キース「おい…何をしている…」(114)
入団式
キース「おい…貴様ら…」
アルミン「大分弱ってるよ!もうシビレ罠張っていい?」ピコピコ
ミカサ「捕獲玉も準備出来てる、私はいつでもオーケー」ピコピコ
エレン「バカ!まだレウスの尻尾切ってねえだろ!」」ピコピコ
キース「……おい」
エレン「待ってください!もう少しで終わりますので!」ピコピコ
キース「」
ジャン「何だあいつら…馬鹿なのか?」
マルコ「いいなぁ、僕も混ざりたい」
ジャン「(何言ってんだこいつ)」
サシャ「あり得ないですよねー」ズルズル
ジャン「誰だよお前…なぜ焼きそばを食ってんだ…」
コニー「なぁ、今って遊んでもいい時間なのか?」
ジャン「ダメに決まってんだろ!!」
ライナー「クソッ…またゴーレムかよ…」イライラ
アニ「ライダー系は金の価値ないんだよ…」イライラ
ベルトルト「やったあああぁぁぁぁ!!ホルス来たぁぁぁ!!」ガッツポーズ
ライナー「は?」イラッ
アニ「チッ…」イラッ
クリスタ「(あぁ…ファッションモデルのペトラ・ラルさん…綺麗だなぁ…)」パサッ
ユミル「(今年の春夏のトレンドカラーはエメラルドグリーン、か…なるほど…)」パサッ
キース「(どうなっているのだ今期の訓練兵は…)」
キース「(フリーダムな者が多過ぎる…どんな教育を受けて来たのだ…)」
キース「(ここは…充分に教官の恐ろしさを知らしめてやらないとな)」
エレン「よっしゃ!尻尾切れt
キース「貸せ」バッ
エレン「あ!?」
キース「これは没収だ、貴様は今日、死ぬ寸前までグラウンドを走っていろ」
エレン「嫌ですよ!それ返してください!!」
キース「データを消されたいのか?」ギロッ
エレン「分かりました…走ります…」ガクッ
キース「貴様らもそれを渡せ」ザッ
アルミン「ごめんなさい、無理です」
ミカサ「一世一代レベルのチャンスなので」
キース「ほぅ…こいつのデータがどうなっても構わないのか?」
エレン「え!?」
アルミン「え?」
ミカサ「え?」
キース「どうするのだ?」
エレン「ミカサ!アルミン!渡してくれ、頼む!」
アルミカ「…」
アルミン「…」スッ
ミカサ「…」スッ
キース「それでいい、後で貴様らも走ってこい」
キース「貴様ら全員持っている物をよこせ!」バババッ
ライナー「あっ」
ベルトルト「そんなああぁぁぁ!!」
サシャ「ゴミ処理お願いしていいんですか?」
クリスタ「かっ…返してよ…」
キース「死ぬ寸前までグラウンドを走らせるから覚悟しておけ!!」
エレン「ひでぇ…人間じゃねぇよ…」
アルミン「人の皮を被った悪魔だ…」
マルコ「あんな人間が居ていいのか!?」
ジャン「まともな奴がいない、帰りたい」
夜 食堂
シーン……
ジャン「殆どの奴がいねぇ…」
マルコ「皆遅いねー」
コニー「まだ走らされて可哀想な奴らだなww」
マルコ「僕たち3人は優秀って証拠だよねww」
コニー「確かにwww」
ドタドタ
ジャン「ん?」
バタァン!!
