モバP「世界名作劇場 桃太郎」 (54)

前スレ

モバP「世界名作劇場 シンデレラ」

一応続編です

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『むかーし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいまし....た』


『おじいさんは山へしば刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行ったの.....だ』


卯月「それじゃおばあさん、しば刈り頑張ってきます!」

菜々「おじいさん、無理はしないでくださいよ〜」

卯月「はい!おばあさんも洗濯頑張ってくださいね!」

菜々「まぁ...そこそこには....」

菜々「よいしょっと、さて始めましょうかね」ジャブジャブ


『おばあさんが川で洗濯をしていると.....』


菜々「んっ、あれはなんでしょう?」


『川から大きな桃がどんぶらこっこすっこっこと流れてきまし....た』


菜々「まぁ、なんて大きな桃でしょう!家に持って帰っておじいさんと食べましょう!よっこいしょういちっと.....」ガシッ


『よろこんだおばあさんは大きな桃を家へと持って帰りました』

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島村卯月(17)

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安部菜々(17?)


『それを見たおじいさんは大喜び』


卯月「すごいです!早速食べましょう!今包丁持ってきますね!」


『早速食べようとすると.....』


卯月「じゃあいきますよ!せーの.....」ブン!

菜々「ちょ、ちょっと振りかぶりすぎですよ!」

卯月「あれ、桃が....」


パカッ!


『なんと!桃の中から男の子が出てきたにゃ...きました』


卯月「わあー、すごーい!」

菜々「びっくりしたなぁ、もう!」

光「おぎゃー!おぎゃー!」

『男の子は桃から生まれたので桃太郎と名づけられ、すくすくと成長しまし....たにゃ』


光「おじいさん、アタシもしば刈り手伝うぞ!」

卯月「ありがとうございます!じゃあいっしょに頑張りましょうね!」

光「まかせろ!うおおおぉぉぉ!!」ガリガリガリガリ......

卯月「ちょ、ちょっと!力入れすぎですよ!」


光「おばあさん、洗濯手伝うよ!」

菜々「ありがとう桃太郎、この歳になるとなかなかキツくてですね.....」

光「おりゃあああああ!!」ジャブジャブジャブジャブ.....

菜々「あぁ!そんなにやったら服がボロボロになっちゃいます!」

『そんなある日、桃太郎はおじいさんに言いまし.....た』


光「おじいさん、アタシ今から鬼ヶ島に行って悪い鬼を退治してくる!」

卯月「そ、そんなの危ないですよ....」

菜々「そうですよ、鬼ヶ島の鬼は人を食べてしまうというそれはそれは恐ろしい.....」

光「いや!その鬼たちのせいでみんなが困っているんだろ?だったらそんなのは見逃せない!」

菜々「しかし.....」

光「みんなの心を隠す黒い雲を吹き払うのさ!愛と勇気で!」

卯月「なるほど、私感動しました!桃太郎がそこまで言うのなら私もお手伝い頑張ります!」

菜々「どうやら決心は固いようですね、じゃあ少し待っていてください」

光「ありがとう、二人とも!」

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南条光(14)

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前川みく(15)

『よろこんだおじいさんとおばあさんは桃太郎のために用意をしましたにゃ』


卯月「これは我が家に代々伝わる刀と具足です!」

菜々「それはこれはウサミン星で作ったきびだんごですよ」

光「どうもありがとう!これで鬼なんかに負けないな!」

卯月「頑張ってくださいね!」

菜々「気をつけるんですよー」

光「わかったよ!行ってきまーす!」


『こうして桃太郎は鬼ヶ島を目指して出発したにゃ....しました』


光「おじいさんがいる♪おばあさんがいる♪そしてアーターシがこーこにいる♪」


『桃太郎が道を歩いていると一匹の犬が現れたにゃ.....ました』


凛「わ...わんわん!」

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渋谷凛(15)

