~~麗子のマンション~~
その部屋の表札には「両津」と書かれていた。
麗子「あぁん!!好きよ!!好きよ!!愛してるわ両ちゃん!!」腰フリフリ
両津「イクッ!!イクぞ!!中で出すぞ麗子!!」パンパン
麗子「きてぇ!!私を孕ませてぇ!!両ちゃんの赤ちゃん早く産ませてぇ♡」
両津「ああ^~~~っ!!」
ドクンドクン!!
麗子「あっあっあっ~~!!両ちゃんの熱いのをたっぷり注がれてる~~っ!!」
両津「うっ……ふう……」
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~~
麗子「両ちゃん、今夜もご苦労さま♡」
両津「ん……ああ……」
麗子「……ねえ、両ちゃん……こんど病院で検査を受けてみない?」
麗子「私たち、結婚してもう何年になると思う?」
両津「さあ……何年だったかな……」
麗子「毎晩欠かさず愛しあってるのにできないなんて……やっぱり変よ……」
両津「ふぁ~あ……分かったから、もう寝ようぜ麗子……」
麗子「……両ちゃん?」
両津「むにゃ……なんだぁ?」
麗子「もう!ちゃんと聞いてるの両ちゃん!?」ギュッ
両津「あいててて!!こらっ!!耳を引っ張るんじゃないっ!!」
両津「わしは眠いんだよ!!もう寝かせてくれ!!」
麗子「ちゃんと聞いてなかったみたいだからもう一度言うわよ!!」
麗子「あすは二人とも非番だし、いっしょに病院に行きましょうね!!」
両津「わかったわかった!!本当に分かったって!!」
数日後
~~産婦人科~~
受付「両津さん、診察室へお入りください」
麗子「はっ、はい!」
麗子「ほら!両ちゃん!呼ばれたわよ!」ユサユサ
両津「むにゃ……ん……おはよう麗子……」
麗子「もう!寝ぼけてないで起きてったら!」
両津「うおっ!どこだここは!?」
麗子「バカね!待合室よ!呼ばれてるから早く入るわよ!」
~~
医者「両津さん……まずは先日の検査の結果を申し上げます」
麗子「は、はい……」
医者「おふたりの精子と卵子を検査した結果ですが、どちらも生殖能力に問題はありませんでした」
麗子「えっ……じゃあどうしてできないんですか!?」
医者「その……生殖能力自体には異常はみられないんですが、じつは旦那さんの精子に気になることが……」
両津「気になることだと……?」
医者「ええ……旦那さんの精子が濃すぎるというか……あまりにも強すぎるんです」
両津「わしの精子が強すぎるだと……?」
両津「どういうことだ?ちゃんと説明しろ!」ガタッ
麗子「りょ、両ちゃん!騒がないの!」
医者「口で説明するのも何なので、とりあえず映像を見ていただきましょうか」
医者「前の画面をご覧ください」ピッ
両津「ん……」
医者「先日採取した精子と卵子を試しに人工授精させてみたんですが……」
※以下は精子と卵子の会話である。
麗子「こっちよ両ちゃん!!早く来てぇ♡」
両津「うおおおお!!!!突っ込むぞぉ麗子!!!!」ガバッ
つぷんっ♡
麗子「ああ、両ちゃん……私たち、やっと一つになれたのね♡」
両津「愛してるぞ……麗子♡」
ガンガン
両津「……ん?なんだぁこの音は?」
両津「おーい!!!!わしらも入れてくれ麗子!!!!」ガンガン
両津「あっ!!こら!!何やってんだお前ら!?!?」
両津「へへへ!!自分ひとりだけ受精しようったってそうはイカのキンタマよ!!」
両津「バカ!!おとなしくあきらめろ!!」
両津「やなこった!!わしらも力ずくで入れてもらうぞ!!」
麗子「ちょっ、ちょっと!?なに考えてるのよ……キャア!!!!」
つぷつぷつぷっっ!!!!
