトス 「それで、これからどうするんだい?」
クック 「ここにしばらく置いてみようと思うんだ。女児も、帰りたくはないんだろう?」
女児 「…………うん…………」
ガノトトス 「それもいいよ。たまに洞窟にも遊びに来てくれると嬉しいね」
女児 「私と友達になってくれるの?」
ガノトトス 「ああ。大歓迎さ。最近はみんな、密林の方に移住しちゃって寂しいんだ」

クック 「女児、良かったな」
女児 「よろしくね、トトスさん」
ガノトトス 「こちらこそ。それはそうと、クック。ガルルガ君はいいとして、もうじきドドの長が帰ってくるよ」
クック 「何だって? まだ修行中じゃなかったのかい」
ガノトトス 「少し前にフルフルさんがそう言っていたよ。ドドには、ちゃんと説明しなきゃいけないね」
クック 「そうだな……冗談が通じる奴ではないし……」

ガノトトス 「まぁ、今度フルフルさんに会って、一回彼女から話をしてもらうのも手かもね」
クック 「分かった。教えてくれてありがとう」
ガノトトス 「クックも、ちゃんと集会に出た方がいいよ。家族がその……あれから、出てないじゃないか」
クック 「…………うむ…………」
ガノトトス 「まだシャンロンのことを許せないのは分かるけど、彼も随分と気にしていたよ」
クック 「彼が許せないのではないよ。しかし、どうにも……割り切れない部分があってな」
ガノトトス 「…………クック…………」

クック 「いずれ、彼とはきちんと話をつける。集会にも、なるべく出るようにするよ」
ガノトトス 「無理はしなくていいからね。それじゃ、僕はそろそろ行くとするよ」
クック 「そうかい。今度女児と遊びに行くよ」
女児 「もう帰っちゃうの?」
ガノトトス 「ははっ。これから翠トトスとちょっと行くところがあるんだ」
クック 「何だ、デートかい。若いねぇ」
ガノトトス 「そんな大層なものじゃないよ。それじゃ、女児。また来るね」
女児 「うん!」

女児 「素敵な竜さんだね、トトスさん」
クック 「少し魚臭いが、いい奴だよ」
女児 「翠トトスさんって?」
クック 「旧密林の水竜家のお嬢様だ。あまり体が良くなくてな、トトスさんは毎日、翠に会いに行くんだ」
女児 「そうなんだ……」
クック 「さ、ご飯にしよう。綺麗になった巣の中で食べようか」
女児 「……うん!」

クック 「(しかし、ドドの長が戻ってくるとは……)」
クック 「(一昨日、緑コンガさんが、ふもとに出た時、ハンターに重症を負わされたと聞く……そのせいか……)」
クック 「(ハンター達の動きも、最近なりふり構わなくなってきた……)」
クック 「(緑コンガさんは、人間の落とし穴に突き落とされたところ、大量の爆弾で……)」
クック 「(事実だとしたら、酷い話だ)」
クック 「(彼女は気の毒だが……女児が目をつけられる前に、フルフルさんに相談に行かねば……)」

―夜―

女児 「うぅーん……うぅぅーん…………」
クック 「(酷くうなされている……怖い夢でも見ているんだろうか……)」
女児 「おとうさん……おかあさん……こわいよぉ……こわいよぉ……」
クック 「(両親の夢を見ているのか……)」
女児 「おおきな……おおきなかにがこっちにくるよぉ……」
クック 「!?」
女児 「おうちがこわされちゃうよ……こわいよぉ……」

クック 「(まさか、シェンガオレンが勝手に人の城を襲った時……この子の両親は……)」
クック 「(考えられる……あれも確か、三年ほど前のことだった……)」
クック 「(あれで怒った人間達に森は焼かれ……青クックと子クックたちは……)」

クック 「(……ドドの長が帰ってきたら、シェンの封印が解かれてしまうかもしれない……)」
クック 「(ギザミ一族も黙ってはいないだろう……)」
クック 「(…………)」

クック 「…………」
女児 「すぅー……すぅー……」
クック 「(落ち着いたか……)」
女児 「(ぎゅっ)」
クック 「…………」

―夜の森―

ガルルガ 「ちぃっ! くそ面白くもねぇぜ。クックの野郎……」
ナルガクルガ 「随分と荒れているじゃないか」
ガルルガ 「ビ……ッ! ビッグボスゥ!? ど、どうしてこんなところに……」
ナルガクルガ 「ヤマツカミ様と少し話したいことがあっただけだ。貴様に関係はない」
ガルルガ 「ちょ、ちょっと待ってくれ。あんた、クックの野郎が人間を飼ってるって話知ってるか?」
ナルガクルガ 「……何だと? 人間を?」

ガルルガ 「あ……ああ。少し前に旧沼地で拾ってきたとかでよ」
ナルガクルガ 「ヤマツカミ様にお話はしたのか?」
ガルルガ 「したけどよ……ほっとけって言われちまって……」
ナルガクルガ 「ふむ……」

ガルルガ 「なぁ、あんたから、もう一度言ってくれねぇか? 俺は人間の子供が、この森で暮らすなんて御免だぜ!!」
ナルガクルガ 「……ヤマツカミ様のお言葉は絶対だ。貴様ごときが意義を唱えていいことではない」
ガルルガ 「で……でもよォ……」

ナルガクルガ 「しかし……この時期に人間の子供とは、少々まずいな」
ガルルガ 「だろォ? 絶対まずいって!!」
ナルガクルガ 「ドドの長も戻ってくると聞く。シェンの封印を解く時に内部分裂していては……」

ガルルガ 「ビッグボスゥ、頼むよ。なんならよ、俺がちょいとクックの野郎を捻ってきても……」
ナルガクルガ 「たわけめ……貴様、仲間同士で争うつもりでいるのか?」
ガルルガ 「ちょっ……違うよ。誤解だよ。言葉の綾でさ……」

ナルガクルガ 「二度と私の前で、そんな馬鹿は口にしないことだな。仲間を襲うというなら……」
ガルルガ 「わぁーった! わぁーったよ!! ったく冗談も何も通じやしねぇ!!」
ナルガクルガ 「しかし気にはなるな……その件は、俺がクックと話をしよう。それでいいか?」

ガルルガ 「まぁ……あんたがそう言うなら……」
ナルガクルガ 「貴様は早く巣に戻るんだな。俺は、これから行くところがある」

ガルルガ 「……ちぃぃっ!! くそトラがァ! 偉そうにしやがって……」
ガルルガ 「ムカつくぜ! どいつもこいつもよォ!」
ガルルガ 「クソ……クソッ!!」
ガルルガ 「野郎どもがァ……俺がいつまでもほいほい言うこと聞いてると思うなよ……」
ガルルガ 「人間め……根絶やしにしてやらなきゃ気が済まねぇ……」
ガルルガ 「この、背中の傷の恨みは深いぜぇ……」

