食蜂「レベル5唯一の害虫...ねぇ...」(30)


「......」カチカチ
深夜の静けさの中にマウスを動かす音だけが響いていた

食蜂折操は、寮の自宅でPCを触っている
だが、いつもの彼女とは違い表情は真剣そのものである
開かれているページは巨大掲示板サイト

彼女の見つめる先には、彼女を誹謗中傷する内容のスレが表示されていた

(...あった)

彼女がいつもこの様なサイトを見る訳ではない

この様な事が書かれているのを知ったのも、
派閥の子がたまたま見付けてきて密かに教えてくれた事によってだった
その子によると彼女に対する誹謗中傷が始まったのは、つい最近の事であるという

マウスを操る中指だけを動かし、見慣れないサイトを食い入る様に見つめる

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