サシャ「コニー! 大好きです!」コニー「わーかったっての!」(43)

お久しぶりです。
こちらでコニサシャベルユミを書いて以来しばらく深夜の方で書いてましたが、今書いてる話にコニサシャが全然出てこないのがもどかしいのもあって、原点回帰ということで戻ってきました。
深夜と同時進行なので更新遅いかもしれませんが、短くまとめる予定です。



食堂


サシャ「あっ、水持ってくるの忘れました」

サシャ「コニー! 私の分の水も持ってきてください!」

コニー「んあ? あぁ、わかった」トクトク「はいよ」コトン

サシャ「ありがとうございます! 大好きです!」

コニー「おう、ありがとな」


エレン「……」

ジャン「……」


エレン「なぁ……あいつら、最近やけにくっついてしてないか?」

ジャン「奇遇だな死に急ぎ野郎。俺も同じことを思っていた」イライラ

エレン「うん? お前何ピリピリしてんだ?」

ジャン「うるせぇ! 羨ましいんだよ畜生!」クワッ

エレン「はぁ?」


廊下

コニー「サシャー! 早く来いよー」

サシャ「わっ、ちょっと待って下さ――」

バサバサッ!

サシャ「あわわ、ノートがっ」

コニー「何やってんだ」タタッ「ほら」ヒョイ

サシャ「ありがとうございます! コニー大好きです!」

コニー「はいよ」


アルミン「……」

マルコ「……」


アルミン「平和だね」

マルコ「そうだね。この光景にも慣れたよ」

アルミン「あの二人はなんというか、微笑ましいよね」

マルコ「見ててほっこりするよね」

アルミン「うん。わかるよ」


午前
座学 兵法講義


サシャ「あっ、消しゴムがっ」コロコロ

コニー「ん?」コツン

サシャ「コニー、とってください」ヒソヒソ

コニー「おぉ、ほらよ」スッ

サシャ「ありがとうございます。大好きです」ヒソヒソ

コニー「はいはい」カリカリ


ベルトルト「……」

ライナー「……」


ベルトルト「はは……何というか、いつも通りだね」

ライナー「お……俺だって……」ブツブツ

ベルトルト「ライナー?」

ライナー「俺だって順調にいけば、クリスタと……」ブツブツ

ベルトルト「……クリスタとは厳しいんじゃないかな」ボソッ

ライナー「うん? 何か言ったか?」

ベルトルト「何でもないよ」ハァ


午後
対人格闘


サシャ「負けませんよ、コニー!」

コニー「俺だって負けねーぞ。おりゃああ!」ブンッ!

