松本沙理奈「落ち着いてよ、もう!」 (19)

申し訳ないのですが、いつものあの人ではありません。
思いついちゃったので、まつもとさんでいきます。


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――ガラス越しに見てた
――幼い未来キラキラしてた

沙理奈「ウフフっ、アタシの誕生日お祝いしてくれるなんてチョー嬉しー☆もしかして、このあと何か期待しちゃったり? なーんて、ありがとね♪」

沙理奈「え、出会ったときからお前はそんなだなって? ふふ、モチ☆ ほら……自分を曲げないって素敵じゃない?」

沙理奈「……いや、別にみくちゃんを馬鹿にする意図はないよ、ほんとだよ?」

――迷うたびヒカリ見失い
――夜の果てできみと出逢った

沙理奈「そうそう、最初に会ったときは、プロデューサーのことちょっと頼りなさそー、って思ったもん」

沙理奈「反論できないって……アハハ! そーだよねー、アタシがちょっとからかったら、すぐに顔を真っ赤にして……」

沙理奈「ウフフっ! なんていうか……ちょっと少年ぽいって言うか。正直カワイイな~、なんて思ったもの」

――考えてた 何故ここにいるのかな
――理由が欲しくて だけど見つからなくて

沙理奈「そうだ! アタシのチャームポイントどこだって聞いた事があったでしょ?」

沙理奈「その時もアタシ、プロデューサーの事からかってやろうかなー、くらいに思ったけど……」

沙理奈「プロデューサー、次々とアタシのイイところ上げてくれて、これからどうしていくか、真剣に考えて……」

沙理奈「え、正直引いたんじゃないかって? うーん、そーでもないかなー……」

――愛も夢も よくわからないけれど
――その手を繋げば 遠く飛べるの

沙理奈「だってさー、いざ仕事を一緒にしてさ、頑張ってる姿見ちゃうわけじゃん」

沙理奈「プロ根性ってやつ? そーいうの、見せられたっていうか……」

沙理奈「アタシもさ、これに応えたいな、って思えたんだよね」

――JET BOY 加速つけて
――離さないで 絶対

沙理奈「んー、その頃からかな……プロデューサーの魅力がわかってきたのは……」

沙理奈「……もー、自信持ちなって! 他でもない、担当アイドルであるアタシが言ってるんだからね!」

――JET GIRL 突き進んで
――上昇気流 舞い上がれ

沙理奈「アタシも、自分の魅力って言うか、武器の使い方がわかってきたころかなー」

沙理奈「そうそう! お仕事の楽しさってやつ! いーもんだよねー」

――リクツじゃない きみのそばにいたいよ
――ただそれだけで 無敵になれるんだ

沙理奈「そんで、今までずっと一緒……ウフフっ、プロデューサーもすっかりアタシの魅力がわかったみたいだしね~♪」

沙理奈「……え……きゅ、急に真面目に語らないでよ! も~恥ずかしいセリフ禁止!」

――ソーダ水に映る
――子供みたいヤンチャな笑顔

沙理奈「もう、カッコつけた事言っちゃって! プールとか、お祭りいったとき、大人げなくハシャいでたのは誰ですか~?」

沙理奈「……うん、いやまあ、アタシらもハシャいでたのは否定しないよ? でも、プロデューサーもちゃんと保護者ポジだったって言える?」

沙理奈「……うん、スナオでよろしい!」

――ありふれた毎日の中で
――今日も特別が増えていく

沙理奈「でも……まあ、楽しかったよね! お仕事もだけど……仲間とも、遊んだりしてさ……」

沙理奈「そうそう! プールサイドでのみんなの視線がキモチよかった~っ! ……ちょ、変態ぽいとか言うのやめてよー! もう!」

沙理奈「……えぅ! チョコバナナとか、浴衣のやつは……うん、まあ、悪ふざけが過ぎたとおもうけどさ……」

――意地を張って 何故素直になれない
――不器用な言葉 またぶつけてしまうけど

沙理奈「ふーんだ! そんなこと言いながら、プールの時も、浴衣の時も、アタシのことイヤらしい目で見てたの知ってるんだからね!」

沙理奈「……いや、そんな、逆ギレ気味に色っぽ過ぎるのがいけないとか言われても……」

沙理奈「……プッ、アハハハ! もー、褒めてんのかなんなのか、わかんなくなったじゃん……」

――すれ違って もし理解できるなら
――二人何度でも めぐりあいたい

沙理奈「あーあ、しかし、これで改めて思うな~。……うん、何をって?」

沙理奈「アタシたちさ……名コンビだなって! ケンカもしたけど……こうやって仲良しで……」

沙理奈「うん……もし生まれ変わってもさ、アタシ、またプロデューサーに会いたいな……」
 
沙理奈「そしたら、アタシたち何回でも一緒に仕事して、一緒にご飯食べて、そして……一緒に……」

 



――瑠璃色ビー玉 ゆらゆら揺れた



 

――JET BOY 巻き起こして
――邪魔しないで 絶対

沙理奈「……な~に? アタシが何言うと思った?」

沙理奈「……ウフフっ! そうね……本当に、冗談だと思う?」

――JET GIRL フルスピードで
――駆け出すテンション 止まんない

沙理奈「ねえ……プロデューサー、気付いてる? アタシが本気で言ってるかどうか……」

沙理奈「じゃあね、ヒント! アタシは嘘を言いません!」

――100の言葉集めるより 会いたい
――ただそれだけで 世界が動くんだ

沙理奈「え? じゃあ、いつもサービスと言いながらのアレは……って?」

沙理奈「……さー、どうでしょ? いつものアタシの行動と、さっきのヒントでお考えください! ってね♪」

――JET GIRL 手をのばして
――手を合わせて 握りしめて


沙理奈「でもさー……いっつもサービスしてるんだから今日くらいプロデューサーがアタシにサービスしてもバチは当たらないよ、ね? ウフフッ♪」


  チュッ


沙理奈「……も、も~! 顔真っ赤じゃん! ほっぺだし、そこまで照れなくても……え、アタシも顔赤いって……? それは……その……」

沙理奈「アタシ……意外と純粋なんだから~! アタシがこんな事するの……プロデューサーにだけなんだから♪ そこんとこ、わかってね?」

 
――夢みた場所へ JET BOY


                       終わり
 

元ネタ:高橋瞳の「JET BOY JET GIRL」です。
http://www.youtube.com/watch?v=BsilhIqwF8k

……参考動画は原曲ではなく、カバーverです……。
原曲はことごとく削除されてました。ちかたないね。
そんなわけで、沙理奈さん、お誕生日おめでとうございます。

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