苗木「超高校級も3年経てばただの人、か」 (824)
苗木(希望ヶ峰学園を卒業して、もう3年が経った)
苗木(入学したとたんにワケの分からないクマにコロシアイ生活を命じられた、なんて事はなくボクらは楽しい高校生活を送った)
苗木(個性溢れるクラスメイトに最初は戸惑いながらも、みんなとは仲良くなれた。とても、充実した日々だったな)
苗木(卒業後はみんな、違う進路を選び、バラバラの道を進んだ)
苗木(それぞれの才能を最も活かせる道をみんなは選んだけど、何の才能もないボクは普通に大学に進学した)
苗木(あれから、みんなとは連絡は取れてないけど元気にしてるかな……)
苗木「もう、こんな時間か……コンビニでも寄って晩ご飯買って帰ろうかな)
コンビニ
ウィイイン
十神「いらっしゃいませー」
苗木「……えっ」
苗木(えっ、あれ、十神、クン……?)
苗木(いやいや、ないない! 何を考えているんだボクは。超高校級の御曹司の彼がコンビニのレジで働いているワケがないじゃないか)
苗木(疲れてるのかな。適当に買って、早く寝よ)
十神「いっらしゃいませ、お弁当は温めますか?」ニコ
苗木「あっ、はい」
十神「分かりました。ではレジの横にずれてお待ちください」ニコ
苗木(ははっ、やっぱり。十神クンがこんな笑顔を振りまくワケが……)
十神「おい」ボソ
苗木「えっ?」
十神「貴様、苗木か……?」
苗木「え、えっと……ま、まさか、十神、クン?」
十神「なぜ、疑問系なのだ? フン、所詮は愚民か。俺を忘れるとはな」
苗木「そ、そんな事ないよ! ただちょっと驚いたというか……」
客「おい、店員! 早くしろよ!」
十神「す、すみません、お客様!」
客「ったく、使えねーな」
苗木「……」
苗木「え、えっと……お弁当、もう温まってるみたいだけど」
十神「……」ギロ
苗木「に、睨まないでよ」
十神「お箸は一膳でよろしいですか?」
苗木「う、うん……」
十神「おい、苗木」ボソ
苗木「な、なに?」
十神「もうすぐ俺のシフトが終わる。それまで外で待っていろ」
苗木「えっ、でも……」
十神「いいな? これは命令だ」
客「おい、さっさとしろよ!」
十神「は、はい!」ピキピキ
コンビニの外
ウィイイン
苗木「あっ、十神クン」
十神「フン……」
苗木「えっと……ボクに何か用かな?」
十神「……」
苗木「……」
苗木(気まずい……十神クン、なんでボクを呼び止めたんだろ)
十神「気にならんのか?」
苗木「えっ……?」
十神「この俺が、愚民のような真似を何故しているのか気にならないのか、と聞いたんだ!」
苗木「え、えっと……な、なんでキミがこんなところでバイトなんかしてるの?」
十神「フン、気になるか? なら教えてやろう」
苗木(相変わらずの態度だな……まあ、でも変ってなくて安心s)
十神「世間の荒波に飲まれてな」
苗木「えっ」
十神「成功したも同然の人生だと? フン、そんなものがあるなら是非とも拝んでやりたいものだ」
苗木「えっと……つまり、御曹司からキミの言う愚民に成り下がったってこと?」
十神「……」
十神「……フン」
苗木(あっ、いま一瞬、凄く悲しそうな顔した)
苗木「え、えっと……まあ、十神クンなら、大丈夫だよ! 何でも出来るキミならどん底から這い上がるくらい……」
十神「……」
苗木「それに、キミには腐川さんがいるじゃないか! 彼女ならキミを支えて……」
十神「新聞くらいは読んだらどうだ、苗木」
苗木「えっ?」
十神「腐川ならこの前、逮捕された」
苗木「」
十神「貴様も、奴のもう一人の人格を知ってるだろ」
苗木「う、うん……でも学生時代は逮捕されてなかったし、殺人だってキミが抑えて……」
十神「御曹司でない今の俺に押える事ができると思っているのか?」
苗木「……」
十神「……」
苗木「えっと、その、ごめん……」
十神「フン……」
十神「……貴様はどうなんだ? 苗木」
苗木「えっ?」
十神「フンさぞ、愚民らしい低俗な生活をしているんだろうな!」
苗木「あはは……確かに御曹司だったキミからみたらそうかもしれないね」
苗木「ボクのほう普通だよ。大学行って、サークルのみんなで遊んで……本当に普通だよ」
十神「……そうか」
苗木「うん……」
十神「……」
苗木「……」
十神「おい」
苗木「な、なに?」
十神「貴様と話は中々の暇つぶしになると思い出した。これから俺と」
苗木「えっと、ボク明日も授業あるし、そろそろ帰るよ」
十神「……」
苗木「そ、それじゃあね、十神クン。お休み」タッタタタタタ
十神「……」