―クックの巣―

クック 「女児ー、女児ー! 出かけるぞー!」
女児 「準備できたよ。でも、どこにいくの?」
クック 「雪山の、フルフルさんに会いに行くんだ。だいぶ寒いから、私の羽の中に、ちゃんと隠れているんだぞ」
女児 「うん!」

クック 「それじゃ、行くとするか。背中には乗ったな……ん?」
女児 「おじさん、どうしたの……ひっ……!!」
ナルガクルガ 「…………」

女児 「きゃ……」
クック 「静かに! 叫ぶな!!」
女児 「ひ……ぅ…………」
クック 「……よぉし、いい子だ。そのまま、静かに息をつくんだ……」

クック 「これは……珍しい客だ」
ナルガクルガ 「久しぶりだなクック……三年前の、シュレイド城攻略作戦以来だな」
女児 「シュレイド城……?」
クック 「何の用だ? 私は、もうラオシャンロンに協力するつもりはない」

ナルガクルガ 「今更、お前にそんなことを頼みには来んよ。しかし……ふむ……人間臭いな……」
クック 「貴様……女児のことを、誰から聞いた!」

ナルガクルガ 「少しな……気になっただけだ」
クック 「どうするつもりだ……?」
ナルガクルガ 「そう構えるな。お前、俺と戦って勝てると思うのか?」
クック 「…………」

ナルガクルガ 「人間にやられた足の傷は、まだ治っていないんだろ?」
女児 「……!!」

ナルガクルガ 「ふふ……図星か。戦線にも復帰せずに、かの歴戦のイャンクックがご隠居……いい身分じゃあないか」
クック 「何が言いたい?」
ナルガクルガ 「いや、しかし落ちぶれたものだと思ってな」
クック 「…………」
ナルガクルガ 「かつて、ハンターに囲まれていた若き日の俺を、一匹で助けに来た男とは思えん腑抜けぶりよ」
クック 「昔の話だ」
ナルガクルガ 「ふっ……確かにな……」

このスレのクック先生はラオ級の体力
怒りリオ級の破壊力
ルーツ級の飛行能力
ゲリョス級の俊敏性を持ち合わせているはず!

>>228
ヒント:獅子は兎を狩るのにも全力を尽くす

>>233
クック「イァンw」

ナルガクルガ 「しかし、まさか人間を飼うほど腑抜けるとは、見損なったぞクック」
女児 「(びくっ)」
ナルガクルガ 「貴様……人間に対する憎しみは、あの日の恨みはどこに置いてきた。あの誓いは嘘だったのか!」

>>233
クック先生をそこらのライオンと一緒にしないでください><

クック 「なぁ、ナルガ。私は、時々思うんだ」
ナルガクルガ 「…………」
クック 「あの時、ラオシャンロンが総攻撃の命令を下したのは、分かる。しかし、そのせいで人間にも沢山の犠牲が出た」

ナルガクルガ 「あの時に、シャンロンがシェンガオレンを引き上げさせなければ、俺たちの勝利は確定していたはずだ」
クック 「そうだな……」
ナルガクルガ 「今でも悔いが残る。無駄な禍根を残すから、こんなことになる。人間の犠牲が何だ。奴らは俺たちの敵だ」
クック 「しかし、子供は子供だ」

ナルガクルガ 「…………」
クック 「私の子も、ちゃんと育っていればこの子くらいの年齢になっていた」
女児 「おじさん……」
クック 「そんな未来を、私は奪うことは出来ない。一人身のお前には、分からないだろうがな……」

ナルガクルガ 「…………ふん…………」
クック 「ナルガ、どうするつもりだ?」
ナルガクルガ 「……どうもこうも、俺はただ通りかかっただけだ。巣に帰るまでよ」
クック 「ナルガ…………」
ナルガクルガ 「クック、ドドが戻る前に、雪山へゆけ…………」

クック 「………………行ったか」
女児 「おじさん、子供が……」
クック 「どうした女児、何故泣いている?」
女児 「だって、人間が……私たちが……ひどいこと……」
クック 「女児が気に病むことはない。それに、あの時に家族を守れなかったのは、人のせいではない」
女児 「…………」
クック 「私自身の、弱さのせいなんだ……」

ティガの亜種がナルガとか勝手に思ってる

ナナホシュ砲

―雪山―

クック 「もうじき雪山だ。もっと深く羽毛の中に入りなさい」
女児 「うん……」
クック 「(先ほどの会話のことを気にしているんだろうか……口数が少ないな……)」
クック 「今日は雪が強いな。一旦地面に降りよう」

クック先生200匹くらい殺しちゃった
ごめんね

クック:先生
ガルルガ:DQN
ヤマツ:ベジタリアン
フルフル:♀
ナルガ:独身
トトス:優等生
猫:導入編にて友情出演
女児:かわいい



登場人物これくらいか?

>>257
ドドブランゴ:長

女児 「すごくさむいの……」
クック 「洞穴に入れば、気にならなくなる。頑張るんだ」
クック 「(しかし、毛皮も何も持たない、今の女児には辛いな……早いところ向かわねば……)」
クック 「(雪が強い……洞穴はどっちだ……)」

女児 「おじさん……」
クック 「どうした?」
女児 「足は大丈夫? 私は重くない?」

クック 「お前一人くらい、どうということはない。それに、ナルガはああ言っていたが、普通に暮らす分には問題ないよ」
女児 「そう……おじさんは、人間に酷いことをされたの?」
クック 「……私たちも、人間に対して、やってはいけないことをした。そこに種族に関係ない」
女児 「でも……私は人間だよ?」

クック 「…………」
女児 「どうして、それなのにこんなに、やさしくしてくれるの?」
クック 「……特に理由はないさ。お前は、私のことが嫌いかい?」

女児 「うぅん……里の人たちよりも、ずっと、ずっとおじさんのほうが優しいよ」
クック 「なら、それでいいさ。深く考えることはないよ」
女児 「でも……」

クック:先生
ガルルガ:DQN
ヤマツ:ベジタリアン
フルフル:♀
ナルガ:独身
トトス:優等生
猫:導入編にて友情出演
ドドブランゴ:長
緑コンガ(爆)
釣りカエル:極上
ラオシャンロン:過去形
シェンさん:過去形

女児:かわいい



これくらいか

キリン 「あら、クックのおじさま。珍しい! どうしてこんなところに?」
クック 「その声は、キリンちゃんか! 久しぶりだな」
キリン 「嬉しい! 私のこと、憶えていてくださったのね!」
クック 「忘れるわけがないだろう。いや、綺麗になった」
キリン 「もう、おじさまったら。お世辞がお上手なんだから」
女児 「ま……真っ白いお馬さん! きれい!!」

キリン 「……人間? おじさま、どうかなさったの? 人と一緒に来るなんて」
クック 「あぁ、この子は仲間達に、森に捨てられてな。身寄りもないし、私が引き取っているんだ」
キリン 「まぁ! 大変なのねぇ。私、人間をこんな近くで見るのは初めてよ」
女児 「こんにちは。きれいな体だね」
キリン 「うふふ、お世辞を言ったって何も出ないわよ」

クック 「この前見たときは、ちいさな子馬だったのに大きくなったなぁ」
キリン 「おじさまと会ったのは随分前のお話よ。大きくもなるわ」
クック 「ははっ。違いない」

キリン 「それにしても、これからもっと雪は強くなるわ。おじさま、こんな中、お散歩は危険よ」
クック 「そのようだな。いいところで会えた。実はフルフルさんの洞穴を探しているんだ」
キリン 「あら、私も今から行くところなの。おじさま、人間の子も、よろしかったらご一緒しない?」
クック 「それはありがたい」

キリン 「こっちよ。ねぇ、女児ちゃん。あなた毛皮は着ていないの?」
女児 「うん……服はこのワンピースしか持ってないの……」
キリン 「寒いんじゃないかしら? 人間ってみんなそうなの?」

オモロー


モンハン初心者だがイャンクックって喋るんだ

クック 「そういえば、少し経てば毛が生えてくるのかと思っていたが、そうではないようだな」
女児 「人間は、本当ならお洋服を着るんだけれど……」
キリン 「持ってないの? そのままじゃかわいそうよ、おじさま」
クック 「う……うむ。そうだな」

女児たんのワンピースの中身ははたして…フヒヒ

>>301
しゃべらない

キリン 「私のお家、この近くだから、体に巻くものを何かとってくるわ。ちょっと待ってて」
クック 「いいのか、キリンさん? わざわざそんな……」
キリン 「いいのよいいのよ。このくぼみに入っていて。雪を防げるわ」

クック 「…………行ってしまった。何だか気を使わせてしまったようで悪いな」
女児 「うう……寒い……」
クック 「雪が強くなってきた……もっと深く羽の中に入りなさい」
女児 「うん……(ぎゅ)」

キリン 「お待たせ、おじさま達。少し前にオオナヅチ君が脱皮した皮をもらったのよ。どうかしら?」
クック 「おお、これは珍しいな。いいのかい?」
キリン 「ええ。綺麗でしょう? 丸裸ではかわいそうだから。ほら、これを羽織って。畳んで体にかけて」
女児 「あ……ありがとう。わっ、軽いし……温かい」

女児モン進化~………モジャモンてなんでやねん☆

ドッ

キリン 「オオナヅチ君の皮は、保湿性も抜群よ。あなたもこれで、私みたいなふさふさのお肌になれるわ」
女児 「ありがとう、キリンさん! 大事にするね」
キリン 「うふふ、いいのよ。さ、洞窟までご一緒しましょう」

―フルフルの洞窟―

キリン 「ふぅ、ここまでくれば、ひとまず安心ね」
クック 「本当に助かった。キリンさん、ありがとう。女児も大丈夫か?」
女児 「うん。この皮のお陰で全然寒くないよ」
クック 「それは良かった。さて……フルフルさんは起きているか……」
キリン 「お婆ちゃーん。遊びに来たわよ~」

ナズチ「こ、これ…おぉぉ、おでの…皮…なんだな…キリンたんに、その…あ、あげるんだな………」


キリン「わぁ~キレイ♪ありがとう!ナズチ君^^」


ナズチ「フ、フヒヒwwwwwwwwww」

キリン 「あら? 返事がないわ。お留守かしら」
クック 「ふぅむ……眠っているだけなら嬉しいのだが……」
キリン 「もう少し奥に入ってみましょう」
女児 「あっ、あそこに何かいるよ」
クック 「む? 何だ、いるじゃないか。おーいフルフルさん、お邪魔してすまない。少し話をしたいことが……」

キリン 「お婆ちゃん!? どうしたの!」
フルフル 「…………その声は、キリンかい? すまないねぇ……出迎えができなくて」
キリン 「そんなことより……お婆ちゃん、足が血だらけじゃない!!」
クック 「やっ……! フルフルさん、どうしたんだ、その怪我は!!」
フルフル 「クック? やれやれ、今日はお客が沢山来る日だねぇ……」

ごめんよ・・・
さっきオレが狩ったせいで・・・

ペロ…………

クック 「足にバリスタの矢が刺さっている……ハンターにやられたのか?」
女児 「!!」
フルフル 「飛んでいる時にちょいとねェ。なぁに、これしきの傷、少し寝れば……」

>>351
お…おまえかああああああああぁああいああうわあぁぁぁぁああああああああああああああ

キリン 「お婆ちゃん! 待ってて。今矢を抜いてあげる!」
フルフル 「私も試してみたんだけどねぇ、途中で折れちまって、どうにも上手くいかんのよ」
キリン 「……くっ……うっ……駄目だわ。おじさま、抜いてあげられない?」

クック 「分かった。キリンさん、ちょっと脇に下がっていなさい」
女児 「おじさん、私がやるの」
クック 「女児? 待つんだ!」
フルフル 「……人間の臭いがするねェ。何だい? この婆の霜降りでも取りに来たかい?」
クック 「フルフルさん、ちょっと待ってくれ。その子は、私が拾った子で……」

女児 「ひどいけが……いたい? 今、矢を抜いてあげるから……」
フルフル 「…………」
女児 「血でぬるぬるする……これだ。う……っ、と」
フルフル 「……! …………」
女児 「抜けた……」

キリン 「女児ちゃん、この薬草を傷口に貼ってあげて」
女児 「うん。大丈夫……? 白い竜さん……」

フルフル 「まさか人間に治療される時が来るとはの……」
女児 「これでよし……と。あとは枯れ草で縛って……」
クック 「…………」
フルフル 「人間のお嬢ちゃん、悪いねェ」
女児 「ごめんなさい……ごめんなさい。人間が、こんなひどいこと……」
フルフル 「泣いてるのかい? あたしは目が見えんから、あんたの顔は見えないのよ。においを嗅がせておくれ」

女児 「うん。私はここだよ」
フルフル 「(ブフォー)何だい、オオナヅチのにおいがするね」
キリン 「お婆ちゃん、私が皮を少し分けてあげたの。だってこの子ったら、丸裸だったんだもの」
フルフル 「そうかいそうかい。キリンが言うなら、悪い人間ではなさそうだね」
女児 「私はハンターじゃないよ」
フルフル 「こんなちっぽけなハンターがいるもんかい。どれ……どっこいしょ。少し楽になってきたわ」

フルフル 「久しぶりねぇクック。ヤマツカミは元気かい」
クック 「ああ、元気だ。それより、その怪我は……」
フルフル 「矢も抜いてもらったし、しばらく動かなきゃあ大丈夫さ」
クック 「あなた程の方がどうして……?」
フルフル 「いや何、雪山でアイルーが迷子になっていてねェ。里に連れて行ったんだがね、少し近づきすぎちまったのよ」

クック 「敵意がない者を襲うとは……」
フルフル 「里の境界に降りたあたしが悪いのさ。そんなに責めるでないよ。人間も必死なんだろう」
クック 「しかし……」
フルフル 「それよりクックよ、事情くらい話してくれてもいいんじゃないかね?」
クック 「あ……ああ。実は……」

フルフル 「…………そうかいそうかい。人間に捨てられたのかい」
女児 「うん……でも、森の神様は、私のことは食べないって……」
フルフル 「そうだろうともよ。生贄なんて、ほんに馬鹿なことをするねぇ」

フルフルベビーも掘り出した後無責任にポイしてすんませんした!

