このssはミカサが多分出てきません。
エレンとアルミンがどの様に親友になったのかを書くだけのssです。
エレン「ミカサと出会う前のアルミンとの話?」
ミカサ「アルミンとエレンがどの様にして出会ったのか私は知らない。教えてほしい、エレン、アルミン」
アルミン「懐かしいね、エレン」
エレン「懐かしいな」
アルミン「じゃあ、話そうか」
エレン「そうだな」
ミカサ「ごくっ」
アルミン「僕は昔、体が弱かったんだ」
エレン「今も強いとは言えねーけどな」
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当時
グリシャ「アルレルトさん、いらっしゃいますか?」トントントン
エレン「父さん、今日は誰を診るの?」
グリシャ「アルミンって言うエレンと同い年の男の子だ。仲良くしなさい」
エレン「アルミンか...」
ガチャッ
アルミンの祖父「おや、グリシャ先生にエレン君。案外早く来てくれましたねぇ」
グリシャ「今日はもう診察が無いものでね。
アルミン君の症状はどのような?」
祖父「咳き込んでいて、熱があるんじゃよ。
まあ、立ち話も何だし、どうぞ中へお入りください」
グリシャ「ああ、そうしよう。エレン」
エレン「はーい」
バタン
祖父「お茶でも」
コトン、コトン(お茶置く音)
グリシャ「熱ですか。それに咳き込みも...」
祖父「風邪かのう」
グリシャ「アルミン君の部屋はどちらで?」
祖父「案内しよう」ガタタッ
エレン「父さん、俺も!」ガタタッ
グリシャ「うつっても知らんぞ」ガタッ
エレン「やった!」ワーイ
グリシャ(まあ、聞いた限りは風邪だし、大丈夫だろうな)
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コンコン
祖父「アルミン、先生がお見えになったぞ」
アルミン『あ、おじいちゃん...』
祖父「どうぞ」ガチャッ
グリシャ「アルミン君、大丈夫かい?」
アルミン「ぁ、はぃ...」コホッ
エレン「...なあ父さん、男の子じゃ無かったのかよ!」
グリシャ「え」
エレン「こんな可愛い男の子が居るかよ!」
アルミン「...ねぇ、君...」
エレン「なんだよ?」
アルミン「名前は...?」
エレン「エレン。エレン・イェーガー」
アルミン「僕はアルミン・アルレルト、......男だよ。」
エレン「え」
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エレン「これが俺達の初対面だ」
アルミン「あの時のエレンは物凄く失礼だったね」
ミカサ「アルミンは可愛い」
ミカサ「ので」
ミカサ「仕方ない」
エレン「そうだな!女子より可愛いぞ!」ポン
アルミン「......物凄く失礼なのは今もだったね」
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エレン「そんなに髪の毛さらさらな金髪なのに?!」
アルミン「男だよ」
エレン「そんなに碧眼ぱちくりしてるのに?!」
アルミン「男だよ」
エレン「そんなに童顔なのに?!」
アルミン「男だよ」
エレン「そんなに手ほっそりしてるのに?!」
アルミン「...男だよ」ケホッ
グリシャ「コラ!エレン!」掴み
エレン「何だよ父さん!離せよ!」ジタバタ
グリシャ「病人相手に大声で質問するな」
エレン「......」
アルミン「」ケホッ
エレン「ごめん、...アルミン」
アルミン「だいじょうぶ」ケホッ
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アルミン「あー」アー
グリシャ「うーむ、のども赤いし、風邪ですかな」カチャッ
グリシャ「解熱剤を処方しますので、今飲ませて下さい」
アルミン「......」ケホッ
祖父「水とってきます」バタン
エレン「大丈夫か?お前」
アルミン「だいじょうぶ、たぶん」ボヤー
エレン「大丈夫そうに見えねぇ」
二人「......」
祖父「持ってきました」タプン
グリシャ「待ってくださいね」ガサゴソ
アルミン(おくすり...)ボヤー
エレン(コイツ、さっきからぼやっとしてるけど大丈夫かな)
グリシャ「はい、アルミン君、薬」ポン
アルミン「薬...」口含み
祖父「アルミン、水じゃぞ」ポン
アルミン「おみず...」ボヤー
ダバー(水こぼし)
エレン「水こぼしてるぞ?!」アタフタ
アルミン「おくすり、のまなきゃ」ゴクゴク
エレン(コイツ本当に大丈夫か?)