麗子「キャアアア!!!!もうダメぇ!!!!受精卵バリアーが壊れちゃうわ~~っ!!!!」
~~
医者「……というわけです」
両津「なんてこった……」
医者「精子を薄くして弱める薬を処方しておきますね、それを飲めば多分……」
麗子「そうねえ……精子を薄くするしかないわよね……」
両津「薬はきらいだが……やむをえんか……」
――しかし、処方された薬を飲んでも両さんの精子は少しも弱くならなかった。
それどころか、薬に耐えたことで鍛えられ、ますます強くなってしまったのであった。
~~公園前派出所~~
小梅「こんにちは!両さんいる?」
両津「ん……なんだ小梅ちゃんか……」
小梅「あら……なんだか元気がないみたいね、どうしたの両さん?」
両津「はは……結婚してからずっと寝不足でな……」
小梅「あっ……ふーん……」
両津「ところで今日はいったい何しに来たんだ?」
小梅「また原宿のほうを案内してもらおうと思ったんだけど……無理そうね……」
麗子「ただいま両ちゃん!パトロールから帰ったわよ!」ガラッ
麗子「……あら?」
小梅「あっ、おじゃましてます!」
麗子「まあ!天国のおじいさんのお孫さんね!」
小梅「はい!お久しぶりです!花山小梅です!」
麗子「そうだわ!!そういえば小梅ちゃんって魔法が使えるのよね!?」
小梅「ええ!ほんの少しだけど……」
麗子「小梅ちゃん、お願いがあるの……」
小梅「あたしにできることなら何でも言ってください!」
麗子「あのね……両ちゃんの精巣から精子を一匹だけ私の子宮内にワープさせることってできないかしら?」
小梅「えっ……」
両津「あまりにも唐突すぎるだろ麗子……」
麗子「小梅ちゃん……いきなり変なことを言ってごめんね……」
麗子「私、どうしても両ちゃんの赤ちゃんが欲しくて……」
小梅「……」
小梅「……両さんの赤ちゃんが欲しいって気持ちはよく分かったわ」
小梅「でも……未熟なあたしの魔法じゃどうにもならないわ……」
麗子「そう……ごめんね」
小梅「ううん、あたしこそお役に立てなくて……」
小梅「……でも……おじいちゃまなら何とかしてくれるかも……!」
両津「なに?理香なら何とかなるのか?」
小梅「待ってて!すぐにおじいちゃまを呼んでくるわ!」
~~
花山「すまんが無理じゃ、わしの魔法力でもどうにもならん」
麗子「そんな……」
花山「対象物がいくらなんでも細かすぎて不可能じゃ」
花山「精子一匹だけを精巣から取り出すなどという技はどんな魔法使いでもできんよ……」
両津「だったら……わしの精子を弱くすることはできないのか?」
花山「それも無理じゃ、弱体化の魔法は“神”にしか許されておらん」
花山「……じゃがな、ひとつだけ方法があるぞ」
両津「おおっ!本当かじいさん!」
花山「精子が強すぎるのが問題なら、お前さんが産むほうになればいいんじゃ」
両津「……えっ?」
両津「お、おい……何を言ってるんだじいさん?」
花山「つまりじゃな……こうするんじゃ!!ホンダラホイ!!」ボン!
両津「ぎゃあ!!」
麗子「キャア!!!!」
モワモワ……
両津「ごほっごほっ……ぬおっ!?わしのチンコがない!?」
麗子「イヤ~~ッ!?私におちんちんが生えてる~~っ!?!?」
花山「どうじゃ!性転換はわしが得意中の得意とする魔法じゃ!」
両津「な、何考えてるんだこのバカッ!!さっさと元に戻せっ!!」グイッ
花山「あいたたたっ!!よせっ!!よさんかっ!!」
麗子「ちょっと待って!!両ちゃん!!」ガシッ
両津「おっ、おい!なんでとめるんだ麗子!?」
麗子「……せっかくだし……試してみる価値はあるかもしれないわ……」
両津「なっ、なにぃ!?!?」
花山「そうか!その気になったようじゃな!」
花山「しからばついでにホンダラホイ!!」ボン!
モワモワ……
花山「そこの休憩室を完全防音にしといたぞ、さっそく夫婦水入らずで愛しあうがええじゃろ」
両津「なっ……!?」
麗子「……」
麗子「……両ちゃん、行きましょう♡」グイッ
両津「おっ、おいっ!やめろ!引っぱるなこらっ!」
~~休憩室~~
麗子「さあ両ちゃん……脱いでちょうだい……」
両津「れ、麗子……本当にやるのか……?」
麗子「ここまで来て今さらやめるわけないでしょう……」
両津「そうか……」
両津「……分かった、わしも覚悟を決めたぞ……!」
両津「わしが……女として麗子の赤ちゃんを産んでやる……!」
麗子「両ちゃん!!本当に!?うれしい!!」ムギュッ
~~
麗子「どうしよう両ちゃん……初めてだから緊張してちっとも勃たないわ……」
両津「いつも麗子にしてもらってるように、わしが口でしてやるよ」
麗子「両ちゃん、いいの?」
両津「ああ、フェラチオなんて初めてだからヘタクソかもしれんがな……」
ジュルルルル!!!!グッポグッポ!!!!ジュブブブブ!!!!!!ジュル!!!!ジュル!!!!ジュポ!!!!ジュルルルルルル!!!!グッポグッポ!!!!
