池袋晶葉「夢見る機械」 (67)
池袋晶葉「突然だがみんな、自分の夢を見てみたいとは思わないか?」
大石泉「……は?」
荒木比奈「はいはいはーい! 見てみたいっス!」
輿水幸子「ボクの夢ですか……それはどれくらいカワイイのか気になりますね!」
渋谷凛「面白そうだし、私も見てみてたいかな」
池袋晶葉「うむ、よろしい」
大石泉「ちょ、ちょっと待って」
※アイドルマスター シンデレラガールズのSSです。
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晶葉「どうした泉君」
泉「いきなりすぎて内容が理解できないんだけど」
晶葉「あーすまない。ちゃんと説明しよう。
実は先日ちょっとした思い付きをPがしてな。面白そうだし暇だったから実際に作ってみる事にしたんだ」
比奈「それが自分の夢を見るってことっスね」
晶葉「夢というのはまぁ細かい説明は省略するとして、大抵は起きたら忘れてしまうものだろ?」
幸子「つまりその忘れてしまっている夢がどんなものなのか、客観的に見れるようにしたんですね」
晶葉「うむ。それで君達にテストに協力してもらおうというわけだ。わかってくれたかな泉君」
泉「わからないわ」
晶葉「むぅ……」
泉「えーと、Pが夢を客観的に見られたらいいな的なことを思いついて、
暇をしてた晶葉さんが夢を見れる機械を作って、
私達の見る夢を集めてみようってことでしょ?」
凛「ちゃんと理解できてるじゃない」
泉「つまり夢を保存するってことよね。データにして」
晶葉「うむ。映像データに変換し再生するんだ」
幸子「単純明快ですね」
泉「……どういう原理できるの?」
晶葉「は?」
泉「だからどうやって夢を抽出して保存して、どうやって映像データに変換するの?
というかそれどういう技術なのよ」
幸子「まぁ晶葉さんですからねぇ」
比奈「っスねぇ」
凛「細かいこと気にしすぎるとストレスになるよ」
泉「どうしてそんなアバウトに納得できるのよあなた達は……」
晶葉「よし、じゃあ決まりだな」
泉「はぁ……しょうがないわね。で、私達はどうすればいいの?」
晶葉「君達には今夜、このないとキャップを被って寝てもらう。それだけでいい。
はいこれ、幸子君と比奈君と、泉君と凛のな」
幸子「見たところ普通の無いとキャップですねぇ」
晶葉「それには色々なアレが内臓されていて寝てる間にアレをコレして夢を保存するんだ」
泉「アレってなによ……」
凛「寝てるだけでいいなら楽ね」
晶葉「その通りだ。確かみんな明日も事務所に来るよな。仕事が終わったら鑑賞会でもしよう」
幸子「素敵な夢や幸せな夢ほど覚えてないものですからね。楽しみですね比奈さん」
比奈「そっスね。自分の夢を見れるとか何かいいネタになるかもしれないっス」
凛「夢について考えることってあまりないけど、どうなるかしらね」
泉「記憶の整理のために見るのが夢だし、あまり振り返ろうって思ったことはないわね。
夢日記とかあるじゃない?あれってあまり精神的によくないんだって」
比奈「そうだとすると、予知夢ってなんなんスかねぇ?」
幸子「オカルトな話だと、夢で会った見知らぬ人と現実でも会った、というのがありますね」
泉「へー」
凛「私は物を無くすと夢の中で井上陽水に会えるって聞いたことがある」
泉「へー、へー……?」
\ワイワイガヤガヤ/
晶葉「うむうむ、好奇心旺盛で結構♪ 明日が楽しみだな」
翌日 会議室にて
泉「みんなもう集まってる?」
比奈「集まってるっスよー」
幸子「泉さんが最後ですよ」
泉「ごめんね、ちょっとさくらと話が弾んじゃって」
凛「とりあえず全員そろったんだし、晶葉」
晶葉「ではこれより! 夢見る機械でみんなの夢の鑑賞会をはじめる!」
比奈「待ってましたっスー!」
泉「……で、夢見る機械はどこ?」
晶葉「ん? もうあるぞ?」
泉「私達の荷物とノートパソコンしかないけど」
晶葉「だからそのノートパソコンが夢見る機械だよ。アレなソフトでナニするとエントロピーがゲントロピーしてだな……」
泉「ああうん、説明はいいわ」
晶葉「そうか……」