女児 「お婆ちゃん、怪我は大丈夫? 血が止まらないよ……」
フルフル 「お婆ちゃんとな? はっは。人の子にそう呼ばれるとは驚きよ。なぁに、これくらいすぐ治る」
女児 「うん……(ぐす……)」
キリン 「女児ちゃん……」

騙されちゃだめだ騙されちゃだめだ騙されちゃだめだ騙されちゃだめだ騙されちゃだめだ騙されちゃだめだ

フルフルはケルビを丸呑みフルフルはケルビを丸呑みフルフルはケルビを丸呑みフルフルはケルビを丸呑み

フルフル 「どっこいしょ……と。今日はもう遅いわな。クックと女児、キリンも、泊まっていくがええ」
クック 「じゃあフルフルさん……」
フルフル 「傷口に薬草貼ってもらって、むざむざ見捨てたりはせんよ。ドドのじじいには、あたしから言うかいな」
クック 「フルフルさん、ありがとう……」
キリン 「良かったね、女児ちゃん」
女児 「うん……」

フルフル 「これでも食いな。ドス食い大マグロの干物だ。元気が出るよ」
女児 「お婆ちゃん……ありがとう。(むぐむぐ)おいしい!」
フルフル 「そうかいそうかい。こっちの方があったかいかんね。クックも、ボサーッと突っ立ってないで、はよおいで」
クック 「あ……ああ」

フルフル 「最近は色々ガタがきてねェ。婆は歳かもしれんわ」
キリン 「お婆ちゃんはまだまだ現役よ。お肌だって、みずみずしくてうらやましいわ」
フルフル 「はっは。小娘、お世辞言うても何も出やせんぞ?」

>>412トトスもアプケロス?丸呑みじゃねーかw

キリン 「女児ちゃん、私と一緒に寝ましょう。こっちにおいでなさい」
女児 「いいの? ……お姉ちゃん……?」
キリン 「ええ。ほら、ここに入って」
女児 「お姉ちゃんの体、ふわふわしてる……」
キリン 「ふふ……あなたのお肌はつるつるねぇ」

Gキリンなんて武器弾くぞwww

クック 「…………」
フルフル 「……どうした、クックよ。久方ぶりだというに」
クック 「フルフルさん、ラオシャンロンにその傷の件は、やはり……」
フルフル 「ああ。言わねばならんだろうねェ」
クック 「…………」
フルフル 「随分と入れ込むじゃぁないか。人間の子だろう?」

クック 「そうだ。確かにそうなんだが……」
フルフル 「残酷なことを言うようだがね、人間とあたしらは違うよ。そりゃ、今はいいかもしれんがね」
クック 「ラオシャンロンは、ギザミ一族やブランゴ一族の主張を聞くつもりなのだろうか」
フルフル 「だろうねぇ。そんな中で、人間の子供を囲うのは、あまり利口なこととは言えぬが、まぁ……」

クック 「…………」
フルフル 「子供に罪はなかろうの」
クック 「……フルフルさん……」

グラビとバサルは優しい親子なのだろうか

ほのぼのしていてほしいが果たして…

クック 「ナルガクルガが今朝方、私の巣に来たんだ。そのことを警告していった」
フルフル 「はっ! あの坊主がかい。態度ばかり偉くなりおってからに」
クック 「ふふ……その通りだな」

フルフル 「……クック、お前のためを思って言うが、あの子がもし、人間の群れに戻れるなら……」
クック 「…………」
フルフル 「そん時は、なるべく早めに戻しておやりよ」
クック 「…………ああ。いずれ、そうするつもりだよ」

すまん、ガルルガに傷を負わせたの俺だ。
装備が、欲しくて…。軽い気持ちだったんだ。

―深夜―

女児 「(眠れないや……)」
クック 「グガァ……グガァ……」
女児 「(おじさん寝ちゃった……お婆ちゃんも……)」
フルフル 「ブフゥ……ブフゥ……」
女児 「(お婆ちゃんの足、血が止まってない……いたそう……)」
女児 「(やくそうだけじゃ、きかないのかな……)」
フルフル 「グ……ウゥ……」
女児 「(うなされてる……やっぱりいたいんだ……」

女児 「(そうだ、人間の里なら、傷薬がある……)」
女児 「(里…………)」
キリン 「女児ちゃん、起きてる?」

>>455
なぜ命を絶たなかった
もういい貴様は優しすぎる!私が行こう

女児 「!? お姉ちゃん……」
キリン 「あのね、私、これから人間の里に忍び込んでこようと思うの」
女児 「……!!」

キリン 「きっと、おじさまもお婆ちゃんも反対すると思うけれど……お薬が必要よ。だから、黙って行かせて?」
女児 「私も……私もいく!」
キリン 「え? 女児ちゃんも……」

フルフルなのに…♀
ハァハァ///

女児 「私、道具やさんの場所、しってる」
キリン 「でも……」
女児 「おねがい、つれてって。お婆ちゃんのけが、治したい」
キリン 「…………うん、じゃあ一緒にいこう」

キリン 「オオナヅチ君の皮はね、裏返せば透明になって、身を隠せるの」
女児 「あ……本当。透明になった。ふしぎ……」
キリン 「里に近づいたら、それで私と女児ちゃんの体を隠してね」
女児 「うん」
クック 「ゴガァ……ゴ……ゴゴ……」
女児 「(おじさん、すぐもどるね)」

―雪山ふもとの里―

キリン 「……っ……雪が強いわ……女児ちゃん、私の首に、しっかりつかまっていて」
女児 「うん。きゃぁ!」
キリン 「こっちが近道なの! 振り落とされないようにね」
女児 「(す……すごい。こんなに高い崖なのに、かんたんに飛び降りちゃった……)」

