バラライカ「ロック。今日ウチに来ない?」(215)

ロック「い、いや…」

パン

バラライカ「失礼な奴め」

レヴィでだれか

>>11
ダッチも入れてください

何故あがってんだw

魔女っ子バラライカなるものが浮かんだが
夜だれか来そうなのでやめた

>>20
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

バラライカ「月島きらりで-す^^*」

バラライカ「キラッ☆」
軍曹「大尉、お疲れですか?」

>>24
ワロタ

バラライカ「あのくらいがかわいい盛りね」
軍曹「大尉にもそんな時期があったんですか?」
パンッ☆

レヴィ「…姉御、今年でs」
バラライカ「口を慎め、トゥーハンド」

巻末の性転換ネタが本編だったら、レヴィに勝ち目は無かっただろう

>>31
ロックちゃん逃げて-



と思った。ダッチが案外良かったよな

何故にまだある!?

バラライカ「キーーーンwwwwんちゃwwww」
軍曹「・・・・・・・・・」

拾いもんだが。
http://imepita.jp/20090122/361710


>>36
自叙伝書いたらベストセラーものだな

>>38
恐ろしいのはこれでいくと姐御が30前って事だ。

>>40
28、9ってとこか。壮絶だな…。

大人の魅力があるから大丈夫

>>42
バラライカ「焼き払え!!!!」

まだある…。

バラライカ「ロックはいるか?」
レ「よぉ姉御、ロックなら居ねぇよ」
レ「ダッチのパシリに行ってるy」
バラライカ「そうか、帰るぞ軍曹」
軍曹「…」
レ「で帰ってくんのが多分夕が…って居ねぇでやんの」
レ「何やらかしやがったんだ?ロックの奴」

ロック「でさ、レとエダの二人がさ」
嫁「アハハハ、アノ二人ナラヤリソウ」
ロック「だろ?傑作だよな」
嫁「モウ、ろっくッタラ」

なんでまだあるんだ…。スレ立って6時間だぞ。

バラライカ「りゅうせいにま~た~がって、アナタに急降下~」
軍曹「…!」

バラライカ「ロック、今夜ディナーでもどうだ?」

レヴィ「おいおい姉御、そいつぁどういうことだ?ロックはアタイと飯食いに行くんだ、なぁロック?」

バラライカ「トゥーハンド、代わりに鉛玉ブチ込まれたいか」スチャ

レヴィ「あ゛あ゛ん?やんのか姉御!?」スチャ

ロック「ふっ2人ともやめy」パン

ダッチ「coolだぜ」

薔薇羅威苛

姉御楽しそうだ

>>69
何で保守してんのさw

>>36の二枚目と三枚目だれ?

バラライカ「んちゃ☆」

>>72
二枚目:パンプキンシザーズのアリス
三枚目:コヨーテラグタイムショウの12姉妹の8月ちゃん
多分な

ロベルタ「若様」

>>75
凄いなww
12姉妹は結局誰が誰かわからずじまいだったぜww

>>77
ごめん、正直覚えてない
一番好きな子は銀髪の生首ちゃん

ロック「……なんでだ?」
バラライカ「言い方が悪かったようね。今のは質問じゃなく、命令」
ロック「おいおい、俺の冴えない頭でもわかるように説明して欲しいな」
バラライカ「ロック、貴方何か勘違いしてない?」
ロック「えっ?」
バラライカ「私は言ったわよ、青空も泣き出す位わかりやすくね」
ロック「いや、まだ何も聞いてな――」

バラライカ「私の家に来いというのは、命令だって」

ロック「……わかりました」

バラライカ「良い子ねロック。“イエス”が得意なのはヤポンスキだからかしら?」
ロック「あんたにかかれば、誰だって首を縦に振るようになるさ」
バラライカ「あら、そう?」
ロック「さもなきゃ、頷く頭が首ごと無くなるからね」
バラライカ「フフ、良くわかってるじゃない」
ロック「それで? 何時に行けば良いんだ?」
バラライカ「そうね……夕食時に来て頂戴」
ロック「まるで、メインディッシュの食材にでもなった気分だよ」