晶葉「あらかじめ回収したナイトキャップに保存した夢はすでにデータ化してある。後は再生するだけだが……誰から行く?」
凛「順番は適当でいいんじゃない?」
幸子「そうですね、どうせ全員のを見るんですし。まっカワイイボクの夢が一番素敵な夢でしょうけどね」
比奈「どんどんやるっスよ博士」
晶葉「では夢見る機械、スイッチオン!」
\キュイイーン/
凛「どきどき」
幸子わくわく」
比奈「むらむら」
泉「そわそ……むらむら?」
晶葉「最初は幸子君からだ、再生開始!」
夢幸子『……』カリカリカリカリ
夢幸子『……』カリカリ
夢幸子『……んー……』カリ
泉「これは……事務所で宿題中かしら?」
幸子「もしくはノートの清書ですかねぇ?」
晶葉「ただの日常風景を録画してるみたいだな。あんまり夢っぽくない」
比奈「もっとこう、夢だって思えるようなの欲しいっスね」
夢幸子『へのへのへもじを作るために必要な文字を次から選択せよ……』
凛「夢だ」
泉「夢だわ」
比奈「すげぇ夢だ」
幸子「ボクの夢さすがですね」
晶葉「へのへのへもじに必要なのはへのへのへもじだろ……」
夢幸子『これは難しいですねぇ……』
幸子「えぇ……」
夢幸子『プロデューサーさん、ちょっといいですか?』
夢P『……』カタカタカタカタ
凛「あ、いたんだ」
泉「無視してるね」
夢幸子『プロデューサーさん、そんな仕事よりボクの宿題を手伝ってください』
泉「ちなみに夢ま内容は覚えてる?」
幸子「いえ……でも一昨日、Pさんに宿題を教えてもらったので、関係あるとすればそれでしょう」
夢幸子『なんでボクを無視するんですか? こんな難しい問……んー?』
夢幸子「ああ、夢ですか」
凛「あれ? 夢って気がついた?」
泉「これ知ってる、明晰夢(めいせきむ)って言うんだよね」
比奈「夢の中で、夢を見てると気がつくんスよね」
晶葉「ふむふむ。最初にこれとは面白いな。
一説によると明晰夢の場合はある程度その内容を自由にできるらしい」
幸子「へー、夢のボクはなにをするんでしょうね」
夢幸子『なんでボクはこんなくだらない問題に躍起になってたんでしょうかねぇ……
へのへのへもじを作る文字はへのへのへもじしかないでしょう……」
泉「ぶふっ……!」
幸子「わ、笑わないでくださいよ!」
夢幸子『しかし、夢ですか……ふむ』
夢幸子『プロデューサーさん、ちょっとこっちに来てください』
夢P『……』スタスタ
夢幸子『隣に座ってください……はいそうです』
凛「Pを呼んでどうするの?」
幸子「現実のボクに言われましても……」
晶葉「ともかく見続けてみよう」
夢幸子『ふぅ~~ん……』
夢幸子『いつもはハイハイってめんどくさそうにするクセに、ボクの夢だと素直なんですね』
夢幸子『ボクの夢だから当然でしょうけど……さぁプロデューサーさん、ボクを膝の上に乗せてください』
幸子「え?」
夢幸子『そう、優しく持ち上げて、お上手ですよ……ふふっ』
比奈「ほう」
幸子「ぼ、ボクはなにをしてるんですかねこれ!」
凛「静かに、何かしはじめたわよ」
夢幸子『プロデューサーさんって、しっかり男の人ですよねぇ。肩幅も広いし、ほら、手だって大きいし。
……ボクの手と合わせちゃってますよ?嫌がらなくていいんですか? ふふっもうくっついてますけどね』
凛「ほほう」
夢幸子『スーツもボクが着たらブカブカそうですねぇ。ちょっと脱いでください。
シャツ姿も爽やかでかっこいいですよ。素敵です。
……おや? スーツを着せてくれるんですか? ありがとうございます』
幸子「な、ななななな」
夢幸子『いつもボクのことをオモチャみたいにからかうのに、ボクの夢にまで出てくるなんて、
ホント、プロデューサーさんはボクの事が好きなんですねぇ。
もちろんいいですよ、ボクも夢の中でだけは素直になってあげますから』
夢幸子「プロデューサーさん、好きですよ。こんな素敵な男性と一緒にいれるなんてボクはなんて幸せ者なんでしょう』
幸子「止めてください!」
晶葉「お、おう」
比奈「えー」
凛「ぶーぶー」
泉「ぶーぶーって……」
幸子「なんですかこれは!
な・ん・で・す・かこれはっ!!」
晶葉「なにって君が見た夢じゃないか」
幸子「ボクはこんなこと言いません!」
凛「夢だしね、しょうがないね」
比奈「むふふ。なるほどそういうことを思ってたんスねぇ」
幸子「~~~~っ!」
泉「というか全員こんな感じなのかしら? だとすると嫌な予感しかしないんだけど」
晶葉「んー、幸子君の場合は自分で夢の内容を作ってるからな。
ああ、でも夢ってのは空気を読んでくれないからな、何があるかはわからんよ」
比奈「じゃあ次は自分行くっスよ」
晶葉「わかった、じゃあ次は比奈君のデータを……」
凛「比奈だったら幸子みたいなのはなさそうね」
比奈「あはは、だといいんスけどね」
晶葉「準備オーケー、再生スタート!」
夢比奈『むー……』カリカリ
夢比奈『むむむぅ』カリカリッカリ
幸子「ボクと同じはじまり方ですね。場所はー比奈さんのお部屋みたいですが」
泉「なんか悩んでるみたいね……描いてるのは漫画かしら?」
比奈「あー、もしかしてこれは」
夢比奈『締切まだ後2時間で50ページ……うん、行けるっスね』
晶葉「アウトじゃね?」
比奈「やっぱり……締切に苦しむ夢っスね。イベント近い時によく見るんスよ」
凛「じゃあ内容は覚えてるってこと?」
比奈「んにゃ、苦しんでるってことだけしか覚えてないっす」
幸子「ある意味、悪夢ですね……」
夢比奈『うーん、これを落としたら新刊がぁ……」
\ワニッワニッ/
夢比奈「んっ!?」
比奈「ん?」
凛「いま何か聞こえたよね」
泉「ええ、確かに聞こえたわ」
晶葉「ワニ?」
夢比奈『まさか、またっスかぁ!?』
幸子「夢の比奈さんは凄く怯えてますね……いったい何が起きるんでしょう」
夢比奈『また、また白いワニっスかぁ!?』
幸子「は?」
比奈「あーあーあー」
凛「白いワニ?」
比奈「そういうネタがあるんスよ」
夢比奈「ひぃぃ来るなら来いっス!」
\ワニツワニッ/
夢比奈「この原稿は間に合わせるっスからね!
\ワニッワニッワニッワニッ/
夢比奈「だから怖くなんかな……い」
\ワニッワニッ/
凛「あっ比奈の後ろに大きな白いワニが二本足で立ってる!」
夢比奈『ひぃ!誰っスか!」
??『わしゃ、ワニ」
夢比奈『ウソ、ワニ!?』
??『そう、Pだ』
泉「……なんで?」
夢P『比奈! いつまで原稿してるんだ! 早くアイドルに戻りなさい!』
夢比奈『し、締切がヤバいんスよぉぉぉ!』
夢P『締切とアイドルどっちが大事なんだ!』
夢比奈『どっちも大事っス~! 簡便してくださぁい!』
夢P『なら早く片付けろ、後1時間しかないぞ、間に合わないから原稿しながらライブだぞ!』
夢比奈『むーりぃー! もう二日も寝てないんスよぉ!』
比奈「今、寝てるっスけどね……」
凛「ワニの着ぐるみPカワイイ……」
幸子「本人からしたら恐怖しかないでしょうが」
夢P「なら描け! 描きながら踊って歌え!』
夢比奈『いやぁぁぁぁぁぁ!』
\プツッ/
晶葉「あ、終わった」
比奈「深夜に飛び起きたのはこれのせいだったんスね……」
幸子「なんというか、比奈さん」
凛「ちゃんと休んだほうがいいよ?」
泉「なんならスケジュール管理、手伝おうか?」
比奈「ありがとうっス……あははは」
幸子「そういえば晶葉さんは夢を保存されてないんですか?」
晶葉「もちろんしてるぞ。覚えてないが。」
幸子「じゃあ次は晶葉さんの夢を見てみましょうよ」
凛「そうね、晶葉がどんな夢を見てるか興味あるし」
泉「確かに、普段一緒だから実感、というより麻痺してるけど天才少女なんだしね」
晶葉「麻痺って……まぁなんてことないとは思うけど」
比奈「博士、ゴーっスよ」
晶葉「自分の夢となると少し気恥ずかしいな。では行くぞ……再生!」
夢晶葉『おーい助手』
夢晶葉『じょーしゅー、ちょっと来てくれ』
夢P『お呼びになりましたか、博士』
夢晶葉『うん、ここなんだがな……』
夢P『それならこうしてみてはいかがでしょう……』
幸子「みんな出だしだけはまともなんですねぇ」
泉「出だしだけって……」
凛「この光景は現実でもよく見るわね。池袋博士と助手P」
泉「でもなんで敬語なのかしら?」
晶葉「……んー?」
比奈「?」
夢晶葉『よっしできた。ニューウサミンロボの完成だ!』
夢P『おめでとうございます、博士』
夢晶葉『要望に全て答えたハイスペックロボだ。むふふ、やはり私は素晴らしいな!』
夢P『菜々様もお喜びになるでしょうね。お疲れ様です』
夢晶葉『うむ。さーて。助手よ、私は一仕事終えたな』
夢P『ええ、わかっております』
晶葉「あっ」
泉「?」
晶葉「止める、いいな」
凛「え?」
幸子「まぁまぁ」
比奈「まぁまぁまぁ」
晶葉「と、止めるな!」
夢晶葉『さぁ助手、やるがいい!』
夢P『それでは失礼します』
凛「……」
泉「……」
夢P『お心地はいかかですか?』ナデナデ
夢晶葉『うむ……いいぞ、もっと撫でるがいい』
夢P『ほっぺすりすりもどうぞ』
夢晶葉『うむっ!』ダキッ
夢晶葉『むふふふ……うーむ、やはり硬いな』スリスリ
夢P『皮膚だけでもオリ○ント工業に作ってもらっては?』
夢晶葉『そんな資産はないぞ助手よ。硬かろうが機械だろうが私はこれが好きなんだ。さっもっと愛でるがいい』
\イチャイチャ/
晶葉「はい終わり、終わりな」
比奈「……機械?」
幸子「Pさんのロボットってこと、ですよね」
凛「なにこれ、どういうこと?」
晶葉「いやー、そのだな、コホン。えーと……ほら、助手といっても本当に助手させるわけにはいかないだろ?