アルミン「......にがぃ」ボヤー
グリシャ「また何かあったら連絡下さい」
祖父「はい、ありがとうございました先生」
エレン「お前、服びちゃびちゃだぞ」
アルミン「つめたくてきもちい、ので、だいじょーぶ」ボヤー
エレン「駄目だろ!」
アルミン「らいじょーぶ」ニヘラ
グリシャ(可愛い)
祖父(可愛い)
エレン(可愛い)
グリシャ「アルミン君は寝なさい、エレン、もう帰るぞ」
エレン「元気になったら遊ぼうなアルミン!」
アルミン「うん...」ウツラウツラ
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現在
エレン「で、アルミンが可愛かったんだ、かなり真面目に」
アルミン「僕はあの時エレンの事『非常識だなぁ』って認識で、あんま好きじゃ無かった。
かなり真面目に」
エレン「何だよ、酷いなぁ」ハハハ
ミカサ「アルミンは可愛い」
ミカサ「ので」
ミカサ「仕方ない」モフモフ
アルミン「僕に猫耳つけてモフモフしないでよミカサ」
ミカサ「アルミンは雑誌の表紙に載らなくともアルミンは可愛い、アニメが始まってからアルミンは人気が出た」モフモフ
ミカサ「ので」モフモフ
ミカサ「アルミンは人気がアルミン」モフモフ
アルミン「何メタい話してるの、今する話じゃないよミカサ」
ミカサ「アルミンをもっと告知すべき」モフモフ
アルミン「だからメタいってば...」
アルミン(コイツら早く何とかしないと...)
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当時
帰り道
エレン「......」ソワソワ
グリシャ「どうしたエレン」
エレン「そわそわしてる」
グリシャ「何でだ?」
エレン「アイツとなら友達になれそう」
グリシャ「......男の子だからな」
エレン「大丈夫だ!分かってる!」
グリシャ「じゃあ明日私の代わりにアルミン君に風邪薬を届けてやってくれないか?」
エレン「良いの?!」パァ
グリシャ「アルミンを無理に起こしちゃ駄目だぞ」
エレン「わかってるよ!何して遊ぼうかな......」ワクワク
グリシャ(分かってないじゃないか)クス
次の日
エレン「あ、アルミーン......」トントントン
エレン(起きてるかな...)
祖父「はい、って、先生の所の......」
エレン「薬持ってきたんでアルミンに会わせろ!」
祖父「ふふふ、元気がいいのう......良いぞ、風邪がうつっても知らんがの」ホホホ
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現在
アルミン「......アイツとなら?」
ミカサ「友達になれるような?」
エレン「えっイヤーそのー」
アルミン「もしかしなくても、あの時僕以外に友達いなかったのかい?」
エレン「......あ、うん」
ミカサ「大丈夫、エレンはバ可愛い」
ミカサ「ので」
ミカサ「エレンは人気がアルミン!」
エレン「猫耳アルミンを抱き締めてて言うかソレ」
ミカサ「エレンも猫耳つける?」
エレン「いらにゃい」
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当時
ガチャッ
エレン「アルミン!」
アルミン「ん?エレン...だっけ?」ペラッペラッ
エレン「そうだぞ!なに読んでるんだ?!」
アルミン「......教えないよ」ケホッ
エレン「え?」
アルミン「君もどうせ壁内至上主義だろ?教えられない」パタン
エレン「え?へきな...なんだって?」
アルミン「へ き な い し じ ょ う し ゅ ぎ だよ」
エレン「......どういう意味だ?......教えてくれ」ンー
アルミン「......何で......君......えてあ......く............ないの?」ケホッ
エレン「え?」キョトン
アルミン「何で僕が君に教えなきゃいけないの......?」
エレン「え」
アルミン「......理由は?」
エレン「理由なんて必要なのか?」
アルミン「他の人は必要だけど、僕は何かと理由がほしい性格だから...」ケホッ
エレン「じゃあ明日までに理由を考えとくな!じゃ!」
バタン
バタバタバタバタ...
アルミン「...てか...くすり...」
バタバタバタバタ...
エレン「あ!アルミンに薬渡すの忘れてた!」クルッ
...バタバタバタバタ
バァン!