バラライカ「察しが良いわね」

ロック「……何?」

ロック「笑えない冗談はよしてくれないか?」
バラライカ「焼き加減はミディアムレアがお勧めよ」
ロック「……!?」

バラライカ「冗談よ。真面目なのは良い事だけど、その反応は失礼ね」

ロック「……ほっ。……焼ける所か、凍り付いちまう所だった」
バラライカ「ああ、でも食材は洗ってきて貰おうかしら。迷うわね」
ロック「どういう意味だ? まさか、一緒に料理でもしようって訳じゃないだろ?」
バラライカ「ええ。料理をするのは私で、食べるのも、食べられるのも貴方よロック」
ロック「何を言ってるんだ……?」
バラライカ「“そういう事”よロック」

>>82のラスト辺りが荒木タッチで再生された

バラライカ「いいわ、19時頃に迎えを寄越すから」
ロック「そりゃあ随分気が利いてるな」
バラライカ「ええ、途中で貴方が逃げ出さないようにね」
ロック「……はは、何をされるのか不安になってきたよ」
バラライカ「安心しなさい。“とてもとても素敵な事が起きる”だけだから」
ロック「……」
バラライカ「それじゃ、後でね」
ロック「……食材洗いはどうすりゃ良いんだい?」
バラライカ「しなくて良いわ。貴方は、“そのまま何もせずに来れば良い”の」
ロック「服装の指定は?」
バラライカ「そうねぇ……」

バラライカ「――リボンでもつけて来る?」

ロック「……遠慮しとくよ。それじゃ、まるでくだらない……本当にくだらない冗談だ」

バラライカ「軍曹、ズボンを下ろせ」

軍曹「た、大尉…」

バラライカ「 跪け。」

バシンッ

バラライカ「“おしまい”なんだよ、坊や。」

軍曹「うふ。ふふふ。大尉おかしいや、何言ってるの?僕は勃たないよ、“勃たない”んだ。」

バラライカ「それがお前の宗教か。素晴らしい考えだな。」

支援

     ・    ・    ・

ロック「バラライカの迎えが来るまで、あと一時間か」

ロック「……一体、何をされるんだろうな」

ロック「ダッチに相談しようと思ったんだけど居ないし、
    ベニーもパーツの買出しに行くって……」

ロック「……やれやれ、俺は“どうされちまう”んだろうな」

コンコン!

ロック「開いて――」

ガチャッ!

ロック「――るぞ。……って、レヴィ、返事位は待てないのか?」
レヴィ「ロック、あたしを犬っころと同じに言うなよ」
ロック「そうだな、確かに犬は待つから同じじゃない」

ロック「何の用だ?」
レヴィ「おいおい、随分とつれない言い方をするじゃねぇか」
ロック「生憎だけど、俺はもう“吊られてる”状態なんだ」
レヴィ「そりゃどういう意味だ?」
ロック「いや……気にしないでくれ。俺が気にしたくないから」
レヴィ「なんだよ、シケた顔してんな」
ロック「そう見えるんなら、そうなんだろうな……はは」
レヴィ「丁度良い、そんな“くだらない事”は酒と一緒に飲み干して出しちまえ、な?」
ロック「いや、ちょっと先約がある。悪いな」

レヴィ「……先約?」

バラライカ「私はお前を、酷く責め抜いてイカしてやってもいい。だが―――あいにく私は、お前のように下品ではない。悪趣味でもない。イカれてもいない。だから私は、お前がイクのを“ただ眺めることにする”。」

軍曹「んッ……くッ、うッ。うッ。う……うえっ。えっ。うええっ…」

バラライカ「イクな。この馬鹿もん。」

レヴィ「おいおいロック、まさかアタシの誘いを断る気じゃないよな?」
ロック「すまない、どうしてもはずせない用事なんだ」
レヴィ「仕事か? プライベートか? それによっちゃ、“はずれない弾が飛び出す”事になる」
ロック「……プライベートだ」
レヴィ「……オーケイ、ロック。お前はアタシの誘いよりも優先する“ワタクシ事”があるって訳だ」