十神「……っち」
――
―
苗木「はあ……なんか疲れたな」
苗木(まさか、十神クンがあんな事になってるなんて……それに腐川さんも)
苗木「……他のみんなは、元気かな」
苗木「明日、久しぶりに誰かに連絡してみようかな」
苗木「……今日はもう寝よう」
苗木「……あれ?」
苗木(おかしいな、最近ボクの部屋、物が微妙に移動してたり、誰かの視線を感じてり……)
苗木「ストーカー、とか……?」
苗木「はは、まさかね……寝よ」
苗木「……Zzzzz」
「……」
――
―――
次の日
苗木(今日は授業は午前で終わったし、希望ヶ峰の誰かに連絡してみようかな)
苗木(元気にしてるかな、みんな)
苗木「とりあえず、あの人から連絡してみようかな」
苗木「電話番号、変ってなかったらいいんだけど」
プルルルルルルル
ガチャ
苗木「あ、もしもし……>>50? 苗木だけど」
残姉
戦刃『な、苗木、くん……?』
苗木「うん、久しぶり。元気だった?」
戦刃『う、うん……でもどうして』
苗木「えっと……実は昨日、十神クンにたまたま会ったんだ。そしたら、なんだか久しぶりに希望ヶ峰のみんなの声が聞きたくなってさ」
戦刃『そ、なんだ……』
苗木「戦刃さんは、いま何をしてるの? やっぱりその才能を活かしてどこかで傭兵とかやって……」
戦刃『盾子ちゃんの、介護』
苗木「えっ」
苗木「か、介護!? それに江ノ島さんのって……彼女、まさか病気でもしたの!?」
戦刃『ううん、そうじゃ、ないんだけど……何て言えばいいのかな』
苗木「説明、しにくいような状況なの?」
戦刃『見れば分かると思う……あの、苗木くん』
苗木「なにかな?」
戦刃『良かったら、来る?』
苗木「えっ?」
戦刃『私たちの、家……』
戦刃&江ノ島ハウス
苗木(ここにあの二人が……電話じゃ戦刃さんは元気そうだったけど、江ノ島さんが気になるな)
苗木「会って、確かめるか……」ゴクリ
ピンポーン
……
ガチャ
戦刃「苗木くん」
苗木「戦刃さん、久しぶり」
戦刃「うん……久しぶり、苗木くん」
苗木(少し、雰囲気が変ったかな、戦刃さん。なんて言うか、柔らかくなった、っていうのかな?)
戦刃「上がって」
苗木「うん、お邪魔します」
柔らかくなってもド貧乳は硬いまま
>>71
貧乳=硬いは童貞の思考
苗木「えっと、戦刃さんは卒業してからずっと江ノ島さんと一緒に……?」
戦刃「ううん、最初は海外で傭兵をしてたけど……盾子ちゃんの介護が必要になって」
苗木「介護が必要って一体……」
戦刃「見れば、分かるよ」
コンコン
戦刃「盾子ちゃん、苗木くんが来たよ」
「……」
戦刃「じゃあ、開けるね」
ガチャ
苗木「!?」
江ノ島「うわー苗木とー久しぶりだわー絶望的だわー」ダラー
苗木「え、えっと……江ノ島さん?」
江ノ島「絶望的だわーほんと絶望だわー」
戦刃「盾子ちゃん、ずっとこうなの」
苗木「えっと……なんでベッドで横たわりながら半目でずっと何かブツブツ呟いてるけど……」
戦刃「超高校級のギャルは、高校生までなの」
苗木「えっ?」
戦刃「ギャルからすれば高校生を過ぎれば、ただのおばさんなんだって」
江ノ島「絶望てきだわーやっぱあの時、絶望的事件起こしときゃよかったわー絶望的だわー」
絶望おばさんwww
ちなみに原作設定だと十神は入学時点でいくつか会社の経営している。
苗木「ど、どういうこと?」
戦刃「盾子ちゃん、何でも出来る子だけど、絶望的に飽きやすい」
苗木「そういえば、そうだったね」
戦刃「そんな盾子ちゃんが飽きずに普段からギャルをやってたんだけど、年齢的にギャルをできなくなって……」
苗木「それで、絶望的に飽きやすい江ノ島さんはキャラを画一できなくてああなった、のか」
戦刃「うん……」
江ノ島「絶望的だわー…………」
苗木「あれ、何も言わなくなった?」
戦刃「寝ちゃったのかな。色々と絶望的に飽きやすい盾子ちゃんは睡眠時間もバラバラなの」
>>94
全部潰れたから…
苗木「えっと……大変そうだね、戦刃さん。その歳で介護なんて」
戦刃「ううん、盾子ちゃんの為のお姉ちゃんらしいこと、していられるから、平気だよ」
苗木「そ、そっか……」
苗木(相変わらずのシスコンだな……)
戦刃「でも、もうすぐこの生活も終わっちゃう……」
苗木「えっ、どういうこと?」
戦刃「来月、盾子ちゃん結婚するの」
飽きたから離婚しまーす
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
澪田唯吹の出番はありますか!