キリン 「…………このへんでいいかしら。オオナヅチ君の皮で、私たちを覆ってくれる?」
女児 「(ごそごそ)よいしょ……これでいい?」
キリン 「ええ。これで、私たちの姿は外から見えないわ。急いで傷薬を、少しもらって帰りましょう」
女児 「…………うん…………」

キリン 「女児ちゃん、どうしたの? すごく震えてるみたい。寒い?」
女児 「……うぅん。だいじょうぶだよ。この道を、右に曲がれば、道具やさんの裏にでるの」
キリン 「人間が起きてるかもしれないから、慎重にいきましょう」
女児 「(ぎゅぅ……)盗んだりして、大丈夫かな……」
キリン 「私の毛をひと房置いていきましょう……ん? あれは、ハンターたちね……」

ガンランス 「あーあー。まだ夜の二時だぜ? 酒場も閉まってるし、最近は景気悪ィなぁ」
ヘビィ 「今日の収穫はこれだけか(ドサリ)」
ライト 「最近は飛竜も見かけなくなったからなァ。また三年前のシュレイド城みたいに、押し寄せてこねぇかな」

ガンランス 「ははっ違ェねぇ。大変だったけどよ、あの時は充実してたよなァ」
ヘビィ 「今日はもう休んで、明日火山の方に行ってみるか」
ハンマー 「…………(シャコ、シャコ)」
ガンランス 「まーたお前は、そんなに武器の手入れしても、強いモンスターなんて、最近そうそう出くわさねぇだろ~」

ハンマー 「……武器の手入れは、ハンターの初心だ。どんな相手にも、俺は全力で当たる。それが礼儀だ」
ヘビィ 「かぁ~ッ! カタいよ、いまどきはやらねぇぜぇ、そんなガッチガチのハンター思想」
ハンマー 「…………」
ライト 「そうそう、適当に弱い奴らを狩ってきて、今日明日の食い扶持確保する。それでいいじゃん」
ガンランス 「わざわざ強敵を求めてもキャッシュバックがねぇしなぁ。命が大事だぜぇ~」
ヘビィ 「タマあってのものだねってなァ」

キリン 「あれは……ヤオザミの子供……あんなに沢山……酷い……よってたかって……」
女児 「(ぶるぶる)」
キリン 「……傷薬をもらって、戻りましょう」
女児 「……うん……」

ナズチ「(キリンたん村に侵入なんて危ないお…ここはオイラが守って…フヒヒヒヒ)」
ビュクルルルン
ナズチ「皮を反対にするのンギモヂィィィイイイィ!」

キリン 「こっちね……女児ちゃん、ちょっとだけ取ってきてもらえるかしら。私の毛と交換にね」
女児 「高くて降りれないよ……」
キリン 「あぁ、ごめんなさい。今しゃがむわ」

ガンランス 「ンなことより酒だ酒。今日は俺ん家で飲もうぜ!!」
ヘビィ 「何だ、休まないのか?」
ガンランス 「うちのアイルーを、隣村まで走らせてよ。新鮮な地酒がたんまり手に入ってんだよ」
ライト 「おぉぉ! いいねぇ。是非預かりたいもんだ!」
ガンランス 「ハンマー! おめぇもどうだ?」
ハンマー 「…………俺は帰る」
ライト 「ちぃ、付き合いの悪い奴だぜ」

女児 「(見つかったら……でも、お婆ちゃんのお薬……)」
女児 「(こわい……)」
キリン 「頑張って、もうちょっとよ」
女児 「お姉ちゃんの毛を置いて、傷薬を……あっ!」
キリン 「女児ちゃん、オオナヅチ君の皮から出ちゃ駄目!」

ハンマー 「ん……? こんなところに、女の子……?」
ハンマー 「何をしているんだ……夜も遅いというのに……」

ランスは紳士ランスは紳士

ハンマーか…これはどっちに転ぶかわからんキャラだな…

女児 「(急いで戻らなきゃ……急いで……)」
キリン 「早く、私の背中に乗って。ハンターが気づいちゃったわ!」
女児 「(こわいよ……こわいよ……おじさん!!)」
キリン 「しっかり首につかまって。いくわよ!」
女児 「(でも、お薬はとれた……)」

ハンマー 「おい、こんな時間に何をしている?」
ハンマー 「(……誰もいない。気のせいか……?)」
ハンマー 「(ん? 道具屋のホロがめくれている……)」

ハンマー 「(何? これは、キリンのたてがみじゃないか……!!)」
ハンマー 「(こんな貴重品がどうして……?)」
ハンマー 「あの女の子……」

キリン 「はぁ……はぁ……危なかったわ……」
女児 「ひっく……ぐす……」
キリン 「よく頑張ったわ……泣かないで」
女児 「うん……お薬、持ってきたよ……」
キリン 「良かった。じゃあ、早くお婆ちゃんに塗ってあげましょう」
女児 「…………うん!」

―雪山―

キリン 「雪が強い……大吹雪になってきちゃった。前が見えないわ……」
女児 「うう……息ができない……」
キリン 「もうちょっとよ。もうちょっとだから、頑張って」

…………
>>477
>>519

×× 「グルルルルルル……」
キリン 「雪の中に、誰かがいるわ……こんなに大吹雪なのに……もしかして……!」
女児 「ひっ! 何かが、雪から沢山出てきた……!」

これはクシャルフラグ…?

ブランゴA 「キキ! 人間! 人間の臭いがプンプンする!」
ブランゴB 「人間臭いぞぉぉ~、そこのキリン、ちょっと止まれよぉぉ~」
ブランゴC 「ねーちゃん、ねーちゃん、ンな急ぐこともないやろ? わしらとちょいと話ィしてこうや」
キリン 「……ブランゴさんたち……!? わ、私急いでるから……」

ブランゴC 「邪険にするとためにならんでぇ~」
ブランゴB 「あんたぁ、何かいいモン持ってるなぁ? 俺らにも分けてくれよぉぉ~」
キリン 「か……囲まれた……」
女児 「お姉ちゃん……こわいよ……」

ドド 「……やめい……」
ブランゴ達 「キキィ!」
女児 「お猿さんたちが……土下座してる……」
女児 「ひっ……(おっきい……すごくおっきい、お猿さん……)」
女児 「(それに、長い牙……)」
ドド 「キリンの娘か……弟子どもの非礼は詫びよう……」
キリン 「ド……ドドブランゴ様…………」

ドド 「(くんくん)しかし臭うな……えげつない人間の臭いが……」
ドド 「貴様、何か隠しているな……」
キリン 「な……何も、そんなことは……」

女児にも落雷あたって終わるだろうが!!!!!!!

