モバP 「な、菜々が本当に17歳だった、だと?」 (13)

菜々 「だからいつもそう言ってるじゃないですか!」

P 「間違ってんじゃないのかこの戸籍謄本……」

菜々 「酷いです! 昨日支所に行って貰った本物です!」

P 「ま、マジでか……」

菜々 「大マジです! 大体がみんな失礼すぎです! ナナは本当にピチピチの10代なんですよ!」

P 「ぴ、ピチピチ……」

菜々 「そうです!ピチピチです! それなのにやれ年齢詐称だ、やれ最年長だ、やれ永遠の17歳(笑)だ、と」

P 「…………」

菜々 「果ては事務所の他のアイドルみんなが私に対して敬語ってどういうことですか!」

P 「…………」

菜々 「凛ちゃんたちはまだしも、早苗さんたちまでナナに敬語ってどういう事なんですか!?」

P 「お、おう……」

菜々 「だいたいプロデューサーがいけないんですよ!」

P 「お、俺?」

菜々 「そうです! プロデューサーが菜々のことをそういう風に扱うからみんな真似しちゃうんですよ!」

P 「い、いやでも」

菜々 「デモもストもありません! こうなったのは全部プロデューサーのせいです! 謝ってください!」

P 「うぇ!?」

菜々 「この不当な扱いに対してちゃんと謝ってください! ピチピチの女子高生だったナナに謝ってください!」

P 「うるせえ!! 黙れ! ピチピチなんて使う女子高生なんていねえんだよ普通!!」

菜々 「!?」

P 「大体がせっかく詐称系アイドルの路線が固まってきたところにこんなことばれたら大問題だよ! 車ならリコール並みの不祥事だよ!」

菜々 「そ、それはプロデューサーが勝手に……」

P 「黙らっしゃい!! お前は歳をとっても誰よりも真剣にアイドルをしているという姿勢が支持されたんだろ!?」

菜々 「そ、そうだったの?」

P 「そうだよ! いい歳したやつが無様でも真剣にアイドルやってるからみんなついてきたんだよ! 田村ゆ○りのように!」

菜々 「……王国民から1発づつ桃色のサイリウムで殴られますよ!?」

P 「それが本当に17歳だった、だ?」

菜々 「は、はい……」

P 「ふざけるな! それじゃただの平凡なアイドルじゃないか! 田村○かりならただの般に」

菜々 「やめてください!! 本当に殺されますよ!?」

P 「とにかく! これは立派な背信行為だ! 信じてた人間全員に対する裏切りだよ!」

菜々 「え、え~……」

P 「全国のファンに謝れ! お前を応援していた全国のファンに謝れ!」

菜々 「……えーと、これナナが悪いの?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom