某所で落ちたのでこっちでゆったり再掲
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春香「プロデューサーさん、メテオでうすよ!メテオ!!」
P「と、とりあえず落ち着け春香!」
春香「だ、だだだって、メ、メテオが…!メテオが!わわわっほいッ!」
P「いやいや、春香が慌てたってどうせ周りが壊れるだけ…、って早速床を壊すな落ち着け、鎮まれ!」
千早「でも春香の気持ちも分かります、まさか地球に巨大隕石が接近しているだなんて…」
P「まさかNASAの『今度は2倍の探査力!目指せはかぶさガールズオーディション』の授賞式であんな情報を聞くことになるとはな…」
律子「巨大隕石が地球に接近中、しかも地球直撃コースだなんて、普通はSFにしか思えませんね」
雪歩「で、でも本当なんでしょうか…、職員さんたちも未確定みたいな事言ってましたし…」
千早「…私は今でも少し疑っているわ、ドッキリ番組には以前酷い目に遭ったから」
美希「何か千早さんの目が怖いの」
伊織「残念だけど、今回ばかりはドッキリじゃないみたいね」
P「伊織!?」
伊織「新堂に心当たりを探らせてみたけど、各地の天文台や研究機関が同じ計算を弾き出したみたい、まだ一般には公表されていないけみたいだけどね…最悪だわ」
春香「うわー!もう駄目だよー!」
P「おおお、落ち着けって!大体何でそんな大きな隕石が最近まで見過ごされてたんだよ!」
伊織「詳しいことは分からないわ、無害な彗星と誤認したとか何とか言ってたみたいだけど」
小鳥「どうやらアマチュアの間ではだいぶ前から不審な影がささやかな話題になっていたみたいですね、プロは素人を見下して真面目に取り合おうとしないってペロリンガ星人も言ってましたっけ」
P「音無さん何歳ですか!」
律子「勤務中にアングラネットで得た知識を今更自慢しないで下さい!」
小鳥「律子さん、インディーズの情報網を舐めちゃいけないわ!最近も事務所近辺で受信できる発信元不明の海賊ラジオ放送が面白いと私の中で話題なのよ!」
律子「仕事して下さいよ!」
千早「そういえば亜美と真美の姿が見えないけど?」
雪歩「あ、亜美ちゃんと真美ちゃんは『こんな面白いことはみんなに教えてあげなきゃね→』『んっふっふ~、号外ですな~!』って言って出て行っちゃいましたぁ…」
P「ってことは、今頃レッスンスタジオか…」
律子「あの二人のことだから765プロ全員引き連れてくるわね、全くもう…」
美希「どうせ隠しててもすぐバレるし、教えてあげても良いんじゃないかってミキは思うな」
伊織「…そうね、どうせ遠からず公表されるはずだわ…それに知っていたって私たちにはどうせ何も出来ないのよ…」
P「伊織…、アレ、春香は何処行ったんだ?」
雪歩「あ、春香ちゃんなら『わっほい!わっほい!』って言いながら階段を駆け下りていきましたけど…」
P「それは止めろよ!」
千早「どう、落ち着いた?」
春香「うぅ…、ごめんなさい、私動揺しちゃって」
P「とにかく、これで事務所が静かになっt」
バーン!
真「プロデューサーさん!巨大隕石が接近中ってホントですか!?なんか映画みたいですねー!」
あずさ「あらあら、だったら私はハッピーエンドのヒロインがやりたいです~」
やよい「えっと、私なにかすごいのが来るっておしえてもらったんですけど、それって野菜の値段が上がったりするんでしょうか?」
亜美「やよいっち-、隕石だよ隕石!もやしが200円ぐらいになっちゃうに決まってるっしょー!」
真美「えぇ~!じゃあデコイヤチョコの値段も上がるのかなぁ?真美お小遣い足りなくなっちゃうよ-!」
響「プ、プロデューサー!いざとなったらみんなで沖縄に逃げるぞ!うちはちょっと狭いかもだけどなんくるないさー!」
貴音「響、その際には私そぉきそばなるものを食してみたいです」
律子「一気に騒がしくなったわね…、とりあえずみんな落ち着きなさーい!」
雪歩「わ、私お茶入れてきますぅ~!」
春香「あ、だったら私もお菓子出すよ、隕石にビックリして忘れてたけど美味しいシュークリームがあるんだ~!」
千早「春香待って!そっちの床はさっきあなたが破壊して」
どんがらがっしゃ~ん!
美希「実に春香らしいの」
千早「全くもう…春香、大丈夫?」
律子「春香-?ほら、起きなさーい、…春香?」
響「…なぁ、今の春香の転び方なんか変じゃなかったか?」
貴音「えぇ、躓くと言うより頽れるという表現の方が正確だったかと」
真「僕見たことあるよ…、空手の大会で蹴りの当たり所が悪かった選手の倒れ方があんな感じだった…」
やよい「は、春香さん!起きてくださいー!!」
P「お、おい本当に起きないぞ…」
美希「いつもと違ってたんこぶもないし、安らかな寝顔なの」
律子「そうね、顔に傷が付かなくて良かったわ…って!そんなこと言ってる場合じゃないでしょうが!小鳥さん、急いで救急車呼んで_」
春香「…」
雪歩「お、起きたみたいですぅ…」
伊織「まったくもう、心配かけないでよね!」
千早「春香!?大丈夫なの?」
春香「…私何を…ここは…?」
P「春香しっかりしろ!俺が分かるか!?」
春香「えっと…ちょっと分かりません…」
P「なっ…!?」
亜美「これはもしやキオクソーシツという奴ではないですかな真美博士?」
真美「そのようですな亜美キョージュ、うっわ→!真美初めて見たよー!」
千早「春香!私が分かる!?」
春香「えっと…千早…?」
響「おぉ、千早のことは分かるみたいだぞ!」
伊織「プロデューサーの事だけ忘れたんじゃないの?前から思ってたけど、あんた少し地味すぎるのよ!」
P「くっ…!」
真「うわわ、プロデューサー落ち込まないでくださいよ、後で僕が大好きな少女漫画『ハイセンス生徒会長 立襟の奥の素顔にCHU☆』貸してあげますから!」
美希「ミキとしてはハニーはそういうの似合わないって思うな、きっと真君が来た方がサマになるの!」
雪歩「わ、私もちょっと見てみたいかも…!」
小鳥「衣装とスタジオの予約が完了したわ!」
律子「小鳥さん、何でこんな時だけ仕事早いんですか!って、今の話題はそこじゃないでしょうがぁああ!」
やよい「り、律子さん落ち着いてくださ~い!」
千早「そうよ、千早よ!良かった…痛いところとかは_」
春香「…千早…さん」
千早「!?」
P「お、おい、なんか様子が変じゃないか…」
貴音「…面妖なことを尋ねますが、貴女は天海春香…なのですか?」
春香?「えっと…はい、天海春香でふっ!」
伊織「噛んだわね」
春香?「…ハッ!えっとすみません、ここは765プロの事務所です…よね!」
律子「ちょっと、あんたホントに大丈夫 」
春香?「あっ!律子さん!?そう、律子さんですよね!?間違いないですよね!」
律子「あ、当たり前でしょ、私が涼に見えるの?」
春香?「すみません、律子さん!えっと、律子さんが言うには通信の感度とか精度が色々らしいんで…とにかく来て下さい!」
律子「ちょッ!は、春香引っ張らないでよ、そもそも私が何言ったって、プ、プロデューサぁあああああぁぁぁ!」
やよい「は、春香さん!律子さん!どこ行くんですか-!」
千早「…どうしますか、プロデューサー?」
P「…えっと、、そろそろ家に帰って風呂にでも入りたいかなーって」
響「やよいの真似してる場合じゃないぞプロデューサー!逃げた家族すぐに追いかけるのが鉄則さー!」
亜美「ひびき~ん、流石に動物扱いははるるんも怒ると思うよー」
真美「りっちゃんも凄い怒るよー!この前涼ちんがメガネザルのぬいぐるみをプレゼントしてきたって口から火ぃ吐いてたもん!」
真「あっちは屋上の方ですね、急いで追いかけ…あれ?」
P「こ、今度はどうした!?」
美希「そういえばあずさがいないの」
P「何だってぇえ!?」
雪歩「あ、あずささんなら春香ちゃんが転んだ時に『あらあら、お医者様を呼んでこなくっちゃ~』って言って出て行きましたぁ」
P「この非常時に野放しにするのはある意味春香より危険だぞ…、亜美真美、それに真!手分けしてあずささんを探してきてくれ!」
真「分かりましたッ!行くよ、亜美真美!」
亜美「ラジャー!兄チャンは安心してワレワレに任せてくれたまえ~」
真美「こんな事もあろうかと、あずさお姉ちゃんのハイカイ予想MAPは完成済みなのだよ兄ちゃんクン!」
やよい「あ、プロデューサー!私も特売があるからちょっと家に帰りますね!」
響「ちょ、やよいまでいなくなっちゃうのか!?」
やよい「弟たちにばんごはん作ったらすぐ帰って来ますからー 」
伊織「…行っちゃったわね、こういう時のやよいは止めても無駄だわ」
P「とにかく皆で屋上に向かうぞ!」
響「おぉー!なんくるないさー!」
雪歩「お、おぉ-!」
美希「ミキお腹空いてきちゃったの」
伊織「後でおにぎり作ってあげるからしっかりしなさい!」
貴音「宜しければ私も頂きたいです」
千早「…もう何もかもグダグダね」
P「…えーと、小鳥さんはどうします?」
小鳥「屋上とは言え全員行ったら事務所が空いちゃいますからね、私はお留守番ですよ、ちょっとやる事も有りますし」
P「意外ですね、てっきり『満月の光を受けて艶めかしく煌めくレンズと、その曇りと涙を拭き取る桃色リボンが私を待ってるわー!』とか大興奮してるかと」
小鳥「プロデューサーさんは私を何だと思ってるんですか…、それも良いですけど、きっともっと面白いことが起きるような、そう、予感がするんです」
P「予感?何のですか」
小鳥「それは勿論」
小鳥「大スペクタクルの、ですよ」
-屋上-
春香?「律子さん!さあ準備が出来ましたからやっちゃって下さい!」
律子「ちょっと、本当にどうしたのよ!私を屋上に連れてきたってUFOなんか呼べないわよ!」
春香?「えっと、私もよく分からないんですけど律子さんに言われたような気がして…とにかくお願いします!」
律子「…春香、本当にあんた打ち所…って…アレ…?」
ドンガラ
美希「うわー、見てみて、今日は満月がきれいなのー」
P「律子-!無事かー…って、倒れてるじゃないか!?」
千早「春香!あなた律子に何をしたの!?」
春香?「ち、違うんです千早さん、ほら律子さんが言った通りに、あれ?私何も言われて無い様な…?」
貴音「面妖な…」
響「面妖だぞ…」
春香?「あ-!もう訳が分からないよ-!」
伊織「それはこっちのセリフよ!」
律子「…」
美希「あ、起きたみたい」
雪歩「り、律子さん、怪我はありませんかぁ~」
律子「…なるほど、そう言う事ね、でかしたわリボンちゃん!」
P「は?」
千早「リボンちゃん?」
律子?「今回だけは流石に私もちょーっと自信薄だったんだけどねー、私の指示って意味がようやく分かったわ」
春香?「えーっと、律子さんですよね、私上手くできましたよね?」
律子?「ええ、上出来だわ!ちょっと調整不足だけど、私はどっちも秋月律子でリボンちゃんは天海春香、間違いないでしょ?」
伊織「ちょっと律子!勝手に納得してないで事情を説明しなさいよ!」
律子?「あらデコちゃん、ちょっとオデコ狭くなった?」
伊織「なっ!?あんたまでデコちゃん呼ばわりしてんじゃないわよ!」
美希「デコちゃん落ち着くの」
P「そうだぞ伊織、それに俺の見る限りデコの広さは変化無しだ!」
伊織「うるさぁああああい!」
律子?「説明したいのは山々だけど、今は時間がないのよ、リボンちゃん代わりに頼むわね」
春香?「えっ、私もまだ混乱して…」
律子?「…とにかく通信回線を開かないといけないから…私の携帯電話は、ポケットの中よね…うぅーん、ちょっと無理かなぁ、千早、あなた携帯電話もってるかしら?」
千早「え、えぇ、持ってるけど…」
律子?「ふんふん、これなら私でも何とかなりそうね…えっと、そう響!お使いよ、このメモに書いてある物を今すぐ買ってきて頂戴!」
響「えぇーっ!ちょっと待ってよ!こんな横文字だらけじゃ自分全然分からないぞ!」
律子?「それじゃあ小鳥さんでも連れて行きなさい、多分あの人なら分かるでしょ、さぁ行った行った!あとプロデューサー、さんは物置から延長コード持ってきて!デコちゃんは照明係!」
P「え、おい、律子-!?」
伊織「わ、分かったわよ、やれば良いんでしょ!キーッ!後で覚えてなさい!」
律子?「ふっふっふ~、さぁ一気に仕上げるわよ-!」
雪歩「なんか律子さんが楽しそうですぅ…」
P「…で、結局何が完成したんだ?」
伊織「事務所のPCモニターとか使っちゃってるけど大丈夫なのかしら…」
雪歩「そもそも買い物のお金は事務所の金庫から出してましたぁ…」
響「ちょっと律子!頼まれた機械とか滅茶苦茶重かったぞ!真と途中で合流できたから良かったけど…」
真「へへっ、あずささんが電気街の近くにいたお陰だよ!ボクとしてはやよいが電気屋さんにいたのが意外だったなー」
やよい「実は家の蛍光灯が切れそうで、でもうちの古いからお店では売ってませんでした…」
真美「そーゆーのはLEDってのが安いーってこの前テレビで見たよ→!やよいっちの家もとうとうハイテクの波が来るんだね~!」
貴音「はて、えるいーでぃーとはどの様な意味なのでしょうか、…もしや油淋鶏と何か関係が!?」
千早「私も詳しくないですけど多分違うと思います…」
あずさ「あらあら春香ちゃん、怪我は大丈夫だったのかしら~?」
春香?「はい何とか、でもあずささんが外に行く必要はなかったんじゃ…あ、もしかして携帯が通じなかったとかですか?」
亜美「それがきいてよはるるーん!あずさお姉ちゃんったらロッカーの携帯電話取りに行ったんだってさー、それで電気街まで行っちゃうんだから、うぅむ、ミステリィですなー」
律子?「えー、全員いるみたいですね、さて皆さんお疲れ様でした!あとは電源を入れたら完成でーす!」
貴音「これは誠に面妖な…塔、でしょうか?」
千早「バベルの塔…いえ、太陽の塔をウィンチェスター館にした感じかしら…」
美希「あふぅ、あれ、もう完成したの?」
P「美希…、見あたらないと思ったらそんな所で寝てたのか…」
律子?「丁度良かったわ、美希ー!そこのレバーを倒してくれるー?」
美希「こう?」
やよい「うわわっ、何か動き出しましたよ!」
小鳥「うぅ…なんか私が一番疲れてるような…」
真「仕方ないですよ、このメンバー機械に詳しい人少ないんですから…、でもおかしいなぁ律子もここまで機械得意だったかな…?」
伊織「ちょっと律子!いい加減何を作ってたのか教えなさいよー!これでただのモニュメントだったらただじゃおかないわぁー!」
響「そうだぞ!右上のアンテナは翼をつけた方が絶対格好良くなるってー!」
雪歩「ひ、響ちゃんそういうことじゃないと思うよ…、…でも上の反射板をスコップにしたらもっと格好よくなるかも…」
春香?「私はあそこのポールにピンクのリボンを…って違うよ雪歩ちゃん、アレそういうのじゃないから」
律子?「もーリボンちゃん、説明しといってって言ったのに…、まぁ良いでしょう!皆さん気になっているこのメカですがー」
律子?「月の裏への招待券です!」
P「は?」
響「おお!モニターになんか映ったぞ!」