ここでティガさんだろ・・・

おっきい…////







ω

ドド 「隠すとためにならんぞ……」
ブランゴA 「キキ! そうだぞそうだぞ!!」
ブランゴB 「美味しい肉は分け合わなくっちゃなぁぁぁぁ~~」
女児 「(ビクッ)」

キリン 「あの……私、本当に先を急ぐんです……お話は、また今度……」
ドド 「無礼者が……わしを、雪山の主と知って、まだ隠し事をするか…………」
キリン 「あ……ぁ……ち、違うんです。でも、本当に……」

ドド 「何か隠れておるな……背中に乗せている……ちっぽけな、青臭い人間……その臭いだ……」
キリン 「逃げるわよ! しっかりつかまって!!」
ドド 「……くくっ……」

ポポ「にんげんのこ、いじめちゃだめ」

ガウシカ「ちょっと通りますよwwwwww」

キリン 「(ドガッ!!)きゃああ!!」
女児 「あうっ!!」
ブランゴD 「おとなしくしろ! 小娘!!」
ブランゴE 「長~、こいつ、やっぱり背中に人間乗せてやがったぁぁ~~!!」
ブランゴF 「キッキッキ!! 立て! 下衆な人間め!!」
女児 「いたい! いやぁああ!」

>>647
女児「ポポノタン!キラキラ」

>>647 そりゃぁボボだwww

>>655
違うだろ
ミスターポポだろ

キリン 「女児ちゃん! やめて、乱暴しないで……離して! あなたたち……!!」
ブランゴB 「おぉぉっとぉ、この人間どぉなってもいいのかぁぁ?」
キリン 「なっ……!」
女児 「いたい……いたいよぉ!!」
キリン 「離してあげて! 痛がって……(ドカ!) あうっ!」
ブランゴD 「てめぇは静かにしてろィ!!」

>>1から見てるけど、ホントに面白いな

ドド 「……やはり隠れておったか。オオナヅチの皮に包んでも、そのいやらしい臭いまでは隠せんよ……」
キリン 「ドドさま! その子は、人間だけど、とても優しい子で……」
ドド 「キリンの娘……貴様、人間に肩入れをするつもりか……?」
キリン 「でも……!!」

女児 「あ……あぁ……(ぶるぶる)」
ドド 「我らの縄張りに足を踏み入れた人間は、なんびとたりとも生かしては帰さん……」
キリン 「女児ちゃん! 逃げてぇぇ!」

ドド 「……震えているのか、ちっぽけな人間……」
女児 「ひ…………ひぃぃ……」
ドド 「いい表情だ……貴様達も、我らの民を蹂躙する時に、こういう気分なのだろうな……」
女児 「お……おじさん……助けて……」

ドド 「助けなどいらぬ。何故なら、汚された聖地は、貴様の血により洗い清められるからだ」
女児 「おじさん! 助けてぇぇ!」
ドド 「死ね、汚らわしい人間よ」
キリン 「やめてぇぇ!!」

ポポ「だめ、ブランゴ、そんなことしてはいけない」

>>694
可愛い

ドド 「グ……グアァァァ!!」
××× 「ギャォォォォオオ!!!」
女児 「ぅ……ぅぅぅ……」

ドスファンゴ「離れろ!!もうすぐ俺は祟り神になっちまう…!!」

支援ついでにIDちぇけ

キリン 「あれは……おじさま!? クックのおじさま!!」
ドド 「ぐあぁぁ! 目が……な……何奴だ!」
クック 「はぁ……はぁ……」
ドド 「貴様……イャンクック!? わしをドドブランゴと知っての狼藉か!!」
クック 「……女児はやらせん! やらせんぞドド!」

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

ドド 「血迷ったか……! たかが鳥風情が……主たるわしにたてつくとはな……」
ブランゴ達 「キキ! キィ!!」
クック 「くっ……囲まれた……」
ドド 「この強風と雪……鳥の貴様には辛かろう。いいのだぞ……飛んで逃げてもな……」

ブランゴA 「キィ! (ドンッ!)」
クック 「ぐああ!!」
ブランゴB 「キキ! (ドンッ!)」
クック 「うぐっ……ぐぅ……!」
ドド 「逃げられるものならな……」

キリン 「酷い……おじさまは足が悪いのに! それでも雪山の主なの! 多勢に無勢よ!!」
ドド 「小娘が……戦いとは勝ったもの勝ちよ……知ったような口を利くな!」
キリン 「(ビクッ!)」
ドド 「最後に立っている者が全てを得るのだ……正義も、宝も、なにもかもな……」

ブランゴD 「ボスゥ!! 捕まえましたぜ!!」
ブランゴF 「おとなしくしろぃぃ!」
クック 「ぐっ……サルどもめ! 離せ!!」

ちょっとブランゴたおしてきた!
http://imepita.jp/20090429/003940

>>746
足りねぇよwwww

ドド 「そのまま捕まえていろ……(ドガッ!!)」
クック 「がぁああ!」
キリン 「酷い……大勢で押さえつけて、雪玉を……!!」
女児 「おじさん! おじさん!!」
ブランゴC 「人間野郎は離れてなぁぁ~あとでゆっくり嬲り殺してやるからよぉぉぉ~」
女児 「おじさぁぁぁん!!」
クック 「女児……ぐぅ……! その子を……離せ!!」

         l;;llllll||lll从从WWWl||ll,,ツ从ツツノlイノ'彡ヽ
         イ从、从从从从从ll|| |リ从////ノノ彡;j
        jl从从从从;;;;;;;;;;;;从;;;;;/;;;;;;;;;、、、;;-ー、イ彡:}
       (ミミ;;ッ''"゙ ̄ '、::::゙`゙''ー、/"´:::  :::: |;;;;;彡|

        }ミミ;;;} :::  {:: ゙:::::、:::    :::ィ ,,:::: };;;;イ;;l
        jミミ;;;;} :::  ヽ::::ミヽ::  |  ノ  W::  |;;;;彡:|
          }ミ;;;;;;} ::: ヾ {:::::ミ ヽ j イ|从 ":::: };;;;;;彡{
         iミ゙;;;ノ::::::  \'、 }}: l||イ /,ィ;;、、-ーーヾ'ァ;;イ、
        {;;;;リ:レ彡"三三ミヽ,,リ{{,,ノ;;;;ィ≦==ミ'" |;;〉l.|