麗子「あっ……!!りょ、両ちゃん……!!」
麗子「き、気持ちいいわ……あんっ……あぁっ……!!」
麗子「あ、あぁっ……!!なんか出ちゃいそうっ……!!」
両津「おっと!そりゃいかん!」
ピタッ
麗子「はあ、はあ……両ちゃん、どうして止めちゃうの?」
両津「これだけ大きくなれば充分だ!わしの口に出しても意味ないだろ!」
麗子「そ、それもそうね……」
両津「来い……麗子……!」クパァ
麗子「両ちゃん……!!挿れるわよ……!!」ゴクッ
~~子宮内~~
麗子「両ちゃん!?!?どこにいるの!?!?」
両津「おーい麗子!!ここだ!!」
麗子「両ちゃん!!!!逢いたかったわ!!!!」ムギュッ
両津「麗子ぉ~!!つかまえたぞ!!」
麗子「や~ん♡つかまっちゃった♡」
麗子「……あら?なんだか両ちゃんに触れられたところが熱いわ……キャア!!!!」
麗子「な、なんなのこれ!?!?溶けてる!!私のカラダが溶けてる~~っ!?!?」
~~
両津「ふう……どうだったか診断してくれじいさん!」ガラッ
花山「どれどれ……」
花山「あ、ダメじゃ……精子の生存反応がまったくない……」
麗子「えっ!?!?」
花山「射精したとたん、精子のすべてが抗精子抗体に食われてしまったようじゃ……」
麗子「そ、そんな……」
花山「うーむ……ここまでくると絶望的じゃな……」
両津「なあ、麗子……いっそ養子でもとろうか……?」
麗子「えっ……!?」
麗子「りょ、両ちゃん……何を言ってるの……?」
両津「……夏春都にたのめば、檸檬か蜜柑のどちらかを育てさせてくれるかもしれん……」
麗子「嫌よ!!そんなの嫌よ!!」
麗子「私はただ赤ちゃんが欲しいわけじゃないわ!!両ちゃんの赤ちゃんじゃなきゃ嫌なのよ!!!!」
両津「……麗子……」
花山「……ひどいことを言うようじゃが、わしも養子という案に賛成じゃ……」
麗子「で、でも……」
花山「コイツの精子を受け入れることは、誰の卵子でも不可能じゃろう……」
花山「おまけに女体化させても精子が卵子に到達できんのでは、たとえ“神”でもどうにもできん……」
麗子「イヤ!!!!養子なんて……!!そんなのイヤァ~~~~!!!!」
大原「何を騒いでいるんだね麗子君」
一同「!!!!」
両津「ぶっ、ぶちょお~!?いつ来たんですか!?」
大原「たった今だが……それよりも何を……」
麗子「……そうだわ……!!いいことを思いついたわ……!!」
麗子「両ちゃんと部長さんが赤ちゃんを作ればいいのよ!!」
両津「なっ、なにぃ!?!?」
麗子「部長さんの精子だったら、両ちゃんの抗精子抗体にも負けずに卵子まで到達できるはずだわ……!!」
大原「!?!?」
花山「なるほど……残された唯一の可能性じゃな……」
大原「麗子君!?!?いったい何を言っとるんだ!?」
大原「両津なんかと結婚したせいで頭がおかしくなったんじゃないのかね!?」
麗子「部長さん……私たち、不妊に悩んできたんです」
麗子「毎晩愛しあってもダメ、人工授精でもダメ、男女逆転してもダメ……もうほかに手がないんです」
大原「だ、男女逆転……!?」
麗子「見てください」ボロン
大原「ぬおおおっ!?!?な、なぜそんなモノが麗子君の股間に!?!?」
大原「……ということはこちらには……」チラッ
両津「あ、あんまり見ないでくださいよ部長……(開脚)」
花山「わしの魔法でふたりの性別を入れ替えてみたんじゃ」
大原「な……何というおぞましいことを……」
麗子「お願い部長さん!!何も言わずに両ちゃんと赤ちゃんを作って下さい!!」
大原「うっ……」
麗子「お願いします……」
大原「うう……その真剣なまなざしで言われたら、断るわけにはいかん……な……」
両津「ちょっ!?ぶ、部長!?何を言ってるんですかぁ!?」
麗子「部長さん……私の気が変わらないうちに、早く……」ガシッ
両津「ああっ!!こらっ!!わしの腕を離せ麗子ぉ!!」
両津「麗子!?おまえ本当にこれでいいのか!?頼むから考え直してくれっっ!!」
大原「……本当にいいのかね麗子君」
麗子「ええ……」
大原「じゃあ……始めるぞ、両津……!!」
両津「うぎゃあ~~っ!!!!やだやだ!!やめてくれぇ!!!!何の因果でわしが部長なんかとエッチしなきゃならんのだ~~っ!?!?」