???「おや、繋がったようですね」
???「音声、映像共に問題無し、回線開いてます!」
???「春香ちゃん、律子ちゃん、聞こえてるかしら?」
春香?「あずささん!…は、こっちにいるんですけど、えーっと、とにかくはい!聞こえてます!」
律子?「問題有りません主任、んー、確かにコレはなかなか興味深いわね、不思議な感覚だわ…」
やよい「えっ、あずささんが二人いるんですか?うー…わけがわからないかもー」
千早「安心して高槻さん、春香も含めて皆混乱してるみたいだから…、確かに少しあずささんに似てるけど、何だか違う気がするわ…」
あずさ?「了解、時間がないから単刀直入に説明させてもらうけどそっちのみんなは大丈夫かしら?」
律子?「えーっと、大丈夫ですよね-?」
P「いや、何が何だか分からないが…、説明してくれるなら聞こうじゃないか!」
春香?「あずささん!あ、すみません向こうのあずささんなんですけど…まずは自己紹介から始めませんか、私も含めてみんな訳が分からないですよー」
あずさ?「そうね、私は三浦あずさ、旧モンデンキントJPアイドルマスター課アイドルチーム主任、そして現在は重力場監視チーム主任をしています。」
あずさ「あら~?よく分からないですけど、私が主任?キャリアウーマン?、うふふ、律子さんのライバルかしら~」
真「あずささん、今は話を聞きましょう…」
ジョセフ「申し遅れました、私はジョセフ真月、喫茶店のマスターを務める傍らモンデンキントJPの特別顧問をしています」
春香?「えっと、私は天海春香、少し前はアイドルマスターで今はアイドルをしてます!ってことらしいです!」
律子?「で、私は秋月律子、昔はインベルの整備主任で、まぁ今もそんな感じのメカニックかな、つまりは異世界の私なのよね、信じがたいことだけど」
伊織「異世界ィい?あんた馬鹿も休み休み言いなさいよ!」
あずさ?「信じがたいことだとは思うわ、私たちもあなたたちの存在に気付いたのはつい最近なのよ」
ジョセフ「状況さえ揃えばこうして通信も出来る近さにいながら普段は決して顔を合わせることがない、さしずめ我々は月の裏側のような存在と言って良いでしょう」
律子?「最近になって定期的に発信不明の通信や会話を拾うようになったのよね、どうやらそれが私たち、765プロの会話や番組だったみたい」
春香?「そうですね、聞こえてくるのは事務所の会話とか、ラジオとかでしたけど、それでこっちの大体の様子は分かりました!…なんか恥ずかしいなぁ」
貴音「面妖な話ですが、私たちの会話はすべて筒抜けだったと言うことですか?」
あずさ?「いいえ、通信が活性化するのには周期があるみたいで普段は不思議な通信や会話聞こえる、という程度だったわ」
律子?「それにウチには通信関係の設備が揃っていたからよく聞こえただけで、こっちでも設備さえあればあっちの会話が聞こえていたかもねー」
小鳥「なるほど、理解したわ!」
やよい「え、小鳥さん何が分かったんですか?」
小鳥「えぇ、最近楽しみにしていた発信元不明のラジオ、あれは異世界からのメッセージだったのね!」
春香?「あー、はい、たぶんそれは私とやよいちゃんのラジオです」
千早「ちょっと良い?結局春香や律子は今どういう状態なのかしら」
真「千早、案外順応が早いね…」
真美「マミたちにはさっぱりだよ→でも~?」
亜美「んっふっふ~!面白そうなことになってるのは理解できるけどね~!」
雪歩「あ、亜美ちゃん!なんだか真剣な話みたいだし、面白いなんていっちゃ駄目だよ、ほら、美希ちゃんも起きて」
美希「あふぅ…だってすっかり真夜中だよ…美希じゃなくてもそろそろ寝る時間だって思うな…」
やよい「あぅ…そういえば私も晩ご飯のお皿を洗わないと…」
あずさ「あらあら、確かに年頃の女の子はそろそろ寝る準備をしないと、お肌にも悪いわね~」
あずさ?「さっき言ったとおり、私たちとあなた方の間で直接的な接触は不可能よ、でもこちらの技術では人間の意識を量子化して通信領域での伝達が可能になったの」
律子?「簡単に言うとあっちの私たちの意識を通信で送れるようになったって訳」
P「つまり、今の春香と律子は別世界の春香と律子に意識を乗っ取られた、ってことか?」
小鳥「なんだかどこかの大いなる種族めいたスキルですねぇ」
春香?「あ、いえ、乗っ取られたとかじゃなくてですね、不思議な感覚なんですけど似てるけど違う二人の私が二人で一つって感じです、身体は一つなのが不思議ですけど…」
律子?「そうそう、記憶も一緒になっているから状況理解にちょっと混乱も起こるのよね、それにしてもリボンちゃんはちょっと慌てすぎだったと思うけど」
響「あー、春香に比べて律子が落ち着いてたのがちょっと不思議だったけど、頭の回転の問題なら納得できるぞー」
伊織「律子の身体の中にいくつもの意識…なんだか随分昔にも似たようなことがあった気がするわ…」
ジョセフ「我々は貴方方と連絡を取る必要がありました、ですから余り調整が必要なさそうな天海さんと秋月さんに回線を開くための一番槍をお願いしたのです」
貴音「はて、調整とは?」
あずさ?「私を見ても分かるかも知れないけど、別世界の貴方たちと言っても対応する人物間にもそれなりの差異があるわ、春香ちゃんと律子ちゃんは比較的違いが少なくて相性が良かったからすぐに同調できたけど、本来なら正規の回線を開いてから時間をかけて相互の意識を調整していく必要があるの」
律子?「デコちゃんなんか『私が最初に行くわ!』って張り切ってたんだけどねー、んー、確かに違うと言えば違うかも?」
伊織「…ちょっと律子?…何処を見て言ってるのかしら…?」
真「あれっ?ってことはあずささんや律子だけじゃなくて他の皆もそっちにいるんですか、なんか面白いですね!」
あずさ?「残念ながら全員ではないけれど、他のメンバーは別室で転送スタンバイ中よ」
P「この事務所と同じメンバーが揃ってるのか…あっちの世界でもさぞ大変なんだろうなぁ…」
千早「プロデューサー、そんなことよりそろそろ目的を話してもらった方が良いのでは…、美希はあずささんの胸で本格的に寝そうですし、説明に飽きた亜美と真美がタワーに登り始めてます…」
ジョセフ「我々の目的は一つ、来たるべき災厄から地球と人々の暮らしを守ることです」
P「それって例の巨大隕石の事か!?」
やよい「あ、そういえば隕石の話でしたね、すっかり忘れてました!」
あずさ?「私たちの仕事とこれまでの経緯は後で話すけれど、とにかく私たちには隕石を破壊するある程度のノウハウ、そしてそちらの世界を守る理由があります、本来ならその知識を適宜伝えることが出来れば良いのだけど…」
千早「何か問題が?」
律子?「そこでさっきの周期の話が出てくるのよ、まともに通信できるのは1ヶ月に3日程度…っと、あずささん、そういえば周期の話ですけど多分満月ですよ、あっちの私には馴染みがないみたいだけど」
春香?「満月…?あっそういえばあれが月なんだー、うわー!円ーい!当たり前で、あんまり珍しくもないはずけど何か凄いですね!何か!」
伊織「満月の時だけ通信が出来るってわけ?思ったより単純じゃない、春香はともかくあんたが気付かないなんてね」
律子?「そうは言うけどね-、あっちには月がないのよ?100年以上前になくなった天体現象なんて知識としては知ってても実生活とは結びつかないものよー」
貴音「なんと…月が…!?」
真「うわっ、貴音さん大丈夫ですか!?しっかりしてください!」
あずさ?「そこで私たちは今日という一回のチャンスだけで以降も柔軟な知識提供が出来る手段を探していたの」
千早「やっと分かったわ、それで意識の転送ということなのね」
律子?「その通り!一回通信して私と私が一つになれば、いちいち回線を開かなくても私の知識と経験は提供できるってわけ」
響「んー、分かったような分からないような感じだけど、とにかくみんなで協力して隕石を何とかすれば良いんだな!」
雪歩「あ、それなら分かりやすいかも…でもあっちの世界の人が怖い人だったらどうしよう…」
P「それで俺たちはどうすれば良いんだ?またさっきみたいに倒れたら今度こそ誰かが怪我するぞ…」
あずさ?「そうね、時間も少ないし詳しい話は転送後にそちらで話します、まずは屋上に座れるような安全な場所を確保して下さい、春香ちゃんと律子ちゃんも調整があるから注意してね」
小鳥「ふふふふふ…とうとう私もこれで異世界人、いえ別人格を持つ封印されし者の仲間入りなのね…、今までシミュレートしてきた成果が存分に発揮できそうだわ!」
律子?「…あー、すみません小鳥さん、小鳥さんとプロデューサーはそのままです」
小鳥「ピヨッ!?」
P「あ、やっぱり俺もそのままなんすね」
あずさ?「適応者がいないというのも主な理由だけど、同調後の混乱した皆を支えてくれる人が居ないと困るでしょ?こっちでは課長とオペレーターの皆が残ります」
ジョセフ「私も是非異世界という物を体験してみたかったのですが…致し方有りませんね」
名瀬「そう言うわけですので宜しくお願いします、オペレーターの名瀬です」
楢馬「同じく楢馬です、宜しく!」
空羽「どうも、空羽です」
楢馬「3人揃って_」
あずさ?「ごめんなさい、時間がないから持ちネタ披露は今度にしてね」
P「よし、じゃあ手分けしてソファーとか持ってくるぞ-!…ってか屋上じゃないと駄目なんですか?」
律子?「月が見えていないと色々安定しないみたいでねー、通信装置が完成したから事務所内でも普通の通信は出来るはずだけど、意識の通信中にエラーは怖いでしょう?」
貴音「なるほど、春香が律子殿を屋上に連れて行ったのはそう言うわけでしたか…」
春香?「はい、相性が良かった私の役目は通信装置を組み立てる為に律子さんの体を屋上に連れて行くこと、だったんですね、うん、やっと分かってきた!」
響「春香の混乱っぷりを見てると何だか不安になってくるぞ…」
伊織「ねぇ、その調整っていうのはどのぐらいかかるの?いくら暖かい時期でも長時間外にいたら風邪をひいちゃうわ」
あずさ?「そうね…、試して見ないと分からないけれど相性次第では小一時間程度はかかるかもしれない」
やよい「じゃああったかくしないといけませんね!私毛布とか持ってきます!」
雪歩「わ、私もポットにお茶入れて来ますぅ!」
真美「にいちゃーん!真美たちは何すれば良いーーー?」
P「とりあえず降りてこーい!そしたら美希をどこか邪魔にならないところに運んでくれ-!」
あずさ「ほらほら美希ちゃん、こっちで寝ましょうねー」
真「プロデューサー!ソファーあるだけ運んできました-!」
小鳥「ちょ、ちょっと休ませて貰って良いかしら……、腰というか脚がもう限界………」
亜美「うわわぁああピヨちゃんのHPがレッドアラートしてるよぉ!流石にまこちんと同じペースで運ばせちゃ駄目っしょ~!」
春香?「あ、雪歩ちゃんがお茶持ってくるなら私もお菓子持ってきた方が良いですよね!」
千早「毛布持ってきました、あと今日のオーディションで貰った新素材の保温シートもついでに」
伊織「なんかキャンプみたいになって来たわね」
真美「キャンプファイアーやるの?マシュマロ焼いたり、灯油缶に石投げて倒したりしちゃう!?」
律子?「機械の近くで流石にそれはやめなさい」
P「って事で準備は完了か、そういえば結局誰が転送されるんですか?」
律子?「えーっと部分的に転送完了してる私とリボンちゃん、デコちゃんと真ちゃん、雪歩ちゃんと亜美先輩に真美ちゃん……あとやよいちゃんもか、そういえば主任達はどうするんです?」
あずさ?「勿論行かせてもらうわ、私と千早と、それにあの子も」
春香?「もしかしてリファちゃんですか?」
あずさ?「ええ、私たちと違って完全に対応はしていないけれど、美希ちゃん、で良かったかしら?彼女に受信をお願しようと思ってるの」
千早「つまり美希にはもう一人の自分ではなく別人が入ると?」
美希「んー……美希的には別にいーよ?」
P「じゃあ変化無しは俺、小鳥さん、響、貴音の4人って事ですか」
あずさ?「それが、……実はもう一人そっちに行きたいらしい人間がいるのよ」
律子?「もしかして、あのヘタレですか!?」
伊織「ヘタレ?」
春香?「り、律子さん!そんな事言っちゃ駄目ですって!」
あずさ?「えぇ困った事にね、本来なら無視するところなのだけど今回の作戦もモンデンキント業務の一部、断るわけにはいかないのよ……」
律子?「まさかとは思いますけど……響に転送するつもりじゃないですよね?」
あずさ?「こちらも不本意ではあるけど、そちらのメンバーの中では彼女の適性が一番高いのよ」
貴音「もしや響にも別人が入るのですか?」
響「え、うぅ……、ちょ、ちょっと怖いけど美希もやるんだから自分だけ逃げるわけにはいかないぞ!」
P「響、本当に大丈夫か?」
響「心配いらないぞプロデューサー!!自分、別世界の子とも仲良くしてみせるさー!」
あずさ?「ありがとう、それじゃ転送を開始するから各自楽な姿勢で待機して頂戴、課長、あとは宜しくお願いします」
小鳥「あーあ、私も別世界に行ったり来られたりしてみたかったなぁ……」
P「小鳥さんは事務員なんだから我慢して下さいよ…、それにしてもアイドルで貴音だけ残っちゃったなぁ」
律子?「まぁ響のはちょっと予定外でしたけど、本当はなるべく多く転送できた方がこちらとしても安心なんですけどねー」
春香?「確か貴音さんだけは適性の高い人が見つからなかったんですよね?」
貴音「適性……ですか?」
律子?「私たちみたいな別世界の本人なら当然適性は高いの、別人でも美希みたいに相性が良い場合も有る、そこそこ適性があれば転送自体は出来るしね、響みたいに」
春香?「でも貴音さんは本当に適性のある人が居なくて……、確かあずささんや何人かとは少し相性が良かった様な?他の人に比べればですけど」
小鳥「確かに貴音ちゃんは不思議な子ですけどねぇ」
貴音「これも運命というものでしょう、私は普段の小鳥嬢を見習って皆のさぽぉとにまわらせていただきます」
ジョセフ「それでは主任のスタンバイが完了したので転送を開始させていただきます、準備は宜しいですか?」
真「僕はバリバリオッケーです!」
美希「あふぅ……早くしてほしいの……」
やよい「あっはい、だいじょうぶです!」
響「お、おぅ!なんくるないさー!」
雪歩「プ、プロデューサーさん、ソファーから落ちそうになったら起こして下さいぃ……」
亜美「んっふっふ~いよいよだねぇ、あれぇ真美もしかしてキンチョーしてる?」
真美「亜美こそ実は汗ダクダクっしょ~?真美のドキドキは楽しみのドキドキだもん!」
あずさ「私に入るのはさっきのあの方なのねぇ、うふふ、一緒に体を使うってどんな感じなのかしら?」
伊織「もう仕方ないのよね……早くやっちゃって頂戴!」
千早「本当に大丈夫なのかしら、律子はともかく春香を見てると少し不安だわ……」
春香?「ひ、酷いよ千早……ちゃん、で良いのかな?」
律子?「全員準備できてるので、お願いしまーす!」
ジョセフ「では転送開始です、皆さんご武運を」
ピカー!
