玄「ねえねえお姉ちゃん！聞いて聞いて！」

宥「どうかしたの、玄ちゃん？」

玄「阿知賀こども麻雀クラブの部屋を久しぶりに掃除してたらね、穏乃ちゃんが来たんだよ！」

宥「そうなの。よかったわね」

玄「うん！でも、毎週木曜日、二年も掃除してたって嘘ついちゃった……」

宥「そう……。でも、しょうがないね。だって、玄ちゃん、昔から穏乃ちゃんが好きだったから……」

玄「ついつい見栄をはってしまいました」

玄「偶然掃除してたら、穏乃ちゃんと出会えた……。これはもう運命だよね、お姉ちゃん！」

宥「そうかもしれないわね」

玄「でも、困ったことがあるんだ……」

宥「困ったこと？」

玄「憧ちゃんも一緒に来たんだよ……。憧ちゃん、昔と違って大きくなったし、お洒落にもなってた……。これじゃあ穏乃ちゃんがとられちゃうよ……」

宥「憧ちゃん……？そういえば玄ちゃんに写真見せてもらったことがあるわね」