ジャン「うおっ!?」
エレン「よっしゃ!走り終わったぜ!」ドタドタ
ミカサ「もう7時…」ドタドタ
アルミン「見たいアニメが始まる!」ドタドタ
ライナー「部屋に急げ!!」ドタドタ
ドドドドドド…
ジャン「アニメって…部屋にテレビなんかあったか?」
マルコ「そうだ!もう7時じゃないか!!」ガタッ
コニー「俺達も急がないと!アニメが始まるぞ!!」ガタッ
ドドドドドド…
ジャン「…」
ジャン「今日は金曜日だったな…」
ジャン「ヤバい!俺も見ないと!!」ダッ
翌日
キース「まずは貴様らの適性を見る!両腰にロープを繋げ
エレン「うわっ!」ゴンッ
キース「!?」
アルミン「エレンは下手だなぁ、次は僕にやらせてよ」
ミカサ「アルミンでは危ない…ので…私がやる…」
エレン「」
キース「こら!話を聞け!」
ライナー「いでっ…!」ゴンッ
アニ「うっ…」ゴンッ
ベルトルト「そんなに難しいの?僕もぶら下がりたいから早く変わってよ」
モブ教官「勝手に使うなッ!!キース教官の話を聞け!!」
キース「」
キース「お願いだから話を聞いて、昨日没収した物は返すから」
ミカアル「「分かりました教官!!」」
コニー「バカな奴らだぜ…教官様を困らせるなよ…」
キース「では…」ゴホン
キース「まずは貴様らの適性を見る!両腰にロープを繋いでぶら下がるだけだ!」
キース「全身のベルトで体のバランスを取れ!これが出来ない奴は開拓地へ移ってもらう!」
サシャ「は?」
コニー「???」
マルコ「『かいたくち』って何?」
キース「あらぁ」
1時間後
コニー「よし!サシャ、上げてくれ!」
サシャ「はい!行きますよ!」
コニー「へへ…こんなの余裕に
グルン
コニー「ぐっ…!」ゴツン
サシャ「コニー!?大丈夫ですか!?」
ミカサ「いだっ…」ゴツン
アルミン「ミカサ!?大丈夫!?」
キース「」
ギャアアアアアア!!!
ウワアアアアアアアアアア!!!
ゴツン ゴンッ
シーン……
モブ教官「き…君が最後なんだ…頼むから成功してくれ…!!」
ジャン「情けねぇ奴らだぜ…任せてください!お願いします!」
モブ教官「よし、上げるよ…」キリキリ
ジャン「(俺は出来る…俺は出来る…)」キリキリ
グルン
ジャン「あがっ…!!」ゴンッ
ジャン「」チーン
モブ教官「…」
モブ教官「キース教官…これは…」
キース「成功者0!素晴らしい!!」
キース「まさか1人も出来んとはな!こんなの初めてだ!素晴らしい!」
モブ教官「(ぶっ壊れたのかな?)」
夕食
ザワザワ
エレン「今日の適性検査で成功した奴居ないらしいぜ」パッ
アルミン「兵士になれるか心配だよねー」パッ
ミカサ「大丈夫、私達なら立派な兵士になれるから」パッ
サシャ「やった!私あがりです!」
マルコ「僕もあがり!」
エレン「マズイ…ビリにだけは…」パッ
エレン「よっしゃ!俺もあがりだ!」
ミカサ「くっ…アルミンとの一騎打ち…」
アルミン「負けないよミカサ…」
サシャ「分かってますね?最後に『ババ』を持っていた人は罰ゲームとして…」
マルコ「教官室にピンポンダッシュならぬノックダッシュだからね!」
教官室
キース「(何てことだ…今期の訓練兵は役立たずばかりではないか…)」
キース「(初日だからと言って全滅など一度もない…)」
キース「(入団式でもゲームや雑誌を読む奴が
コンコン
キース「ん?入れ」
……
キース「どうした、入れ」
シーン……
キース「…」
キース「(いたずらか?)」
コンコン
キース「!?誰だ!入れ!!」
……
キース「…」ガタッ
キース「誰だ!何の用だ!!」ガチャリ
シーン……
キース「くっ…」キィ
バタン
アルミン「…」チラッ
アルミン「見た?www教官キョロキョロしてたよwww」
エレン「おもしれぇwwwwwww」
ミカサ「ふふっwwwwふふふwwww」
サシャ「すっごいイライラしてましたねwwww」
マルコ「アルミンwwwワンモアwww」
アルミン「任せてよwwwwww」タタッ
教官室
キース「誰かのイタズラだ…イタズラに決まっている…」イライラ
キース「次やったら…
ドンドン!!