バタッ
小鳥「うわわっ!?春香ちゃんの時と同じで皆気絶しちゃったみたいですねぇ、もっともその春香ちゃんと律子さんも一緒にですけど」
貴音「皆はどのぐらいで目覚めるのでしょうか?」
名瀬「春香ちゃんたちはすぐに目覚めると思います、他の皆は相性次第ですね……響さんは少し遅れるかもしれませんけど」
P「とりあえず毛布でもかけて様子を見るか、小鳥さん手伝って__」
春香「はい、天海春香です!」
P「うわっ!?」
律子「あーあー、はい、秋月律子です!」
小鳥「ほ、本当に早かったですねぇ」
P「本当にちゃんと転送されたのか?特に変わったようには見えないけど」
春香「そうですね、私もあんまり違和感が無くて……あっ!でも私は青森出身なんです!北東北ですよ、北東北!」
律子「私とリボンちゃんの場合外見の差異が少ないから特にそうなのかもね」
小鳥「そういえば春香ちゃんの事は『リボンちゃん』呼びなんですね」
律子「あー、確かに呼称は少し混乱するわね、プロデューサーさんや小鳥さんはそのままで良いんですけど」
貴音「次に起きるのは誰なのでしょう、お二人に心当たりはありますか?」
春香「そうですねぇ………伊織、ちゃんかなぁ」
律子「そうねぇ、強いて言えばデコちゃんになるのかしら、次点で真美ちゃんとか?」
P「あずささんはさっき少し話したが、他の面々は想像も出来ないな……」
【参考画像】
「春香」
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「律子」
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伊織「うわぁあああああ!?」
P「うわああぁああ、って伊織か!ビックリしたじゃないか!?」
律子「やっぱりデコちゃんか-、どう、ちゃんと理解できてる-?」
伊織「デコ言うな!ちゃんと分かってるっての、私は気品に満ちあふれた超絶美少女の水瀬伊織……ちゃん?」
貴音「少々混乱しているようですね、それに心なしか髪の色が黒ずんでいるような……?」
P「というか、言いにくいんだが、少しデコ広くなってないか?」
春香「駄目ですよプロデューサーさん!おデコは伊織ちゃんのチャームポイントなんですから!」
小鳥「確かに普段の伊織ちゃんよりおデコの輝きが3割増しだわ…、心なしか身長も伸びてるから相対的に胸が…」
伊織「うるさぁああああああああああい!デコデコ言うなってんでしょうがぁああああ!!」
「伊織」
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美希?「あふぅ、なんか五月蠅いよー!」
P「美希!?もう起きた………美希か?」
律子「相性が良かったのか、美希の体が大らかなのか、まぁとにかく無事に受信できたみたいね!」
小鳥「いえあの、美希ちゃんだいぶ縮んじゃってるんですけど…」
春香「リファちゃんは9歳ぐらいですから、発育の良い美希と合わせると何かスゴイですね!」
貴音「はて、我々はあなたの事を何と呼べばいいのでしょう?」
美希?「リファはね、星井美希っていうの、よろしくーなの!」
伊織「もう合わせてミファで良いわ!今からあんたはミファよ!」
ミファ「えぇーっなんかピアノの音みたいじゃん!まぁ良いけどー」
真美「おはよー!あれ、亜美ちゃんまだ寝てる?んっふっふー起きないと落書きしちゃうぞ~!」
小鳥「あら真美ちゃんも起きたのね、見た目はあんまり変わってないけど何かちょっと幼く見えるような?」
律子「真美ちゃんは色々有りまして、5歳から12歳までワープしちゃいましたからねー」
P「……そっちの世界の話を早めに聞いた方が良いのかもしれないなぁ」
春香「真美ちゃん起こしちゃ駄目だって、無理に起こすと調整が不完全になるって亜美ちゃんも言ってたよね?」
真美「うー…、仕方ないなぁ我慢するー…あ、デコりんおっはー!」
伊織「混ぜるなぁああああ!」
真「……相変わらず伊織は騒がしいな」
小鳥「ひぇええ!ま、真ちゃん普段の元気少年オーラだけじゃなくクール系の気を纏い始めてるわぁあああ!」
春香「真!どう?大丈夫?」
真「うん、大丈夫…だ、天海と秋月は本当に変わらないんだね」
P「うーん、真は真っぽいと言えば真っぽいんだが…」
律子「男前な感じはちょっと似てますけど、性格は結構違いますからね-、うぅんこれはこれで危うい感じが」
貴音「まだ起きていない他の皆はどれ程面妖なことになるというのですか……」
伊織「あんた、何気に結構酷い事言ってるわね」
「真」
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亜美「すみません、私もちょっと面妖かもしんないよ~?んっふっふ~」
真美「あー、亜美ちゃんが起きた-!いやぁ、こうやって見ると不思議な気分ですな~!」
亜美「真美!ちゃんと良い子にしてた~?あ、律子さん、調整と組み立てお疲れちゃんでした」
P「えーっと、小鳥さん的にはどう見ます?」
小鳥「知性と分別と元気とイタズラと行動力が混じり合った恐ろしい何かを感じるわ!」
春香「亜美ちゃんはアイドル調整のエキスパート兼トップアイドルなんです、はぁ~どっちの私にとっても羨ましいなぁ」
真「双海と亜美か……、僕以上に凄い事になってそうだね」
「亜美」
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千早「…………どうやら成功したみたいね」
P「うわぁあああああああ!」
小鳥「ひぇえええぇええええ!」
貴音「なんと!?」
千早「………?天海春香、プロデューサー達は何に驚いているのかしら?」
春香「えーっと……そのー…うん、これはねー……」
律子「あー……予想してた私たちでも違和感というか驚きが凄いわ……」
ミファ「あ-!千早さんの胸が!胸が大成長してるの!千早へんなの-!!」
千早「…………くっ?」
伊織「まぁそんな反応になるわよね…」
「千早」(89)
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雪歩「あ、あの……千早さーん真ちゃーんどこですかぁ…!」
春香「雪歩ちゃん!おーい!こっちだよー!」
貴音「……先に千早が目覚めたお陰で心構えは出来ましたね」
P「そうだな、確かにスゴイが千早ほどじゃないな、色々と」
雪歩「…?皆さん私の方を見てどうされたんです?穴、掘りましょうか?」
伊織「今のあんたが言うと少し怖いからやめなさい!」
千早「なるほど、萩原さんと雪歩、不思議な感覚ね、ずっと一緒にいたはずなのにまるで別人みたい」
雪歩「美希ちゃん、私も一緒に寝て良いかな?何だか眠くて……」
ミファ「良いよ-、雪歩も一緒にソファーで寝るの!あと今のミファはミファなんだってー!」
「雪歩」
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真「…で、今気付いたんだけどお姉……あずささんがいませんよ」
P「何だってぇ!またこの展開かよ!」
亜美「事前の分析ではあずさお姉ちゃんは私の後ぐらいに起きるはずだったんですけどな~?」
春香「ということは、…ええと、もう10分ぐらいフリーってことじゃないですか!?」
律子「あずささんの場合はどっちが強く出てるのかしら、主任メインならあるいは…」
あずさ「あらあら~、心配をかけたわね」
真美「わーい!あずさお姉ちゃんだ!むぎゅ~!やぁ~らか~い!」
小鳥「あ、あずささん!自力で戻って来れたんですか!?」
あずさ「ごめんなさい、目が覚めて椅子から降りたと思ったら屋上から飛び降りてたみたいで」
千早「バスタルトの力も相まって姉さんが一層危険人物になりましたね」
「あずさ」
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あずさ「それで確認したいんですけど、まだ覚醒してないのは誰かしらね?」
貴音「一度起きてから眠り込んでしまったミファと雪歩を除けば、残りはやよいと響のようですね」
伊織「やよい、かぁ………そりゃ残るでしょうねぇ」
千早「そもそも高槻さんは本当にひとつになれるのかしら、疑問だわ」
春香「や、やよいちゃんは元気で面倒見も良くて、いつも落ち込んだとき私を励ましてくれて!やよいちゃんはやよいちゃんですよ!」
真美「でもやよいっちもペンギンさんすっごい似合うと思う!」
亜美「それだったら亜美達も一緒に着ちゃうとか!超ラブリーかもですね」
小鳥「あ、皆さん!やよいちゃんが起きそうです!」
P「おおやよい!って、アレ?いつもなら一番に駆け寄る伊織がなんで後ずさってるんだ?」
伊織「わ、私にも色々あるのよ…………グググ!」
やよい「うっうー!みんな心配かけちゃったわねー、いやー参った参ったって感じかも!」
小鳥「何かしら、今までの皆以上に違うところが多すぎる気がするわ……」
春香「そうですね、やよいちゃんは私と同い年ですし、スタイルも凄く良くて……」
やよい「おー春香さん!モニターで先に行ったのを見てまーたドジるんじゃないかってヒヤヒヤしてましたよー!」
P「コレ、本人だって言われなきゃ従姉妹のお姉さんだと思うよなぁ…」
やよい「オデコサンシャインちゃん!こっちに来てもアンタはやっぱ明るいね!」
伊織「有り難うコスプレ芸人、アンタも相変わらずね………うぅうううう…!」
「やよい」
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P「………で、皆はすっかりお茶したり寝たりお菓子を食べてるんだが、響だけは起きないのな」
あずさ「やっぱり彼女には悪い事をしたかしら……、無茶なのは分かっていたのだけど」
貴音「それ程までに響とその方は、適性?とやらが合わなかったんですか?」
律子「適性はそこそこなんだけど、それ以前の問題というかねー……」
亜美「他のメンバーと違ってあちらでの調整も中途半端でしたから、ひびきんの体にあの人が入ったらどうなっちゃうのか亜美にもわかんないねー」
雪歩「自分を完璧だと思っててもここ一番でドジな感じは似てると思いますぅ、うふふ」
真「雪歩…目が怖いぞ、あと涎垂れてる」
春香「プロデューサーさーん!響が起きそうです!」
P「おおやっとか!」
律子「さて、どうなることやら……」
貴音「響、大丈夫ですか?顔色が優れないようですが…」
響「うぅぅ……何だか頭がグラグラするし気持ち悪いぞ……」
小鳥「何だか思ったより変わってないみたいですね?響ちゃんのまんまですよ」
P「ですね……っておいおい、本当に大丈夫か?フラフラしてるぞ」
響「自分、ちょっと顔を洗ってくるさー……」
貴音「私も付き合いましょう、今の響では階段の途中で倒れるやもしれません」
響「貴音ありがとー……、うぅぅう、なんか吐き気もするぞ………」
P「他の皆とは明らかに症状が違いましたけど、一体どんな人なんですか、その響に入った人って」
あずさ「モンデンキントのEUの支局長、身分ではそうなってるけど実質モンデンキントの実務トップね」
律子「私たちのもの凄いお偉いさんって感じですよ」
小鳥「その割にはみんな邪険にしてないかしら?」
伊織「そりゃそうよ!あいつのせいで殺されかけたりネーブラから追い出されたり!キーッ!思い出しても腹が立つわ!」
あずさ「私たちも色々複雑なのよ、でも問題は身分じゃなくてね……」
P「身分じゃなくて?」
響「うぎゃぁあああああああああああああああ!?」
貴音「ど、どうしたのですか響!?こ、これは……!」
あずさ「彼、朔響は男性なのよ」
P「へ?」
響「じ、自分に…………は、はえて………うわぁあああああああああああああ!!」
-------------------------------
響「うぅう……な、何か、グスッ、自分だけ……うぅ……」
貴音「響、起こってしまった事は仕方有りません、涙を拭くのです…」
P「…えー、まぁ色々有ったわけですが、俺たちこれからどうすればいいんでしょうね」
名瀬「意識体の送信は無事終了しました、私たちはこちらに残された皆さんの体の処置に移ります」
伊織「ちゃんと私たちが帰るまで保管しておきなさいよ!」
空羽「主任、そろそろ映像通信の限界時間です」
あずさ「もうそんな時間なのね、分かりました、そちらの世界と今後についての詳しい説明はこちらで行う事にします」
ジョセフ「では皆さん、ご健闘をお祈りします」
春香「はい!精一杯頑張ります!」
ブツン
あずさ「さて、プロデューサーさん達に詳しい説明を…と言いたいところですけど先に皆さんを寝かせてあげた方が良いみたいですね」
律子「いや、もう2人ほど熟睡してますけどね、真美ちゃんも限界みたいですし」
P「そういえば、なし崩し的に全員お泊まりみたいになっちゃってるけど大丈夫か?」
小鳥「あぁそれなら大丈夫です、ちゃんと皆さんのお家には1泊する旨連絡しておきました、お月見会兼お泊まり会って名目ですけどね」
貴音「それはまこと素敵な催しですね」
亜美「ピヨちゃんさんって時々もの凄くできる事務員ですよね、わーいお泊まりだぁーい!」
小鳥「ちなみに寝袋も準備出来てるわ!」
律子「たまにくたびれた様子で早朝から事務所に来てると思ったら……やっぱり泊まってたんですね」
千早「確か近くに銭湯もあったはずだし、泊まる分には問題無さそうね」
響「自分行けないぞ……」
P「それじゃソファーと荷物を…今から運ぶのかぁ…」
あずさ「大丈夫ですよ私たちが運びますから、千早、手伝ってくれる?」
千早「仕方ないわね……真、姉さんから目を話しちゃ駄目よ、また消えたりされたら困るもの」