凛「も、桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけたきびだんご、一つ私に下さいな」

光「むっ、これか?アタシは鬼たちを倒すために旅をしているんだ、一緒に来てくれるならあげるぞ!」

凛「うん、一緒に付いていくから頂戴」

光「よし、じゃあ今から仲間だ!よろしくな!」


『こうして犬がお供にくわわったにゃ....痛っ!Pチャン、なにするにゃ!?』

『ちゃんと読めよ!』

『プロデューサーさん、マイクに入ってます!』

『あっ、いけね!』

『オホン!桃太郎は犬と一緒に鬼ヶ島を目指したにゃ!』


凛「大丈夫かな......」


『しばらく歩いていると今度は一匹の猿が現れたにゃ』


拓海「おっ、なんか旨そうなもの持ってるじゃねぇか」

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向井拓海(18)

画像支援感謝します どうもありがとうございます......

光「これが欲しいのか?」

拓海「なんだ、くれんのか?」

光「アタシと一緒に鬼ヶ島へ行って鬼を退治してくれるならあげるぞ」

拓海「へっ、そんなの楽勝だぜ!」

光「じゃああげよう!これでキミも仲間だ!」

拓海「へへっ、サンキュー♪」


『猿を仲間に加えた桃太郎たちは旅を再開したにゃ....しました』


『さらに歩いていると今度はキジが現れたにゃ』


翠「あら、おいしそうなものをお持ちですね」

光「もしかしてきびだんごが欲しいのか?」

翠「ええ、よろしければ一ついただけませんか?」

光「いいけど頼みがある、アタシと一緒に鬼ヶ島へ行ってくれ!」

翠「鬼ヶ島ですか....わかりました、なんだかおもしろそうですね」

光「よし!これで仲間がそろったぞ!さあ、鬼ヶ島へ行くぞ!」


『こうして犬、猿、キジを仲間にした桃太郎は船で鬼ヶ島へ向かったにゃ』


光「みんな、鬼たちは手ごわいぞ!気を引き締めていこう!」

凛「まぁ、負けるつもりはないけどさ」

拓海「よっしゃ!一発ぶちかますぜ!」

翠「落ち着いて行きましょう、私たちならきっと大丈夫です」


『そして桃太郎たちはついに鬼ヶ島へ辿り着いたにゃ』

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水野翠(18)

『桃太郎たちは鬼たちに戦いを挑みまし....た』


バーン!


光「鬼め!桃太郎が相手だ!覚悟しろ!」


留美「あら、乱暴な人たちね」

礼子「いいじゃない、パーティーには盛り上げ役が必要だし」

志乃「うふふ、酒の肴にはちょうどいいんじゃない?ねぇボス?」

輝子「ヒャッハー!!戦争だぜぇ!!!」


拓海「おいおい、なんかこいつら.....」

翠「ずいぶん過激そうですね.....」

凛「みんな露出度高いなぁ....」

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和久井留美(26)

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高橋礼子(31)

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柊志乃(31)

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星輝子(15)

