森夏「あれからもう10年か…」 (88)
油断したら落ちた
続きはよ
前スレ
はよ
凸守「さっき『追い出さないどころか料理作らせてるじゃない!』って先輩が攻められたとき」
凸守「先輩は『はいそうですごめんなさい』って庇ってくれました」
森夏「……」
凸守「私の家はちょっと大きな家で色々と面倒臭いことも多いんです」
凸守「私が家のことから逃れるために無理やり先輩の家に押し掛けてるんです」
凸守「許婚とか一人暮らし禁止とか家業のこととか」
凸守「その代償で家事を手伝ってるだけなんです」
凸守「だから先輩は何も悪気なんてないんです」
ほ
凸守「私が先輩に家庭の事情を説明して少し厄介にならせて欲しいって頼み込んだとき」
凸守「先輩は『じゃあ酔った勢いで押しかけてきたことにしよう』って笑って言ってました」
凸守「辛辣な事情じゃ近所の噂の的になるし」
凸守「付き合ってますなんて心をもてあそぶような嘘も付きたくない」
凸守「そう言って今の状況が出来上がったんです…」
ほ
森夏「じ、じゃあ…私が富樫くんに怒ってたのって…」
凸守「大半は見当違いです。もちろん私が血迷ったことに怒るのも無理はないと思いますけど」
森夏「……」
凸守「それにさっきもいいましたけど私は告白してフられてます」
凸守「小鳥遊先輩もフられてます」
森夏「……」
――タッタッタッ
勇太「はあはあはあ…どこ行ったんだ丹生谷のやつ…」
凸守「それじゃあお迎えが来たみたいなので私は帰りますね」
凸守「今聞いたことは誰にも言わないで下さい」
凸守「それでは」
――タッタッタッ
勇太「はあはあはあ…やっと見つけた…そんなとこにいたのか…」
森夏「と、富樫くん…うぅ…私…」
勇太「…?どうしたんだ丹生谷?」
頼むぞ勇太…
森夏「わ、私・・・ぐすっ…うぅ…うわぁぁぁん…」
勇太「お、おい丹生谷!どうしたんだよ」
森夏「私…富樫くんが女の子いっぱい連れ込んで…ひっく…色んなことしてる人だと思ってた…」
勇太「…ま、まあ凸守いるしそれに近いかな…はは…」
森夏「…ぐすん」
勇太「……」
森夏「…すう…はあ」
勇太「……」
森夏「ずっとずっと富樫くんのことが好きでした。10年前駅のホームで初めて会ったときからいままでずっと好きでした」
モリサマ可愛いぃいいいいいいい!
ほ
森夏「今日二回目の告白でカッコ悪いけどね…」
勇太「……」
勇太「さっきも言ったけど俺も好きかどうか分からないんだ」
勇太「だからすこし待ってくれ…かならず返事はするから…」
森夏「うん…」
勇太「とりあえず今日は帰ろう、な?」
森夏「…うん///」
勇太「で、何で俺達は家じゃなくて休憩できるホテルになんかいるんだ…」
森夏「なんでだろうね…えへへ///」
勇太「凸守も何考えてるんだあいつは…」
勇太「マスターと一晩中大富豪の特訓するって言って鍵開けてくれないしさ…」
森夏(///)
勇太「いやいや手は出さないからね丹生谷さん?」
ほ
勇太「いやホントちゃんと付き合ってからじゃないとさ…そういうのって…」
勇太「俺だってそのくらい節度あるしさ…」
勇太「丹生谷がいくら魅力的だからって…」
勇太「丹生谷がずっとずっと俺のこと好きでいてくれてたとしてもさ…」
勇太「ちゃんと守るよそういうのは」
勇太「丹生谷さんすいませんでした」
森夏「いや私はその…う…嬉かったし…///」
森夏「富樫くんのこと、だ、大好きだから///」
勇太「う…///」
結局www
――数日後
勇太「そういえば丹生谷あの朝分かれて以来どこかに行っちゃって会ってないよな…」
勇太「売れっ子だし今は仕事忙しいのかな…」
勇太「会いたいな丹生谷…」
勇太「凸守と六花はあの夜のことについて何も聞いてこないし」
勇太「察してくれてるのか…?」
勇太「まあそんなことより丹生谷どこに行ったんだろう…」
勇太「森夏に会いたい…」
ほ
凸守「先輩、はい。お茶ですよ」
勇太「ん、ありがとう」ズズズ
凸守「私にとっても」
勇太「ん?」
凸守「私にとっても丹生谷先輩は大切な人ですから」
勇太「……」
凸守「もし先輩が丹生谷先輩を選んだとしても私は何も言いませんよ」
勇太「……」
凸守「たぶん小鳥遊先輩も同じ気持ちだと思います」
勇太「…そっか…ありがと」
ほ
やばい何も思いつかない
>>57
ガンガレ
保守はする
勇太「しかし今日は外が騒がしいな」
凸守「何でもお隣にどなたかが引っ越してくるらしいですよ」
勇太「え、まさか…」
――ピンポーン
勇太「はーい」ドアガチャ
森夏「おはよう富樫くん」
勇太「やっぱり」
森夏「今日から隣に引っ越してきたからよろしくね」
勇太「数日音信普通だったのは引越しの準備してたのか…」
森夏「ふふ…もう遠慮しないからね…私の純潔奪ったんだから覚悟しなさいよ変態」
勇太「うっさいバカ!お前が可愛いのがいけないんだよ!」
森夏「う、うるさい///」
えんだぁあああああああああああああああああああああ
凸守「私はやっぱり蚊帳の外なんですね…」
六花「安心して凸守。私も今日から隣に越してきた」
凸守「!? マ、マスター! いつの間に!?」
六花「私も今日から一人暮らし。勇太の家の隣ならいいってお姉ちゃんの許可ももらった」
六花「一緒に丹生谷に打ち勝とう」
凸守「マスター、たぶんもう無理ですよ…ほらあれ…」
森夏「だいたい富樫くん鈍すぎなのよ!私がどんだけ想ってたと思って――」
勇太「あああああああうるさい!丹生谷いいからこっち向け!」
森夏「は!?何よ?用があるなら――」チュッ
森夏「んむっ!??」
勇太「丹生谷、俺と付き合ってくれ……」
森夏「………」
森夏「え……あ……うぅ…」ポロポロ
森夏「……はい、喜んで…」
終わり
くぅ~w
最後適当ですまんな
さすがにもう疲れた
くみんたそはあまり好きじゃないので無視しました
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