サシャ「わっ」グラァ

コニー「げっ、サシャ!」ガシッ「大丈夫か?」

サシャ「はい、大丈夫です。すみません」ギュッ

コニー「悪りい、次は気を付けるからな」

サシャ「はい、よろしくお願いします! 大好きですコニー!」

コニー「わかったわかった」


クリスタ「……」

ユミル「……」


クリスタ「コニーとサシャ、相変わらず仲良しだね」

ユミル「ったく、公衆の面前でいちゃつきやがって」

クリスタ「でもすごく自然っていうか、見てて嫌な感じはしなくない?」

ユミル「完全に夫婦の領域だからな」

クリスタ「そうそれ。いいな~羨ましいなぁ~」


夕方
調理場


サシャ「」モグモグ

コニー「」ムシャムシャ

サシャ「はっ! ついつまみ食いをしてしまいました!」

コニー「んあ?」ムシャムシャ

サシャ「コニー! どうしましょう、蒸かし芋がなくなっちゃいます!」

コニー「んじゃ、もっとたくさん芋蒸かせばいいんじゃねぇの?」

サシャ「なるほど! コニー流石です! 大好きです!」

コニー「わーかったって」


ミカサ「……」

アニ「……」


ミカサ「……」

アニ「……」

ミカサ「……」

アニ「……」


アニ「……」トントントントン

ミカサ「……」ジイイイー



女子寮入口


トントントン

ガチャッ

サシャ「コニー? どうしたんですか、こんな時間に」

コニー「いや……天気がいいからよ、散歩でもどうかと思ってな」

サシャ「わぁっ、いいですね! ちょっと待っててください、すぐ用意しますから」パタン

パタパタパタ…


ガチャッ

サシャ「お待たせしました! 行きましょう」

コニー「おう」





サシャ「わー! 今日、満月なんですね」

コニー「あぁ」

サシャ「綺麗ですねー」

コニー「……あぁ」

サシャ「コニー、誘ってくれてありがとうございます!」

コニー「あのさ、サシャ」


サシャ「何ですか?」

コニー「今日お前……何回、言った?」

サシャ「んー、五回ですね」

コニー「そっか……」

サシャ「ちなみにコニーはゼロ回です」

コニー「わかってる」

サシャ「随分と不公平な数字ですね、これは」


コニー「……」

サシャ「こうして呼び出されるまで、もう今日は言ってくれないのかと思ってましたよ」

コニー「……」

サシャ「それでなくとも毎日毎日、私ばっかりたくさん言ってますし」

コニー「……ってよ、言いにくいんだよ、やっぱ」

コニー「いざ言おうとすると、言葉が出てこないんだ」


サシャ「なら、無理矢理にでも言ってもらうしかありませんね」

コニー「は?」

サシャ「コニー、失礼しますね」ガシッ

コニー「へ?」

サシャ「えいっ」グイッ

コニー「んなぁああ! おい何してんだサシャ!」

サシャ「何って、コニーを抱き上げてますけど?」


コニー「そういうことじゃねぇよ! 下ろせ!」

サシャ「嫌です」

コニー「はぁ!?」

サシャ「コニーが言ってくれるまで下ろしません」

コニー「おまっ、何考えて――」

サシャ「ねぇ、コニー」

サシャ「私のこと、どう思ってますか?」


コニー「……」

サシャ「……」

コニー「はぁ、わかったよ……サシャ」

サシャ「はい」

コニー「お前が……その……好きだ」

サシャ「駄目です」

コニー「え」

サシャ「ちゃんと言ってください、コニー」


コニー「ちゃ、ちゃんとって」

サシャ「コニー、あんまり焦らさないでください。腕が疲れちゃいます」

コニー「あのなぁ」

サシャ「コニー」

コニー「……」


コニー「サシャ」

サシャ「はい」

コニー「大好きだ」


サシャ「よくできました」ニコッ

コニー「ったく、なんなんだよこれは」カアッ

サシャ「さっさと言わないコニーが悪いんですよ」

コニー「……サシャ」

サシャ「はい?」

コニー「目ぇ閉じろ」

サシャ「……うん」


「…………」


ユミル「女に抱きかかえられたままキスとか、何やってんだあの馬鹿は」

クリスタ「わぁー……」ポケー

マルコ「でもサシャの方が背が高いからなぁ。かがんでもらうのもね」

ジャン「ちくしょう……ちくしょう……」ワナワナ

エレン「イライラすんなら見に来なきゃいいのによ」

ジャン「んだと!」クワッ

ライナー「お前ら静かにしろ。気づかれるぞ」

アルミン「それはないかもよ。二人の世界に入っちゃってるし」

アニ「……ZZZ」

ベルトルト「アニ、起きて起きて」

ミカサ「……」ジイイイイイイイイ


翌朝
食堂


サシャ「コニー! 大好きです!」

コニー「わーかったっての!」




終わり

終わりです。やはりコニサシャは書いてて非常に楽しい。サクサク進みました。
読んでくださった方、支援してくださった方、ありがとうございました。

最後に。
本作と今深夜の方で書いてる話で進撃SSは10作を数えました。
宣伝になりますがここでまとめたいと思います。


◇サシャ「コニー!勝負しましょう!」コニー「勝負?」

◇ユミル「劇場のチケット?」ベルトルト「あっ!」

◇ベルトルト「このチケット、どうしよう……あれ!?」

 りこ(5)「いあん、わたしだ、りこだよ!」イアン「」

 ぺとら(4)「へいちょ、これって……」りばぃ(6)「……」

 エレン「花火大会?」

◇アルミン「えっ、僕の好きな人?」

 リコ「イアンと結婚した」

◇クリスタ「私、マルコが好きなの」(現在SS深夜vipにて更新中)