――チャキッ

ロック「待て、レヴィ!」
レヴィ「随分とシャレた恰好をしてるじゃねえか。そいつが真っ赤になったら、さぞかし愉快だろうなぁ」
ロック「落ち着けって! 冷静になってくれ!」
レヴィ「落ち着け? 落ち着くのはロック、お前の方さ」

レヴィ「冷静になれば、“優先すべき相手”ってのがわかるよな、ロック?」

レヴィ「普段はしないような恰好をして会うのは、どれだけ良い女なんだろうな」
ロック「いいから、その物騒な物をしまってくれって……!」
レヴィ「ははっ、やっぱり女か。……相手が教会のクソビッチだったら三発、それ以外なら一発で勘弁してやるよ」
ロック「……どっちにしろ関係ないじゃないか。むしろ、“弾が出る前に死にそうだ”」
レヴィ「冥土の土産に聞いといてやるよ。相手は誰だ?」

ロック「……バラライカだ」

レヴィ「あん? な、何だって?」
ロック「バラライカ、だ」
レヴィ「……随分変わった名前だな。アタシの記憶じゃ、一人しか心当たりがない」
ロック「奇遇だな。俺も一人しか知らないよ」

レヴィ「ロック、そいつは何の冗談だ? どうして姉御とお前が“仲良くプライベートで会う”んだ?」
ロック「さあね。俺だって、“とても丁寧にお誘いを受けた”だけだからわからない」
レヴィ「仕事じゃねえんだな? それか、何かヤバい事でもやったのか?」
ロック「仕事じゃないし、俺がバラライカに呼び出される様な悪党に見えるか?」
レヴィ「……」
ロック「“そういう事だ。だから、後から入ったお前の誘いは断らざるを得ない”」
レヴィ「まあな。姉御の私的な誘いを断るなんて奴は、このロアナプラに“いられない”」
ロック「だろ?」
レヴィ「うっし! そうとわかりゃ話が早い!」
ロック「……“何の話”だ?」

レヴィ「アタシも付いて行くってことさ。“そういう話”だよ」

まずいなwww

ロック「おいおい、本気か?」
レヴィ「本気さ。まさか、アタシが冗談を言えるような人間だと思ってたのか?」
ロック「そりゃあな。“銃を撃ったら弾が出るってのと同じ位”思ってた」
レヴィ「……何だよロック。まるでアタシに付いて来て欲しくないみたいな言い方じゃないか」
ロック「いや、そうじゃない」
レヴィ「なら、どういう事だよ」
ロック「……いや、な? どうやら迎えが来るみたいなんだ」
レヴィ「カボチャの馬車が来るのか? まるでシンデレラだな」
ロック「バラライカの事だから、銃弾もはじき返す鋼鉄の馬車を寄越してくれそうだけどね」

レヴィ「構いやしねえよ。“馬車なら一人乗客が増えた所で平気”だろ」
ロック「でもなぁ……う~ん」
レヴィ「ロック、お前は今ひとつ状況がわかってねえみたいだな」
ロック「えっ?」
レヴィ「アタシがその気になりゃ、“今すぐにでも真っ赤なパンプキンパイが床にブチ撒けられる”んだぜ?」
ロック「……食べ物を粗末にするのは良くないな。……は~っ……やれやれだよ、本当に」
レヴィ「助かったよ、お前のおかげで“悪い子にならずに済んだ”」ニッコニッコ
ロック「あと30分で迎えが来る。準備しとけよ」
レヴィ「準備? そんな大層なもんなのか?」
ロック「バラライカが言ってたのさ」

ロック「『リボンでもつけて来る?』……ってな」

     ・    ・    ・
――30分後

レヴィ「時間通りか。さすが姉御の使いだな」
ロック「わざわざご苦労様。ちょっと客が増えるけど、その車なら平気そうだ」

使い「……話では、ラグーン商会のヤポンスキを連れて来いという事だったが」

レヴィ「おいおい、アタシは仲間外れかい?
    それとも、その車は日本のコミックみたいに二人乗り用だって言うつもりか?」
使い「お前は連れて来いと言われていないだけだ」
レヴィ「まあ、気にするな。早くしないと姉御を待たせる事になっちまう」
使い「おい! 勝手に乗る――」

ジャカッ!

