男「……はぁ。」
男「…アイツ、昔はあぁじゃなかったのになぁ……。」
男「どうしてまた、高校に上がって……。はぁ……。」
歩道を歩く。一緒に道草を売るような友も居ない俺はまっすぐ家に向かって歩道を歩いた。
男「あの公園……、アイツとよく遊んだなぁ……。」
ふと見ると、幼い頃よく二人で使った公園があった。幼い頃はもっと色々な遊具があったはずだ。
それがどうして、こんなに寂しくなってしまったのだろうか。
唯一残っているのは、年月が立ち、少し傷んでしまったベンチ程度である。
男「……。」
楽しかった幼いの頃の日常を思い出す。
何もない、本当になにもない毎日だった。だがそれが楽しくて仕方がなかった。
夕暮れ、付けたテレビから流れるアニメに夢中になった。それに対して、今はどうだろう。
夕暮れ、一人寂しく部屋でボーっとする。テレビを付けても流れているのはニュース番組ばかり。
そして朝起きればまた学校で……。
言葉に出来ない思いに、思わず公園から目をそらす。
「あ、お兄ちゃん!ねえ、お兄ちゃんだよね!」
突然背後から声を掛けられ、振り返る。
背後には、何故か男物の制服を着た中学生ぐらいの女の子……いや、男……なのか?
「久しぶり、お兄ちゃん…僕の事、覚えてる?」
誰かに似ている。どこかで見たような気がする……。もちろん、覚えは無いのだが。
「…人違いじゃないか――」
言いかけて思いついた。この子……アイツに似てる……。
俺を徹底的に目の敵にしようとする憎きアイツ――女。そう。
家が隣の子供の頃の幼馴染、女に似ている。
「僕だよ、僕!ほら、よくお姉ちゃんと一緒に遊んだでしょ?」
あぁ……。そういう事か……。この子は……あの時の……。
「あ…あぁ…思い出した!弟、くんだっけ?」
自分で自分のスレをageるこの屈辱
高校にあがってからはまったくあって居なかった。
中学の時に会ったと言っても、中二の時が最後だったはずだ。
たった3年会わないだけでここまで思いつかない物なのか。
あの頃はまだこの子は、小学生だったはず……。なるほど、時間が流れるのは早いものだ。
「お兄ちゃん、大人になったね。ちょっと吃驚しちゃった。」
「そうか?…そんな事ないとおもうけどな……。」
やばい……。会話が続かない。アイツと似てる所為か、変に緊張する。
昔は似てるなんてあまり思ってもいなかったが、改めてみると流石姉弟だ。相当似てる。
アイツの中学時代をそのまま再現したような完成度だ。声、顔、仕草、すべてソックリだ。流石に髪は女の子にしては短いが……。
「ねえ、お兄ちゃん。久々に家に来ない?暇でしょ?」
確かアイツは陸上部だから、平日は練習で居ないのか?
断る理由はない。もちろんOKした。
もう面倒くさいから普通のSSでいった方がいい?
それともこのまま小説もどき風でいった方がいい?
教えてくれ、天の声もといVIPPERの神々達よ!
とりあえずこのスレが男の娘の性的調教ものかどうかだけ教えなさい
>>7
もちろんそうに決まってるだろ!同士よ!
自分のペースでやりたいならSS速報のほうがいいんじゃない?
あっちならほとんど落ちないし
「僕ね。あれからずっと男お兄ちゃんに会おうと思ってたんだよ。」
俺は高校での毎日が忙しくて、とうに忘れていたというのにこの子は……。
どことなく申し訳なく感じる。
「でもね、お姉ちゃんが「アイツとは会わない方がいい」って五月蝿くてさ」
「僕自身、お兄ちゃんと遊ぶ時はずっとお姉ちゃんと一緒だったでしょ?」
「うん。まぁ、それは……そうだな。」
「だからさ、一人じゃずっと行きづらかったんだ。心の決心を決めたのは中学に上がってからなんだけど」
「ほら、2、3年も経っちゃうと流石に繋がりも薄いでしょ?」
「…気にしなくてもよかったのに、俺も毎日暇で暇で仕方ないし。」
「そうだね。よく考えれば、気にする事なんてなかったのかもねー。」
男の子と話をしているのに妙に緊張する。
久しぶりにあったからだろうか……。それとも俺の体は、この子は女の子だと判断してるんだろうか?
……あまり考えると自分がホモな気がしてくるのでやめた。
「ほら、お兄ちゃん。付いたよ!」
「…変わんないな。」
「でしょー!!」
>>9
この書き方になれてないから遅筆なだけでい!