だから許可をとって手伝いとしてな、その」
凛「つまり、Pそっくりのロボットを作ってたのね」
晶葉「う、うむ」
比奈「いつも見てたあの時のPさんは……ロボ」
晶葉「そ、そうだ」
幸子「つまり現実でもロボ相手にあんなことしてると?」
晶葉「ノーコメントで」
凛「そんなのどうでもいいけど一体おいくらなの?ローンは組める?維持費はいくら?」
晶葉「作らないし売らないぞ」
凛「チッ」
泉「し、舌打ち……」
幸子「えーと、ボク、比奈さん、晶葉さんが終わったので……後は泉さんと凛さんですね」
泉「しっかし、みんなの夢、濃いわね……」
晶葉「今のところ全員Pがでてきてるな。私のはロボだが」
幸子「一日で多く接する機会が多いのはPさんですからね」
凛「次は私でいいよ。みんなに比べれば大したことないだろうし」
泉「私が最後かぁ、こわいなぁ」
晶葉「では次は凛、データを……うん、では再生するぞ、いいな」
凛「よろしくー」
晶葉「うむ、改めて凛の夢、さいせーい!」
夢凛『おはようございまーす』
夢凛『うん、どうやら一番乗りらしいね』
幸子「出だしは普通……」
凛「怖いこと言わない」
夢凛『時間もまだあるし……プロデューサー、でてきていいよ』
夢P『は、はーい。おはよう凛』
夢凛『ちゃんといい子にしてた? 誰にも見られてない?』
夢P『大人しく仕事してました……』
夢凛『そう、えらいえらい』
泉「いつもの事務所にやりとりだけど……なんか変ね」
凛「そ、そう?」
夢凛『それじゃあご褒美あげるからよつんばいになって?』
夢P『えっまた、ですか?』
夢凛『言い訳無用!早くする!』ムチピシイッ!
幸子「あっ……(察し)」
比奈「一瞬で服が女王様に……」
凛「」
晶葉「なかなか楽しそうな夢を見てるな、凛」
凛「」
夢凛『そーれ! 最初のいっぱぁつ!』パシィン!
夢P『アヒン!』
夢凛『もう一回ッ!』ビシィィ!
夢P『にょわー!』
夢凛『にょわーじゃ! ビシッ
ないでしょ! ビシッバシッ
今の! ビビビン
プロデューサーは!
私の……犬なんだからッ!!』 バッシィィィィィ!!!
夢P『んぁぁぁぁぁ!』
凛「」
夢凛『ほらワンワン鳴いてよ』
夢P『わ、ワン!』
夢凛『三回よ三回』
夢P『ワンワンワーン!くぅ~ん』
夢凛「大の大人が情けない……いやらしい人……」
\プツッ/
晶葉「これ以上はやめておこう」
幸子「賛成ですね」
比奈「えー、もっと見たかったっス」
泉「今までにないくらい良い顔してたわね……」
凛「わ、私ってそんな願望あったんだ……ふふふふふふ」
泉「ゆ、夢の話だから、ね? ストレス溜まってたのよきっと」
晶葉「さっさと次に行ったほうがいいなこれ」
泉「そ、そうね、お願いするわ」
晶葉「泉君の夢、再生!」
夢泉『ねぇプロデューサー、ちょっと相談していい?』
夢P『おーいいぞ、どうした』
夢泉『あのね、弟のことなんだけど……』
夢P『なるほど、男の子的な内容か』
夢泉『うん……あのね、最近弟がそっけないの。
お風呂も一緒に入ってくれないし、寝てくれなくて……』
泉「ストップ」
凛「へぇ、泉って弟いたんだ」
幸子「ボク一度だけお会いしたことありますよ。泉さんの弟さんなだけあってなかなかかっこよかったです」
比奈「ふーむ姉×弟っスか……」
泉「いやちょっと待ってツッコむとこそこ? というか続き見るの怖いんだけど……」
夢P『それは大変だな、心当たりはあるのか?』
夢泉『うーん、あるとすれば弟の部屋に勝手に入るくらい?』
夢P『年頃の男の子だと嫌がるな』
夢泉『あっでも嫌われてるわけじゃないのよ?
毎日ちゃんと二人きりの時間は作るし、ゲームに誘ってくれるし、
でもお風呂と寝るのは避けるのよ……どうしてかしら?』
幸子「ちなみに泉さん、弟さんとはいつまでご一緒にお風呂に?」
泉「へ? 中学生の頃までだけど」
荒木「えっ?」
凛「寝る時は?」
泉「弟がいいって言った時だけ……あ、でも冬は強制的に一緒ね、寒いし」
幸子「へー、仲が良いんですねぇ」
荒木「えーと……」
夢泉『ベッドの下にちゃんと私のグラビア雑誌置いてるし
下着も飽きないように定期的に違うの渡してるし』
夢P『そ、そうか……』
夢泉『貴重なお小遣いで変な本なんか買わなくてもお姉ちゃんがいれば充分だって言ってるのに聞かないんですよ」
夢P『お、おう……』
比奈「なるほどアウトじゃねぇの?」
泉「えっ?」
幸子「泉さんの夢なのにPさんドン引きしてるじゃないですか」
晶葉「げ、現実でも似た内容だったんだろうな」
凛「弟相手になにしてんのよ……」
泉「待って、私は弟に正しく育ってほしいだけで近親趣味はないの」
比奈「えっ?」
泉「えっ?」
晶葉「なんというか、今までで一番コメントし辛いのが来たな……」
幸子「まぁ愛の形は人それぞれということで」
比奈「泉ちゃん、今度どうっスか、一緒に姉弟物の薄いのでも……」
泉「けっこ……うーんどうしようかな」
晶葉「……次行こうか」
凛「ん? 次って?」
比奈「泉ちゃんで最後っスよね」
晶葉「ん? あー言うの忘れてた。
実はちひろさんと助手の夢もあるんだよ」
凛「あるの!?」
晶葉「言い出しっぺだし」
幸子「Pさんの夢……これは気になりますね」
比奈「男の人って普段どんな夢見てるんスかねぇ?」
泉「私達と変わらないんじゃない?」
凛「さっそく見てみましょうといいたいけど」
晶葉「うん、お楽しみは最後の最後で、先にちひろさんの夢を見てみよう」
凛「ちひろさんの夢も再生してちょうだい」
夢ちひろ『プロデューサーさん、お疲れ様です。はいお茶どうぞ」
夢ちひろ『今日もたくさん頑張りましたね、お疲れ様です♪』
幸子「出だしは……」
泉「普通……」
凛「ここからどう……」
晶葉「おかしくなるか……」
比奈「……台詞が、ないっス」
夢ちひろ『ところでプロデューサーさん、今月のアレ、まだですよね?』
凛「さっそく来た!」
比奈「いや、まだ普通っス」
泉「この台詞からするとあれね」
幸子「月初め恒例のガチャの代金請求とスタドリセット販売……」
夢ちひろ『ひちろへのご褒美タイムですよ!ご褒美タイム!』
幸子「あれ?」
凛「うん?」
晶葉「ご褒美タイム? あっ……」
夢ちひろ『もー! いくら忙しいからって忘れないでくださいよ!
私、お給料日よりこっちの方が楽しみなんですから!』
夢ちひろ『先月も先々月もお仕事お仕事で構ってくれないし、
悶々しっぱなしだったんですからね!』
晶葉「あー……このご褒美タイムを見たことがある者は?」
凛「ない」
泉「ないわ」
幸子「ありませんね」
比奈「晶葉ちゃんのイチャイチャと同じで見たことないっス」
晶葉「ぐぬっ……やっぱり一緒だよなぁこの流れ」
夢ちひろ『はやくっはやくっご褒美タイムしてくださいっ』ピョンピョン
泉(カワイイ)
夢ちひろ『まずはおさげを解いて……はいっ結ってください!』
夢ちひろ『どうですか?さらさらでしょ。今日は念入りにお手入れしましたからね!』
夢ちひろ『~♪~~♪』
凛「凄く楽しそう……いいなぁ」
泉「これ以上ないニコニコだわ」
幸子「普段から子供っぽい一面はありますが、完全に子供ですねこれ……」
夢ちひろ『ふふーん♪上手にできましたね』
夢ちひろ『次はだっこですよ、頑張ってください!』
泉「身長差あんまりないからキツそう」
幸子「踏ん張ってますよPさん」
凛「いいなぁ……」
比奈「おっ持ち上がったっス」
夢ちひろ「そしてだっこからのー定番のお膝の上までお願いしますっ」
凛「いいなぁいいなぁいいなぁ」
晶葉「さっきからだだ漏れてるぞ凛」
夢ちひろ『プロデューサーさんのお膝の上は素晴らしいですねぇ、んふふ」
晶葉「楽しそうだなぁちひろさん……」
幸子「幸せそうですね……しかしこれ現実でも?」
比奈「やってると見て間違いないっスね」
夢ちひろ『ほぉ~ら、プロデューサーさんが好きな対面ですよ~』
泉「ん?」
夢ちひろ『お尻でグリグリされるの好きでしたよね~』
凛「んん?」
夢ちひろ『ではお待ちかねの大人のご褒美タイムを……』
晶葉「はい終了ーっ! しゅーりょー!」
凛「ねぇやったの!ヤったの!?」
泉「はしたないこと言わない!」
幸子「見ました? 一瞬で女の顔になりましたよ」
比奈「まさかの淫夢っスか……」
凛「続きを見せて! 確かめるから!」
幸子「おーちーつーいーてー! 夢ですからこれ、ね?」
凛「現実を反芻してる可能性もあるでしょ!? ずるい!」
泉「ずるいって……」
比奈「いやー、真面目に言うと事務所で大人のご褒美タイムはムリっスよ」
晶葉「ほぼ誰かしら居るからなぁ」
凛「朝早くとか、二人きりになる時間は少なからずあるでしょ? 否定はできないはずよ」
晶葉「わかったわかった。それじゃあ少しだけ続き見るぞ」ピッ
夢ちひろ『自主規制』
凛「」
幸子「」
泉「うわ……」
比奈「淫夢ってレベルじゃねぇっスよ……」
凛「ウソよ……こんなの、夢、そう夢だわ……!」
晶葉「うん夢だからね」
幸子「や、やはりその、ちひろさん達は大人のご褒美タイムをするような仲なのでしょうかね」
晶葉「単純に、願望だったりの原因ってのを忘れないようにな」
比奈「普通じゃ満足できずにだんだんと……いいっスね」
晶葉「さて、落ち着いたところでお待ちかね、助手の夢の鑑賞と行こうか」
幸子「なんか、どっと疲れましたね……」
泉「そうね、主に凛を落ち着かせためにね」
比奈「いやあ……うん」
凛「夢は夢……夢は夢……夜の夢こそ真って偉い人言ってた……」
晶葉「誰のことだい……ほら助手の夢を流すぞ凛」
凛「なに?早くして。そういえばこれってダビングできる?」
晶葉「……さいせーい」
夢P『……』カタカタカタカタ
夢P『……』カリカリカリカリ
夢P『……』ホチキスホチキス
泉「仕事……してるね」
凛「パジャマ姿で……」
幸子「出だしからおかしいですね」
晶葉「いや、ひういうのこそ夢だよ。いやーまともそうで安心した」
夢P『……ん? なんで俺は夢で仕事してるんだ?』
幸子「おや? これはボクと同じタイプの夢ですね」
晶葉「ほほーう」
夢P『夢で仕事しても意味ないじゃん! やめやめ!
えーと……なんた誰もいないのか。
自分でお茶……夢だから飲んでも意味ないか』
夢P『……』
夢P『話し相手もいないとか暇すぎるよぉー、起きるまでこのまんまかよ』グールグール
幸子「椅子を回して遊びはじめましたね……」
泉「仕事しなくなった途端にダメな人っぽくなったね……」
凛「仕事人間だよね、Pって」
夢P『そういや、夢を保存するとかなんとか言ってたっけかな。
なんか夢らしいことしておくか』
晶葉「うむ、仕事人間だな……夢でまで気を使わなくてもいいのに」
夢P『なにをしようか……おっそうだ!
確か俺、飯食うの前に寝たんだったな。飯を食わないと!』
夢P『ということで……いでよカップ麺!』
\ボワン/
夢P『おおっマジで出た』
泉「しかもできてる」
幸子「へー、凄いですね」
晶葉「おそらく寝る前の空腹と、カップ麺の印象によるものだな」
比奈「そういやあのカップ麺、最近発売したばかりのお高いやつっスよ」
夢P『ふふふーん、前々から食ってみたかったんだよなー♪
仕事もたまってるし、パパっと食ってやっちまうか』
凛「だから夢だってば……」
晶葉「やはりいろいろ曖昧だな」
夢P『いっただっきまーす』
夢P『ズルズル……』
夢P『ズルルッ……』
夢P『ズビズバッ……』
まゆ『夢の中でもカップ麺おいしいですかぁ?』
夢P『ズルズ……おお、まゆか』
凛・泉・幸子・比奈・晶葉「!?」
夢まゆ『ダメですよぉ?せっかくの夢なんですから美味しいもの食べないとぉ』
夢P『ははは、すまん。どうしても食べてみたくってさ』
夢まゆ「もう、普段レトルトばっかりなんですから、栄養なくて体調が悪くなっちゃいますよぉ』
夢P「栄養はサプリメントで補ってるから大丈夫だよ』
夢まゆ『心の栄養の話です』
夢P『……最近のレトルト、美味しいよ?』
夢まゆ『もー……ふふっ』