使い「!?」
レヴィ「アタシは気にするな、って言ったんだぜ。
    それとも、アタシとロックの二人乗りに変えちまうかい?」
ロック「……おいおい」

ロック「……まあ、そういう訳だから頼むよ」
使い「どういう訳だ!?」
ロック「“コイツは俺の言う事なんか聞きゃしない”って事さ。困ったことにね」
レヴィ「さすがロック、良くわかってるじゃねえか」

ロック「そりゃな。分ってなかったら、“今頃俺はここに立ってられない”」

使い「……っ!?」
レヴィ「ここまでロックが説明してくれてるんだ。
    “教えられた事を守れないようじゃ、先生にキツイお仕置きをされちまう”ぜ、リトル・マウス」
ロック「さすがに俺も、“カボチャの馬車の手綱を握るのは慣れてない”から、
    言う通りにした方がいいぞ。というか、してくれ。……厄介事は勘弁だ」
使い「……わかった。乗れ」

レヴィ「“乗ってください”だろ。なあ、シンデレラ?」
ロック「俺がかぶるのは灰じゃなくて、お前の“しでかす事のとばっちり”になりそうだよ」

シンデレラをツンデレラと読んでしまった…

     ・    ・    ・

バラライカ「……」

レヴィ「よお、どうした姉御。“そんなにシケたツラ、らしくないぜ”」
バラライカ「一つ聞くわ。レヴィ、どうして貴方がここに?」
レヴィ「なに、ちょいとばかし酒を飲もうと思ったらここに辿り着いただけさ」
バラライカ「……ロック?」
ロック「基本的に、俺には“拒否権ってものが存在しないみたい”なんだ」
バラライカ「……なんとなくだけど分ったわ。そこのお前、ご苦労だった」

使い「はっ!」

バラライカ「とりあえず下がって良いぞ。“帰って、ゆっくり休むと良い”」

使い「ありがとうございます! 失礼します!」

…バタンッ!

レヴィ「ここが姉御の自宅か。ホテル・モスクワの大幹部様にしちゃ、やけに普通だな」
バラライカ「くつろぐ空間というのは、何も豪華なだけじゃないって事よ」
ロック「ああ、なんとなくわかるな。俺も“いつも通される部屋よりここの方が落ち着く”」
バラライカ「とりあえずソファに座っておいて。ちょっと電話してくるから」
ロック「わかった」
レヴィ「おいおい、客を招いておいて用事を残してたのかい?」
バラライカ「ええ」

バラライカ「“ちょっと急用が出来たのよ。今さっきね”」

レヴィ「ふ~ん。そいつぁ災難だったな」
バラライカ「そうね、私もそう思うわ。“ホント、気の毒よね”」

ロック「……なあ、レヴィ」
レヴィ「どうしたよロック。こっぴどく怒られそうなガキみたいなツラして」
ロック「気のせいかもしれないんだが、なんだかバラライカ怒ってないか」ヒソヒソ
レヴィ「あん? なんでだよ」
ロック「いや、なんとなくなんだけど……“どうにも嫌な感じがするんだ”」
レヴィ「そりゃロック、お前が何かしたんだろ。
    もしかしたら、呼び出したのも姉御の機嫌が悪くなるような事が理由だったのかもな」ニヤニヤ
ロック「他人事みたいに言うなよな……」

レヴィ「それにしても、なんだが美味そうな匂いがしねえか?」
ロック「鼻をひくつかせるなよ。まるでハラペコの狼みたいだ」
レヴィ「冴えない例えだな。まあ、犬よばわりしなかった事だけは褒めてやるよ。
    ……あのクソメイドを思い出すからな」
ロック「勝手に思い出してるじゃないか……」

バラライカ「待たせたわね」

レヴィ「早かったじゃねえか。そんなに簡単な用事だったのかい?」
バラライカ「ええ、そうね。“簡単な用事は、電話一本で済ませられるわ”」

     ・    ・    ・

使い「……ふぅ、どうなることかと思ったが、なんとか大丈夫だったな。
   それにしても、ラグーン商会のあの女……気にいらねえ」

使い「……まあ良い、無事に帰れた事だし、熱いシャワーでもあびて忘れ――」

――ドォオオオン!!

