ハルヒ「キョンってなんか特技とかあるの?」(390)

キョン「いや、とくには」

ハルヒ「趣味は?」

キョン「なんだろうな」

ハルヒ「なんか資格とか持ってたっけ」

キョン「小学生の時にスイミングスクールで……」

ハルヒ「あー、そういうのじゃなくて、もっと公式な」

キョン「ないな」

ハルヒ「……じゃあ、これだけは人に負けない、っていうものとか」

キョン「今まで一番なんか取ったことないぞ」

ハルヒ「じゃ、じゃあ!あんた何か好きなこととかないの?」

キョン「んー、これといってなあ」

ハルヒ「……」

キョン「(今日の晩飯何かなあ)」

ハルヒ「もういいわ、ありがと」

ハルヒ「古泉くん!」

古泉「はい、なんでしょうか」

ハルヒ「特技は?」

古泉「そうですね、特技といえるかどうかはわかりませんが、スポーツは大体得意ですよ」

ハルヒ「成績もよかったわね!」

古泉「ええ、おかげさまで」

ハルヒ「有希!」

長門「?」

ハルヒ「あんたは読書っていう趣味があって、パソコンも得意だし、それにきれいな顔してるわ!」

長門「……」

ハルヒ「みくるちゃんは胸おっきいし、趣味コスプレだし、萌えキャラだし」

みくる「あの、趣味じゃないんですけど……」

ハルヒ「それに引き換えあんたって……」

一同「……」

キョン「……な、なんだよ」

~その晩~

キョン「まったく、今日はひどい目にあったぜ」

キョン「みんなでよってたかって俺をいじめて」

キョン「みんながみんな一番だと思うなよな」

キョン「……」

キョン「でも、俺って今まで生きてきて」

キョン「何か一つでも、誇れることってあったか……?」

キョン「……」

キョン「やめた、もう寝よう」

ハルヒスレでも伸びないなんて
今日の俺は一体何スレを立てれば伸びるんだよ……ちくしょう

~翌日~

キョン「おーす」

ハルヒ「……」

キョン「なんだよ、感じ悪いな」

ハルヒ「ちょっと考え事してたのよ」

キョン「?」

ハルヒ「あたしなんであんたなんかとSOS団立ち上げたのかしら」

キョン「なんだ、急に」

ハルヒ「宇宙人とか超能力者じゃないにしても、もうちょっと取柄のある人間と組めばよかったなって」

キョン「失礼な奴だな」

ハルヒ「……」

キョン「まったく、昨日からなんだってんだ」

面接官「ではあなたの特技を教えてください」

キョン「はい、ツッコミです!」

~昼休み~

キョン「さて、飯でも……あれ」

谷口「どうしたんだよ」

キョン「しまったな、弁当を忘れてきたみたいだ」

国木田「あーあ、早く購買行かないとパンもなくなるよ?」

キョン「そうだな、ちょっと行ってくる」

~廊下~

長門「……」

キョン「おお、長門じゃないか。珍しいな、こんなところで会うなんて」

長門「あなたに話がある」

キョン「?」

長門「あなたにとってはおそらく良い知らせ」

キョン「なんだ、俺のために焼きそばパンでも買ってきてくれたのか?」

ハルヒ「キョンってなんか特技とかあるの?」

キョン「オナニーだな」

ハルヒ「え…?」

キョン「聞こえなかったのか?オナニーだよ」

キョン「五秒で出せるぞ」

キョン「さらに」

キョン「本気を出せば二時間はピストン可能だ」

ハルヒ「死ね」

長門「違う」

キョン「じゃあなんだ、早くしてくれよ」

長門「これは大事な話」

キョン「こっちだって昼飯を我慢するかどうかの一大事なんだ、簡潔に頼むよ」

長門「……了解した」

キョン「で?」

長門「端的に言うと、あなたが涼宮ハルヒの関心から外れつつある」

キョン「?」

長門「これからはあなたが閉鎖空間の発生等の鍵になる可能性はほとんどなくなると考えていい」

キョン「……それってのはつまり」

長門「それによってあなたの行動が制限されることもない、あなたは自由」

キョン「なあ、長門。俺って、その、もしかして」

長門「……じゃあ」

キョン「おい、ちょっとまっ……」

キョン「ああ、パン買いそびれちまったな」

国木田「ああ、遅かったね、キョン」

キョン「……」

谷口「しっかも結局買えなかったのかよ、ははは」

キョン「……」