キース「誰だ!そこを動くな!」ガタッ
エレン「やっべwww逃げろwwww」ダッ
ミカサ「アルミンwww急いでwwww」ダッ
アルミン「ちょwww待ってよwwwww」ダダッ
キース「コラぁ!!」ガチャン
ワーワー
ニゲロー
タタタタタ
キース「くっ…ガキ共めが…」イライラ
男子部屋
ライナー「人が少ねーけどどうしたんだ?」カチカチ
ヌゥン!!
ベルトルト「教官にイタズラして正座させられてるんだってさ」カチカチ
ファーコォンwwパァーンチww
コニー「そんな技当たるかよ!!」カチカチ
ピーケーサンドゥーwww
ジャン「あ、死んだ…」
アワワワワワwww
ライナー「よし…ジャンがビリだな…」
ベルトルト「じゃあ、罰ゲームで教官室へノックダッシュだね」
コニー「お前、ヨッシー全然使えてなかったな」
ジャン「くそっ!絶対逃げ切ってやる!」
女子部屋
クリスタ「…」イライラ
ユミル「ぷっwwくくっwwwww」
ソニックブームww
クリスタ「くっ…なら上から…」カチカチ
サマソゥwwww
クリスタ「あ」
ウーワ…ウワァ…ウワァ…バタン…
ユミル「はい私の勝ちwwノックダッシュ行って来いww」
クリスタ「ずるいよ待ちガイルなんて!!」
アニ「嫌なら国に帰りな、ガイル相手にザンギ使う方が悪いんだよ」
クリスタ「うぅ…そんなぁ…」ガクッ
教官室前
キース「貴様ら、私がいいと言うまで正座だ…」イライラ
エレン「…」
ミカサ「…」
アルミン「…」
サシャ「…」
マルコ「…」
ライナー「…」
ベルトルト「…」
コニー「…」
ジャン「…」
クリスタ「…」
ユミル「…」
アニ「…」
キース「バカ共めが…」バタン
ライナー「…」
ベルトルト「はぁ…」
コニー「ジャンのせいで…」ボソッ
ジャン「は?」
ライナー「ジャンが「ファルコンパーンチ!!」とか言いながらノックするから…」
ジャン「ざけんな!!お前らがやれって言ったんだろうが!!」
アニ「うるさいから静かにして」
クリスタ「あーあ…誰かさんがガイルなんか使うから…」ブツブツ
ユミル「まだ文句言ってるんでちゅか?wwお子ちゃまでちゅねwww」ケラケラ
クリスタ「う…うるさい!!!!!」
アルミン「大体さぁ…マルコがワンモアって言うから僕達が正座する羽目になったんだよね…」
マルコ「え?僕のせい?嫌ならやめればよかったじゃんww」
エレン「落ち着けよ、また教官が来るぞ…」
ミカサ「サシャ、それちょうだい」
サシャ「ダメです!これは私の飴です!」
ミカサ「チッ…ケチな女…」
サシャ「はい?今何と言いましたか??」
ジャン「俺は空気を呼んでやったんだぞ!!」
ベルトルト「でもあんな大声でやる?」
コニー「やらねーよ、ありえねぇよな」
クリスタ「このガイル女…待ちガイル女…」ブツブツ
ユミル「しつけーなwwさっさと国に帰れよww」
ミカサ「ケチケチケチケチ女」
サシャ「ムキーーーーーーッッ!!!」
ギャーギャー
ワーワー
キース「えぇい!!黙れ黙れ貴様らぁ!!!」バタァン!!
翌日
エレン「足がいてぇ…」
アルミン「ずっと正座してたもんね…」
キース「で…ではこれより適性検査を始める…」
キース「(1人も出来なかったらどうしよう…)」ガタガタ
モブ教官「大丈夫ですよ!1人ぐらい出来ますから!」
エレン「よし、頼んだぞアルミン…」
アルミン「任せてよ…」
エレン「絶対成功出来る裏技を思い付いたからな…」
ギャアアアアアア!!!