        l"';;;l ゙'''<<~(::) >>::)-ら::ィ'ー゙-゙,,彡゙  .:|;l"lリ
          |l ';;', ::: ー` ̄:::::::ミ}゙'~}彡ィ""´   .:::lリノ/
         l'、〈;', :::    :::::::t、,j iノ:::、::..    ..::::lー'/
   ,、,,,/|  ヽヽ,,', ::.、    :::::(゙゙(  ),、)、ヽ::.  イ ::::l_ノ
)ヽ"´   ''''"レl_ヽ,,,', ヾ'ー、:::;r'"`' ゙'';;""  ゙l|  ::j ::: |: l,,,,
         ゙''(,l ', l| リ {"ィr''''' ーー''ijツヽ  l| :" l  |',`ヽ,
  き 利 小   (l :'、 `',. 'l| |;;゙゙゙゙"""´ー、;;| ノ:  / /リヽ \
.  く  い 娘   Z::::ヽ '、 ゙'t;ヽ ` ´ ノ;;リ   ,r' //  |
  な. た  が   >; :::ヽ  ::ヽミニニニ彡'"  , '::::://  |
  ┃ ふ      フヽ ::\ : ミー―― "ノ , ':::: //:   |
  ┃ う       }ヽヽ :::::\::( ̄ ̄ ̄ /:::://:    |
  ┃ な      }| ヽヽ :::::`'-、竺;;ニィ'::://    |    l
  // 口     (: |  ヽ ヽ :::: ::::::...  :://     |    |
) ・・.  を     (  |  ヽ ヽ::  ::::::... //      リ.    |
つ、       r、{  |   ヽ ヽ   //      /     |

ドド 「そうはいかんな……わしに飛び掛ってきた、落とし前はつけさせてもらうぞ……」
クック 「くそ……厄介な相手に……見つかってしまった……」
ドド 「まずは、邪魔なその羽からもいで、今晩の遅い夕食にするとしようか……」
キリン 「やめてぇぇ! やめてください!! 私たちは仲間じゃ……」
ドド 「わしの縄張りに勝手に入る者は、全てわしの獲物だ……」
キリン 「そんな……そんな身勝手!!」

キリンは何で戦わんの?

ドド 「何か、文句があるのか…………」
キリン 「ひっ……」
ドド 「……やれ、お前達……」
ブランゴ達 「キキィ!!」
クック 「ぐああああ!!」
女児 「おじさん!! いやぁぁあ!」

フルフルのばっちゃが、皆仲良くせい言ってだ!!

×××× 「ふん……見ちゃいられねェな……おちおち寝てもいられねェ」
×××× 「兄者、どうするよ?」
×××× 「決まってんだろォ? 女とじじいだぜ? 選ぶまでもねェ」
×××× 「へへっ、そう来なくっちゃなァ!!」

ぶっちゃけドドンゴとかキリンの数倍しょぼいんだけど・・・

ハンマー「いやマジだってさっき幼女が(ry」
一同「^ ^;」

>>792
そんなにしょぼいかなあ
ttp://sappy-rx-78-2.cocolog-nifty.com/sappy/images/yujikaida001_thumb.jpg

ティガキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

クック 「ぐああああ!」
ドド 「……何だ……この臭いは……」
ティガ兄 「オラァ!! テメェらァァ! クックのおっさんから手ェ離せやァァ!!」
ティガ弟 「離さねェと、こいつが大変なことになるぜぇぇぇ? コルァァ!!」
ティガ兄 「放送できないようなこと色々しちゃうぞォォォォ!!!」
ブランゴG 「ボ……ボスゥ……」
ティガ弟 「仲間のお猿さんが真っ二つに噛み千切られる姿なんて、見たくねぇだろォォ!?」
ティガ兄 「なぁぁぁ? おじきぃぃ!」
ドド 「貴様ら……ティガレックス地獄兄弟……貴様らも、人間を庇うというのか……!?」

マリオ 「ふん……見ちゃいられねェな……おちおち寝てもいられねェ」
ルイージ 「兄者、どうするよ?」
マリオ 「決まってんだろォ? 女とじじいだぜ? 選ぶまでもねェ」
ルイージ 「へへっ、そう来なくっちゃなァ!!」

カッコいいなw

ティガ兄 「バァカ言うなィ。おじきぃ、帰ってくるなり縄張り宣言ってのは、ちょっと強引すぎやしねぇか?」
ティガ弟 「もうろくしてきてんじゃねぇか? ここは、俺たち地獄兄弟の縄張りだぜ……」
ドド 「…………」
ティガ兄 「オラ猿どもよぉぉ!! おっさん離せつってんだろぉがよぉ!!」
ティガ弟 「こいつがどうなってもいいってのかよぉぉぉ!!」
ティガ兄 「オラ゛オラ゛ァァ゛!!」
ティガ弟 「ヒャッハァァァァ゛!!!」

ドド 「……貴様ら、クックを離してやれ」
ブランゴ達 「キキィ!!」
クック 「う……ぐぅ……」
女児 「おじさん! おじさん! しっかりして!!」
クック 「じょ……女児……無事か……良かっ……た……」
ティガ兄 「へっへっへ。素直が一番だぜぇおじきぃ」
ティガ弟 「ここで、俺たち地獄兄弟を相手にするってんなら話は別だけどなぁ!!」
ドド 「貴様ら…………! ……まだここに居座っていたとは……」

クック 「ぐああああ!」
ドド 「……何だ……この臭いは……」
兄 「オラァ!! テメェらァァ! クックのおっさんから手ェ離せやァァ!!」
弟 「離さねェと、こいつが大変なことになるぜぇぇぇ? コルァァ!!」
兄 「放送できないようなこと色々しちゃうぞォォォォ!!!」
ブランゴG 「ボ……ボスゥ……」
弟 「仲間のお猿さんが真っ二つに噛み千切られる姿なんて、見たくねぇだろォォ!?」
ティガ兄 「なぁぁぁ? おじきぃぃ!」
ドド 「貴様ら……地獄兄弟(マリオブラザーズ)……貴様らも、人間を庇うというのか……!?」

すまん自重する

×××× 「ドドよ……その、人間の娘は、あたしが身柄を預かってるんよ……勝手は許さないよ」
ドド 「フルフル……!? 貴様まで出てくるか!!」
ティガ兄 「おせェぞババァ!!」
ティガ弟 「何ちんたらやってンだコルァァ!!」
フルフル 「ふん……あまり年寄りを急かすでないよ。ドド、帰還そうそう何だが、ここはあたしの顔を立てて引いてくれんかね?」
ドド 「……ぐぅぅ……!」
ティガ兄 「あん? やんのかゴルァ!!」
ティガ弟 「上等だァ゛かかってこいやァオルァァ゛!!」

ドド 「……この落とし前はつける……いずれ、必ずな……」
ティガ兄 「あ゛ぁぁ゛!? 今つけたらぁぁ!!」
ティガ弟 「逃げンのかコルァ!!」
フルフル 「やめな、お前達。ドド、恩に着るよ……」
ドド 「……ゆくぞ」
ブランゴ達 「キキィ!!」

女児 「おじさん! おじさぁぁん!!」
キリン 「おじさま! しっかりして!!」
クック 「ぐ……う……」
フルフル 「地獄兄弟、あたしの巣に、クックを運んでくれんかねェ。婆は少しくたびれた……」
ティガ兄 「あ……あァ。ババァの頼みじゃァ仕方ねぇな……」
ティガ弟 「何だァこのチビ人間? オラどけェ! 食っちまうぞ!!」
女児 「やだ……! やだぁぁ! おじさんを連れてかないで!!」