谷口「お、おい、何もそんなに落ち込むことないだろ」

キョン「おい谷口」

谷口「な、なんだよ怖い顔して」

キョン「お前、特技はなんだ」

谷口「はあ?」

キョン「いいから答えろ、趣味でもなんでもいい」

谷口「趣味っつーか……学校の女子のランク付け、とか」

キョン「それも……個性だよな」

キョン「国木田は頭がいいし」

国木田「どうしたんだよキョン」

キョン「俺は……」

~放課後~

キョン「なんだかモヤモヤするな」

キョン「ああ、気分が悪い」

キョン「今日はもう帰ろう……」

~帰り道~

佐々木「あれ、キョンじゃないか」

キョン「……ん、ああ、佐々木か。奇遇だな」

佐々木「気分でも悪いのかい、随分と渋い顔をしてるね」

キョン「いや、そういうわけでもないんだが、ちょっとな」

佐々木「そうか、まあ色々大変なんだろうね」

キョン「……なあ、佐々木」

佐々木「なんだい?」

キョン「お前から見て、俺の取柄ってなんだと思う?」

佐々木「?」

佐々木「急に何を言い出すかと思えば」

キョン「大事な話なんだ。何かあるか、俺には」

佐々木「うーん」

キョン「……」

佐々木「勉強はまったくといっていいほどダメだったね」

佐々木「これといって運動が得意なわけでもないし」

キョン「うう」

佐々木「別段変わった特技ってのもない気がしたけれど」

キョン「そうか、そうだよな」

佐々木「それがどうかしたのかい?」

キョン「どうかしたか、ってそりゃお前凹むだろう、そんなことに気付けば誰だって」

佐々木「そういうものかな」

キョン「あのなあ」

キョン「人間として他人に勝っているところとか、抜きん出ていることとか何にもないんだぞ」

佐々木「うーん」

キョン「誰もそんなやつのこと、認めてくれるわけないだろ」

佐々木「……」

キョン「ああ、すまん。別にお前がなんか悪いわけじゃないのに、八つ当たりみたいになっちまった」

佐々木「ふふ、構わないよ」

キョン「はー、何やってるんだろうなあ、俺は」

佐々木「そうやって悩むのも大事なことさ」

キョン「本当はお前、俺よりずっと年上なんじゃないかと思うことが時々あるよ」

佐々木「失礼だな、まったく」

キョン「はは」

佐々木「でも、別に何かすごいことが出来なくたっていいと思うけど」

キョン「そうか?」

佐々木「だって僕はキョンと一緒にいると楽しいしね。そういうのが一番大事じゃないかな」

キョン「……佐々木」

佐々木「悩むのは素晴らしいことだけれど、自分を傷つけるのはよくないよ」

キョン「そ、そうか」

佐々木「君に救われた人間だって、いるってことさ」

佐々木「だから、誰にも認められないとか、そういう考えはよしなよ」

キョン「……」

佐々木「なんだか僕まで悲しくなるだろ?」

キョン「……そうだな、すまん佐々木」

佐々木「いいよ、またいつでも悩みがあれば相談に乗るよ」

キョン「ありがとな」

佐々木「そうだな、お礼にちょっとデザートでも奢ってくれないか」

キョン「……へいへい」

~その晩~

キョン「そうだな、俺だってなんとか生きてるんだ」

キョン「特技がないならこれから作ればいいじゃないか」

キョン「俺はまだ若いんだし、無限の可能性があるんだ」

キョン「それに、無理することはない」

キョン「自分のペースでやればいい」

キョン「佐々木と話したら随分気が楽になったな」

キョン「今日は良く眠れそうだ……」

~翌日~

キョン「おす」

ハルヒ「ああ、あんた」

キョン「なんだよそのあからさまにいやそうな顔は」

ハルヒ「……別にそんなことないわよ」

キョン「(そんなことあるって顔だな……)」

キョン「昨日は悪かったな、勝手に帰って」

ハルヒ「?」

キョン「SOS団だよ、部室に寄らなかっただろ」

ハルヒ「……ああ、そういえばそうだったかしら」

キョン「そうだったかしら、ってあのな」

ハルヒ「まあ別に用事があったら来なくていいわよ、別になんかするわけじゃないし」

キョン「!?」

ハルヒ「それよりあたし授業まで寝るから話しかけないでね」

キョン「……」

~放課後部室~

古泉「おや」