     ・    ・    ・


ロック「ちょっと聞きたいんだけど、この匂いは?」
バラライカ「あら、気付いた? 今日の夕食よ。
     “用事も済ませた”ことだし、多少はマシな気分で食べられるわ」

ロック・レヴィ「……?」

     ・    ・    ・

レヴィ「おおっ、こいつはすげえな!」
ロック「ピロシキに、ビーフストロガノフ。ロシア料理のオンパレードだな」
バラライカ「ヤポンスキは、ボルシチよりもストロガノフの方が好みらしいわね」
ロック「そうだなぁ……確かにそうかもしれない」
レヴィ「アタシはどっちもいけるぜ」

バラライカ「聞いてないわよ」

レヴィ「なんだよ、冷たいじゃねえか。料理の方は熱々なのによ」
バラライカ「ロック、おかわりもあるから遠慮しないで良いわよ」
ロック「ああ、わかった。……もしかして、コレって?」
バラライカ「“もしかして”は、失礼な聞き方だとは思わない? ロック」
ロック「……すみません」

レヴィ「……アタシはおかわりしちゃいけないのかい?」ボソッ

ロック「それじゃあ、いただきます」
バラライカ「めしあがれ」
ロック「……ん、これは……」
バラライカ「どう?」
ロック「……はは、下手な事を言ったら、“これ以上食べられなくなりそうだ”」
バラライカ「正直に言って良いわよ。けれど、“貴方は賢いわよね、ロック”?」
ロック「脅かさないでくれよ。せっかくの料理の味がわからなくなりそうだ」
バラライカ「……」ジーッ
ロック「うん、美味いよ。嘘は言ってない。“嘘なんてついたら、舌がなくなっちまうからね”」
バラライカ「そう……良かったわ」ホッコリ

レヴィ「姉御、おかわり!」

バラライカ「……」
レヴィ「おいロック、肉は食わねえのか? アタシが貰ってやるから感謝しろよ!」
ロック「お、おい、よせっての!」

あれ?
レヴィうぜぇ?

バラライカ「鍋はキッチンにあるわ」
レヴィ「そうかい、じゃあちょっと行って来る」
バラライカ「ごゆっくり。“温め直した方が美味しいから、頼めるかしら”?」
レヴィ「お安い御用よ。なあ、ロック」
ロック「……それは、俺がやれって事か?」
レヴィ「物分りが良いな。アタシは今食事中なんだ、席を立つのはマナー違反だろ?」
ロック「俺だって食事中だぞ」
レヴィ「おいおいロック、アタシが“お願い”してるんだぜ?」

バラライカ「レヴィ、キッチンの上の棚に上等な酒が入ってるわよ」

レヴィ「! それを早く言ってくれよ姉御! ロック、残念だがお前の出番はナシだ」
ロック「良かったよ。“俺はシャイだから、舞台にあがるのは遠慮したいからね”」
レヴィ「へへっ! “酔っちまえばオペラ歌手だってそこらで騒ぎ出すぜ”」

ガタッ

レヴィ「行って来る。グラスは二つで良いよな」
ロック「レヴィ~……」

バラライカ「……」グッ!

一服

>>122-125
ワロタ

バラライカ「ねえロック?」
ロック「モグモグ……ん?」
バラライカ「ああ、食べながらで良いわ。首を振るだけでいいから」
ロック「?……モグモグ」

バラライカ「ロック。貴方、童貞?」

ロック!?……ゴホッ! ゴホ!」
バラライカ「あらあら、大丈夫? “まるで銃弾を打ち込まれたような反応じゃない”」
ロック「なっ――何をいきなり!?」
バラライカ「納得したわ。“完全に理解した”」
ロック「な……何を」