苗木「け、結婚!? だ、誰と!?」
戦刃「盾子ちゃんの幼馴染の、松田くん……」
苗木「えっと、確か超高校級の神経学者だっけ?」
戦刃「うん、彼なら……もしかしたら盾子ちゃんを治療できるかも」
苗木「そ、そうか……よかった」
戦刃「……でも、そうなったら、私の居場所、なくなっちゃう」
これはもうもらうしかないね
>>118ちゃん!これは後輩たちが主役っすから別スレでやるっすよ!
苗木には霧切さんいるし……
>>128
超高校級のニート(ストーカー)とかゴミなんですがそれは
苗木「そ、そんな事……」
戦刃「ずっと盾子ちゃんの介護してたから、感も少し鈍ってると思う……だから、戦場にも帰れない」
苗木「戦刃さん……」
戦刃「私はもう、どこにも……」
苗木「それは違うよ!」
戦刃「!?」
苗木「別に江ノ島さんが結婚したところで、キミがここに居ちゃいけなくなるなんて事はないよ!」
桑田は…あぽは全く努力無しでプロも真っ青のレベルだから成功してる
間違いない
>>137
なんかやらかして捕まってそう
プログラマーが一番成功してそう
IFの桑田はカッコイいのに
>>144
168キロ投げてたよな
戦刃「でも、松田くんが治療のために二人きりにして欲しいって……」
苗木「なら、治療が終われば、またキミは江ノ島さんのところに戻ればいいじゃないか。キミたちは、家族なんだから」
戦刃「苗木くん……でも、盾子ちゃんが治療してる間はどうすれば……」
苗木「なら、その……戦刃さんがよければ、なんだけど」
戦刃「……?」
苗木「ボクの家にこない?」
戦刃「!?」
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
???「ふざけないで欲しいわね」
苗木君、私も行ってもいいかしら?
桑田「野球なんてどうでもいいから歌手になりたいお!」
↓
桑田「野球やめたけど、やっぱりまた野球やりたいお……。でも歌うことも諦めきれないお」
↓
桑田「だからニコニコで歌い手になるお!」
後の"そらる"である
苗木「実はボク、いま一人暮らしをしてるんだ。少し広めの部屋だから、その、どうかなって……」
戦刃「……」
苗木「あはは、ご、ごめん。流石に異性の部屋に二人きりで暮らすなんて嫌だよね、なら今ボクが住んでるところに戦刃さんが住んでボクは実家に……」
戦刃「苗木くん」
苗木「な、なにかな?」
戦刃「えっと……不束者ですが、よろしくおねがいします」ペコ
苗木「え、えっと、そ、その言葉はちょっと違うような……」
戦刃えっ、「盾子ちゃんが、異性と住む時はこう言えって昔言って……」
苗木「ま、間違いではないけど! もう、こ、こっちこそよろしくね」
戦刃「うん……」
――
―
苗木(いま思い返して見ると、ボク凄いこと戦刃さんに言ったんだな……)
苗木(来月から彼女と二人暮らしか……)
苗木「……」
苗木「い、今のうちに、本の整理とかしておこうかな。み、見られたら、不味いし」ガサゴソ
苗木「……あえ?」
苗木「巨乳もの買ったと思ったんだけど……ロングヘアの貧乳特集なんて買ったけ?」
苗木「まあいいや、全部処分してこう」ガサゴソ
「……」
――
―
どうして、捨てるかしら?
