香純「…で、誰だったんですか、さっきの人は?」

玲愛「…さっきの人?」

香純「ほら、さっきすれ違った男の人ですよ。いきなり熊本がどうだとか、地獄巡りだとか…」

玲愛「ああ、彼…」

香純「そう、彼です」

玲愛「うん、それはね……教えない」

香純「……はい?」

玲愛「だから、秘密ってこと。私にだって、隠し事の一つや二つはあるよ」

香純「…まぁ、そういうことなら…人のプライベートにずかずかと入り込むのもあれですし…」

司狼「よし、んじゃ、ここはデュエルで決めようぜ」

玲愛「…遊佐君、折角話がまとまりかけてたんだけど…」

司狼「いやいや、それじゃあ面白くねぇだろ?俺もちょっとアイツに関しちゃ興味あるしな。ま、こいつは俺の代理ってことで」

香純「ちょっ、勝手に決めないでよ」

玲愛「…仕方ないか…それじゃ、相手してあげるよ」

香純「え?先輩…!?」

玲愛「どうせ、断ったら今度は遊佐君がデュエルを申し込んでくるよ。遊佐君よりは、綾瀬さんのほうが弱そうだし」

香純「…随分と舐めてくれますね…分かりました、相手してあげますよ…全力で」

玲愛「…なんか、余計な闘志に火をつけちゃったかな?」

司狼「んじゃ…デュエル開始といくか!」

玲愛「それじゃあ、私のターン…ドロー」

玲愛「リチュア・アビスを召喚…シャドウ・リチュアをサーチ」

玲愛「シャドウ・リチュアの効果…手札から捨てて、儀水鏡をサーチ」

玲愛「ヴィジョン・リチュアをリリースして、儀水鏡を発動…」

玲愛「イビリチュア・ガストクラーケを儀式召喚。召喚時の効果を発動…」

香純「げっ…いきなり…」

玲愛「手札を二枚確認っと…陽炎柱に、死者蘇生…じゃ、陽炎柱をデッキに」

香純「…はい」

玲愛「カードを一枚伏せてターンエンド」

玲愛 手札２ LP8000

香純 手札4（うち、一枚は死者蘇生） LP8000

香純「私のターン、ドロー」

玲愛「スタンバイに罠発動…マインドクラッシュ」

香純「…え?」

玲愛「死者蘇生を捨てて」

香純「て、手札が…メインフェイズ、陽炎獣サーベラスを通常召喚!」

香純「妥協召喚で、攻撃力は1000…」

香純「そして、相手フィールドにモンスターがいて、自分フィールド、墓地に炎属性モンスターしかいない場合…」

香純「このモンスター…陽炎獣グリプスを特殊召喚出来る!」

玲愛「…レベル6が二体…」

香純「いきますよ…二体の陽炎獣で、エクシーズ召喚!ガントレットシューター」

玲愛「…え?」

司狼（序盤に手札ごっそりやられて焦っちまったか?これでグリプスの特殊召喚は不可能になっちまったぞ?）

香純「ガントレットの効果…素材を一つ使って、相手のモンスター一体を破壊出来る!」

香純「私は素材を二つつかって、先輩のモンスターを全て破壊します」

玲愛「……」

香純「そして、ガントレットを素材として、迅雷の騎士 ガイアドラグーンを召喚…」

香純「バトルフェイズ…ダイレクトアタックです!」

玲愛「…ライフで受けるよ」

玲愛LP8000→LP5400

香純（とにかく、少しでも多くライフを削る…そうすれば…）

香純「カードを二枚伏せて、ターンエンド」

玲愛 手札2 LP5400

香純 手札0 LP8000

玲愛「…ドロー。スタンバイを経過してメインに」

玲愛「墓地の儀水鏡の効果。儀水鏡をデッキに。ガストクラーケを手札に」

玲愛「そして儀水鏡発動…リリースするのは、手札の聖刻龍 シユウドラゴン。ガストクラーケを儀式召喚」

香純「シユウドラゴンって…」

玲愛「まずはリリースされたシユウの効果。デッキから攻守０でエレキテルドラゴンを特殊召喚」