バラライカ「貴方がレヴィを連れてきた事をよ」

バラライカ「元々穏便に事を済ませるつもりはなかったけれど、
     “どうやら荒事になりそうもないわね”」
ロック「バラライカ……俺は、ここに“惨めな思いをさせられにノコノコ来たのかい”?」
バラライカ「そうじゃないわ。結果的にそうなってしまっただけ」
ロック「……」
バラライカ「貴方、結構鬱陶しい落ち込み方をするのね。いざという時は肝が据わってるのに」

ロック「……そりゃあ、誰だって“思ってもいない時に銃弾が打ち込まれたら驚くさ”」
バラライカ「それはここでは通用しないわ。“いつ弾が飛んでくるか分らないもの”」

ロック「おかしいな。“今の弾は明らかに流れ弾じゃあなかった”」
バラライカ「勿論よ。“流れ弾が急所に当たるなんて不運はあり得ないのよ”」

ロック「“急所に当たるような歩き方をしてた奴が間抜け”ってことかい?」
バラライカ「その通りよロック。“世の中っていうのは、そういう風に出来てるの”」

バラライカ「私はてっきり、レヴィとヤってると思ったんだけどね」
ロック「いや、俺とアイツは……」
バラライカ「いいわロック。“その先の情報は、何の価値もない”から」
ロック「……」
バラライカ「机の上のそれ、レヴィのタバコよね?」
ロック「ああ、うん……」
バラライカ「レヴィは、“ラッキー・ストライクなのにブルズアイではないみたいね”」
ロック「?」
バラライカ「ロック」
ロック「……何だ?」

バラライカ「今日、泊まっていかない?」

ロック「!?」

あると思います

バラライカ「さすがにここまで言ったら、“賢い貴方なら全部わかるわよね”」
ロック「……!?」

バラライカ「ホテル・モスクワ――私は、“やる時はやるの”。知ってるでしょう?」
ロック「あ……う……」

バラライカ「その私が、今の言葉を言った意味。わからないとは言わせないわ」
ロック「……もし、言ったら?」

バラライカ「あら、“そう言った場合の結果は、貴方にはもう関係なくなる事じゃない”」
ロック「――!?」

バラライカ「さあ、返事は?」
ロック「……」

ロック「お……俺は……」
バラライカ「……」

ロック「と――」

ガラッ!

レヴィ「姉御~! 皿を忘れちまったから、鍋ごと持って来たけど良かったよな?」

バラライカ「……ええ」
ロック「……ほっ」

     ・    ・    ・

レヴィ「ふ~、食った食った!」
ロック「……ゴチソウサマデシタ」
レヴィ「っと、もうこんな時間じゃねえか」

バラライカ「まだ九時前よ。“夜はまだまだこれからじゃない。ねえ、ロック?”」

ロック「は、ははは……」
レヴィ「なんだロック」

レヴィ「“戻って仕事があるってのに、そんな調子が困るぜ”」

ロック「……えっ、仕事?」
レヴィ「あん? お前、ダッチから聞いてなかったのか?」
ロック「あ、ああ」
レヴィ「おいおい、“どっちが間抜けだったんだ?”」

バラライカ「……」

バラライカ「レヴィ」
ロック「!?」
レヴィ「なんだい、姉御」

バラライカ「“その仕事にロックは必要なのかしら”?」
レヴィ「“ああ、コイツがキーパーソンさ。癪なことにな”」

バラライカ「“けれど、本人はその自覚がなかったみたいよ”」
レヴィ「“これから、アタシがキッチリ教育してやるさ”」

バラライカ「“貴方にそれが出来るの? 今までやってなかったんでしょう”?」
レヴィ「“なあに、ケツに火がついたとなったら、いくらウスノロでも走りだす”」

バラライカ「……そうかしら?」
レヴィ「……ああ、そうさ」

ロック「……」

ロック(……お、俺の嫌な予感って……どうしてこんなに当たるんだよ!?)

