京太郎「部室に靴下が落ちてる」咲「……」ドキドキ (9)

京太郎「誰のだろ?」ヒョイ

咲「……」ドキドキ

久「……」ドキドキ

咲「(やっぱり無理です! 止めてきます!)」ダッ

久「(待ちなさい! これからじゃないの!)」ガシッ

咲「(で、でもぉ……)」

久「(咲、あなたが自分から申し出た事でしょう?)」

咲「(だって、それは部長が)」



咲「京ちゃんの性欲が暴走するといけないからって……」



久「(だって、男女比1:5よ?)」

久「(ほぼ毎日、女の子5人に囲まれてるのよ?)」

久「(いつ、須賀君が野獣になって私達に襲いかかるか分からないじゃない!)」

咲「(は、はぁ… そうなんでしょうか?)」

久「(今時の男子高生なんてそんなもんよ)」

久「(たぶん)」

咲「(そうかなぁ……)」

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久「(だからこうやって小まめに発散させてあげないと!)」

咲「(そうやってちょっかいを出し続ける方が、逆にダメだと思うんですけど)」

京太郎「……」

久「!」

久「(須賀くんが動いたわ)」

久「(もしかして、匂いを嗅ぐつもりじゃ……)」

咲「(いやぁぁぁぁぁぁ(掠れ声)」

京太郎「……」ジー

咲「(あ、あれ?)」

久「(拡げて中を見てるだけみたいね)」

咲「(中に何か入っているのか調べてるのかも)」

京太郎「……」サッサッ

久「(あ、また動いたわ)」

咲「(靴下、畳んで隅に置いてますね)」

久「(ええ)」

久「……」

咲「(部長、満足しました?)」

久「……ふっ」

咲「?」

久「急に自分が汚れた人間に思えてきたわ……」

咲「もっと早く気付いて欲しかったです……」


……

まこ「何時の間にそんな下らん事を……」

久「下らなくないわよ」

和「でも結局須賀君は咲さんの靴下に何もしなかったんですよね?」

咲「うん」

優希「京太郎も案外常識人だなー」

久「そうよね、なんか悪いことしちゃったわ」

まこ「部室に1人きりにさせてしかも監視しとった訳じゃからの」

優希「今度は私の靴下でも置いとくか!」

久「確かに優希のなら一発で優希のって分かるしね」

久「……」

久「明日やってみましょうか」

優希「おー!」

まこ「さっきの反省はどこへ行った」

久「ウソよウソ、冗談冗談!」

まこ「本当か?」ジトー

久「まぁ、それはそれとして」

咲「で、でもやっぱり男の子ってそういう風になるって聞いたことありますし……」

久「流石咲、そういう知識もしっかり頭に叩き込んでるのね」

咲「ふぇ!?」

和「下世話な話しばかりするなら帰りますよ」ジトー

久「ごめんごめん」

優希「京太郎に限ってそんなことあり得ないと思うけどなー」

久「分からないわよー」

優希「和ちゃんのおっぱいでも見せてあげれば、どんな男子でも一発でケーオー!だじぇ」

和「優希までそんなこと……」プスコ

久「そういえば須賀君って 和の事、結構意識してるしね」

咲「え、そうなんですか!?」

優希「へぇー」

和「また、そんな根拠の無いことを…」

まこ「まぁ、確かにそんな感じはするがな」

和「染谷先輩まで」

まこ「すまん、失言じゃったか」

久「分かるわよー、須賀君の和を見る目」

久「あれはまさに……そう」

久「『恋する乙女』って感じね!!」シャキーン

和「須賀君は男子ですが……」

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