ウワアアアアアアアアアア!!!
ゴツン ゴンッ
モブ教官「なん…だと…」
キース「あぁ…もうダメだ…」
キース「おしまいだ…誰も成功できn
エレン「やった!出来たぞ!!」
キース「なにぃ!?」クルッ
エレン「どうだ!見たか!!」キリキリ
アルミン「エレン重いよ…もう降ろすよ…」プルプル
エレン「バカ!頭打つだろ!!」キリキリ
キース「…」
キース「(アルレルトが後ろから抱き上げてるだけではないか…)」
エレン「皆見ろ!俺は出来たぞ!!」
モブ教官「キース教官…あれはさすがに…」
キース「いいよ合格で」
ミカサ「サシャ!早く抱き上げて…」
サシャ「ミカサ重いんですよ…何キロあるんですか…!!」グググ
ベルトルト「やったー!!出来たぞ!!」バタバタ
ライナー「ベルトルト!次は俺だ!!」
ユミル「お前軽いなぁ、ちゃんと食ってんのか?」ヒョイ
クリスタ「食べてるよ!これで私も合格だ!」
エレン「皆すげぇな!次々と合格してやがる!」
キース「」
夕食
エレン「今日の検査、楽勝だったよな〜」パッ
アルミン「だよね〜、大半の人は不合格だったのに…あ、ドロー4 黄」パッ
ミカサ「私はギリギリで合格した…2人はすごい…私もドロー4 緑」パッ
サシャ「えぇ!?また私が8枚ですか…はぁ…」
エレン「俺達は神に選ばれし人間なんだよきっと」
マルコ「ビリの人は教官にカツラプレゼントだよ〜」
ジャン「(よし、これでラスト一枚…)」パッ
エレン「ジャン!ウノ言ってなーい!!」
ジャン「げっ…しまった…」
翌日
ワーワー
キース「いいかー、己の持つ技を駆使して木剣を奪うんだぞー」ザッザッ
ユミル「なんで教官はカツラを被ってるんだ?」
クリスタ「ロングストレートウィッグwww」
モブ教官「きょ……教官…その髪は…」
キース「昨夜、訓練兵にカツラを貰ったのだ、イカしてると思うだろう?」
モブ教官「えぇwww非常に綺麗でwwww」
キース「・・・ありがと」ファサ
モブ教官「wwwwwwwwwwww」
エレン「さぁ来いアルミン!木剣を奪ってみろ!」
アルミン「よーし行くぞエレン!」ダッ
ガッ
アルミン「あうっ!」ドテーン
エレン「!?」
アルミン「いっ………たた……」
エレン「お…おい、大丈夫かアルミン…」オロオロ
アルミン「うっ…」グスッ
エレン「」
コニー「あー、エレンがアルミンを泣かしたぞー」
エレン「はぁ!?」
サシャ「見ーちゃった見ーちゃった」
エレン「ち…違う!俺は泣かしてない!!」
ミカサ「エレン…見損なった…」
ライナー「アルミン!大丈夫か!?」
アルミン「うっ……グスッ…ぅぇっ…」ボロボロ
ユミル「おい!謝れよ!!」
クリスタ「サイテー!!」
ジャン「エレン、痛い目に会いたいようだな…」
エレン「なんで…なんでだよ…」
エレン「アルミンはつまずいて転んだだけなのに…」
エレン「俺…何もしてないのに…」ジワッ
ジャン「あ」
一同「あ」
エレン「ぅっ……うぅっ…」グスッ
ミカサ「…」
アルミン「ぅぇっ…ぅぇっ…」ボロボロ
ライナー「…」
コニー「泣くなよ情けない奴らだな」
サシャ「そんな事で兵士になれるんですか?」
ライナー「…」
クリスタ「…」
ユミル「…」
ジャン「…」
エレン「俺なんか…グスッ…どうせ悪者扱いのまま死ぬんだ…」ボロボロ
ライナー二回出ちゃった
キース「次は講義の時間だ、担当の教官が居るので巨人の生態や弱点についてしっかり学んで来い!」
一同「「「ハッ!」」」
座学教官「では皆さん、指定された席に座ってください」