できればVIPで書ききりたいっすね
付いたよx
着いたよ○
目が合う瞬間ってのはドキドキする。赤の他人でも少し背筋が寒くなったりする物だ。
自分には相手をジロジロ見る悪い癖があるらしく、不良に絡まれて以来、その癖は封印してきた。
が、今のこれはどうだろうか。悪いのは分かっているが、目が離れない。
ギリシア神話にメドゥーサという目を合わせると石にする怪物が居るが、まさにそんな感じだ。
どうにもする事ができない。
「なんでアンタが此処に居るの?」
相手が先に口を開いた。先ほどよりは緊張がほぐれたが、まだ重みはある。
「……俺が此処に居たら悪いのか?」
怖いのか、緊張しているのか、俺の言葉は震えていた、
「私の弟に何したのよ?汚物」
「……何もしてねえよ。」
最近は決まってこれだ。汚物汚物汚物。本当にほぼ毎日聞いてうんざりする。
体は毎日牛乳石鹸で泡を立てて綺麗に洗っているので、衛生面では大丈夫なはずだ。
「弟、こっちおいで。」
……。あぁ、少し友達が出来た気分で楽しかったのにな……。
魔法ってのはこんなに簡単に解ける物なのか……。
ガラスの靴は残らなかったけど、楽しかった。ここ最近で、一番楽しかったくらいだ。
「…やだ。」
あああああ!いつのまにか名前抜けとる!
今からはちゃんとつけるけど、これ誰がいってるのかわかんね、って台詞があったら教えてねー
……少し驚いた。アレだけお姉ちゃんお姉ちゃんとベッタリしていたこの弟は、反抗したのだ、姉に。
俺が見た限り、初めての光景だった。
実際初めてだったのだろう、証拠にアイツは、鳩が豆鉄砲を食らった様な顔をしている。ざまあみろ。
女「弟……?」
弟「お姉ちゃん、どうしてそんな事言うの?昔はそんなんじゃなかったよね?」
女「……いいからこっち来なさい、弟」
弟「やだ!お姉ちゃんなんか嫌いだ!!」
そう言って、弟くんはドアをもの開き、ものすごい勢いで外へ走って行った。
正直嬉しいが、コイツと2人っきりになるのは相当辛い。ピンチな時に戻ってきて味方をしてくれれば嬉しいが……。
女「ねえ、うちの弟に何したの?」
男「……なんもしてねえよ。」
女「何したって聞いてんのッッ!!!」
男「……ッ…」
急に女は大声を出す。普段クールなタイプなだけに少し驚く。
さてはコイツ、ブラコンなのか……?
女「もういい、アンタ最低……。明日、絶対覚えてなさいよ……。」
その言葉を聞くと、返事をしないまま俺は、家から出た。
明日はどんな口実で休もうか、そう考えながら。
さりげなくのage-
そういえば今日、テスト期間日か……。通りでこんな時間なのに居る訳だ……。
ドアを閉じると、すぐ側に弟くんが居るのに気付いた。
あの速度だと結構走っていったと思ったが、案外近くに居たんだな。
弟「……ごめんね。お姉ちゃん、あんな事言うとは思ってなくて……。」
本当に申し訳なさそうな顔で俺を見つめている。目には涙が光って見える。
何も弟くんが泣く事ないだろうに……。
あまりの可哀想さに、無言で抱きしめてやる。
男「弟くんは何にも悪く無いじゃん、ね?」
そう言いながら頭をゆっくり撫でてやる。表情は読み取れないけど、嫌がられてはないだろう。
しばし空白の時間がすぎる。俺にとっては少し心地良い時間だった。
弟「…ぼく、」
弟くんの言葉が空白を切り裂く。
弟「お兄ちゃんのお家に行ってみたいな…。良いかな…?」
男「…あぁ、もちろん。」
この時俺は、女へのとんでもない復讐法を思いついた。普通なら良心が痛む行為なのだが……。
あの時の女の豆鉄砲を食らった様な顔。あの顔をもう一度見れるかもしれない。
そう考えただけでゾクゾクしてしまう……。
その方法が……「調教」だった。アイツから大切な宝物を奪う。実に愉快な行為に思えた。
第一部完!
今日はとりあえずこれで勘弁してください、1時間三十分でこれは俺的にすげえ頑張った。
案外、こんな感じでも読んでくれてる人居るんだな、安心した。
という事で、とりあえず今日はこれで寝ます、ごめんなさい!
明日にでも同じスレタイで軽くあらすじを加えて締めにかかろうと思います!
おやすみなさい!
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