次の日
苗木(江ノ島さんは松田クンがなんとかしてくれるだろうし、戦刃さんも元気そうでよかった)
苗木(うん、やっぱりみんなは元気にやってるよ)
苗木「よし、今日はあの人に連絡をしてみよう」
プルルルルルル
プルルルル
苗木「あっ、もしもし>>200?」
舞園
セレスさん
あさひな
セレス『そ、そ 声……苗 くん ですか?』
苗木「うん、そうだよ! セレスさん、久しぶり」
苗木(う~ん、凄い雑音で聞き取りにくいな)
苗木「えっ、いまは……」
セレス『いまは 大事な ですので、後で っしゃ!!激熱! 神設定ですわ! 朝から粘ったかいが……』
ツーツー
苗木「あれ、切れちゃった……」
苗木「まあ、でも元気そうだったな。時間を置いてかけ直すか」
――
―
苗木「そろそろいいかな……?」
プルルルルル
ガチャ
セレス『あら、苗木くん』
苗木「あっ、セレスさん。いまはもう電話大丈夫?」
セレス『ええ。もちろんですわ』
苗木(なんだろう、心なしか声が弾んでる……)
苗木「えっと、セレスさん。なにかいい事でもあったの?」
セレス『あら、分かりましたか?』
苗木「うん、なんだか声が弾んでたから」
セレス『ふふっ、今日は6万も勝ちましたの!』
苗木「えっ?」
苗木(おかしいな……高校の時のセレスさんからしたら、そんなのはした金な筈じゃ……)
セレス『このペースで行けば先月の15万負けをチャラに……いえ、それどころかプラスになる可能性だってありますわ!』
苗木「えっ……」
???「ああ、まじでたまんない!この絶望感!!」
ちゃんこにドーナツを入れよう
苗木「え、えっと……せ、セレスさん?」
セレス『あ、あと苗木くん。今はその恥ずかしい呼び名は止めてくださる?』
苗木「はい?」
セレス『今思えば、若気の至り、というものでしたね……』
苗木「え、えっと……セレスさん?」
セレス『だからその厨二臭え名前で呼ぶなっつてんだろうがビチクソぉおおおおおおお!!!』
苗木「」
本科の生徒ですら自己破滅するなら
予備学科の生徒とか一家共倒れ待ったなしだなwwww
>>257
一人残して後は自殺するんじゃね?
結局普通が一番ってことよ
苗木「え、えっと、ごめん。や、安広さん」
セレス『出来れば下の名前で、呼んでくださるかしら?』
苗木「な、なんで?」
セレス『その名前ですと、あの品性の欠片のない男と被ってしまいますわ』
苗木「ひ、酷い言いようだね……えっと、多恵子さん?」
セレス『はい、それでよろしいですわ』
苗木(今更だけど、名前は普通に戻したのに、喋り方は昔のままなんだ……)
2のキャラはみんな上手いことやれてそう
真昼ちゃんだけクズ妹の件でちょっと精神的にヤバそうだけど
|ii| / { ///
|ii| }\ /`ー―一 \ ///
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|ii| __ --=ミ __ノ } |\ { / ///
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|ii|. ∧ `ー―‐ / ⌒ヽ _ノ(__,ノ. / / 〉 / ///
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|ii|. /´ ̄ ̄ ̄ 〃 \ \{ / /―┐ ∨.\///
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|ii|. / / -==ミー―' / 人 } ∨\___.イ / / ∨゚. ///
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>>269
うぎゃー!!マジっすか!!成功しちゃうっすか!?
セレス『それで、苗木くん。なぜわたくしに電話を?』
苗木「あはは、特に理由はないんだけどね。最近、クラスの人と偶然あったから、みんなどうしてるのかなって思って……」
セレス『ふふっ、あなたは相変わらずのようですね』
苗木「せれ、多恵子さんも、元気そうで良かったよ」
セレス『苗木くん、これからお時間はありますか?』
苗木「えっ? う、うん、今日は特に予定はないけど……」
セレス『良ければ、久しぶりにお会いしませんか? 旧友の馴染みです。餃子くら奢りますわ』
――
―
王将前
苗木「えっと、待ち合わせ場所はここか……まだ着てないのかな?」キョロキョロ
セレス「あら、苗木くん。どこを探してるのですか?」
苗木「あっ! せれ、多恵子さん、ひさしぶ……えっ」
セレス「ごきげんよう、苗木くん」
苗木(ジャージにスリッパ、両手にパチンコの景品と思われるお菓子の入った袋を両手に持ったセレスさんは見たくなかったな……)
セレス「……? どうかしました?」
苗木「う、ううん、なんでもないよ。入ろうか」
もはやただの人以下
これが絶望か
このたえちゃんは餃子と白米だけ注文するタイプだな…
セレス「わたくしは餃子定食にわますわ。苗木くんは?」
苗木「え、えっと、炒飯でも……」
セレス「は? この神聖なる場所に来て餃子以外を頼むなんて……」
苗木「……ぼ、ボクも餃子定食で」