ゾロゾロ
座学教官「座りましたね?まずは私の自己紹介かr
ライナー「グゴオオォォォォ…」
ベルトルト「フゴオオォォォォ…」
エレン「……zzz」
ミカサ「……スー…スー…」
アルミン「外の世界についてもっと知る事が出来るのかな」ワクワク
コニー「…………グー…」
サシャ「……ムニャムニャ」
座学教官「」
座学教官「(キース…躾がなってないぞ…)」
アニ「…クチャクチャ」
クリスタ「アニ、そのガム私も欲しい」
アニ「今、ちゃお読んでるから無理」
クリスタ「ひ…ひどい…」
ユミル「ほらクリスタ、飴ならあるぞ」ヒョイ
座学教官「(講義室に余計な物を…)」
マルコ「ジャン、何を読んでるの?」
ジャン「黒魔術の本」
マルコ「え?」
ジャン「この世界にはバカしかいねぇ…唯一まともな俺だけはこの本を解読する事が出来る…」
座学教官「(全然まともじゃないぞ…)」
座学教官「寝ている者は起きなさい!余計な私物も没収だ!」バンッ!!
エレン「んがっ…!?」ビクッ
ミカサ「ごっ…ごめんなさい!」ビクッ
アニ「はいっ…もうしませんから許してください…」ビクビク
座学教官「(ん?以外と素直だな…)」
ジャン「やれやれ…ビビッてんのかお前ら?」
ジャン「情けねぇ奴らだな…よくそれで兵士に…
座学教官「貴様もそれを渡せッッ!!!」バンッ!!
ジャン「ひいぃぃっ!?!?」ビクン
座学教官「早く持って来い!!!」
ジャン「あわわわ………」ジョロロ
エレン「おいジャンwwお前漏らしてるぞwww」ゲラゲラ
数分後
座学教官「えー、巨人ってのは大きくて強くてペラペラ…」
ジャン「(くそっ…皆の前で大恥かいちまった…)」
ジャン「(エレンが漏らしただなんて言いやがるから…)」
ジャン「(何とか仕返しをしてやらないと腹の虫が治まらん!!)」
ジャン「(さて…どうしてやろうか…)」
ジャン「(……………ん?)」
消しゴム「」
ジャン「…」
ジャン「(よしっ!消しカスを丸めてあいつの頭にぶつけてやるッ!!)」
ジャン「(覚悟しろエレン…)」ケシケシ
エレン「………グー…」
ジャン「(喰らえッ!!)」シュッ
ミカサ「……スー…スー…」ピシッ
ジャン「(あっ)」
ミカサ「……ん…なに?」ムクッ
ジャン「(しまった…)」
ミカサ「??」キョロキョロ
座学教官「アッカーマン、どうかしたか?」
ミカサ「いえ…何でもありません…」
座学教官「ならばキョロキョロせず講義に集中しなさい」
ミカサ「申し訳ありません…」シュン
ジャン「(やっちまった…すまねぇミカサ…)」
ジャン「(でも、俺はやめねぇぞ…エレンを許せねぇからな…)」
ジャン「(もういっちょ!当たれ!!)」シュッ
アルミン「巨人め…一匹残らず駆逐してやるぞ…」ピシッ
ジャン「(げっ…)」
アルミン「ん?何か飛んで来たぞ?」
ジャン「(1番面倒な奴に…)」
アルミン「(消しカス?)」
アルミン「(まさか!?イタズラか!?許せない!!)」
アルミン「(こんな卑劣な真似するのはライナーしかいない!!)」
アルミン「(ライナーめ!お返しだっ!!)」シュッ
ベルトルト「フゴオオォォォォ…」ピシッ
アルミン「(しまった!?)」
ベルトルト「ん……」ムクッ
アルミン「(違う人に当てちゃった…)」
ベルトルト「(消しカス?)」
ベルトルト「(はぁ…イタズラだな…どうせライナーだよ)」
ベルトルト「(このまま僕が黙っていると思うなよ!!)」
ベルトルト「(食らえッ!!消しゴム投げ!!)」シュッ
クリスタ「ゔっ…!!」ゴッ
ベルトルト「あ」
ユミル「どうしたクリスタ?」
クリスタ「頭に消しゴム当てられた…誰か分からないけど…」
ベルトルト「(し…しまった!?)」
クリスタ「いじめかなぁ…」
ユミル「おい!この消しゴム誰のだ!!」ガタッ
座学教官「はぁ…今度は何かね…」
ユミル「クリスタに消しゴム投げた野郎が居るんですよ!」
クリスタ「うぅっ…」グスッ
エレン「ひでぇ!人間のクズじゃねぇか!!」
コニー「マジかよ!最低だな!!」
ベルトルト「(ひいぃぃぃ…)」ガタガタ
ユミル「おい!この消しゴムお前のか?」
ベルトルト「ちちちち……ちが……うよ…」
ユミル「そうか、わかった」
ユミル「起きろ!これお前のか?」
ライナー「……ん………んん…」ムクッ
ユミル「この消しゴムお前のか?」
ベルトルト「(や…ヤバい!?)」
ライナー「?…あぁ…それベル
ベルトルト「ライナー!頬っぺに虫が付いてる!!」バキィ!!!!
ライナー「」バタン
ユミル「何してんだよ…」
ベルトルト「ライナーも知らないってさ!他を当たってみれば?」ドキドキ
ユミル「おぉ…」
ベルトルト「(危なかった…死ぬかと思った…)」ドキドキ
マルコ「では最後の問題です」
エレン「来い!」
マルコ「1部に登場したジョナサンの愛犬の
エレン「はい!!」
ミカサ「くっ…遅かった…」
マルコ「はい、エレン」
エレン「コニー」
マルコ「ブッブー」
ミカサ「はい!!」
マルコ「はい、ミカサ」
ミカサ「ダニー」
マルコ「正解!」
エレン「しまった!!」
エレン「クソッ!正解すればサシャと並んだのに!」
サシャ「残念でしたね、さぁ罰ゲームです!」
アルミン「教官に無言でハグだよ!行ってらっしゃい!」
ミカサ「エレン、約束は約束」
エレン「分かってるよ!行って来る!」ダッ
教官室
キース「今日も疲れた…癒しが欲しい…」
コンコン
キース「入れ」
エレン「…」ガチャリ
キース「イェーガーか…何の用だ…」ガタッ
エレン「…」ツカツカ
キース「んん?」
エレン「…」ギュウッ
キース「!?」
エレン「…」タッタッタッ
バタン
キース「…」
キース「よく分からんが…」
キース「癒しにはなったな…」
男子部屋
ライナー「ベルトルト…今日はお前を集中狙いだ…」カチカチ
ホッホーウwww
ベルトルト「まだ恨んでるの?www」カチカチ
ラクショウダゼwww
コニー「そのアピールウザいからやめてくれ」カチカチ
ピーケーフリーズwwww
ジャン「あ…また死んだ…」カチカチ
アワワワワワwww
ライナー「チッ…ジャンがビリかよ…」
ベルトルト「教官に無言でハグだよー」
コニー「キャラ変えろよ…」
ジャン「仕方ねえ!嫌だが行って来る!」ダッ
女子部屋
クリスタ「うわあああぁぁぁぁ!!!」ゴロゴロ
ユミル「お前も学習しろよwwwwww」ゲラゲラ
クリスタ「嫌だ!ザンギで勝つんだ!!」
アニ「その前に罰ゲームで教官に無言でハグね」
クリスタ「分かってるよ!絶対に倒してやる!!」タタタタ
ユミル「おもしれーーwwwww」
翌日
キース「今日は兵站行進の訓練からだ、皆、頑張るぞ!」ニコニコ
エレン「教官がすごい笑顔だな」
コニー「いい事があったんだろうな」
ジャン「『貴様ら』じゃなくて『皆』って呼び方に変わってやがる…」
アルミン「僕、体力無いから置いて行かれるだろうなぁ…」
キース「安心しなさい、これから体力がついていくから」ナデナデ
アルミン「は…はい!!」
なんか森みたいな所
キース「では隊列を組むのd
ベルトルト「1位の人はビリの人に何でも命令出来る!」ダダダダダ