小鳥「……あずささん、亜美ちゃんと真美ちゃんが乗ったままのソファーを軽々と運んでるんですが」
貴音「千早も雪歩と美希、いえミファもろともソファーを引き摺っていきましたね……面妖な」
春香「あの二人、それとリファちゃんはちょっと特別なんですよね」
伊織「もう全部あずさ達に任せておけば良いんじゃない?ふわーぁ……眠くてしょうがないもの」
やよい「私たちもお手伝いしないといけないでしょ、まったくこのデコちゃん!」
律子「やよいちゃんも調整が上手く行ってるんだかどうかよく分からないわねぇ、落ち着くにはもうちょっと時間が掛かるかも」
貴音「それにしても、皆外見が変わってしまいましたが、アイドル活動に支障はないのでしょうか?」
P「キサラギリターンズの撮影期間で他の仕事が少なめになってるのがせめてもの救いだな……」
小鳥「真ちゃんやあずささんならイメチェンって事で何とかなりますけど、ミファちゃん、やよいちゃん、千早ちゃんあたりはキツイですねぇ」
律子「内面の方は時間が経てばある程度自制も出来る様になると思うんですけど、外見は服やメイクで誤魔化してもらうしかないですねー」
響「自分はメイクで誤魔化せない事になってるぞ!うわあぁあああんプロデューサ-!何か気持ち悪いよぉおおおお!」
小鳥「大丈夫よ響ちゃん、割とよく見る属性だから気にしないで!」
春香「あの小鳥さん、そういう問題じゃ無いと思うんですけど……」
P「これから765プロはどうなるんだ……あと隕石」
やよい「そう言えば隕石の話だったわねー、すっかり忘れてました!ま、何とかなるでしょ!」
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P「__……なるほど、月が消滅して破片が降り注ぐ世界か」
小鳥「何ともSFですねぇ」
貴音「ハムッ、そえでひふぁはあいどふなむものへゴックン、隕石を破壊していたと」
律子「食べ終わってから喋りなさいって、まぁそういうことね」
亜美「基本的に隕石はミサイル等でバッカーン!って落とすのですが日本だけはiDOLを使っていたんです、めちゃイケっしょー!」
P「使っていた、って事は今は違うのか?」
春香「えぇ、結構複雑なんですけど色々あって……ねぇ伊織ちゃん?」
伊織「そ、そうね!色々有ったのよ!」
やよい「伊織ちゃん絶対説明できる程理解できてないでしょ!よくそんなんでマスターやってられましたねー」
伊織「アンタにだけは言われたくないわよ!」
P「__……なるほど、月が消滅して破片が降り注ぐ世界か」
小鳥「何ともSFですねぇ」
貴音「ハムッ、そえでひふぁはあいどふなむものへゴックン、隕石を破壊していたと」
律子「食べ終わってから喋りなさいって、まぁそういうことね」
亜美「基本的に隕石はミサイル等でバッカーン!って落とすのですが日本だけはiDOLを使っていたんです、めちゃイケっしょー!」
P「使っていた、って事は今は違うのか?」
春香「えぇ、結構複雑なんですけど色々あって……ねぇ伊織ちゃん?」
伊織「そ、そうね!色々有ったのよ!」
やよい「伊織ちゃん絶対説明できる程理解できてないでしょ!よくそんなんでマスターやってられましたねー」
伊織「アンタにだけは言われたくないわよ!」
>>85
ミス
律子「すみません、組織とか事の顛末についてはあずささんが一番詳しいんですけど……」
響「まさかお冷や取りに行く5メートルで消えるとは思わなかったぞ」
ミファ「真クンと千早が探しに行ったけど全然帰ってこないよ」
真美「ゆきぴょんも一緒だったけど多分無理だよね→、だって相手があずさお姉ちゃんだもん」
小鳥「そっちの世界での皆の関係とあずささん達の超パワーについても聞いておきたいですよね」
亜美「おっけ→!これまた色々複雑なのですが………」
ミファ「御飯も食べ終わったしミファは遊びに行きたいのー!退屈なのー!」
真美「マミも-!ねぇ兄C!亜美ちゃん達と先に帰っていいっしょー?」
やよい「ほらほらプロデューサーさん達を邪魔しちゃ駄目ですよー、春香ぁ、私2人と一緒に先に事務所に戻ってるから後よろしくお願いしますー!」
春香「やよいちゃん、ゴメンねー!よろしくー!」
P「……ええと、じゃあ詳しい話はあずささんが見つかってから聞くとして、結局どうやって隕石に対応すれば良いんだ?」
律子「勿論iDOLです!」
P「へ?」
貴音「そのきょだいろぼっと…とやらですか?」
律子「まず前提として、接近中の隕石はあっちの基準でも規格外の大きさですから、通常兵器での破壊は多分不可能です」
亜美「となると、残る手段はiDOLの持つ重力と慣性の制御だけってわけ、んっふっふ~、ちょっと兄Cにはムズカシかったかな~?」
伊織「隕石を自重で崩壊させるのよ、勿論相応の技術は必要だけどね」
小鳥「あの~、そもそもロボットなんてこっちには無いんじゃないかしら」
律子「勿論作るんですよ!」
亜美「今回の作戦の軸はふたぁ~つ!人型プロメテウスの建造とー、コアの探索っだよー!」
春香「プロメテウスっていうのは巨大ロボットみたいな部分の事です!」
貴音「ではこあとは?」
伊織「iDOLの本体みたいなものね、iDOLは単なる機械じゃない、自分の意思と心を持ってるの」
律子「そうね、本質的にはiDOLも私たちと同じ生物なのかしら」
伊織「ちなみにあっちのコアは大きな球形なのよね、イメージ通りでしょ?」
響「でもそんな生き物見た事無いぞ?どこで捕まえてくれば良いんだ?」
春香「響、逃げたペットじゃないんだから……」
律子「こっちにもコアが有る事は分かってるんだけど、その形状が私たちの知る物と同じだとは限らないわ」
亜美「あずさお姉ちゃんや千早さん、ミファミファならある程度存在を感知できるみたいなんですけど……」
P「それでコアの探索か……、でも巨大ロボなんてそう簡単に作れる物じゃないぞ?」
伊織「そこはどうせ私の家になんとかしろっていうんでしょ?」
律子「そうねぇ、ある程度作戦が進んだら色々と話を通さなきゃいけない所もあるから、その人脈もデコちゃん頼りかしら」
春香「事情の説明や協力依頼もあずささんが中心に頑張る予定だったんですが……」
響「帰ってこないぞ……」
亜美「ちなみに響んの中の人も一応はそういった交渉事担当として名乗り出たはずなんですけどねー」
響「ふぇっ!?じ、自分そっちのセカイの知識なんて薄ボンヤリとしか分からないぞ!?」
律子「どこまで役立たずなのかしらね、あのオッサンは」
P「アイドル活動しながらコアを探して、ロボット建造か……何だかもう頭が痛いな」
律子「まぁプロメテウスの建造なんかは私と亜美先輩しか関われないですけどね、他の人員は外部協力者で何とかするしかないです」
伊織「とにかくあずさがいないと始まらないわ!さっさと皆で探しに行くわよ!」
貴音「そうですね…ゲフ……朝ご飯も充分頂きましたし、そろそろ事務所に帰るとしましょうか」
小鳥「貴音ちゃん……食べ放題のバイキング形式を選んで本当に良かったわぁ……」
春香「じゃあ千早ちゃん達に連絡入れておきますね、んー携帯がいつも通じるっていいなぁ」
響「うちの家族は餌でおびき出せるから、あずささんの好きな物を事務所に置いておけばいいんじゃないかな!?」
P「本当に大丈夫なんだろうか………」
【補足3】特に言及のないアイドルの外見は足して2で割った感じ、CVはお好みで
【補足4】ここから暫くは各キャラに焦点を当てた1レス完結の短編が続くので、次のレスで名前の挙がったアイドル(含:小鳥 除:貴音、P、社長等)から始めてローテーションする感じに
ということで雪歩から、まぁどうせローテーションでグルグル回してくんだけど、雪歩以降の順番は適当に
ゼノのキャラ紹介も兼ねた短編なので中心キャラ以外も普通に出る、なので実際貴音も含めたオールキャラのまま
雪歩「プロデューサーさん、お茶が入りましたよ~」
P「おうサンキュ!今日は紅茶か、珍しいな」
千早「萩原さんはヨーロッパ暮らしが長かったんですよ、だからですね」
春香「アレ?あっちの雪歩ちゃんの出身って青森じゃなかったっけ」
響「んー、何か自分の記憶にもそんな情報があるぞ、ジャージャー麺だっけ?」
貴音「それは少し違うのでは……どうなのです雪歩?」
雪歩「…………zzzzZZZ」
P「寝てるーッ!?ってか熱ィ!零れてる!紅茶零れてるって!」
ミファ「雪歩が寝るならミファも寝るのー!」
律子「眠り姫が増えちゃったかー…こりゃぁソファーの競争率が上がるわねぇ」
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僅かに残るお茶好き設定
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書類上の出身地は青森、思い出の地はユーロ圏のどこか
伊織「うぁー……おはようございまーす……」
小鳥「ど、どうしたの伊織ちゃん!?おデコが放置された廃神社の銅鏡みたいになってるわよ!?」
律子「やっぱお嬢様暮らしには慣れないか~、まぁ仕方ないわよねぇ」
伊織「食事マナーとかも無心だと自然に出来るのよ?でも一度意識するとダメなのよぉ……」
P「疲れてるところすまんが伊織、今度浜辺で撮影するフレッシュジュースのCMなんだが」
伊織「はいはい、伊織ちゃんの気品溢れる可愛さでいっちょやってやろうじゃない!」
---------
真「で、伊織はどうなったって?」
律子「唐突な褐色肌とお嬢様らしからぬオーバーリアクションが好評でバラエティの依頼が増えたわ」
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どちらかと言えば貧乏性
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褐色要員
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やよいと並ぶ本作の芸人枠
P「はぁ……、まさか現実で異世界なんて物に出会うとは思わなかったなぁ」
小鳥「まぁまぁプロデューサーさん、よくあることですって!」
P「小鳥さんはすんなり受け入れますよね、やっぱり重厚な人生経験の成せる業ですか?」
小鳥「はい?何か言いましたか、プロデューサー様?」
P「いえ、ナンデモナイデス」
小鳥「でも実際異世界ぐらいは想定済みでしたからねぇ、意外性がないと言えば無いんですよ」
P「想定、ですか」
小鳥「えぇ!テロリスト乱入からタイムスリップまで、あらゆる可能性を想定して日々を生きるのが私、有能事務員音無小鳥ですから!」
千早「…ふぅ、こんな所に汗をかくなんて初めてだわ…、あ、プロデューサー、音無さんおはようございます」
やよい「うっうー!おはようございます皆さん!いやぁ今日は流石に着ぐるみの中があっつくてあっつくて……」
P「あんな千早とやよいも想定済みだったと」
小鳥「………私にだって想定できないことぐらい、あります……」
響「プロデューサー!あずささん!もう何か自分色々と分からない事だらけさー!」
あずさ「ごめんなさいね響ちゃん、ここまで歪に影響が出るのは予想外だったの」
P「……そりゃぁ大変だよな、ちょっと想像できないけど」
響「映画見に行くときレディースデーを使って良いのか迷っちゃうぞ!」
雪歩「……え?響ちゃん、そこなの!?」
P「いや、もっとこう直接的で重要な変化があっただろ!」
響「ないですよ?」
P「え?」
響「私、なんか生えたとか、全然ないですから、嫌ですね、うふ」
貴音「響!こんな所にいたのですか、さぁあちらで休みましょう…」
律子「……家に帰ってお風呂とかで改めて見ちゃったんでしょうねー、可哀想に」
P「響の事だからすぐ立ち直ってくれるとは思うが……不憫だな」
真美「うぁー!兄C!兄C!最近亜美ちゃんがお仕事忙しいって全然遊んでくれないよー!」
P「いててて!真美、いくら退屈だからって人の頭に登るな!」
真美「仕方ないっしょー、やよいっちもデコりんも春香もりっちゃんもみんな出かけてるんだもん!」
小鳥「そういえば真美ちゃんが幼い理由ってまだ聞けてないですねぇ…ハッ!?もしかして青いキャンディーを食べたのかしら!」
貴音「青いきゃんでぃ……?ぶるーはわい味か何かでしょうか?」
小鳥「た、貴音ちゃん!?帰って来てたのね…、いえ、し、知らないなら……いいのよ……」
真美「えっとね、マミは5歳の時からずっとテンペスタースと一緒にいたんだよ→!」
P「テンペスタース、って誰だ?」
真美「んっとねー、テンペスタースはおっきくてねー、マミは半分寝ちゃってる感じで良く覚えてないんだけどあったかくてねー」
小鳥「………ピヨ?」
真美「でねー、ずっとみんなが探してたらしいんだけど、亜美ちゃんと再会した時はすっぽんぽんだったんだって!うわーメチャハズカシーよ!」
貴音「プロデューサー殿、コレは一体どういった……」
P「さぁ仕事仕事、あ、小鳥さん、律子に大至急戻ってくるよう連絡入れて下さい」
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http://i.imgur.com/u3hw3OI.jpg
最強のロリコン
小鳥「あ、動くようになりました!律子さん有り難うございます~!」
貴音「律子はあちらの世界ではめかにっくだと聞きましたが、なるほど私たちにはとんと分からぬ機械もたちどころに修理できるようです」
律子「まぁ生粋のってワケじゃないんだけど、そう言う意味でも私と私は結構似たもの同士なのかな」
P「でも事務所としては凄い助かってるよ、他の皆に比べてあんまり変わってないから話しても混乱し__」
ドガォオオン
真「ゲホッ、り、律子!?もしかしてエレベーターに何かしたんじゃないか!?」
真美「マ、マミ、ちょっとおトイレにウプッ」
亜美「真美しっかり!同じ顔でそういうの見ちゃうとアミも……ウプ」
律子「あちゃー、流石にあの短距離機動にジェットエンジンは無茶だったかー、失敗失敗」
伊織「律子はこういう奴よ、相当厄介だから覚悟しておく事ね」
P「………あぁ、肝に銘じておくよ」
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マスター候補からのメカニック転身
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おちゃめ
P「だけど春香と律子があんまり変わらなかったのは助かったよ、未だに亜美とかやよいと話すと混乱してくるからなぁ」
春香「そうですね、私の場合は身長や年齢なんかもそのまんまで、あっちで見てたみんなもビックリしたみたいです」
小鳥「胸のサイズも同じだものねぇ」
春香「こ、小鳥さん!何処見てるんですかぁあ!?ま、まぁそうですけどぉ……」
千早「そういえば転ぶ回数も減ったみたいね、心なしかだけど」
律子「私が見る限り23%減って所ね、割と運動神経の良いリボンちゃんでも中和しきれなかったかぁ」
P「転倒スキルってどんだけ優性なんだよ!」
春香「す、すみませn、うわぁ!」
千早「天海春香、そっちはあなたが昨日壊した床が……遅かったわね」
美希「あふぅ……やっぱり春香はどこでも春香なのねーなの」
やよい「うっうー!皆さんおはようございますー!」
小鳥「おはようやよいちゃん、今日は鶏さんの着ぐるみなのね!」
P「相変わらずクオリティが凄いな……、ほぼ日替わり状態だけど全部自作なのか?」
やよい「はい!自分で布買って縫製して作ってる……んですけど」
春香「ど、どうしたのやよいちゃん!?何か有ったの?」
やよい「あっちと同じペースで作ってたら家の生活費が大変な事になっちゃって……」
千早「……プロデューサー、布ぐらいは事務所で用意してあげても良いのでは?」
P「そうだな…営業でも役立ってるしそうするか、だけど日替わり製作は無しで頼むぞ」
やよい「はい、有り難うございます!今度プロデューサーさんにも着ぐるみ作ってあげますね!」
P「いや、それは…というか俺は何の着ぐるみになるんだ……?」
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http://i.imgur.com/U64u2xF.jpg
http://i.imgur.com/foPAx6I.jpg
http://i.imgur.com/V3U7Vxu.jpg
着ぐるみ一部抜粋
ミファ「ねぇハニー、ライブ衣装がダボダボなのー!」
真「うわわっ!ミファ、色々見えてるよ隠して隠して!」
P「まいったな……私服はなんとか調達できたけど衣装は難しいぞ……」
小鳥「バストはほぼ美希ちゃんのままで身長はかなり縮んじゃいましたからねぇ」
やよい「私は逆に身長が伸びましたからミファちゃんの元の衣装が丁度良いかもです!」
ミファ「動きにくいし蒸し暑いからもう脱ぐの-!」
P「ちょ、ちょっと待て!?真、やよい俺が後ろを向いている間に何でも良いから服を着せてくれ!」
千早「みっともないですよプロデューサー、たかが子供の裸じゃないですか、カラスを見習って下さい」
P「あんな胸の子供がいるか!あと誰だよ!?」
亜美「兄Cさーん、次の収録の役作りについて打ち合わせをしておきたいんですけど大丈夫-?」
P「お、おぉ今行く!亜美が真面目だ…何だろうこの違和感」
やよい「亜美ちゃんは何でもこなすトップアイドルですからねー、私も同じステージに立てるように頑張らなきゃいけません!」
真美「えー、マミは着ぐるみのやよいっちの方が好きだなー」
P「まぁ刺激になるのは良いこと、ったがぁあああああ!??!!」
亜美「んっふっふ~イタズラ大成功!さぁさぁ兄チャンくん!キビキビ働きますよ!」
響「亜美が真面目なのか何なのか分からなくて怖いぞ!」
伊織「あのガキンチョは元々いい性格してるのよ、もはや油断も隙も無いわね……」
雪歩「千早さん、お茶が入りましたよぉ、どうぞ」
千早「ありがとう雪歩、これはディンブラね美味しいわ」
小鳥「千早ちゃんは何だかより大人っぽくなったわねぇ、気品が増したというか」
P「そうだなぁ、物腰も柔らかくなって余裕が出てきたんじゃないか?」
真「それは多分、余裕を無くさせる物が無いからですよ」
亜美「流石の千早お姉ちゃんだって理由も無く小学生にビンタしたりしないっしょ~」
P「へ?それってどういう……」
春香「天海春香ただ今戻りましたー!みんなー、差し入れで美味しそうなスコーン貰ってきたよー!!」
貴音「これは丸くて大きくて、まことに美味しそうなスコーンですね」
千早「……丸い……スコーン……?天海春香ぁああああああああああああああ!!」
春香「ち、千早ちゃん落ち着いてよぉ!うわぁお菓子が!お菓子がぁ!」
○ミスコーン
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冷静沈着で気品に溢れクラシック鑑賞と詩の朗読が趣味
という全く表に出なかった設定
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○ミスポーン
P「真、恋愛ドラマの仕事を取ってきたぞ!可愛い服も着られるメインヒロイン役だ!」
真「う、うわぁ凄いですね!へ、へっへー、やーりぃ……」
小鳥「どうしたの真ちゃん?いつもなら大喜びで正拳突き始めるのに何だか歯切れが悪いわね」
響「流石にそんな事はしてないと思うぞ」
雪歩「きっと恥ずかしいんですよ、あっちの真ちゃんは照れ屋さんですから」
あずさ「あら~、真にはあまり女の子っぽい服を買ってあげられなかったので私も楽しみです~」
伊織「どうせヒロインって言っても今流行の貧乳暴力系じゃないの?ぴったりだわ」
真「何言ってるんだよ伊織!!みすぼらしい君と違ってボクはスレンダーなだけだ!」
千早「二人とも、つまらない事で喧嘩はやめなさい、ミファが起きちゃうわ」
やよい「千早さんがすっごく穏やかな顔で宥めてます……」
律子「小鳥さーん、まぁた仕事中にこっそり乙女ゲーですかぁ?このままじゃ独り身でも自業自得ですよー」
小鳥「ひぇええ!?り、律子さん!?こ、これは違うのよ!それに私は運命の人を待ってるんですって、ねぇあずささん!」
あずさ「そうですね~、確かに運命の人ってあこがれちゃいますけど、難しいのよねぇ」
律子「ま、そう簡単に運命の人と出会えたら苦労しませんよねー」
あずさ「そうじゃなくて、運命を変える出会いが良いことばかりとは限らないのよね~」
小鳥「へ?」
あずさ「私が愛してしまったばかりに誰かが傷ついたり、苦しんだり、裏切られたり、そういうこともあるんじゃないかしら」
あずさ「愛情の一方通行、運命の先に待つ残酷な結末、時には自分の手で終わらせてあげなくちゃいけない、なんて」
あずさ「そう考えちゃうと運命に人に出会うことが幸せなのか、ん~難しいわねぇ」
小鳥「律子さん、あっちのあずささんは一体どういう…?」
律子「実は私も詳しくは…あとで千早や真に聞いてみましょう、こっそりと」
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http://i.imgur.com/oad6ppo.jpg
義父と肉体関係、実妹の裏切り、養子の離反、義母殺害任務、娘との殺し合い、そんな感じの三浦主任
地味に2周目突入
真美「あずさお姉ちゃーん、千早お姉ちゃーん、ミファミファー、お姫ち~ん、ちょっとここ座って-!」
あずさ「あらあら、どうしたの真美ちゃん?」
真美「うあぁ~やらか~い!んっふっふ~、やっぱりフワフワお昼寝枕は至福ですな~………ZZZZ」
貴音「おやおや眠ってしまいました、きっと遊び疲れていたのでしょう」
千早「これじゃ暫く動けないわね……まったくもう、しょうがないんだから」
ミファ「今のミファにはちょっと重いのー」
亜美「真美は昔からiDOLと一緒にいるのが好きだったかんねー、あずさお姉ちゃん達といると落ち着くのかもしれません」
伊織「でも主任達やリファはともかく貴音はiDOL関係無いわよね?」
亜美「………単におっきな胸がメチャ気持ちEだけかもしんないね→」
真「千早、我慢してるつもりかもしれないけど、顔がニヤついてるよ……」
P「千早、次のライブのトリで何か歌いたい曲はあるか?」
千早「そうですね……、どんな曲でも歌いこなす自信はありますが」
雪歩「だったら私とデュエットしましょうよ千早ちゃん!」
P「雪歩!?」
雪歩「だって真ちゃんと春香ちゃんがデュエットなんですよ!私と千早さんも見せつけてやらないとダメですぅ!」
千早「私は別に構わないわ、ではプロデューサー選曲お任せしますね」
P「何だか随分と温度差を感じたが……、何はともあれ2人のデュエットか、となれば曲はやっぱりアレだな」
----インフェルノー!----
律子「鬼気迫ってましたね、今日の千早と雪歩」
P「それどころか殺気が出てたぞ、最前列のファンが失禁だけで済んだのは幸運だったのかもな」
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希代のゼノっぽいソング「inferno」
ミファ「キャンディ入りおにぎりが美味しいの-!春香も食べる-?」
春香「いや、ほら、私さっきアメリカンドッグ食べたから…」
貴音「意外と海苔に合いますね」
P「…なぁ、ミファって一応コア探索要員として来たんだよな?」
千早「そうよ、まぁ元々自由な子だから過度な期待はしていないですけど」
ミファ「むー!千早さんが酷いの-!ミファだって頑張って探してるもん!」
伊織「あずさの話だとコアと自然に惹かれ合うらしいけど、事務所で寝てばっかりじゃない」
ミファ「あふぅ……、頑張って探してたら疲れちゃったから一眠りするの、おやすみー」
P「コアって本当に見つかるのか……?」
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キャンディ
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あずちは同様iDOLと共振する
雪歩「あ、あのぅ小鳥さ~ん、ちょっと相談に乗ってくれますかぁ…?」
小鳥「あらどうしたの雪歩ちゃん、何だか深刻そうな顔じゃない」
雪歩「実は、真ちゃんについてついてなんですけど…」
小鳥「とうとう告白!?それとも一線を越えちゃったのかしら!?」
雪歩「えぇえええ!?違いますよ!真ちゃんは確かに格好良くて憧れですけどそれだけ……だったんですけどぉ…」
小鳥「けど?」
雪歩「最近友情と恋愛の身体な境界がいっそ奪って溺れちゃうの千早さんが真ちゃんとか私の愛かもって春香さんで…」
小鳥「ふむふむ、私としては肉体関係から始まっちゃう恋もアリだと思うわ!」
P「小鳥さんは何を理解できたんだ……」
千早「萩原さんも大変ね、私にはよく分からないですけど」
あずさ「そうねぇ、恋愛と他の感情は違うんじゃないかしら~?」
律子「はーい、そこの姉妹黙ってー」
亜美「やよいっちー!プロデューサーさん、お疲れちゃんでしたー!」
やよい「お疲れ様でした-!いやー流石に今日は暑かったですー!」
P「お疲れ様-!やよいは着ぐるみとメイクで色々誤魔化してるからなぁ……」
伊織「それで誤魔化せるファンもどうかと思うけどね、そういえば家族には説明出来たの?」
やよい「長助とかすみは話したら納得してくれました!アイドルって大変なんだねー、って!良い兄弟を持って私は幸せですー」
亜美「うぅぅ、何かアイドルが色々誤解されてる気がするよ→!」
やよい「下の兄弟たちもお姉ちゃんだってわかってくれてるみたいですねー、うっうー!なんか嬉しいかもー!」
春香「こっちのやよいも大人になったらやよいちゃんみたいになるのかなぁ、何だか楽しみだね!」
やよい「……お父さんとお母さんは『私たちが苦労させたからこんな事に…』って泣いてましたー……」
千早「確かに過酷な環境で肉体や精神が急成長するという話は聞くけれど……」
やよい「そんなことないですよ、って肩を揉んであげたら余計泣かれちゃいました……」
小鳥「……善意って難しいわね」
春香「プロデューサーさん!お疲れ様です!これ手作りのアメリカンエクレアですよ!」
P「おぉサンキュ………なんだそのアメリカンエクレアって?」
春香「アメリカンドッグとエクレアを融合させた全く新しい完全食品です!」
雪歩「春香さんのお菓子好きとアメリカンドッグ好きがこんな形で融合するなんて、驚きですぅ…」
春香「ほらほら皆も食べて食べて!絶対美味しいから!」
真「……………」
亜美「………………えっとねはるるん…」
真美「春香ぁ、これ滅茶マズだよ→!」
貴音「ふぁひはふぃほへふぁげふほうふふぁひゃふぃへふふぇ」
響「貴音も面妖な味って言ってるぞ、…どんどん食べてるけど」
春香「えぇえええ、そんなぁ……絶対美味しいと思ったのにぃ…」
P「春香にもこんな所で影響が出ていたのか……、油断できないな」
伊織「真-、暇ならちょっと筋トレ付き合いなさいよ」
真「別に良いけど、水瀬は相変わらず唐突だよね」
響「自分も一緒にやるぞー!そういうわけでちょっと出かけてくるねプロデューサー!」
P「おぉ無理はするなよー!……何か伊織がすっかりトレーニング組になっちゃったなぁ」