セレス「ふふ、やはりあれが一番ですわね!」ニコニコ
苗木「う、うん、そうだね」
石丸君は同性愛に目覚めてそっちの世界へ…
――
―
セレス「ふう、おいしかったですわね」
苗木「う、うん、そうだね」
苗木(おいしいけど、服に匂い染み付くから、あんまり好きじゃないんだけどなぁ……)
セレス「苗木くん、あなたは最近どうですの?」
苗木「ボク? あはは、普通に大学生活を送ってるよ。結構楽しいかな」
セレス「普通、ですか……ふふっ、明日の日を拝めるかすら判らないわたくしたち、ギャンブラーとは無縁の生活ですわね」
苗木「は、はは……そ、そだね」
>>318兄弟(意味深)
苗木「せれ、多恵子さんはどうなの?」
セレス「わたくしですか? あなたとは真逆の生活ですね」
苗木「た、大変そうだね……」
セレス「ええ、わたくしたちの戦いは早朝から始まりますわ。広告を見て、新たな狩場を見つけ、並び、そして獲物を駆る」
苗木「す、すごいなー」
セレス「それほどではわりませんわ。それに最近ではこの戦いの代償か、傷を負ってしまって……」ポンポン
苗木(腰を叩いてる……長時間座るから腰痛持ちになったのかな。それなら、この木の椅子は辛そう)
苗木「で、でもさっき、先月は15万負けたって言ってたけど……生活は大丈夫なの?」
セレス「ふふ、心配してくださるのですか? 昔と変らず、優しいままですのね、あなたは」
苗木(キミが変りすぎなんだよ……)
セレス「それなら問題ありませんわ。資金は実家から送ってもらえますので……」
苗木(問題大有りじゃないか……)
セレス「それに、今回の6万円で先月の家賃は払えましたし、運はわたくしに味方してますわ!」
苗木「先月ってことは、今月の分は……?」
セレス「……」
セレス「……」
苗木「えっと……」
セレス「苗木くん、よろしいですか?」
苗木「な、なに?」
セレス「あの、今回、餃子を奢ると言ったのですが、その……」
苗木「さ、流石に女性に奢ってもらおうなんて思ってないよ!」
セレス「あ、あと、もう一つ……」
苗木「な、なにかな?」
セレス「お金を……その、か、貸していただけないかと」
屑すぎる…
屑だべ!俺の占いは3割当たる!!
苗木「えっ……」
セレス「この通りです! かならず倍にして返しますから!」
苗木「ちょ、ちょっと! 店の中で土下座はやめてよ! 恥ずかしいよ!」
セレス「で、では……か、貸していただけるのですか!」
苗木「ち、ちなみにいくら?」
セレス「と、とりあえず、家賃と、明日の資金を込みで6万ほど……」
苗木「ろ、6万!?」
苗木「そ、そんな大金、急に言われても……」
セレス「お、お願いします! でないとわたくし、家を追い出されて……」
苗木「や、家賃は待ってもらえないの?」
セレス「こ、これでまで何度も同じことをしてきましたので、前回の時に今後は待たないと釘を刺されていまして……」
苗木「これはひどい」
セレス「お、お願いします苗木くん! あなたがわたくしの希望なのです!
苗木「……わ、わかったよ」
セレス「で、ではお金を貸して……」
苗木「先に言うけど、お金なら貸さないよ」
セレス「えっ……」
苗木「お金は・・・返さなくても良いよ」
セレス「ほ、本気ですの!?」
苗木「うん、君が身体で払ってくれるなら、ね」ニコ
苗木「山田君の家を紹介するよ」
セレス「ではわたくしに野垂れ死ねと!」
苗木「それは違うよ!」
セレス「……っ」
苗木「ようは、キミが住む場所を提供すればいいんだね?」
セレス「え、ええ。ですから、そのために家賃のお金……」
苗木「それなら……キミがよければ、だけど」
セレシ「な、なんでしょう?」
苗木「ボクの家に住まない?」
苗木「セレスさんのその身体にいっばつ1円の価値があるとでも思ってるの?」バァンッバァンッ
セレス「思ってませ・・ンア・・ンギモヂィ!!」プシャア!!
舞園さんはまだですか
セレス「そ、それはどういう……」
苗木「ただし、住むんだから、キチンと家賃を払ってもらうよ」
セレス「なっ、し、しかしわたくしにはお金が……ま、まさか体を!」
苗木「その言葉!斬らせてもらうよ!」
苗木「違うよ。バイトをして、お金を稼ぐんだ」
セレス「バイト、ですか?」
苗木「キミは、一度お金を稼ぐ苦労を知ったほうがいいよ。もちろん、その間はギャンブルは禁止だからね」
セレス「そ、そんな……」
苗木「じゃ、月12万ヨロシクね」
セレス「苗木の財布は・・・っと」ゴソゴソ
セレス「ふふふ、ありまし…!?罠!!!」
ドカーン
戦刃「何を、しているの?」ゴゴゴゴゴ
レスしすぎ
苗木「キミのそのギャンブル癖が改善されたら、出て行ってもらうよ。それが条件」
セレス「ギャ、ギャンブルが、パチンコがない生活なんて……」
苗木「嫌なら宇都宮に帰ったら? 家族が待ってるでしょ」
セレス「……くっ」
セレス「わ、わかりましたわ……」
苗木「なら、さっそくキミのバイトを探そうか。まずはコンビニで雑誌でも買ってそこから探して……」
セレス「い、今からですか!? せ、せめて最後に、1000円だけ、1パチでいいですから!」
苗木「はいはい、じゃ、仕事さがそっか」
セレス「いやあああああああああああああ」
>>455
(突っ込んだら負けか?)
