謎解きはディナーのあとで の二次創作です
皆さんもトリックがわかるかと思います
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374915277
麗子「ふぅ」
影山「お嬢様にいたれましては本日も難解な事件に遭遇されたようで…」
麗子「そうなのよ…」
~~~~
鑑識「被害者はデザイナーの秋原田
死亡時刻は1時間前だと
死因は鈍器によるものとみられます」
風祭「うぅ~ん、きみどうして死体の靴下がかたっぽだけなのかな」
鑑識「さぁ?でももう片方は外の花壇に捨ててありました、あと関係無いと思いますが靴下が湿っていました」
麗子「どうして死亡時刻がわかるんですか?」
鑑識「それは被害者が通報したからです、途中で力尽きたようですが」
風祭「はい、はい、はい、犯人はあらかじめ用意した鈍器で殴って殺したと」
麗子「で凶器は?」
鑑識「それが凶器になりそうな物からは血液反応はありませんでした」
~~~~
麗子「という事なのよ」
影山「お嬢様、もしかして本当に凶器がお分かりで無いと?」
麗子「何がいいたいのよ」
影山「失礼ながらお嬢様はアホに御座いますか?」
影山「お嬢様は本日も沢山の方々にお話を聞いた筈、私に聞かせて頂けますか?」
麗子「ごまかすなっつーの」
~~~~
被害者の死亡した時刻に同じ家には3人の女性がいたのよ
まずは秋原田のスケジュール管理をしていて死亡時刻には被害者の見つかった部屋の向かいの部屋にいた、桜井さん
桜井「私は向かいの部屋で仕事スケジュールの調整しておりました」
麗子「被害者に恨みを持った人間に心当たりは?」
桜井「だったら、伊勢さんは昔デザインをバカにされたと聞きました…ところで関係ない事ですが、先生が最近冷凍庫の中身を気にしていました…」
風祭「なるほど、なるほど」
2人目は同じデザイン事務所のデザイナーの伊勢さん
伊勢「わ、わたしは右隣の部屋でデザイン画を描いてました」
麗子「被害者に恨みを持った人間に心当たりはありますか?」
伊勢「あ、あの児玉さんがデザイン画を捨てられて…そういえば事件のあった時先生の部屋から物音がしました」
最後は一番新人デザイナーの児玉さん
児玉「あたしはさ先生の左隣の部屋にいたんだけどさ、誰かが部屋に入る音がしたよ」
麗子「恨みを持った…」
児玉「桜井さんっしょ!あの人かなりこき使われてたし」
~~~~
麗子「さすがの影山も犯人の特定は出来ないでしょ?」
影山「これだけ情報が揃っていて犯人が分からないと……お嬢様は本格的にアホでございますか?」
麗子「く…(ちょっと待って麗子このまま事件を迷宮<以下略>)影山、私にも分かるように説明して」
影山「かしこまりました…しかし、食事の途中に御座います」
影山「謎解きはディナーのあとで」
影山「まず凶器ですが、靴下です」
麗子「ふふふ、影山…あなた人の話聞いてなかったの?鈍器よ、ど、ん、き」
影山「凍らせたのです、恐らく花壇の土を靴下に入れて凍らせ殴りかかったのです」
麗子「でも犯人はどうやって特定出来るのよ?」
影山「伊勢さんです、部屋の中のゴミ箱に児玉さんのデザイン画を見たことを言おうとして止めたのです」
麗子「……影山、車」
影山「かしこまりました」
~~~
{犯人が自白しました、後はお願いします}
風祭「はい、はい、はい、分かってたよ彼女が犯人だと…」
麗子「」
風祭「ショウレイさん…美しい……」
影山「」ぺこり
という事で毎週土曜日ディナータイムに更新します
さすがに色々描写省きすぎじゃね?