大原は両津の足首を掴んで強引に開脚させ、毛むくじゃらの股の間に押し入った。
身体をよじって逃れようとする両津の抵抗もむなしく、大原の亀頭が両津の秘部にあてがわれた。
「や、やめてください……部長……」
これから起こるであろうおぞましい事に恐れおののき、消え入るような声で懇願する両津。
しかし悲しい哉、両津の訴えは大原には届かなかった。
大原はすでに乗り気であった。
たとえそれが両津の顔でも、たとえそれが猪のような毛むくじゃらの肉体でも、女には違いない。腐っても鯛だ。
下半身を剥き出しにした、あまりに無防備な女を目の前にして、どうして己を抑えることなどできようものか。
「なんで……なんで麗子と結婚したのに部長なんかに抱かれる流れになってるんだぁ……」
もはやこれまでかと涙を流す両津。
両津の秘部にぬらぬらと亀頭をこすりつける大原。
先ほどの麗子との営みにより初めから入口はほぐれている。挿入はもう時間の問題である。
食い入るように両津の秘部を見つめる立会人、麗子。
ちなみに花山理香はすでに用済みとなったので天国に帰った。
「挿れるぞ、両津……」
「まっ……あぁっ……!!」
返事を待たずに、大原はその陰茎を両津の花芯に割って入らせた。
~~
立ち会う麗子への遠慮なしに、対面座位の体勢で激しく両津を攻め立てる大原!
女の快楽を知ってしまい、涎を撒き散らしながら嬌声を上げる両津!
「どうだ!?どうだ両津!?!?」
「ああ~~~~っっ!!き、気持ちいい~~っ!!!!」
「両津!!わしの赤ちゃんを産むか!?!?」
「産みます!!部長の赤ちゃん産みますぅ~~~~っっ!!!!」
嗚呼、愛する夫を自分の目の前で抱かれる妻の苦痛はいかばかりか。
いくら自分の決めた事といえども……この夫の変化に心を動かされずにいられようか。
「ううっ……ああっ……両ちゃん……」
耐えがたき眼前の光景に艱難し、麗子ついに落涙す。
たっぷりと精を注ぎ終えると、大原は両津の瞳を見つめた。
やがて両者は瞼を閉じ、互いの顔をゆっくりと近づけてゆく――
「えっ……!?」
驚きを隠せない麗子。
目の前でこれからされようとしているのは――本気のキス――!?
「だっ、ダメぇっ!!それだけはダメぇ~~~~っっ!!」
麗子はとっさにふたりの顔のあいだに顔を突っ込んだ。
――瞼を開いた両津。
両津の唇が触れたのは、大原のものではなかった。
毎晩欠かさず触れていた感触――麗子の唇であった。
「お願い両ちゃん、愛するのは私だけにして……!!」
「部長さんに本気になっちゃ嫌よぉ……!!」
大粒の涙を流しながら両津に抱きつく麗子。
「麗子……」
申し訳なさそうな表情で、ただ一言、ぽつりと呟いた両津。
あれだけ嫌がっていたのに、危うく大原に心を奪われかけていたようだ。
「すまん、麗子君……いささか本気になりすぎた……」
「わしの役目はあくまで両津のなかに子種を注ぎ込むだけだったな……」
パンツとズボンを穿き、すごすごとその場から退散する大原。
――やがて、両津の妊娠が判明した。
父親はむろん大原部長である。
「両ちゃん、カラダ冷えない?」
「平気だっての!麗子は心配しすぎなんだよ!」
「妊娠中はよっぽど気をつけなきゃダメなのよ!?だいたい両ちゃんが心配しなすぎるのよ!」
膨らんだ両津のお腹を見て麗子はそう言った。
「いやー!しかし子供ってのは可愛いもんだな!早く生まれてきてほしいもんだ!」
「そうね……きっと可愛いでしょうね……」
「……本当にこれで良かったのかしら……いいえ、良かったに決まってるわ……」グスッ
……麗子の目にかすかに光る涙が見えたような気がした。
〈 ̄ヽ
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〈 _________ ヽ,
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ヽ' 〈^ー―――^ 〉 |/
,、二二二二二_、
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このSSまとめへのコメント
えぇ…(困惑)
コレは……なんだ?
んん?
両ちゃんの赤ちゃんってそういう事じゃないだろ(怒り)
あのさぁ…