十神君が待ってるよ
――
―
苗木「はあ……どうしてこうなるんだろう」
苗木(つい勢いであんな事言っちゃったけど、明日からセレスさんと二人暮らし、そして来月からは戦刃さんも増えて三人暮らしか……)
「苗木くんはお人よしすぎるのよ」
苗木「あはは、よく言われるよ」
苗木「……」
苗木「……えっ?」
苗木「……」キョロキョロ
苗木「だ、誰も、居ない、よね……?」
苗木「疲れてるのかな、やっぱり……もう寝よ」
「……」
――
―
御曹司は働いてるだけマシだったのか
翌日
苗木「さてと、今日は休みか……」
苗木「また、誰かに連絡してみようかな」
苗木(さすがに、セレスさんみたいになってる人はもういないだろうし……)
苗木「……はあ」
苗木「よし、あの人にかけよう」
プルルルル
プルルル
苗木「もしもし……>>485?」
はがくれ
彼は携帯を持っているのか・・・?
葉隠『おっ、その声はもしや……苗木っちか!?』
苗木「あはは、正解。やあ、葉隠クン、久しぶり」
葉隠『やっぱりな! 俺の占いは1割当たる!』
苗木「もう、3割当たる、でしょ?」
葉隠『……』
苗木「えっと……葉隠くん?」
葉隠『はは、そうだったべ。俺、3割も当たってたんだよ……3割も』
苗木「えっ……」
葉隠『……』
苗木「……」
葉隠『なあ、苗木っち』
苗木「な、なに?」
葉隠『今の、ちょっと盛ってた』
苗木「ど、どういう……」
葉隠『俺の占いは3厘当たる』
苗木「……」
葉隠『……』
苗木「で、でもそれ、2択の占いなら凄く確立が高いんじゃ……」
葉隠『たとえば、コイントスをして表か裏、どっちが出る? って占うだろ?』
葉隠『そしたら、俺の場合、コインが地面の間に挟まって、コインが立つ、って出るべ』
苗木「はっ?」
葉隠『つまり。9割9分7厘、コインは裏か表になって、残りの3厘、コインは立つべ』
苗木「……」
葉隠『……』
苗木「う、占いは当たる確立よりも信じる心が重要だとおもうよ?」
葉隠『苗木っち……』
葉隠『ああ、そうだべ! 確立じゃない! 信じる心が大事だべ!』
苗木(す、少しは元気出てくれたかな……よかった)
葉隠『そうだ、苗木っち! ちょうどこの前、知人から幸運の壺を譲って貰ったんだが、俺から買ってくれーか! 信じればきっと幸運に……』
ブツ!
ツーツー
苗木「……」
苗木「あはは、よかった。葉隠くんは何も変ってないや!」
苗木(みんな、変ってしまったかと思ったけど、そうじゃない……)
苗木(ちゃんと、心の芯は変ってない人もいるんだ)
苗木(ありがとう、葉隠クン。キミのクズっぷりはボクにとっての希望だよ!)
苗木「よし、今日はまだ時間があるし、あの人にかけてみよう!」
プルルル
プルルル
苗木「あっ、もしもし? >>568?」
ちーたん
不二咲『あ、もしもし、苗木くん? 久しぶりだね!』
苗木「うん、久しぶり、元気だった?」
不二咲『仕事は大変だけど、毎日楽しくやってるよ。そっちは?』
苗木「こっちも普通かな。あっ、でも明日からちょっと大変かも……」
不二咲『苗木くんって、確か学生だったよね。もしかしてテストか何か?』
苗木「う~ん、テストの方が気は楽だったかな?」
不二咲『なんだか、大変みたいだね。あまり無理はしないでね?』
苗木「あはは、心配してくれてあしがとう不二咲クン」
不二咲『あっ、そうだ、苗木クン』
苗木「なに?」
不二咲『本当は情報公開はまだ先なんだけど、苗木くんには特別におしえてあげるね』
苗木「そ、そう言われると気になるな……な、なに?」
不二咲『実はね、今度、僕の会社から一般ユーザー向けにアルターエゴが発売されることになったんだ』
苗木「あ、アルターエゴが!?」
不二咲『うん、しかも女の子バージョンもあるんだ名前は【七海千秋】って言うんだよ』
苗木「へえ~女の子バージョンか」
不二咲『うん。ここまで来るのに随分と苦労したよ~特にデザインが難しくて』
苗木「確かに、女の子の見た目だと好みが別れるからね」
不二咲『うん、だから学生の時に回りにいた可愛い子のいい部分を色々とあわせてみたんだ』
苗木「へえ~それって、舞園さんとか?」
不二咲『ううん、おっぱいの大きさは朝日奈さんえおベースにしてそこに、黒子を加えることによって更にエロスを欲求したんだ。髪型は霧切さんを参考にして、服装が苗木くんをイメージしたんだ』
苗木「へ、へえ~」
苗木(やっぱり、好きなことになると口数は増えるんだね)
不二咲『でも、僕が思うに、彼女の最大の魅力はやっぱり服装だと思うんだ』
不二咲『だって、あの可愛い苗木きゅんの服をイメージしたんだよ? 可愛くないわけがないじゃないか!』
苗木「え、えっと、不二咲、クン?」
不二咲『あのパーカーは拘ったね。ネコミミを付ける事によってさらにチャーミングになったよ』
不二咲『でも欲を言うなら、あのパーカーは苗木きゅんにしてほしかったな』
不二咲『猫ミミパーカー被った苗木きゅんが目の前に居たらもう僕のダンガンがロンパしそうになるよ』
苗木「え、えっと……」
不二咲『あ、そうだ、苗木きゅん! もしよかたら、今度僕の家に遊びに来ない? 今後のアルターエゴの服装の参考にもしたいし、僕は色々と溜まってて発散したいんだ! だから是非とも』
ブツ!
ツーツー
苗木「……」
苗木「葉隠クン、みんな、キミのようにはいかないんだね」
――
―
苗木「なんだか、疲れたな……」
苗木(もう少ししたら、セレスさんがくる。それまでに少し、休んでおこうかな)
苗木「はあ……なんで、みんな、変ってしまうんだろう」
「あなたが悔やむことではないわ。時間が経てば、みんな変わるわ」
苗木「……」
「どうしたの? 苗木くん」
苗木「あーみんな変ってしまったのかなーでもあの人は変ってて欲しくないなー変わってたらショックだなー」
「諦めなさい、人は変わるものよ。でも、幻滅してしまうのは、仕方ないかもしれないわね」
苗木「あー霧切さんは変らずに、あの学生の時憧れたままの凛々しい人なんだろうなー」
ガタゴト!!
苗木「……」
苗木「あーこの変わり果てたクラスメイトの中、変わらない彼女の姿をもう一度この目で見たいなー」
ガタン!!
苗木「あーでも、霧切さんはきっと今でも難事件に立ち向かってるんだろうなー」
苗木「会いたいなーでも会えないだろうなー」
「そ、そんなに会いたいのかしら?」
苗木「もちろんだよーあーあいたい。あいたくてふるえる~」
「き、きっと、彼女もあなたに会いたがってるわ」
苗木「ええーそれは違うよーボクみたいな冴えない奴に会いたいワケないよーきっと霧切さんの傍には素敵な人がいるよー」
ガタン!ドタッ!
霧切「ふっ、そうね。苗木クン、あなたという素敵な人が傍に居るわ」ドヤ
苗木「……」
霧切「あら、どうしたの? あなたの会いたがっていた霧切響子が目の前に突然現れて驚いてるのかしら? あなたが学生の時憧れていた霧切響子が昔と変わらずで嬉しいのかしら?」
苗木「旧友がここ最近、ボクの家に住み着いていたストーカーだった事実に絶句してるんだよ」
霧切「ストーカー? 苗木くん、あなた、私の才能を忘れたのかしら?」
苗木「……超高校級のストーカー?」
霧切「探偵よ。苗木くん。今まで黙ってて悪かったわね、でもこれは調査だったのよ」
苗木「ボクの家に住み着くことが?」
霧切「ええ、そうよ」キリ
苗木「……一応、聞くけど、何の調査?」
霧切「もちろん、浮気捜査よ!」キリ
苗木「誰の?」
霧切「あなたの」
苗木「浮気って……ボク、誰とも付き合ってないんだけど」
霧切「もちろん私よ」キリ
苗木「因みに、依頼主は?」
霧切「それも私よ」ギリ
苗木「……」
苗木「……うん、わかった。とりあえず整理しよっか」
霧切「生理? 問題ないわ。いつでもバッチ来いよ」
苗木「まず、ボクはいつキミと付き合ったのかな?」
霧切「同居している二人の思春期の男女を見て、あなたは付き合っていると思わないのかしら?」
苗木「片方がもう片方の存在を認知してないってのは度外視するんだね」
霧切「わたしは毎晩、あなたと添い寝していたし、部屋の片付けもしていたから、認知していないのはありえないわ!」ロンパ!