バラライカ「個人的な意見を言わせて貰うとすれば、“いざとならないと走らない奴は駄目ね”」
レヴィ「ははっ、だってよロック?」
ロック「えっ、あっ、うん」

バラライカ「ロックは賢いわ。良い悪党になる」
レヴィ「そうだな。だから、“アタシらラグーン商会がキッチリ育てるさ”」
ロック「は、はは……」

バラライカ「あら、“ロックはラグーン商会に属してるだけよ? 教えるのは誰だって良い”」
レヴィ「いやいや、“拾っちまった責任ってのを取らないといけないからな”」
ロック「……う、うう」

バラライカ「責任? “ロックは何の責任もないはずよ”」
レヴィ「おいおい姉御。“責任を取るのはどっちか間違えないでくれよ”」
ロック「……」

ゴハン

ヘンゼルと

ロック「そ、そろそろ戻らないとまずいんじゃないか? なあ、レヴィ」

レヴィ「ロック、すっこんでな」
バラライカ「そうね。今は重要な話をしているから」
ロック「……それは、誰にとって重要な話なんだ?」

レヴィ・バラライカ「……」

ビシイッ!

ロック「あ、はい。俺ですよね……邪魔してすみません」

レヴィ「姉御。“ロックは帰りたがってるんだぜ? 察してやれよ”」
バラライカ「“それはどこに帰りたがってるのかしらね”」
レヴィ「……そりゃ、どういう意味だ」
バラライカ「自分で考えなさい。“もっとも、考えたくないのなら別だけど”」

ロック(……ああ、帰って布団でグッスリ眠りたい。
    こんな、“悪夢にもならない状況から抜け出したい”……!)

レヴィ「“悪いが、アタシは考えるのが苦手なだけで、考えられない訳じゃない”」
バラライカ「“普段考え事をしない貴方が、いきなり答えを見つけられると思わないわ”」

ロック(でも、ここで何とかしないと……“非常にまずい事になる”!)

レヴィ「――ケンカ売ってんのかい? な、なあ……そうなんだろ、オイ……!」
バラライカ「声が震えてるわね。そもそも、私が売るケンカは貴方には買えない」

ロック(ベッドで寝るどころか、“土の下の高級ベッドで眠らなきゃならなくなるぞ”!)

レヴィ「じょ、上等だよ……! そこまで言われちゃあ“奪ってでもクソを引き受けてやる”!」
バラライカ「便利屋風情がつけあがるな」

レヴィ・バラライカ「――!」

ジャカッ!

ロック「お、俺は……!」

レヴィ・バラライカ「……」ピタッ

レヴィ「黙ってなロック。“すぐ終わる”」
バラライカ「そうね。“少しだけ待ってて頂戴”」

ロック「俺は……」

レヴィ「いいから黙ってろ。“余計な口を閉じさせたら、後でゆっくり聞いてやる”」
バラライカ「そうね。“騒がしい口は、もうすぐ動かなくなる”」

ロック「俺は!」

レヴィ・バラライカ「!?」

ロック「お、おお……おしとやかな人がタイプだな~、なんt」

レヴィ・バラライカ「あ゙あ゙ん!?」

ロック「……あと、ポニーテール」

一瞬どこのキョンかと思ったわwwwwwwwwww


ていうか“”乱発しすぎだろ

レヴィ「ぽ、ポニーテールってお前……な、何いきなり言い出すんだよ、オイ」サワッ
バラライカ「……いきなり大声を出すと驚くじゃない。あまり感心しないわね」サワッ

レヴィ「……」
バラライカ「……」

レヴィ「なあロック。“走ることが出来なくなった馬よりも、今が絶頂期の馬の方が良いよな”?」
バラライカ「“走るだけしか脳がない馬なんて、貴方はいらないわよね”?」

ロック「え、っと……は、早く帰らないと! 仕事仕事~!」

レヴィ「ちょいとここらでハッキリさせとこうや」
バラライカ「奇遇ね。私もそう思ってた所よ」

ジャカッ!

ロック「……」

ロック(……あれ? どうして俺が銃を向けられてるんだ?)