アルミンって可愛いよりも生意気ってイメージしかない・・・御免
いじめっ子と口論になっていたぐらいだから生意気だと思う
実際子供はそんなもんだし
>>28
アルミン「他の人は必要だけど、僕は何かと理由がほしい性格だから......」
のところ、必要じゃなくて不必要だった
誤字すんまそん
(やべぇ、エレンがバカすぎる)
アルミン「うるさっ...」ズキズキ ケホッ
エレン「お前の薬だ!アルミン!」
アルミン「......なんだかなぁ」ハァ
エレン「る?」
アルミン「......水がほしいな...」ケホッケホッ
エレン「任せろ!」ドン
祖父「アルミン、大丈夫かの?」
アルミン「おじいちゃん」
アルミン「だいじょうぶ、多分」コホッ
祖父「なら良いんじゃが...」
バタン
エレン「アルミン、みず汲みに行ってくるな!」
アルミン「あ、エレン、待って!」ケホッ
エレン「え」ピタッ
アルミン「良い、僕が自分で汲みに行く。エレンは良い、僕が行く」
エレン「お前は病人だろ?」
アルミン「良いんだ、ゴメンね、君を試すような真似をしてしまって」
エレン「え?」キョトン
アルミン「僕は君を信用できないから、ちょっとだけ試してみたんだ。でも壁内至上主義って言葉を知らない時点で大丈夫みたいだ」
エレン「そうなのか?よく分からない」
アルミン「うん、だから...」フラッ
エレン「アルミン!?」
ガシッ
アルミン「......ちょっと、しゃべりすぎたみたいた......」ゴホッ
ーーーーーーーー
現在
ミカサ「アルミンが...生意気...」
エレン「今とは比べ物にならないよな」
アルミン「酷いなぁ」猫耳取る
ミカサ「もう取っちゃうの?」
アルミン「僕は似合わないよ」
エレン「あ、ミカサ、俺につけるなよ!」
ミカサ「ッチ」
エレン「でもな、アルミンはここから結構素直になるんだよ、ミカサ」
アルミン「ん?」
ミカサ「聞きたい」
アルミン「......(生意気ではなく頑固といってほしいな、意味違うし)」
ーーーーーーーー
当時
エレン「アルミン!大丈夫か!」
アルミン「......うん、なんとか」ベッドの中
アルミン「ごめんね、まだであって2日もたってないような奴なのに......」ゲホッ
エレン「何だよ、良いじゃねぇか友達だし」ポスポス
アルミン「......いつ僕と君が友達になったの?」ケホッ
エレン「出会った瞬間」
アルミン「え」
エレン「別に良いじゃねーか、病気治ったら一緒に遊ぼうな!」
アルミン「.........」
アルミン「......うん」
ーーーーーーーー
現在
アルミン「今考えるとエレンって結構ハツラツとしてたよね」
ミカサ「それは今も。違う意味だけど」
エレン「巨人を一匹残らず駆逐するのは俺のゆめだ!」ドン
ミカサ「私も手伝う」
ミカサ「ので」
ミカサ「アルミンはハブらないように」
エレン「ハブるわけねーじゃん!」プンスカ
アルミン(いや、既に色々ハブられてるような気がしなくもないから大丈夫)
アルミン「んー、じゃあ、僕が病気を治した所からまた再開しようか」
エレン「おう!」
ミカサ「ショタエレン...ショタミン...」
ーーーーーーーー
当時
エレン「アルミン!」
アルミン「エレン」ニコ
エレン「今日は父さん付きだぞ」
アルミン「あ、先生。こんにちは」ペコリ
グリシャ「どうかね?体調は」
アルミン「まだぽーっとするけど、ほぼ完治だと思います」
グリシャ「ふむ、あーんしてくれるかな?」
アルミン「あーん」アガー
グリシャ「......ふむ」カチャッ カチャッ
グリシャ「異常は無いな」ジー
アルミン「良かったです」
エレン「じゃあ遊ぼうぜ!」
アルミン「あ、うん」
グリシャ(数日間見舞いに行かせてたからか、仲良くなっているな)
グリシャ(良かったな、エレン)
エレン「この前読んでた本、教えてくれよ!」ワックワック
アルミン「......良いよ」ガタッ
祖父「グリシャ先生、お茶でも飲みながら世間話でもいたしませんか?」
グリシャ「では、戴こうかな」スクッ
ギィ バタン
アルミン「この前読んでた本は、これだよ」
エレン「...?たつたいおき...」
アルミン「立体起動の原理だよ!」ニコ
エレン「立体起動?アルミン、教えてくれ!」
アルミン「立体起動って言うのはね......」
ーーーーーーーー
数日後
アルミン「エレン!エレーン!」
エレン「何だよアルミン、どうしたんだよ?」
アルミン「外の世界の本を見つけたんだ!」
エレン「え、駄目なんじゃ無いのか?憲兵団に捕まっちまうぞ?!」