律子「あっちでは典型的な努力、根性、勢いで乗り切る熱血タイプでしたからねぇ、ちょっと相性は悪かったのかしら?」
やよい「そうでも無いわよ~、伊織ちゃんだっていっつも頑張ってますから!ま、それを言うと慌てて否定しちゃいますけどね~」
亜美「元々いおりんはここぞと言うときにド根性発揮できるタイプですからね」
伊織「危ない危ない、ダンベル忘れるところだったわ……って今なんか変な事話してなかった!?」
P「いや、伊織は偉いなって話をしてただけさ」
伊織「き、急に何よ!私の才能があればアイドル活動だってドロップ撃破だって楽勝なんだから!」
律子「あー、こういう強気な所はそっくりねー、そういえばこっちには通販で買った育毛剤無いけど大丈夫なの?」
伊織「律子ぉおおおおおおおおおおおおおおお!!」
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趣味は筋トレ、小説版では育毛剤買ってるゼノりん
真美「あー!亜美ちゃん駄目だよ-!そのデリシャスVIPパフェはマミが食べるんだから-!」
P「こらこら真美!昨日自分の分は食べてただろ、我慢しろって」
亜美「大丈夫ですよ兄Cさん、ほら真美、あげるから泣かないでよ~!」
P「亜美は大人だなぁ…こっちとは大違いだ」
亜美「そんなことないですよ、コレぐらいお姉ちゃんだったら当然っしょ→!」
小鳥「あら?亜美ちゃんって妹じゃなかったっけ?」
春香「そういえば逆になってますね、あっちでは亜美ちゃんがお姉さんなんですけど」
亜美「………真美!やっぱりソレ私が食べる!返して~!」
真美「やだよ!亜美ちゃんがくれるって言ったんじゃん!」
律子「あはは、年相応の亜美先輩もかぁいいですね~」
響「なーなー、自分の中に入った響ってどんな奴だったんだー?」
P「なんだ、自分の中にいるのに分からないのか?」
響「んー、あっちの世界の事とかは頭に入ってるんだけど、自分の事は全然だなー」
春香「えっと、肌が浅黒かったかな?そういえば響ちゃんもちょっと黒くなったよね」
雪歩「何だかコソコソ人の事を調べたり、裏で色々したり…、ちょ、ちょっと気持ち悪かったですぅ」
伊織「雪歩あんた……、まぁウザかったのは確かね、偉そうに好き勝手やりたい放題だったわ!」
ミファ「ミファなんて閉じ込められてジロジロ見られてたのー」
あずさ「あら~あの時は悪い事しちゃったわね~、そういえば私もセクハラっぽい事されてました~」
小鳥「何だか散々な評価だけど……一応お偉いさんなのよね?」
響「聞かなきゃ良かったぞ!」
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最初から最後まで余計なことした挙げ句に組織トップに上り詰めたゼノ響
律子「亜美先輩、プロメテウス建造の件なんですけどちょっとご相談が、あぁプロデューサーと小鳥さんもお願いします」
亜美「んっふっふ~、そろそろ外装やインターフェイスも考えないといけないよねー」
小鳥「いよいよ巨大ロボットの建造かぁ……ロマンですねぇ」
P「隕石については情報規制を敷くみたいだけど、日本で巨大ロボットなんて建造してバレないか?」
律子「そこなんですよ!モンデンキント並の地下格納庫を今から作るのは無理です、アイドル活動もあるから遠くでも作れませんし」
P「とすると都心部の地上で建造!?おいおい目立ちすぎるだろ!」
律子「プロデューサー安心して下さい、765プロも地球も守る妙案が有るんですって!」
亜美「りっちゃんの目がスッゴクキラキラしてるよぉ~、これ期待して良いのかなぁー」
--------------
P「確かに上手く行くかもしれないが、律子…ソレ本気で言ってるのか?」
小鳥「私は賛成ですよプロデューサーさん!きっと社長もOKしてくれるはずです!」
亜美「私もそれしかないと思います、何よりすっごいドキワクでめっちゃ面白そうだよ→!!」
律子「では決定という事で!さーて忙しくなりますよぉ!」
P「もう後には引けないな……仕方ない、皆にも連絡しておくか」
P「さて、真の新曲がCMソングとして採用された記念に何か喜ぶ事をしてやろうと思うんだが」
小鳥「パーティとかプレゼントなんてどうですか?きっと喜びますよ」
伊織「こっちの真はともかく、あっちの真が好きな物と言ったらアレよね」
雪歩「アレしかないですぅ」
P「アレ?」
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P「真、お前の新曲とCMのタイアップが決定したぞ!」
真「ホントですか!?まぁボクなら当然ですけどね!」
ミファ「真くん、何か別のアイドルみたいになってるの」
P「そんな訳で今日はミソから活け作りまで、蟹尽くしのフルコースだ!」
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貴音「泣きながら食べていますね、何故でしょう?コレほど美味だというのに」
あずさ「『蟹が好き』にも色々あるのよ…色々ね」
ドラマCDを聞く限り捌いたり食べるのはダメ
かと思ったら鍋の具にカニらしきものが見えるので実際どうなんだろうか
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ミファ「このままだと遅れちゃうからミファたち先に行ってるのー」
あずさ「あらあら私も急がなくっちゃ、それじゃプロデューサーさん、お仕事行ってきますね~」
P「はいよろしく……って当然のように窓から出てったけど、あの人ほんと何者なんだよ」
千早「私と姉さん、それにミファはiDOLに近い存在なんですよ、超人と言うべきか改造人間と言うべきか……」
小鳥「改造人間……なるほど、だから色々と…」
千早「何か?」
響「まぁ結局バスタルトなんだけどなー、ミシュリンクを目指して作られた中途半端の失敗作ってところさー」
千早「……確かにあっちでは能力と引き替えにデメリットも多いんです、こっちでは無くなってるみたいですけど」
響「そこは出来損ないだからしょうがないさー、なにしろ実年齢なんて凄いんだぞ!あずささんなんて_」
あずさ「あらあら忘れ物しちゃってました~、さぁ響ちゃん、ちょっとおつきあいしてもらうわね~」
響「え?いや、違うんだぞ!なんかもう一人の自分が急に、ホントにッ、助けてプロデューサァアアアアァァァ……__」
千早「我那覇さんは普段から一言多いことはありますけど、今のは中の人の影響ね、可愛そうに……」
P「……響、明日の仕事までには戻ってこれると良いな」
律子「あっちゃー……、やよいの衣装発注って今日だったかー、流石に前の寸法で作るわけにもいかないし……」
小鳥「大丈夫ですよ律子さん、みんなの新スリーサイズはまとめてありますから、この表使って下さい」
律子「あのー何で私のまで載ってるんですか?しかも測って貰った覚えもないのに」
響「ピ、ピヨ子~、れ、例のあの本受け取りに来たぞー……」
小鳥「あら響ちゃん、はいコレ、返すのは全部終わってからで良いからね」
響「うぅ~ありがとう!コレがあれば薄着でも安心だぞ!」
律子「その女装ハウツー本って私も涼の時に使った奴、………なんでそんなの持ってるんですか」
あずさ「流石音無さん、やっぱり仕事の出来る女は違うわね~」
亜美「心なしか普段よりイキイキしてるっぽいよー?」
小鳥「そうだ律子さん!例の3人の為にモンデンキントの制服について詳しくお聴きしたいんですけどっ!」
P「いや-、この目の輝きは仕事じゃなくて趣味扱いだろうなー、よく見ろ、肌のハリが普段とは段違いだから」
亜美「何だかんだよく見てるんですね、兄C……」
そろそろラストの3周目
P「そういえばやよいもパイロットなのか?着ぐるみだと操縦しにくそうだが……」
伊織「着ぐるみで操縦できるわけないでしょ!というかコスプレ芸人は部外者よ、ブガイシャ!」
P「へ、それじゃなんでこっちに?」
やよい「春香が勇気出して別世界に行くって言うなら私も黙って待ってるわけにはいかないかなーって!」
春香「やよいちゃんはいっつも私のこと気遣ってくれるんです…ありがとね、いっつも」
小鳥「良い友情ですねぇ……うふふ、これは色々捗るわぁ……!」
律子「小鳥さーん、戻ってきて下さーい!」
伊織「どーせコスプレの仕事がなくなって暇だっただけじゃないの?」
やよい「だからコスプレじゃなくて着ぐるみ!ゴキサンシャインに言われたくないかなーって!」
伊織「…ごめんね、やよい、アンタの中からあの芸人だけ消滅させてやるわぁああああぁああああ!」
亜美「んっふっふ~、二人ともやっぱりお子チャマですなー」
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喧嘩するほど仲が良い、着ぐるみVSサンシャイン
律子「プロデューサー、今日は響の生放送出演なんですけど…どうします?」
P「しまった!今回は水着での撮影か…、幸い胸は変わってないみたいだが、下はなぁ……」
貴音「流石に厳しいかと…、言いにくいのですが、水着で隠し通せる様なモノではありません」
伊織「そういえばアンタは見たんだったわね」
真美「もういっそバラしちゃったらー?んっふっふ~、新世代アイドルって話題になっちゃうかもよ~!」
律子「あー……、そうね、色々と仲間が増えて一つのジャンルになるかも………」
小鳥「話は聴かせて貰ったわ!男性用のフリーサイズ海パンを使ったらどうかしら!」
P「流石にマニアックすぎませんか!とは言え時間も無いし、それしかないのか……」
響「なんくるないさー!!完璧な自分が自然に誤魔化してみせるぞ!」
-----------------------
響『沖縄ではみんなこのスタイルだから驚かないでね!』
P「ことりさーん!謝罪会見の準備おねがいしまーす!」
真「プロデューサー…、手慣れてきましたね」
やよい「なんか事務所から良い匂いがします-!」」
貴音「ほひゃふぁひょひふぃふふょふーふぃぇふぁーひょひょ、ふぉふぇふぇへふふぇ」
響「おープロデューサー!やよいー!2人とも良いところに帰ってきたぞ!」
春香「雪歩ちゃん手作りのラーメンをみんなでご馳走になってた所だったんですよー」
P「ラーメン?あっちの雪歩はラーメンを作れるのか?」
真「好きが高じて店を開くぐらいですからね、ちなみにボクもバイトで働いてますよ!」
真美「ゆきぴょーん!マミねーマミねーミソおかわりー!」
亜美「ほら真美零さないように食べなきゃ駄目っしょ~?あ、アミは豚骨でよっろ~!」
雪歩「はーい!あっプロデューサーさんたちも好きなの頼んで下さいぃ~!」
千早「何だかとっても楽しそう、萩原さんもこんな良い笑顔をするのね、知らなかったわ」
伊織「周りを見る余裕が足りないのよ、どっちのあんたもね、ちゃんと見てあげなきゃ駄目よ」
千早「…そうね、萩原さん、私にも塩もらえるかしら?」
雪歩「はーい!ちょっと待ってて下さーい!」
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ドラマCDで開業したラーメン屋、本編では特にそんなでも無かったが…
真「お姉ちゃ…あずささん、これ行方不明だった時に配られてた資料です」
P「前々から気になってたけど、あっちの真とあずささんは姉妹なのか?」
律子「まぁそうですね、血は繋がってないですけど仲良し姉妹ですよ」
やよい「あれ?あずささんと千早さんも姉妹なんですよね、だったら千早さんも真さんのお姉ちゃんなんですか?」
小鳥「自由奔放な姉二人に翻弄される苦労性の弟を幻視したわ!」
真「何言ってるんですか小鳥さん……」
ミファ「じゃあミファにとって真クンは伯母さんになるの?」
雪歩「えっと、真ちゃんは千早さんのお姉ちゃんの妹で…わ、わたしはどうしたらいいんですかプロデューサー!!」
P「うーん、あんまりマニアックな世界に突入するのはどうかと思うなぁ」
真「突入しませんよ!」
律子「えーと、デコちゃんは行方不明のあずささんの代役でラジオのゲスト、リボンちゃんはドラマの収録で……」
小鳥「そちらの律子さんは随分面白い渾名を付けますよね、お好きなんですか?」
律子「好きというか癖ですかね、何か親しみが湧くじゃないですか」
真美「だよね~やっぱ時代はオリジナリティ溢れるきゃっちこぴぃが無くっちゃね-!」
律子「そうね…キャラ付けとマーケティング的に考えてうちの娘たちにも外見から分かる渾名が必要かもしれないわ!」
P「え?」
律子「鎌ヘアーさん!」
あずさ「もしかして私かしら」
律子「ハムスター娘!」
響「自分ハム蔵意外にもペットはいっぱいいるぞ!」
律子「インカムちゃん!」
小鳥「少女っぽい感じがして良いと思うわ!」
千早「律子……自分がメガネガールとかパインヘッドになるの気付いてるのかしら」
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ゼノりっちゃんはどちらかと言えばコロネ系
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オペレーターを筆頭にインカム勢も結構多いゼノ
P「律子の先輩って事は、亜美もメカニックとかエンジニアなのか?」
亜美「それがちょっと違うんだな~、私の専門はハーモナイズ、コアの調整と制御です」
伊織「iDOLとマスターの旋律を合わせるのね、もう一体感が凄いのよ!」
律子「とはいえこっちのコアは何処にあるのか、誰がマスターに相応しいのかも分からないんですけどね」