キョン「何も驚くことないだろ、人が入ってきたくらいで」

古泉「長門さんから何も聞いていないんですか?」

キョン「……聞いたよ、俺はもう自由の身なんだろ」

古泉「ええ、そうです。知ってて来たんですか」

キョン「悪いのかよ」

古泉「いいえ、そういうわけではありませんが……僕としてはゲームの相手がいるわけですから」

キョン「……」

古泉「ただ、もうあなたもここで無駄に時間を過ごすことはないということです」

キョン「無駄ってお前な」

古泉「僕たちへの遠慮ならいいですからあなた以外は皆、仕事ですからね」

キョン「……古泉、お前」

~帰り道~

キョン「……仕事、か」

キョン「確かにそうだ、みんな自分の意思じゃなくて、命令であそこにいるんだよな」

キョン「ただ、SOS団ってのはそれだけの集まりだったのか?」

キョン「短い間だったが、俺が感じていた仲間意識のようなものは、なかった?」

キョン「……なんだよ、くそ」

キョン「悲しいもんだな、こうして居場所がなくなってみると」

キョン「……」

佐々木「あれ」

キョン「あ……」

佐々木「本当に奇遇だねえ、まったく」

キョン「……」

佐々木「……またなにか、あったのかい?」

キョン「……なあ、佐々木」

佐々木「なんだい」

キョン「自分がすごい勘違いをしていた時、お前はどう思う?」

佐々木「ううん、そうだね……なかなか恥ずかしいけれど、逆に笑ってしまうかもしれない」

キョン「はは、そうか。そうだよな」

佐々木「泣いてる……?」

キョン「ああ、馬鹿らしい。そもそもおかしな話だらけだったんだ」

佐々木「キョン」

キョン「俺はもっと普通の生活を送るべきだったのさ。これでようやく元通りだ、ははは」

佐々木「キョン!」

キョン「ああ……なんなんだよ、この気持ちは……」

ぎゅ

キョン「!?」

佐々木「今は何も話さなくていいから……落ち着いて」

おいキョン俺と代われ!

元カノが俺に冷めだした頃を思い出して鬱
あんな向こうからグイグイ来てたのにな~って・・・

~一方その頃~

古泉「もしもし、長門さんですか」

古泉「ええ、そうです。あなたのほうもしてやられたというわけですね」

古泉「ふがいないばかりで申し訳ないです、ええ」

古泉「あなたもお察しの通り、今のところ状態は安定しています」

古泉「ただ、これからはあまりいい方向に向かうとは言いがたいです」

古泉「涼宮さんは、彼の非特殊性に気が付いたことで、余計に退屈を感じていますからね」

古泉「でも、確かに思うところはあるんですよ」

古泉「方法はどうあれ、これで彼を涼宮さんの関心から引き剥がすことが出来たわけですから」

古泉「このままの方が彼にとっていいのかもしれません」

古泉「ただ、涼宮さんに臆せず向かっていける人材を失ったというのは、いささか手痛いところがありますがね」

古泉「ええ、お互い上の指示を仰ぐことにしましょう。また連絡します」

キョン「す、すまん佐々木……もう落ち着いたから」

佐々木「……」

キョン「そ、そのっ……なんだ、もう離れてくれても」

佐々木「いーや、僕にはまだ戸惑っているように見えるね」

キョン「そそ、それは別の理由だきっと!」

佐々木「ふふ、そうかい?じゃあこの辺にしておこうか」

キョン「はー、まったく」

佐々木「ふふ、なんだかこうしてたら僕の方が落ち着いちゃったよ」

キョン「あのなあ」

佐々木「少しは元気出たみたいだね」

キョン「あ、ああ」

佐々木「男の子が人前で泣き出してしまうような深い理由は今日は聞かないでおくよ」

キョン「……」

佐々木「でも、いつか話してくれると嬉しいな」

キョン「(俺は一体何をしているんだ……?)」

佐々木「……ちょっと苦しいよ、キョン」

ぎゅう

キョン「……」

佐々木「もうちょっと優しく抱きしめてくれた方が、僕は好きだな」

キョン「佐々木……」

佐々木「んしょ、っと」

キョン「……?」

佐々木「背伸びして、丁度いいくらいだね、うん」

キョン「あ……」

ちゅ

佐々木「……思ってたより柔らかいんだなあ」

アニメ二期ってどれをアニメ化するの?タイトルはそれに準じて変えるの?