>>8
うん、自分で読み返してもそれ思ったよ
次回からもう少し描写に気をつけて見ます
麗子「ちょっと聞いて影山!」
影山「どうされました?お嬢様」
麗子「それがね今日殺人事件があったのよ……」
~~~
鑑識「被害者は近藤満<コンドウミツル>ラーメン店コンドルの経営者です」
風祭「はい、はい、はい、これは殺人事件だ!」
被害者は心臓を刺され即死だったんだけど…自分が殺したって言う女性が3人いたのよ
被害者の妻、近藤サヤ
サヤ「あの人はいつも乱暴されてて…私が殺してしまったんです!……あの人ともみ合いになって気付いたら……」
風祭「はいはいはい!そのとき変わった事は?」
サヤ「変わったことですか…店の前の街灯が切れてたくらいですかね…」
被害者の店のアルバイト店員の立花徹<タチバナトオル>
徹「時給を下げると言われて…もみ合いになって気付いたら死んでて……私が殺したんです…」
麗子「そのとき変わった事は?」
徹「店長の鉢巻きが無かったんです…いつも着けてるのに……」
ライバル店て向かいの沢田飯店の店長の沢田郁<サワダフミ>
郁「アタシが殺したんだよ!アイツ突然襲われてアイツの店に引きこまれて…もみ合いになってそのまま……」
麗子「その時変わった事は?」
郁「さぁ?アイツの店の事までは…でも街灯切れてたのは変かな…このまえ替えてもらったのにさ」
~~~
麗子「と言う事があったのよ」
影山「被害者は死因傷以外に外傷は?」
麗子「なかったわ」
影山「ではお嬢様、率直な意見を述べてもよろしいでしょうか?」
麗子「よろしくてよ」
影山「お嬢様の耳は機能していないのですか?」
麗子「は?」
麗子「クビ!クビクビクビクビクビクビクビクビクビクビー!」
影山「落ち着いてくださいお嬢様、お嬢様は真犯人の以外の証言の矛盾に気付いていないのです…しかしよくよく話を聞けば謎は解けます」
麗子「影山…私にも分かるように説明して」
影山「かしこまりました、しかしまだディナーの途中、謎解きは食後にいたしましょく」
影山「それではお嬢様、真犯人とトリックどちらを先に話しましょう?」
麗子「真犯人よ、真犯人」
影山「かしこまりました…真犯人ですがアルバイト店員の徹さんです」
麗子「随分はっきり言い切るわね…どうして?」
影山「被害者が鉢巻きをしていたかどうかは犯人しか知りえません」
麗子「死体は鉢巻きしてなかったしそれで…」
影山「いいえお嬢様、もし他の方が犯人でワザと鉢巻きを外したなら警部やお嬢様の質問に“鉢巻きがなかった”そう答える筈にございます」
麗子「じゃあ何、ライバル店の店長がかばっているというの?」
影山「はい、いかにも」
麗子「んな訳あるか」
影山「んな訳あるのですお嬢様はご存知ないでしょうが、ラーメンコンドルの店長はセクハラまがいの事をアルバイトにしているという噂が商店街では有名な話です」
影山「あれが実話だとするなら……想像は容易では?」
麗子「影山、車」
影山「かしこまりました」
徹「だから私が殺したって…」
影山「そちらのお二人が徹さんをかばい嘘をついていたのです」
徹「え…」
影山「おそらく被害者にセクハラされ殺したのだと勘違いしたのでは?」
サヤ「はい…主人のせいで徹さんの人生が…そう思ったら」
郁「アタシはその娘がアルバイトって知らなくて商店街と無関係なヤツが…あんなゲス野郎のせいで人生壊れるのは見逃せなかった……」
麗子「殺人は如何なる理由があっても犯罪です…それをかばう事も」
_____
風祭「はい、はい、はい!僕はわかっていたよ彼女が真犯人だとね!どうやら僕の歴史にいちぺー…宝生くん?……ショウレイさん」
麗子「」スタスタ
影山「」ペコリ
_____
麗子「ねぇ影山どうして郁さんとサヤさんが濡れ絹を被ったのか…わからないのだけど」
影山「女性同士の絆は時に犯罪者とされても仲間を守ろうとする物です…しかしそれがまた時に殺意に変わることをお忘れなきよう」
影山「失礼ながらこの影山…この事件の真相皆目見当つきません……」
麗子「えぇ!?」
海原<かいばら>財閥の後継者発表パーティーに呼ばれたことから始まった
麗子「海原財閥には上から長男の光明<みつあき>、次男の剛<たけし>、長女の冴<さえ>、三男の祐<ゆう>の四人がいて誰が当主の規夫の後継者になるか、注目されてるのよ」
影山「ほぉ…」
光明「おい、オヤジ!金貸してくれよ」
規夫「ここはお前のような人間の居場所ではない!出ていけ!」
剛「父さん落ち着いて、また血圧が」
規夫「お前に言われんでもわかっている!……薬が無い…冴!薬を入れて置けと言っただろう!」
冴「ごめんなさい…お父様」
祐「お父さん、麗子お嬢様が来ているよ」
規夫「なんともっと速く教えないか!」
麗子「まぁ見ての通り気難しい人なのよ」
~規夫の自室~
規夫「まったくあの子たちは進歩しない」
コンコン
規夫「ん?……なんだお前か…何度来ても同じだ…」
規夫「そもそもお前は…」
パンッ
~~
風祭「はい、はい、はい」
鑑識「被害者は海原規夫、海原財閥の当主です」
鑑識「拳銃で一発です」
風祭「はい、はい、はい、それじゃいつもの言ってみようか!」
_________
影山「お疲れ様です、お嬢様」
麗子「影山、さっそく聞いてちょうだい」
___
まずは長男の光明さん
光明「ちっ…俺は銃声がした時は自室でサッカーのラジオ中継聞いてたよ」
風祭「おや?たしかお昼頃から雨が降りましたが中継があったのですか!」
光明「サッカーは雨で中止にならねぇよ」
風祭「それで被害者の恨んでいる人間に心当たりは?」
光明「冴じゃねぇか、あいつ薬持ちのカバン扱いだもんな」
次が次男の剛さん
剛「銃声がしたときはラジオで野球中継聞いてました」
風祭「おやぁ昼頃から雨が」
剛「札幌ドームですよ」
風祭「おう…それでは被害者に恨みを持っている人間に心当たりは?」
剛「それなら兄さんだよ、あの人父さんにかなり金を借りてたみたいだし」
その次が三男の祐さん
祐「僕のアリバイですよね銃声がしたとき録画したバスケの試合を見てました」
風祭「では!」
祐「剛兄さんですよ、兄さんの会社倒産しかけててお金がいるらしいですし」
最後が長女の冴さん
冴「銃声がした時は薬の予備を取りに地下に行ってました…あ、ワンセグでマラソン中継聞きながらでした…あ、途中で雨が降ってました」
___
麗子「どう?何か分かる?」
影山「……失礼ながらこの影山…この事件の真相、皆目見当つきません……」
麗子「えぇ!?」
影山「明らかに嘘をついている方がいらっしゃるのですが…何故……」
麗子「風祭警部から電話だわ……え!?遺書が見つかった!」
___翌日、夕食___
麗子「あぁ~疲れた…」
影山「して進展はありましたか?」
麗子「それがね被害者の体から銃弾が2発出てきたのよ」
影山「ほぉ…」
麗子「それと遺書が見つかったのよ」
影山「して内容は?」
麗子「たしか…」カキカキ
最後の言葉を残す
永遠の別れと
会社の安泰を祈り
この私は
上へとあがる
経験をつんだお前達に
言うことはない
社会人として頑張りなさい
麗子「だったかしら…まぁ、こんな話じゃ謎は解けないわよね」
影山「はぁ…」
麗子「何よ、なんで可哀想な人を見る目なのよ」
影山「失礼ながらお嬢様、お嬢様の目は相変わらず節穴で御座いますか?」
麗子「なによ!あなただって分からなかったじゃ無い!」
影山「いえ、2発の銃弾が被害者に打ちこまれていたのであれば、この事件は簡単でございます」
麗子「……影山、私に分かるように説明しなさい」
影山「かしこまりました…しかしまだディナーの途中にございます、謎解きはディナーの後に致しましょう」
____
影山「まず二人の人物がついた嘘にお気づきですか?」
麗子「え、そうなの?」
ヤバい自分で作ったアリバイが崩れない…
犯人は決まっている
三男の祐
如何致しましょう…
安価↓2 トリック
このSSまとめへのコメント
おや
すみ