           , -'´ ̄ ̄ ̄ヽ、⌒ヽ

   /  , - '    , ~ー   ー~ヽ  ;  i
   (   )     //, '/  リ   ヽハ ゝ 、  |
    )   )    し〃 {_{ノハ人ノソハリ| ノ  .|
   / /    レ!小l●:ソ   ● 从 .|、 |
    iiニニニi  ヽ|l:::::;;:' 、_,、_, ⊂⊃).|ノi しヘ  <しえん
         /⌒ヽノ|ヘ::(  ゝ._)    j/⌒i   〉
        \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /   .し
         /::::::| |::::::ヾ:::|  /::{ヘ、__∧.      ヽ
           `ヽ| |::::::::::ヾ∨:::/::::::::::::::;|i  ル ルソ

>>167
葉巻ならさっきあげたでしょう

ロック狙いなのにロック殺しちゃ本末転倒じゃね?

レヴィ「なあ、どっちが良いんだ?」
バラライカ「答えろ」

ロック「え~っ……と……」

ロック(これって、どっちと答えても命は無いじゃないか!)

レヴィ「オーケイ、アタシはお前の事をよ~く知ってる。だから、答えは決まってるよな」
バラライカ「ロック、貴方は良い悪党になるわ。こんな所で終わるのが望みではないわよね」

ロック「ど、どっちかと……言えば……」

ロック(考えろ! 考えろ考えろ考えろ! どうすれば良い!? どうすれば両方の引き金から指をはずせる!?)

ロック(片方を選ぶんじゃ駄目なんだ! だから、だから……っ! そうか! 正解は――)

レヴィ・バラライカ「どっちだ?」

ロック「……ベニーかな、うん!」

ロック(“どちらも選ばない!”)

ロック(どっちも、なんて答えじゃこの二人は納得しない。
    他のポニーテールの子を挙げても、弾が二発に増えるだけだ)

ロック(だから……これが、“最低だけど、最高の答えのはずだ”!)

レヴィ・バラライカ「……」

ロック「……あれ? なんだか、さっきより部屋の気温が下がったような……」

レヴィ「オーケイわかった、わかったよロック」
バラライカ「ごめんなさいね、さっきは少し熱くなりすぎたわ」
レヴィ「こっちこそすまねえな姉御。ちょっと、“どうかしてた”」
バラライカ「まあ、“冷静になったんだから良しとしましょ”」

ロック「な、なあ。どうして二人は和解したように見えるのに、
    銃を下ろしてくれないんだ?」

レヴィ「おいおいロック、そんなのはガキでもわかるぜ」
バラライカ「賢いかと思っていたけれど、そうでもなかったようね」

ロック「……お、おい」

レヴィ「アタシは勘違いしてたよ。お前は、チキンな訳じゃなかったんだな」
バラライカ「そういえば、冷蔵庫にチキンがあったわ。一仕事終えたら、それで一杯どう?」
レヴィ「お、いいねえ! 酒も飲んでなかったしな!」
バラライカ「そうと決まったら、早くするに越した事はないわね」

ロック「あ、あの……!」

レヴィ「悪いなロック。お前が、“そんなにファックされたいとは考えてなかったぜ”」
バラライカ「私も勘違いをしていたわ。ごめんなさい、そして――」

ロック「や、やめ――!?」

バラライカ「さようなら」・レヴィ「あばよ」

ドォォン――


おわり

こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう

ここまで台詞考えるの面倒なんは初めてだった

乙。楽しかった。

だが、レヴィがキッチンに行ってからの別ルートは無いのか?

てゆーかロックはバラライカには丁寧語使うぞ

>>183
>>140
>レヴィ「おいおい、“どっちが間抜けだったんだ?”」

>バラライカ「……」

>>185
はわわー

紫煙

ロック「バラライカさん! 待って下さい!」

バラライカ「ロック、戦場では“立ち止まった”奴から死ぬ……私の言ってる事が分かるか?」

ロック「だ、だからって……こんな事に本気になったr」

バラライカ「黙れ」

ロック「…あなたは……あなたは間違ってる!」

バラライカ「間違っている……だと?」ジャカッ

バラライカ「正しいかどうかは関係ない、問題は敵を蹂躙せしめる事が出来るか、否かd」







先生「それじゃーお母様方位置についてー……ドンっ!」パンッ


娘「お母様ー!頑張ってー」

バラライカ「クッハハハハハハ! 見ているか娘、勇ましい母の姿を!!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom