エレン「何だそれ?」
マルコ「僕が昔親から聞いた怪談なんだけどね、どうやら昔人を斬り殺したブレードがあるみたいなんだ」
ジャン「確かにブレードで人間殺したら重罪だけどよ、そんなの昔からあったじゃねえか」
マルコ「いや、僕の聞いた話は桁が違うんだ。だいぶ昔の事なんだけどね、確か第3期生の頃だった気がするんだけど……」
ジャン「3期生!?かなり昔じゃねえか!立体起動装置もまだ無い頃だぞ!?」
マルコ「うん、ブレードも形が全然違うもので、ブレードというよりは剣みたいだったらしいね。この前行った兵団の資料館で展示してあったものがそうらしいよ」
マルコ「昔、第3期の訓練生で首席の男の人が居たんだ。その人は訓練中に左腕を大けがして隻腕になっちゃったんだけど、それでもほとんど全部の科目で敵無しだったらしい」
アルミン「隻腕なのに首席になれたなんてすごいな……どんな時代でもミカサやライナーみたいに強い人はたくさん居るはずなのに」
マルコ「その頃は巨人に教われる心配も無かった時期だから、首席の人は憲兵団に行ったんだ」
エレン「それだけの実力がありながらもったいねえな……」
ジャン「まあ懸命な判断だな。例え首席でも立体起動装置も無い時代に片腕で巨人に挑むのはリスクが大きすぎる」
マルコ「……ただある日事件が起きたんだ」
アルミン「事件?」
マルコ「うん、ある日憲兵団の兵士と貴族が何人も殺された事件があったらしい」
マルコ「憲兵団が200人以上、貴族は30人以上殺されたんだって。それで200人以上もの人間を殺したのが……」
ミカサ「……その首席の男?」
マルコ「そう、その人がブレード一本で殺したらしいんだ」
ジャン「惨い事しやがる……」
このSSまとめへのコメント
放置うざ
あれ?放置?(呪いSS好きなのに…)