苗木「……」
霧切「あと、苗木くん。一つ訂正があるわ」
苗木「なにかな?」
霧切「あなたはさっきから私たちを付き合っている、と前提で話をしているようだけど」
苗木「どうしよう、この人、とうとうボクの言葉を捻じ曲げちゃったよ」
霧切「一緒に住み、一緒に食べ、そして一緒にに寝る。これらの行動から、私たちの関係はある一つの真実へと導かれる筈よ」
霧切「苗木くん、ここまで言えば、判るわね?」キリ
苗木(霧切さんの言う妄言がから推測されるボクらの関係……それは)
○夫婦
○夫婦
○夫婦
苗木(なにこれ)
苗木「……」
霧切「そう、夫婦よ!」
苗木(まだ何も言ってないよ……)
霧切「つまり、あなたが夫でわたしが妻。そして妻である私が探偵である私に浮気調査を依頼し、今に至るわけよ」
霧切「今まで黙っていてごめんなさい、苗木くん。でも、私も探偵、こうするしか、なかったのよ」
苗木「えっと……もう何から突っ込んでいいのか、ねえ、ちゃんと整理して、それから話合おうよ」
霧切「私がちゃんと生理の時に苗木くんのナニから突っ込む? 苗木くんの癖に生意気よ!」
苗木「……」
ナチュラルに人格が分離してませんか
苗木「……うん、もう、どうしようもないよね」
霧切「そう、私たちは夫婦なの。だからもう、誰にも……」
苗木「霧切さん……」ギュ
霧切「な、苗木くん!?」アセアセ
苗木「霧切さん、言い? ボクの言うことをいまから聞いてね?」
霧切「な、な、ナニかしら? それとも苗木クンのナニかしら」
苗木「えっとね、霧切さん。キミは少しだけおかしくなっているんだ」
霧切「ふっ、そうね。苗木くんのせいで私は常に犯し……」
苗木「だからさ、霧切さん。正常に戻ろう? ね? ボクも協力するから……」ムギュ
霧切「!?」
苗木「黄色い車で送るから、先に行ってて。僕たちの愛の巣へ!」
苗木「とりあえず、こんな隠れてないで、一緒に住もう。ちゃんと互いに姿を認識して」
霧切「い、一緒に! や、やった……ごほん、ナニを言ってるのかしら苗木くん。既に私たちは一緒に済んで……」
苗木「キミが言う、ボクらの関係は夫婦なんでしょ? なら互いにいつでも見れるところにいないと、ボクは嫌だな」
霧切「!!!?? し、仕方がないわね」
苗木「うん、ちゃんと一緒にくらして、それからゆっくり直していこう」
霧切「な、ナニを言ってるの? 私に直すところなんて……」
苗木「キミが正常に戻ったら、何でもシテいいよ」
霧切「!!?!?!?!??!」
苗木「だから、霧切さん。一緒に頑張ろうね?」
霧切「し、仕方がないわね! まったく、苗木くんのくせに生意気よ!」
苗木「あぁ……昔は雲の上の才能を持った人達が堕落してこんな僕なんかに頼らないと生きてもいけないだなんて……(ビクンビクン これ…最っ高……」
――
―
苗木(その日から、ボクは霧切さんとセレスさんとの同居生活が始まり、そして翌月からは戦刃さんも加わった、4人での共同性活が始まった)
苗木(最初はセレスさんのギャンブル禁断症状や、霧切さんのボクへの夜這い未遂など、様々なトラブルが起きた)
苗木(戦刃さんが江ノ島さんの介護生活で見につけた家事能力がなければ、とっくにこの性活は破綻していたのかもしれない)
苗木(でも、そんなトラブルも最初のうちで、半年経った今となっては、この共同性活も随分と安定した)
苗木(セレスさんも安定したバイトを見つけ、働くことの重大さを存分と理解した。戦刃さんのほうは、江ノ島さんの治療がまだのため、当分はここに住むだろう)
苗木(そして、霧切さんは……)
霧切「ねえ、苗木くん」
苗木「ダメだよ」プイ
霧切「ま、ナニもいってないわ」
苗木「キミはまだ完治してないよ。だから、まだ『なんでも』はシテあげない」
霧切「……くっ、相変わらず厳しいのね」
性活とか言ってる時点で苗木もヤバい
苗木「でも……」
ちゅ
霧切「……っ!」
苗木「少しは、直ってきてから、少しはシテあげる」
霧切「~っ! 苗木くんのくせに生意気よ!」ドサ!
苗木「ちょ、霧切さん! お、押し倒すの反則だって! や、やめ……」
霧切「ふふっ、冗談よ」
苗木「えっ……?」
霧切「とっておきは、完治した時に、ね……その時は『何でもしてもらう』わよ?」
苗木「……ふふっ、お手柔らかに、ね」
終里
アイドル崩れは!?
今回はドッパアアアアアアアンなしで。性活はいつもの癖だから変換ミス
舞園さんは最近アイドルといてではなく、いじられやくのタレントに降格
大和田は大工して成功
石丸はまじめに努力
山田はアニメーターとして過労死寸前
朝日奈は現役でなくなりコーチに
さくらちゃんはケンイチロウとの間にコドモが生まれ
アポは青山
の予定
支援ありがとうございました
青山さん大学時代はバラ色だったろ!
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