光「強そうだがみんなならきっと勝てる!行くぞ!」

凛「じゃあ私は志乃さんを....」

拓海「アタシは留美さんだな」

翠「ということは私は礼子さんですね」


志乃「ふふっ、いらっしゃい.....」

礼子「オトナの魅力を教えてあげるわ」

留美「楽しませてちょうだい」


光「アタシ、参上!」

輝子「フヒヒ!私が最強だァー!」

光「お前がボスだな!うなれモモタロスォード!」

輝子「ヒャッハー!返り討ちにしてやるぜぇー!」

>光「お前がボスだな!うなれモモタロスォード!」
モモタロス「えっ」

志乃「ウォッカファイヤー!」

凛「ぐはっ....」


礼子「ジューシーポーリーイェイ!」

翠「くっ......」


留美「バージンローダー!」

拓海「く、くそぉ....」


輝子「マッシュルーム爆弾!」

光「ぐわぁっ!」


拓海「つ、強えぇ....」

翠「まさかこれほどとは.....」

凛「一度逃げた方が....」


光「あきらめるな!なぜ逃げるんだ!!その悔しさがあるなら、まだ戦えるっ!!!」

凛「桃太郎さん.....」

拓海「そうだな、ケンカは気合いだ!」

翠「気持ちで負けていては勝てるものも勝てませんね」

光「その通りだ!さあみんな、ここからスーパーヒーロータイムだ!」


凛「ニュージェネレーションアターック!」

志乃「ぐはっ!」


翠「キジアロー!」

礼子「あんっ!」


拓海「ハイウェイぶっこみボンバー!」

留美「ぐぅ....」


光「アタシの怒りは....今、爆発っ!」


ピカァァァァ


輝子「な、なんだこの光は!?」


『そのとき、不思議な事が起こったにゃ!』


♪〜

キミハヒカリノセンシダー♪

凛「桃太郎さんの剣が光った!」

翠「あれは蛍光灯かなにかで....」

拓海「シーッ!」

光「必殺!アタシの必殺技、パート2!」ダッ!

輝子「と、飛んだ!」

光「トゥア!」

ザクッ!

輝子「グワアアアアアア!」

光「ムン!」バッ!バッ!

凛「どこかで見たようなポーズだね.....」

拓海「そういや事務所であいつが見てた特撮モノにあったな、アレ」

光「どうだ!まだやるのか!?」

礼子「参りましたー」

志乃「降参よ、コーサン」

留美「宝物をあげるわ、だから許してくれない?」

翠「すごく上から目線の降参ですね......」

凛「まだまだ余裕そう....」

拓海「あんなもんだろ、あのメンツなら....」

光「うん!反省したみたいだな!」


光「罪を憎んで人を憎まず!これにて一件コンプリート!この世にやまない雨はない!」


『桃太郎たちは力を合わせて鬼を退治しました...にゃ』

『鬼たちは降参のしるしとしてたくさんの宝物をくれました...にゃ』


凛「なんだか色々くれたね」

翠「お酒とかお化粧道具とかも混じってますけど.....」

拓海「いらねーもんを押しつけたって感じだな」

光「鬼たちもわかってくれたみたいでよかったな!」

凛「まぁ桃太郎さんがいいなら.....」

翠「よしとしましょうか」

拓海「やれやれ.....」

卯月「おばあさん見て下さい!桃太郎が鬼ヶ島から帰ってきましたよ!」

菜々「それもあんなに宝物を!すごいです!」


『こうして桃太郎は宝物をもっておじいさんとおばあさんの家に帰り、いつまでも幸せに暮らしまし....た』


『めでたし めでたしにゃ』


♪〜

パチパチパチパチパチ......

−−−−−−キャスト−−−−−−


桃太郎   南条 光


おじいさん 島村 卯月


おばあさん 安部 菜々


犬     渋谷 凛


猿     向井 拓海


キジ    水野 翠


鬼のボス  星 輝子


鬼     高橋 礼子


鬼     柊 志乃


鬼     和久井 留美


ナレーター 前川 みく

−−−−−楽屋−−−−−

P「みんなお疲れ様!よかったぞ!」

光「プロデューサー!アタシの演技どうだった?」

P「こう言っちゃアレだけど光はこういう役が似合うな」

光「そうか!?桃太郎も立派なヒーローだからな!きっとアタシと通ずるものがあるんだろうな!」

P「まあ....な」

P(少年役が似合うってことなんだけど.....)