あぁこりゃ
ドドは最後理解して女児を庇って死ぬパターンのたち位置だ…

フルフル 「女児、落ちつくんよ。こいつらは、顔は怖いが、仲間を傷つけたりはせん」
キリン 「地獄兄弟さんたち……ありがとう……本当に、ありがとう……」
ティガ兄 「や……やめろよォ礼なんているかボケェ!」
ティガ弟 「お……俺たちは地獄の兄弟だぜェ! しょっぱい馴れ合いはいらねェんだよ!!」
キリン 「そ……そうなんですか……ごめんなさい……」
女児 「おじさん! うわぁぁぁん!!」
ティガ弟 「うわっうるせぇ! 兄者、こいつどうにかしてくれ!」
ティガ兄 「ちっ。弟者はおっさんくわえろ。おら、人間のガキ。俺の頭に乗れや」

ティガ可愛いなw

>>1
そろそろコイツが必要かい?

【次スレ】

やべぇマリオとルイージでしか脳内変換されない
自分の馬鹿・・・

女児 「おじさんは!? おじさんは大丈夫なの!?」
ティガ兄 「あーあー、話は洞窟に入ってからな」
キリン 「女児ちゃん、おじさまは気を失っているだけよ。大丈夫」
女児 「お姉ちゃん……うう……ぐす……」
フルフル 「ふぅ……まったく、苦労をかける……」

>>861
書き溜めがもうちょっとで終わるから、次スレはいいんじゃないかな
こんなに伸びるとは思ってなかった
続く終わりかたなんだけど、続きがまだ書けてなくて、みんなに申し訳ないね

―雪山、ドドブランゴの里―

ドド 「…………」
ブランゴA 「ボスゥ! フルフルのババァの言うことを、ほいほい聞くんですかぃ!?」
ブランゴB 「俺達ァ雪山の支配者だ! あんな腐れ饅頭なんて、全員で襲って……」
ドド 「ならぬ」
ブランゴ達 「(ビクッ)」
ドド 「フルフルは、ラオシャンロン、そしてヤマツカミと通じている。今、奴らを敵に回すのは得策ではない……」
ブランゴC 「でもボスゥ…………」

ドド 「心配するな……いずれ、わしらの天下が来る……時期を待たずとも、いずれな……」
ババコンガ 「ドド様! いつお戻りに!?」
ドド 「つい今しがただ。緑コンガが、重症を負ったそうだな……知らせを聞いてな……」
ババコンガ 「ああ! そうなのです! 人間の罠にかかって……不覚なことに……!」
ドド 「彼女の容態を見せてくれぬか……」
ババコンガ 「こちらです!」

ババコンガ 「緑コンガ……ドド様がお戻りになったぞ」
緑コンガ 「ドド様……」
ドド 「これは……なんというむごいことを……」
緑コンガ 「ご心配を……しかし、少し休めば、これしき……コンガの戦士として、これしきに屈するわけには……」
ドド 「……そうだな……」
緑コンガ 「治れば、また戦士として……戦うことができます……治れば……」
ドド 「ああ……そうだな……そうだな……」

ババコンガ 「ずっと、あんな調子でうわごとのように……」
ドド 「…………」
ババコンガ 「ドド様、妻は……」
ドド 「……残念だが、もう二度と戦士として戦うことはできないだろう」
ババコンガ 「ああっ! そんな……!!」
ドド 「……弟子たちよ、彼女の治療に当たれ……」
ブランゴ達 「キィィ!」
ババコンガ 「くそ……くそぉ!! 人間達め!!」

ババコンガ 「妻が……妻が何をしたっていうのだ! 子供も……生まれたばかりだというのに!!」
ドド 「……人間達には、しかるべき報復を与えねばなるまい……」
ババコンガ 「ドド様! 私めもお手伝い申し上げます!!」
ドド 「うむ。ラオシャンロンと、話に行かねばなるまい……」
ブランゴF 「ボ……ボス、客が来てますぜ……どうしても通せってきかねェんで……あ! コラ!」
ドド 「……こんな夜分に、何奴だ……」
ショウグンギザミ 「キシェ……シェッ……ドドよ…………帰還したのに…………挨拶もなしか…………?」

ババコンガ 「貴様……ギザミ一族! この聖地に何用だ!!」
ドド 「控えろ、コンガよ……」
ショウグンギザミ 「入らせて……もらったぞ…………夜分失礼とは……思ったがな……キシェッ……シェッ……シェッ」
ババコンガ 「(気味の悪い笑い方をする……忌まわしきギザミが……!)」
ショウグンギザミ 「お仲間が……下衆な……人間に…………殺されたとか……弔辞を……述べようと思って……な」
ババコンガ 「貴様! まだ……まだ我が妻は……!!」
ショウグンギザミ 「おや……まだ……息があった……のか……めでたいめでたい……シェッ……」

ババコンガ 「くっ……カニが……!」
ドド 「ショウグンよ、貴様がわざわざ尋ねてくるとは、どういった了見だ……?」
ショウグンギザミ 「いや……何。そろそろ……我が父の……封印を解く……ころかと思って……な」
ドド 「…………」
ショウグンギザミ 「そのために……戻って……きたんだろう……? シェッ……キシェッ……」
ドド 「……何を言いたい……?」
ショウグンギザミ 「いや……………………同じ…………ことを……考えて……いるのだろう……?」
ドド 「…………」
ショウグンギザミ 「ラオシャンロンの…………打倒を……な」

第二章に続きます

犬猿ではなく蟹猿の仲ってわけか

ギザミwwwキシェッwwwwシェッwwwシェッwww

ものすごく疲れた
完結しなくてごめんねみんな

乙。
面白かった!2章にも期待

乙(^ω^)
次章も楽しみ

書き溜めはここまでなんです
ここまでで原稿用紙100枚くらいなので、製作に二日程度かかりました
続きを書く体力がちゃんと残ってれば、近いうちにまたUPできると思います

こんなに伸びるとは夢にも思ってませんでした
もっと非難轟々かと思っていましたが、みなさんが優しくてよかったです
長時間、ありがとうございました

>>1
マリオとルイージにしてすまん

今日は自分の誕生日だったので、書いてみたわけです
また、書いたらここにスレを立てるので、その時はよろしくお願いします

>>962
お礼を言うのはこっちさ。おもしろすぎた
乙ー

2chブログ系の方々など、ご自由に使ってやってください
それでは、みなさん、明日は休みですね
良い夢を見てください

おやすみなさい

>>1000なら大円団

1000ならみんな幸せ

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