玲愛「そしてガストクラーケの召喚時効果…なんだけど…」

香純「手札がないから、不発ですね」

玲愛「ちょっと残念…二体のレベル６で、セイクリッド・トレミスM７をエクシーズ召喚」

玲愛「トレミスの効果…素材を使って、ガイアドラグーンをバウンス」

香純「あぁ…ガイアドラグーンが…」

玲愛「それじゃあ、ダイレクトアタック…」

香純LP8000→5300

玲愛「メイン２で儀水鏡の効果。儀水鏡をデッキに。ガストクラーケを手札に」

香純「……また…」

玲愛「カードを一枚伏せてターンエンド」

玲愛 手札１（ガストクラーケ） LP5400

香純 手札0 LP5300

香純「…私のターン…ドロー」

香純「メインフェイズ…」

香純（今、先輩の手札にあるのはガストクラーケだけ…でも、トレミスを放置しておくと、次のターンにまた儀式されかねない…ここは…）

香純「リバースカードオープン…永続罠、陽炎光輪」

香純「陽炎光輪の効果で、私はスピンクスを通常召喚!」

香純「そして、スピンクスの効果を発動…」

香純「デッキトップを墓地に送り、あらかじめ宣言したカードの種類だったなら、手札、墓地から炎属性モンスターを特殊召喚」

香純「宣言するのは…」

香純（今までドローした魔法と罠は二枚ずつ…対してモンスターは三枚。私のデッキの残りから考えると…）

香純「…モンスターを宣言」

香純「……」ﾍﾟﾗ…

香純「落ちたのは…ラーの翼神竜」

玲愛「…入れてたんだ、そんなカード…」

香純「さ、流石神のカード…絶妙なタイミングですね」

玲愛「……」

香純「す、スピンクスの効果で墓地のグリプスを特殊召喚します」

香純「二体の陽炎獣でエクシーズ召喚…陽炎獣バジリコック」

香純（素材は二体だけ…ちょっと心もとないけど…）

香純「バジリコックの効果…素材を一つ使って、トレミスを除外します」

香純「そしてバトル…ダイレクトアタック!」

玲愛LP5400→2900

香純「陽炎光輪の効果…このカードを墓地に送って、サーベラスを回収…」

香純「これでターンエンド」

玲愛 手札1(ガストクラーケ) LP2900

香純 手札1(サーベラス) LP5300

玲愛(これは…ちょっとまずいかな…)

玲愛「私のターン…ドロー」

玲愛「……魔法カード、サルベージを発動。シャドウ・リチュアとヴィジョン・リチュアを回収」

玲愛(綾瀬さんのフィールドにはバジリコック…手札はサーベラスのはず)

玲愛(となると、バジリコックをフィールドに残すのはちょっと危ない…)

玲愛「ヴィジョン・リチュアの効果…このカードを捨てて、マインドオーガスを手札に」

玲愛「ガストクラーケをリリースして、マインドオーガスを儀式召喚」

香純（バジリコックを潰しにきた…?）

玲愛「召喚時効果で、サルベージとグリプスをそれぞれのデッキに」

玲愛「そして、バトルフェイズ…マインドオーガスでバジリコックを攻撃!」

香純「っ…相討ち…ですか」

玲愛「…メイン２。儀水鏡の効果。儀水鏡はデッキに…手札には…」

玲愛（綾瀬さんの手札は残り少ない…ここでガストクラーケを回収しても、効果は発揮出来ないだろうし…）

玲愛「マインドオーガスを…これでターンエンド」

玲愛 手札１（マインドオーガス）LP2900

香純 手札1(サーベラス) LP5300

香純（先輩のフィールドはモンスター無し、セットカードが一枚…）

香純「…私のターン…」

香純「私は、陽炎獣サーベラスを召喚」

香純「妥協召喚により、攻撃力は1000に…」

香純(セットカードが怖いところだけど…)