ライナー「1時間だ!1時間でより遠くまで走った奴の勝ちだ!」ダダダダダ
エレン「よし!その勝負乗った!」ダダダダダ
コニー「絶対負けねぇぞ!」ダダダダダ
マルコ「やってやるぞ!」ダダダダダ
ジャン「待てお前ら!勝手に行くな!」ダダダダダ
キース「」
キース「隊列を組んで、纏まって走らないと訓練にならんのだが」
ミカサ「一位の人はアイス!」ダダダダダ
アニ「絶対に負けない!」ダダダダダ
サシャ「ゔお"お"お"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!」ダダダダダ
ユミル「クリスタは待ってろーー!」ダダダダダ
キース「」
キース「待たんかぁぁぁーーッッ!!」ダダダダダ
ダダダダダ…
アルミン「…」
クリスタ「…」
アルミン「2人になっちゃったね」
クリスタ「うん…」
アルミン「寮に戻ってスト2でもしよっか」スタスタ
クリスタ「そうだね」スタスタ
10分後
キース「捕まえたぞ!」ガシッ
エレン「うわっ!畜生!」
キース「ハァ…ハァ…これで全員だな…」
キース「いきなり鬼ごっこなど抜かしおって…」グッタリ
エレン「教官凄いですね、まだ10分程度しか経ってないのに….」グッタリ
ライナー「この広い森でバラバラに逃げた俺たちを全員捕まえるなんて」
ベルトルト「さすが教官」
コニー「ちょっと見直したぜ」
キース「何様だ…」グッタリ
ミカサ「疲れたけど楽しかった」
エレン「久しぶりに鬼ごっこなんかしたよな」
サシャ「教官が鬼だとスリルありました!」
ワーワー
キース「(無邪気な奴らめ…)」
キース「…」
キース「(私も楽しかったとは言えないな…)」
色々あって卒業式
メガネ「それでは、これより成績上位10名を発表する」
キース「(いよいよか…)」
キース「(あの、やんちゃ小僧共が卒業だなんて信じられんな…)」
キース「(しかし、12人だけとは…)」
メガネ「首席 ジャン・キルシュタイン」
ジャン「マジで!?やったぜ!ひゃっほぉぉぉぉおう!!!」
キース「(奴は比較的まともな方だったからな…)」
メガネ「次席 アルミン・アルレルト」
アルミン「見たかああああああああ!!!」
キース「(奴も座学の成績は常にトップだったからな…)」
メガネ「えーっと、残りは全員3位」
残り「「「「!?」」」」
キース「(残りの全員は成績が均衡していた…)」
キース「(最後には全員同じ得点だった…)」
ジャン「全員3位wwwwwww」
アルミン「wwwwwwwwwww」
エレン「チッ…」
ライナー「調子に乗るなよ…」
ベルトルト「イカサマだよどうせ…」
マルコ「憲兵団に入って楽したいだなんて汚い欲を持ってる奴が…」
コニー「首席だなんてありえねぇよ…」
ミカサ「アルミンも2位なのに喜びすぎ」
アニ「チッ…アルミンの癖に…」イライラ
サシャ「ムキーーーーーーッッ!!!」
ユミル「クリスタ可愛い」
クリスタ「アルミン…見損なった…」
ジャン「ババァーー!!俺、神になったぞーー!!」
アルミン「爺ちゃーーん!!僕、コイルになったよーー!!」
メガネ「うるさい!静かにしろ!!」
ギャーギャー
ワーワー
キース「(ふふ…何にせよ、12人全員卒業出来たのだ…)」
キース「(これに越したことはない…)」
キース「(これからは…人類の役に立つ事を期待しているぞ…)」
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