>>131
去年の新聞広告にまでした時は時期的に七夕→消失だろって話しだったけど、結局二期が始まらなかったから流れ
今年の春夏から?って言われてるけど再放送臭くね?ってのが大多数

ハルヒとゆっくりれいむって微妙に似てる

>>136
全作がヒットしすぎたからプレッシャー凄いんだろな
EDとか神曲じゃなきゃバッシング必至だし

キョン「(なんだこれ、夢か……?)」

佐々木「あ、あれ……」

キョン「ど、どうかしたのか」

佐々木「な、なんかこう……顔に力が入らないというか」

キョン「……」

佐々木「だめだな……つい、にやけてしまう、あれれ」

キョン「そ、そういうことを言うな!余計と恥ずかしいだろ!」

佐々木「だって……えへへ……ああ、だめだな、僕は」

にやにや

キョン「(か、かわいい……!)」

小6の野球場の話だけどさー、ふと思えば高1にとって小6ってたった4年前なんだよな・・・

キョン「(な、なんだこの笑顔は……無性に頭を撫でてやりたい……ええい俺は何を)」

なでなで

佐々木「あ、ちょっと、キョン……やめてくれないか」

キョン「い、す、すまん!つい……」

佐々木「その、そうじゃなくて」

キョン「?」

佐々木「もうどうしていいかわからなくなってしまう……恥ずかしいよ」

ぎゅー

キョン「!?」

佐々木「こんなの初めてだな……胸が苦しくて、温かくて……」

佐々木「なんだかふわふわするんだ……どうしよう」

キョン「(め、目を!目を瞑るな!顔をうずめるな!)」

佐々木「んん、キョンの……匂い」

                       支援砲撃撃ち方始め
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       ~      ~      ~       ~       ~     ~

Wikiってみたが2003年6月からやってるな
中2で読み始めた子がそろそろハタチか・・・

>>137
そんなこと言うと虐待したくなるからやめろ

グーグルでハルヒと打ち込むと補完ワードのトップが二期になるんなw
他にも佐々木、驚愕、と出てくる
期待されすぎだろハルヒwwww

>>172

            ( ⌒ ⌒ )
           (、 ,   ,)
             || |‘           
         __   _____   ______
        ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
        _'r ´          ヽ、ン、
        ,'==─-      -─==', i
        i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | なにいってんのよキョン!!
        レリイi (ヒ_]     ヒ_ン) | .|、i .|
        !Y! "" ,‐―(   "" 「 !ノ i |
        L.',.             L」 ノ|.|
        | ||ヽ、         ,イ| |イ/
         レ ル` ー---─ ´ルレ レ´