卯月「プロデューサーさん、私はどうでしたか?」

P「良かったと思うぞ、卯月は何でも一生懸命だな」

卯月「えへへっ♪それだけがとりえですから」

P「でもなかなかできるものじゃないさ、えらいぞ」ナデナデ

卯月「ありがとうございます!」

P「菜々さんもお疲れ様です」

菜々「一つ聞きたいのはナナをおばあさん役にしたのは何か意味でもあるんですか?」

P「いや、別に.....」

菜々「なんだか釈然としないものが.....」

P「勘ぐりすぎですよ、それに演技とっても上手でしたよ」

菜々「フフン♪ありがとうございます♪」

P「凛、お疲れ」

凛「ねぇ、私が犬役っていうのはどういうこと?」

P「いや、犬役は凛だったらバッチリかなと思ったんだよ」

凛「前回は王子様だったのに今回は犬、待遇悪くなってない?」

P「そんなことないぞ、重要なキャラクターだろ、一時は本気でちひろさんにやってもらおうと思ったんだけど.....」

凛「怒るだろうねきっと.....」

P「それに犬耳も似合ってるぞ」

凛「もう......」

P「翠もお疲れ様だったな」

翠「ありがとうございます、とっても楽しかったですよ」

P「そうか、そう思ってくれたらこんなに嬉しいことはないよ」

翠「ふふっ、今度は那須与一の役をやってみたいですね」

P「子ども向けの演劇でそれはちょっと厳しいかな....」

拓海「おいプロデューサー!なんでアタシが猿なんだよ!バカにしてんのか!」

P「怒るな怒るな、評判良かったぞ」

拓海「だからってわざわざ.....」

P「なにせ鬼があのメンツだからな、それに負けないような存在感を持ってるやつが必要だったんだよ」

拓海「ったく.....もうやんねぇからな」

P「そう言わずにさ、また頼むよ」

拓海「いーやーだ!」

P「鬼の皆さん、お疲れさまでした」

志乃「ありがとう、Pさん」

留美「にしてもずいぶん露出が多いわね、この衣装.....」

礼子「うふふっ、Pくんの趣味かしら?」

P「そういうわけでは......」

礼子「あらあら、照れちゃって」

留美「やっぱりあなたも男の人なのね.....」

P「だから...あっ、志乃さん!酔っぱらってますね!?」

志乃「出番が後半だったから時間があったんだもの」

P「まったくもう.....」

輝子「プロデューサー、お、お疲れ様....」

P「おう輝子、お疲れ様」

輝子「わ、私の演技、ど、どうだった....?」

P「とっても良かったと思うぞ、まさにラスボス!って感じだったな」

輝子「フフ.....ちょっと楽しかった....ま、またやりたいな.....」

みく「Pチャン!みくのナレーションどうだったにゃ?」

P「どうだったもこうだったもないだろ、にゃをつけるな!」

みく「だって出ちゃんうんだからしょうがないにゃ!みくは自分を曲げないよ!」

P「がっかりしました、みくにゃんのプロデューサーやめます」

みく「うわーん!ごめんなさーい!」

P「声自体はとてもいいんだからな、それさえ直せば仕事の幅が広がるぞ」

みく「ほ、本当?」

P「ああ、ちゃんと特訓につき合ってるやるから一緒にガンバろう」

みく「やっぱりPチャンはみくのPチャンだにゃ!」ギュウウ

P「当たり前だろ」ナデナデ

みく「うん!」

P(ま、なんだかんだで小さい子供達には評判良かったみたいだけどな、あのナレーション)

P「今回も無事に終わって何よりだったな」

P「光が主役ってことだからヒーローショーチックになってしまったけどなんとかなったし」

P「あと輝子は悪役も似合うな、そっち方面でも模索してみるか......」

光「プロデューサー、今回はありがとう」

P「ん?どうした改まって」

光「今回はプロデューサーにかなりアタシのワガママを聞いてもらったからな」

P「確かに、途中で音楽鳴らしたりみんなに必殺技を叫ばせたりな」

光「いやじゃなかったか?」

P「だけど、小さな子供達にはウケてたぞ」

光「そうか!?」

P「あのくらいの年齢だとあれくらいやった方が伝わりやすいみたいだぞ、自信を持て!お前の演技とアイディアがとっても良かったから今回は成功だ」

光「あ、ありがとう!やっぱりプロデューサーはアタシの相棒だな!」

P「大げさだな、さあ打ち上げに行くぞ」

光「うん!アタシお腹がすいたよ!」

P「まっ、今日も焼肉だな、酒好きがいるから注意しておかないと」

P「じゃあこれから打ち上げに行くから、着替え済ませておいてくれー!」


「「「「「はーい!!!!」」」」」


光(今日は本当にありがとう、プロデューサー!)

光(これからもいろいろ迷惑をかけるかもしれないけど.....)




光(プロデューサーがいればアタシは無敵だからな!)






おわり

駄文失礼しました〜
光が出てると書くのがとっても楽しいです
多分自分自身が特撮好きなのでそれもあるのでしょうが......
あと凛の犬は話を決めた瞬間に配役が確定してしまいました
ではまた〜

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