千早「…ちゃんと探索はしてます、ただ事務所から離れるとどうにも感覚が不安定になって…」
真「満月の日にもこの事務所としか通信できないしね、何でなんだろう?」
亜美「実は仮説ならあるんだよね~、ただコレはあずさお姉ちゃんと検討してみないと…」
P「コアの在処がわかったのか!?」
亜美「仮説ですけどね、コアの、いやマスターの、かな→」
P「?」
P「打ち合わせが長引いて真美たちの現場に来るのが遅れたな……やよいもいるから大丈夫だとは思うけど」
やよい「あっプロデューサー!お疲れ様でーす!」
P「収録はもう終わったのか……真美は大丈夫だったか?」
やよい「心配しすぎですよー、あっちでも亜美ちゃんとバリバリ活躍するプロなんですから!」
真美「んっふっふ~!新幹少女つばめちゃんのモノマネなんてチョー好評だったんだから!」
P「そう言えばちょっと似てる様な……、あっちの真美も意外と芸達者なんだなぁ」
真美「そうだよー、フォークリフトなんかも運転できるし!」
P「もはや末恐ろしいな……」
やよい「私や春香さんのお仕事が無くならないか心配です……」
やよい「千早さん、最近ちょっとやつれてますよ?大丈夫ですか?」
千早「大丈夫よ高槻さん、歌の稽古や詩の朗読をしていて4食ほど抜いてしまっただけだから」
春香「千早ちゃん、それ全然大丈夫じゃないですよ!よぉし、今日は晩ご飯作りに行ってあげるね!」
雪歩「私も行きますぅ!千早さん、ちゃんと自分の体も気にしないと駄目ですよ」
あずさ「あらあら2人とも甘やかしすぎよ、千早もいい加減生活力付けなさい」
ミファ「千早さんはあっちでも食事や掃除は大体カラスか雪歩任せだったの」
真美「胸や歌の話題である程度誘導できるだけコッチの千早お姉ちゃんの方が楽チンだよね~」
千早「双海真美、それはどういう意味!?今の私は胸の話題だけでいちいち落ち込んだり悔しがったりしないわよ…うふふ」
雪歩「ミファちゃん、私の飼い主は千早さんなんだからお世話をするのは当然だよぉ……」
響「誰の会話にどう突っ込めばいいのか自分もう全然分からないぞ!!」
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生活力の無いところは共通してそうな千早たち
あずさ「伊織ちゃん、そろそろ関係各省に話を通しておきたいのだけどセッティングできるかしら?」
伊織「一応前々から話は進めてるわ、だけど本当に信用して貰えるのかしら?」
あずさ「そこはほら、イザとなったらこの前伝授して貰ったセクシーポーズで……うふふ」
伊織「主任!あずさに毒されてるわよ!」
響「大丈夫だぞ伊織!自分の記憶が確かならそういうお偉いさんは猫みたいな感じだから煮干しか何かでで餌付けすれば」
伊織「あの無能男はホント何しに来たのよ!」
ミファ「邪魔する奴等はとりあえずヤっちゃえば良いって思うな、駄目?」
伊織「あんたはゆっくり寝てろ!ほら真!子守歌でも歌ってあげなさい!」
律子「デコちゃ~ん、今度の衣装なんだけどおデコからビームの出る仕様とか面白いんじゃない?」
伊織「律子ぉ……お願いだからアンタだけでもツッコミに戻ってきなさいよぉ……」
P「平和だなぁ」
春香「ですねぇ」
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お偉いさんたち
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殺っちゃえば
律子「こらミファ!そんなところで寝てないで、今日もレッスンがあるんでしょ?」
あずさ「あらあらミファちゃん、こんな所で寝たらあなたでも風邪を引くわよ?」
ミファ「むー!あずさに律子…さんに、厳しいママが増えた気分なのー!」
千早「ミファ、律子も姉さんも怒ると怖いわよ、しっかりしなさい」
真「ほらミファ起きて、全くしょうが無いな、一緒にレッスンに行くよ」
ミファ「むー…千早と真クンにまで言われると頑張るしかないの…」
P「力関係が複雑になってる気もするが……、何だかんだで上手く回ってるのかな」
雪歩「仲間に先輩にお母さんに憧れの人、ふふっ、ミファちゃんには良い刺激になってるかもしれませんね」
やよい「春香さんー!次のお仕事現場まで急がないと遅れるわよ-!」
春香「うわっもうこんな時間!?待ってよやよいぃ~~!!」
雪歩「春香さん鞄忘れてますよぉ~!」
小鳥「やよいちゃん、ペンギンの格好でよくあんなに走れるわねー」
P「やよいと春香が同い年か、何か扱いに困るなぁ」
伊織「あんた自身はそのままだからまだマシでしょ!あぁもう私はあのコスプレ芸人にどう接すればいいってのよ!」
千早「私も春香との距離感が難しいです……、いえ、あっちの私だけでも難しいんですけど」
雪歩「春香さんは気にしてないみたいですから、千早さんも自然に接して良いと思いますぅ」
伊織「あんたもバカリボンに相当酷い事したけどね…図太いというか何というか」
P「春香も色々苦労してるのか……、大変だなぁ」
雪歩「みんなー、一昨日やった簡易シミュレーターの結果が届いたよー!」
P「例のドロップ撃破訓練って奴か、だけど俺までやる必要はなかったんじゃ…」
春香「プロデューサーさんは散々な結果でしたからね…、でも初めてにしては上手かったですよ、元気出して下さい!」
雪歩「えっと1位は真ちゃんで2位は伊織ちゃん、二人とも流石だね!」
真「やーりぃ!へへっ、まぁ当然だけどね!」
伊織「キーッ!納得いかないわ、後でもう一回勝負するわよ!」
雪歩「えーっと続けて良いかな?それで3位は……小鳥さん?」
春香「えぇーっ!?わ、私小鳥さんにも負けてるんですか……」
亜美「はるるんは細かいミスの減点、千早お姉ちゃんはシミュレーターの操作自体が苦手、だとしてもピヨちゃん高過ぎるっしょー!」
P「俺なんてブービーだぞ……、そういえば当の本人は何処行ったんだ?」
律子「有給申請が出てますね-、まーたイベントにでも行ってるんじゃないですか?」
-----------------------
小鳥「腰……腰が………」
亜美「__かもね→、みんなの様子を見てると可能性はメッチャ高いと思ってますよ~」
あずさ『…もしそうだとしたら、コアの回収は私が担当しようかしら、いえ、説得?』
律子「そうですね、最終的には全員の力が必要かもしれませんけど、ファーストコンタクトは主任にお任せします」
あずさ『そういえばプロメテウスの建造は順調かしら?そろそろ発表時期だったと思うけれど』
律子「はい、そっちは順調です!マスターの搭乗スペースも最大限確保しておきました」
亜美「コア部分も柔軟に対応出来るはずです、もっちあらゆる可能性シミュレイトショーしてるからね~!」
あずさ『あらあら頼もしいわね~、私はついでに色々用事を済ませてから帰りますから、よろしくお願いね』
ピッ
P「今の電話ってあずささんか?雑誌を買いに出かけて、今はどこにいるって?」
律子「気付いたらベリーズにいたみたいです」
(たぶん)全員分三周終了したのでそろそろ佳境新展開
---------------------------
P「みんなおはよう!…って、なんだこの妙なメカメカしいガジェットは」
それは例えるならば悪趣味なヘッドフォン。
接続された小箱共々、難解さだけを追求したような非人間的意匠と機構に満ちた文明の利器。
事務所には不似合いなソレが皆の奇異の視線を物ともせずテーブルの上に置かれていた。
律子「遅いですよプロデューサー!はーい、見覚えのある人も居ると思いますけど、これは小型ハーモナイザーでーす!」
頷く者、困惑の視線を交わす者、寝ている者、扉を閉めてから首を傾げる者。
"向こう"からやってきた彼女たちの間でも様々な反応、当然私も困惑した。
亜美「ボケーっとしてる兄Cたちにも分かりやすく説明すると-、これは何とマスターとアイドル、つまりコアの相性判断装置です!」
律子「結構センシティブな機械だからねぇ、やっとこっちでの小型化に成功したのよー」
マスター。アイドル。
コアは未だ行方不明、マスターも依然不明。
あずさ「私や千早、ミファはアイドルに近いからね、簡易性能テストは出来るかと思って持ってきて貰ったの」
律子「コアが見つかったら皆にもテストしてもらうからねー、はい!とりあえず説明終わり!」
仕事に、稽古に出かける者。
興味深げにハーモナイザーを見つめる者。
周りで皆が思い思いに日々を再開する、事務所が活気を取り戻す、会話が聞こえる。
響「ねぇねぇ、これってどうやって使うの?」
亜美「コアとマスターの旋律、魂のサウンドが聞こえるんだよひびきん!」
あずさ「コアとコアの間の共鳴も再現できるのよ、お昼過ぎにでもテストしてみましょうね」
今日の予定は午前で終わる、どうやらそのテストとやらに立ち会えるようだった。
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某年某月某日 キサラギリターンズ撮影佳境 巨大隕石最終防衛ライン間近
伊織「何だかんだ出来ちゃうんだから大したものよね、正直バカみたいな気もするけどっ」
やよい「ったく伊織ちゃんは何でそう素直に褒められないんですかね-!今はお祝いですよーいぇい!」
伊織「だぁあぁぁあ!暑苦しい!せめてコスプレ脱ぎなさいよぉおおおお!」
P「まぁまぁ、でも何だかんだ伊織や水瀬家の力を借りまくったから、いつかちゃんとお礼しとかないとなぁ」
律子「別に良いんじゃないですか世界の危機なんですから、ちゃんと仕事してトップアイドルまでプロデュースしてあげるのが一番の恩返しですよ」
P「それもそうだな……っと!?おーい春香、そこあたりは機械類多いから別ルート通ってくるか、こっち来るな-!」
春香「うぅぅ……プロデューサーさーん!流石に傷つきますよぅ!」
真「いや、天海の行動を思い返せば妥当なんじゃないかと僕は思うよ、今は重要な時だしさ」
亜美「とうとう撮影&打ち上げだかんねー!キサラギR、ううん6番目のプロメテウスの!」
雪歩「最初にキサラギをiDOLにするって聞いたときはびっくりしちゃったけど、上手くいって良かったね」
響「だなー!アイドル活動の合間にあれだけパイロットの訓練もしたのに、完成しなかったらどうしようかと思ってたぞ!」
千早「……相変わらず前衛的なデザインね、所々ドロップ破壊用に改良されている様だけれど」
ミファ「うわーおっきいのー!」
真美「ねぇねぇあずさお姉ちゃん!このイカしたニューフェイスのお名前は決まっちゃってるのかなー?」
あずさ「もう少し内緒にしておこうかな~、うふふ、凄く良い名前よ、ね」
貴音「はい、真良き名前になったと思います、真に…」
響「でも貴音がコアだったなんてなんか驚きだね!」
貴音「……すみませんでした響、私は…」
響「ん?ハム蔵は気付いてたって!?流石だぞハム蔵!」
貴音「響、聞いて下さい!」
響「えっ、どうしたんだよ貴音-、なんかいつもの貴音らしくないぞー?」
貴音「その…響は怖くはありませんか、あるいは怒って…」
響「?」
貴音「私が隠していた事…、私が皆とは違う事に…」
響「うちの家族だって765プロだってみんな違うじゃん?貴音は恐がりだなぁ」
貴音「ですが……」
響「それにとっぷしぃくれっと沢山なのが貴音でしょ、寧ろ1つ教えて貰って自分は嬉しいけど?」
貴音「響……」
響「あ!プロデューサーたちが呼んでるからちょっと行ってくるね-!」
伊織「ま、響の事だからこうなると思ったけどね」
貴音「伊織…」
伊織「主任から聞いたけど、あんたも最初から理解してたわけじゃないんでしょ?だったら謝る事なんて無いじゃない」
律子「それにアイドルが人間と変わらないなんて私たちにとっては今更の話だものね」
やよい「そうですねー、春香さんなんてカレシの為に下着選んだり水着選んだり…」
春香「うわわっ!?やよいストップ!ストーーップ!」
千早「寧ろあっちの世界でのアイドルが特異だったのかもしれないわ」
雪歩「そういえば…勝手に協力して貰ってドロップを落としちゃってるんですから……」
真美「マミ達は最初っからテンペスタース達ともお話しできてたけどね→!」
ミファ「んー、やっぱりエピちゃんに比べるとアレはちょっと格好悪いと思うの」
真「操縦の方は安心して任せてくれて良いよ、何しろ僕たちが乗るんだからね!」
貴音「………」
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「根掘り葉掘り聞くつもりはないの、ただ確証が欲しかった」
「iDOLを動かす為には貴女の力が必要、だけどそれは765プロの皆も同じ事なの」
「マスターは私たち全員、きっと誰か一人欠けてもiDOLは動かない」
「でもねー、ちょっとだけ気になる事が」
「もし今回の地球の危機を救う為にiDOL達が世界あっちとこっちを繋ぐアウリンのゲートを作ったんだったら、それが終わるとどうなっちゃうのかな?」
「きっとゲートは閉じちゃうよね?」
「あっちのコアは月が無くなったから落っこちて来ちゃったんだよね、月の忘れ形見、とでも言えば良いのでしょうか」
「私たちの世界のコアはおそらくロストアルテミスという事故と偶然でやって来た、だとするとその事故が起こっていないこちらのコアは?」
「何らかの役目を負って私たちと出会ったのかもしれない、あくまで推測だけれど」
「その役目が、今回の超大型ドロップと関係有るとすれば」
「アミたちはね、心配してるんです」
「お姫ちんはこの隕石から皆を守る為に地球に来たんじゃないか、って」
「全部終わったら、お姫ちんが月に帰っちゃうんじゃないか、って」