キョン「……なあ、佐々木」

佐々木「なんだい」

キョン「その、歩きにくいんだが……そんなに腕にしがみつかれると」

佐々木「仕方ないだろう、君のせいだよ……頭じゃわかっているんだけれど、不思議なものだなあ」

キョン「な、なんだかまるで他人目線だな」

佐々木「実際そうなのかもしれない、体があんまり言うことを聞いてくれないのさ」

キョン「……そ、そうか」

佐々木「どうも今までずっと溜め込んでたものが、箍が外れてしまって」

キョン「え?」

佐々木「え、あ、い、いいや!なな、なんでもないんだ……あう」

キョン「(もうどうにかなりそうだ……)」

あの、本当は佐々木とか出てこないでキョンが自殺するオチだったんだけど
なんとなく佐々木出したら、気付けばこんな展開に・・・続きとかそんな

~その晩~

キョン「はあ」

キョン「なんだか今でも信じられないな」

キョン「……」

キョン「あー!恥ずかしいんだっぜ!」

キョン「しかし」

キョン「佐々木は俺を必要としてくれているんだよな」

キョン「俺のことを認めてくれてる」

キョン「少なくとも、ハルヒやSOS団なんかよりはよっぽど俺にとってふさわしい場所なのかもしれない」

キョン「……」

キョン「なんだか佐々木の声が聞きたくなってきた」

キョン「ああ、俺も重症だな」

trrrrrrrrrrr

キョン「!」

ガチャ

キョン「もしもし」

佐々木「……ごめんよ、こんな遅くに」

キョン「い、いや、全然構わないが」

佐々木「本当にかけるつもりはなかったんだけれど、その」

佐々木「アドレス帳でキョンの番号を眺めていたら、なんだか我慢が出来なくなって……つい」

キョン「そ、そうか(さらっと恥ずかしいことを言ったな今)」

佐々木「あ、よ、用事は……ないんだけど、ええと」

キョン「……」

佐々木「……」

キョン「さ、佐々木?」

佐々木「あ、あの、切らないで……声聞きたくて……」

キョン「(何だか不思議な感じだな……)」

                          支援砲撃中
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                 ____       rュ/`|!, \:iiiiii:        t|xii_i:|ュ
                  |-‐'''"~!      -rロ¬「j   .__|Ξ|o。_   ┌「ii=ェェェ}  /i
             ∑====/ ̄`ュ_       /|:「ti|_―‐i゛|i=ii_―|/_r「二二 i‐l"_ェ´ ̄ヽ====Э
  j,____∑====/ ̄`ュ || ̄┌i""""""''‐┴‐‐┴二二ii二冖‐_冖‐_冖‐i―┴┐ ̄|_ェ´ ̄ヽ====Э   ____,,..;
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       ~      ~      ~       ~       ~     ~

キョン「切るわけないだろ、そんなもん急に」

佐々木「ふふ、そうか……よかった」

キョン「俺も丁度、その、なんだ……電話してみようかと思ってたしな」

佐々木「……」

キョン「佐々木?」

佐々木「あー……もう、ずるいなあ、キョンは」

キョン「あの」

佐々木「えへへ……ああ、ダメだ、また……うう」

キョン「だ、大丈夫か、お前」

佐々木「ちっとも大丈夫じゃないよ……まったく……ああ、何を言おうとしてたんだっけ」

佐々木「ああ、そうだ……あの、今週末のことなんだけれど」

キョン「お、おう」

佐々木「ええと、その、君に予定がなくて、他に何もすることがなければ」

キョン「随分とまた遜ってきたな」

佐々木「その、一緒にどこか出掛けたいなあって」

キョン「……」

キョン「(今週末もたしかSOS団で予定は入っていたな)」

キョン「(……だが、だからなんだ?よっぽど佐々木と過ごしたほうが有意義じゃないか)」

佐々木「だ、だめかな……」

キョン「そうだな、映画でも見に行くか」

佐々木「あ……あ……」

キョン「こ、こんどはどうした?」

佐々木「ご、ごめん……ダメだ……嬉しいよう……」

キョン「(聞いてるこっちの方が恥ずかしくなってくるわ!)」

キョン「そ、そうだな……じゃあ2時ごろに駅前で待ち合わせるか」

佐々木「あ、うん……あー」

キョン「おい、きいてるか?」

佐々木「あ……はい……」

キョン「はい、ってお前」

佐々木「ありがとう、キョン」

キョン「礼を言うようなことじゃないだろ」

佐々木「いや、なんていったらいいのか……その、僕はキョンのことが好きで、それで」

キョン「!!」

佐々木「え、え!?あ、い、いや、ちちち違う!僕は何を言って……いや、違わなくは……あうう」

キョン「……あ、あのな佐々木」

佐々木「おおおおおお、お休みっ!」

ガチャ

キョン「……台風が通り過ぎたみたいだ」

うん、またなんだ。深呼吸して落ち着いて欲しい。
ここまで書いといて許してもらおうとは思っていない。仏の顔も、って言うしね。


す い ま せ ん 出 勤 の 時 間 に な り ま し た

保守してくれるって言う方々はありがたいのですが、
当方今日は日付が変わるまで帰って来れないのが確定しているので
落としちゃってください。またスレ立てます。

俺、この仕事が一段楽したら、このスレの続き書くんだ……!

酉付けるの久しぶりだな……これでいいんだっけ

とりあえずじゃあ次のスレタイは

佐々木「キョン、今週の日曜日は空いてるかな」(仮)

ってことで

見てくれた人みんな乙でした!

> 155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
> 2009/02/27(金) 05:30:33.51 ID:GJqkqKgu0
> キョン「(な、なんだこの笑顔は……無性に頭を撫でてやりたい……ええい俺は何を)」
>
> なでなで
>
> 古泉「あ、ちょっと、キョン……やめてくれないか」
>
> キョン「い、す、すまん!つい……」
>
> 古泉「その、そうじゃなくて」
>
> キョン「?」
>
> 古泉「もうどうしていいかわからなくなってしまう……恥ずかしいよ」
>
> ぎゅー
>
> キョン「!?」
>
> 古泉「こんなの初めてだな……胸が苦しくて、温かくて……」
>
> 古泉「なんだかふわふわするんだ……どうしよう」
>
> キョン「(め、目を!目を瞑るな!顔をうずめるな!)」
>
> 古泉「んん、キョンの……匂い」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月28日 (水) 20:57:07   ID: RaF3i-H1

続きかけくそが

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