アルミン「そんなこと言ってる場合じゃ無いんだ!」
エレン「?」
アルミン「外の世界には、氷の大地や炎の水に砂の雪原、更には塩の水が広がってるんだって!」キラキラ
エレン「塩の水?!塩は貴重品だろ?!そんなもん商人がとりつくしちまうよ!」
アルミン「とりつくせない位に広いんだ!」ペラッ
エレン「......!」
アルミン「僕達もいつか、外の世界を一緒に探検してみたいね......!」キラキラ
エレン「......そうだな!その時は絶対に置いていくなよ!」
アルミン「うん!僕達人類は、いずれ外に出なくてはならないって思うんだ!その時はエレンも一緒だ!」
エレン「ああ!」
ーーーーーーーー
現在
ミカサ「ずいぶん前から、エレンとアルミンは外の世界に憧れて......」
エレン「ああ、そうだぜ。まあ、長い付き合いだからなー」
アルミン「丁度僕が『外の世界』に人類は出なきゃ行けない、
と言う考えを持った時期でもあり、
いじめの対象になった時期でもある」
エレン「......まあ調査兵団に入りたいって思ったのはミカサが来てからだけどな」
アルミン「僕は外の世界の本を読んだ時から調査兵団に入りたいって思ってはいたよ。
まあ、僕のような貧弱が入れる訳もないかって、諦めては居たけど」
ミカサ「エレンとアルミンは訓練兵になってから変わった。とても変わった」
ミカサ「ので」
ミカサ「私は変われていなくとも、エレンとアルミンの力になろう」
アルミン「......ありがとう、ミカサ」
エレン「お前って強いからな。認めたくは無いけど」
ミカサ「アルミンは頭脳、エレンと私は力、私達は足りない所を補えている。
力が強くても指令をする人が居なくては何も出来ないただのマネキンだ
力のみが強いと言う訳では無い」
エレン「そうだな!」
アルミン「心に刻んでおくよ」
エレン「で、俺達は外の世界に憧れを持った」
アルミン「そして次に、どうして安心しているのかを疑問に思ったんだ」
次投下するのは明日
とっても眠いや...
おやすみん
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当時
アルミン「......おかしい」
エレン「なにが?」
アルミン「おかしい......エレンもおかしいと思わないか?」
エレン「だから何が?」
アルミン「......壁一枚を隔てているだけで、地獄の世界なのに、どうしてこんなに安心しきっているんだ?」
アルミン「......王政府が外の世界に興味を持つことをタブーにしたのは分かる。でも、ここまで安心するには弱すぎる」
アルミン「今日壁を壊されない保証なんて、どこにも無いのに」
エレン「......どうしてなんだろうな」
アルミン「......おかしい」
エレン「まだ何かあるのか?」
アルミン「そもそも王政府はどうして外の世界自体を禁忌にしたんだ?
鳥籠の中の鳥の様に毎日を生きるのなんて、苦しいだけなのに。
人類は反撃、及び外に出るべきなんじゃないかって思うのに。」
エレン「それは俺も思うぞ!」
エレン「家畜みたいに外に出られないなんて、嫌だ!」
アルミン「そうだね、僕もそれは嫌だな」
(注意・こんなこと言ってるけど10歳未満の子供です)
ーーーーーーーー
現在
エレン「まあ、そんなこんなでミカサの来る前から俺とアルミンはこんなことを考えていたんだぜ」
ミカサ「大半はアルミンだけど」
アルミン「あはは」
アルミン(エレンは僕の意見が分かる人だ)
アルミン(そしてミカサは、僕の意見を尊重してくれる人間だ)
アルミン(でも、二人とも僕が居ないとむちゃくちゃしそうだからなぁ)
アルミン「僕は最初、壁の外に出たいなんて思っても居なかったんだ」
エレン「そうなのか?!」ガタッ
アルミン「......て言うか、壁の外に出る意味合いをいまいち見いだせなかったんだ」
ミカサ「アルミンが ...意外」
エレン「まあ、ざっとこんなもんか?」
アルミン「うん、ミカサが来てからは物事をより広く考えられるようになったし、感謝してるよ、本当に」
ミカサ「ありがとう、とても楽しかった」
エレン「このくらいどうってこと無いぜ!」
アルミン「僕も考えが練り直せてよかったよ」
ミカサ「私は過去が分からないから...」
ミカサ「お礼と言ってはなんだけど」
ミカサ「私の刺青を、見せよう」
おわり
とりあえずおわり。
とりあえずアルミンの秀才さが分かればそれでいいや
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