香純「ダイレクトアタック」

香純（バジリコックの攻撃が通った以上、この攻撃も…）

玲愛LP2900→1900

香純（よし…あとは…）

香純「罠発動…火霊術、紅!」

玲愛「っ!?」

玲愛（大丈夫…落ち着いて。私のライフは残り1900ダメージを受けても900は残る）

玲愛（残った手札にもよるけど、ここでサーベラスをリリースしたら、フィールドはがら空き…逆転のチャンスが）

玲愛 LP1900→0

玲愛「…え?なんで…?」

香純「…先輩、確かに妥協召喚でサーベラスの元々の攻撃力は1000ですけど、紅が参照するのはカードに記載された元々の攻撃力なんですよ」

玲愛「……へ?」

玲愛「…負けちゃった。強いね、綾瀬さん」

香純「いえいえ、こっちもギリギリでしたよ…手札、すっからかんでしたし」

玲愛「…そう」

香純「そういえば、最後まで伏せてたカードって、結局何だったんですか?ブラフ?」

玲愛「ま、陽炎獣相手にはそんな感じかな?次元幽閉だよ。本当、陽炎獣の基本効果って厄介だよね」

香純「……」

司狼「……」

玲愛「ん?どうしたの、二人とも?」

香純「先輩…バジリコック、素材が四つ以上ないと、その効果無いんですけど…」

玲愛「…え?嘘…」

司狼「いや、マジだって…ほれ」ﾋｮｲ

香純「あ、ちょっ、司狼!?」

玲愛「……本当だ…」

香純「カードの効果くらい、ちゃんと確認しましょうよ…」

司狼「もしかして、ちょっとテンパってたりするんじゃねぇの?」

玲愛「そんなことない…と思うよ。うん…」

司狼「ま、何にしても、だ…さっきの奴については、じっくりと教えてもらうことになってるんで、よろしくな、先輩」

玲愛「…仕方ないね」

ここまでで…

ちょっと分かりにくいですね。次からは改善します

初回だというのに、ほとんど抑揚のないデュエルになってしまい、申し訳ありません。それから、ラーの出番は、その内ちゃんと用意してありますので…

蓮「……すみません、この学校の教育方針は一体どうなってるんですか?」

試験管「どうしたんですか、いきなり?」

蓮「いや、編入試験っつってデュエルディスク渡されたら誰だって疑問に思うんじゃないかと…」

蓮「というか、確か筆記試験と面接じゃありませんでしたっけ?」

試験管「気にする必要はありません」

蓮「いや、そんなこと言われても……」

試験管「では、はじめましょうか」

蓮「え……ちょっ!?」

試験管「デュエル!」

試験管「どうぞ。あなたの先行ですよ」

蓮「…仕方ない。俺のターン…ドロー!」

蓮（これ、もしかしてデュエルの勝敗で試験結果が決まるんじゃないだろうな……）

蓮（……）

蓮「…俺は、創造の代行者 ヴィーナスを召喚」

試験管「ほう…代行者ですか」

蓮「500のライフを支払い、デッキか手札から神聖なる球体を特殊召喚!」

蓮「1500支払って三体特殊召喚だ」

蓮 ライフ 8000→7500→7000→6500

蓮「更に、神聖なる球体一体を手札に戻し、A・ジェネクス・バードマンを特殊召喚!」

蓮「再びライフを支払い、神聖なる球体を特殊召喚!」

蓮 ライフ6500→6000

蓮「バードマン、ヴィーナス、神聖なる球体一体でシンクロ召喚…スターダスト・ドラゴン」

蓮「続いて、二体の神聖なる球体でオーバーレイネットワークを構築!」

蓮「ガチガチガンテツを守備表示でエクシーズ召喚!」

蓮「二枚のカードをセット」

蓮（これだけ固めたら大丈夫だろ）

蓮「ターンエンド」

蓮 手札2 リバース2 ライフ6000

試験管 手札5 リバース0 ライフ8000

試験管「では、私のターン、ドロー」

試験管 手札5→6

試験管「私は手札からフィールド魔法、死皇帝の陵墓を発動」

試験管「2000のライフを支払い…」

蓮「っと、リバースオープン、サイクロンだ。死皇帝の陵墓を破壊」

試験管 手札6→5 ライフ8000→6000

試験管「…では、手札の地縛神Uruを捨て、ダークグレファーを特殊召喚」

試験管 手札5→3

試験管「更に…仕方ありませんね…栄誉の贄を捨てて地縛神の復活を発動」

試験管「墓地のUruと死皇帝の陵墓を手札に」

試験管 手札3→1→3

試験管「再び死皇帝の陵墓を発動。2000支払い、地縛神Uruを召喚」

試験管 手札3→1

蓮（…待てよ?Uruの効果って、確か…）

試験管「ダークグレファーをリリースし、Uruの効果を発動。貴方のガンテツのコントロールを得ます」

試験管「ガンテツを攻撃表示に。そしてバトル…でUruスターダストを攻撃」

蓮（直接攻撃はしないか…ま、スターダストも結構厄介だからな…）

Uru3400 vs スターダスト 2500

蓮 ライフ 6000→5100

試験管「続けて、ガンテツで直接攻撃」

蓮「リバースオープン、リビングデッドの呼び声…スターダストを蘇生」

試験管「では、攻撃は中止しましょう。メイン2で一枚セットしてターンエンド」

蓮 手札2 リバース0 ライフ5100

試験管 手札0 リバース1 ライフ4000

蓮(地縛神か…この状況なら、フィールド魔法さえ破壊出来たら、次のターンに二体目が出ることはないだろ…)

蓮「俺のターン…ドロー」

蓮 手札2→3

蓮（お、ラッキー…あとはあのセットカードが問題だけど…）

蓮「手札からサイクロン…死皇帝の陵墓を破壊」

試験管「リバースオープン…地縛波。サイクロンを無効にします」

蓮（そっちか…まずいな…）

蓮「俺はスターダストとガンテツを守備表示にしてターンエンド」

蓮 手札2 リバース0 ライフ5100

試験管 手札0 リバース0 ライフ4000

試験管「私のターン…ドロー」

試験管「私は終末の騎士を召喚。召喚時の効果でデッキから二体目のUruを墓地に」

試験管「そしてUruの効果。終末の騎士をリリースし、ガンテツのコントロールをこのターンの間得ます」

試験管「ガンテツを攻撃表示に。そしてバトル…Uruでスターダストを攻撃」

Uru3400 vs スターダスト2000

蓮(残して欲しかったんだけどな…)

試験管「更に…ガンテツの直接攻撃!」

ガンテツ900 vs 蓮

蓮 ライフ5100→4200

試験管「ターンエンドです」

蓮 手札2 リバース0 ライフ4200

試験管 手札0 リバース0 ライフ4000

蓮（相手は手札もセットもなし、墓地から発動するカードもない）

蓮（チャンスなんだけど、この手札じゃな…ヒュペリオンかサイクロン、大嵐を引けたら…）

蓮（逆に引けなかったら危ない状況だな…ガンテツも壁にならないし、次のターンも奪われたらライフがガンマンの射程圏内に入る…）

蓮「俺のターン…ドロー!」

蓮 手札2→3

蓮「……俺は…」

蓮「…ガンテツを守備表示に。一枚カードをセットしてターンエンドだ」

蓮 手札2 リバース0 ライフ4200

試験管 手札0 リバース0 ライフ4000

蓮（…頼むから、サイクロンとか大嵐引かないでくれよ…地縛旋風もあるんだったか…）

試験管「私のターン…ドロー」

試験管 手札0→1

試験管「…ふむ、バトルフェイズに入りましょう」

蓮（よし…あとは…）

試験管「Uruで直接攻撃!」

蓮「リバースオープン…波動再生!」

試験管「なっ…!?」

蓮「俺は墓地のスターダストを指定。俺が受けるダメージは半減する」

Uru3000 vs 蓮

蓮 ライフ4200→2700

蓮「波動再生の効果で、スターダストが蘇生する」

試験管「一度も効果を使っていないというのに、よく出てきますねぇ…」

試験管「私は、カードを一枚セットしてターンエンド」

蓮 手札2 リバース0 ライフ2700

試験管 手札0 リバース1 ライフ4000

蓮（ライフが3000切った…まずいな、このターンでアイツを破壊するか、攻撃を止めるカードを引けないと…）

蓮（こんなことなら、趣味で変なギミック組み込むんじゃなかった…）

蓮（デュエルで編入試験に落ちるとか、冗談じゃないぞ…こんなことで婆さんに心配かけるわけにもいかないし…）

蓮「…頼む…ぞ、ドロー!」

蓮 手札2→3

蓮「……」

蓮「魔法カード、愚かな埋葬を発動…デッキから異次元の精霊を墓地に送る」

蓮 手札3→2

蓮「金華猫を召喚…召喚時効果で、墓地の異次元の精霊を蘇生」

蓮 手札2→1

蓮「異次元の精霊と金華猫でチューニング…フォーミュラ・シンクロンをシンクロ召喚!」

蓮「召喚時効果で、一枚ドロー」

蓮 手札１→２

蓮「フォーミュラ・シンクロンとスターダスト・ドラゴンでアクセルシンクロ…シューティング・スター・ドラゴン!」

試験管「シューティングスター、ですか…」

試験管（伏せていたミラフォ…これじゃあつかえませんね）

蓮「シューティングスターの効果…デッキの上から五枚確認」

蓮「一枚目…バードマン、二枚目、ブラックホール…三枚目、死者蘇生、四枚目、神秘の代行者…」

蓮（よし、二回の攻撃が可能になった。これなら…）

蓮（あとの問題は、あのセットカードだけだけど…今の手札じゃどうしようもないしな）

蓮「俺は、禁じられた聖杯を発動。対象はUru」

Uru 3000→3400

蓮「シューティングスターの攻撃!」

試験管（ああ…負け、ですか）

シューティングスター 3700 vs Uru 3400

試験管 ライフ4000→3700

蓮「よし…もう一度ォ!」

シューティングスター3700 vs 試験管

試験管 ライフ3700→0

試験管「負けてしまいましたか」

蓮「ああ、俺の勝ちだ」

試験管「…では、そろそろ試験をはじめましょうか」

蓮「……は?」

試験管「教室はですねぇ…」

蓮「ちょっと待ってくれ…え?なに…今のが試験じゃない…んですか?」

試験管「何言ってるんですか、ここは普通の進学校ですよ?デュエルアカデミアでも無いのに、デュエルの試験なんてあるわけないでしょう?」

蓮「…え?じゃあ今のは…?」

試験管「ただの趣味ですが?」

戒「やぁ、蛍…本城さんも、来てくれたのか」

エリー「お久しぶりで〜す」

蛍「それで…いきなり呼び出して、何かあったの、兄さん?」

戒「まぁね。ちょっと紹介したい人がいたんだけど…」

蛍「だけど?」

戒「いや、確かにここで待ち合わせていたはずなんだけど、まだ来ないんだよ。試験で何か問題でも起こったのかな?」

エリー「試験?」

戒「そう。月乃澤学園の編入試験…彼からしたら全く新しい環境だし、知り合いがいたほうが心強いんじゃないかと思ってね」

蛍「…それって…」

エリー「……まさか…」

戒「お、来たみたいだ」

蓮「すみません…ちょっと試験が長引いて…って…」

蛍 エリー 「「…やっぱり…」」

戒「……?」