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貴音「…………」
P「おーい、貴音ぇーちょっと良いか-?」
貴音「は、はい、何でしょうか?」
P「重要な話があるんだ、心して聞いて欲しい」
貴音「………はい」
P「実は 」
P「チャイニーズホラーがコンセプトのレストランから中華食べ放題の企画が来てるんだが、どうする?」
貴音「…………?」
貴音「あの、つかぬ事を尋ねますが、プロデューサーはお二人の話を聞いていないのですか?」
P「ん?あぁ、あずささんと亜美の話だろ、一緒に聞いてたじゃないか」
貴音「ならば…」
P「そうだなぁ、今度はライブの宇宙配信でも企画してみるか」
小鳥「今回の一件で765プロは各方面にコネクションも出来ましたからね、夢じゃないですよ!」
P「とまぁそういうわけだ、俺は難しい話は分からなかったけど隕石ぐらいで担当アイドルを手放す気はないぞ!」
小鳥「ひょっとして貴音ちゃんは帰っちゃうつもりなのかしら?」
貴音「その様な事は……!ですが、もしこれが私の役割なのだとしたら……」
小鳥「貴音ちゃん……」
貴音「本当にうっすらと果たすべき使命がある事は理解しているのです…、でもそれが、それが何なのか、自分でも分からないのです!」
P「だったら使命はトップアイドルになる、だろ?己で運命を切り開く四条貴音がそう決めたんだからな」
小鳥「大丈夫よ貴音ちゃん、こういう時は信じる奴がジャスティスなんだから!」
貴音「ふふっ、小鳥嬢の仰る事はとんと理解できませんね…、ですが、分かりました」
あずさ「みんな~集合してちょうだ~い!」
律子「キサラギRこと765プロの総力を挙げて完成したiDOLの名前を発表しまーす!」
春香「えーっと、確かインベル達の名前は月の海から取ってるんだっけ?」
千早「海だけじゃなくて湖も元になってるわね、地形の名称だと他にも入江とかが有ったかしら」
伊織「今更だけど、何でネーブラだけ沼なのよ!しかも調べてみたら非公式名称みたいじゃない!」
真「そもそも誰が付けてたのかな、お姉ちゃん?響の中のアイツ?」
響「んー、自分ならもっととっておきの名前を付けるけどなー」
ミファ「エピちゃんって名前はミファが付けたの!」
雪歩「インベルの完成が40年近く前だから、きっとモンデンキントの偉い人が付けてたんだと思いますぅ」
律子「こらーそこー!静かにしなさーーい!じゃあ貴音、お願いできる?」
貴音「はい、今回は僭越ながら私が名付けさせて頂きました」
真美「お姫ちーん!かっちょE名前でよっろ→!」
亜美「真美ぃー、大事な時なんだから静かにしないと駄目っしょー?」
貴音「ホノリス(Honoris)、765プロの皆で到達する栄光の導き手となる名前です」
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あずさ「みんな~iDOLの操縦は大丈夫よね~?」
真「はい!搭乗者は765プロ全員、メインの機動は僕たちマスター経験者が担当するんでしたよね?」
P「協力できるのは嬉しいけど、まさか俺も乗る事になるとはなぁ…」
小鳥「何言ってるんですかプロデューサーさん!巨大ロボットに乗って地球の為に闘う機会なんてスペシャルレアどころじゃないですよ!」
社長「ははは、相変わらず音無君は絶好調の様だねぇ」
律子「社長!報道各社との調整で大忙しだったんじゃ!?」
社長「おぉ律子君!その件については私と一朗ちゃんで何とかしてきたよ、もう問題ない、気兼ねせずにやってくれたまえ!」
律子「映画用のセットってことでiDOLを建造、撮影と称して軌道上まで送って隕石撃破!我ながら良いアイディアでしたね!」
P「会長まで…、本当にご面倒をおかけします」
社長「なぁに、私や一朗ちゃんはロボットで闘うにはもう少々辛い身だからね、その分年の功を活かさせてもらっただけさ」
あずさ「あらあら、これは私たちも頑張って綺麗なコンペイトウスノーを見せてあげなきゃいけませんね~」
真美「ねぇねぇりっちゃんりっちゃん!オペレーターの件はどうなったの→?」
P「えーっと、管制や分析なんかは専門機関とスペシャリストが協力してくれるんじゃなかったのか?」
伊織「そう言う事になってるけど、流石に直接連絡する通信士は信頼出来る人に任せたいじゃない」
亜美「出来れば知ってる人が良いよねー、お姫ちんがコアって事は出来れば公表したくないですし」
律子「そんな事もあろうかと!大分前から名瀬さんたち協力の下でオペレーターを育成しておきました!」
小鳥「みんなー、どうぞ入ってきて-!」
愛「お は よ う ご ざ い ま す !!!!! オ ペ レ ー タ ー 見 習 い の 日 高 愛 で す !!!!!!」
絵理「私たちが、とっておきの助っ人?」
涼「どうも…って愛ちゃんうるさい!」
P「876プロの!?オペレーター育成って事は相当前から仕込んでたのか……」
律子「部外者だと私たちの事を説明しなきゃいけないですからね、本当はジュピターの3人にも声をかけてみたんですけど」
小鳥「今は南米で街作り長期ロケの真っ最中らしくって断られちゃいました、仕事に真面目なのか私たちを信頼してくれてるのか…」
あずさ「実は私が偶然そこの街に迷い込んだから聞いてみたんですけどね~、でも伝言を預かってますよ」
P「あいつらは何て?」
あずさ「『幸運を祈る、煌めくステージでまた会おう』」
亜美「あー、あまとうらしいねぇ」
真美「ですなぁー」
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The day
P『これがコクピットか、本当にアニメに出てくるロボットだなぁ』
春香『そう言えばプロデューサーさんは初めてiDOLに乗った男の人ですね!史上初ですよ!史上初!』
やよい『はわわぁあ!私も初めて乗ったんだけど、コレはちょっと凄いわねぇ…』
響『貴音の所だけちょっと違うんだなー、大丈夫か貴音ー怖くないか-?』
貴音『響、私はそこまで恐がりではありません、響こそ狭いコクピットに一人で泣き出したりしていませんか?』
響『うがー!自分そんなに泣き虫じゃないぞー!』
千早『この短期間でよくここまで再現できたわね、本当にiDOLそのものだわ』
律子『そこは元インベル整備主任秋月律子腕の見せ所ってね、亜美先輩も色々ありがとうございました-!』
亜美『んっふっふー!まぁ大まかな作業は水瀬グループのすぺしゃりすとにお任せしちゃったけどねー!』
真美『マミもお手伝いしたよー!んっとねんっとねー、何かイロイロ-!まだ秘密-!サプリメントだから!』
伊織『それを言うならサプライズでしょ』
あずさ『そろそろ時間かしらね~、オペレーターサイドはスタンバイできてるかしら~?』
あ、復活してる
そろそろ終わります
愛「 は い!!! 大 丈 夫 で す !!!!」
絵理「軌道予測、迎撃ポイントへの到達予定時間共に問題無し?」
涼「ホノリスの出力も問題有りません、マスター、コア共に…えぇと、皆さん正常です!」
伊織『何だか懐かしいわねこの感じ、真をギャフンと言わせてネーブラの正マスターになった頃を思い出すわ』
真『そうだね、僕も不出来な新人が必死に突っかかってきた頃を思い出すよ』
雪歩『ま、真ちゃんも伊織ちゃんも、喧嘩しちゃ駄目ですぅ!…でも私も何だか懐かしいかも、えへへ』
小鳥『ピヨォオオオオオオオオ!えぇっと、この計器がアレで、このレバーがソレで…ほ、本当に乗っちゃってるのねぇ~~~!』
ミファ『小鳥、なんだか鼻息が凄いの』
春香『よぉおし!みんな、出発前にアレやりましょうアレ!勿論プロデューサーさんと小鳥さんも!』
せーの!
『『私たちみんな!』』
社長「仲良き事は美しきかな、彼女たちこそ私が追い求めたアイドル、そしてアイドルマスターなのかもしれないな」
『『仲間だもんね(げ)!』』
伊織『言い出しっぺで噛んでんじゃないわよ!』
愛「 ド ロ ッ プ !!!!! 迎 撃 領 域 可 能 領 域 に 突 入!!!!」
絵理「管制担当、各省庁からの出撃許可、出られる?」
涼「ホノリス、アクトオンです!」
軽い振動すら通さない無重力の密室で、私は何故か風を感じていた
仲間達がモニター越しに見ているはずの景色が目の前に広がり、そして遠ざかっていく
765プロ、四条の町、ヤーネフェルトの國、私の、私たちの帰る場所
何処か懐かしい光景、煌めく海と青い星、かつてはきっと一人で、今は仲間と共にそこに浮かぶ
愛『 ホ ノ リ ス 、 オ ン ス テ ー ジ で す!!!!!!!』
絵理『ドロップ視認了解、スポッティング完了?』
涼『レイヤーフィールド展開、トレークハイト・ブレッヒャーの体勢に移行します!』
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P「小鳥さーん、先週オファーがあった舞台関係の書類ってできてますかー?」
小鳥「ピヨッ!?は、はい、出来上がって確かここ辺りに……」
律子「小鳥さーん…、まぁた例のラジオですかー?」
小鳥「だ、だって律子さん!別世界とはいえ春香ちゃんとやよいちゃんがやってるラジオなんですよ、ここは765プロとして……ね?」
律子「ね?じゃないです!せめて仕事を終わらせてからにして下さい!」
P「皆を戻してから通信も出来なくなって、結局残ったのはそのラジオだけ、か」
社長「そうでもないと思うがね」
P「社長?」
社長「律子君、屋上の通信塔なんだが何時まであのままにしておくつもりなのかね?」
律子「あー、あれですかぁ……、いや、何だか勿体ない気がしちゃって、片付けるのはもうちょっと待って下さいっ!」
社長「ま、そう言うと思ったよ」
春香「プロデューサーさぁん!聞いて下さい!なんと今日は今まで一度しか転んでないんですよ!ってうわぁっ!?」
千早「言った側から転んでるじゃない……、でもまぁ前より転ぶ回数は少なくなったかも」
春香「うぅ…いたたた、でもでも千早ちゃんも変わったところ有るんだよね~?」
千早「は、春香ッ!?」
P「へぇ、何処が変わったんだ?」
千早「その……む、む、胸が………」
P「…大きくなった、のか!?」
千早「……少し大きくなって、72.4cmに」
P「微妙だなぁ」
春香「ですよねぇ」
美希「ま・こ・とくぅ~ん!これ今度使う衣装なんだけどどうかなぁ?」
真「うわぁ凄いカワイイじゃないか!美希なら絶対似合うよ!」
雪歩「ま、ま、真ちゃんっ!私のこの衣装、か、カワイイかなぁあっ!?」
真「雪歩にピッタリだよ!良いなぁ、僕もこんな服が似合う女の子になりたいよ!」
美希「ふっふ~ん?雪歩は最近積極的になった気がするけど、でも負けないの!」
雪歩「美希ちゃんこそ、またダンスが上手くなったって聞いたよ!でも負けないよ!」
真「ほらほら二人とも喧嘩しないで、そろそろレッスンに行くよ!えーと、ダンベルに着替えに蟹吉クッションに…」
雪歩「……最近真ちゃんの「カワイイ」に蟹が入ってきてるよね?」
美希「視野が広くなるのはきっと良い事だと思うの」
やよい「最近の伊織ちゃんなんかパワフルだよね、なんか凄いかも-!」
伊織「ちょ、ちょっと!やよい、私はエレガントでお淑やかなイメージで推してるの!」
やよい「でも私そういう伊織ちゃんも格好良いと思うよ、一生懸命な姿が素敵かなーって」
伊織「ま、まぁそこまで言うなら…、ところでコレ何が入ってるの?」
やよい「着ぐるみだよー!前みたいに上手くは作れないけど、何時かみんなで手作り着ぐるみ着てみたいなーって」
伊織「そうね、何だったら次の新曲PVで着てあげてもいいわよ?特別にね」
やよい「うっうー!だったら私頑張って作っちゃうよ-!」
あずさ「あら~、あらあら、あらあらあら~!」
亜美「どったのあずさお姉ちゃん?いつも5割増しであらあらしてるよー?」
あずさ「あのね、この前遊びに行った色んな国からお手紙が来たの~!」
亜美「うわぁーすっごーい!ねぇ真美、見て見て-!」
真美「何々~!?えっとー、あいすらんど、うるぐあい、もろっこ、べりーず……?」
亜美「ねぇねぇ、これもしかしてホワイトハウスって書いてない!?」
あずさ「うふふ、色んな所でお話ししてきたものねー、ひょっとすると運命の人も見つかっちゃうかも…?なーんて」
真美「うぁー良いなぁ-!マミもドキムネズキュンな出会いがしたいよー!」
あずさ「あら、でも最近真美ちゃんと亜美ちゃんもすっごく仲良くなってるじゃない?私はそっちもちょっと羨ましいかなって思うけど」
真美「んー、なんかねちょっとだけ亜美の気持ちがよく分かるようになった気がするんだよねー」
亜美「えー真美もー!?亜美もね、なんか真美の事がもーっと分かるようになった気がする!」
あずさ「あらあら、本当に二人は仲良しさんね~」
亜美「当たり前だよ!」
真美「だって双子だもん!」
亜美真美「「ねー!」」
P「……元に戻ったんだかそうじゃないんだか、ひょっとしてまだ後遺症か何かが残ってるんじゃないか?」
小鳥「うーん……、私は成長なんじゃないかと思いますよ」
P「成長?」
小鳥「はい、何かが終わったからって全部元に戻るわけじゃない、少しずつ変わっていくのが人間ですから」
律子「進もう毎日夢に向かって、って所ですか、ふふ、育て甲斐があるじゃないですか、ねぇプロデューサー?」
P「そうだな、たまにはこんなのも___」
バターン!
響「プロデューサーーー!ま、また自分、は、生えてきちゃったぞー!うわぁあああああああん!!助けてよー!!!」
貴音「響落ち着きなさい、精進が足りませんよ」
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