凛「え、なにこれは……」
晶葉「助手の夢、だな……うん」
比奈「なんで当たり前のようにまゆちゃんがいるっスかね」
幸子「夢だからか、プロデューサーさんも普通に対応してますし」
夢まゆ『これ。この前出たばかりのですよね。お味はどうですかぁ?』
夢P『それがなぁ、味がしないんだよ』
夢まゆ『味がしない?』
夢P『夢だからかなー、ほら』アーン
凛「ちょっ!?」
夢まゆ『あら本当……うふふっ、残念ですねぇ』
夢P『美味しいと思うんだけどなぁ……』
夢まゆ『あっ、なら明日、まゆがPさんに買ってきてあげます!』
夢P『え? いいの?』
夢まゆ『はぁい♪ いつも頑張ってるPさんにご褒美ですよぉ』
夢P『おーやったー、まゆは優しいなぁ』ナデナデ
夢まゆ『んふ、くすぐったい……♪』
晶葉「ん? おかしくないか?」
泉「晶葉さんも気がついた?」
凛「どうかしたの?」
泉「会話に違和感があったのよ……」
晶葉「うむ……」
幸子・比奈「?」
夢まゆ『プロデューサーさんっ♪ ほっぺにナルトがついてますよ♪」
夢P『おお、ありがとう』
夢まゆ『うふふ。
……ところで、どうしてまゆがプロデューサーさんの夢に居るのか……
そろそろ疑問を抱いてる、というところでしょうかねぇ?』チラッ
晶葉「ん!?」
泉「今、こっちを見た……?」
比奈「えっ?」
幸子「なにそれこわい」
夢P『そういやなんで俺の夢にいるの?』
夢まゆ『それはですねぇ。まゆが見てる夢は、プロデューサーさんが見てる夢だから、ですよ』
夢P『ふーん……?』
夢まゆ『愛の力で、一緒の夢を見てるんです♪』
夢P『そーかそーか、まゆは可愛いなぁ』
夢まゆ『……うふふふふ』
凛「同じ……夢?」
幸子「あっあれですね、夢で会った人と現実でも会った、というお話。
逆バージョンですよこれ」
比奈「現実で会ってる人の夢でも会いに来る……スか」
夢まゆ『素敵だと思いませんかぁ? 二人で同じ夢、同じ世界にいるんですよぉ?』
夢P「ははは、そうだな。しかし都市伝説みたいな話だ』
夢まゆ『いいえ、現実です……愛の力の成したことなんですよぉ』
夢まゆ『ねぇ、みなさんもそう思いませんか?』
凛「えっ……」
夢まゆ『ちひろさんから聞いたんです。夢を覗き見る機械、でしたっけぇ?
…………まゆとプロデューサーさんの夢、今、見てるんでしょう?』
晶葉「ぞわっときたぞわっときた」
比奈「ひぇぇぇぇ」
夢まゆ『こうやって、夢と夢が繋がるのってたまのにたまぁーになんですよ。
そのたまにを、下世話な好奇心で邪魔するなんて……ねぇ?』
晶葉「ひぃぃごめんなさい!」
凛「あやまってどうするの! もう終わった夢なのよ!?」
晶葉「そ、そうだった……」
幸子「しかし、ボク達が見ると見越してこの言葉……」
比奈「こぇぇぇぇっス……」
夢まゆ『ほらPさん、ご飯は終わりですよぉ』
夢P『ん? おお、片付けてくれたのか』
夢まゆ『はぁい』
夢P『ありがとな、ああるついでにコーヒー頼めるか? 仕事片付けないといけないからさ』
夢まゆ『お仕事……? 何を言ってるんですか? まゆと同じ夢を見る時は、目が覚めるまでずっっとまゆと一緒に居るんですよぉ?』
夢P『あれ? そうだっけ?』
夢まゆ『そうですよぉ』
夢P『……でも、確か夢を保存するって言ってたから。
見られたらマズいなぁ』
夢まゆ『なぜ? 現実と夢は関係ありませんよ?』
夢P『でも』
夢まゆ『起きたら忘れてしまうのが夢というものです……だから気にしなくていいんですよ、ねぇ?』
夢P『そうかー、そだな。夢なんだし、遠慮なくまゆと居れるな』
夢まゆ『はぁい!♪』
晶葉「言いくるめた……」
凛「ちょっP!」
夢まゆ『今日はこれだけ……ね?」
夢P『なんだ、腕を組むだけでいいのか?』
夢まゆ『はい♪』
夢まゆ『今日は、これだけでいいんです……♪』
幸子「寄り添って腕を組む……やってる事は控えめですが」
泉「私達が見てるという前提でそれをやるとなると」
凛「むしろ大胆だわ……!」ハギシリィ……!
晶葉「モニターを見る凛の目が怖い」
夢まゆ『あ、そうそう。まゆはこのままPさんとの時間を過ごします。
なので、退屈でしょうから現実のまゆがお邪魔しますね?