 サシャ「コニー! 大好きです!」コニー「わーかったっての!」(本作)


前に◇を打ったものがシリーズものです。深夜の方ではこれにだけトリ◆rsH9FLRPiMをつけています。
よろしければ過去作、および現在更新中の話もよろしくお願い致します。


おまけ短編1


夕方
兵舎外
井戸


コニー「ふぁ……水汲み終わったし、戻るか」テクテク

コニー「ん? あっちの木の下、誰かいるのか?」


木陰


サワ…サワ…

サシャ「……」スゥスゥ

コニー「サシャじゃねぇか。何こんなところで寝てるんだ?」

サシャ「……ZZZ」

コニー「おいサシャ、風邪ひく――」ピタッ

コニー(シャツまくれて……腹出して寝てやがる)


サシャ「……」スゥ…スゥ…

コニー(うわ……サシャ細っせぇな。ヘソとかもなんか……そそるっていうか)

コニー(って、いやいや何考えてんだ俺は!)ブンブン

サシャ「……」zzz

コニー「……」

コニー(触りてぇ)


サシャ「……」クカー

コニー「……」ドキドキ

コニー(ちょっと触れるくらいなら起きねぇか?)

コニー(でも、万が一目が覚めちまったら……あ)ピーン

コニー「サ、サシャ、風邪ひくだろ。上着、かけてやるよ」ゴソゴソ

コニー(これなら触っても、上着かけようとしてうっかり触れちまったって言えば誤魔化せるだろ!)


サシャ「……」

コニー(よ、よし……)ドキドキ

スッ…

ピトッ

コニー(!)ドキン

コニー(うっわ、すべすべだ、すげぇ)

コニー(手や腕とはまた違うな……腹筋もあるけど、肌のみずみずしさがなんか柔らかくもあって)


コニー(やっべ止まんねぇ。手に肌が吸い付いて――)

サシャ「コニー」

コニー「……」

サシャ「コニー、何してるんですか?」

コニー「……」


コニー「」


コニー「サ、サシャ、あのな、これは」ダラダラ

コニー「そ、その、お前が寝てたから、さ、上着かけてやろうと」

サシャ「上着かける手つきでしたか? 今のが?」

コニー「いや、それは」

サシャ「それに、肝心の上着はもう手に持ってないみたいですけど? 手前に落ちてます」

コニー「」


サシャ「コニー……」ゴゴゴゴゴゴゴ

コニー「ひっ、いや、サシャ、あの」

サシャ「一体全体何しとんの!」ガシィ!

コニー「痛だだだっ! 頭つかむのはやめろ! 教官かお前は!」

サシャ「人の寝こみ襲うなんて許さんよ!」ギリギリ

コニー「んなつもりねぇって!」


サシャ「大体! 触るんやったらな!」バチン!

コニー「ってぇ!」

サシャ「触るんやったら……ちゃんと……許可とってからに……」ブツブツ

コニー「へ? 何言ってんだよ聞こえねぇよ」

サシャ「うっさい!」ブンッ

コニー「ぬああ!」ズシャアアア


サシャ「コニーの馬鹿! エッチ! 変態! 坊主!」

コニー「悪かったって! ていうか最後関係なくね!?」

サシャ「もう、コニーなんて知りません! そこで寝ててください!」スタスタ

コニー「あっ、サシャ、待ってくれ――って、行っちまった」


コニー「あー、痛かった。よっぽど怒ってたんだなサシャ。悪いことしちまった」

コニー「――ずっと顔、赤かったしな」




おまけ1終わり

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月24日 (火) 21:01:17   ID: A1i0OxPa

なごむわぁ~///

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