少年「騎士見習いとして師匠に着いて、オーク軍の討伐に参加したのはいいけれど、乱戦になって師匠とはぐれて、オーク軍に連れ去られて捕虜になってしまった…」
オークA「ぶーぶー(久しぶりに肉が食えるな)」
オークB「ぶふー(しかも柔らかそうな子供だぜ)」
少年「僕はどうなってしまうんだろう…」
このスレタイ見るの3度目だけど気のせい?
オーク軍の司令室
……
オーク将軍「部隊の様子はどうだ?」
オーク副将「人間の捕虜を捕まえたと大騒ぎしています」
オーク将軍「捕虜と言っても一人だけだろう……」
オーク副将「せめて人間共にこれ以上攻めさせないための人質として取って置きたいのですが……」
オーク将軍「無理だろうな……」
オーク副将「全軍疲弊し尽くしていますからね、恐らく食してしまうかと……」
オーク将軍「ここまで統率が取れなくなってしまうとは……」
オーク副将「返す返すも悔やまれるのは、ゴブリン共がここに来て、我々に本格的な攻撃を仕掛けてきた上に、逃げた先に人間共の国があって進退極まってしまったこと」
オーク将軍「これも運命というものか……」
>>3
再チャレンジ
オークA「将軍様!大変でごぜえます!」
オーク将軍「どうした?」
オークB「ゴブリンの戦車部隊が現れました!すぐ近くまで来ています!!」
オーク将軍「まさか!ここは平原だぞ!歩哨は何をしていたんだ!?」
オークC「それが、姿が見えたと思ったらあっという間に接近されてしまったんでごぜえます!」
オークD「白い戦車の大軍です!」
オーク将軍「白い戦車……?まさか、『女王』直属の戦車部隊か!?」
オーク副将「そんなバカな……こんな人間共の領地ギリギリまで『女王』が自ら……っ!」
オークE「将軍様!戦車がこっちに突っ込んで来ますだ!」
オーク将軍「『女王』直々の参戦か……おもしろい、受けて立とう!勝とうが敗れようが、武人として名誉なことだ!」
……
少年「……zzz」
少年「……!」ムクリ
少年「ここは……どこだろう……」キョロキョロ
少年「ベッド……?僕はオーク達の捕虜になって、檻に入れられていたはず……」
少年「なんでベッドに寝かされているんだろう……」
側近「失礼いたします」
少年「ッ!」Σ
側近「よくお休みになられていましたね。結構なことです」
少年「……(ゴブリン……が、王国語を喋っている……)」
側近「どうしました?ゴブリンが王国語を話すのが、そんなに珍しいですか?」
少年「い……いや、そんなこと……!」
男でも許嫁だっけ?
>>12
許婚だったね
……
側近「普段はゴブリンの言葉を喋っておりますので、お聞き苦しい時があるかもしれませんが、ご容赦ください」
少年「そんなことないです!とても上手です!」
側近「それはそれは、ありがとうございます。申し遅れました、わたくし、ゴブリン国の女王に仕えております、側近と申します」
少年「ぼ……僕は少年といいます。人間の王国で、騎士の師匠に仕えています」
側近「では未来の騎士様ということですね」
少年「は……はい」
側近「結構。まずは朝食をご用意しました。お口に合うかどうかわかりませんが、ご賞味ください」
少年「はい」
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