その機械、まゆも興味があるので』
晶葉「えっ?」
夢まゆ『ふふふ……このPさんはまゆだけのPさん♪
Pさんの夢のまゆですよぉー……♪』
晶葉「えっ? えっ?」
まゆ「へぇ……こんなふうになってるんですかぁ」
晶葉「ひぃ!?」
泉「えっ……いつのまに?」
まゆ「これはなかなか……素敵ですねぇ」
凛「カギはかけてあったはずよ」
幸子「というか音もなくいつのまに横に!?」
比奈「あわわわ」
まゆ「見てください、この幸せそうなまゆ達を」
凛「むっ……」
まゆ「まだ夢の光景ですが、いずれ正夢にしてみますよ……ねぇ、凛ちゃん♪」
凛「……」
まゆ「凛ちゃんはどんな夢を見たんですかぁ?どうせPさんのでしょうけど
その夢はあなただけが見てる夢。
まゆの見てる夢は、Pさんが見てる夢ですけど、ね?」
凛「……そう、気になる? 私とPの夢」
まゆ「……ええ、とっても」
凛「夢の中でも腕を組むだけとか、ずいぶん遠慮してるのね」
まゆ「………………うふふ」
幸子「なんで火に油注いでるんですかねこの人は……」
泉「まさか……」
凛「晶葉、私の夢、再生してくれる?」
比奈「あ、やっぱり」
晶葉「いや、それはーマズいんじゃないかな……?」
凛「晶葉?」
まゆ「お願いします、見せていただけませんか?」ニッコリ
晶葉「は、はぃぃ!」
比奈「に、逃げたい……」
まゆ「楽しみですねぇ、うふふ。
まぁ、何が来ようとまゆとPさんの夢が一番ですけどね」
晶葉「どうなっても知らないぞ~……さ、再生!」
夢凛『ほら!ほらぁもっと鳴くのよ!鳴きなさい!』ビシィッビシィ
夢P『アヒィ!アォン!ヒヒィィン!!』ビクンビクン
夢凛『お尻あげる!足開く!早く!』バシッビシィーッ
夢P『ハイッ!ハィィィィィ!』ビクビクビクゥゥ
まゆ「」
夢凛『あなたの飼い主は誰!?』ゲシゲシッ
夢P『凛様でずぅぅぅ!』
夢凛『あなたは誰の所有物かわかってる!?』ズビシィッ
夢P『凛様ですぁぁぁぁ!』
夢凛『よぉぉぉく言えました! ほらぶち込むよ!』ボロン
夢P『ンッギモヂィ゛ィ゛ィ゛ィ゛!!!!1!1!!』ズニュゥゥゥゥ
まゆ「」
泉「凛」
凛「……ごめん」
幸子「うっわぁ……」
比奈「キツいっスわー……」
まゆ「」
幸子「トラウマになりそうです……」
泉「夢に出そう……」
晶葉「……私は凛がわからなくなったよ」
凛「だからごめんってば」
まゆ「」
泉「……あれ?」
晶葉「ま、まゆ君?」
まゆ「」
幸子「失礼…………ショックのあまりか、気絶してますね……」
凛「よし勝った!」グッ
泉「えぇ……」
晶葉(そして、まゆ君が運び出され夢見る機械の鑑賞会は終了した)
晶葉(すぐに目が覚めたまゆ君と凛がなにやら話していたが見なかったことにする)
晶葉(あれから噂を聞いた他のアイドル達が自分の夢を見たがっているが……)
晶葉(私はもう、あの機械を使おうとは思わないだろう)
晶葉(なぜなら、人の夢を見るということは、その心の一端をも見てしまうと
この池袋晶葉は気がついてしまったから……)
数日後
凛「おはようございま~す……」
泉「……おはよ。どうしたのその目のクマ」
凛「ちょっとね……」フラフラ
泉「睡眠不足? 辛いようなら仮眠室行く?」
凛「大丈夫、今日はぐっすり安眠できる予定だから」
泉「……?」
まゆ「おはよう…………ございます……」
凛「あら、おはよう」
泉「おはよう……まゆも寝不足?」
凛「ダメじゃない、しっかり寝ないと」
泉「あなたが言う?」
まゆ「……今日は、仕方なく譲りますよぉ? でも今日だけですからねぇ?」
凛「そう、じゃあお互いゆっくり休みましょうね」
まゆ「うふふ…………うふふふふふふふ」フーラフーラ
泉「……どういうこと?」
凛「あの娘、Pと夢で繋がれるって言ってたじゃない?」
泉「うん」
凛「だから私も繋いだのよ……まゆの夢と、Pの夢に」
泉「うん?」
凛「お邪魔虫がいると二人でゆっくりできないからね……
今日、いえ、昨日の夢でとうとう一勝負を制したわ。
馬になって蹴ってやったのよ」
泉「そ、そう……」
凛「ええ、だから今夜は二人きり……ふふ、ふふふふふふふふふふふ」
まゆ「……うふふふふふふふ」
凛「ふふふふふふふふふふふふ」
泉「……ねぇ、二人とも壊れてるみたいなんだけど」
晶葉「知らない! 私はもーかんけーないもん!」
終わり
以上です。
この形式のSSをやるのは初めてなんですがなかなか楽しいですね
次からは書き溜めてからやろうと思いました
ではみなさんおはようございますいってらっしゃい
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